目次
- 企業研究ノートは3ステップで作る! 企業研究のやり方を押さえよう
- 企業研究ノートを作る前に押さえておくべき基礎知識
- 意味:企業情報を一覧化してまとめたノート
- 目的:企業選びや選考対策に役立てる
- メリット:企業を比較しやすくなる
- 3ステップで完成! 企業研究ノートの作り方
- ステップ①情報収集:企業の全体像を把握する
- ステップ②分析:自分なりの視点を加える
- ステップ③ノート作成:テンプレートに沿って項目を埋める
- テンプレートつき! 企業研究ノートの作り方3例
- 例①:事前に枠を設けておくタイプ
- 例②:右端に余白を作っておくタイプ
- 例③:面接を意識した項目を作っておくタイプ
- どこで得られる? 企業研究ノートで必要な情報の集め方
- ①就職情報サイト:まず押さえるべき情報が得られる
- ②ホームページや採用ページ:企業の詳しい情報がわかる
- ③業界地図、就職四季報:客観的な情報を得られる
- ④IR情報:投資家向けの情報を確認できる
- ⑤就職エージェント:企業の実情を知れる
- ⑥説明会:企業から口頭で説明を受けられる
- ⑦インターンシップ:実際の働き方がわかる
- ⑧OB・OG訪問:実際の社員の声が聴ける
- ⑨SNS:企業の雰囲気をつかめる
- ⑩ニュース:新情報やトレンドがわかる
- 事前に確認! 企業研究ノートを作るときの4つのコツ
- ①1冊のノートにまとめる
- ②分析する項目をそろえる
- ③余白を残す
- ④適宜色ペンを使用する
- 作って終わりではない! 企業研究ノートを活用する方法
- 定期的に見返す
- 新しい情報は随時追記していく
- 面接の質問や回答も記載する
- 企業研究ノートに関してよくある質問に回答!
- 就活には必須! 企業研究ノートはやり方を工夫して企業理解を深めよう
企業研究ノートは3ステップで作る! 企業研究のやり方を押さえよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から、
「企業研究ノートって必要ですか? 」
「企業研究ノートの作り方がわかりません……」
といった質問をよく受けます。企業研究ノートを作成すれば、情報収集や選考対策をより効果的におこなえますよ。また、ノート自体も3ステップで簡単に作成することができます。
この記事では、ノートを活用した企業研究の方法や、情報のまとめ方などを具体的に紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
企業研究ノートを作る前に押さえておくべき基礎知識
企業研究ノートの作成方法について解説する前に、まずは「そもそも企業研究ノートとはどのようなものか」を知り、イメージを膨らませておきましょう。
イメージをしっかり持つことができれば、これからどんな情報をまとめたら良いのか、どのような点を意識して情報を整理したら良いのか、自分で考えることができるようになりますよ。
ここからは企業研究ノートについて、「意味」「目的」「メリット」の3つの観点から解説します。
意味:企業情報を一覧化してまとめたノート
企業研究ノートとは、自分がわかりやすいように企業情報を整理したノートを指します。
企業の情報はインターネットや説明会、ニュースなどさまざまな場所で得ることができますが、その都度違う場所にメモしてしまうと「あの情報はどこに記載したっけ?」と忘れてしまうことになりかねません。
企業情報をまとめるノートを一つ用意しておくと、後で見返しやすいですし、情報の整理にも役立ちますよ。
目的:企業選びや選考対策に役立てる
企業研究ノートは企業選びや選考対策に役立ちます。頭の中で考えるだけでなく、書き出してみることで視覚化することができ、自分の考えを整理するのに役立ちます。
また、実際に書き出してみることで企業を比較しやすくなるため、今まで気づかなかった企業の強みを見つけることもできますよ。
メリット:企業を比較しやすくなる
就活で企業研究ノートを作る一番のメリットは、企業を比較しやすくなることです。さまざまな企業の情報を一つのノートにまとめておけば、応募する企業を選ぶときや志望動機を考えるときなどに、内容を見比べながら考えることができます。
情報がしっかり整理されていれば、同じことを調べる手間を防ぐことにもつながりますよ。また、面接前の振り返りなど、ほかにも役立つ場面が多くあります。
- 説明会やOB・OG訪問などさまざまな場面で得た企業情報を整理できる
- 応募書類を作成する際に志望動機を見つけやすくなる
- 面接前に企業情報を振り返りやすくなる
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう
自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。
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3ステップで完成! 企業研究ノートの作り方


就活生
企業研究ノートを作る際のコツを理解できました! さっそく作りたいのですがおすすめの方法ってありますか?

