目次
- 証明写真のメイクは工夫が必要! 3つのポイントで高評価につなげよう
- まずは知っておこう! 証明写真でメイクをする2つのメリット
- ①明るい印象にできる
- ②血色感が出て健康的に見える
- 証明写真のメイクの前にチェック! 基本の就活メイクを確認しよう
- 落ち着いたナチュラルメイクを心掛ける
- 健康的な血色感を意識する
- 証明写真のメイクでは3つのポイントを意識しよう
- ①基本の就活メイクよりもやや濃いめにする
- ②立体感を意識して陰影を作る
- ③ストロボを考慮して皮脂や汗を抑える
- パーツ別にコツを解説! 証明写真のメイク術
- ①ベースメイク:肌に近い色味を選ぼう
- ②アイメイク:落ち着いた色を使おう
- ③チーク:濃くなりすぎないようにしよう
- ④アイブロウ:左右対称になるようにしよう
- ⑤リップ:派手な色は避けよう
- 気を付けよう! 証明写真のメイクで注意すべき3つのこと
- ①就活時のメイクから変えすぎない
- ②派手すぎるメイクは避ける
- ③全体の色味を統一する
- メイクだけじゃない! 証明写真を撮影する際に確認すべきポイント
- 髪型:髪が顔にかかっていないか
- 服装:汚れや乱れはないか
- 表情:暗い印象になっていないか
- 証明写真用のメイクが不安なときの3つの対処法
- ①写真館でメイクを依頼する
- ②美容院に相談する
- ③エージェントに聞く
- 証明写真のメイクに関して学生からよくある質問に回答!
- 証明写真のメイクで印象は変わる! 面接時との違いを押さえて好印象を狙おう
証明写真のメイクは工夫が必要! 3つのポイントで高評価につなげよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく
「証明写真のメイク方法が知りたいです。」
「証明写真のメイクは就活や普段のメイクとどのような違いがありますか?」
といった質問や相談を受けます。
就活の証明写真には「本人確認をする」という機能的な役割と「第一印象を決める」という感覚的な役割があります。応募時のES(エントリーシート)では、文章以外の判断材料は証明写真のみです。また、選考期間中は同じ証明写真を多くの企業で使うことを考えると、証明写真はとても重要なものだといえます。
証明写真で好印象を獲得するには、証明写真ならではのポイントを押さえることが重要です。この記事では証明写真のメイクで意識すべきことやメイクの仕方、注意点などを解説していくので、証明写真を撮影する際はぜひ参考にしてくださいね。
まずは知っておこう! 証明写真でメイクをする2つのメリット
就活生
キャリアアドバイザー
証明写真を撮影する際にメイクをすることでメリットがあるので、メイクするのはおすすめですよ! どんなメリットがあるか一緒に確認していきましょう。
証明写真を撮影する際にメイクをするかどうか悩んでいる学生もいるでしょう。証明写真でメイクをすると主に2つのメリットがあります。メイクをするかどうか悩んでいる学生は、メリットを理解したうえで検討してみてくださいね。
①明るい印象にできる
証明写真を撮影する際にメイクをすると肌のトーンが明るくなるため、メイクをしていないときよりも表情が明るく見えます。
証明写真では動きがないため表情が伝わりづらく、元気や意欲がないように見えてしまう場合もあります。そこで、メイクで顔色を明るくし、頬や唇に彩りをもたせることで、表情を豊かに見せることができるでしょう。
②血色感が出て健康的に見える
血色感を出し健康的に見せられることもメイクをするメリットの1つです。
メイクをしていないときは顔が青白く見えてしまう場合もあり、採用担当者から「体調が悪いのかな」と心配されてしまうケースもあるでしょう。頬や唇に色を追加し血色感を演出することで健康的に見せることができますよ。
キャリアアドバイザー
頬や唇の色を加えることで、笑ったときの表現を強調することにもつながりますよ。
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
証明写真は応募書類に添付するため、第一印象に影響を与えます。心理学では「初頭効果」といって最初に受けた印象がその後のイメージに強く影響するという研究や、「ハロー効果」といって見た目などの印象が良いと、そのほかの能力も高いと錯覚されやすくなるという研究もあるため、第一印象で好印象を獲得することは重要といえるでしょう。
メイクをすることで血色がよくなったり清潔感を演出することができるため、第一印象で良い印象を得られるようにメイクをすることは非常に効果的です。
またメイクは女性がするものと考えている人もいますが、男性もメイクをすることはおすすめです。青髭をカバーしたり、眉毛を整えることで清潔感が出るので、男女問わずメイクをすることで第一印象をよくすることができるでしょう。
証明写真のメイクの前にチェック! 基本の就活メイクを確認しよう
就活生
メイクをすることは証明写真の印象を良くする1つの手段になるのですね!
