目次
- セールスエンジニアは狭き門! 必要なスキルや目指し方を押さえよう
- まずは押さえよう! セールスエンジニアの基本情報
- 定義:営業職と技術職を掛け合わせた仕事
- 将来性:AIに代替されにくく需要増が期待される
- 営業とエンジニア2つの側面を持つ! セールスエンジニアの仕事内容
- 営業サイドの仕事
- エンジニアサイドの仕事
- 営業部門と技術部門の橋渡し
- 魅力満載! セールスエンジニアとして働くやりがい
- 顧客に寄り添い技術的な観点から課題解決できる
- 幅広いスキル・知識を身に付けられる
- セールスエンジニアを目指すなら厳しい側面も理解しよう
- クレーム対応に追われる可能性がある
- 顧客と開発現場の板挟みになりやすい
- 常に進化するIT技術を勉強し続ける必要がある
- ノルマが厳しい場合がある
- 新卒からの採用数が少ない
- 当てはまるかチェック! セールスエンジニアに適性がある人の特徴4選
- ①課題解決力がある
- ②新しい知識に関して好奇心旺盛
- ③チームで物事を進めることが好き
- ④ITリテラシーが高い
- セールスエンジニアに必要とされる5つのスキル
- ①ITに関する幅広い知識
- ②複雑なものを簡潔かつわかりやすく説明するスキル
- ③プレゼンテーション能力
- ④プロジェクトを管理する力
- ⑤コミュニケーション能力
- セールスエンジニアになるために役立つ5つの資格
- ①セールススキル検定
- ②ITパスポート
- ③基本情報技術者試験
- ④応用情報技術者試験
- ⑤ITストラテジスト試験
- 未経験の人必見! 新卒でセールスエンジニアを目指すための3つの方法
- ①学生のうちに営業またはエンジニアの実務経験を積む
- ②セールスエンジニアに役立つ資格で専門性をアピールする
- ③営業またはエンジニアからセールスエンジニアを目指す
- セールスエンジニアについて学生からよくある質問に回答!
- セールスエンジニアは幅広いスキルが求められる! 知識を身に付けて就職を目指そう
セールスエンジニアは狭き門! 必要なスキルや目指し方を押さえよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく
「セールスエンジニアとはどのような仕事ですか?」
「新卒からセールスエンジニアになれますか?」
といった質問を受けます。セールスエンジニアという仕事に興味はあるものの、どんな仕事かわからない学生や、新卒から目指せるのかを知りたい学生もいるでしょう。セールスエンジニアはセールス(営業)とエンジニア(技術者)の2つの側面を持つ仕事だからこそ、求められるスキルも多くあります。
この記事では、セールスエンジニアの仕事内容や求められるスキル・知識を紹介します。
新卒からセールスエンジニアになる方法も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
まずは押さえよう! セールスエンジニアの基本情報
就活生
キャリアアドバイザー
セールスエンジニアは営業とエンジニアを掛け合わせた職種です。営業と技術どちらかのスキルが欠けても成り立たない仕事ですよ。
セールスエンジニアは技術的な知識と営業のスキルとITを使って企業の課題を解決する仕事です。まずは、セールスエンジニアの基本から見ていきましょう。
定義:営業職と技術職を掛け合わせた仕事
セールスエンジニアとは「営業(セールス)と技術(エンジニア)を掛け合わせた仕事」です。
- 営業:商談や製品提案、交渉を通じて製品を販売。顧客との信頼関係を築きアフターサービスを提供。
- 技術:製品の説明や導入、技術的なトラブル対応などを担当。
セールスエンジニアは顧客との信頼関係を築きながら技術面のサービスやサポートを提供します。そのため、技術力を向上させるだけでなく、コミュニケーション能力も重要な要素であることを押さえておきましょう。
一般的な営業職との違いは専門性が求められる点
セールスエンジニアは製品やサービスの提案から定期点検、メンテナンス、技術面のアフターフォローまで担当し顧客の技術的な質問にも即座に対応します。
たとえば、顧客から「自社のシステムと連携できますか」という質問を受けた場合、自社製品と顧客の製品の両方の技術仕様を熟知し、システムの連携が可能かをその場で判断します。
キャリアアドバイザー
セールスエンジニアは機械系の商材を扱う場合もありますが、一般的にはIT関係の技術営業職をセールスエンジニアと呼びます。この記事ではおもにソフトウェアや電子機器などを扱うセールスエンジニアについて解説しますよ。
こちらの記事ではIT営業職について詳しく解説していますよ。IT営業職の種類や活躍するためのスキルについても紹介していますので、興味のある人はぜひ参考にしてみてください。
関連記事
IT営業職の種類10選|仕事内容や特徴の理解が選考突破のカギ
IT営業は、情報システムやサービスを提供して企業の悩みの解決方法を提案する仕事です。営業スキルに加えてITの専門知識も求められますよ。IT営業の魅力や向いている人、キャリアパスまで、キャリアアドバイザーが徹底解説します。
記事を読む
将来性:AIに代替されにくく需要増が期待される
顧客との対話や関係構築、顧客の要求や状況に応じた柔軟な対応が求められるセールスエンジニアは、AI(人工知能)に代替されにくいという特徴があります。
