目次
- 興味のある仕事がないのは理解不足が原因! 自分に合った対処法をチェック
- 興味のある仕事がない……そう悩むあなたに伝えたい3つのこと
- ①興味のある仕事がないと悩む人は多い
- ②興味のある仕事がないのではなく見つかってないだけ
- ③経験を積んでいくなかで見つかることも多い
- 興味のある仕事がない人によくある2つの原因!
- ①自分への理解不足パターン:自己理解が浅く軸が立てられてない
- ②仕事への理解不足パターン:そもそも仕事への解像度が低く選択肢が少ない
- 【解決策①】自己理解を深めて興味のある仕事を見つける4ステップ
- ステップ①過去の経験を自分史を使って細かく振り返る
- ステップ②熱中したことや好きなことをリストアップする
- ステップ③リストアップした要素で今も心惹かれるものを洗い出す
- ステップ④「仕事にする」という視点で仕事探しの軸にする
- 【解決策②】仕事理解を深めて興味のある仕事を見つける方法6選
- ①求人サイトに登録だけしてスキマ時間で眺める
- ②同年代のコミュニティに参加して意見交流する
- ③カジュアル面談などで現場の生の声を聞く
- ④活躍しているビジネスパーソンの書籍などを読む
- ⑤アルバイトなどで現場の空気感を味わう
- ⑥就職エージェントに相談する
- 既卒・第二新卒が興味のある仕事を見つけるために意識すべきポイント
- 既卒:理想を追い求めすぎず行動を起こすことを軸にする
- 第二新卒:今の仕事をベースに何を改善したいのかを軸にする
- どうしても興味のある仕事がない……今できることから取り組む3つの対処法
- ①今の仕事を極めたり面白くなるように工夫する
- ②部署異動で環境は変えずに別の仕事を体験する
- ③生き生きと働いている人の話を聞いてみる
- 興味のある仕事がないならまずは原因を特定して行動の軸を立てよう!
興味のある仕事がないのは理解不足が原因! 自分に合った対処法をチェック
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
就職や転職のために仕事を探し始めた人から、こんな相談を受けることがあります。

さまざまな仕事を調べてみても興味がある仕事がない場合どうしたら良いのか? 対処方法は「自分」と「仕事」の理解を深めることにあります。
この2軸の理解を深めていけば、自分がどのような仕事に興味を持っているのか自然とわかるようになりますよ。
この記事では、興味のある仕事がないと悩む原因と対処法、行動の軸を立てるためのステップを解説します。一緒に「興味のある仕事がない」という悩みを払拭していきましょう。
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興味のある仕事がない……そう悩むあなたに伝えたい3つのこと

興味のある仕事が見つからないと悩むことは決して珍しいことではありません。
「興味のある仕事がないなんてだめだ」などもし自分を責めているなら、まずはその考えを取り払い、冷静に行動指針を立てることから始めていきましょう。
ここからはそういった、興味のある仕事がないと悩むあなたへ伝えたい3つの前提を解説していきます。
①興味のある仕事がないと悩む人は多い
まず知っておいてほしいのは、「興味のある仕事がない」という悩みを抱えるのはあなた一人ではないということです。自分だけがこうした悩みを抱えているんだと落ち込む必要はまったくありませんよ。
また、就職や転職活動は個人のペースで進めればいいものです。他人と比較する必要はありません。焦らないようにじっくりと自分に向き合い、何をしたいのかを着実に言語化していくことが悩みを解決する近道ですよ。
②興味のある仕事がないのではなく見つかってないだけ
もしあなたが興味のある仕事がないと悩んでいるなら、それはまだ出会っていないだけかもしれません。
たとえば、アルバイトの経験がない場合や、転職経験がない場合など、今の仕事以外は知らないという人もいます。対して世の中にある仕事は何万何十万とあり、さらに日々新しい仕事が増えています。
「そういえば世の中の仕事について知らないかも……」と思うなら、さまざまな業界や職種を調べたり、幅広い業界の企業が集まる転職フェアに参加したりするといいかもしれません。

キャリアアドバイザー
仕事について知ろうと行動するだけでも、自分に合った仕事が見つかる可能性がありますよ。
③経験を積んでいくなかで見つかることも多い
最初は興味がなかった仕事でも、経験を積んでいくうちに興味が湧いてくることがあります。
「顧客から感謝の言葉をもらったとき、達成感を感じた」「初めて参加した会議で自分の企画が採用され、その仕事の楽しさに目覚めた」こうした瞬間を通じて、自分が何に興味を持っているのかわかることがあります。
経験を積んでいくなかで得られる達成感や自信、そして新しい好奇心が、あなたの本当の興味を引き出してくれる可能性は十分にありますよ。

