目次
- 面接ノートの作り方は「見返す意識」が肝心! まずは作成法を図で確認しよう
- まずは基本から! そもそも「面接ノート」とは?
- なぜ必要? 面接ノートが選考突破に欠かせない2つのワケ
- 情報をわかりやすく整理できる
- 面接突破に必須な「振り返り」の精度を高められる
- 本当に就活に役立つ面接ノートを作るための2つの指針
- 作って終わりではなく何度も見返すことを前提に作る
- 就活中は常に携帯することを前提に作る
- 絶対に押さえておきたい! 見返しやすい面接ノートを作るための4つの鉄則
- ①企業ごとにページを分ける
- ②情報を書き足せるよう余白を作る
- ③色分けを活用する
- ④情報はできるだけ端的にまとめる
- 作成前に用意しておこう! 面接ノート作成に必須な3つのアイテム
- ①ルーズリーフ
- ②消せる筆記用具
- ③色つきのペン
- 図で解説! 面接ノートの作り方4ステップと意識したいポイント
- ステップ①ノートの最初にスケジュール欄を作成する
- ステップ②見開きページで企業の基本情報を書き込んでいく
- ステップ③面接に関するページを作成する
- ステップ④ノートの最後に自己分析結果を記入する
- ここで活用! 面接ノートの3つの更新タイミング
- ①自己分析後:変化があった部分をピックアップして記入する
- ②面接終了後:良かった点と改善点を記入する
- ③結果通知後:実際の結果をふまえ振り返りを記入する
- 面接ノートに関する疑問にキャリアアドバイザーが回答!
- 面接ノートには何を書けば良いですか?
- 面接ノートをフル活用するにはどうすれば良いですか?
- 面接ノートの作り方は見返すことを前提に考えよう! 鉄則を押さえて面接を突破
面接ノートの作り方は「見返す意識」が肝心! まずは作成法を図で確認しよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。面接対策のために面接ノートを作ろうと考えている学生から、
「面接ノートの作り方がわかりません」
「面接ノートはどうすれば有効活用できますか?」
といった相談をよくもらいます。面接を確実に突破したいと思うなら、面接ノートを作成し徹底的に対策をするのは有効的な方法です。うまく活用することで、スケジュール管理や企業情報の整理などもしやすくなりますよ。
この記事では、面接ノートの作り方や就活への活かし方について解説します。面接ノートの正しい使用法を知り、フル活用して面接突破を目指しましょう。
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まずは基本から! そもそも「面接ノート」とは?
就活生
キャリアアドバイザー
それは良い心掛けですね。面接ノートを作るうえでは、まず面接ノートがどのようなものか、どう活用すれば良いのかを知る必要がありますよ。一度ここで確認しておきましょう。
面接ノートを実際に作る前に、そもそも面接ノートとは何か、どのように使うのがベストなのかを知っておく必要があります。まず面接ノートとは、志望業界や企業の情報をまとめ、就活を効率的に進めるためのツールです。
面接ノートを上手に活用することで自分と向き合うことができ、面接での回答内容の精度を上げることにもつながりますよ。またスケジュールを整理したり、企業情報をまとめるのにも役立ちます。
就活を効率的に進めていくためには、この面接ノートの活用が欠かせません。
就活に役立つツールとして、面接ノートのほかに就活ノートも挙げられます。こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてどちらが自分に合っているのかを確認してみてくださいね。
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なぜ必要? 面接ノートが選考突破に欠かせない2つのワケ
就活生
面接ノートは面接のことだけでなく、就活全般の情報をまとめるために活用するものなのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。選考を突破するには面接ノートを上手に使っていくことが欠かせません。
就活生
でも、なぜ面接ノートが重要なのかはよくわかっていないんですよね。情報をまとめるだけなら自分で管理できそうですし……。
キャリアアドバイザー
面接ノートには、情報をまとめる以外の使い道もたくさんあります。ここからはなぜ選考突破に面接ノートが欠かせないのかを解説しますね。
就活をスムーズに進めていくためには、効率も考える必要があります。また企業ごとの対策においても、選考を受けたらその都度振り返り次の就活に活かしていくことが欠かせません。その際に、面接ノートは非常に役立ちますよ。