AIの急速な進化により、セルフレジや受付の自動化などAIやロボットの導入が増え、一部の仕事が減少しています。しかし、人間同士のコミュニケーションが重要な仕事やAIの開発にかかわる仕事は代替が難しいとされています。
なかでも、営業職は顧客の感情や気持ちを理解しながら対応することが求められるため、このような役割をAIが代替することは非常に困難でしょう。そのため、AIが進化していくなかでも需要があり続ける職業と言えるのです。
また、経済産業省の「IT人材育成の状況などについて」の資料によると、将来的には最大約80万人のIT人材不足が試算されており、IT人材の需要は今後も増加すると予測されています。
逆にAIの台頭により10年後にはなくなるかもしれない職業もあります。10年後にはなくなる可能性がある仕事についてはこちらを確認してみましょう。
関連記事
志望職種は10年後になくなる仕事かも? 学生ができる対策を解説
10年後になくなる仕事の傾向には数字やデータを扱うものや、単純作業、担い手がいないなどの特徴があります。今回はIT化が進むことで10年後になくなる仕事の候補を15個紹介します。キャリアアドバイザー監修のもと、10年後に仕事を失わないためにやるべきことも紹介していきます。
記事を読む
営業とエンジニア2つの側面を持つ! セールスエンジニアの仕事内容
セールスエンジニアは、セールス(営業)とエンジニア(技術者)の両方の側面を持っています。
セールスエンジニアの仕事内容 | 営業 | 技術者 |
営業サイドの仕事 | ⚫︎ | |
自社サービスの説明 | ⚫︎ | ⚫︎ |
ニーズに即した提案 | ⚫︎ | ⚫︎ |
エンジニアサイドの仕事 | ⚫︎ | |
自社サービスを実演 | ⚫︎ | |
アフターフォロー | ⚫︎ |
上記の表でもわかるように、一般的に営業と技術者はそれぞれ役割を分担しますが、セールスエンジニアは両方の役割を担います。
「営業職や技術職の詳しい仕事内容や役割がよくわからない」という人もいるでしょう。そこで、営業と技術者それぞれの詳しい仕事内容や役割を解説するので、参考にしてみてください。
営業サイドの仕事
セールスエンジニアは、営業の人に同行して顧客との信頼関係作り、成約までの活動をサポートします。
ただし、セールスエンジニアは一般的な営業と異なり「自社製品の技術面」に重点を置いた説明をおこなうことが特徴です。セールスエンジニアに営業の仕事の大部分を任せるという企業もあるものの、多くの場合は営業の人に同行して営業活動をおこないます。
- 新規顧客の開拓
- 顧客訪問
- 商談・交渉
- 成約
営業の仕事は提案や交渉だけでなく、顧客との信頼関係を深めることも大切なため、約束を守り誠実な態度で接することも顧客との信頼を築くためには欠かせません。また、大前提として顧客の立場に立って考えることが重要で、高度なコミュニケーション能力が求められます。
自社サービスの説明
セールスエンジニアは技術的な専門知識を活かし、自社サービスの特徴と顧客が得られる具体的なメリットを顧客に詳しく説明します。エンジニアの仕事をしているからこそできる技術的な説明や、顧客の疑問解消をおこない、営業のサポートをします。
セールスエンジニアが商談の場にいることにより、顧客は業務をスムーズに進めることができます。顧客との関係がより強固になり、成約の可能性が高まるでしょう。
ニーズに即した提案
顧客のニーズをしっかりと理解したうえで最適な提案をおこない、自社製品やサービスの特徴やメリットを魅力的に伝えます。顧客のニーズを幅広くヒアリングする営業に対し、セールスエンジニアは技術的な観点から顧客の課題や要件を分析し、最適なソリューションを提供します。
- 顧客の課題やニーズに関する分析
- 自社製品やサービスの適合性に関する検討
- 提案書やプレゼンテーションの作成
- 顧客との価格や条件交渉
顧客のニーズを的確に把握するには、多角的な視点から顧客の課題やニーズを分析し、顧客の立場に立って考えて具体的な言葉で表現することを心掛けましょう。
エンジニアサイドの仕事
セールスエンジニアのエンジニアとしての仕事は、おもに自社サービスの実演と技術面での継続的なアフターフォローです。
- サービスの実演
- アフターフォロー
それぞれの仕事と内容について詳しく説明します。
実演とは自社の製品やサービスの特徴やメリットをわかりやすく説明したり、顧客の導入意欲を高めるために、顧客に操作方法や機能を実際に体験してもらうことです。
また、サービス導入後のトラブルや質問に対応し、継続的なサポートを提供することで、顧客との信頼関係がより深まります。顧客はサービスに対する信頼を深め、長期的なパートナーシップにつながるでしょう。
自社サービスを実演
自社サービスの操作方法や機能を顧客に実際に体験してもらい、顧客の疑問や質問に技術的な観点から回答をします。
- 自社製品やサービスのデモ
- 顧客からの質問への回答
- 顧客の要望に応じたカスタマイズ
自社サービスを効果的に実演するには、製品やサービスの操作方法や機能を熟知し、顧客の疑問や質問に的確に回答し、要望に応じたカスタマイズを提案することが大切です。
アフターフォロー