キャリアアドバイザー
インターンシップ(インターン)やアルバイトなどを通じて、実際に働いてみるのも視野が広がるので、興味のある仕事を見つけるのには効果的ですね。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!悩んだときの行動指針
悩んだらまずは経験を積むことを優先しよう
経験を積んでいくなかで、興味がある仕事が見つかったという人は実際多いです。もし今悩みすぎてどうしたら良いかわからない状態なら、まず行動し、経験を積むことを優先するのも一つの手段ですよ。自分が何に興味があるのか、何に向いているのかは、実際に経験を積むことで見えてくるものです。
悩んだとき、悩んだまま止まり続けても解決の道は見えてきません。まずは一歩ふみ出してみることが大切。実際に働いてみることで、自分の適性や興味が明確になり、将来のキャリアに活かすことができるでしょう。たとえ失敗したとしても、その経験自体が成長の過程であり、次のステップへの大切な学びになりますよ。その先で必ず興味のある仕事に出会えるはずです。
興味のある仕事がない人によくある2つの原因!

興味のある仕事がないと悩む人は、「自分が何に興味を持てるのか」という自己理解の点と、「どんな仕事があるのか」という仕事理解の点、この2つのどちらか、もしくは両方において理解不足にあることが原因として挙げられますよ。
ここからは、そうした興味のある仕事がない状態に陥ってしまう2つの原因について解説していきます。

キャリアアドバイザー
それぞれの原因について知り、自分に当てはめて考えてみることで、興味のある仕事を見つける手助けとなりますよ。
①自分への理解不足パターン:自己理解が浅く軸が立てられてない
興味のある仕事がない理由として、そもそも自分がどんなものに興味を示すのか、自己理解が浅いためにわかっていないというパターンが挙げられます。
自分の価値観や興味が不明確だと、自分にどんな仕事が合っているのか判別することもできませんよね。
このような状況では、選択肢が複数ある場合でもどの方向に進むべきか決断できず、「このなかに興味のある仕事がない」と悩んでしまいます。
②仕事への理解不足パターン:そもそも仕事への解像度が低く選択肢が少ない
興味のある仕事がない理由として、業界や職種についての知識が少なく、選択肢が限られてしまっているパターンもあります。
仕事に対する知識がないと、仕事の内容や職場環境が具体的にイメージできないので、「自分に合っているかどうかすらわからない」となりがちです。
そのような状態にあって、興味があると思える仕事に出会うチャンスを逃してしまっている可能性もありますよ。

キャリアアドバイザー
実際の現場の雰囲気やリアルな体験談を聞く機会を作ると、仕事への解像度が上がりますよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!現状を打破するカギとは
まずは自己分析で自分への理解を深めよう
自分への理解が足りないのか、仕事への理解が足りないのか、どちらの理解が足りていないか悩んだときは、まず丹念な自己分析から取り掛かることをおすすめします。自己分析が不十分なまま仕事についての理解を深めても、自分に合うかどうか判断がつかず、しっくりこない結果になってしまう可能性が高いためです。
まずは自己分析をして、自分がどんな価値観を持っているのか、どんなことに興味関心があるのか、そして自分の強みや弱みは何かを明確にしましょう。自己理解を深めることで、自分に合った仕事を探すための基盤が整い、より具体的な仕事や働き方のイメージ、キャリアプランを描くことができるようになります。
自己分析で自己理解を深めたら、次のステップとして仕事についての理解を深めましょう。業界や職種についての情報を集め、自分の価値観や強みに合った仕事がどんなものかをリサーチしてください。実際の業務内容や職場環境について調べることで、より自分に適した仕事を見つける手助けになります。
【解決策①】自己理解を深めて興味のある仕事を見つける4ステップ