ここからは、面接ノートが欠かせない理由をより詳しく解説していきます。面接ノートを作成する意義を知り、しっかりと就活に役立てましょう。
情報をわかりやすく整理できる
就活では同時に複数の企業に応募したり、応募したそれぞれの企業の特徴について頭に入れて面接に臨む必要があったりと、整理しなければならない情報がさまざまにあります。それらの情報を抜け漏れなく、わかりやすく管理するために面接ノートは必要です。
- 選考スケジュールを管理しやすい
- 締め切りの管理がしやすい
- 企業情報を整理しやすい
就活を進めるうえでは、複数の企業の情報を頭に入れたうえで面接に臨まなければならないシーンもあるでしょう。そのようなときに面接ノートがあれば、所定のページを開くだけで簡単に情報が整理できますよ。
キャリアアドバイザー
就活で選考対策に集中して取り組むためには、面接ノートを活用して締め切りや選考スケジュールの管理に必要以上に手間をかけないようにする工夫も大切です。
面接突破に必須な「振り返り」の精度を高められる
就活では、面接を受けた後の振り返りが欠かせません。その振り返りの内容を整理してまとめておくうえでも、面接ノートは必須ですよ。
- 面接での弱点や強みを客観的に分析できる
- 次の面接に向けた改善点を発見することができる
仮に面接がうまくいかなかったとして、それをそのままにしておいては次の面接でも同じミスを繰り返してしまう可能性があります。そのようなことがないよう、面接ノートを駆使して反省点や次に活かすべきことを整理することが大切です。
キャリアアドバイザー
面接の振り返りはついつい省略してしまいがちですが、振り返りの精度を上げることで面接の突破につながる反省点を見つけることができます。面接ノートを使ってしっかりと振り返りをしましょう。
キャリアアドバイザーコメント成瀬 遼プロフィールをみる
面接ノートはスケジュール管理としての役割だけでなく、自分自身の振り返りをしたり、頭のなかを整理する役割もあります。また面接ノートでスケジュールが整理されている人は、何をいつまでにすれば良いのかなどの見通しを立てられているので、落ち着いて就活を進めることができますよ。
逆に全体のスケジュールが整理されていないと、「何となくやらないといけないことがたくさんある」「何だか忙しい」という感覚に陥りやすくなります。冷静になって整理してみると実はそれほど焦る必要もないということはよくあるものです。
また、面接で感じたことやわかったことなどを面接ノートで振り返ることができると、面接がどんどんうまくなります。これがないと、同じ失敗を繰り返して「どうしてうまくいかないのだろう」という負のループに陥りかねません。
つまり、面接ノートは面接のPDCAサイクルを回す材料になります。面接ノートを作っていない人はこれがうまくできていないことがよくあるので、ぜひ面接ノートを作って就活に活用していきましょう。
本当に就活に役立つ面接ノートを作るための2つの指針
就活生
面接ノートって、選考対策をするうえではとても大切なものなのですね。
キャリアアドバイザー
そうですね。面接ノートを使って情報をまとめておくことで、効率的に就活を進めるのに役立ちます。
就活生
それでは、早速面接ノートを作ってみようと思います。
キャリアアドバイザー
その前に、本当に就活に役立つ面接ノートの作り方について確認しておきましょう。
面接ノートは就活を進めるうえで重要なツールですが、ただ作成するだけではなく、どのような面接ノートを作るべきなのかを考えながら作成することが重要です。
ここからは、本当に役立つ面接ノートを作成するために意識しておきたいことを解説します。しっかりと確認して、就活の際にフル活用できるような面接ノートを作りましょう。
作って終わりではなく何度も見返すことを前提に作る
面接ノートを作成する際には、作って終わりではなく何度も見返すことを前提として作成しましょう。就活ではこまめに面接ノートを見返し、対策の精度を上げていくことが大切です。
- 選考対策の際に企業情報を見返す
- 選考が終わった後の反省時に見直す
見返すことが前提ということは、情報をまとめる際にも見やすくなるよう意識することが大切です。必要なときに必要な情報がすぐに手に入るようにしましょう。
キャリアアドバイザー
詳しい作成法はこの先の「絶対に押さえておきたい! 見返しやすい面接ノートを作るための4つの鉄則」で解説しているので、参考にしてくださいね。
就活中は常に携帯することを前提に作る
面接ノートは、基本的に就活中は常に携帯することを前提に作成しましょう。そのため大きすぎたり重すぎたりといったことがないよう、以下の点を意識してノートを選ぶのがおすすめです。