キャリアアドバイザー
はい、そうなんです! 健康的で明るい印象にできるのでおすすめですよ。
就活生
ところで、そもそも就活のときのメイクはどうすれば良いのか気になりました。ポイントを教えてほしいです!
キャリアアドバイザー
わかりました! 就活のメイクを知っておくと証明写真のメイクをするときにも役立つので、一緒に確認していきましょう。
証明写真のメイクを知る前に、そもそも就活のメイクでは何を意識すれば良いか気になる学生もいますよね。就活のメイクのポイントを知っておくことで証明写真のメイクをする際に活かすことができます。就活のメイクで意識すべき2つのポイントを解説するのでぜひ参考にしてくださいね。
落ち着いたナチュラルメイクを心掛ける
就活のメイクでは、ナチュラルメイクを心がけましょう。ナチュラルメイクとは、素肌や顔のパーツを活かした自然で落ち着いた印象にできるメイクのことです。
就活では清潔感や知性などを重視する採用担当者もいます。ナチュラルメイクであれば、肌本来の自然な清潔感を残しつつ、知的で落ち着いた印象にすることができるでしょう。
普段であればトレンドを意識したり個性を出すメイクでおしゃれをするのも問題ありませんが、就活の場面では社会人としてのマナーを意識した身だしなみや装いをすることが重要です。採用担当者に自分がどう見えるかを想像して、メイクをするようにしましょう。
キャリアアドバイザー
特に接客業や受付、取引先と頻繁に会う職業などは、相手に好印象をもたれるように身だしなみに気を付けることが重要だとされています。
健康的な血色感を意識する
就活のメイクでは、清潔感や知性に加えて健康的に見えるように血色感を出すことも重要なポイントです。
ナチュラルメイクを意識するあまり色を抜きすぎると顔色が悪く見えて、採用担当者の中には「具合が悪いのかな」と心配する人もいるでしょう。チークやリップで色を追加することで自然な血色感を演出し、健康的な印象にすることができますよ。
就活や面接時のメイクについては、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
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証明写真のメイクでは3つのポイントを意識しよう
就活生
就活のメイクではナチュラルメイクを意識したうえで、健康的に見えるようにすると良いのですね!
キャリアアドバイザー
その通りです! 採用担当者からどのように見られるかを意識してメイクすることが重要ですね。
就活生
ちなみに、就活のメイクと証明写真をするときのメイクで意識することは違うのでしょうか?
