「就活でメンタルボロボロ」つらさへの4つの対処法と持つべき心構え

この記事のアドバイザー

対処法も解説 就活でメンタルボロボロな人は〇〇しよう!

目次

  1. 就活でメンタルボロボロ……立ち直れない人は心構えと対処法を知ろう
  2. 就活でメンタルボロボロな人が持つべき3つの心構え
  3. ①結果はあくまでも結果でありあなたの価値を決めるものではない
  4. ②就活の結果だけで人生は決まらない
  5. ③大事なのは自分が納得のいく一社の内定を得ること
  6. 就活でメンタルがボロボロと感じる原因4選
  7. ①落ちるたび自分の欠点を突き付けられているように感じるから
  8. ②友人の内定報告に劣等感を覚えるから
  9. ③行きたい企業の面接に限って落ちるから
  10. ④やりたいことがわからないのに前に進まないといけないから
  11. 「就活でメンタルボロボロ」から脱却するための対処法4選!
  12. ①「事実」と「自分の解釈」を切り分ける練習をする
  13. ②「自分の努力でなんとかなること」に集中する
  14. ③行動のハードルを下げて小さな「できた」を増やす
  15. ④他人とではなく過去の自分と比べるよう意識する
  16. 就活でメンタルボロボロな状態から就活を成功させた人の経験談を紹介!
  17. 就活でメンタルボロボロな人は自分にできる一歩から始めよう!

就活でメンタルボロボロ……立ち直れない人は心構えと対処法を知ろう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活がうまくいかず悩む学生から、

「就活に落ちてばかりでメンタルボロボロです……」
「これ以上メンタルが持つ気がしません」

といった相談を受けることがあります。就活がうまくいかず、悩む人は毎年多くいます。涙ながらにつらさを語る学生も目にしてきました。そのようなときにお話するのは、一度立ち止まって気持ちを立て直すことの重要さです。

メンタルがボロボロなまま就活を続行しても、うまくいくことは少ないでしょう。ここでお伝えすることを参考にしながら、まずはメンタルを戻すことに目を向けてみてください。次に進むのは準備が整ってからでも大丈夫です。

一歩ずつ着実に対策を重ねていけば、必ず現状を変えることはできます。この記事では、マインドセットの方法や今の状況を改善するための方法を解説していきます。

就活でメンタルボロボロな人が持つべき3つの心構え

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就活生

不合格連絡が立て続けに来て、メンタルボロボロです……。もう頑張れる気がしません。

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それはつらいですよね……。メンタルがボロボロになってしまう人は、過剰に自分を責めてしまう場合が多いです。まずは自分を追い詰めない考え方を身に付けましょう。

就活を頑張れば頑張るほど、目の前の結果に一喜一憂してしまいがちです。就活のストレスに押しつぶされないようにするためには、視野を広く持つことが何より重要ですよ。

ここからは、就活にメンタルが大きく左右されてしまうという人が持つべき考え方について解説していきます。

①結果はあくまでも結果でありあなたの価値を決めるものではない

まず最初にアドバイザーとしてあなたにお伝えしたいのは、「就活がうまくいっていない=劣っている」というわけではまったくないということです

就活では、「自社で働くうえで十分に実力を発揮できそうか」という基準で学生をジャッジします。しかし、それはあくまで「労働」という観点から見た一つのものさしに過ぎません。

世の中には、優しさや真面目さ、芯の強さなど、就活では測れない「内面的な豊かさ」がたくさんあります。就活に受からないということは人間的な価値が低いのだ、と決めつけることのないようにしましょう。

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アドバイザー

そもそも会社との相性など、自分の力ではどうにもならない要素で不合格になる場合もあります。決してあなたが劣っているというわけではありませんよ。

②就活の結果だけで人生は決まらない

就活に苦戦しているときに大手企業に受かったり、花形の職種に受かったりした人の話を聞くと、「あの人は『勝ち組』だな」「自分は『負け組』で、この先一生惨めな生活を送るんだ」などと考えてしまう人もいるでしょう。

しかし、実際のところ人生は就活の結果だけで決まるわけではありません。就職はゴールではなく社会人としてのスタート地点です。どこに就職したかでなく、そこで何をするか、どのようにキャリアを積んでいくかのほうがはるかに重要です。

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アドバイザー

入社して3年も経てば、3人に1人は転職をするといわれる時代です。1社目の企業は自分の最終的な目標をかなえるためにスキルや経験を積む場所と考えても良いかもしれません。

③大事なのは自分が納得のいく一社の内定を得ること

就活において最も大切なのは、自分が心から納得のいく企業に入社することです。

たとえ名の知れた企業に入ったとしても、社風が合わなかったり自分の特性に合わない仕事だった場合、仕事が苦痛になってしまうかもしれません。場合によっては途中で離職してしまうことも。

だからこそ、大切なのは「世間的に評価が高い企業」を選ぶのではなく、「自分にマッチした企業」を選ぶことです。自分が活き活きと働ける企業を見つけ出すことさえできれば就活は成功といえますよ

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アドバイザー

焦って「入社できたらどこでも良い」と手当たり次第に企業を受けることのないようにしましょう。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ就活でメンタルがボロボロになってしまった人へのメッセージ