- 必要なページだけ持ち出せるようルーズリーフのものを選ぶ
- A4、B5、A5サイズのものがおすすめ
インターンシップや企業説明会で得た情報をすぐに書き留めたり、面接の際に得た情報を記憶が新しいうちに整理するためにも、面接ノートは常に携帯するようにしてくださいね。
キャリアアドバイザー
いざ書き込みがしたいとなったときに何も持っていないということがないよう、普段から持ち歩くことを習慣づけておくようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
面接ノートは自分好みに情報を整理できることがメリットの一つです。インターネット上や紙媒体でも、さまざまな企業や業界の比較情報を見ることはできますが、自分が興味あるところだけに限定して比較するには複数の情報を見比べなければなりません。
また企業を比較検討する際、さまざまな要素があるので、何を比較すれば良いのかを決めて、わかりやすくしておかなければ迷ってしまうことがよくあります。たとえば「離職率が低いところが良い」と考えて企業探しをしていたとします。しかし、初任給が高くて昇給も比較的早い給与形態の企業が見つかったとき、面接ノートで自分が何を基準に企業を比較検討するか整理しておかなければ「あれ、結局どっちが良いんだっけ」と判断に迷いが生じてしまいかねません。
面接ノートを使うと、自分が大事にしているポイントに注目して比較検討ができるので、迷いにくくなるほか、ミスマッチを減らすことにもつながるのです。
絶対に押さえておきたい! 見返しやすい面接ノートを作るための4つの鉄則
就活生
就活に役立つ面接ノートを作成するためには、どのようなノートを作るべきか意識することが大切なのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。後から見返す、持ち歩くということを意識して、より使いやすい面接ノートを作成しましょう。
就活生
でも、見返しやすくするためには書き方にも工夫が必要ですよね。
キャリアアドバイザー
そうですね。ここからは見やすい面接ノートを作るために意識しておきたい鉄則について解説しますよ。
面接ノートを作成する際には、見返しやすさを意識することが大切です。こまめに見返して面接対策の質を上げていくためにも、活用しやすい面接ノートとなるよう工夫をしましょう。
ここからは、面接ノートを作成する際に押さえておきたい鉄則を解説します。しっかりと確認し、情報を見返しやすい面接ノートの作成を目指しましょう。
①企業ごとにページを分ける
見やすい面接ノートを作成するうえでは、必ず企業ごとにページを分けるようにしましょう。見開きページで作成すると、欲しい情報がどこに書かれているのかがすぐにわかり見返しやすくなります。
反対に1ページに複数の企業情報を詰め込んでしまうと、後から見返す際に見づらくなってしまう可能性があるので注意してくださいね。
キャリアアドバイザー
インデックスを使い、どのページにどの企業の情報が書き込んであるのかがすぐにわかるようにしておくのもおすすめです。
②情報を書き足せるよう余白を作る
面接ノートを作成する際には、情報を書き足しやすいよう余白を作ることも忘れないでくださいね。
情報を書き足していくためにも、面接ノートを作成する際は余白を意識することが大切です。新たな情報を得た際にすぐに書き込みができるよう、スペースに余裕を持たせて書き込んでいきましょう。
キャリアアドバイザー
適度に余白があると、見返す際にも見やすくなります。あまり情報を詰め込みすぎず、簡潔にパッと見でわかるようなレイアウトを意識してくださいね。
③色分けを活用する
面接ノートを作成する際には適宜色分けをして作成するのもおすすめです。大切な情報や面接前にすぐに見たい情報などは、わかりやすいよう色をつけておきましょう。
- 面接時に言及したい重要なポイント
- 企業に対して特に注目しているポイント
- 自分が絶対に外せない条件を満たしているポイント
面接前にすぐ見れるのはもちろん、ほかの企業と情報を比較する際にも、色分けをしておくと差別化ポイントがすぐにわかります。これは志望動機や自己PRを作成する際にも役立つので、重要なポイントにはしっかりと色付けをしておきましょう。
キャリアアドバイザー
ただし、色をつけすぎると逆に重要なポイントがどこなのかわかりにくくなるため注意してくださいね。また色は赤、青などの2~3色程度におさめておくのがおすすめです。
④情報はできるだけ端的にまとめる
後から見返しやすい面接ノートを作成するために、情報はできるだけ端的にまとめてノートを開いた瞬間必要な情報がすぐにわかるようにするのがおすすめです。