キャリアアドバイザー
良い質問ですね! もちろん共通する部分はありますが、証明写真ならではの意識すべきポイントがあるので解説しますね。
証明写真のメイクでは、基本の就活メイクを踏まえたうえで、証明写真のメイクならではのポイントを意識する必要があります。証明写真のメイクで意識すべきポイントを3つ解説するので参考にしてくださいね。
①基本の就活メイクよりもやや濃いめにする
証明写真のメイクでは基本の就活メイクよりもやや濃いめを意識すると良いでしょう。
証明写真では撮影の瞬間に強い光を当てるため、薄いメイクだと白っぽく見えて自然な印象でなくなってしまう場合があり、採用担当者から違和感をもたれてしまいかねません。そのため、証明写真を撮影する際は、基本の就活メイクよりもやや濃いめを意識したほうがいいパーツもありますよ。
- アイブロウ
- チーク
- リップ
眉毛は顔の凹凸で目立ちやすい箇所になるため、やや濃いめを心掛けると表情にメリハリが出るのでおすすめです。また、リップやチークは基本の就活メイクよりもやや濃いめにすることで、ストロボの光で色が飛んでしまうことを防ぐことができますよ。
キャリアアドバイザー
ただし、メイクが濃すぎても自然な印象が損なわれてしまうため、過度に濃くしないように気を付けてくださいね。
②立体感を意識して陰影を作る
証明写真は対面時と異なり、立体ではなく平面上で顔を見せることになるため、陰影を作り立体的に見せることを意識すると良いでしょう。
証明写真を撮影する際は強い光が当たることで顔の凹凸がわかりにくくなり、顔全体がぼやけてしまう場合があります。
目立たせたい部分にハイライトを入れることで、メリハリをつけて立体感を出すことができますよ。また、ベースメイクの際には顔の輪郭の近くをほかの箇所より薄くして陰影をつけるのもおすすめです。
③ストロボを考慮して皮脂や汗を抑える
証明写真の撮影ではストロボの強い光で皮脂や汗が光ってしまう場合があるので、事前に皮脂や汗は抑える工夫をしましょう。
- 撮影前にティッシュやあぶらとり紙で拭き取る
- 直前で慌てないように時間に余裕をもって撮影する
- 汗が引くまで待つ
皮脂や汗があると髪が額にはりつき乱れて見えることもあり、清潔感が失われてしまう場合もあります。特に夏場など暑い日には汗をかきやすいため、対策をしておくと良いでしょう。
キャリアアドバイザー
顔の皮脂が過剰に分泌されるのは、間違ったスキンケア方法や偏った生活習慣による影響もあるので、普段から規則正しい生活を心掛け肌のケアを怠らないようにしておくと安心ですね。
自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけであなたの強み・弱みが簡単にわかります。
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パーツ別にコツを解説! 証明写真のメイク術
就活生
証明写真を撮影する際には、ストロボ撮影があることを意識して立体的に見せられるメイクをすると効果的なんですね!
キャリアアドバイザー
その通りです! 意識すべきポイントをしっかり理解していますね。
就活生
次は、具体的にどうやってメイクをしたら良いのか教えてほしいです!
キャリアアドバイザー
わかりました! それでは顔のパーツごとに証明写真のメイク術を解説していきます。
証明写真のメイクでは、ストロボ撮影や静止画であることを意識するのがポイントです。
具体的にどのように工夫すれば良いのか、顔のパーツごとに解説していくので証明写真のメイクをする際は参考にしてみてくださいね。
①ベースメイク:肌に近い色味を選ぼう
メイクで最初に取り掛かるベースメイクは顔全体の印象を整える重要な役割があるため、自然な仕上がりになるように肌に近い色味を選ぶようにしましょう。
証明写真では顔と首しか見えないため、ベースメイクが肌の色味と異なると顔と首の色に違いが出て顔だけ浮いているように見えてしまう場合があります。顔に立体感を持たせるために輪郭の近くはほかの箇所より薄くなるように意識し、少し陰影が出るようにすると良いですね。
キャリアアドバイザー
肌のくすみや目元のクマ、肌荒れなどの部分的な肌トラブルがある際は、コンシーラーなどを使って隠すのがおすすめです。
