目次
- お祈りメールは返信すべきタイミングもあるので注意!
- お祈りメールは基本的に返信不要
- お祈りメールに返信することで結果が逆転することはない
- 企業側も対応の時間を最小限に抑えたい
- お祈りメールの返信を検討したい6つのケース
- ①採用担当者と縁があった
- ②個人的なメッセージが書いてあった
- ③不採用の理由が知りたい
- ④社内の誰かから紹介してもらった
- ⑤最終選考まで残った
- ⑥いつか再応募したいとき
- お祈りメールに返信するときのポイント
- 件名は用件をわかりやすく書く
- 自分の大学名・学部・名前を書く
- 感謝やお礼を伝える
- 今後の意気込みを伝える
- お祈りメールに返信するときの例文
- 感謝を伝える場合
- 不採用の理由を聞く場合
- お祈りメールに返信するときの注意点
- 嫌味を書くのは絶対にNG
- だらだらした長文を書かない
- 返信が必要なときはマナーを守ってメールしよう
お祈りメールは返信すべきタイミングもあるので注意!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
就職活動で残念ながら選考に落ちてしまった場合に送られてくる「お祈りメール」。このお祈りメールについて、
「返信した方が良いのしょうか」
「どのような内容で返信したらいいのかわかりません」
といった相談をされることがあります。基本的には返信不要なお祈りメールですが、「理由を聞きたい」「どうしてもお礼を言いたい」などどうしても返信したいケースもありますよね。
ここでは、返信が必要なシチュエーションと返信の仕方について詳しく解説していきます。例文付きですので、自分のアレンジをしながら作ってみてくださいね。
お祈りメールは基本的に返信不要
就活生
キャリアアドバイザー
基本的には返信はしなくても問題ないですよ。企業の事情も踏まえながら考えていきましょう。
お祈りメールに対する返信は、基本的には不要です。返信をしないままにしておくのは気が引けるという気持ちもわかりますが、返信をすることでかえって企業側に負担をかけてしまう可能性もあります。
また、就活生にとってもお祈りメールに対して返信をするメリットはあまりありません。どういうことなのか、もう少し深掘りしてみましょう。
- お祈りメールに返信することで結果が逆転することはない
- 企業側も対応の時間を最小限に抑えたい
お祈りメールに返信することで結果が逆転することはない
「お祈りメールに対して好印象な返信をすれば、選考結果が逆転するかもしれない」
「内定辞退者が出た時に繰り上げ合格できるかもしれない」
お祈りメールの送り主が志望度の高い企業であるほど、そのように考えてしまいがちですが、残念ながら実際にはそうしたことはほぼありません。内定辞退者が出たときに、選考に落ちた学生を繰り上げ合格させることはありますが、繰り上げ合格者の選定に「お祈りメールに返信していたか」が影響することはないでしょう。
そのため、お祈りメールへの返信に時間を費やすよりも、別の選考の準備に取りかかる方が就活生自身にとって有益だと言えます。
お祈りメールを送られたときの気持ちの切り替え方は下で紹介しているので、確認してみましょう。
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企業側も対応の時間を最小限に抑えたい
新卒採用の時期、採用担当者は非常に多忙です。これから選考を受ける学生や選考が進んでいる学生とのやり取り、選考結果の検討、会社説明会の準備などに時間を割かなければならないので、不採用となった学生への対応は最小限に抑えたいと考えています。
このことは、一斉送信やテンプレートのお祈りメールが多いことを考えてもわかりますね。そのため、せっかくお祈りメールに返信しても読まれなかったり、返信が採用担当者の負担になってしまったりする可能性があるのです。
人事担当者
丁寧に返信してくれる気持ちはわかるけど、選考通過者のスケジュールを調整しないといけないのに返信を求める内容だと正直いって少し困るなぁ。
「返信不要」などの但し書きがない限り、返信をしてもマナー違反にはなりませんが、相手の状況に配慮する意味でも、お祈りメールに対する返信は不要でしょう。
一次面接のお礼メールはこちらで紹介しているので、目を通してみてくださいね。
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お祈りメールの返信を検討したい6つのケース
ここまで解説してきたように、基本的にはお祈りメールへの返信は不要です。しかし、例外的なケースもあるので、最終的には状況に応じた判断が必要です。