興味のある仕事がない原因が自己理解の不足にあるとわかっても、ではどうすればいいのかと悩むこともありますよね。
そこで大切になるのが、じっくりとこれまでの経験に向き合い、自分自身を見つめ直す作業です。
ここからは、自己理解を深めるための自己分析を4ステップに分けて解説します。一つずつチェックして、あなたの大切にしたい「軸」を見出していきましょう。
自己分析の方法をざっと知っておきたい人はこちらも併せてチェックしてください。
関連記事
転職を成功に導く自己分析5ステップ|7通りの方法から最適解を発見
転職の場合、新卒と違い就業経験を積んでいるので、その経験を踏まえた自己分析が必要となりますよ。この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えつつ、転職で自己分析が重要な理由から自己分析の方法、自己分析の具体的なやり方まで詳しく解説します。
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ステップ①過去の経験を自分史を使って細かく振り返る
自己理解を深めるためにまずは、これまでの経験を振り返ってみましょう。過去の経験を振り返るのにおすすめなのが、自分史です。
- 自分のこれまでの人生を年表のようにして細かく振り返る自己分析法の一つ
過去を振り返ることで、あなたの強みや価値観が明確になり、適職を見つけるための重要なヒントになりますよ。
自分史によってあなたがどんな状況で充実感を感じたのか、どんな環境で力を発揮してきたのかを書き留め、自分でも気づけていなかった適性発見への手がかりとしましょう。

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自分史を作成する際には、学生時代にどんな活動に参加し、仕事ではどんな役割を果たしたか、そのときに感じたことや得たものを詳しく書き出してみましょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!自己分析をスムーズに進めるコツ
自己分析で行き詰まったときは第三者に手伝ってもらおう
過去の経験を振り返ろうと思ってもうまく思い出せず、解像度の低い振り返りになってしまうことがあります。そういうときは、昔からの友人や知人、家族などにも手伝ってもらうのがおすすめです。
たとえば自分史を作成する際に学生時代のことがなかなか思い出せない場合、同級生だった友人に「高校2年生の時、どんな風に過ごしていたかな? 印象に残っていることは何かある?」と聞いてみると良いでしょう。友人の話から、自分では思い出せなかった出来事を知ることができるかもしれません。当時の思い出話をしながら一緒に振り返ることは、とても有効な方法です。
自己分析をするうえで、積極的に周囲の人々に頼り、他人の視点や記憶をもとに振り返りをすることは重要なポイントです。結果として、効果的な自己分析ができ、自分自身をよりよく理解することができるでしょう。
新卒向けの記事ですが、自分史の作り方も含めて詳細に解説しているので合わせて確認してみてください。
関連記事
自分史の書き方3ステップ|記入例や就活に役立つ自己分析方法を解説
自分史を作成することは、就職活動を効率的に進めるのに役立ちます。 この記事では、自分史の作成方法と自己分析の仕方をキャリアアドバイザーが解説します。 自分史を活かせる質問例や回答例も紹介しているので、自己分析の際の参考にしてみてくださいね。
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ステップ②熱中したことや好きなことをリストアップする
自分史のほかに、これまでに熱中したことや好きだったことをリストアップしてみましょう。どんなことに時間を忘れて夢中になったか、どんな活動に喜びを感じたかをリストにしていきます。
自分が何に心を動かされているのかを把握することで、だんだんと自己理解が深まっていきますよ。

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「どんなことをリストアップしたらいいかわからない……」という人は、以下の例を参考にしてみてくださいね。
- 趣味や娯楽
- アルバイト
- インターン
- ボランティア活動
- 部活動
- サークル活動
- 絵やデザインなどのクリエイティブ活動
- 日常生活での楽しみ
ステップ③リストアップした要素で今も心惹かれるものを洗い出す
リストアップした好きなことや、熱中したことのなかから今でも心惹かれるものを洗い出してみましょう。過去に興味を持ち今でも続けているものや、再びやってみたいと感じるものを考えてみてください。
リストアップした要素を深掘りする作業は、現在の自分の興味や関心がどこにあるのかが明確になる重要な作業です。
自分の好きなものや、熱中したことから今の自分が心惹かれるものを見つけることで、どの方向に進んだらいいのか見えてきますよ。

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ステップ3まで進むと、自己分析はほとんど完了です。あとは、自分の興味関心から「仕事にする」という視点で考えていきましょう!
ステップ④「仕事にする」という視点で仕事探しの軸にする
ステップ4では、具体的な職種や業界を調べ、実際にどんなスキルが必要なのか、どんな働き方が求められるのかを明らかにしていく段階に入ります。
ここまでで調べた自分の興味関心とマッチする仕事はどれかを精査し、あなたにとって最適な仕事を深掘りしていきましょう。
たとえば、好きなことが「人と話すこと」なら、人とコミュニケーションを取ることがメインの職種でなら興味を持って働けそうですよね。そこから、営業職やカスタマーサポートの仕事などが候補に挙がってくるかもしれません。
ステップ3のリストアップで見つけた自分の興味や関心が、どんな仕事に結びつくのかを調べ、仕事探しの軸にしてみてくださいね。

