目次
- 就活のスーツに合うパンプスには特徴がある! 選び方の基準を知ろう
- ほかの靴とどう違う? そもそもパンプスとは
- パンプス:履き口が広く開いた婦人靴
- ハイヒール:パンプスのうちヒールが7センチ以上の靴
- ローファー:履き口を深く覆った靴
- 就活ではパンプスを選ぶのがおすすめ! ただし最終的には自分で選ぼう
- パンプスにも種類がある! 就活時のスーツに合うパンプスを紹介
- 一般的な基準を紹介! 就活でパンプスを選ぶ際の9つのポイント
- ①色:定番は黒
- ②トゥデザイン:スクエアトゥやラウンドトゥ
- ③素材:本革または合皮
- ④装飾:基本的になし
- ⑤ヒールの高さ:3〜5センチが一般的
- ⑥歩きやすさ:インナークッション付きがおすすめ
- ⑦ストラップ:取り外し可能タイプもおすすめ
- ⑧フィット感:足幅に適したタイプを選ぶ
- ⑨機能性:防汚、防水機能付きがおすすめ
- パンプスが苦手な場合はどうする? 5つの対策法を知っておこう
- ①ヒールがないものを履く
- ②足のサイズを測定して合うものを選ぶ
- ③太めのヒールを選ぶ
- ④かかとパッドやシューズストレッチャーを使用する
- ⑤移動用の靴を用意する
- 靴選び以外も重要! 就活でパンプスを履く際に押さえるべきポイント
- ストッキングは肌の色に近い色が無難
- ヒールのすり減りや汚れに注意する
- スーツに合うパンプス選びについてのよくある質問に回答!
- 就活ではスーツに合うパンプスを選ぶのが無難! ポイントを押さえて履きやすい靴を見つけよう
就活のスーツに合うパンプスには特徴がある! 選び方の基準を知ろう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から
「就活ではパンプスを履くべきですか?」
「スーツに合うパンプスってどのようなものですか?」
といった質問をよく受けます。就活ではどんな靴を選んだらいいのかわからない学生や、スーツに合うパンプスの選び方を知りたい学生もいるでしょう。
パンプスと一口に言ってもさまざまな種類があるので、スーツに合うものを選ぶことが重要です。この記事ではパンプスの種類や就活時に履くパンプスの選び方を解説します。
パンプスが苦手な場合の対処法も紹介しているので、就活の靴選びで悩んでいる学生はぜひ参考にしてくださいね。
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ほかの靴とどう違う? そもそもパンプスとは
就活生
キャリアアドバイザー
普段あまり履かないと、よくわからないですよね。
就活生
お店で見ていても、ハイヒールやローファーとの違いがわからなくて……。
キャリアアドバイザー
お店ではデザインも豊富で、厳密にどれがパンプスといえるのかわからないこともありますよね。まずはパンプスやそのほかの靴の定義を押さえておきましょう。
就活用の靴を購入したいけれど、パンプスがどんな靴を指すのかがわからない学生もいますよね。靴にはパンプスのほかにもハイヒールやローファーなどさまざまな種類があります。まずはパンプスの定義やほかの靴との違いを確認しましょう。
パンプス:履き口が広く開いた婦人靴
パンプスとは、履き口が広く開いた婦人靴のことを指します。
一般的にはつま先もかかとも両方ふさがっているものがパンプスとされます。どちらかが開いていても商品名が「パンプス」になっている場合もありますが、就活ではつま先・かかとの両方がふさがっているものを選びましょう。
パンプスは足を滑らせるようにして履くため、スニーカーのように靴紐でしっかりと固定することはありません。ただし、脱げにくいように足首や足の甲にストラップがついたパンプスもありますよ。
キャリアアドバイザー
なお、同じように履き口が広く開いた靴でも、ヒールがついていないものはフラットシューズやバレエシューズと呼ばれることが多いです。
ハイヒール:パンプスのうちヒールが7センチ以上の靴
ハイヒールは、パンプスのうちヒールが7センチ以上のものを指します。大きなくくりでいうとハイヒールもパンプスの一種ですが、同じデザインでもヒールが低ければパンプス、高ければハイヒールと呼ぶのが一般的です。