キャリア
アドバイザー
もちろんあります! 3つのステップで作る方法を紹介しますね。
企業研究ノートを作りたいけれど、どうやって作ったら良いかわからない学生もいますよね。ここからは3ステップで作る方法を紹介するので、企業研究ノートを作る際の参考にしてください。
ステップ①情報収集:企業の全体像を把握する
最初のステップは「情報収集」です。気になっている企業について、さまざまな視点から情報を集めて全体像を把握しましょう。どのような情報を集めたら良いかわからないときは、以下のリストを参考にしてくださいね。
- 企業概要(設立年や従業員数など)
- 事業内容
- 業績(売上高や純利益など)
- 理念・ビジョン
- ビジネスモデル
- 働く環境(教育制度や福利厚生の内容など)
- 社風(意思決定の方法や上下関係の厳しさなど)
- 採用情報(新卒採用の人数や応募時期など)
- 業界内での立ち位置(業界の企業ランキングや主な取引先など)
どこを見れば上記の情報を探し出すことができるのかについては「どこで得られる? 企業研究ノートで必要な情報の集め方」で解説しています。
企業研究の方法については以下の記事でくわしく紹介しているのであわせて参考にしてくださいね。
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ステップ②分析:自分なりの視点を加える
次のステップは「分析」です。集めた情報から企業の安定性や自分が目指すキャリアとのマッチ具合などを考えて、自分なりの視点を加えましょう。
- 高度な独自技術がある→業界内で優位性を保てる可能性が高い
- 一つの事業分野に依存している→多様なビジネス経験を積めない可能性がある
企業の情報を分析するときは「フレームワーク」を活用すると取り組みやすくなりますよ。
- SWOT分析:外部・内部の両方の環境から網羅的に企業の分析ができる
- 3C分析:他社と比較して企業独自の情報を調べられる
- 財務分析:企業の経営状況や成長性を知ることができる
- バリューチェーン:企業の事業範囲や職務内容を把握できる
- STP分析:業界内における志望企業の立ち位置を知ることができる
- PEST分析:外部要因から企業の将来性について分析できる
- 4C分析:消費者目線で企業の特徴がわかる
- 4P分析:企業目線で企業の特徴をとらえることができる
フレームワークについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
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ステップ③ノート作成:テンプレートに沿って項目を埋める
企業の情報を集めて分析したら、テンプレートに沿って項目を埋めていきましょう。ノートに情報を記載する際は、文章だと後で読みにくいので箇条書きで書くのがおすすめです。
- 企業概要
- 事業内容
- 業績
- 理念・ビジョン
- ビジネスモデル
- 働く環境
- 社風
- 採用情報
- 業界内での立ち位置
- 他社との比較
- 所感や質問事項
きれいにまとめようとするあまり、時間をかけすぎてしまうことにも注意しましょう。企業研究ノートは何度も見直すことで企業理解を深めることが重要なので、まとめることにこだわりすぎないようにしてください。

キャリア
アドバイザー
企業研究ノートを作るなら、ページの順番を自由に入れ替えたり新しいページを追加できたりするルーズリーフを使うのがおすすめですよ。
テンプレートつき! 企業研究ノートの作り方3例
企業研究ノートの作り方について理解できたけれど、どのフォーマットを使えば良いかわからない学生もいるのではないでしょうか。
ここからは、企業研究ノートのまとめかたの例を3つ紹介します。作りやすいものを探して、ノートを作る際の参考にしてくださいね。
例①:事前に枠を設けておくタイプ

企業研究ノートのまとめ方としてまず挙げられるのが、事前に枠を設けておくタイプのものです。事前に枠の大きさを決めておくことで、企業ごとの情報量を統一することができますよ。
また企業情報を記載する際にどこに何を配置するかを迷う必要がないので、効率良く書き込むことができますね。

