25卒でもまだ間に合う! 自分の状況に合わせた行動で就活成功へ

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目次

  1. 25卒の就活状況を理解したうえで自分がすべき行動に今すぐ取り掛かろう
  2. まずは基礎的な理解から! 25卒の概要を解説
  3. 25卒の意味:2025年に学校を卒業予定の就活生
  4. 25卒の就活スケジュール:大学3年の6月から取り組む人が多い傾向にある
  5. 25卒の就活状況:就活市場全体は追い風
  6. 今までとの違いも把握しておこう! 25卒の就活の4つの特徴と対策
  7. ①就活の早期化・長期化
  8. ②就活スタイルの多様化
  9. ③インターンシップの形式と重要度の変化
  10. ④選考形式の変化
  11. 今の状況は4つのうちどれ? 25卒でも諦めずに自分の状況に合った行動をとろう
  12. パターン① 就活にまだ取り掛かれていない
  13. 25卒の今の就活状況と自分の状況を照らし合わせる
  14. いつまでに何を達成するか今後のスケジュールを立てる
  15. パターン② 就活に取り組んできたがまだ内定を獲得できていない
  16. これまでの選考を振り返り内定が出ていない原因を考える
  17. 内定が出ていない原因を改善する選考対策に取り組む
  18. 就職エージェントに今の状況を相談してみる
  19. パターン③ 内定は獲得したが納得する就職先がなかなか決まらない
  20. 内定した企業の承諾にふみ切れない理由を今一度考えてみる
  21. OB・OG訪問などを活用し就職先を決めるときのアドバイスをもらう
  22. パターン④ 就活自体へのやる気がなくなってしまった
  23. 「やる気がない」と感じている原因をすべて洗い出す
  24. 自分が就活する目的や就活後の未来を考えてみる
  25. 焦りすぎは逆効果! 25卒の就活で不安になったときの3つの対処法
  26. ①周りの就活生と比べすぎない
  27. ②過去の自分を責めるよりもいったん今できることに目を向ける
  28. ③自分の将来を考えて来年度に再挑戦する選択肢も考えてみる
  29. 25卒の就活についてよくある質問に回答!
  30. 25卒で諦めるにはまだ早い! 自分の状況に合う対策をして納得いく形で就活を終えよう

25卒の就活状況を理解したうえで自分がすべき行動に今すぐ取り掛かろう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生から最近よく

「25卒の今の就活状況ってどのような感じですか?」
「25卒で就活に行き詰まっているのですが、どうしたら良いか教えてください。」

といった質問や相談を受けます。この記事を見ている人のなかには、25卒で就活を進めているけれど、なかなかうまくいっていないという人や、周りの人と比較して焦っている人もいるでしょう。ですが、25卒の就活状況をしっかり理解したうえで、自分の今の状況に合った行動をとれればまだまだ挽回は可能です。

そこで、この記事では25卒の一般的な就活スケジュールや今の就活状況を解説したうえで、状況別に今すべき行動をお伝えします。今の25卒の就活状況を確かめたい人も、これから挽回したいと考えている人もぜひ参考にして、就活を納得のいく形で終われるようにしてくださいね。

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まずは基礎的な理解から! 25卒の概要を解説

25卒の概要を解説
  • 25卒の意味:2025年に学校を卒業予定の就活生
  • 25卒の就活スケジュール:2023年6月から取り組んでいる人が多い
  • 25卒の就活状況:就活市場全体は追い風
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就活生

25卒で就活をしているのですが、周りの人はスムーズに就活を進められているのに、自分はなんだかうまく進められていない気がして……。ここからどうしたら良いかわからないです……。

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キャリアアドバイザー

今の時期、周りと比べると自分だけが遅れているのではないかと、不安になってしまいますよね。でもまだ挽回できます。まずは25卒の就活の基礎的なところから理解して、対策を実践していきましょう。

25卒の就活をうまく進めるためには、まず25卒の就活の概要を把握するところから始めましょう。特に、一般的な25卒の就活スケジュールや今の就活状況を知っておくことは、自分が今すべきことを明確にするためにも重要です。早速確認していきましょう。

25卒の意味:2025年に学校を卒業予定の就活生

そもそも、25卒は何を指すのか漠然としている人もいるかもしれません。就活においては、以下のような意味で使われています。

25卒の意味
  • 2025年に学校を卒業する予定の就活生のこと

2025年に学校を卒業する人としては、2024年6月時点で高校3年生や大学4年生、大学院の修士2年生が当てはまり、新卒として扱われることを覚えておきましょう

25卒の就活スケジュール:大学3年の6月から取り組む人が多い傾向にある

25卒の就活の年間スケジュール

25卒の就活生は今の時期に何をしているのが良いのか、いつから就活を始めるのが一般的なのか知りたい人もいますよね。おおまかには上記のようなスケジュールで進めるのが基本的な流れです。

ProFutureとワンキャリアが合同で実施した「【HR総研×ONE CAREER】2025年卒学生の就職活動動向調査」によれば、25卒に関して文系・理系ともに6月に8割以上の学生が就職活動を開始しているという結果も出ています。

また就職みらい研究所の「就職プロセス調査(2025年卒)2024年5月1日時点 内定状況」によれば、2024年5月の時点で就職内定率は72.4%と7割以上の学生が内定を獲得しています