なお、本来ハイヒールはヒールの高さを示す言葉であり、パンプスのように靴の種類を指す言葉ではありません。
キャリアアドバイザー
サンダルでもブーツでもヒールが高ければハイヒールということになりますが、一般的にはヒールの高いパンプスのみをハイヒールと呼ぶ傾向にあります。
ローファー:履き口を深く覆った靴
ローファーは履き口を深く覆った足の甲が隠れるタイプの靴です。ハイヒールは大きなくくりでいうとパンプスの一種だとお伝えしましたが、ローファーは足の甲が覆われているという点でパンプスとは別種類となります。
ローファーは性別問わず履かれることが多いため、メーカー・ブランドによっては女性用のローファーやヒールのあるローファーのことを「ローファーパンプス」「ヒールローファー」と呼ぶこともありますよ。
キャリアアドバイザー
たとえローファーパンプスやヒールローファーと呼ばれていても、ローファーはパンプスではないため混同しないように注意してくださいね。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント堀内 康太郎プロフィールをみる
パンプスは就活や入社後にも役立つ便利なものですが、最近の傾向として「仕事中にはヒールのあるパンプスを履くべき」という考え方はなくなってきています。
たとえば日本航空は数年前から客室乗務員(CA)の靴の規定を見直し、0センチヒールやローファーなどを認めるようになりました。職場でのパンプス着用強制の撤廃を訴え、「靴」と「苦痛」をかけた「#KuToo」運動も社会的に大きな話題となっていますよ。
また多様性を重んじる風潮から、自由に好きな靴を履いても良いとしている企業も増えています。現代社会は安全面や健康面、ジェンダー平等の視点から「ヒールのあるパンプスを履かなければいけない」という考えはなくなってきている現状もありますよ。
就活ではパンプスを選ぶのがおすすめ! ただし最終的には自分で選ぼう
就活に正解はありません。就活は自分に合った企業を探すことが一番の目的であるため、自分らしさを伝えることが重要です。
就活で履く靴は、清潔感のある見た目はもちろんですが履きやすさや歩きやすさも重要であるため、試着をしっかりして丁寧に選んでくださいね。ここからは就活におすすめのパンプスを紹介しますが、最終的には自分に合った靴を選びましょう。
パンプスにも種類がある! 就活時のスーツに合うパンプスを紹介
就活生
お店を見ているとパンプスにもいくつか種類がある気がするのですが……。
キャリアアドバイザー
良い視点ですね! 一口にパンプスといってもさまざまな種類がありますよ。
就活生
そうなんですね。就活ではどのパンプスでも良いのでしょうか?
キャリアアドバイザー
パンプスであれば何でも良いというわけではありませんよ。就活におすすめのパンプスを紹介しますね。
一口にパンプスといってもさまざまなものがありますが、就活のスーツにおすすめなのはプレーンパンプスです。プレーンパンプスとは、装飾のないシンプルなデザインのパンプスを指しますよ。
つま先部分とかかと部分が離れていたりかかとが覆われておらずストラップで固定するものだと、ラフな印象になってしまうため就活では避けたほうが無難です。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
就活の際に快適で自然に歩くためには、自分の足のサイズに合ったパンプスを選ぶことが大切です。そのためパンプスを購入する際には、必ず試着をしましょう。自分の足にフィットするかどうかは、実際に履いてみないとわかりません。
同じサイズでも、人によって足型やアーチの高さなど違いがあります。自分の足に合っていないサイズを選んでしまうと、痛みを感じたり血豆ができてしまうなど足を痛めることにつながりますよ。
就活では合同説明会で歩き回ったり面接会場へ足を運ぶなど、歩く機会が多くあります。長時間の着用でも足への負担がなく、選考に集中できるパンプスを選ぶようにしましょう。購入後に後悔しないためにも、試着は必ずしてくださいね。
一般的な基準を紹介! 就活でパンプスを選ぶ際の9つのポイント
就活生
就活ではプレーンタイプのパンプスを選べば良いのですね! ちなみに就活用のパンプスを選ぶ際のポイントはありますか?