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アドバイザー
「枠の大きさが足りない……」とならないように、ノートを作る際にはできるだけ余白を残しておくようにしましょう。
例②:右端に余白を作っておくタイプ

企業研究ノートを作る際は、右端に余白を作っておくタイプもおすすめです。前もって余白を作っておくことで、後で追加の情報を記載しやすくなりますよ。
おすすめは事前に必要な項目を埋めておき、説明会に参加した際に所感や追加情報を余白に記載していくやり方です。下調べをしてから説明会に臨むことで、内容を理解しやすく、新しい気づきを得やすくなりますよ。

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アドバイザー
説明会に参加する前と後の印象の違いについても整理しやすいですね。
例③:面接を意識した項目を作っておくタイプ

対策までおこなえるのが、面接での頻出質問に関する項目を作っておくタイプのまとめ方です。志望動機や入社後成し遂げたいことなど、企業ごとに異なる回答を用意したい質問への回答をまとめるのに効果的ですよ。
質問への回答もチェックすることができるため、面接の前の復習にも役立ちます。

キャリア
アドバイザー
ただし枠が増えることで書く内容も多くなるため、志望度が高い企業に絞るなどの工夫をするようにしましょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!企業研究ノートの形式についてのアドバイス
活用シーンに合わせた形式で作ろう
調べた内容や企業比較などをまとめるときには、パソコンにまとめる学生もいるのではないでしょうか。たしかにインターネットで調べた情報をコピーするときなどは、ワンクリックでできるので便利ですよね。しかし企業研究ノートを活用するシーンを考えると、パソコンではなく手書きのほうが融通が利く場合も多くあります。
企業研究ノートは対面型の説明会で追記したり、面接前に企業情報をチェックすることもあるでしょう。そういった場ではパソコンより手書きのものが好まれます。
もしパソコンを使用する場合は、クラウド型のメモがおすすめです。パソコンで整理した内容をスマートフォンでも見ることができるので、移動時間にもチェックできますよ。たとえばGoogleドキュメントやApple社のNotesなどは、共通アカウントを通じてパソコンとスマホのどちらからでも編集することができます。このように、整理することが目的にならないように、活用するシーンを考えて企業研究ノートを作成しましょう。
あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう
就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます。
早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。
どこで得られる? 企業研究ノートで必要な情報の集め方
企業研究ノートを作るうえで必要な情報は、さまざまな場所で得ることができます。どんな情報を得られるかもあわせて紹介していくので、企業研究ノートを作成する際の参考にしてください。
あなたが受けないほうがいい職業は?
3分でできる適職診断で確認してみよう
入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけで適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます。
自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。
①就職情報サイト:まず押さえるべき情報が得られる
企業研究ノートを作成するうえで必要な情報を集める際にまずおすすめなのが、就職情報サイトです。就職情報サイトとは就活に関する情報をまとめたサイトのことで、多くの企業情報が掲載されています。
企業の基本情報や事業内容など、まず押さえるべき情報を得られるため、就活を始めたばかりの学生や、少し興味がある業界・企業の情報を集めるのにおすすめですよ。

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学生が見やすいように整理されているので、企業研究に慣れていない学生も気軽に企業情報を得ることができます。
②ホームページや採用ページ:企業の詳しい情報がわかる
ホームページや採用ぺージでも企業研究ノートに必要な項目を調べることができます。各企業の詳しい情報が記載されているので、選考を受けるなら必ず見ておきましょう。
また企業によっては、社員インタビューや社員に対するアンケートなどをホームページや採用ページで掲載しているところもあります。先輩社員の声や働く環境を知ることができるので、企業の人や文化を感じることができますよ。

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アドバイザー
採用ページには企業研究ノートで欠かすことができない採用情報も掲載されています。しっかりチェックしておきましょう。
③業界地図、就職四季報:客観的な情報を得られる
企業情報を集めるなら業界地図や就職四季報もおすすめです。第三者からの視点で業界や企業についてまとめられており、客観的な情報を得ることができますよ。
- 業界地図:業界ごとに特徴やトレンド、主要な企業や業績などが地図上で把握できる
- 就職四季報:企業ごとの基本情報、採用情報、もとめる人物像などの詳細な情報がまとまっている
自分に合った企業を見つけるには客観的な視点に基づいた情報を得ることが重要なので、1冊でそういった情報を集めることができるのは大きなメリットですね。
また、幅広い業界や企業の情報が掲載されているため、業界ごとのつながりや企業の関係性などを知ることにも役立ちますよ。