とくに、これから紹介する6つのケースに当てはまる場合は、お祈りメールであっても返信を検討してみてください。選考には落ちてしまったものの、採用担当者と心温まるやり取りができたり、今後の糧になったりするかもしれませんよ。
①採用担当者と縁があった
このように採用担当者とご縁があり、あなた自身も思い入れがある場合、お祈りメールへの返信を検討してみましょう。他の学生よりも採用担当者との付き合いが長かったり、良くしてもらったりしたのであれば、最後にお礼の気持ちを伝えても不自然ではありません。
ただし、たとえご縁があっても返信を読んでもらえるとは限りませんし、重要度の高いメールとは言えません。忙しい採用担当者の負担とならないよう、件名のみで要件がわかるようにし、本文も端的にまとめるよう心がけましょう。
- 説明会やインターンで知り合った
- 出身校が同じだった
- 選考時の遅刻や忘れ物で迷惑をかけてしまった
②個人的なメッセージが書いてあった
お祈りメールに、今後の就職活動に対する応援や、あなたの強みを評価する言葉などの個人的なメッセージが書いてあった場合は、返信をした方が良いでしょう。一斉送信やテンプレートでのお祈りメールも少なくない中で、わざわざ時間を割いてメッセージを書いてくれたということは、それだけ気にかけてくれているということです。
メッセージや心遣い、ここまでの選考に時間を割いてもらったことへのお礼や、今後に対する前向きな気持ちを伝えてもいいですね。
③不採用の理由が知りたい
選考に落ちてしまったら、その理由を分析して次に活かすことが大切です。その意味で、採用担当者に不採用の理由を聞くことは有益です。もちろん不採用の理由を尋ねても返信が来ない可能性も高いですし、他学生との比較の結果であるといった返事にとどまることも考えられますが、ダメ元でも聞いてみる価値はあるでしょう。
ただし、企業によってはあらかじめ、不採用の理由は伝えないと明言していることもあるので、メールを送る前によく確認してみてください。
④社内の誰かから紹介してもらった
学生時代の先輩やリクルーターなどの紹介で選考を受けた場合は、お祈りメールに返信しても問題ありません。
企業に対してどのような態度・対応をとるかは、自分を紹介してくれた人の印象にもつながることがあります。また、社内の人からの紹介ということで、ほかの学生よりも採用担当者の印象に残っているかもしれません。
紹介してくれた人の顔を立てる意味でも、不採用になってそのまま終わりとするのではなく、最後にお祈りメールに返信をして挨拶しておくことが大切です。
⑤最終選考まで残った
最終選考まで残っていた場合、採用担当者とは長い期間やり取りしていたことになりますし、ある程度お互いに打ち解けた関係になっている場合もあるでしょう。選考期間が長かった分、かけてもらった時間や労力も多かったと考えられるので、お礼の気持ちを込めて返信してみてください。
キャリアアドバイザー
最終選考まで残った学生に対しては思い入れがあるという採用担当者もいるので、感謝の言葉を伝えてもいいですね。
⑥いつか再応募したいとき
非常に強く志望していた企業の選考に落ちた場合、一旦別の企業に入ってから中途入社としてその企業に再応募することも可能です。こうしたルートを見据えるのであれば、丁寧な印象を残し、志望度の高さを改めてアピールするためにも、お祈りメールに返信する価値はあるでしょう。
ただし、お祈りメールへの返信が再応募時にプラスとなるかは不明です。返信しないよりはしておいた方が良い、という程度として考えておきましょう。
もし再応募を考えている人は、併せてこちらの記事にも目を通しておきましょう。対策などを解説しています。
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このほかに、「気持ちにけじめをつけたい」ときはお祈りメールの返信をしてもいいでしょう。志望順位が高く不採用だったことが非常にショックだった場合、お礼メールに返信して最後の挨拶をすることで「これで本当にこの企業への就活が終わった」とけじめがつけられる場合もあります。面接などのお礼を添えて、失礼にならないよう簡潔なメールを送りましょう。
また、メールの内容が「誤送信ではないか」と感じられるときは返信をしたほうがいいかもしれません。不採用通知の誤送信はあまりありませんが「メール本文に書かれている名前が自分と違う」「内容が違う」といった場合は、本文を引用して問い合わせてみましょう。
お祈りメールに返信するときのポイント
お祈りメールへ返信する場合は、相手の迷惑となったりマイナスな印象を持たれたりしないよう、しっかりとポイントを押さえておくべきです。読むのに時間がかかるメールや、重要度がわからないメール、何が伝えたいのか不明瞭なメールは採用担当者にとって負担となります。