②アイメイク:落ち着いた色を使おう
アイメイクは派手で濃すぎないように注意して、落ち着いた色でナチュラルな印象になるように仕上げるのがポイントです。アイメイクは証明写真と面接時で印象が変わりづらいパーツなので、基本の就活メイクと同じで問題ありませんよ。
- アイシャドウ:なじみやすいブラウン系の色
- マスカラ:黒やブラウンなどの落ち着いた色
- アイライナー:発色の良い黒かブラウン系の色
目は顔のパーツの中でも目立ちやすく、少し変化しただけで大きく印象が変わります。就活の証明写真では清潔感が重要になるため、奇抜な印象にならないように注意しましょう。
具体的には、アイラインは黒かブラウンの落ち着いた色を使って、目頭から目の輪郭に沿って引き、最後にはね上げずに流すように描きましょう。
マスカラは濃く塗りすぎないように気を付けつつ、根元から毛先に向かって左右に揺らしながら塗ると自然な仕上がりになりますよ。また、アイシャドウは肌の色になじみやすいブラウン系のものを使うと良いでしょう。
③チーク:濃くなりすぎないようにしよう
ストロボの強い光が当たって色が薄くなってしまう場合があるので、チークは面接時のメイクよりもやや濃いめを意識すると良いでしょう。ただし、濃くなりすぎると頬だけ目立ってしまい顔が火照っているように見えてしまう場合があるので、濃くなりすぎないように注意する必要があります。
- 色:ピンク、コーラルピンク、オレンジ系がおすすめ
- 塗る位置:笑って頬が上がったときの一番高い箇所に塗ると立体感が出る
- 塗るときのコツ:楕円を描くようにのせた後、ブラシでぼかして自然な印象にする
チークは自分の肌の色になじみやすいピンク系やオレンジ系のものを選ぶと良いでしょう。またチークをのせたあとにブラシでぼかすことで、濃くなりすぎることを防ぐことができますよ。
④アイブロウ:左右対称になるようにしよう
眉毛は左右のバランスが悪いと不自然に見えてしまう場合があるので、左右対称になるように意識してくださいね。
- ①コームで毛の流れを整える
- ②アイブロウパウダーで眉毛の隙間を埋める
- ③アイブロウペンシルで少し太めになるように描く
- ④眉毛全体に濃い薄いのムラがないか最終確認す
眉毛はやや太めの方が柔らかい印象になったり、真面目な印象にすることができるので、誠実さがもとめられる就活時にはやや太めに描くことを意識すると良いでしょう。また証明写真では撮影時に強い光が当たるので、面接時よりもややしっかりめに描くと眉毛が光で消えてしまうことを防ぐことができますよ。
キャリアアドバイザー
形を整える際は眉尻が重要です。上げすぎるときつい印象に、下げすぎると自信なさげに見えてしまうので注意しましょう。
⑤リップ:派手な色は避けよう
リップが派手な色だと顔全体から唇だけが浮いて不自然に見えてしまう場合があるため、顔全体とのバランスを考えて選ぶことが重要です。
- ツヤが出すぎるものは避ける
- 発色の良いタイプがおすすめ
証明写真ではストロボの強い光があたり、ツヤが強いリップだと唇が白く見えてしまう場合があるので避けた方が良いでしょう。発色の良いタイプのリップを使用すると光が当たっても白くなりづらいのでおすすめですよ。
キャリアアドバイザー
リップの色はチークの色と合わせると、全体のバランスを整えることができます。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
前述した就活の基本メイクを押さえつつ、アパレル業界や美容業界は企業に合わせてメイクに少しアレンジを加えても問題ないでしょう。アパレル業界や美容業界はファッションやトレンドを扱う業界のため、メイクの許容範囲も広い傾向にあるからです。
たとえば、控えめにハイライトをつけたり、細くアイラインを引いたりするのは許容範囲内であることが多いでしょう。また、涙袋は自然かつ血色感を失わない程度であれば問題ないと感じる企業もありますよ。
ただし、証明写真はあくまで本人を確認するためのものですので、あまり派手過ぎたり濃すぎたりするのは避けるようにしましょう。
気を付けよう! 証明写真のメイクで注意すべき3つのこと
就活生
証明写真のメイク術を知ることができたのでさっそく試してみようと思います! ところで、証明写真のメイクをする際に注意すべき点はありますか?