キャリア
アドバイザー
志望する業界でなくとも、目を通しておくことで新たな発見があるかもしれません。幅広く情報収集してみましょう。
就活四季報についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。
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④IR情報:投資家向けの情報を確認できる
企業研究ノートに必要な項目は、IR情報でも確認できます。IR情報とは企業が投資家向けに提供している情報のことを指します。
- 経営状況
- 財務状況
- 中期経営計画
- 業績
- 今後の経営戦略 など
IR情報には、具体的な数値を用いた情報が掲載されています。明確なデータに基づいた企業の現状や今後の方向性を知ることができるため、正しい情報を書くことが重要な企業研究ノートには欠かせない情報を得ることができますね。

キャリア
アドバイザー
トップメッセージもあるため、企業の代表がどんな考えを持っているかを知ることもできます。
IR情報の見方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。参考にして情報収集をしましょう。
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⑤就職エージェント:企業の実情を知れる
企業の情報を得たいなら就職エージェントを頼ってみるのもおすすめです。就職エージェントでは就活のプロが日々企業とやり取りをおこなっているので、企業の実情を知ることができますよ。
また過去に面接で聞かれたことや気をつけるべきことなど、企業ごとの選考ポイントを知ることもできます。企業研究ノートに対策ポイントもあわせて書いておけば、面接を受ける前に確認することもできますね。

キャリア
アドバイザー
口頭で知りたいことを質問できるので、データを参照することが苦手だったり情報収集が得意でない人は頼ってみるのがおすすめです。
⑥説明会:企業から口頭で説明を受けられる
企業の情報が知りたいなら、説明会にも積極的に参加してみましょう。説明会では企業が学生向けにわかりやすく口頭で説明しているので、企業分析が苦手だと感じる学生にもおすすめです。
企業の採用担当者と会話ができる数少ない機会なので、事前に企業について調べておき、質問を用意しておくとさらに理解を深めることができます。企業研究ノートに質問項目を書いておけば質問のし忘れも防げますよ。

キャリア
アドバイザー
オンラインで説明会を開催している企業も多いので、気軽に参加してみるのもおすすめです。
Web説明会についてはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてくださいね。
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⑦インターンシップ:実際の働き方がわかる
実際の働き方を知りたい人は、インターンシップへの参加がおすすめです。インターンでは入社後の働き方に近いような実践的な経験をすることができるので、自分に合っているのかを判断することができますよ。
またインターンでは実際の社員と働くこともできるので、企業の文化や社風を理解することにも役立ちます。

キャリア
アドバイザー
事前に企業研究ノートを作っておき、インターンで学んだことを追加で書き込むことで、意欲の高さをアピールすることもできるでしょう。
⑧OB・OG訪問:実際の社員の声が聴ける
OB・OG訪問でも企業情報を集めることができます。OB・OG訪問では実際に働いている社員から話を聞くことができるので、生の意見を得ることができますよ。
また企業が求める人物像や面接で聞かれる質問など、先輩社員だからこそ知っている情報を得ることができるかもしれません。実際の働き方や選考のイメージをつけるためにも、積極的にOB・OG訪問を活用してみてくださいね。
OB・OG訪問についてはこちらの記事で詳しく解説しています。実施する前に目を通して、しっかりと準備したうえで臨みましょう。
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⑨SNS:企業の雰囲気をつかめる
企業の情報を集めるにはSNSも活用しましょう。SNSを通じて社員インタビューや社内の紹介をしている企業も多く、普段の様子や文化など企業の雰囲気を知りたい学生にもおすすめです。
また、SNSを利用して商品やサービスを発信している企業もあります。手軽に事業内容を把握することができるのもSNSで情報収集をするメリットですね。
⑩ニュース:新情報やトレンドがわかる
企業研究ノートは常に最新の情報を記載することが重要なので、ニュースも企業情報を得るのに効果的です。テレビやインターネットのニュースでは企業の新商品やトレンドなどの時事情報を知ることができますよ。
また、ホームページのニュース一覧や更新履歴を確認するのもおすすめです。ニュース一覧には企業の広報情報や最新ニュースなども掲載されているので、企業の最新の動向もチェックすることができますよ。

