自己PRで好奇心旺盛をアピールするコツ5選|OK・NG例文付き

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目次

  1. 好奇心旺盛を自己PRする際は人事に刺さるポイントを理解しよう
  2. 好奇心旺盛さは就活でアピールになる
  3. 好奇心旺盛とはさまざまなことに興味関心を持つこと
  4. 人事が好奇心旺盛のアピールに抱くイメージ
  5. 好奇心旺盛な人の特徴
  6. 何事にも意欲的に行動する
  7. 物事をポジティブに考えられる
  8. わからないことはすぐに調べる
  9. 好奇心旺盛さを求められる職種
  10. 企画職
  11. クリエイター
  12. 営業職
  13. プログラマー
  14. 好奇心旺盛を自己PRで伝えるときの5つのコツ
  15. ①どのように好奇心旺盛なのかを伝える
  16. ②自己PRの内容に具体的なエピソードを交える
  17. ③好奇心による周りへの影響を伝える
  18. ④好奇心は仕事においてどのように活かせるのかを伝える
  19. ⑤好奇心旺盛を別の表現で言い換える
  20. 自己PRで伝えたい! 好奇心旺盛の言い換え表現6選
  21. ①チャレンジ精神がある
  22. ②臨機応変さがある
  23. ③積極的に行動できる
  24. ④探求心が強い
  25. ⑤ポジティブ
  26. ⑥コミュニケーション力が高い
  27. 好奇心旺盛なところを自己PRで伝える例文6選
  28. 例文①チャレンジ精神がある
  29. 例文②臨機応変さがある
  30. 例文③積極的に行動できる
  31. 例文④探求心が強い
  32. 例文⑤ポジティブ
  33. 例文⑥コミュニケーション力が高い
  34. 要注意! 好奇心旺盛が与えるマイナスイメージ
  35. ①周りが見えなくなってしまう
  36. ②飽き性だと思われる
  37. ③注意力が散漫になりやすい
  38. 自己PRで好奇心旺盛をアピールするNG例文3選
  39. NG例文①周りが見えておらず協調性がない印象を与えている
  40. NG例文②飽きっぽい印象を与えている
  41. NG例文③エピソードが好奇心旺盛との関連性が薄い
  42. コツを理解して好奇心旺盛を自己PRに盛り込もう!

好奇心旺盛を自己PRする際は人事に刺さるポイントを理解しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「自己PRで好奇心旺盛をアピールしても良いでしょうか?」
「好奇心旺盛のアピールする際に何を意識すれば良いでしょうか?」

といった質問を受けます。就活では企業に対して自己PRをすることが多くありますが、その際に好奇心旺盛な点をアピールしたいと考えている人は多いでしょう。好奇心旺盛さは企業に対するアピールとしてはかなり効果的ですが、高評価を得るにはアピールのポイントや注意点をしっかり把握しておく必要があります。

当記事では就活で好奇心旺盛さを自己PRする際のポイントについて徹底解説します。好奇心旺盛の伝え方のポイントや言い換え表現、好奇心旺盛さをアピールする自己PRの模範例・NG例などを紹介するので、読んでみてくださいね。

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好奇心旺盛さは就活でアピールになる

好奇心旺盛さはエントリーシート(ES)や履歴書の自己PRにおいて頻繁に見られるアピールポイントですが、就活において本当に好奇心旺盛さは効果的なアピールになるのか気になることもありますよね。

結論から言うと、好奇心旺盛さは就活において非常に効果的なアピールになります。

しかし、なかには好奇心旺盛さの意味を履き違えたままアピールしている学生もいます。好奇心旺盛さは仕事ができるポテンシャルを示すことができますが、正しいアピールの仕方をしなければ思うように評価されないこともあります。

まずは好奇心旺盛の意味、そして企業の人事が持つ好奇心旺盛のイメージについて把握しておきましょう。

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好奇心旺盛とはさまざまなことに興味関心を持つこと

好奇心旺盛とは物事に対する興味関心度が高いことを表しています。新しいことに手を伸ばすことに抵抗がなく、いろいろなことを経験してみたいと考える人は好奇心旺盛であるといえるでしょう

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好奇心旺盛に似た言葉としては「探求心」「探究心」などが挙げられます。

前者は「物事について深い知識を得たり、原因を解明しようとする気持ち」を指し、後者は「物事の本質を探って見極めようとすること」を表しています。

いずれも意味合いが似ており、使い分けに混乱しがちな言葉なので、それぞれの意味をしっかり押さえておきましょう。

好奇心旺盛の意味についてはこちらで詳しく解説しています。

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人事が好奇心旺盛のアピールに抱くイメージ

企業の人事は好奇心旺盛のアピールを聞いて、どのような人物像をイメージするのでしょうか。好奇心旺盛さに限らず自己PRをするときには、自分がどのように見られているのかを理解しておくことが重要です。

人事が好奇心旺盛のアピールに抱くイメージ
  1. 仕事に対する意欲が高い
  2. 前向きに取り組む姿をイメージする
  3. 新規分野にも積極的にチャレンジしてくれる