乾 花穂子

キャリアアドバイザー

乾 花穂子

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どんなに苦しんでも最終的にはなんとかなる

就活が苦しい気持ち、痛いほどよくわかります。実は私も、大学4年の3月まで就活を続けていた組でした。やりたいことがわからなくなったり、最終面接で落ちてしまったり。果ては、内定取り消しをされたこともあります。

それでも今こうして社会人として働き、充実したキャリアを歩めています。今は光が見えずにどん底にいるような気分の人もいるかもしれませんが、最終的には絶対に光が差す日が来ます。ぜひあきらめずに進み続けてほしいです。

就活でメンタルがボロボロと感じる原因4選

就活でメンタルがボロボロと感じる原因4選

就活でメンタルがボロボロになってしまうのには、大きく分けて4つの原因があります。原因がわからないままだと、メンタルを持ち直そうにもなかなか難しいもの。まずは自分が何に苦しんでいるのか、自分のなかでよく分析してみてください。

①落ちるたび自分の欠点を突き付けられているように感じるから

就活で心に大きなダメージを受けてしまう人に多いのは、「不合格=自分を否定されたと感じてしまう」というパターンです

就活は自分の弱み・強み、頑張ってきたことなど、自分という人間そのものをさらけ出す場です。面接で話す内容も深く自己分析をして、時間をかけて準備した内容であるはず。

そうであるにもかかわらず不合格だった場合、「強みだと思っていたことはただの勘違いだったのかも」「今まで頑張ってきたことは無駄だった」と過去の努力を否定されたような感覚に陥ってしまうのです。

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自分を否定されたように感じてしまう場合の対処法については「①「事実」と「自分の解釈」を切り分ける練習をする」で解説しています。

②友人の内定報告に劣等感を覚えるから

就活でメンタルがボロボロになってしまう人の特徴として、「周りの人たちと比べてしまう」という点があります

就活では多くの学生が同じような時期に就活をスタートさせるため、必然的にみんなで同じレースを走っているような感覚になりがちです。そんななか周りがどんどん内定を決めていくと、自分だけ取り残されているような恐怖心を抱いてしまいます。

また「自分は持ち駒すらないのに、友人は複数内定を得ている」など自分と周囲との乖離が激しくなると、「自分はなんてダメなんだ」と強い劣等感を抱いてしまうのです。

劣等感を覚えてしまいがちな場面の例
  • LINEグループなどで内定報告が投稿されているとき
  • すでに就活を終えて遊んでいる姿をSNSで見たとき
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特に近年ではSNSなどで友人の進捗状況が目に入る機会も増えているため、いっそう他人と比べてしまいがちですよね。そういった場合の対処法は「④他人とではなく過去の自分と比べるよう意識する」で解説しています。どうしても気になってしまう人は目を通してみてください。

③行きたい企業の面接に限って落ちるから

志望度が高くない企業なら受かるのに、心から行きたいと思える企業に限って落ちてしまう、という人もいます。

志望度が高い企業だからこそ、ホームページを隅から隅まで調べて、何度も面接練習を重ねて……。そうして得られた結果が「不合格」なときは、やりきれない思いでいっぱいになってしまいます。

力を入れて対策をしてきたからこそ、入社後の夢や理想も膨らみ、大きな期待を抱いてしまっているため、それがかなわないとわかった瞬間の落胆も大きくなってしまうのです

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特に手ごたえがあったはずの企業から不採用通知が来ると、人間不信になってしまいます。

④やりたいことがわからないのに前に進まないといけないから

そもそも、特にやりたいことがないのに入社先を決めなければならないという状況そのものが原因で悩む人もいます。

自分に何ができるのか、どんなことがやりたいのかわからないまま就活をするのは、目的のないマラソンを走っているのと同じです。それでも「新卒カード」を無駄にしないためには、とりあえず就活をするしかありません。

本音とは違う「将来の夢」「入社後の目標」を無理やり語り続けるのは苦痛以外の何物でもないと悩んでしまうのです

やりたいことがわからない人は、まず企業や仕事を知ることから始めてみましょう。情報を集めることで興味がある企業と出会えるかもしれません。

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「就活でメンタルボロボロ」から脱却するための対処法4選!

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就活生

本当にメンタルが弱くて嫌になります……。もともとこういう性格なので、もう改善のしようもないですよね……。

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そんなことはありません! 今の状況から脱却するための方法はあります。対処法をお伝えしますね。

不合格通知が来るたびに落ち込んで何も手につかなくなる、つらすぎて行動できずに焦りだけが募っていく……。そんな状況から脱却したいと思う人も多いはず。

ここからは、就活でメンタルがボロボロになってしまうという人が現状から抜け出すための対処法を4つ集めました。自分が取り組みやすいと感じるものから試してみてください。

①「事実」と「自分の解釈」を切り分ける練習をする

あまりにも就活の結果に一喜一憂してしまう人は、事実と解釈を一緒に考えてしまうために苦しんでいる可能性があります。そのようなときは、事実は事実として受け取り、自分の解釈とはまったくの別物であると切り分けて考えるよう意識しましょう。