セールスエンジニアのアフターフォローは、重要な仕事の一つです。セールスエンジニアは顧客の要望に応え、問い合わせやトラブルに迅速かつ丁寧に対応します。
継続的なサポートをおこないながら顧客と信頼関係を築く役割を果たすことが重要な役割です。
- 導入後のトラブル対応
- 顧客からの問い合わせ対応
- 顧客満足度調査の実施
- 顧客への情報提供
顧客の声を収集し、ニーズに合わせた継続的なサポートを提供することで、アフターフォローを充実させ、顧客の満足度を向上させましょう。
また、顧客の声には要望、不満、提案などが含まれ、それを聞くことで製品やサービスの改善点や強みを把握できます。
営業部門と技術部門の橋渡し
セールスエンジニアは、営業職と技術部門との橋渡し役としての役割も果たします。
たとえば、商談で得た顧客からの課題を技術部門に伝達し、最適なソリューションを提案するための準備をおこないます。反対に、技術部門から得られた製品やサービスの技術的な情報や説明を営業サイドや顧客にわかりやすく伝えるのも仕事の一つです。
営業の人は製品やサービスに関する知識は持っているものの、やはりエンジニアと比較すると知識量は多くありません。そんな営業サイドと技術部門がスムーズに連携できるようにサポートするのがセールスエンジニアの役割なのです。
キャリアアドバイザーコメント堀内 康太郎プロフィールをみる
商品やサービスを顧客に売る場合、まずは営業が新規開拓や顧客との信頼関係づくり、ニーズに沿った提案をおこないます。そこで契約に至ればエンジニアに引き継ぎ、常に営業とエンジニアが連携しつつ、複数人でアフターフォローまでおこなうのが通常の流れです。
この一連の業務すべてを一人で担えるのがセールスエンジニアなのです。もちろん各フェーズにおいて周囲の協力などが必要となる場面もありますが、営業とエンジニアそれぞれの専門性を有しているため、より効率的に仕事を進めることができますよね。
上記の通り、自社サービスの説明やニーズに則した提案など営業側の仕事、自社サービスの実演やアフターフォローといったエンジニア側の仕事という両面を持つセールスエンジニアは、非常に付加価値の高い職業と言えます。
魅力満載! セールスエンジニアとして働くやりがい
- 顧客に寄り添い技術的な観点から課題解決できる
- 幅広いスキル・知識を身に付けられる
就活生
セールスエンジニアの仕事内容については理解したけど、業務範囲が多くて大変そう……。どんなやりがいがあるのだろう?
キャリアアドバイザー
セールスエンジニアには、この職種でしか感じられないやりがいがたくさんありますよ。
セールスエンジニアは大変そうで「やりがい」を感じるのか不安な人が多いかもしれません。セールスエンジニアは営業とエンジニアの両方の魅力を味わえ、さらに成長の機会も豊富です。
そんなセールスエンジニアの仕事の魅力や、やりがいについて詳しく解説します。セールスエンジニアに興味のある人は必見です。
顧客に寄り添い技術的な観点から課題解決できる
企業でITの導入が進むなか、「何をどうしたら経費を抑えながら効率的で安全な運用ができるか」と悩む企業は多く存在します。このような状況で、セールスエンジニアの存在はITを導入する企業にとって頼りにされるため、やりがいにつながることでしょう。
また、セールスエンジニアは顧客に寄り添いながら技術的な知識を活かして問題を解決するため、顧客からの感謝を受けるだけでなく、提案したサービスが実際に現場で役立っていることを実感することもあるでしょう。
幅広いスキル・知識を身に付けられる
セールスエンジニアは営業とエンジニアの両方のスキルを身に付けることができます。営業スキルでは顧客の課題をヒアリングし、提案や交渉が求められます。また、エンジニアスキルでは技術的な知識や製品の操作方法、機能に関する知識が必要です。
このように、幅広いスキルや知識を身に付けることで、仕事の範囲が広がりキャリアアップの可能性が高まるでしょう。
キャリアアドバイザー
セールスエンジニアとして成功するためには、常に新しい技術を学び続けることが重要なため継続的な学習に取り組むことが求められます。
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
上記のほかに、非常に将来性があるというのもセールスエンジニアならではのやりがいを感じられる部分です。AI技術の進化やDX(デジタルトランスフォーメーション)など、あらゆる場面で今後さらにITが活用される時代になるのは間違いありません。
そのような時代のなかで、ITに関する専門知識や技術だけでなく、その知識を提案やヒアリング、コンサルティングにまで活かせるセールスエンジニアへの需要は確実に高まるため、非常に将来性のある仕事と言えます。
また、セールスエンジニアは営業やエンジニアに比べ、給与が高い傾向にあり、なかにはインセンティブが付くケースもあります。エンジニアとしての専門技術を磨きつつ、インセンティブも期待できるのは、営業の側面を持つセールスエンジニアならではの魅力ですね。
セールスエンジニアを目指すなら厳しい側面も理解しよう
キャリアアドバイザー
どんな仕事においても言えることですが、仕事には魅力がある一方で大変な部分が必ず存在します。
就活生
入社後に後悔しないためにも、セールスエンジニアの大変な部分を知っておきたいので教えてください!