キャリアアドバイザー
良い質問ですね! では就活のパンプスを選ぶ際のポイントを紹介しますね。
就活でスーツに合わせるのであれば、パンプスはシンプルなプレーンタイプがおすすめだとお伝えしました。しかし、パンプスにはさまざまなデザインがあるため、どこまでがシンプルだといえるのか迷ってしまうこともありますよね。
そこで、就活時のパンプスを選ぶ際の一般的なポイントを9つ解説していきます。お店でパンプスを選ぶときにはぜひ参考にしてください。
①色:定番は黒
就活で履くパンプスの色は黒が定番です。黒であれば合同説明会や会社説明会、OB・OG訪問、面接など、どのようなシチュエーションでも場違いにはなりません。
また黒色のパンプスであれば、黒やダークグレーなど、どのような色のスーツにも違和感なくなじむ点でもおすすめといえますね。
オフィスカジュアルの場合はグレーやベージュなど明るい色のパンプスでも問題ありませんが、入社式などフォーマルな場では黒のパンプスが基本ですよ。
キャリアアドバイザー
就活用に黒いパンプスを1足持っておくと、どのようなケースにも対応できるため安心です。
オフィスカジュアルについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて確認してくださいね。
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②トゥデザイン:スクエアトゥやラウンドトゥ
パンプスのつま先は、四角くなっているスクエアトゥや丸くなっているラウンドトゥを選びましょう。
- スクエアトゥ:つま先が四角くなっているタイプ
- ラウンドトゥ:つま先が丸くなっているタイプ
どのトゥデザインを選ぶと良いかは自分の足の形によっても変わってきます。どのような足の形にでも合いやすいのはラウンドトゥですが、足の親指とそれ以外の指の長さが同じスクエア型の人は、スクエアトゥを選ぶとつま先に負担がかかりにくくなります。
キャリアアドバイザー
パンプスの中にはつま先が尖ったデザインのものもありますが、デザイン性が高い印象や派手な印象になり、スーツに似合いにくいため避けたほうが無難ですよ。
③素材:本革または合皮
パンプスの素材は本革または合皮がおすすめです。落ち着いた雰囲気が出るので、就活用のスーツにも似合います。
雨や汚れ、傷に強く手入れがしやすいという点では合皮がおすすめです。ただし見た目が安っぽいものもあるので、できるだけしっかりした素材のものを選びましょう。
本革のパンプスは、長く履ける・通気性が良い・履くうちに足になじむといったメリットがあります。ただし水には弱いので、雨の日には合皮のパンプスにしたり防水スプレーをかけるなどの対応をおこないましょう。
キャリアアドバイザー
本革よりリーズナブルな合皮でも品質の良いものが増えているので、本革でないといけないということはありませんよ。
④装飾:基本的になし
就活用のパンプスでは基本的に装飾のないものを選びましょう。パンプスにはパールやリボン、ビジューなどが付いていることがありますが、就活というビジネスの場ではそうした装飾はないほうが無難です。
装飾がついているパンプスだと「TPOをわきまえていない」と思う面接官もいます。また就活用のスーツと合わせたときにも、装飾のあるパンプスだとテイストが合わず浮いてしまう場合がありますよ。
キャリアアドバイザー
就活への本気度や真面目さ・誠実さなどをアピールするためにも、就活では装飾のないシンプルなパンプスを選びましょう。
⑤ヒールの高さ:3〜5センチが一般的
パンプスのヒールの高さは3~5センチが一般的です。7センチ未満であればハイヒールではなくパンプスとなりますが、5センチ以上だと見たときにヒールが高いように感じられる場合があります。
ヒールが高いと一般的におしゃれな印象になりやすいので、おしゃれさよりも誠実さやビジネス感が問われる就活の場にはふさわしくないと感じる人もいますよ。また、ヒールが高いと足の負担も大きくなるので、たくさん歩く就活では3~5センチのパンプスを選びましょう。