キャリア
アドバイザー
ニュース欄を見ておくと志望度の高さをアピールできるので、特に志望度が高い企業はチェックしておきましょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!企業研究に時間をかけすぎてしまう学生へのアドバイス
すべてに網羅的に取り組む必要はない
これまでに紹介された「必要な項目の集め方」を見ると、収集すべき情報が多く、すべての情報を活用できるのか不安を感じた学生もいるのではないでしょうか。たしかに、IR情報は見たことがない学生も多いでしょうし、インターンは選考が設けられているケースも多くハードルが高いですよね。
もちろん、すべての情報を活用して企業研究をすることは理想です。しかし、自分の就活レベルに応じて必要なことから情報収集することが重要です。たとえば、まだ就活を始めたばかりの学生は、どのような業界に興味があるのかわからないこともあるでしょう。
そのような状態でIR情報をチェックしても活用しきれず、不要な情報の収集に時間をかけてしまう可能性もあります。そうすると、必要な対策に手が回らず、希望する企業から内定がもらえなくなってしまうことも考えられます。このような失敗をしないためにも、情報収集する目的を考えて、目的に合った情報から収集することを意識してくださいね。
事前に確認! 企業研究ノートを作るときの4つのコツ


就活生
企業情報の調べ方について理解できました! 実際に企業研究ノートを作りたいのですがコツって何かありますか?

キャリア
アドバイザー
もちろんありますよ! 企業研究ノートを作る際の4つのコツを紹介しますね。
企業研究ノートはコツを押さえることでより効果的に作ることができます。4つのコツを紹介するので、企業研究ノートを作る際は参考にしてくださいね。
①1冊のノートにまとめる
企業研究ノートを作る際は1冊のノートにまとめるようにしましょう。企業研究ノートを作ることで情報を一覧化して整理しやすくなりますが、情報が複数に分かれているとその効果は薄まってしまいます。
別にメモをしたとしても、必ず企業研究ノートに書き写して情報は一つの場所で管理するようにしましょうね。

キャリア
アドバイザー
ルーズリーフを活用すると、企業研究ノートを一冊で管理しやすくなるのでおすすめです。
②分析する項目をそろえる
企業研究ノートを作るときは、すべての企業で同じ内容を分析することも重要です。企業ごとに記載する項目が異なると、企業の比較ができなくなってしまいます。
また、企業によって情報量が変わると企業への印象も変化してしまうでしょう。客観的な視点から企業分析をするためにも、記載する項目は統一するようにしてくださいね。

キャリア
アドバイザー
ノートのどこに何の情報を配置するかも統一することで、一目で企業比較ができるようになりますよ。
③余白を残す
企業研究ノートを作る際は情報を詰めすぎないことも意識しましょう。余白がなく文字で埋まっていると、パッと見たときにわかりづらく、追加で企業の情報を記載したいときに書き込むことができません。
余白を作るためには企業情報をそのまま書き写すのではなく、箇条書きにしてまとめるのもおすすめです。また事前に文字を書かないスペースを決めておくと、追加の情報を書きやすくなりますよ。
④適宜色ペンを使用する
企業研究ノートを作るときは、色をつけて見やすくすることも重要です。黒文字だけだと何が重要なのかがわかりづらく、読みづらいノートになってしまいます。色ペンを使う際は、自分の中でルールを決めておくのが良いでしょう。
- 自分の考えを色ペンで記載する
- 事実と仮説を分ける
また、文章だけでなく図や表を書くと視覚的にわかりやすくなるので、自分が見やすいノートを作る工夫をしてみてくださいね。
作って終わりではない! 企業研究ノートを活用する方法


就活生
企業研究ノートが作れました! これで企業分析は完璧ですね!