今の自分の状況と照らし合わせてみて、いかがでしょうか。下記の25卒の一般的なスケジュールに対して遅れている人については、少し危機感を持って今から行動に移すことが重要です。

25卒の一般的な就活スケジュール
  • 大学3年4月~:早い人は自己分析・業界研究を進め始める
  • 大学3年5〜8月:夏期のインターンシップに応募・参加する
  • 大学3年9〜12月:冬期のインターンシップに応募・参加する
  • 大学3年1〜2月:企業への選考応募に向けて、エントリー準備や選考対策をする
  • 大学3年3〜5月:企業にエントリー・説明会(※早期選考がある人は同時並行で選考を進める)
  • 大学4年6月~:複数社の選考を受けながら、内定を確保する
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キャリアアドバイザー

25卒の就活のスケジュールは以前よりも少し前倒しになっており、就活の早期化という現象が起きています。詳しい内容は後ほど解説するので参考にしてくださいね。

今の時期に就活に何も取り掛かれていない人は、以下の記事を参考に基礎的なところから行動を始めましょう。

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25卒の就活状況:就活市場全体は追い風

25卒の就活市場全体の状況を総合的にみると、就活生にとっては「追い風」です。その理由となる以下の背景を一緒に確認していきましょう。

25卒の就活市場全体が追い風だと言える3つの理由
  1. 求人倍率が1.75倍で3年連続上昇中
  2. 内定率も約7割と高い水準(2024年5月1日時点のデータ)
  3. 就活スタイルの多様化により選択肢が多い

まず、リクルートワークス研究所の「第41回 ワークス大卒求人倍率調査(2025年卒)」によれば、25卒の求人倍率は1.75倍と高い水準にあり、就活生一人につき1.75社の企業が求人を出している状況です。個人によって違いがあることはたしかですが、25卒の就職先は比較的多くあると言えますね。

また、就職みらい研究所の「就職プロセス調査(2025年卒)2024年5月1日時点 内定状況」によれば、内定率について2024年5月時点で7割の就活生が内定をもらっているというデータが出ています。

上記のように多くの就活生が内定を獲得していることに加え、さらに近年就活の仕方が多様化している傾向にあります。どのように就職するか選択肢が多く、さまざまなルートから就職できる状態のため、25卒の新卒として就職できる可能性も高いと言えますね

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キャリアアドバイザー

さまざまな状況が重なったことで、25卒の就活生は基本的に「就活を有利に進められる状態にある」ということを認識しておきましょう。

塩田 健斗

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「就活に出遅れてしまった」と感じても焦らず計画を立てて進めよう

25卒の就活生のなかには一般的な就活から遅れてしまっていると焦る人もいるかもしれません。たしかに、今から始めるのはスタートが早いというわけではありませんが、就活市場全体は追い風のため、必要以上に不安になる必要はありませんよ。

焦って就活を進めると、就活の目的を見失ってしまいがちです。就活のゴールは、自分に合った企業を見つけて入社することです。焦ってしまうと「早く就活を終えなければ」と、自己分析や企業分析が足りないまま就活を進めてしまったり、自分に合っていない企業に入社を決めてしまう可能性があります。そのため「自分にとって納得する形で就活を終える」といった目的を念頭に、焦らず就活を進めましょう。

しかし、のんびりしすぎるのもあまりおすすめしません。人気の企業は早めにエントリーを締め切ってしまうことも事実です。焦りは禁物ですが、ゆっくりしすぎて受けたい企業が減ってしまわないよう、計画を立てて進めることが重要ですよ。

就活に出遅れてしまったと不安を感じている人は、こちらの記事で今やるべきことや挽回する方法を詳しく解説しているのであわせて読んでみてください。

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今までとの違いも把握しておこう! 25卒の就活の4つの特徴と対策

25卒の就活と4つの特徴と対策
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就活生

25卒の就活状況を知って焦っていた気持ちが少し落ちきました。前向きに取り組もうと思います。ちなみに、25卒の就活は今までと何か異なる点はあるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

良い視点ですね。今までに比べて変化したことがいくつかあります。焦りすぎないことを前提に、危機感を持って進めていきましょう。

21卒からは新型コロナウイルス感染症の影響もあり、就活市場にも大きな変化がありました。現在その影響は少し落ち着きつつあるものの、さまざまな要素が重なったことで25卒の就活もこれまでとは異なる特徴があります。

ここでは4つの変化とそれらに対する対策を解説するので、しっかり確認しておいてくださいね。

25卒の就活についてはこちらの記事でも詳しく解説していますよ。あわせて参考にしてみましょう。

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①就活の早期化・長期化

以前の新型コロナウイルス感染症の影響もあり、今も就活の早期化・長期化が加速しています。

新型コロナウイルス感染症の影響で企業側としては経営が厳しくなり、採用数を減らすことで対応する企業が多くなりました。それにともない、就活生は早めに動かないと採用枠が埋まってしまうという危機感から、周りの就活生よりも早めに動く人も多くなったのです。

新型コロナウイルス感染症における企業への影響はすでに落ち着いていますが、早めに就活に取り組む学生は依然多い傾向にあります。それにともなって、企業側も優秀な人材を確保するため、採用活動を早く始めたり、採用活動の終わりを延長するなどの対応をする企業が増えているのが現状です。