キャリアアドバイザー
ではここからはセールスエンジニアとして働く際の厳しさも解説していきますね。
セールスエンジニアは、営業と技術職の両面を兼ね備えているからこそ、厳しい状況に直面することがあります。
そこで、セールスエンジニアの厳しい側面について詳しく解説します。セールスエンジニアについて理解を深めるために参考にしてみてください。
クレーム対応に追われる可能性がある
セールスエンジニアは顧客先で自社製品の不具合が発生した場合など、顧客からクレームを受け、その対応に追われる可能性があります。
セールスエンジニアは問題が発生した際は丁寧な対応とスピーディーな解決を求められ、問題解決に努めることが大切です。システムの不具合に対処するために継続的な対応が求められる大変な仕事ですが、粘り強さと責任感を持ちながら顧客の要望に応え続けなければなりません。
キャリアアドバイザー
トラブルが発生した場合の対応マニュアルを作成したり、顧客とのコミュニケーションを密にすることで対応策を事前に準備することができますよ。
顧客と開発現場の板挟みになりやすい
セールスエンジニアは顧客と開発現場双方の要望を調整し、すり合わせる役割を担っているため、板挟みになることもあります。
そのため、セールスエンジニアは顧客と開発現場の双方の要件を調整して打開策を導き出します。必要に応じて目的のすり合わせをおこなったり、納期を調整する「調整役」のような役割が必要となることを理解しておきましょう。さらに、両者を納得させるコミュニケーション力を身に付けることで、プロジェクトの遅延を防ぐために推進しなければなりません。
キャリアアドバイザー
コミュニケーション力を駆使して関係者を結びつけ、架け橋になる役割もあることを押さえておきましょう。
常に進化するIT技術を勉強し続ける必要がある
IT技術は常に進化しています。そのためIT関係の商材を扱うセールスエンジニアも、仕事をしながら常に新しい技術や製品情報を学び続ける必要があります。
またIT技術だけでなく、経営やマーケティングに関する知識も身に付けたり、社会の変化にも敏感に対応できるように、IT業界の動向に常に注意を払っておく必要があります。
キャリアアドバイザー
最新の技術情報に触れたり、継続的に学習することを心掛けて、自社やサービスの技術情報を常にアップデートしておきましょう。
ノルマが厳しい場合がある
セールスエンジニアのなかには一般的な営業職と同様に売上の追求が必要な場合もあります。場合によっては、売上目標や契約件数のノルマを課されることもあります。
売上目標を達成するためには、常にノルマに追われる状況で仕事をしなければならないため、精神的な負担が大きくなることもあるでしょう。
ただし、ノルマがあることは決して悪いことばかりではありません。ノルマがあることによってモチベーションを保てたり、士気を高めることもできます。また、企業によってはノルマの達成率が評価や給与に反映されることもありますよ。
新卒からの採用数が少ない
セールスエンジニアは、経験やスキルが求められる職種です。そのため、新卒採用では一般的には「営業職」または「IT人材」のいずれかで採用されることがほとんどでしょう。
将来的にセールスエンジニアを目指す場合でも、営業やエンジニアの職種で経験を積むことが大切です。また、営業、エンジニアどちらの職種でもIT系の知識や資格取得を基礎知識として備える必要があります。
キャリアアドバイザー
営業スキルやエンジニアスキルを磨き、セールスエンジニアに必要なスキルを身に付けることを意識しましょう。
当てはまるかチェック! セールスエンジニアに適性がある人の特徴4選
就活生
業務範囲が幅広いセールスエンジニアには、どんな人が向いているのでしょうか?