キャリアアドバイザー
就活でも3センチ以下のローヒールのパンプスを履く人は増えています。ヒールが低い分歩きやすくなるので、ヒールが苦手な人や1日に複数の説明会や面接に参加する場合はローヒールも検討してくださいね。
⑥歩きやすさ:インナークッション付きがおすすめ
歩きやすさという点で心配なことがあれば、インナークッション付きのパンプスを選びましょう。足にかかる体重や衝撃が和らぐため、長時間パンプスを履いていても疲れにくくなりますよ。
インナークッション付きのパンプスといっても、ものによってかかと部分に入っていたりつま先に近い部分に入っているなどさまざまなので、自分に合ったものを選んでください。インナークッションが潰れてきた場合は、クッション性のあるインソール(中敷き)を入れることもおすすめです。
キャリアアドバイザー
各部位の形に合わせたインソールもあるので、足に負担がかかりやすい部分に適したものを使いましょう。
⑦ストラップ:取り外し可能タイプもおすすめ
就活用のパンプスは装飾のないものにすべきとお伝えしましたが、ストラップはあっても構いません。
パンプスは履き口が大きく開いているため歩くときに脱げてしまう場合もありますが、ストラップがあれば脱げる心配なく歩けるため安心です。また面接本番などでストラップを外したいときに備えて、取り外しできるタイプがおすすめです。
なお、パンプスのストラップには足の甲を固定するものと足首を固定するものがあります。足首を固定するものは機能性よりもデザイン性の印象が強くなることもあるので、足の甲を固定するタイプを選んだほうが無難です。
キャリアアドバイザー
ストラップ付きだと脱げにくく安心感があるため、普段パンプスを履かない人にもおすすめです。
⑧フィット感:足幅に適したタイプを選ぶ
パンプスを選ぶ際には、足の縦の長さだけではなく、足幅のフィット感も重視してください。自分の足幅よりも狭いパンプスを選んでしまうと、疲れやすくなったり血行が悪くなってむくみやすくなりますよ。
足幅のサイズは狭い方から順に「A・B・C・D・1E~4E・F」で表示されます。足幅が広い場合は2E以上を選ぶようにしてください。外反母趾の人も足幅が広いパンプスを選ぶことがポイントです。
キャリアアドバイザー
足は夕方にかけてむくみやすいため、夕方に試着してパンプスを選ぶとパンプスで1日中歩き回ってもきつさを感じにくくなります。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
購入したパンプスが足にフィットしない場合でも、対処することは可能です。たとえばパンプスが大きく感じるときは、インソールを使うとフィット感が増して履きやすくなります。通気性に優れていて、除菌や消臭効果の高いものは特におすすめです。
またヒールのかかと部分がパカパカ脱げそうになる人は、「かかとクッション」を入れましょう。かかとクッションは、クッション材をかかとに貼り付けて脱げそうになるのを防ぎます。また擦れて足の皮がむけるのを防ぐために使用する人もいますよ。
パンプスの幅が足に対して狭いときは、本革専用の伸ばしスプレーやシューストレッチャーを使うことで改善されます。ただし使い方を間違えたり、スプレーやストレッチャーが合わない靴で使用するとパンプスがダメになってしまう場合もあるので、専門家のアドバイスを聞いて自分の靴に合うかどうか確認しましょう。
⑨機能性:防汚、防水機能付きがおすすめ
就活用のパンプスを選ぶ際には、汚れにくさや防水機能などの機能性も重視しましょう。防臭効果があると汗をかく夏場でも安心ですね。
就活が本格化すると毎日のようにパンプスを履いて長い距離を歩くこともあります。汚れやすかったり水に弱いとすぐにパンプスが傷んでしまったり、忙しい時間を割いてこまめにお手入れしなければなりません。
最小限のお手入れで清潔感を保てるような機能性のあるパンプスを選びましょう。
キャリアアドバイザー