- メモをするときは文章ではなくキーワードで書き留めておく
- 箇条書きなどを使って一文を短くまとめる
面接ノートを作成する際に一文が長すぎると、後から読み返す際にわかりにくくなってしまいます。また文字が多いと余白も作りづらくなってしまうため、情報は端的にまとめる意識をしましょう。
キャリアアドバイザーコメント堀内 康太郎プロフィールをみる
面接ノートは何度も見返して、就活をスムーズに進めるために役立てることが目的です。とはいえ、綺麗で見やすいノートを作ることにばかり注力するのは避けましょう。
就活はやらなければならないことがさまざまあり、できるだけ効率的に進めることが大切です。ノートを綺麗に書くことだけに意識が向いてしまうとほかのことに使えるはずの時間がなくなり、自分自身のスケジュールを圧迫することにもなりかねません。
面接ノートの書き方はさまざまですが、最も大事なのは自分にとって活用しやすいノートを作ることです。作り方がまったくわからない最初は例のとおり作ってみるのが良いと思いますが、使いながら「自分はこうしたほうが活用しやすいな」とわかれば、その感覚に沿って修正しましょう。
面接ノートの目的が綺麗に書くことだけにならないよう、全体的なスケジュールの見直しやすさと自分にとっての活用のしやすさのバランスを考えながら作成してくださいね。
作成前に用意しておこう! 面接ノート作成に必須な3つのアイテム
就活生
見返しやすい面接ノートを作るためには、作成法を工夫していくことが大切なのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。少しでも見返しやすく、書き込みがしやすいノートを作成しましょう。
就活生
工夫するべき点も確認したので、いよいよ書き始めてみようと思います!
キャリアアドバイザー
では、その前に用意しておくべきものを確認しましょう。面接ノート作成に必要なものを事前に準備してから作成してくださいね。
面接ノートを作成するうえでは、いくつか事前に用意しておきたいアイテムがあります。ここから解説していくので必要なものをそろえたうえで面接ノートの作成に取り掛かりましょう。
①ルーズリーフ
面接ノートを作成する際には、ルーズリーフを使うのがおすすめです。企業情報を後から付け足したくなったときにページを追加できるため、情報が整理しやすくなりますよ。
またルーズリーフにすることで、必要な企業のページだけを持ち運ぶことができます。面接に行く際にはその日面接を受ける企業のページのみを挟んで持っていくことができるので、持ち運びがしやすくなりますよ。
- A4、B5、A5程度の大きさがおすすめ
- ドットつき罫線のものだとまとめやすい
②消せる筆記用具
筆記用具は、シャープペンシルや消せるインクのボールペンなど、消せるタイプのものを使うのがおすすめです。
書き間違えたときにすぐに消せるので、見やすい面接ノートを作成するのに役立ちます。
- 消せるタイプのものを選ぶ
- 滲みにくいものを選ぶ
キャリアアドバイザー
消せるタイプのボールペンだと、消しゴムなどを持ち歩く必要もなくカスも出にくいので便利ですよ。
③色つきのペン
面接ノートを作成する際には、色つきのペンも活用して重要な情報がすぐ目につくよう工夫をしましょう。
また色つきのペンを使う際には、3色ボールペンなどを使うのがおすすめです。何本もペンを持ち歩く必要がなく、すぐに色を変えることができるので素早くメモを取りたいときにも役立ちます。
- 3色ボールペンなど一つのペンで済むものが使いやすい
- 色は黒のほかに2~3色程度用意するのがおすすめ
キャリアアドバイザー
色分けをしすぎるとかえって見にくくなってしまうので、大事なことは赤、面接で言いたいことは青など、色ごとの役割を決めて多くとも3色程度におさめるのが良いですよ。
図で解説! 面接ノートの作り方4ステップと意識したいポイント
就活生
面接ノートの記入に必要なものが用意できたので書いてみようと思ったのですが、どのように作っていけば良いのかわかりません……。
キャリアアドバイザー
面接ノートを作成する際のお手本があるとわかりやすいですよね。あとは面接ノートの作り方にも手順があるので、確認しておきましょう。
面接ノートを作成する際には4ステップの手順をふむことで、抜け漏れなく情報の整理ができますよ。
また情報をまとめる際にも見やすい順番を意識する必要があるので、ここからはそういった面接ノートを作成する手順について詳しく解説していきます。
ステップ①ノートの最初にスケジュール欄を作成する
面接ノートを作成する際には、まずノートの最初にスケジュール欄を作成しましょう。ここで企業ごとの面接日程や、エントリーシートの締め切りなどを管理してくださいね。