これら3つの内容と関連付けながらアピールできれば、人事が採用したいと考える人物像に近づくことができるでしょう

①仕事に対する意欲が高い

選考を受ける学生の中には、志望動機では立派なことを言っておきながら実際に入社してみると働く意欲が低いといった人も多く見受けられます。いつ職場を去ってしまうか分からない人材よりも、仕事へのやる気や意欲がある人材を採用したいと考えるのはどこの企業にも言えることでしょう。

その判断基準の1つとして参考になるのが好奇心旺盛さです。好奇心旺盛さは何事にも進んで取り組む姿を想起しやすいので、自己PRに盛り込むことで仕事への意欲の高さをアピールできるでしょう

②前向きに取り組む姿をイメージする

好奇心旺盛には前向きに取り組むポジティブなイメージもあります。多くの企業では指示待ちの社員よりも、自ら進んで仕事に取り組む社員の方が重宝されることから、就活でもそういった人材がより求められているといえます。

好奇心旺盛さをアピールすると、人事はその応募者が前向きに仕事に取り組んでくれる人材かどうかを判断しようとします。好奇心旺盛であると断言できる根拠として、部活動やアルバイトといった学生時代の課外活動におけるエピソードを加えると、説得力があり効果的でしょう

好印象な課外活動例はこちらで詳しく解説しています。

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③新規分野にも積極的にチャレンジしてくれる

企業の求める人材としてよく耳にするのが積極性を持つ人です。企業は時代や流行に合わせて、新商品・新サービスを生み出したり、活動方針を一新して新たな分野に進出したりと、成長し生き残るために日々進化する必要があります。その際に必要となるのは未知な領域に踏み込んでいける人材です。

時代に合わせた企業の成長は正に死活問題であり、それを解決してくれるのは失敗を怖れず積極的に新規分野にもチャレンジしてくれる存在であるため、好奇心旺盛さを持つ応募者は企業としては優先的に確保したい人材といえるでしょう

辻 華菜子

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ゼネラリストとしての活躍が期待できる

新卒の就職活動では、多くの企業が総合職採用をしています。この総合職はひとつの職種や部署に限らず、さまざまな仕事で活躍することが期待されています。

中には好きな仕事に特化して働きたい人もいますよね。このような人は人事異動や出向などの人事命令があると、辞めてしまうのではないかと不安になり採用に後ろ向きとなってしまいます。ですが好奇心旺盛な人であれば、社内の人事異動にも柔軟に対応して、経験を積み成長することが高評価につながるのです。

また、好奇心旺盛な人が評価されるポイントは、さまざまな仕事への人事異動に対応できることだけではありません。経営やマネジメント層で活躍することも期待されますよ。リーダーやマネージャーになると、仕事の責任が大きくなるため興味が持てないという人も多くいます。そのため、何事にも興味を持てるマインドがあることが、他の学生との差別化にもつながるのです。

このように好奇心旺盛な人は、会社にとって活躍の幅が非常に広くなるため、自己PRとして十分アピールになりますよ。

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好奇心旺盛な人の特徴

好奇心旺盛な人の特徴

好奇心旺盛さをアピールする際に、誰しも自分は本当に好奇心旺盛なのだろうかと考えることがあるでしょう。主観的に好奇心旺盛だと考えていても客観的にそう捉えられていなければ、自己分析ができていないということで逆にマイナスのイメージを与えてしまうので、あらかじめ自分が好奇心旺盛な性格なのかどうかを確認しておくことは非常に重要です。

何事にも意欲的に行動する

好奇心旺盛な人の特徴として最初に挙げられるのは何事にも意欲的に行動することです。たとえばアルバイトの社員や部活動の部員にもさまざまな人がおり、物事を進めるにあたって何にでも進んで挑戦してみる人もいれば、決まったことだけをやりたい人もいると思います。

好奇心旺盛な人とはもちろんそのうちの前者に当たります。積極的に新しい仕事に取り組む人や、誰かに指示される前に主体的に仕事を見つける人などが好奇心旺盛な性格ということができるでしょう。言われたことをしっかりこなすものの、よく受け身的に行動してしまう人は好奇心旺盛とは言いにくいところがあるので、アピールの際に注意する必要があります

物事をポジティブに考えられる

意欲的に行動できることから派生して、物事をポジティブに考えられる人も好奇心旺盛ということができます。社会人として仕事をしていけば、やりたくない苦手な業務が出てきたり、失敗につまづいてしまったりすることは往々にしてあります。そんなときに何事も成長であると捉え、困難を乗り越えていける人が好奇心旺盛でポジティブだといえるでしょう

一方、ついつい物事をネガティブに捉えてしまい、その結果行動できなくなってしまう人は好奇心旺盛さをアピールするのは難しいでしょう。

わからないことはすぐに調べる

好奇心旺盛かどうかを判断する指標として非常に分かりやすいのが「わからないことをすぐに調べるかどうか」です。好奇心旺盛な人はさまざまなことに興味関心を持ち、たとえそれが自分にとって未知の領域であっても抵抗なくそこに足を踏み入れることができます。