汚れや水は防水スプレー、においは防臭機能付きのインソールで防ぐことも可能です。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
就活のパンプスを選ぶポイントをお伝えしましたが、絶対に守らなければならない「決まり」のようなものではなく、あくまでも一般的な基準であることを心得ておきましょう。世の中の考え方も柔軟性が増し、ヒールの高さやデザイン性の許容範囲も広がっています。
とはいえ、派手なデザインやあまりにも高いヒールのパンプスに対しては「就活にふさわしくない」と感じる面接官がいるのも事実です。もちろんすべての面接官がそう感じるわけではありませんが、事前に面接官の感性や価値観を知ることは難しいため、どこまでが許されるのかを判断するのは難しいですよね。
そのため就活では派手なデザインではなく、誰からも受け入れられるヒールを履き、自分も相手も安心感のある身だしなみで挑むことがおすすめです。
パンプスが苦手な場合はどうする? 5つの対策法を知っておこう
就活生
パンプスを履きたいのですが、ヒールが苦手ですぐ疲れてしまいます……。
キャリアアドバイザー
足が疲れていたり痛いと、就活に集中できず自分の力を発揮しにくくなってしまいますよね。
就活生
そうですよね。靴ズレも心配です。
キャリアアドバイザー
そんなときには、以下のような対策を試してみましょう。
パンプスが苦手な場合に無理して履いてしまうと、靴擦れをおこしたり就活に集中できない場合もあります。パンプスが苦手な場合の対処法を5つ解説するので、パンプスに抵抗感がある人はぜひ試してみてください。
①ヒールがないものを履く
最近では、就活用のパンプスでもヒールが非常に低いものやヒールのないものも多くなっています。
就活ではヒールが3~5センチのパンプスを履くことが主流ですが、あまりにカジュアルなデザインでない限り、パンプスのヒールの有無は気にしない企業は多いです。
ヒールのあるパンプスが足に合わず就活で本領発揮できないぐらいなら、思い切ってヒールのないパンプスを履くことも検討してみてください。
キャリアアドバイザー
ただし、パンツスーツでヒールがないために裾が地面についてしまうとだらしなく見えてしまうので、裾の長さも調節しておきましょう。
②足のサイズを測定して合うものを選ぶ
きちんと足にフィットしたパンプスを選べば、長時間歩いても疲れにくくなります。足の縦幅や横幅、高さを測定し、自分の足のサイズに合ったものを選びましょう。
足のサイズにフィットしていないパンプスだと、かかとがパカパカして靴擦れしやすくなったり、足に変な力が入って疲れやすくなります。また足が圧迫されて血行が悪くなり、むくんで窮屈さを感じてしまうこともありますよ。
市販のパンプスで自分の足に合うものがなければ、オーダーメイドで作るという手段もあります。
キャリアアドバイザー
パンプスによる疲れがひどい場合はオーダーメイドも検討してみてください。一足作っておけば社会人になってからも役立ちますよ。
③太めのヒールを選ぶ
太めのヒールを選ぶことも、パンプスが苦手な場合の対策方法として有効です。
ヒールが細いと足のかかとへの負担が大きく、歩く際にバランスを取るために足に力が入ってしまい疲れやすくなります。太いヒールであれば足首にかかる体重や衝撃の負担が分散されますし、安定感も生まれるため歩きやすくなりますよ。
ただし、ヒールが太くてもその分パンプスが重くなると、歩きにくさや疲れにくさは改善されません。ヒールの太いパンプスを選ぶ際には重さも確認するようにしましょう。
キャリアアドバイザー
太めのヒールは「チャンキーヒール」と呼ばれることもあります。パンプスを探す際の手がかりにしてみてください。
④かかとパッドやシューズストレッチャーを使用する
パンプスのサイズ感に問題を感じている場合は、かかとパッドやシューズストレッチャーを使うことがおすすめです。