無駄がなく、相手を煩わせないメールを作成するよう心がけましょう。
件名は用件をわかりやすく書く
ビジネスメールの基本ですが、件名は要件をわかりやすく書くようにしましょう。お祈りメールに対する返信であることが一目でわかれば、採用担当者が忙しい時にメールを開いてしまい、仕事の邪魔になるということも防げます。
基本的にはお祈りメールの件名に「Re:」をつけておけば、相手にも要件が伝わります。加えて名前や大学名もわかるようにしておくと、より親切です。件名を変更する場合は、以下のような文言にしておくと良いでしょう。
- 「選考のお礼 氏名・大学名・学部」
- 「選考結果のご連絡ありがとうございました 氏名・大学名・学部」
- 「大変お世話になりました 氏名・大学名・学部」
自分の大学名・学部・名前を書く
お祈りメールの返信には、必ず自分の大学名・学部・名前を明記しましょう。
お祈りメールにつなげる形で返信をする場合、つい誰からのメールかわかるだろうと思って大学名や学部、名前を省きがちです。しかし、採用担当者に前のメールまで遡って送り主を確認させるのは、手間となるのでよくありません。
同姓同名の就活生がいる可能性もあるので、メールの冒頭で名前だけでなく、大学名や学部まで名乗るようにしましょう。
感謝やお礼を伝える
お祈りメールに返信する目的は、採用担当者に感謝やお礼を伝えることです。その目的がきちんと伝わるよう、文章を作成しましょう。さまざまな思いがこみ上げて長々と文章を書きたくなるかもしれませんが、長文や回りくどい表現は忙しい採用担当者の迷惑となる可能性があります。端的にまとめるよう心がけてください。
不採用の理由を教えてもらうための返信である場合も、礼儀としてまずは感謝の気持ちを伝えましょう。
今後の意気込みを伝える
感謝やお礼の気持ちを伝えたあとは、以下のような今後の意気込みを伝えると良いでしょう。
- 今回の経験を、今後の選考に活かしていきたいと思います。
- 選考結果を受け止め、引き続き就職活動を頑張っていきます。
- ここまで選考に進んでこられたことを自信にし、これからの選考に臨んでいきたいと思います。
特にお祈りメールに個人的なメッセージがあった場合や、選考の過程で採用担当者にお世話になった場合は、採用担当者側もあなたの今後を気にかけてくれている可能性があります。今後の就職活動に前向きに取り組んでいこうと思っていることを伝えると、気持ちの良いメールとなるでしょう。
キャリアアドバイザーコメント吉田 実遊プロフィールをみる
お祈りメールに返信する際、注意したいことは企業名や部署、敬称、担当者名を正確に書くことです。せっかく簡潔で丁寧なメールを作成しても、誤字脱字があれば印象は良くありませんよね。ビジネスシーンで誤字脱字があるときはお詫びメールとして再送することもありますが、お祈りメールの返信でさらにお詫びメールまで送るのはしつこくなってしまいます。送信する前に一度、誤字脱字はないか・担当者の部署や名前が間違っていないかなどを確認するようにしましょう。
また、お祈りメールの返信で「工場見学などが勉強になった」ことや「消費者として接していただけでは気づかなかった貴社の魅力を知り、ますますファンになった」などを伝えると好印象につながりますよ。「選考にはもれたけど自分の糧になる経験だった」ことが伝えられるよう、意識してみると良いですね。
また、採用メールへの返信方法は下記でまとめていますので、確認してみてくださいね。
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お祈りメールに返信するときの例文
お祈りメールに返信する場合の例文を紹介していきます。同じお祈りメールに対する返信でも、採用担当者にお礼や感謝の気持ちを伝えたいのか、不採用の理由を聞きたいのかによって書くべき文章は変わってきます。
例文を参考に、目的に合った返信を作成しましょう。
感謝を伝える場合
感謝を伝える場合のポイントは、以下の通りです。
- 今回の選考を今後に活かしたいなど、前向きな言葉を入れる
- 採用担当者との個人的なエピソードがあれば、触れる
- これまで採用担当者が選考に費やした時間や労力を思いやる
- 採用担当者の体調や今後を気遣う一言を入れる
採用担当者とのエピソードや前向きな言葉があると、メールを受け取った採用担当者も嬉しくなりますね。この内容を踏まえて、実際の例文を見てみましょう。
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
Re:選考結果のお知らせ/○○大学 港 太郎
株式会社〇〇
採用ご担当 △△様
お世話になっております。
○○大学○○学部○○ 港 太郎です。
この度は、お忙しい中選考のため、お時間をいただきありがとうございました。