日頃からわからないことをすぐに調べる傾向にある人は好奇心旺盛な特徴を持っているといって良いでしょう。

逆に「調べ物をするのが億劫だ」「気になったことがあっても放置することが多い」という人は好奇心旺盛とは対照的な位置づけにあると判断されてしまうこともあります。自分が何か知らないことに対して抵抗を覚えるかどうかを考えてみると、好奇心旺盛であるかどうかの判断がつきやすいでしょう

好奇心旺盛さを求められる職種

好奇心旺盛さを求められる職種

世の中には数多くの仕事がありますが、すべての仕事に好奇心旺盛さが求められるわけではありません。新たなことにチャレンジすることが重要な企業もあれば、決められたことをしっかりやることに重きを置いている企業もあります。

企業や仕事の特徴を理解せず、単に好奇心旺盛さをアピールしていては、志望職種によっては逆にマイナス評価につながることもあるでしょう。

ではどのような職種を志望している際に好奇心旺盛さをアピールするのが効果的なのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

企画職

好奇心旺盛さが必要な代表的な職種として最初に挙げられるのは企画職です。企画職とは文字通り、企画するのが役割であり、企業の生み出すモノは商品であれサービスであれ、この企画職を通して生まれています。

企画職には好奇心旺盛さが非常に役立ちます。なぜなら、好奇心旺盛な人は世の中の流れに敏感に反応し、常に最新の情報を手に入れることができるからです。現代の人々がどんな商品を欲しているのか、今の時代にどんなサービスが求められているのかを正確に読み取ることで、世間のニーズを正確に把握することができるのです

企画職についてはこちらで詳しく解説しています。

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クリエイター

クリエイターとは既存のモノにとらわれず新たなモノを生み出すことを生業にしており、優れた想像力や発想力が必要不可欠な仕事です。そしてクリエイターには何よりも強い好奇心が必要となります。新たなモノを生み出すには自分の興味や社会のニーズを追求し、常に新たな思考を模索しなければならないからです。

好奇心が強い人はさまざまなことからインスピレーションを得ることが可能であり、新たな発見を自身の思考に反映し、そこで生まれた疑問に新たに興味関心を持ち続けていけるので、好奇心旺盛さはクリエイターにとって必要不可欠な要素であるといえます

営業職

営業職は顧客を訪問することで、顧客の抱えるニーズを把握したり、そのニーズを満たすための商品を売り込んだりする職種です。

営業職は顧客との信頼関係を築くことが最重要であることから高いコミュニケーション能力が必要となりますが、そのほかにも強い好奇心が必要となります。顧客のニーズに興味を持ち正確にそれを把握することや、新規の取引先にも臆せず飛び込んでいくことなど、営業職として働いていくうえでは好奇心に端を発する積極性や行動力が重要だからです。

営業職に必要な能力としてはコミュニケーション能力ばかりがフォーカスされますが、顧客のニーズに対して深掘りがしていける好奇心もまた営業職にとっては大切な要素なのです

営業の適性をアピールする方法はこちらで解説しています。

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プログラマー

IT業界が発展を続ける現代において人気職であるプログラマーも好奇心旺盛さが必要な職種の1つです。プログラマーはその名の通りプログラミングを扱うわけですが、ITの発展にともない、プログラミングスキルも次々と進化を遂げています。

つまり、プログラマーは日常的に好奇心を持って情報収集をおこない、日々進化するプログラミング技術を身に付けなければならないのです。

また身に付けるべきプログラミングの知識は膨大にあることから、「これはどうやって動いているんだろう」「ここはどうなっているんだろう」と興味関心をもって取り組める人の方が後に成長をすることができるでしょう

清水 沙也香

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好奇心旺盛な人はコンサルタントでも活躍できる

紹介した4つの職種以外にも、コンサルタントは好奇心旺盛さが求められている仕事のひとつです。コンサルタントとは、クライアント企業の経営や仕事上の課題を特定し、事業戦略や業務改革など解決方法を提案する仕事です。この課題を特定するときに、好奇心が発揮できます。

コンサルタントが仕事上の課題を特定するときには、社員に同行したり観察したりすることがあります。そのため、クライアント企業やその企業の事業・仕事内容について興味を持たなければ本質的な課題を見つけることができないのです。興味を持ってクライアントと接することで信頼関係が生まれて、課題解決に寄与することができるようになります。

また、企業によってはコンサルティングするクライアント企業の業界を特定していないことがあります。そのため、さまざまな業種・職種の知識も求められています。常に新しいことを学ぶ姿勢が求められているため、好奇心旺盛をアピールしたい人はコンサルタントを調べても良いですね。

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好奇心旺盛を自己PRで伝えるときの5つのコツ

好奇心旺盛さは自己PRにおける強力な武器となりますが、伝え方のポイントを押さえておかなければあまり効果は得られません。好奇心とは目に見えるものではなく、伝える際には面接官の立場になり、客観的かつわかりやすい主張を意識する必要があります。