②就活スタイルの多様化

現在は就活市場全体で見ると有効求人倍率が1.75倍ということで、仕事を求める人よりも求人数が多く、学生が就職先を選びやすい状況です。このことから、さまざまな方面からの採用活動が活発化し、就職へのルートが多様化している現状があります。

たとえば、以下のような就職へのルートがありますね。

現在活用されている就職ルートの例
  • 就活プラットフォームを介した採用
  • インターンでの人材の見極め・採用(※採用は一部のプログラムのみ)
  • 企業からのオファーによる募集
  • ダイレクトメールやSNSを通じた連絡からの募集
  • 新卒採用の期間に限定しない通年採用

このように、現在は企業があらゆる手段を使って人材を採用しようとしているのです。諦めずに就活を続ければ内定の可能性は十分にあると言えますね

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キャリアアドバイザー

企業側が就活生を取りあう状況にありますが、誰でも良いというわけでありません。自社にマッチしている優秀な人材を採用するために動いていることは認識しておきましょう。

こちらの記事では通年採用をしている企業の目的や企業例などを解説しています。通年採用の企業も視野に入れて就活を進める人は、ぜひ参考にしてみてください。

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③インターンシップの形式と重要度の変化

インターンは「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」に記載されているように、おもに25卒から以下のように形式が4つに分かれました。これは、国がインターンを今まで以上に重要視するようになったからこそ、改定されたと言えます。

「キャリア形成支援に関する取り組み」の4タイプ
  1. オープンカンパニー:単日でおこなうプログラムであり、企業は説明会などを実施し、大学や就職関連の民間企業はイベントを開催する。また就業体験がなく、どの学年でも問題ないため、最も気軽に参加できるプログラムであると言える
  2. キャリア教育:大学がメインとなりおこなうプログラムや企業のCSR関連のプログラムが代表的。実施期間に決まりはなく大学や企業によって異なる。また就業体験について組み込みたい場合は可能
  3. 汎用的能力・専門活用型インターンシップ:企業単体や企業と大学が連携しておこなうプログラム。期間は5日間~2週間以上のものがあり、学生が長期休みの時期に開催されることが多い。また就業体験の組み込みは必須であり、採用につながる場合もある。対象は学部3・4年生、修士1・2年生
  4. 高度専門型インターンシップ:企業と大学が連携しておこなうプログラムであり、大学院生が対象。就業体験は必須で採用につながる場合もある。実施する期間は2カ月以上と定められている

今までのインターンは、キャリア教育が目的とされており、インターンで得た情報は基本的に採用活動に使用することが禁止となっていました。それが改定後は、一定の基準を満たせば、インターンで得た情報を採用活動に活用できるようになったのです

これにより企業は、選考前に就活生のさまざまな情報を得たいという思いから、インターンを活用する動きが活発化しています。特に職業体験のプログラムなどでは就活生の実際の仕事ぶりを見ることができるため、ミスマッチを減らすことにも役立っていると言えるでしょう。

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キャリアアドバイザー

企業にとってはもちろんですが、就活生にとっても自分をアピールしたり就活の役に立つ情報収集のために、インターンが重要になってきていると言えますね。

オープンカンパニーには25卒からスタートした新制度です。こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみましょう。

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インターンの重要度が高まったことでインターンを受ける就活生も増えています。そこで選考を実施する企業もあるので、こちらの記事を参考にインターンの選考の対策をしてみてくださいね。

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また、インターンはただ参加するだけでは自分の就活に活かしきれません。こちらの記事ではインターンに参加する前に準備することをまとめているので、参考にしてください。

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④選考形式の変化

近年選考形式が変化してきており、就活生としては、選択肢の幅が広がっていると同時に対策すべき内容も増えている状況です。そのため、しっかり準備しておくことが就活突破のカギになります。

近年取り入れられている選考形式の例
  • オンラインでの会社説明会や面接の実施
  • インターンを活用した採用
  • 企業から就活生にアプローチする「ダイレクトリクルーティング」
  • 本格的な選考を受ける前に面談や食事会をおこなう「ミートアップ」
  • 自社の社員にマッチしそうな人材を紹介してもらう「リファラル採用」

背景としては、新型コロナウイルス感染症の影響があり、特にオンラインを活用した説明会や面接をおこなう企業が増えました。新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着いた今でも、その便利さから多くの企業でオンラインが活用されています

また、オンラインの活用により日本全国の企業と就活生が手軽につながれるようになったことで就職活動が活発化し、就活生の活動範囲も広がっていると言えるでしょう。

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キャリアアドバイザー

加えて、会社説明会や一次面接はオンラインで、二次面接以降は対面でという「ハイブリッド型」の面接形式を取り入れている企業もありますよ。

オンライン面接は対面の面接とは準備すべきことが異なります。こちらの記事ではオンライン面接の際に事前に準備すべきことをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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成瀬 遼

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リアルタイムでの就活状況を把握するには「就活アプリ」がおすすめ

就活をスムーズに進めるためには、25卒の就活の特徴を知っておくのと同時にリアルタイムの就活状況を把握しておくことも重要です。「就活アプリ」を活用して状況を把握しましょう。就活アプリには多くの企業が登録しており、求人票や自社のセミナー情報など、就活に関連するリアルな情報が掲載されています。「リクナビ」や「マイナビ」などが有名ですね。また「OfferBox」など、アプリによっては企業が学生のプロフィールを見てスカウトメールを送る機能もあるため、就活を効率的に進められるツールにもなります。