- 見開き1ページを活用して大きく書く
- 書き込み欄を大きくして予定を書き込めるようにしておく
- 必要に応じて色分けしパッと見でわかりやすいようにまとめる
- 面接の日程
- ESの締め切り
- 筆記試験の日程
- 企業説明会の日程
- インターンの日程
スケジュール欄が面接ノートの最初にあると、必要に応じて素早くページを開くことができますよ。すぐに予定を書き込みたい、確認したいといったときに便利です。
キャリアアドバイザー
スケジュール帳が事前に出来上がっているルーズリーフを使ったり、スケジュール帳のフォーマットがダウンロードできるサイトを利用して印刷し、貼り付けるのがおすすめですよ。
ステップ②見開きページで企業の基本情報を書き込んでいく
スケジュール欄を作成したら、次のページから志望企業の基本情報を書き込んでいきましょう。このとき見開きページを使って情報をまとめるようにしてくださいね。
- 企業名
- 企業理念
- 想定月収
- 福利厚生の内容
- 事業内容
- 仕事内容
- 求める人物像
ノートの大きさにもよりますが、見開きページの左側には基本情報を、右側にはそれぞれに感じた感想などを書くことで見返しやすく、企業への印象を整理しやすいですよ。ノートが大きいときは、ページ中央に線を引いて半分に分けるのも良いでしょう。
キャリアアドバイザー
この時、懸念点のような企業側に確認しておきたいことや、プラスに感じているポイントに色をつけておくと企業を比較する際に役立ちます。
企業研究の結果をまとめる際には、企業研究ノートも役立ちます。こちらの記事で詳しい作り方を解説しているので、必要に応じて活用しましょう。
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企業研究ノートは3ステップで作れる! コツや活用方法も解説
企業研究ノートを作成することで、就活をより効率的に進めることができます。この記事では、企業研究ノートの作成方法を3ステップで解説。コツや注意点についても、キャリアアドバイザーがわかりやすく紹介しますので、是非参考にしてみてください。
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ステップ③面接に関するページを作成する
企業情報が整理できたら、次のページに面接や選考に関する情報をまとめます。
- ESで記載するべきこと
- 各面接の面接官のポジション
- 各面接の想定質問
- 各面接の結果
選考に関する情報をまとめるときも、ノートを半分に分けて左側には面接前に見ておきたい情報、右側には面接後の振り返りに関する情報を記載すると後から見返しやすくなりますよ。
ステップ④ノートの最後に自己分析結果を記入する
面接ノートの最後のページには、自己分析の内容を記入しておくのがおすすめです。自己分析ツールにはマインドマップや自分史、モチベーショングラフなどさまざまありますが、それぞれの内容と自己分析の結果わかったことを記録しておきましょう。
自己分析は一度やって終わりではなく、時期を見て適宜やり直すのがおすすめです。更新する際には後ろのページから前へ書き込むと、最新の情報が前に来るようになるため見返しやすくなります。
キャリアアドバイザー
なんらかのシートやツールを使った際は、それをコピーして貼り付けておくと管理がしやすいですよ。
そもそも自己分析の方法に悩んでいる人は、こちらの記事が参考になります。一度目をとおしておきましょう。
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自己分析をするときはノートを活用すると、しっかり整理できるので就活の成功につながりますよ。 この記事では自己分析に効果的な自分史の作り方やノートの活用方法をキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、分析により自分の強み・弱みや適性を把握してくださいね。
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ここで活用! 面接ノートの3つの更新タイミング
就活生
手順をふんで面接ノートを作成することができました! これを見返せば対策も安心ですね。
キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください! 面接ノートは随時更新していくことも忘れないでくださいね。新しく得た情報はその都度書き込んでいくようにしましょう。
就活生
そうでした。でも、いつ更新するべきかを知っていないと更新タイミングを逃してしまいそうで……。具体的にはどのようなときに更新の必要があるのでしょうか?