好奇心旺盛を自己PRで伝えるときの5つのコツ
  1. どのように好奇心旺盛なのかを伝える
  2. 自己PRの内容に具体的なエピソードを交える
  3. 好奇心による周りへの影響を伝える
  4. 好奇心は仕事においてどのように活かせるのかを伝える
  5. 好奇心旺盛を別の表現で言い換える

上記の点を意識したうえで自己PRをすることができれば、好奇心旺盛さを面接官に効果的に伝えられ、好印象を残すことができるでしょう。

好奇心旺盛を自己PRで魅力的にアピールする方法! おすすめ職種や伝え方のコツも解説【就活】

①どのように好奇心旺盛なのかを伝える

自己PRにおいて好奇心旺盛さを伝える際にまず注意するべき点は、主張が抽象的にならないようにすることです。好奇心の有無を伝える際には、どのように好奇心旺盛なのか、「好奇心旺盛といえる根拠」を間違いなく提示するようにしましょう。

面接官からすれば、応募者が好奇心旺盛であるかどうかは外見から判断できないのはもちろん、「私は好奇心旺盛です」といった単なる主観的な意見では説得力を感じません。客観的に見て好奇心が強いと判断できる理由がなければ、自己PRで高い評価を得ることはできないので必ず根拠の部分を意識するようにしましょう

②自己PRの内容に具体的なエピソードを交える

自己PRにおいて好奇心旺盛といえる根拠を盛り込むと効果的であることは前述の通りですが、根拠として具体的なエピソードを伝えるようにするとよりいっそう効果的です。エピソード形式で伝えた方が良いのは、好奇心旺盛であるといえる判断材料が増え、さらには自分の持つそのほかの能力に関しても同時にアピールできるからです。

好奇心旺盛な理由として単純に「気になったことはとことん調べることができました」というよりも「元々物事を調べる習慣はありませんでしたが、大学のゼミでの〇〇研究を機に未知の領域に足を踏み入れる楽しさを知り、ネットや文献のみならず現地に足を運ぶことで研究を進めました」など、話の前後も含めて語ることで好奇心が強いことに説得力が増します。

ただし、ESには文字制限、面接には時間制限があるので、不要なエピソードは極力省き、話の筋道を立てて簡潔明瞭に伝えられるよう意識する必要があります

③好奇心による周りへの影響を伝える

自身の好奇心の強さが周りにどのような影響を与えたのかは面接官が非常に気になるポイントです。周りにも影響があった事実についても言及することで、好奇心が高いという主張が自分だけの感想や自己満足だけで終わったのではないことを証明することができます。

学生時代のアルバイトで自分の好奇心が周囲に与えた影響やその結果達成したこと、好奇心によって自分が得たことなどを明確に提示すると、好奇心の高さがなお際立つでしょう

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④好奇心は仕事においてどのように活かせるのかを伝える

選考で採用される人材は例外なく企業にとって有益であると判断された学生です。企業の選考を通過するには「私の好奇心の高さは貴社にとって大いに役立ちます」ということをより説得力を持って伝える必要があります。

そのため好奇心についてアピールする際には必ず企業の仕事においてどう活かせるのかを具体的に述べるようにしましょう。過去に自分の好奇心が周りに影響を与えることができた経験をもとに、志望先でどのように貢献できるのかを企業の実態に合わせて明確に伝えるようにしましょう

⑤好奇心旺盛を別の表現で言い換える

好奇心旺盛とは広義な意味であり抽象的であるがゆえにさまざまな捉え方をすることができ、言い方によっては面接官に内容が伝わりにくい可能性もあります。「好奇心旺盛」という表現がしっくりこない場合は別の表現方法への言い換えを検討してみるのも良いでしょう。

好奇心の強さを自分のアピールポイントに合わせて狭義的に表現すると、より伝えたいことが明確になり、面接官にとっても話の内容が理解しやすくなります

自己PRで伝えたい! 好奇心旺盛の言い換え表現6選

好奇心旺盛の言い換え表現6選

自己PRで好奇心旺盛さを効果的にアピールするには「好奇心旺盛」という単語をあえて使わないという手もあります。好奇心の強さをアピールするにはそのままの表現で伝えるのが手っ取り早いですが、「好奇心旺盛」という言い方にこだわりすぎて言いたいことがうまく表現できなければ元も子もありません。

好奇心旺盛という単語がいまいちしっくりこないという場合は以下のような言い換え表現をしてみましょう。

①チャレンジ精神がある

好奇心旺盛の言い換え表現として使い勝手が良いのはチャレンジ精神です。好奇心が強い人はさまざまなことに興味関心を持ち、新たなことにも進んで挑戦するのでチャレンジ精神があるということができます。

困難なことにも立ち向かえるということは、それだけ今後成長できるポテンシャルを秘めていることを表すので、チャレンジ精神のアピールは面接官に好印象を残すことができるでしょう

さらに過去にチャレンジした経験についても併せて言及すると好奇心旺盛の裏打ちとなって良いでしょう。

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②臨機応変さがある

好奇心旺盛さは臨機応変さと言い換えることもできます。好奇心旺盛な人は未知なことにチャレンジすることに抵抗がないため、新たな環境に適応するのも早い傾向にあります。常に自分の頭で考えて行動し、自分のやり方に固執せず状況により柔軟に対応できるので臨機応変さがあるといえるでしょう。