パンプスのサイズが大きく、歩いていて脱げてしまう場合やかかとが擦れやすい場合は、かかとパッドを使うとパンプスが足にフィットしやすくなります。またパンプスの横幅が窮屈に感じる場合は、シューズストレッチャーを使うと横幅が広がり圧迫感が少なくなるので試してみてください。
ほかにも、土踏まずやつま先の方にクッション性のあるインソールを入れると足が楽になる場合もあります。
キャリアアドバイザー
シューズショップのスタッフに相談し、自分の足の悩みに合わせたグッズを効果的に活用してください。
⑤移動用の靴を用意する
パンプスで歩く負担を最小限に抑えたい場合は、移動用の靴を用意するのもおすすめです。
面接や説明会の会場に行く前や帰るときのみ、フラットシューズやスニーカーなど楽な靴を履く対処法です。パンプスを履く時間が少なるなるので、足にかかる負担も減りますよ。
移動用の靴は近くのコインロッカーに預けたり、袋に包んでカバンに入れるなどして、説明会や面接の場では荷物が多くならないようにしてください。
キャリアアドバイザー
なお、移動中でも説明会や面接の会場付近では志望先の人に出くわすかもしれません。移動用の靴であっても派手すぎるスニーカーやサンダルなど、華美なもの・ラフすぎるものは避けたほうが無難ですよ。
靴選び以外も重要! 就活でパンプスを履く際に押さえるべきポイント
- ストッキングは肌の色に近い色が無難
- ヒールのすり減りや汚れに注意する
就活生
就活でおすすめの靴もわかったので、これでばっちりですね!
キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください! 靴選び以外にも注意すべき点がありますよ。
就活ではどんな靴を選ぶかだけでなく、ほかにも注意すべき点があります。企業は服装や髪型だけでなく、足元までチェックしていますよ。
ここからは就活でパンプスを履く際に押さえるべきポイントを紹介するので、パンプスを履く前に必ず確認しておきましょう。
ストッキングは肌の色に近い色が無難
就活でパンプスを履く際は、ストッキングを着用するのが一般的なマナーです。ストッキングは自分の肌に近い色を選ぶようにしましょう。
また、薄すぎず厚すぎない10~20デニールのものであれば、自然に肌になじみます。自分の肌より明るい色のものを着用すると浮いて見えるため、少し暗いぐらいの色がおすすめです。スカートを履く人は特にストッキングが目立つので、自然な色を選びましょう。
またパンツスーツであっても、パンプスだと足の甲が見えます。肌の色と大きく違う色だと不自然に見える可能性があるので、スカートの場合と同じように肌なじみの良いものを選んでくださいね。
キャリアアドバイザー
ストッキングは伝線した場合に備えて予備も用意しておきましょう。
ストッキング以外の就活の持ち物についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて確認してくださいね。
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ヒールのすり減りや汚れに注意する
就活でパンプスを履く際はヒールのすり減りや汚れにも注意を払いましょう。
就活ではパンプスで歩く機会が非常に多くなります。ヒールがすり減ったり汚れが付くのは仕方がないことですが、こまめにチェック・ケアして清潔感を保ってください。
パンプスに付いたほこりや汚れは、毎日帰宅後に軽く拭き取ることがポイントです。防水スプレーをかけておけば雨水による痛みを防げるだけでなく汚れも付着しにくくなりますよ。
キャリアアドバイザー
ヒールのすり減りを遅らせるためには、パンプスを何足か用意することもおすすめです。何足か用意しておくと毎日同じものを履くよりもパンプスが傷みにくくなりますし、修理にも出しやすくなりますよ。
靴以外で気をつけたい就活の身だしなみについては、こちらの記事でまとめています。
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スーツに合うパンプス選びについてのよくある質問に回答!