キャリアアドバイザー
自分の興味や関心を軸にすると、長期的に見ても満足度の高いキャリアを築けるようになりますよ。
キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ自己分析を終えたあなたへ
自己理解と仕事理解を両軸で深めることの重要性
今まで解説してきたとおり、興味のある仕事がない、と悩んだときこそ自己理解を深めることが大切です。しかし、最終的に求人を探す際には仕事に関する知識も必要となります。求人が出ている職種がどんな仕事なのか、どんな働き方をするのか、求められるスキルや人物像はどういったものかを理解することが重要です。
自己理解を通じて自分の価値観や強みを明確にし、仕事理解を通じて職種、働き方を把握することで、自分に最適な仕事を探すことが可能となります。自己理解と仕事理解、どちらもしっかりと意識しながら進めていきましょう。
【解決策②】仕事理解を深めて興味のある仕事を見つける方法6選
- 求人サイトに登録だけしてスキマ時間で眺める
- 同年代のコミュニティに参加して意見交流する
- カジュアル面談などで現場の生の声を聞く
- 活躍しているビジネスパーソンの書籍などを読む
- アルバイトなどで現場の空気感を味わう
- 就職エージェントに相談する
興味のある仕事がないと悩む原因が仕事理解不足だとわかっても、「どうやって仕事への理解を深めたらいいの?」と悩むこともありますよね。
ここからは、仕事への理解を深める方法を6つ解説します。まずは、仕事への理解を深める方法を知識として持っておきましょう。興味のある仕事を見つけるヒントとなるはずですよ。
①求人サイトに登録だけしてスキマ時間で眺める
「どんな仕事があるのか全然わからない」と思ったら、まずは求人サイトに登録だけでもしておきましょう。通勤時間や休憩時間といったスキマ時間に求人情報をチェックできるようになりますよ。
何気なく求人を眺めているだけでも、さまざまな職種や業界があることに気づくきっかけになります。
さらに、多くの求人サイトは、閲覧履歴に合わせておすすめの求人情報を表示する機能を備えているので、自分が求人に求める傾向を知るのにも便利ですよ。

キャリアアドバイザー
「どんな業界や業界があるか調べてみよう」と意気込まず、スキマ時間にちょっと見てみるだけで、新しい発見があるかもしれませんよ。
向いてる仕事がわからないときこそ、ざっと眺めて知識量を増やすのが効果的です。向いている仕事の探し方はこの記事でも解説していますよ。
関連記事
職種80選|「向いてる仕事がわからない」は2軸の適職分析で克服!
向いてる仕事がわからない状態を抜け出すには「自己理解」と「仕事理解」の2つが大切です。この記事では、専門家のアドバイスを交えて向いてる仕事の悩み別の解説策や職種80選を解説。あなたの仕事が見つからない状況を一緒に解決していきましょう。
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②同年代のコミュニティに参加して意見交流する
仕事への理解を深めるうえでは、同年代のコミュニティに参加するのもおすすめです。同じような悩みを持つ人たちと意見交換ができ、知識を増やしたり、リアルな情報を仕入れることで視野を広げることができますよ。
たとえば、大学の同窓会やSNS上のグループ、地域の若者向けイベントなど、同世代が集まるコミュニティであればなんでも構いません。
同年代が参加するコミュニティでは、すでに働いている人や知り合いなどと直接話ができるので、どのような業界でどのような仕事をしているのか、積極的に聞いてみてもいいですね。
また、お互いリアルな体験談や苦労話をすることで、自分のキャリアに対する具体的なイメージを持ちやすくなりますよ。

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仕事に対する悩みやキャリア形成などについて同年代と共有することで、仕事に対する解像度も上がってきますよ。
③カジュアル面談などで現場の生の声を聞く
カジュアル面談は、企業と求職者がリラックスした雰囲気で話せる面談の場です。実際に働く人と話せるので、求人情報には載っていない現場の生の声を聞くことができますよ。
カジュアル面談では、気になることは遠慮なく聞いて、自分に合った職場かどうかを判断するための情報をたくさん集めてくださいね。
たとえ興味のない仕事でも「この業界はこんな働き方なんだ」と、仕事への解像度を高める材料となりますよ。
- 職場内の雰囲気
- 上司や同僚の人柄
- 一日のスケジュール
- プロジェクトの進め方
- 使用ツール
- 実際の福利厚生や待遇
- 社内イベント
- 会社の将来性
④活躍しているビジネスパーソンの書籍などを読む
成功しているビジネスパーソンの書籍やインタビュー記事を読むことは、その人の経験や考え方以外にも、業界の動向や詳細な職種などを学ぶいい方法です。
たとえば、ビジネス書や自伝などには、著者の経歴やそのビジネスをやることにした経緯、過去の挑戦などが詳しく書かれています。
できれば異なる業界で成功しているビジネスパーソンの書籍を何冊か読んでみるといいですね。