臨機応変さがあると業務で何かしらの問題が起こっても機転を利かせて即座に分析・解決することもできるので面接官からの評価は高くなりやすいです

ただし臨機応変さは面接の受け答えなどからも読み取れてしまいます。面接中におどおどしたり、質問の受け答えに詰まったりしていると柔軟性がないと判断されてしまうので、臨機応変さをアピールする際には当日の振る舞いにも注意が必要です。

臨機応変さをアピールする方法はこちらで解説しています。

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③積極的に行動できる

面接の評価基準として主体性や積極性を重視している企業は非常に多くあります。好奇心旺盛な人は指示を持つのではなく積極的に自分から行動できるので、主体性のある人材を求める企業からは非常に魅力的に映ると考えられます。

行動力は入社後に教えられてすぐに身につくものではなく、個人の素養によるところが大きいことからも、面接官からすると好奇心旺盛な人はぜひとも手に入れたい人材であるといえます。仕事に活かせそうな具体的エピソードを添えて行動力をアピールできれば「成長が早くて即戦力になりそう」「一緒に働いてみたい」と思わせることができるでしょう

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④探求心が強い

好奇心が「物事への興味関心度が高いこと」を示している一方、探求心とは「1つのことを深く掘り下げることで物事を追求する姿勢」を意味しています。好奇心旺盛な人は同時に探求心も強いことが多いので、何かを追求することが好きな場合はそのように言い換えてみるのも良いでしょう。

探求心が強い人は仕事で何かトラブルを抱えたり、順調にことが進まなかったりと困難な事態に遭遇しても、途中で妥協せずに解決に向けて努力することができます。社会人として仕事をするうえではどんな職種であれ必ず壁にぶつかることがありますが、探求心が強い人はそれを乗り越えられる能力があると判断されやすいので、過去の事例とともにアピールすると効果的です

⑤ポジティブ

好奇心旺盛な人はポジティブであるとも言えます。なぜなら、好奇心の強い人は1つのやり方に固執せず新たなことにも興味を向けられることから、失敗やつまずきをひきずらず、次につなげることができるからです。

特に社会のニーズに左右されやすい業界では時代にともなう変化に常に対応する必要があり、企業方針が変化しやすいベンチャー企業などでは、業務内容が昨日と今日で異なることもあります。ポジティブな気持ちがあれば、そういった変化にも順応しやすく、仕事を楽しみながら成果をあげやすいでしょう。

しかしポジティブは周りの状況を気にしなかったり、後先考えなかったりする印象になってしまうこともあります。ポジティブのみを前面に出すと誤ったイメージを与えてしまう可能性があるので、自分の行動の反省や改善ができる能力も併せてアピールしましょう

⑥コミュニケーション力が高い

好奇心旺盛な人は自分の中にはない考えを積極的に取り入れようとするので、相手の意見を否定せずに語り合うことができ、さまざまな人とかかわろうとするため、コミュニケーション能力が高いことが多いです。初対面の人とも気兼ねなく話せたり、新たな人間関係を構築するのに抵抗がないという人は好奇心旺盛さの代わりにコミュニケーション能力をアピールするのも良いでしょう。

コミュニケーション能力とは自分の意見を発信する能力だけを指すわけではありません。相手の話をよく聞いたり、ニーズを聞き出す傾聴力などもこれに含まれます。企業に所属する以上は他人と接する機会が必ずあり、いずれの業種職種でもコミュニケーション能力は必須といえるので、積極的にアピールしてみましょう

コミュニケーション能力を上手くアピールする方法はこちらで解説しています。

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上原 正嵩

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好奇心旺盛をアピールするなら「チャレンジ精神がある」という言い換えは特におすすめ

6つの言い換え表現を紹介しましたが、これらを読んだ人の中には「どの言い換え表現を使えばいいか分からない」と感じた人がいるかもしれません。もちろん、アピールしたい内容が具体的な人は、自分に当てはまる言い換え表現を使いましょう。どの言い換え表現が良いかイメージが湧かなかったり、自分に当てはまる言い換え表現が複数あったりして悩んでいる人は「チャレンジ精神がある」という言い換え表現がおすすめですよ。

ほとんどの企業では成長するためには現状維持ではなく変化を求めています。そのため、新しいことを知る好奇心を持って、チャレンジする精神がある人を求めているのです。企業が高い目標や新しいことに挑戦しているかどうか調べて、当てはまる場合にはより高い評価にもつながりますよ。

もちろんチャレンジ精神があることをアピールするためには、学生時代のエピソードで新しいことや目標に向かって挑戦した経験がなければアピールできません。おすすめはしているものの、自分の経験でチャレンジ精神がアピールできるかどうかはきちんと考えて言い換え表現を選びましょう。