キャリアアドバイザー
セールスエンジニアには一般的に、営業職に必要な課題解決力やチームワーク、そしてエンジニアに必要な好奇心やITリテラシーが必要となることが多いです。
セールスエンジニアに興味はあっても、自分に適性があるかどうか知りたい人も多いのではないでしょうか。セールスエンジニアに適性のある人の特徴を4つ紹介するので、自分に当てはまるかどうかチェックしてみましょう。
①課題解決力がある
セールスエンジニアとして活躍するためには、まずは課題解決力が欠かせません。
一般的なエンジニアと異なり、セールスエンジニアはお客様の商談に同行することが多いです。その場で得た顧客の技術的な課題を瞬時に正確に理解し、解決策を導き出す必要があります。
また、技術的な課題だけでなく、企業の課題や要望を正確に把握し相手の言葉から要点を見つけ出し、ニーズを正しく理解することが重要です。そのため、相手の意図や感情にも敏感になる必要があります。
このように、課題解決力とは顧客ごとのさまざまな課題を深く探り、顧客視点で本質的な課題解決をおこなうため、解決策を見つけることが得意な人に向いていると言えるでしょう。
②新しい知識に関して好奇心旺盛
IT技術は急速なスピードで進化しているため、セールスエンジニアは新しい技術や知識を学び続けることが必須と言えます。また、IT系の新商品が発表されたり市場で話題になった機能について顧客から質問を受けた場合、素早く理解して説明しなければいけません。
そのため、セールスエンジニアは、新しい知識に対して高い関心があり好奇心旺盛な人が向いています。新しい知識に対する関心と好奇心旺盛な人は、常に最新の業界トレンドや技術革新について学び、自身のスキルを向上させることができるでしょう。
また、選考においては好奇心旺盛さをアピールするのも有効的なので好奇心旺盛さをアピールするコツはこちらで確認しましょう。
関連記事
自己PRで好奇心旺盛をアピールするコツ5選|OK・NG例文付き
好奇心旺盛を自己PRする際は人事に刺さるポイントを理解しよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、 「自己PRで好奇心旺盛をアピールしても良いでしょうか?」「好奇心旺盛のアピールする際に何を意識すれ […]
記事を読む
③チームで物事を進めることが好き
セールスエンジニアの仕事は顧客とのコミュニケーションや関係構築に加えて、社内の複数の部署と協力してプロジェクトを円滑に進めます。さらに、セールスエンジニアは、プロジェクトの成功に向けて綿密な計画や戦略を立て、チームの調整や指導、サポートする役割も担います。
そのため、セールスエンジニアは協調性やコミュニケーション能力があり、チームで協力して物事に取り組むことが好きな人に向いていると言えるでしょう。
このような人は、グループの一員として円滑なコミュニケーションを図り、チームメンバーと協力して目標を達成することができます。また、困難な課題に取り組む際にはチームのメンバーと協力して解決策を見つけることができるでしょう。
④ITリテラシーが高い
ITリテラシーとは情報技術(IT)に対する理解能力や操作能力のことです。たとえば、通信、ネットワーク、セキュリティなどのITに関する要素を理解し、そのうえで技術を活用できることを示す能力です。つまり知識だけでなくシステムを扱うスキルも求められます。
高いITリテラシーがあることで、技術的な用語や概念を理解し、顧客の課題をより正確に把握したりわかりやすく説明することができるようになりますよ。
キャリアアドバイザー
IT知識を理解しているだけでは、実際の業務やプロジェクトに応用することはできません。セールスエンジニアにITリテラシーが求められる理由は、顧客の課題を正しく理解し、自社製品やサービスの技術的な特徴を説明して顧客の質問に答えるためと言えるでしょう。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
ITリテラシーの高さは、セールスエンジニア特有の適性と言えますが、ただ日常生活を送っているだけではなかなか身に付くものではありません。もし、学生のうちからITリテラシーを鍛えたいのであれば、ITパスポートなどIT関連の資格を取得するのがおすすめです。
特にITパスポートは、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格であり、資格取得に向けた勉強のなかで、IT関連の幅広い分野の総合的な知識を身に付けることができるほか、初心者向けの資格ということもあり、学生でも受けやすいという特徴があります。
また、Webサイトやブログを自分で作ってみるのも一つの方法です。インターネットやYouTubeなどで作り方が解説されているので、誰でも取り組みやすく、自分でゼロから立ち上げることで、イメージをネット上で形にする力やSEO、セキュリティなどITリテラシーにつながる実践的なスキルを磨くことができますよ。
セールスエンジニアに必要とされる5つのスキル
セールスエンジニアは、技術的な知識と営業スキルの両方が求められます。そこで、セールスエンジニアに必要とされる5つのスキルを詳しく解説します。
セールスエンジニアに興味がある人は、自分はこれから紹介するスキルを持っているのか考えてみてくださいね。
①ITに関する幅広い知識
セールスエンジニアは技術的な課題解決を目指すためにシステムやハードウェア・ソフトウェアに関する幅広い専門知識が求められます。