セミナーや説明会といった就活イベントを企画・開催している就活アプリもありますね。就活イベントは、数社が参加する小規模なものから、何十社も集まる大規模なものまで幅広いです。こういった、就活アプリに登録しているからこそ得られる情報があるのも魅力的ですね。

就活アプリは、種類によって特性が異なります。大手企業が多く登録しているアプリもあれば、中小企業やベンチャー企業を中心とするアプリもあります。自分が志望する企業の特徴にあったアプリを選んだり、大手・ベンチャー企業どちらの情報もバランスよく得られるよう複数登録しておくのもおすすめですよ。

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今の状況は4つのうちどれ? 25卒でも諦めずに自分の状況に合った行動をとろう

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就活生

25卒の今の就活状況を知れたことで、より就活への意識が高まりました。ただ、まだ自分が何をすれば良いのかわからず、このまま就職できないのではないかと考えてしまいます……。

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キャリアアドバイザー

たしかに自分の状態がはっきりしないと、どんな行動を取れば良いのかわからず不安ですよね。今の自分の状況はどれかを確認して適切な行動を取っていきましょう。

今25卒で就活中の人のなかには、周りと比べたときに「もう遅いのではないか……」と諦めてしまいそうになっている人もいるかもしれません。ですが、就活が早期化してはいるものの、政府主導で公式に決められている選考解禁日は6月からになっています。

もちろん、選考に臨むには事前にさまざまな準備をしておく必要がありますが、まだ挽回は可能です。ここから立て直すには、まずは自分のおかれている状況をしっかりと把握し、それにマッチした行動を取ることがカギになるので、今の状況を確認するところから始めましょう

ここからは、今の時期に焦りを感じやすい4つの状況をピックアップして、それぞれの状況別にすべき行動を解説していきます。自分がどの状況にあるのか、そしてこれからどのような行動をしていくべきか、参考にしてみてくださいね。

吉川 智也

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今の時期にまだ就活を始めていない場合は一日でも早く動きだそう

公式的な選考解禁日は6月だからと、就活を始めていない学生もなかにはいるかもしれません。就活を焦って進める必要はないですが、油断したり楽観的にとらえすぎるのも禁物です。

人気の企業は早い段階でエントリーを締め切ってしまうため、動き出しが遅くなるほど求人数が少なくなります。またエントリーができても、人気の企業ほど応募が多く集まるため、倍率が非常に高いです。自己分析や企業研究など、選考対策も早めに進めないと、ほかの学生に対して遅れをとってしまい、十分な対策ができないまま選考に臨むことになってしまうでしょう。

過度に焦る必要はないですが、就活に対してまだ何も取り組んでいない場合は、計画を立てたうえで対策を始め、説明会やセミナーに参加してみましょう。まずは就活をスタートさせることで緊張感が生まれ、就活に対するフットワークも軽くなっていきますよ。

パターン① 就活にまだ取り掛かれていない

就活にまだ取り掛かれていない場合の対処法
  • 25卒の今の就活状況と自分の状況を照らし合わせる
  • いつまでに何を達成するか今後のスケジュールを立てる

まず想定される状況として、就活自体にまだ取り掛かれていないパターンが考えられます。たとえば、課外活動が忙しかったり、部活動に熱中していたために就活に割く時間がなかったという場合もあるでしょう。

また、「まだ就活し始めなくても大丈夫と思っていたら時間が経っていた」「就活に取り掛からなければならないのはわかっていたけれど、なんだか動き出せなかった」などの状況から、今の時期になって焦っている人もいるかもしれません。

どちらにせよ一度焦る気持ちを落ち着けて、就活モードに切り替える必要があります。具体的にはどのようにすれば良いのか、解説していきますね。

なかには就活自体したくないと思う人もいるかもしれません。この記事では就活したくないと思う人が前向きに取り組むコツを解説しているので、参考にしてみてくださいね。

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25卒の今の就活状況と自分の状況を照らし合わせる

まずは25卒の今の就活状況と自分の状況を照らし合わせながら、ほかの学生とどれくらい差があるのか確認して、整理するところから始めましょう。焦りからやみくもに行動しても納得のいく結果になりづらいですし、効率的に就活を進めることも難しくなります。

過度に周りの進捗状況と比べる必要はありませんが、今の時期に就活に取り掛かれていない人は、少し遅れていることを認識しておきましょう。そして、一般的な就活スケジュールと自分の状況を比較して、その差を縮めるために動くことをおすすめします

ひとまず、以下の一般的な25卒のスケジュールと自分の今の段階を比較しながら、どのくらい差があるのかを確かめてみましょう。

25卒の一般的なスケジュール
  • 大学3年4〜5月:自己分析・業界研究を進める
  • 大学3年6〜8月:夏期のインターンに応募・参加する
  • 大学3年9〜12月:冬期のインターンに応募・参加する
  • 大学3年1〜2月:企業への選考応募に向けて、エントリー準備や選考対策をする
  • 大学3年3月〜:企業にエントリー・説明会開始
  • 大学4年4月~:選考対策をおこないながら、順次選考を進める
  • 大学4年6月以降:内定を確保しつつ、ほかの企業の選考を進める