キャリアアドバイザー
良い質問ですね! 基本のポイントとあわせて注意点も理解しておくと役に立ちます。さっそく確認していきましょう。
応募書類では文字と顔写真のみで自分の情報を伝える必要があるため、証明写真で好印象を得られるかは書類選考を突破するために重要といえます。証明写真のメイクで注意すべき点を3つにまとめたので、メイクをするときに意識してみてくださいね。
①就活時のメイクから変えすぎない
証明写真のメイクは選考が進み企業の採用担当者と実際に顔をあわせることを想定して、自分が就活するときのメイクから変えすぎないようにしましょう。
企業は証明写真を使って、応募してきた学生と目の前にいる学生が同じ人物かどうかを確認しています。面接時に証明写真の顔とあまりに違いすぎると「証明写真と全然印象が違う」と採用担当者を困惑させてしまったり、実際の面接内容ではなく顔の印象の違いにばかり意識が向いてしまう場合もあるでしょう。
直接的に選考に与える影響は多くはないですが、思わぬ支障が出ることを避けるためにも、証明写真では自分が就活するときのメイクから変えすぎないように注意してくださいね。
②派手すぎるメイクは避ける
採用担当者の中には、「派手すぎるメイクは就活にはふさわしくない」と感じる人もいるため、証明写真を撮影する際は派手すぎるメイクは避けたほうが無難です。
たとえば、グリッターやラメなどを使った華やかなメイクや、長いつけまつげを付けると「社会人としてのマナーがわかっていないのかな」とマイナスな印象を持たれてしまう場合もあります。
証明写真のメイクはおしゃれかどうかや目立つかどうかではなく、企業にとって好印象を得られるメイクかどうかを意識できると良いですね。
③全体の色味を統一する
アイメイクやチーク、リップなどの色味がそれぞれ異なっていると、全体のバランスが悪く見える場合があるので、証明写真のメイクでは各パーツの色味をあわせて顔全体で統一感が出るように意識しましょう。
- チークとリップ(ピンク系)×アイメイク(黒系)
- チークとリップ(オレンジ系)×アイメイク(ブラウン系)
基本的にはチークとリップの色は同系色のものを使い、その色に合うアイメイクの色を揃えるのがおすすめです。自分に合う色味で全体を統一し、顔全体のバランスが整っている印象になるように意識しましょう。
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
証明写真を撮る際は、顔周りの装飾品などにも気を配りましょう。証明写真はあくまでも本人を確認するためのものなので、履歴書の写真と面接時の顔の印象が違いすぎると本来の目的からずれてしまいます。それだけでなく「華美で就活にふさわしくない」と感じる面接官もいるので、装飾品には注意が必要です。
たとえば、伊達メガネやカラーコンタクトは印象が大きく変わるので、証明写真を撮影する際は避けたほうが良いでしょう。
就活の証明写真の撮影は、気を付けることが多くて大変と感じる学生もいるかもしれませんが、1度撮影してしまえば何枚も印刷して使えます。ポイントをおさえてベストな1枚を撮りましょう。
メイクだけじゃない! 証明写真を撮影する際に確認すべきポイント
就活生
証明写真のメイクの注意点がよくわかりました! ところで、証明写真の撮影の際にメイク以外でも意識すべきことはありますか?