最終面接の前日、リマインドとともに励ましのお言葉をいただき、大変勇気づけられました。
私の力不足で残念な結果となってしまいましたが、ここまで進んで来られたことに自信を持ち、引き続き就職活動を頑張っていきたいと思います。
貴社や△△様のますますのご活躍をお祈りしております。
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港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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不採用の理由を聞く場合
不採用の理由を聞くためにお祈りメールに返信するときは、以下の点に気をつけましょう。
- なぜ不採用の理由が知りたいのか伝える
- 選考でお世話になったお礼も伝える
- 「差し支えなければ」など、相手側の事情を考慮した書き方をする
理由を聞く上でも、忘れてはならないのはお礼です。面接をしてくれたことへの感謝の気持ちは必ず伝えましょう。実際の例文はこのようになります。
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
選考結果に関する質問/○○大学 港 太郎
株式会社〇〇
採用ご担当 △△様
お世話になっております。
○○大学○○学部○○ 港 太郎です。
この度は、お忙しい中選考のため、お時間をいただきありがとうございました。
私の力不足により不採用となってしまいましたが、この経験を今後の選考に生かしていきたいと思っております。
今回は、今後の参考のため、差し支えなければ不採用の理由について教えていただきたくご連絡致しました。
お忙しい中大変恐縮ですが、ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。
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港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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お祈りメールに返信するときの注意点
志望度の高い企業であるほど、お祈りメールへの返信を書いているとさまざまな気持ちがこみ上げてくるでしょう。しかし、採用担当者が読んでいて不快になるようなメール、疲れるようなメールは送るべきではありません。
お祈りメールに返信するときは、これから紹介する2点に気をつけましょう。
嫌味を書くのは絶対にNG
お祈りメールを受け取って嬉しい人はいません。不採用続きで就職活動がうまくいっていなかったり、通過したと思っていた選考でお祈りメールが届いたりすると、つい嫌味を言いたくなってしまいますが、わざわざお祈りメールに返信をして相手に悪印象を与えても、何もいいことはありません。
これから社会人になる身としても未熟な行為と言わざるを得ないので、嫌味と捉えられかねないことは書かないようにしましょう。
だらだらした長文を書かない
要点を得ない長文メールは、読み手の時間を奪ううえ、読んでいて疲れるものです。せっかく感謝やお礼の気持ちを伝えていても、だらだらとした文章ではきちんと気持ちが伝わりませんし、せっかくメールを開いてもらえても、最後まで読んでもらえない可能性があります。
読み手の忙しさやメールを読んだ時の印象を想像して、端的にまとまった文章を書くようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
お祈りメールに返信する際は「面接官の態度だけで企業全体を否定しない」ように注意しましょう。仮に面接官の印象が良くなかったとしても、それが企業全体の雰囲気や方向性だとは限りません。圧迫面接とまでいかなくても、応募者のストレス耐性をみるために「応募者の意見を否定する担当」の面接官だった可能性があります。その面接官の態度から企業全体の否定につなげてしまっては軽率だと思われかねません。
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基本的に返信が不要なお祈りメールですが、採用担当者にお世話になった場合をはじめ、返信が必要な場合もあります。
就職活動の醍醐味のひとつは、採用担当者をはじめとするさまざまな人との出会いでもあります。返信をした方がお互いに気持ちよく終われるという場合は、これから社会人になる身として、マナーを守って心のこもったメールを送りましょう。
お祈りメールを初めて受け取ってしまいました。返信した方がいいですか?