選考対策は決まった期間に一度おこなって終わりというものではありません。そのため、以下の3つを意識して継続的に取り組んでくださいね。

選考対策をするときに重要な3つの理解と対策すべき内容
  1. 自分の理解:自己分析、他己分析
  2. 企業の理解:業界研究、企業研究、インターンへの参加、OB・OG訪問の活用
  3. 社会の理解:ニュースや新聞を読んで時事を理解する、就活情報を集める

自己分析のやり方については、こちらの記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

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いつまでに何を達成するか今後のスケジュールを立てる

自分の状況とやるべきことがわかったら、いつまでに何を達成すべきか今後の行動スケジュールを立てましょう。スケジュールを設定すると無駄がなくなり効率的に就活を進められるうえ、「ここまでに終わらせなきゃ達成できなくなってしまう」と身も引き締まります。

具体的には、以下のことを意識してスケジュールを立てると行動しやすくなりますよ。

自分の就活スケジュールを立てる3ステップ
  1. 自分がこれからすべきことをすべて書き出す
  2. これからの日程に関して、月ごとに分けた表を作成する
  3. どの時期に何をすべきか書き込んだうえで、それらをいつまでにやるのか期限を決める

実際にどのようにスケジュール立てするか、下記に例を掲載するので参考にしてみてください。

大学4年の6月から就活を始めるスケジュールの例
  • 大学4年6/1~6/15:自己分析や業界研究を進めつつ、説明会や選考に応募する
  • 大学4年6/16~6/30:選考を進めながらエントリーシート(ES)の精度を高める
  • 大学4年7/1~7/15:何社か面接を受け、模擬練習などもしながら面接突破を目指す
  • 大学4年7/15~7/31:5社以上二次面接まで進む
  • 大学4年8/1~8/15:1社目の内定を獲得する
  • 大学4年8/15~8/31:2社目の内定を獲得する
  • 大学4年9/1~9/30:3社目以降の内定を獲得し、比較検討しながら自分にマッチした企業の内定を承諾する

スケジュールを立てるときに重要なのは「期限を決めること」です。期限を決めずに進めると、ダラダラしてしまいやすくなり後々十分な対策や企業への応募ができていないという状況になりかねません。

また企業の応募受付も時間が経つほど少なくなります。対策が遅れて応募できなかったなどがないように「いつまでに終わらせるか」を必ず決めておきましょう

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キャリアアドバイザー

何にどのくらい時間がかかるか、都度時間を計っておくことも重要です。次に対応するときに目安として活用できるため、選考間際になって焦ることが少なくなりますよ。

パターン② 就活に取り組んできたがまだ内定を獲得できていない

就活に取り組んできたがまだ内定を獲得できていない場合の対処法
  • これまでの選考を振り返り内定が出ていない原因を考える
  • 内定が出ていない原因を改善する選考対策に取り組む
  • 就職エージェントに今の状況を相談してみる

次に考えられる状況は、これまでしっかり就活に取り組んできたけれど、なかなか内定をもらえないパターンです。内定をもらえない状況にもさまざまあります。

たとえば、「一次面接は突破するけれど二次面接からなかなか進めない」という人もいれば、「いつも最終面接で落ちてしまう」という人もいるでしょう。

それぞれの状況によってすべき行動が異なるので、まずは何をすべきか、どのように解決の糸口を見つければ良いかを一緒に確認していきましょう。

なかなか内定をもらえずに悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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これまでの選考を振り返り内定が出ていない原因を考える

今の時期に内定が出ていない人は、まずは今まで受けた選考を振り返り、「なぜ内定が出ないのか」「どの段階でつまずくのか」を確認してください。内定が出ないという状況は同じでも、その原因は人によって異なります。

原因を特定することが、最短で改善していく行動につながるので、以下を意識しながら実践してみましょう。

内定が出ない原因を突き止める3ステップ
  1. 自分が突破できなかった選考の段階をすべて洗い出す
  2. 選考のなかで自分が「ここはつまずいてしまったな」「これは苦手分野だな」という項目をピックアップする
  3. なぜつまずいてしまったのか、苦手意識があるのか考えて共通する理由を導き出す

上記のように、自分だけの内定が出ていないポイントを導き出せれば、おのずとすべき対策も見えてきます。まずは自分ならではの改善すべき点を特定するところから始めましょう

内定が出ていない原因を改善する選考対策に取り組む

内定が出ていない原因が特定できている人は、原因を改善する対策に取り組むフェーズに入りましょう。原因がわかってもそのまま放置して対策しなければ、また同じ結果になってしまいます

たとえば、面接で思うように質問に答えられない場合は、質問リストを作ってすべての質問に答えられるように練習するなど、自分に合った対策を導き出すことが重要です。ただし、一から考えるのは難しい部分もあるので、以下のような情報を参考にして近しいものを探してみてください。

自分なりの対策法を見つける際に参考すべき情報
  • 人材会社などが提供している選考対策資料
  • 就活ノウハウ記事・実際に就活をした先輩などからの意見や情報
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キャリアアドバイザー