自社製品について深く精通していることは大前提ですが、顧客側のシステムとの連携ができるのかなど、さまざまな内容が問われるのでセールスエンジニアは幅広い知識が必要です。
キャリアアドバイザー
過去の知識では最新の技術に対応できないため、知識や情報は常にアップデートし、IT知識は常に最新のものを得られるように心掛けましょう。
②複雑なものを簡潔かつわかりやすく説明するスキル
IT製品やサービスの導入を検討している顧客は、ITに詳しいとは限りません。専門用語を羅列しただけの説明では顧客は理解できない可能性があるため、知識がなくてもわかるような説明をする力も必要です。
たとえば、IT用語を一般的な言葉に置き換えたり、図を使用すると効果的です。専門用語やITの複雑な概念をわかりやすく説明するために、顧客が理解しやすい表現や言葉を使いましょう。
キャリアアドバイザー
顧客に伝える前にIT用語がわからない知人に説明して、どの部分がわかりにくいかを確認してみるのもおすすめです。
③プレゼンテーション能力
セールスエンジニアは顧客に自社製品の機能や特徴、メリットなどをプレゼンテーションする機会が多くあり、プレゼンテーション能力は成約率や顧客の信頼獲得に直結する欠かせない能力です。
- 結論ファーストで話を組み立てる
- 情報をわかりやすくまとめる
- 聞き取りやすい声でハキハキ話す
- ジェスチャーや表情など非言語を活用する
- 質問や状況などに臨機応変に対応する
専門用語ではなく、顧客が理解できるようなシンプルな言葉でプレゼンテーションをおこない、さらに相手の反応を見ながら理解度や関心に合わせてプレゼンテーションを調整することも大切です。
キャリアアドバイザー
学生のうちからプレゼンテーションの機会を増やしたり、ビデオ録画やフィードバックを受けるなど「伝える」スキルを磨いておきましょう。
④プロジェクトを管理する力
セールスエンジニアはプロジェクトを推進・管理する能力が重要で、スケジュール・コスト・工数・人員計画や業務の進捗の管理が求められます。
- 計画力:プロジェクトの目標やスケジュール、予算などを策定する力
- 実行力:計画通りにプロジェクトを実行する力
- 評価力:プロジェクトの進捗状況や成果を評価する力
- 改善力:評価結果に基づいてプロジェクトを改善する力
プロジェクトを管理する力は大学のゼミやサークル活動、アルバイトなどでリーダーを経験することで身に付けていきましょう。また、プロジェクトマネジメントの書籍やセミナーを活用して知識やスキルを身に付けることも効果的ですよ。
⑤コミュニケーション能力
顧客に自社製品を導入してもらうためには、コミュニケーション能力が欠かせません。一方的な営業や売り込みではなく、顧客との信頼関係を築きながら共同で問題解決に取り組むことが求められます。
顧客とのコミュニケーションで意思疎通を図るためには、以下の点を意識しましょう。
- 聞く力:相手の意見や感情に真剣に耳を傾けること
- 話す力:自分の意見や考えを明確に伝えること
- 書く力:文書を通じて正確に情報を伝えること
- 読む力:相手の意図や要求を汲み取ること
コミュニケーション能力を高めると、顧客との関係が深まりセールスエンジニアの業務をスムーズに進められますよ。普段から「相手の立場を考えて話を聞く姿勢」や「自分の意見をわかりやすく伝えること」を意識しましょう。
セールスエンジニアになるために役立つ5つの資格
セールスエンジニアとしての知識やスキルを証明するには、資格取得がおすすめです。業務の理解を深められ、スキルアップにもつながりますよ。
セールスエンジニアを目指すうえで役立つおすすめの資格を5つ紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
①セールススキル検定
セールスキャリア開発機構が実施するセールススキル検定は、営業に必要な行動力、顧客との関係構築能力、論理的なプレゼンテーション力などを測定して営業力を評価する民間資格です。
- 主催元:特定非営利活動法人セールスキャリア開発機構
- 試験日:随時
- 特徴:多くの企業で社内推進資格に指定、通年受験可能
セールススキル検定は1〜3級に分かれており、それぞれ下記のレベルと位置づけられています。
- 3級:セールスを遂行するために必要な基礎的な知識を有すると認められるレベル
- 2級:「全体の8割を売り上げる2割の人材」に該当する実力を持つレベル
- 1級:セールスコンピテンシーの総合的な兼ね備え経験と実績、知識とスキルのレベル
キャリアアドバイザー
セールススキル検定3級は、セールス未経験の方でも受験可能で、学生のうちに取得してセールスエンジニアに必要な営業の基本知識をアピールしましょう。
②ITパスポート
ITパスポートは情報処理技術者試験の一つで、ITに関する基礎的な知識の理解が問われます。ITを活用する社会人はITに関する基礎的な知識を持つことが求められ、ITパスポートはその知識を証明するものです。
- 主催元:IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
- 試験日:随時
- 特徴:経済産業省認定の国家資格、通年受験可能
ITパスポート資格はITに関する知識だけでなく企業活動、経営戦略、会計や法務など幅広い知識をバランスよく習得できます。セールスエンジニアにはプロジェクトマネジメントの機会もあるため、必要な知識やスキルを身に付けることができますよ。
キャリアアドバイザー
なお、2024年4月からITパスポートの出題には生成AIの仕組みや活用例に関する項目・用語が追加されます。最新情報で受験対策をおこないましょう。