キャリアアドバイザー
良い質問ですね! メイク以外でも確認すべきことがいくつかあるので一緒に見ていきましょう。
証明写真を撮影する際にはメイク以外にも、髪型や服装などカメラに写る範囲の身だしなみや表情にも気を配っておいたほうが良いでしょう。具体的にどのようなことを確認すれば良いのか解説するので、撮影の際にはぜひ最終チェックしてくださいね。
就活の身だしなみについてはこちらの記事で解説していますので、あわせて読んで理解を深めてくださいね。
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第一印象が重要視されがちな面接では、就活での身だしなみはとても重要です。今回は、就活生の身だしなみで見られているポイントと、気をつけたい身だしなみポイントをキャリアアドバイザーが男女別に紹介していきます。面接当日の身だしなみチェックポイントも紹介しているので、面接直前にもチェックしてみてくださいね。
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髪型:髪が顔にかかっていないか
証明写真の撮影前には、髪の毛が顔や目にかかっていないか確認しましょう。
髪で顔が隠れてしまうと、表情が伝わりにくかったり暗い印象を持たれてしまうことがあります。特に前髪が目にかかっているとだらしない印象になるため、十分に注意しましょう。
また、前髪を上げたり分けたりしておでこを見せると表情がはっきりと見え、清潔感と誠実さ、フレッシュさなどを印象付けることができるのでおすすめですよ。
前髪のセット方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。長さ別におすすめのセット方法を紹介していますよ。
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服装:汚れや乱れはないか
証明写真を撮影する際は、髪型とあわせて服装にも乱れがないかチェックしましょう。
証明写真ではストロボの強い光が当たります。撮影時は基本的にリクルートスーツを着用しますが、スーツに汚れやシワなどがあると目立つため撮影前にチェックしましょう。毛玉やちょっとした汚れであればテープなどで取ることができるので、撮影する際は持ち歩くと便利ですよ。
また、証明写真では、ピアスやネックレスなど顔周りのアクセサリーは基本的には外した状態で撮影すると安心です。証明写真はあくまで本人かどうかを確認するためのものであるため、必要のない装飾は良い印象をもたれない場合があります。また、撮影時に強い光が当たりアクセサリーが反射してしまうこともあるでしょう。
証明写真の服装に関して指定がない企業もありますが、複数の企業に使うことを考えた場合、外しておいたほうが無難です。
キャリアアドバイザー
アクセサリーはいつもつけているものだとつい外すのを忘れてしまうこともあるでしょう。証明写真の撮影前は最終確認を欠かさないようにしてくださいね。
スーツのときのネックレス着用マナーについてはこちらの記事でも解説しています。
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表情:暗い印象になっていないか
髪型も服装も問題ないと確認できたら、最後は表情が暗い印象になっていないか確認しましょう。
証明写真は静止画のため、撮影したときの表情は印象を大きく左右するといえます。採用担当者に好印象を残すには、自然で明るい表情を意識すると良いでしょう。
具体的には、少し微笑むようなイメージで口角を上げ、若干顎を引くのがおすすめです。また、通常よりも目を大きめに開くと意欲的に見えるので意識すると良いでしょう。
キャリアアドバイザー
できれば証明写真を撮影する前に顔の筋肉をほぐしておくと、撮影時に自然な表情を出しやすいですよ。
キャリアアドバイザーコメント石川 愛プロフィールをみる
証明写真を撮影する際は姿勢がきれいだと好印象につながりやすいため、正しい姿勢で撮影することにも気を付けましょう。
姿勢よく座るには、頭のてっぺんに糸がついていて天井から釣られているようにイメージするのがおすすめです。肩がスッと下がって、あごもほどよい角度にひけるようになります。とくに椅子の高さ調整機能のないスピード写真で撮影する場合、姿勢を整えてからカメラの位置と目線が合うよう椅子の高さを調整しましょう。まっすぐ前を見つめる引き締まった表情になり、上目遣いや見下ろしているような表情が避けられます。
ちょっとしたひと手間で姿勢を正すと証明写真の印象が良くなるので、撮影前に確認してくださいね。
証明写真用のメイクが不安なときの3つの対処法
就活生
メイク以外にも意識すべき点はたくさんあるのですね! 最終チェックを怠らないようにします。
キャリアアドバイザー
良い心がけですね! しっかりチェックして好印象を獲得しましょう。
就活生
ただ、自分でメイクするとなると少し不安で……。どうしたら良いでしょうか?