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とくにインタビュー記事は、インターネットで無料で公開されているものもあります。「書籍だと手が出ない」という人は、そちらから挑戦してみるのもおすすめですよ。
⑤アルバイトなどで現場の空気感を味わう
実際に働いてみることは、職場の雰囲気や仕事の流れを理解するために最もいい方法です。短期や単発のアルバイトでも、現場の空気感や仕事の流れを実感できるので、さまざまな発見を得られますよ。
アルバイトやインターンのほかにも、ボランティアや企業が主催するワークショップを通じても、職場の雰囲気や企業文化を知ることができますよ。

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顧客として外部から見るのと、実際に働いて内部から見てみるのとでは企業のイメージがまったく異なることもあります。実際に経験してみるというのは大切なことなんですね。
まだ就職をしたことがない状態の場合、職歴に書けることがなくて不安ですよね。アルバイトをすると職歴欄を埋めることができるので、そういった状況の人にもおすすめです。
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履歴書の職歴にアルバイトを書こうと考えた時、不安に感じることが多い人もいるのではないでしょうか。そもそも書いて良いのか、どのように書くべきなのかが気になるところですよね。この記事では、専門家のアドバイスを交えて職歴にアルバイト経歴を書くときのポイントを解説していきます。
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⑥就職エージェントに相談する
仕事の理解を深めるうえでは就職の専門家であるエージェントに相談するのも一つの手です。就職エージェントでは、仕事探しに必要な幅広いサポートを受けられるので、「どんな仕事があるか全然知らない」という人にこそおすすめですよ。
エージェントによっては、求人を紹介するだけでなく、自己分析の方法やキャリアプランの立て方など、さまざまなノウハウを教えてもらえます。
また求人を掲載している一般的な媒体と比べて企業とのつながりが深いので、非公開求人などを紹介してくれることもありますよ。

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仕事についての理解を深めることにも、興味があると思える仕事に就くことにも、就職エージェントは心強い味方となってくれますよ。
非公開求人についてはこちらの記事で解説しています。
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転職を検討していると、非公開求人への応募を考えるときもあるのではないでしょうか? 非公開求人は一般には公開されていない求人なので、応募方法やコツは事前にしっかりと押さえておく必要がありますよ。この記事では、専門家のアドバイスを交えて非公開求人に応募する方法や注意点について解説していきます。
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既卒・第二新卒が興味のある仕事を見つけるために意識すべきポイント

ここからは、既卒・第二新卒が興味のある仕事を見つけるために意識すべきポイントを解説していきます。
既卒や第二新卒だからこそ、興味のある仕事を見つけるためにすべき対策があります。何を意識して行動しなければならないのか、ぜひ自分の状況と照らし合わせながらチェックしてくださいね。
既卒:理想を追い求めすぎず行動を起こすことを軸にする
社会人経験のない既卒はまず、行動を起こすことを軸にして、一歩ふみ出す勇気を持つことが大切です。
興味のある仕事がない場合には、興味の持てそうな業界や職種でアルバイトからなどでも始めて経験を積むことから始めてみましょう。
実際に働いてみないとわからないことや、感じられないことがたくさんあります。仕事を通じて、自分の強みや価値観がはっきりすることも多いです。

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まずは行動してみることで新しいチャンスや人脈が広がり、次のステップが見えてくるはずですよ。
第二新卒:今の仕事をベースに何を改善したいのかを軸にする
職場に不満を感じたり将来のことを見据えて転職を考えたものの、興味のある仕事が見つからない……そんな状況にある第二新卒の人は、まずは今の仕事をベースに何を改善したいのかを軸にしてみましょう。
今感じていることや考えていることは、次のステップに進むための重要なヒントです。
たとえば、今の職場での業務内容や環境に不満があるなら、その不満を解消するために必要な行動や、自分が大切にしたい価値観などを書き出してみてください。