就活は自分の頭だけで考えていると煮詰まりやすくなり、視野が狭まります。世の中にある情報を活用しながら対策を進めてくださいね。

就職エージェントに今の状況を相談してみる

就活は一人でおこなっていると行き詰まってしまったり、焦りやすくなります。そこで、就活に詳しい就職エージェントなどで相談してみるのも一つの手です。

就職エージェントでは就活のプロであるキャリアアドバイザーが親身になってサポートしてくれるうえ、選考対策だけでなく業界や企業の情報も共有してくれます。自分だけでは得ることのできない情報をもらえたり、一人ではできない対策を一緒に進めることができますよ。

就職エージェントがおこなっているサポート例
  • キャリア面談の実施
  • ESの添削
  • 就活や業界情報の提供
  • 応募企業や求人の紹介
  • 模擬面接の練習
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キャリアアドバイザー

就職エージェントに限らず、人に話すことで考えがまとまったり、自分の奥に隠れていた悩みが見えてくることもあります。どうすれば良いかわからなくなったときは、周りの人に相談してみると良いですよ。

パターン③ 内定は獲得したが納得する就職先がなかなか決まらない

内定は獲得したが納得する就職先がなかなか決まらない場合の対処法
  • 内定した企業やそのほかの選択肢について改めて深く調べる
  • OB・OG訪問などを活用し就職先を決めるときのアドバイスをもらう

なかには、内定は獲得しているのだけれど自分の納得した就職先ではなく、なかなか決断できず悩んでいる人もいるでしょう。内定を持っていることで、来年度就職できないわけではないため、就く仕事がないという不安は少ないかもしれません。

しかし、入社しても自分に合わない企業だったら、その後社会人生活が充実しないのではないかという不安から、「ほかの企業を早く探さなければ……」と焦ることもあるかと思います。

このような状況ではどうすれば良いのか、具体的に確認していきましょう。

内定した企業の承諾にふみ切れない理由を今一度考えてみる

内定を獲得しているけれど承諾するか迷っている人は、その企業に何かしら承諾にふみ切れない理由や引っかかる点があるからだと考えられます。その際は、何が原因なのかを今一度考えて、納得のいく判断ができるようにしましょう。

内定した企業の承諾にふみ切れない理由を整理する3ステップ
  1. 引っかかっている部分を紙に書き出してみる
  2. 一つひとつ「なぜなのか」を言語化していく
  3. いくつか共通の要素が見つかったら、それが許容範囲内か考えてみる

また、企業の理解が十分に深められていないことが原因となり、内定の承諾に踏み切れない場合もあるでしょう。以下の内容が確認できているかもチェックしながら検討してみてください。

内定した企業に関して改めて確認すべき情報
  • 企業サイトの社員メッセージや社長の言葉
  • 企業理念の背景や企業の方向性
  • 実際の業務内容
  • ネットの口コミや企業のSNSの情報

承諾にふみ切れない原因が明確になり、内定を承諾しない方向に気持ちが傾いた場合でも、辞退する前にほかの選択肢も考えておきましょう。承諾しない方向に傾いているとしても、すぐに辞退してしまうと「今就職する手段が自分にはない」と不安が大きくなってしまう可能性があるからです。

自分にほかの選択肢があるかどうかは、世の中の就活状況によっても変わってきます。そのため、情報が集まりやすい大学のキャリアセンターや就職エージェントなどを活用して、今の状況から道を切り開ける選択肢はないか、一緒に考えてみると良いですよ

こちらの記事では就職先に迷ったときの決め方を解説しています。なかなか就職先を決められないと悩んでいる人は、ぜひあわせて読んでみてください。

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OB・OG訪問などを活用し就職先を決めるときのアドバイスをもらう

困ったときに頼れる存在として、OB・OGがいます。実際に就活を経験しその企業への入社を決断しているため、リアルな判断軸や決めるときの判断要素の候補が知れるでしょう。

今の企業に入社した決め手は何なのか、率直に聞いてみるのも良いですし、今後の就活の進め方や今の状況の抜け出し方に悩んでいるのであれば、就活全般についてアドバイスを求めるのもおすすめです。

実際にOB・OGに話を聞く際は、確保した時間を最大限活用できるように事前準備をしっかりとしておくことが重要になります。以下を意識しつつ活用してみてくださいね。

就職先を決めるときにOB・OGに聞くべき質問例
  • 入社した決め手は何でしたか?
  • どのような情報を活用して判断しましたか?
  • 決断するために取り入れていた方法があれば教えてください。
  • 内定が一つでこれ以上保留できない場合、どのようにその後の就活を進めましたか?

OB・OG訪問の仕方について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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パターン④ 就活自体へのやる気がなくなってしまった

就活自体へのやる気がなくなってしまった場合の対処法
  • 「やる気がない」と感じている原因をすべて洗い出す
  • 自分が就活する目的や就活後の未来を考えてみる

これまで就活の対策をいろいろと進めてきたけれど、なぜかうまくいかずやる気がなくなってしまった状況にある人もいるかもしれません。努力してきたのになかなか報われなかったら無気力になることもありますよね。

このような状態のときは、まずやる気を復活させる手段を考えることが重要です。就活にはある程度効果的なテクニックや対策法はありますが、一番の原動力となるのは自身の気持ちの部分です。