好奇心旺盛なところを自己PRで伝える例文6選

ここまで好奇心旺盛さの伝え方や言い換え表現などを見てきましたが、全体的にどのような自己PRにすれば良いかいまいちイメージが湧かないこともあると思います。そういった場合は、まず例文にざっと目を通して見ましょう。

例文を見ることで文章構成やアピールポイントなど、伝え方に関するイメージがつかめるようになります。それではそれぞれの例文を見ていきましょう。

自己PRでは内容だけでなくタイトルもとても重要になります。是非こちらの記事で確認してみましょう。

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例文①チャレンジ精神がある

例文

私は苦手なことにも挑戦するチャレンジ精神を持っています。

高校までは他人とコミュニケーションをとるのが苦手でつい人との間に距離を置いていました。しかし人とのかかわりが苦手なままでは今後の人生の選択肢を狭めてしまうと考え、進学を機に克服する決意をしました。まずは徐々に人前で話すことに慣れようと思い、居酒屋のアルバイトを始めました。

初めはマニュアル通りにオーダーを聞いていくことで精一杯でしたが、話のネタを用意したり店長の話し方を参考にしたりすることで、コミュニケーションの幅を広げることができました。

このような取り組みを4年間続けることで今では人前で堂々と話し、どの年代層の人ともコミュニケーションをとることができます。御社に入社後も何事にもチャレンジし、どんな仕事にも精一杯取り組んでいく所存です。

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苦手なことにあえて取り組み克服していく姿勢を示すことで、チャレンジ精神があることを表現しています。自分で創意工夫をしたり他者から学んだりすることで欠点を改善していく姿から努力家としても評価されるでしょう。

例文②臨機応変さがある

例文

私の強みは好奇心旺盛で臨機応変なところです。

私は学生時代に塾講師のアルバイトをしており、中学英語を担当していました。私の勤務していた塾では教え方が統一されており、マニュアル通りに指導するのが通常でしたが、私はマニュアル通りでは生徒一人ひとりの弱点を補うことは難しいと考え、指導法に関して何か対策を打ち立てようと試みました。そしてスタッフをはじめ同期の学生も巻き込み、意見を共有し合い試行錯誤した結果、〇〇の指導法を取り入れることになり、実践後徐々に生徒の成績も上昇するようになりました。

今ある状況の中で創意工夫し、臨機応変に対応することで結果につなげられた経験は御社の〇〇にも活かせると考えています。

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アルバイトのエピソードを述べることで、自分で考え臨機応変に対応できることを表現できています。また、協調性やチームワークもあわせてアピールできているので好印象を与えることができるでしょう。

例文③積極的に行動できる

例文

私の強みは何事にも積極的に行動できるところです。

私は大学1年生のときに第二言語として英語のほかにも〇〇語を勉強するようになりました。高校までは受験勉強としてだけ取り組んでいた外国語ですが、大学で勉強し始め、語学への楽しさを見出すことができました。そして私は在学中に〇〇へ1年間の交換留学に行き、〇〇語を習得することを決意しました。

私は海外で〇〇語を効果的に学ぶためには、日本にいるうちに語学基礎力を身につける必要があると考え、大学で臨時講師をしているネイティブの方に個人的に指導をお願いし、留学までにある程度の会話力を習得することができました。また留学先においても積極的にイベントごとに参加したり、現地の学生用の講義も受けたりなどすることで自分の語学力向上という目標に向かって突き進むことができました。

御社に入社後もこの強みを活かして新たな業務にも積極的に取り組むことで企業に貢献できるようになりたいと考えています。

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自分で決めた目標を達成するべくひたむきに努力する姿から積極性を感じることができます。積極性のある学生はその後の成長が速く、即戦力となることが期待されるので好印象を与えることができるでしょう。

例文④探求心が強い

例文

私の強みは探求心が強いところです。

私は探求心が強く納得がいくまで物事を追求することができます。私は大学時代〇〇を専攻していましたが、講義において〇〇に関する知識を得た後は、必ずそれを自分で調べ直し、新たな事実や価値観がないかを徹底的に考察していました。わからないことがあっても、それが新たな発見、成長につながると考え、つまずくことなく先に進むことができます。

御社では身につけなければならない知識やスキルが多く、一人前になるまでの道のりは非常に険しいものと認識していますが、持ち前の探求心の強さを活かせば、途中で脱落することなく最後までやり切れると確信しています。入社後はいち早く即戦力として活躍できるよう努力し、〇〇職につき御社に貢献したいと考えています。

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探求心が強いといえる理由を冒頭でしっかり述べ、仕事への活かし方にまで言及することができています。探求心が強いことで影響があったことにまで触れられるとさらに説得力が増すでしょう。

例文⑤ポジティブ

例文

私は物事をポジティブに捉えることができます。

私は大学時代に飲食店のアルバイトをおこなっていましたが、店長が非常に厳しく、些細なミスにも強めの指導をする方でした。そのため時には怒鳴られ、くじけそうになったこともありましたが、見方を変えれば、わざわざ丁寧に指導してくださっているのだと気づきました。

そして私は指導された後はそのまま問題を放置することなく、指導される原因と自分の行動を照らし合わせ、何が良くて何が良くないのかを究明しました。そしてその後の活動にフィードバックすることを意識した結果、自身を以前よりも成長させることができました。