そうすることで事実を事実のまま冷静に受け止めやすくなり、過剰に自分を責めづらくなります。たとえばあなたがある企業に落ちてしまい、「自分は社会から必要とされていないんだ」と感じてつらい気持ちになったとします。

この場合、「第一志望に不合格だった」というのは「事実」ですが、「つまり自分は社会から必要とされていないんだ」というのは事実ではなく「解釈」です。この「解釈」の部分があまりにも自己否定的になると、自分を必要以上に追い詰めてしまいます

事実と解釈の違い
  • 「事実」:第一志望の企業に不採用だった
  • 「解釈」:自分はダメな人間、誰からも必要とされていない
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「100人中100人が『はい。その通りです』と言うかどうか」が切り分けのポイントです。一人でも異を唱える人がいそうだったり、「たぶん」「きっと」「~に違いない」という言葉がついたりするなら、それは「解釈」ですよ。

②「自分の努力でなんとかなること」に集中する

不採用という結果に深く落ち込み、そのことばかり考えてしまうという人は、まず「自分の努力でなんとかなること」に意識を向けてみるようにしてください。

出てしまった結果は、どれだけ努力してももう変えられません。変えられるのはこれからの自分の行動です。採用の合格・不合格というコントロール不可能な部分にとらわれるより、「これからどう行動するか」について深く考えるようにしてみましょう

なお、以下に次こそ受かるためにできる準備や対策を解説する記事をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
面接に落ちるのは〇〇不足が原因|内定するためにやっておきたいこと
面接落ちまくりな状況は原因分析で脱出できる! 19のケース別対策
面接で落ちた人に共通する7つの理由|面接突破の対策やコツも解説

③行動のハードルを下げて小さな「できた」を増やす

つらい気持ちに押しつぶされ、焦りが募るばかりで行動できないという人は、まず小さなことから取り組んでみましょう。たとえ小さなことでも、完了できたタスクが増えると気持ちが前向きになるものです

負担が少なく取り掛かれる就活対策の例
  • メールボックスの整理をする
  • 1社だけプレエントリーしてみる
  • 頻出質問の回答を1つだけ考えてみる

できたことが増えると、それをきっかけとしてやる気が湧き、次へのステップも踏み出しやすくなります。まずはやるべきタスクをなるべく細かく区切り、一つでも取り組めたら自分を褒めてあげてください。

なお、以下の記事では取り組むべきことをスケジュール別に紹介しています。何から手をつけるべきか迷うという人はぜひ参考にしてみてください。

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④他人とではなく過去の自分と比べるよう意識する

自分が劣っているように感じてつらい人は、他人に目を向けるのではなく、過去の自分に目を向けるようにしてみましょう

大手企業へ内定した人や、憧れの職業への就職が決まった人、手堅く公務員になった人……。上を見ればキリがなく、また下を見てもキリがありません。他人と比べても劣等感を煽られるばかりで、得られるものはありません。

だからこそ、あなたが比べるべきは自分自身です。過去と自分を冷静に比較し、改善するために行動を起こせば、自分を大きく成長させることができます。人と比べそうになったときは、「自分は自分、人は人」と唱えるようにしてください。

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どうしても比べてしまいつらく感じるなら、そう感じてしまう人からは一時的に距離を取るのも一つの手です。

就活でメンタルボロボロな状態から就活を成功させた人の経験談を紹介!

就活でメンタルがボロボロになってしまうという人は、自分と同じような人がどのようにこの状況を乗り越えてきたのか気になる場合もあるでしょう。

ここからは年間100人以上の学生を支援するキャリアアドバイザーが、就活でメンタルボロボロな状態から就活を成功させた人の体験談を紹介していきます

キャリアアドバイザーの体験談就活でメンタルがボロボロだった学生の体験談

持田 伊織

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持田 伊織

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面談で90分間泣き続けた学生も

私が支援した学生のなかで印象深いのは、初回の面談で90分間泣き続けていた学生です。彼女はとにかく不合格が続き、何をやってもうまくいかないと悩んでいました。

しかし、あきらめずに一つひとつ原因を分析し、基礎から対策を積み重ねることで、最終的には一番行きたいといっていた企業に内定を決めました。今では、その企業の採用ページに彼女のインタビューが載っています。きっと活躍しているのでしょうね。

ほかにも、就活では悩み苦しんだけれど、最後には笑って卒業していった学生を多く見てきました。今苦しい思いをしているみなさんも、最終的には自分に合った企業から必ず内定を獲得できます。未来は明るいと信じて、努力を続けてほしいです。

就活でメンタルボロボロな人は自分にできる一歩から始めよう!

就活でメンタルがボロボロな人は、結果を自分の価値と紐づけて考えてしまったり、「就活がダメなら人生終了だ」というような極端に自分を責める考え方をしてしまったりする人が多いです。

そのため、まず「なぜメンタルがボロボロになってしまうのか」の原因を明確にしたうえで、視野の広い考え方ができるように癖づけていきましょう。

どれだけ苦しくともあきらめずに一つひとつステップを踏めば、かならず納得のいく就活はかなえられるはずですよ。

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