これから解説することを実践して、今ここからリスタートしてみましょう。

「やる気がない」と感じている原因をすべて洗い出す

無気力になっているときは就活に関する行動をする気が起きないこともあるでしょう。そのときはとりあえず頭に浮かんでいることを書き出してみるのがおすすめです。少しでも動き出して頭が整理されると、就活に対しても「やってみようかな」という気持ちも出てきます。そこから、なぜやる気が出ないのか、原因をすべて洗い出す作業に入りましょう。

たとえば、就活にやる気がなくなっている場合は、以下のような原因が考えられます。

就活でやる気がなくなる原因の例
  • 選考をなかなか通過できず、自分に自信がもてなくなっている
  • 周りの人は内定が出始めているのに自分だけもらえず、原因もわからない
  • 就活でやることが多すぎて「もういいや」と投げやりになっている

このようにやる気がない原因がわかれば、対処しやすくなります。一人ひとりの状況は異なるため一概には言えませんが、考えすぎて煮詰まってしまっているときは、以下のように一度割り切って就活以外のことでリフレッシュするのも一つの手ですよ。

おすすめのリフレッシュ法
  • 期限を決めたうえで、いったん就活から離れて好きなことだけに没頭してみる
  • 友人や家族に自分の悩みをひたすら話してみる
  • 外に出て散歩や運動をして気分を変える試みをする

就活にやる気がない状態から、やめたい状態になる人もいるかと思います。そのときはこちらの記事で対処法を紹介しているので参考にしてみてください。

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自分が就活する目的や就活後の未来を考えてみる

やる気が出なくなっているときは、目の前の出来事や行動すべきことに熱中しすぎて視野が狭くなっている可能性があります。そうすると、先の目的を見失いやすく「なんで今こんなことをやっているんだろう」と無気力になることもあるでしょう。

そこで、自分が就活する目的や、就活後に自分がどのような未来を思い描いていたのかを今一度見つめ直してみてください。たとえば、以下のように具体的にイメージできるとやる気が出やすくなりますよ。

就活後の具体的なイメージの例
  • 10年後に〇〇業界のプロとして活躍するために、入社3年後に営業として成績を残し、5年後にはマネージャークラスに昇進。10年後には社内で大きなプロジェクトを牽引する存在になる。
  • 10年後に自分のカフェを開業するために、まずは飲食業界の企業に就職する。入社後は店舗で接客の経験を積む。3年後には店長として店舗運営や経営についても学び、いくつかの店舗での経験を経た後、独立して自分のお店を立ち上げる。

このように、先が見えると今が通過点だということが再確認でき、頑張ろうという気持ちも芽生えやすくなるでしょう

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キャリアアドバイザー

やる気がなくなっているときは、気持ちが塞ぎ込んでしまい柔軟に考えられないこともあります。普段と異なる場所で将来のことを考えると、いつもとは違う気分で考えられるのでおすすめです。

こちらの記事ではキャリアプランが思いつかないときの考え方や対処法を解説しています。就職後の将来が思いつかず悩んでいる人は参考にしてみてください。

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焦りすぎは逆効果! 25卒の就活で不安になったときの3つの対処法

25卒の就活で不安になったときの対処法
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就活生

パターンに分けて紹介いただいたことで、自分の状況とやるべきことが明確になりました! 自分はかなり遅れている気がするので、今すぐに実践して早くほかの人に追いつこうと思います!

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キャリアアドバイザー

やる気が出たようで良かったです。ですが、焦りすぎないように注意してください。自分の状況にあわせて就活を進めていくことが大事ですよ。

自分の状況が確認できて、かなり焦りを感じている人もいるかもしれません。ですが、不安を感じた状態や、焦っている心境のまま就活を進めると適切な判断ができなくなる可能性もあります。

最後に、今の時期からリスタートを切ろうとしている人に向けて、就活で不安になったときの対処法をお伝えするので、悩んだときは思い返してみてくださいね。

①周りの就活生と比べすぎない

新卒の就活は同時期におこなうため、自分以外にも周りの就活生が選考などを進めている状態です。そうすると、周りとの差が気になってしまうかもしれませんが、必要以上に周りと比べすぎないことが自分が納得いく形で就活を終える秘訣になります。

就活は競争ではありません。もちろん、採用枠が決まっているためどうしても行きたい企業に入れない可能性もありますが、就活の本質は「自分にマッチした企業に就職すること」です。本来の自分を表現して企業側が採用しなかったのなら、合わない企業だったと言えるでしょう。

就活中にどうしても周りが気になってしまう人は、以下を意識して取り組んでみてください。

周りが気になってしまうときの対処法
  • 人の性格も特性も人それぞれのため、就活の進め方も人それぞれだと考える
  • 一度、就活に関係のない自分が得意なことに没頭してみて、「自分には周りの人にはない得意なことある」と、自分への自信を取り戻す
  • 家族や友人に状況を話しながら、自分だけの就活のやり方を固める

また、内定を獲得することがゴールではないことも、改めて意識しておきましょう。そう考えると、内定をいくつもらったのかや周りより先に就活を終えたかどうかは、就活後の人生には関係ありません。あくまで、自分が納得して就活を終えられるように行動してくださいね。

②過去の自分を責めるよりもいったん今できることに目を向ける

就活で悩むなかで、「あのとき〇〇しなかったのがだめだったんだ」「もっと早く〇〇しとけば良かった」と過去の自分を責めてしまうこともあるかもしれません。ですが、過去に戻ることはできないので、いったん今できることに目を向けて行動に移しましょう。