失敗があってもそれをいつまでもひきずるのではなく、ポジティブに捉えて成長の糧にできることは御社に入社後も活かせることだと考えています。

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アルバイトにおいて指導された事実を前向きに捉え、自身の行動を分析・改善できることを伝えることで、積極性だけでなく問題解決能力もまたアピールできています。積極性のアピールと同時に志望先でやりたい仕事についても言及できればなお良いでしょう。

例文⑥コミュニケーション力が高い

例文

私の強みはコミュニケーション能力の高さです。

私は大学時代、ボランティア活動に参加しており、老人ホームにおけるレクリエーションをおこないました。私ははじめ場の雰囲気づくりや進行のために自分が話さなければと、一生懸命高齢者の方々に会話を投げかけていましたが、彼らが心から楽しんでいるようには見えず、思案にくれていました。しかしある時、高齢者の方々の話を聞いていて、とても彼らが満足そうな顔をしていたときに、私は自分のやっていた会話は一方的であり、彼らのためになっていないことに気づきました。

その後私は高齢者の方々が何を心から望んでいるのかを考え、彼らからも直接話を聞きながらレクリエーションをおこなったところ、今までにないほど感謝の言葉をもらうことができました。私はこの経験を通して相手の本音を引き出す傾聴力を鍛えることができ、コミュニケーション能力もまた培うことができました。

入社後はボランティア活動において培ったコミュニケーション能力を活かして御社に貢献したいと考えています。

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単に話がうまかったり、自分から発信するのが得意だったりするだけでなく、相手のニーズを引き出すヒアリング力の高さについても言及することで、コミュニケーション能力が優れているということに説得力を持たせています。

要注意! 好奇心旺盛が与えるマイナスイメージ

好奇心旺盛さは仕事をするうえでプラスに働く要素が多いため面接官への印象は基本的には良い傾向がありますが、伝え方によっては審査に悪影響を与えてしまうこともあります。

好奇心旺盛が与えるマイナスイメージ
  1. 周りが見えなくなってしまう
  2. 飽き性だと思われる
  3. 注意力が散漫になりやすい

上記の点を理解しない状態で好奇心旺盛をアピールしてしまうと、知らず知らずのうちにマイナス評価に陥ってしまうことも考えられるため、思わぬ落とし穴にはまらないよう、あらかじめ好奇心旺盛が与えるマイナスイメージを把握しておきましょう。

①周りが見えなくなってしまう

好奇心旺盛な人は自ら進んで未知な領域に踏み込み、何事にもチャレンジする強みがある反面、つい視野が狭くなり周りが見えなくなることもあります。企業で活躍するにはチャレンジ精神は非常に大切ではあるものの、ほとんどの仕事がチームの力で成り立っていることから周りとの協調性も極めて重要となります。

好奇心旺盛であるがゆえに1人で突っ走っていく行為は、時にはチームの和を乱したり、かえって足手まといになってしまうこともあります。好奇心旺盛さを伝えるときは、あくまで仕事はチームプレイであることを念頭に置いてアピールする必要があります

チームワークをアピールする方法はこちらで解説しています。

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②飽き性だと思われる

好奇心旺盛さは伝え方によっては飽き性だと思わせてしまうこともあります。さまざまなことに興味関心が持てることは基本的には良い印象ですが、いろいろなことに手を出していることは、1つのことに集中できず、すべてを中途半端で終わらせてしまうという見方もできてしまうのです。

そのため好奇心旺盛さを伝える際には、同時に物事を最後までやりきる力も同時に備わっていることをアピールする必要があります。継続力を提示できれば飽き性だと思われることはありません。過去に一生懸命取り組み達成した事柄があれば併せて述べるようにしましょう。

学生時代に最も打ち込んだことを伝えるコツはこちらで解説しています。

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すぐに転職してしまうと思われることも

飽き性だと思われてしまうと、最悪の場合、入社後も仕事に飽きてすぐに転職してしまうと捉えられてしまうこともあります。企業は永く自社に貢献してくれる人材を求めていることから、早期に退社してしまいそうな学生は十中八九採用されません。

すぐに転職してしまうと思われないためには、自己PRにおいて志望先への熱意や意欲を伝える必要があります。好奇心旺盛さのみのアピールでは飽き性の疑念が生まれるかもしれませんが、しっかりと志望先を選んだ理由や入社後に取り組みたい内容について伝えられれば「すぐに辞めてしまうかも」とは思われないはずです

③注意力が散漫になりやすい

好奇心旺盛さをアピールすると注意力が散漫になりやすいイメージを持たれることもあります。というのも、飽き性になるのと同様、さまざまなことに興味が移り変わるということは1つの物事に対して集中できず長続きしないと捉えられてしまうからです。仕事をするうえで集中力の欠如は致命的な短所になりかねないので、面接官に勘違いされないよう最大限注意を払う必要があります。