キャリアアドバイザー
最初は不安ですよね。対処法を解説していきますね。
証明写真を撮影する際にメイクをしてみたいけれど、自分でメイクするのは不安という学生もいるでしょう。自分でメイクするのが不安なときは、自分以外の人の手を借りるのも1つの手段です。対処法を解説していくので困ったらぜひ活用してみてくださいね。
①写真館でメイクを依頼する
自分でメイクをするのが不安なときは、メイク付きのプランのある写真館を選んでメイクをしてもらうのがおすすめです。
写真館には、写真写りが良くなるメイクを知るプロのスタイリストがいます。要望を伝えて自分に合うメイクや志望業界、職種に適したメイクをしてもらいましょう。
またメイクだけでなくヘアセットもあわせて対応してくれる写真館が多く、身だしなみの準備から撮影まで一気におこなえるのでおすすめです。
②美容院に相談する
美容院の中にはメイクをしてくれるところもあるので、自分でメイクするのが不安なときは、美容院に相談してみるのもおすすめです。
特に行きつけの美容院であれば、自分に合う髪型やメイクを知っている場合も多く相談しやすいでしょう。まずは相談してみて証明写真用にメイクをしてもらえそうであればお願いしても良いですね。
キャリアアドバイザー
ただし、美容院は就活の証明写真を専門としているわけではないため、最低限の基本ルールは自分で事前に理解しておき、要望も伝えられるようにしてくださいね。
③エージェントに聞く
自分で証明写真用にメイクをするのが不安な時は、就活を専門にしている就職エージェントに聞くのも良いでしょう。
就職エージェントは、就活のことを知り尽くしている就活のプロです。普段から企業や学生とコミュニケーションを取りつつ、就活に関する情報収集をしているため、証明写真のメイクについても適切なアドバイスをもらうことができますよ。
また就職エージェントの中には選考対策の一貫としてオンラインでメイクの方法を教えてくれる場合もあります。証明写真のメイクだけでなく、就活に関して幅広くサポートしてくれるので、就活で不安なことがある場合は頼ってみると良いでしょう。
証明写真のメイクに関して学生からよくある質問に回答!
証明写真ではメイクをしていいのか不安な学生や、どのような点に注意すべきか知りたい学生もいるでしょう。ここでは証明写真のメイクに関して学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
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就活の証明写真でメイクをしても大丈夫ですか?
就活の証明写真でメイクをしても問題ありません。むしろメイクを活用することで明るい印象にできたり、血色感を出して健康的な印象にすることもできますよ。ただし、証明写真はあくまで本人確認をするものであるため、派手すぎるメイクや個性的なメイクにしすぎると、採用担当者の中には違和感を感じる人もいます。そのため、おしゃれのためや目立つかどうかではなく、企業から好印象を得られるメイクかどうかを意識するようにしましょう。
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就活の証明写真のメイクで意識すべきポイントを教えてください。
証明写真のメイクでは、ストロボの強い光が当たることを考慮したメイクをすることがポイントです。具体的には、撮影の瞬間に強い光が当たり薄いメイクだと色が飛んでしまうことがあるため、面接時のメイクよりも少し濃いめにすると良いでしょう。また、立体感を意識して顔に陰影を作ることや、光で反射しすぎないように皮脂や汗を抑えることも重要です。
証明写真のメイクで印象は変わる! 面接時との違いを押さえて好印象を狙おう
就活の証明写真は実際に会う前に第一印象を決める重要なものであり、メイクで印象を変えることができます。メイクをすることで表情を明るく見せることもできますよ。
ただし、証明写真の撮影時は強い光が当たることで色が飛び、顔が白っぽく見える場合があるため、面接時のメイクよりもやや濃いめにしたり立体感を意識することが重要です。証明写真を撮影する際のメイク方法をマスターして、書類選考の突破を目指しましょう。
本コンテンツにおける編集方針
近年では「ダイバーシティー&インクルージョン(D&I=多様性と社会的包摂)」およびジェンダー尊重の重要性が増しており、キャリアパーク就職エージェントでは、就職活動・転職活動においてそうした取り組みを推進する立場をとっています。
本コンテンツでご紹介する就職活動、転職活動に関連するノウハウ、マナー、対策等の情報は、特定の価値観を押し付けたり個性を損なわせる目的でなく、情報提供及び選択肢の提示であることをご理解いただき、情報の取捨選択については、あくまでそれぞれの価値観ないし個性に基づいて判断いただければ幸いです。
※キャリアパーク就職エージェントのダイバーシティ&インクルージョンな 就活を推進する取り組みについてはこちらにて詳しく説明しています
就活用に証明写真を撮ろうと思っているのですが、メイクはしたほうが良いのでしょうか?