キャリアアドバイザー
基本的には自己分析後や面接終了後、結果通知後の更新がおすすめです。この先で詳しく解説しますよ。
面接ノートは作成して終わりではなく、適宜情報を更新して抜け漏れのない状態にすることが大切です。
ここからは具体的にどのようなときに情報更新をすべきなのか解説していくので、頭に入れておき適宜情報を更新してくださいね。
①自己分析後:変化があった部分をピックアップして記入する
面接ノートを更新するタイミングとして、まず意識しておきたいのが自己分析をした後です。就活をとおして企業の実態や社会人として働くことへの理解が深まることもあると思うので、その際に変化した考え方や価値観について書き込んでおきましょう。
ツールを使ってしっかりと自己分析をやり直さなくとも、価値観が変わったと感じる部分のみを簡単にメモしておくだけで後から見返す際に役立ちますよ。
キャリアアドバイザー
特に企業選びに悩んだときや、本当にこの企業に自分が合っているのかを考える際には、自分の価値観を見返して判断基準にするのが良いですね。
②面接終了後:良かった点と改善点を記入する
面接ノートの更新タイミングとして、面接が終了した後の反省や振り返りを書き込むことも大切です。
- 想定外だった質問内容
- 答えにくかった質問
- 面接官の反応が良かった回答
場合によっては面接終了後に企業からフィードバックをもらえることもあるので、そういった情報は記憶が新しいうちに書き込んでおき次の対策に活かしましょう。
キャリアアドバイザー
面接対策をする際には面接ノートに記入した内容を振り返り、「万が一この企業でもこれを聞かれたら何と答えよう」といったように考えておくのも対策の質を高める方法の一つです。
③結果通知後:実際の結果をふまえ振り返りを記入する
面接ノートには、結果通知後にも振り返りを記入していくようにしましょう。面接の結果は自分の面接対策に対する一番のフィードバックになるので、うまく活用することが大切です。
- 最終的な面接結果
- 手応えがあったかなかったか
- 手応えに対する結果をふまえた反省点
面接がどこまで進んだのかを書き残しておくことで「一次面接で落ちることが多い」「最終面接までは進めるケースが多い」など、自分の傾向を把握することができます。
その傾向に沿って対策をすることで、着実に面接の通過率を上げていくことにつながりますよ。
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
合格通知をもらった後、それで終わりにせず「なぜ合格したのか」を振り返ることも非常に大事です。物事がうまくいかなかったときは「どうしてうまくいかなかったんだろう」と振り返り、修正しようとすることはよくあります。しかし、うまくいったときこそ「どうしてうまくいったんだろう」と振り返り、成功した要因を分析してください。
そうすることで、今回の成功を「たまたま」にせず、うまくいったことをほかの場面でも再現できるようになります。同じような状況になったとき繰り返しうまくできるようにすることで、面接対策の効率が上がりますよ。
もし合格通知をもらった企業のほかに志望度の高い企業が残っていたとしたら、その企業でも同じように合格するために、今回うまくいったことを再現できるようにしておきましょう。そのために「どうしてうまくいったんだろう」という視点を持って、面接ノートに気づきを書き残しておくことが大切です。そのような内容が書かれた面接ノートは、就活を勝ち抜くための自分だけの心強いツールになっていくはずです。
面接ノートに関する疑問にキャリアアドバイザーが回答!
選考対策として面接ノートを作成したいと考えた時、どのようなことをまとめれば良いのか、面接ノートをフル活用するにはどのような作り方をすれば良いのか悩むこともありますよね。そのような疑問にキャリアアドバイザーが回答します。
面接ノートには何を書けば良いですか?
面接ノートを作成する際には、面接対策に役立つ情報はもちろん就活のスケジュールや企業情報などを書き込んでおくことが大切です。面接ノート1冊で就活に関する情報が把握できるようにしておきましょう。
面接ノートをフル活用するにはどうすれば良いですか?
面接ノートをフル活用するためには、後から見返すことを意識した作り方が重要です。そのうえで企業ごとにページを分ける、余白を作る、色分けをする、情報は端的にまとめることを意識してください。面接ノートは作って終わりではなく、こまめに見返すことで面接対策の精度を上げるのに役立ちます。
面接ノートの作り方は見返すことを前提に考えよう! 鉄則を押さえて面接を突破
ここまで、面接ノートの作り方やフル活用するためのポイント、面接ノートを更新したいタイミングについて解説してきました。
面接ノートは就活を効率的に進めるために必須のツールですが、ただ書くだけではなく後から見返して選考対策の質を上げていくことが大切です。そのため見返しやすい内容にし、次の選考対策に向けてフル活用することを大切にしてください。
まずは面接ノートを作成するうえでの鉄則を確認し、それらをしっかりと意識したうえで作成しましょう。面接ノートを活用して就活を効率的に進め、希望をかなえてくださいね。
面接に備えて面接ノートを作って対策したいと思っているのですが、具体的な作り方はよくわからなくて……。