就活のパンプスではどのようなものを選んだらいいのかわからない学生や、パンプス以外で面接に行っていいのか知りたい学生もいるでしょう。そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
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就活ではパンプス以外の靴を履いても良いのでしょうか?
就活時はパンプスを履くのがおすすめです。スニーカーやサンダルはカジュアルな印象になりやすく、TPOに合っていないと思う面接官もいるので避けたほうが無難でしょう。またローファーは一見フォーマルな印象がありますが、学生の制服を連想させたり、パンプスに比べるとカジュアルな印象になりやすいです。
企業側からオフィスカジュアルでも良いと言われた場合でも、靴の種類としてはパンプスを選ぶのが無難です。ただし、色やデザインは多少華やかになっても構いません。
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面接時にパンプス以外で行ってもいいですか?
面接は就活の中でも特にフォーマルな身だしなみが求められる場なので、パンプス以外で行くのはおすすめしません。パンプス以外の靴で面接に臨んだ場合、「就活にはふさわしくない」と感じる面接官もいますよ。また企業によってはパンプスを脱ぎ、スリッパに履き替えてオフィスに入るケースもあります。こうした場合でも、パンプス以外の靴だとほかの学生の靴と並べた際に浮いてしまうおそれがあります。
なお、パンプスを脱ぐ必要があるかどうかは面接に行かなければわからないことも多いです。ストッキングに穴が開いていないかなど、細かいところまでしっかり身だしなみを整えておきましょう。
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面接時のパンプスは華やかな色でもいいですか?
面接時のパンプスは、基本的には本革または合皮で、黒色のシンプルなデザインのものを選んでください。面接のときには基本的にリクルートスーツなどシンプルで落ち着いたスーツを着用することが多いです。パンプスの色が華やかだとスーツに合わず、不自然に見える可能性がありますよ。
なお、ベンチャー企業やIT企業などでは面接でもオフィスカジュアルで良いと言われることがあります。こうした場合はコーディネートに合わせて、ある程度明るい色のパンプスでも構いません。ただし、そういった場合でも派手すぎる色のものや装飾の多いものは避け、シンプルで清潔感のあるものを選ぶことをおすすめします。
就活ではスーツに合うパンプスを選ぶのが無難! ポイントを押さえて履きやすい靴を見つけよう
就活で履くパンプスは、スーツに合うものを選びましょう。基本的にはリクルートスーツにも合うような、黒くてシンプルなデザインのものがおすすめです。
パンプスを履くと靴擦れしたり足が疲れるという学生は多いですが、自分に合ったサイズのものを選んだり、クッション性のあるものを選ぶと負担は軽減されます。
インソールやシューズストレッチャーなどパンプスの履き心地を向上させるグッズもあるので有効に活用して、足の負担なく就活に臨めるよう工夫してください。
本コンテンツにおける編集方針
近年では「ダイバーシティー&インクルージョン(D&I=多様性と社会的包摂)」およびジェンダー尊重の重要性が増しており、キャリアパーク就職エージェントでは、就職活動・転職活動においてそうした取り組みを推進する立場をとっています。
本コンテンツでご紹介する就職活動、転職活動に関連するノウハウ、マナー、対策等の情報は、特定の価値観を押し付けたり個性を損なわせる目的でなく、情報提供及び選択肢の提示であることをご理解いただき、情報の取捨選択については、あくまでそれぞれの価値観ないし個性に基づいて判断いただければ幸いです。
※キャリアパーク就職エージェントのダイバーシティ&インクルージョンな 就活を推進する取り組みについてはこちらにて詳しく説明しています
就活用にパンプスを選びたいのですが、いまいちパンプスがどのようなものなのかがわかりません。