キャリア
アドバイザー
待ってください! 企業研究ノートは作っただけではもったいないですよ。
企業研究ノートは作って終わりではなく、その後の活かし方が重要です。企業研究ノートを活用するための3つのポイントについて紹介しますよ。
定期的に見返す
企業研究ノートは作って終わりではなく、定期的に見返すようにしてください。一度調べたことでも、時間が経つと忘れてしまうでしょう。
「企業のことを理解しているつもりが勘違いしていた……」と面接当日になって焦らないように、繰り返し見直すことが重要です。また、時間が経ってから企業の強みや特徴が見つかることもありますよ。

キャリア
アドバイザー
就活中は常に持ち歩き、空いた時間に見返すようにしましょう。
新しい情報は随時追記していく
新しい情報を得た場合は、その都度書き足すことも忘れないでくださいね。就活を始めたてのころに調べた内容が、しばらく経つと変化していたということもありますよ。
また、比較していくなかで気づく企業の強みや企業間のつながりなどがあるかもしれません。新しい発見や学びがあればすぐにノートに記載するという習慣をつけると、企業情報を取りこぼさずに済みますよ。
面接の質問や回答も記載する
企業研究ノートには面接で質問されたことや自分の回答を記載するのもおすすめです。前回の面接から時間が空いてしまうと、質問に対してどんな回答をしたか忘れてしまうこともあるでしょう。
企業は前の面接の内容を次の面接官にも共有していることが多いので、面接ごとに違う回答をしてしまうと「一貫性がない学生だな」と思われてしまいます。どの面接でも同じ回答ができるように、面接ごとに質問と回答はメモしておくようにしましょうね。

キャリア
アドバイザー
反省点やうまくいかなかったことも記載しておくと、次回選考に活かすことができますよ。
企業研究ノートに関してよくある質問に回答!
企業研究ノートについて疑問や不安を抱えている学生もいるのではないでしょうか。企業研究ノートに関してよくある質問にキャリアアドバイザーが回答するので、参考にしてくださいね。
-
企業研究ノートって必要ですか?
企業研究ノートは就活に必要な準備の1つです。企業研究ノートを活用すると企業理解を深めることができ、自分に合う企業を見つけることができますよ。さらに企業研究ノートは企業の比較をすることにも役立つので、企業の強みや志望動機を見つけやすくなるなど選考対策にも役立ちます。選考を有利に進め、入社後のミスマッチを防ぐためにも企業研究ノートは積極的に活用してくださいね。
-
企業研究ノートにはどんな情報をまとめればいいですか?
企業研究ノートには企業概要や事業内容、業績、採用情報など、幅広い情報をまとめるようにしましょう。その際、企業ごとにまとめかたは変えずに、同じ項目を調べることが重要です。また企業情報だけでなく、所感も合わせて書いておくと志望動機を作ったり企業ごとの比較に役立ちます。
-
企業研究ノートのおすすめのサイズってありますか?
企業研究ノートは持ち運びがしやすく、まとめやすいA4サイズがおすすめです。企業研究では調べるべき項目がいろいろあるので、ある程度大きめのものだと情報を整理しやすいですよ。またA4サイズより大きなA3サイズはノートが大きい分企業情報を多くまとめることができます。ただし、A3が入らないバックもあるので、事前にバックの大きさは確認するようにしましょう。
就活には必須! 企業研究ノートはやり方を工夫して企業理解を深めよう
この記事では、企業研究ノートの作り方やテンプレート、企業情報の集め方などを紹介しました。
企業研究ノートを作成することで、企業を比較しやすくなったり、今まで気づかなかった強みを見つけることができるようになります。
作成する際は、多様な情報源を活用して網羅的に情報を集め、自分なりの分析を加えたうえで内容を整理することが大切です。企業研究ノートを積極的に活用し、企業理解を深めましょう。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

キャリアアドバイザーが読み解く!本当に役に立つ企業研究ノートを作るポイント
キャリアアドバイザー
上村 京久
プロフィールをみる企業の構造と他社との違いを理解できるようにまとめよう
企業研究ノートを作る際に意識すべきことは、「業界」と「職種」の構造を理解した情報を盛り込むことです。たとえば、同じ人材業界でも広告、紹介、スカウトなどビジネスモデルは企業によってさまざまであるため、この構造をきちんと整理しておくことが重要です。
さらに、「その業界でトップシェアを誇る企業はどこか」「自分が受けている企業とそのトップ企業との違いは何か」というような競合他社との比較も盛り込んでおくと良いでしょう。
このように企業研究ノートで他社との違いを明確に把握しておくことで、説得力のある志望動機を話せるようになりますよ。