ITパスポート自体はそこまで難易度の高い試験ではないため、就活でアピールする際は活かし方を良く理解する必要があります。ITパスポートを就活でうまく活用するコツはこちらで解説しています。
関連記事
ITパスポートを就職にうまく活かそう! PR方法を例文付きで解説
ITパスポートは工夫をして就活でアピールしよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から 「ITパスポートは就活に有利になるのでしょうか?」「ITパスポートを就活に活かすにはどうしたらいいのでしょうか?」 […]
記事を読む
③基本情報技術者試験
基本情報技術者試験はIPAが主催する国家試験です。この試験は実践的なIT活用能力を持つ人材を対象としています。
- 主催元:IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
- 試験日:随時
- 特徴:エンジニアの登竜門と呼ばれている、国家資格、通年受験可能
基本技術者試験の試験範囲はプログラミングやアルゴリズム、データベースなどのITの知識だけでなく、経営戦略や法務に関してなどの知識も問われます。
ITの基本知識が体系的に学べるため、セールスエンジニアを目指す人は最初に取得することをおすすめします。
④応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は基本情報技術者試験の上位資格で、ITエンジニアとしての基本的な知識やスキルを保有している人が、さらにレベルアップするための資格です。
- 主催元:IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
- 試験日:春と秋の年2回
- 特徴:業務経験5〜6年の中堅エンジニア向き(比較的難易度が高め)、国家資格
基本情報技術者試験と比べてより深い知識やスキルが求められます。また、基本技術者試験同様に、技術的な内容だけでなくITに関連する経営や管理などの業務も問われますよ。
キャリアアドバイザー
セールスエンジニアは技術だけでなくビジネスにもかかわるため、最適な資格と言えるでしょう。しかし、試験の難易度は高めで合格率は27.2%(令和5年春期)です。出題範囲も広く、独学だけでは対策することが難しいため、スクールなどに通って勉強することをおすすめします。
⑤ITストラテジスト試験
ITストラテジスト試験は経済産業省認定の国家資格です。企業の経営戦略やビジネスにIT技術を活用して最適化するための提案に必要な知識が求められます。
- 主催元:IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
- 試験日:年1回(春)
- 特徴:経済産業省認定の国家資格、合格率15%程度の難関資格
ITストラテジストは、ITを活用した事業革新、業務改革、製品・サービス開発の企画・推進または支援をおこなう人を対象としていて上級者向けです。
ビジネスの戦略を計画して、実現に向けた提案をおこなうセールスエンジニアにとって重要な資格です。しかし、「令和5年度春期情報処理技術者試験(応用情報技術者試験、高度試験)及び情報処理安全確保支援士試験の合格発表について」によると合格率は15.5%(令和5年春期)でやや試験の難易度が高い資格になっているので、実務経験を積んでからチャレンジしましょう。
未経験の人必見! 新卒でセールスエンジニアを目指すための3つの方法
セールスエンジニアは「技術」と「営業」の両方のスキルを身に付けた専門性の高い職種です。そのため経験やスキルがあまりない新卒から目指すのは難易度が高いと言えるでしょう。
新卒でセールスエンジニアを目指すための3つの方法を解説するので、セールスエンジニアに興味がある学生はぜひ参考にしてくださいね。
①学生のうちに営業またはエンジニアの実務経験を積む
セールスエンジニアは経験豊富な中途採用が多く、未経験からの就職は難しいでしょう。セールスエンジニアとして就職するためには、学生のうちに営業またはエンジニアの実務経験を積んでおくことをおすすめします。
たとえば、ITサービスのカスタマーセンターのアルバイトは、顧客からのサービスの不具合や要望に対応し、社内のエンジニアとのコミュニケーションを通じてサービス改善の過程を経験できます。
顧客の問い合わせから社内での共有・改善まで、サービスがどのような流れで良くなっていくのかを最先端で感じることのできる仕事です。ITと営業の経験を通じて顧客のニーズを理解し、対応策を提案する能力を養うことができるアルバイトです。
インターンに参加してみよう
学生の段階から実務経験を積むためには、長期インターンがおすすめです。社員と同様の業務を経験できるだけでなく、基本的なビジネススキルやマナーも身に付けることができます。
- 長期インターン求人サイトを利用する
- SNSで長期インターン募集を探す
- 大学のキャリアセンターや就職課に問い合わせる
- 友人や先輩に紹介してもらう
- 企業のホームページから直接連絡する
また、インターンで実務経験を積むと企業から即戦力として採用される可能性があります。インターンは夏休みや春休みなどの長期休暇中におこなわれることも多いですが、IT人材が不足しているIT業界では通年で開催している企業が多いです。
長期インターンは時間を取られるためなんとなく参加するのは避けましょう。長期インターンを就活にうまく活かす方法はこちらを参考にしてみてください。