反省することは次の行動に活かせるので大切ですが、自分を責めるのは自分を傷つけることにつながり、ただ時間が過ぎていくだけです。その間に応募できる企業は少なくなっていくので、過去を責める時間を今行動する時間に変えていきましょう。

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キャリアアドバイザー

自分を責めすぎるとほかのことが考えられなくなり動けなくなるうえ、心身に影響をもたらす可能性もあります。就活だけの問題ではなくなる場合もあるので、必要以上に自分を責めすぎないようにしましょう。

③自分の将来を考えて来年度に再挑戦する選択肢も考えてみる

25卒ということに縛られすぎてしまうと、「自分が納得する就職先を見つける」という就活本来の目的を見失いやすくなります。新卒期間の就活だけで人生が決まるわけではありません。自分の将来を長い目で見て、以下のように来年度に再挑戦することも検討してみましょう。

来年度に再挑戦する際の選択肢の例
  • 大学卒業後に既卒として再チャレンジする
  • 大学を留年や休学するなどして、その間に新しい経験を積んだうえで来年度に新卒として就活する

25卒だからといって、今年必ず就職しなければいけないわけではありません。むしろ、自分が納得できていないまま適当に決めてしまうと、今後の人生に影響が出ることもあり、入社後に後悔する場合もあります

自分の視野を広げて選択肢を多くもち、人生を長期的な目線で考えて今後の行動を決めていきましょう。

こちらでは既卒として就活する際の注意点や対策を解説しています。既卒の就活も視野に入れている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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堀内 康太郎

キャリアアドバイザーコメント堀内 康太郎プロフィールをみる

就活で不安になってしまったときは思いきって休憩しよう

就活が遅れているからといって、就活のことだけを考えてしまうと、心身ともに調子を崩してしまう可能性があります。もちろん、就活を優先して進めることは大切ですが、就活以外の予定や楽しみがなくなってしまうと、リフレッシュできなくなり逆効果となってしまうかもしれません。

また、気分転換ができないまま就活を進めると、視野が狭まってしまいがちです。たとえば、内定を獲得できない理由が「企業との相性」の影響が大きい可能性があるにもかかわらず、自分の能力不足だけが原因だと自分を責めてしまうケースも見られます。必要以上に自責的な考えを持ってしまうと、自分を追いつめる原因になってしまうため、注意が必要です。

心の余裕をもって就活を進めるには、少しでも良いので休憩の時間を作って気持ちをリフレッシュしましょう。たとえば、外に出て15分散歩をするだけでも良いのです。気持ちが軽くなるだけでなく、頭がスッキリして思考が整理されるでしょう。思いきって、丸一日時間をとって好きなことや趣味に没頭するのも良いですね。就活とプライベートでメリハリを付けることで、より就活に集中できる環境を作ることができるので、ぜひ実践してみてくださいね。

25卒の就活についてよくある質問に回答!

25卒の就活について調べるなかで、疑問に思うことや悩むこともありますよね。ここでは、キャリアアドバイザーが25卒の就活についてよくある質問に回答していくので、ぜひ参考にしてくださいね。

  • 25卒の就活の特徴は何ですか?

    25卒の就活の最も大きな特徴は、就活自体が早期化していることです。これには新型コロナウイルス感染症の影響もかかわっています。当時、企業側としては経営が立ち行かなくなったことで、新規の採用数を減らす動きがありました。それにともなって、就活生としては早めに動かないと採用枠が埋まってしまうという危機感から、周りよりも早く就活を始めようとする人も多くなったのです。

    当時に比べて、現在はさらに早期化が加速しており、早めに就活に取り組む学生も増えているという状況にあります。

    また、有効求人倍率が年々上昇しており、企業による就活生の取りあいも発生している状況です。優秀な人材を確保するために採用期間も長期化し、さらに就活生を見極めるためのプログラムも以前よりも増えました。

    このように、就活の早期化によって25卒の就活には大きな変化が起きていると言えるでしょう。

  • 25卒の就活で対策すべきことを教えてください。

    25卒の就活では、就活の早期化を考慮して早くに就活を始めることが大切ではありますが、焦らずに自分の状況にあった行動を取ることが最も重要です。25卒の就活市場全体の状況を考えると、就活生にとっては追い風であり、企業の採用活動も長期化していることから、まだチャンスはあります。

    むしろ、焦って就職先を決めたり、納得いかないまま就活を終えてしまうと、後々後悔することになりかねません。まずは今の自分の状況を正確に把握したうえで、それぞれの状況に合った行動を取っていきましょう。

25卒で諦めるにはまだ早い! 自分の状況に合う対策をして納得いく形で就活を終えよう

25卒の皆さんのなかには、就活が思うように進まず焦っている人もいるかもしれません。ですが、就活市場全体が追い風であることを考えると、25卒の就活生が諦めるにはまだ早いです。

まずは今の自分の状況を理解し整理したうえでそれぞれに合った対策を実行していくことが、自分が納得して就活を終えるために重要になります。

そして、過去の自分を責めることや今やる気を失って立ち止まることなく、自分のこれからの未来に目を向けて今できる行動に取り掛かってみてください。自分のできる範囲で最大限就活に取り組み、すっきりした気持ちで就活を終えましょう。

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