そのためには、新しいことにチャレンジしつつも、最後までやりぬき結果を生んだ経験を伝えなければなりません。この点は経験の内容や伝え方次第で解消できる問題なので、エピソード選びや内容の伝わり方をあらかじめ徹底的に準備しておくようにしましょう。

津田 祥矢

キャリアアドバイザーコメント津田 祥矢プロフィールをみる

好奇心旺盛なマイナスイメージを与えないために「学びを明確にすること」を意識しよう

マイナスイメージを与えてしまうかもしれないと知り、好奇心旺盛なことを強みとしてアピールするか悩んでいる人がいるかもしれません。そのような人は、好奇心旺盛さを活かしたエピソードの中で「学んだこと」をきちんと伝えるようにしましょう。そうすると、マイナスイメージを持たれてしまうことを防げますよ。

たとえば、「飽き性だと思われる」ことを避けるためには、強みをアピールする経験を述べた後に「この経験を通じて、興味を持ったことに継続的に取り組む重要性を学びました」と伝えるとどうでしょうか。マイナスイメージの懸念が払拭されますよね。

さらにプラスイメージを与えるためには「学びを活かした経験」も振り返ろう

学びをアピールするだけでもマイナスイメージを避けられますが、まだ説得力が弱いこともあります。より説得力を持たせるためには「その学びを活かした経験を具体的に伝える」と良いですよ。そうすると、実際に学びを活かしていることがアピールできるので、高評価を得ることができるのです。

このように「経験を通じて得た学び」を使いこなして他の就活生との差をつけましょう。

自己PRで好奇心旺盛をアピールするNG例文3選

自己PRを作成していて自分では手ごたえがあると思っていても、ふたを開けてみればあまり評価されない文章だったというのはよくあることです。自分1人で自己PRを作成していると、どうしても主観的な文章になってしまい間違いに気づきにくいものです。

ここからは自己PRで好奇心旺盛をアピールする際の悪い例としてNG例文を紹介します。一通り目を通し文章の欠点を見極めることで、自身で同じミスを犯していないか確かめるようにしましょう。

NG例文①周りが見えておらず協調性がない印象を与えている

例文

私は好奇心旺盛で積極的なところが強みだと考えています。

私は大学時代に塾講師のアルバイトをしており、生徒の成績をいかに上げるかをチームで協議し、行動に移すことができました。話し合いにおいて私は、持ち前の積極性で意見をどんどん主張したり、他の人の意見を自分なりにまとめたりするなど、周りの人に頼ることなく率先してリーダーとして行動することができました。

御社に入社後も率先して活動し、チームを牽引していけるような存在になりたいと考えています。

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自分からリーダーを務める積極性は非常に評価できますが、周りに意見を促す、意見を吟味し合うといったチームで協力して結論を出す姿勢が乏しく、協調性が欠けている印象を与えてしまいます。

NG例文②飽きっぽい印象を与えている

例文

私の強みは好奇心旺盛なところです。

大学時代は持ち前の好奇心で多くのサークルに参加し、さまざまな経験をしました。1年生のときは高校時代の部活動とは別のスポーツを選択したいと考え、バレーボールサークルに参加し、2年生ではテニスサークルで活動しました。3年生以降はスポーツ以外にも取り組んでみたくなり、軽音楽のサークルに入りました。

社会に出てからも大学時代のように自ら新たなことに挑戦し、さまざまな経験を積みながら御社に貢献できるよう成長していきたいと考えています。

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さまざまなことに挑戦する姿勢は評価できますが、サークルを転々としていることから、飽き性な印象を与えています。サークル内での人間関係がうまくいかなかった、1つの物事に集中できなかったといったイメージにもなりかねないので注意が必要です。

NG例文③エピソードが好奇心旺盛との関連性が薄い

例文

私は好奇心旺盛なところが自分の強みだと考えています。

大学時代はコンビニ店員、居酒屋店員、塾講師の3つのアルバイトを経験し、人と接する機会を多分に増やすことができました。元々他人とコミュニケーションをとるのが苦手でしたが、さまざまな仕事をやってみることで少しコミュニケーションに自信を持てるようになりました。

アルバイトで得た経験が御社の仕事にも活かせると考えています。

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苦手を克服するためにさまざまなアルバイトに取り組んだ行動力には一定の評価がありますが、全体的に内容が薄いうえに企業に貢献できるイメージも湧かないため、高評価を得るのは難しいでしょう。

コツを理解して好奇心旺盛を自己PRに盛り込もう!

当記事では自己PRで好奇心旺盛さをアピールするポイントについて解説してきました。

好奇心旺盛さはチャレンジ精神や臨機応変さ、コミュニケーション能力など、仕事をするうえで欠かせない能力をアピールできるため、面接官に非常に好印象を残すことができます。しかしその一方で、伝え方のコツを理解していないと、好奇心旺盛のアピール内容が薄くなり、選考に悪影響を与えてしまうこともあります。

自己PRは選考上、志望動機と並ぶ最重要項目の1つです。この項目の出来が合否を左右するといっても過言ではないので、しっかりポイントを理解したうえで好奇心旺盛さを自己PRに盛り込むようにしましょう。

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