関連記事
なんとなく参加はNG! 長期インターンで就活を成功させる方法
インターンの種類とそれぞれの特徴
記事を読む
②セールスエンジニアに役立つ資格で専門性をアピールする
セールスエンジニアの業務に役立つ資格を取得すると、自己PRで専門性をアピールすることができます。たとえば、未経験や初心者でも受験可能な「ITパスポート」「基本情報技術者試験」などの資格は、学生のうちに取得することをおすすめします。
資格を取得することで、自己PRでは根拠を持って自分の実力や専門性をアピールすることができます。また、企業側も資格を持つ学生を重視する傾向があるので、積極的に資格を取得しましょう。
③営業またはエンジニアからセールスエンジニアを目指す
セールスエンジニアになるためには、営業またはエンジニアとして経験を積むことが一般的で、それらの経験を経てセールスエンジニアを目指しましょう。
営業の経験は顧客のニーズを理解することや提案力が身につき、エンジニアの経験は技術的な知識とスキルを身に付けることができます。将来のキャリアの幅を広げるために、営業とエンジニアの両方の業務が担当できる企業を選ぶと良いですよ。
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
セールスエンジニアは、営業スキルや技術的な知識が求められる非常に難易度の高い仕事のため、新卒で最初からセールスエンジニアになることは簡単ではありません。新卒向けのセールスエンジニアの求人の数自体も、非常に限られています。
しかし、新卒でいきなりセールスエンジニアのような難易度の高い仕事に就くことには、リスクもともないます。ただでさえ初めての社会人経験で不安が多いことに加え、専門性や業務の幅が非常に広い職種なので、結果が出ないことへの焦りや過度な負荷が原因で、心身の不調などを引き起こす可能性も高くなるのです。
せっかくセールスエンジニアになれたとしても、このような状態に陥ってしまっては本末転倒ですよね。営業またはエンジニアからキャリアをスタートし、ある程度の経験を積んでセールスエンジニアになる方法も、長期的な視点ではさまざまなメリットがあるため、新卒でなれなくても諦めずにスキルアップを目指していくことが大切ですよ。
セールスエンジニアについて学生からよくある質問に回答!
セールスエンジニアは営業とIT技術の両方を掛け合わせた職種で、何から始めればいいのかわからない人も多いでしょう。そこで、セールスエンジニアを志望する学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答しますよ。
-
セールスエンジニアと営業職の違いは何ですか?
セールスエンジニアと営業職はどちらも自社の製品やサービスを売る仕事ですが、セールスエンジニアには「技術的な知識やスキル」が必要な点が大きな違いです。営業職は顧客のニーズを理解して最適な提案をすることが求められ、顧客とのコミュニケーション能力や交渉力などのスキルが最も大事です。
一方で、セールスエンジニアは自社の製品やサービスの技術的な知識で顧客の問題を解決する提案が求められます。さらに、営業と同じく顧客のニーズを正確に理解する能力やコミュニケーション能力も重要です。
-
どんな人がセールスエンジニアに向いていますか?
セールスエンジニアの仕事は顧客に解決策を提案することなので課題解決が得意な人や、顧客に最新技術を提供できるようIT系の最新情報をアップデートするのが好きな人が向いています。さらに、セールスエンジニアはチームで仕事をするから、複数の人とプロジェクトを進めることが好きな人にも向いていますよ。
-
新卒でセールスエンジニアを目指すにはどうすればいいですか?
新卒でセールスエンジニアとして就職するためには、学生のうちに営業またはエンジニアの実務経験を積んできましょう。アルバイトやインターンに参加することで、セールスエンジニアとしての実践的なスキルを身につけることができます。さらに、IT系の資格を取得することをおすすめします。初心者向けの「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」「セールススキル検定」が基礎知識を身につけるのに役立ち、就活でもIT資格は強力な武器になりますよ。
また、就職後は営業やエンジニアの両方の職種で経験を積んでセールスエンジニアの基礎を身につけましょう。将来のキャリアの幅を広げるためにも、営業とエンジニアの両方の業務を経験することをおすすめします。
セールスエンジニアは幅広いスキルが求められる! 知識を身に付けて就職を目指そう
セールスエンジニアは、営業の人と一緒に顧客との商談をおこない、技術的な知識と営業スキルで企業のIT課題を解決する仕事です。営業とエンジニアの両方の知識が必要なため、新卒で就職するためにはITに関する幅広い知識はもちろん、プレゼンテーション能力やプロジェクト管理能力、コミュニケーションスキルなど幅広いスキルや能力が求められます。学生のうちに資格取得やインターンで実務経験を積んできましょう。
選考や面接の場では、課題解決能力を活かした経験やチームワークを発揮したエピソードなどをアピールするのがおすすめです。また、ITリテラシーの高さも重要となるため、アピールポイントに盛り込めるとベストです。
就活を成功させるためには、できることから取り組み自身のアピールポイントを最大限に引き出すことを心掛け、この記事を参考にしっかりと準備をして臨みましょう。
セールスエンジニアは営業なのかエンジニアなのか、どちらでしょうか?