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何を改善したいのかを明確にすることで、転職活動もスムーズに進み、自分が興味を持てる仕事が見つかるはずですよ。
転職したい理由がうまく言語化できないときは、例を見るのもおすすめです。こちらの記事では転職理由の例文を22個紹介しています。
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転職理由22例文|意欲アピールになる回答で面接官の心をつかもう
転職理由は、転職活動でほぼ必ず聞かれるもの。なかには答えにくい場合があったり、どう答えるべきなのか悩んでしまうこともありますよね。この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えて転職理由の回答例文や回答のコツについて解説しています。
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どうしても興味のある仕事がない……今できることから取り組む3つの対処法
- 今の仕事を極めたり面白くなるように工夫する
- 部署異動で環境は変えずに別の仕事を体験する
- 生き生きと働いている人の話を聞いてみる
いろいろと対策は講じたものの、どうしても興味のある仕事が見つからない……そんなこともありますよね。また、興味のある仕事の求人がないといったタイミングが合わないことも考えられます。
そんなときは、まずは焦らず今できることに取り組み、巡ってくるチャンスを待つことも大切です。
ここからは、どうしても興味のある仕事が見つからないときや、求人が見つからないときの対処法を3つ解説していきます。
①今の仕事を極めたり面白くなるように工夫する
どうしても興味のある仕事がない……そんな状況にあるときは、まずは今の仕事に集中し、何になら興味を持てるのかにじっくり向き合いましょう。
また、今の仕事がつまらないと感じているのなら、面白くなるように工夫することも今日からできることです。
新しいアイデアを提案したり、仕事のやり方を変えることで、楽しさややりがいを見出すことができるかもしれませんね。
今の自分の仕事を極めることで、これまでとは違った角度から新たな仕事を任せてもらえたり、将来のキャリアにつながったりする可能性もありますよ。

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仕事のやり方を変えるために上司や同僚に相談すれば、その人の価値観や考えにも触れられますね。そういったところから自分の興味、関心が見つかることもあります。
②部署異動で環境は変えずに別の仕事を体験する
同じ会社の別の部署で新しい仕事に挑戦することも、今できることですね。未知の分野に飛び込むことで、物事を新しい視点でとらえられるようになり、興味のある仕事が見つかる可能性が高まりますよ。
たとえば、今の仕事が営業職の場合は、経理やマーケティングなどに異動することで、営業職にはない働き方ができたり、まったく新しい人間関係を築けたりと視野が広がります。

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環境は変えずに新たな挑戦をすることは、自分の可能性を広げるチャンスとなりますよ。
③生き生きと働いている人の話を聞いてみる
生き生きと自分らしく働いている人の話を聞くことで、新たなアイデアややりたいこと、興味のある仕事が見つかるかもしれません。
その人の情熱ややりがいに触れることで、自分の関心や価値観に奥行きが出て、視野も広がります。
自分の周りで生き生きと働いている人が思い浮かばなければ、OB・OGを辿ってみたり、同僚や上司などの知り合いと話をしたりするのも効果的ですよ。
興味のある仕事がないならまずは原因を特定して行動の軸を立てよう!
ここまで、興味のある仕事がないと悩む原因や対処法、既卒や第二新卒が興味のある仕事を見つけるために意識すべきポイントなどについて解説してきました。
なぜ興味のある仕事がないと感じてしまうのか、原因を特定して次の行動の軸を立てることで、見えてくることもあります。
もし興味のある仕事が見つからなくても焦って就職、転職はしなくて大丈夫です。今できることに取り組んでチャンスを待てば、きっと満足のいくキャリアを形成できます。一歩ずつ着実に前に進んでいきましょう。
キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ悩むあなたに伝えたいこと
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松下 建都
プロフィールをみる誰もが同じ悩みを抱えているからこそ解決策は必ずある
誰もが強い興味を持って仕事をしているわけではありません。実際に、「強い興味を持ってこの仕事をしている」と断言できる人は少ないでしょう。多くの人が今の仕事を続けながら「自分が本当にしたいことってなんだろう」と悩んでいるのです。
ですから、自分だけが悩んでいると感じて落ち込む必要はありません。むしろこの悩みは非常にポピュラーなものであり、多くの人が同じように考えています。だからこそ、その悩みを解消するための対策法も確立されていますよ。
これから解説する内容は、こうした悩みを解消するための対策法です。ぜひ参考にして、自分の興味のある仕事を見つけるための手助けにしてください。悩みを解消することで、仕事への向き合い方や考え方が大きく変わる可能性がありますよ。