目次
- 就活の相談先は無数にある! ベストな相談相手の見極め方をチェック
- 就活の相談先10選! 無料かどうかやおすすめポイントも解説
- ①【無料】大学のキャリアセンター
- ②【無料】ハローワーク
- ③【無料】就活エージェント
- ④【無料】SNS(オープンチャットなど)
- ⑤【無料】就活カフェ
- ⑥【無料】大学のOB・OG
- ⑦【無料】マッチングサービス
- ⑧【有料】就活塾
- ⑨【サービスによる】キャリアコーチング
- ⑩【サービスによる】就活サロンや就活コミュニティ
- ほしい情報や求めるサービスから相談先を選ぼう! 悩み別相談先の選び方
- 【つらい思いを聞いてほしい】信頼できる相手やホットライン
- 【ガンガン選考を進めたい】企業を紹介してくれるサービス
- 【リアルタイムで情報がほしい】就活仲間をつくれるプラットフォーム
- 【体験談を聞きたい】OB・OGと会えるマッチングサービス
- 【何からやれば良いかわからない】全面サポートしてくれる専門家
- 就活相談に向けてすべき準備を3ステップで解説
- ステップ①聞きたいこと・悩んでいることを具体化する
- ステップ②自分の状況を客観的に整理する
- ステップ③相談相手や予約に関する情報を確認する
- 就活について相談する際の3つの注意点
- 情報を鵜吞みにしすぎない
- 得た情報は自分の言葉でまとめる
- 考え方が異なる人もいると理解する
- 就活で困ったら相談で課題を解決して前に進もう
就活の相談先は無数にある! ベストな相談相手の見極め方をチェック
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
就活への悩みを抱えた学生からこのような声をよく聞きます。
「気軽に就活の相談をできる人がいなくて困っています」
「就活が全然うまくいかなくて疲れたのですが、どこにも吐き出せなくて……」
就活は初めてのことが多く、その分大変なことも多いですよね。自分の将来のことだからと人への相談を躊躇する気持ちもあるかもしれませんが、就活は情報戦でもあり、協力し合える存在がいるとうまくいく部分も多いですよ。
それに、就活のことを相談できる相手は意外と多くいます。どんなに小さなことでも、困ったときは遠慮なく誰かに相談してみましょう。
この記事では、就活で悩んだときに頼りたい相談先や、悩み別の相談先の決め方について解説します。困ったときは1人で抱え込まずに、この記事を参考に相談してみてくださいね。
就活の悩みの原因や対処法を知りたい人は下記の記事も参考になりますよ。
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就活の相談先10選! 無料かどうかやおすすめポイントも解説
ここでは就活で困ったときに頼れる、10の相談先を紹介します。ほとんどの相談先は無料で相談することができますよ。
とても身近な相談先からより専門性が高い相談先までさまざまな選択肢があるので、おすすめポイントを比較しながら相談先を決めてみましょう。

キャリア
アドバイザー
たくさんの選択肢のなかから自分の悩みに合った相談先を選ぶ方法は、次の「ほしい情報や求めるサービスから相談先を選ぼう! 悩み別相談先の選び方」で紹介しますよ。
就活がしんどい気持ちを解消したいなら下記の記事も参考になりますよ。
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就活で頼れる10の相談先|4つの基準でベストな相談先を見極めよう
就活で困ったら身近な人や就活相談サービスなどで相談しましょう。今回は就活で困った時の相談先11選紹介していきます。キャリアアドバイザー目線で、困ったら相談した方がいい人の特徴や相談する際の注意点を紹介していくので、参考にしてみてください。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!身近な人への相談から始めよう
悩みや目的に合った相談先を使い分けよう
いきなり自分のことを他人へ相談するのは「緊張しそう」など抵抗感のある人は、まず身近な人へ相談してみると良いでしょう。同じ時間や同じ空間を過ごしてきた身近な人は、安心感もあり話しやすく、相談することで気持ちが落ち着いたり整理できたりする場合が多くあります。また自分のことをよく知っている人なので、長所など自分の良い部分の自己理解についてアドバイスをもらえることもあるでしょう。
また専門家からの視点で「客観的に自分のことを見てほしい」「具体的なアドバイスや評価がほしい」といった人には「対人での就職相談サービス」がおすすめです。自分にはなかった視点でのアドバイスから大きな気づきが得られるでしょう。特に企業選びや面接対策など就活に特化した相談では有益なアドバイスが得られると思いますよ。
匿名性が高いアプリやオープンチャットも活用しよう
逆に、身近な人や対面での相談について「緊張しそう」「悩んでいることを知られたくない」と思う人は、「アプリやオープンチャット」がおすすめです。時間と場所を気にせず、思い立ったらすぐに相談できることがメリットでもあり、お互いに顔も見えないことで本音が話しやすくなるかもしれませんね。相手の都合を考えたり、予約を取る手間もないため、気軽に誰かと会話をしたいと思う人は利用すると良いでしょう。
相談の方法はそれぞれあるため、特徴を見極めて自分に合ったものを利用するようにしてください。
①【無料】大学のキャリアセンター
- メリット:学内のスタッフなので距離感近く相談できる
- おすすめしたい人:大学で学んだことを活かしたい、OB・OGの就職先を知りたい人
まずおすすめなのが、大学のキャリアセンターです。キャリアセンターは、大学などの教育機関で就職支援や進路支援をおこなう場所のことで、就職相談や求人情報の提供を一挙に担当しています。
大学の場合、キャリアサポート課や、就職課など大学によって名称はさまざまですが、その大学に在籍している学生ならだれでも無料で利用できます。
②【無料】ハローワーク
- メリット:仕事の紹介だけでなく職業訓練やセミナーなども受講できる
- おすすめしたい人:地元で就職したい、ブランクや持病などで就職に不安がある人
厚生労働省が運営するハローワークに相談するのも一つの手段です。ハローワークは日本全国すべての都道府県に点在しており、500カ所以上の施設があります。利用は無料で、開庁日であれば予約不要で相談できます。オンラインサービスも利用できます。
また、地域ごとに存在する地域密着型なので、地元の仕事を紹介してもらえます。「わかものハローワーク」や「新卒応援ハローワーク」、子育て中の女性向け「マザーズハローワーク」など、求職者の状況に応じた専門の窓口もありますよ。
③【無料】就活エージェント
- メリット:方向性を相談しながら就職先をたくさん紹介してもらえる
- おすすめしたい人:スピード感早く就活を進めたい人
とても気軽に相談できる存在として就活エージェントが挙げられます。
就活エージェントのサービスは無料で相談できるだけでなく、面接対策や自己分析のサポート、内定後のフォローアップまでを網羅しているものが多いので、何から手を付けて良いかわからない就活初心者にもおすすめです。
また、エージェントサービスは数が多く、特徴や受けられるサービスも多様です。選ぶ基準として下の表を参考にしてみてください。
- 志望している業界に強い特化型か
- 企業を幅広く紹介してもらえる総合型か
- 「面接対策」や「エントリーシート(ES)添削」など求めているサポートがあるか
- 運営会社が上場しているかどうか(大手かどうか)
たとえば、強く志望している業界がある場合は「自分が志望している業界 エージェント」と検索して志望業界に強いエージェントを選ぶのがコツですよ。
④【無料】SNS(オープンチャットなど)
- メリット:匿名でほかの就活生と悩みを共有できる
- おすすめしたい人:匿名かつリアルタイムで話したい人
SNSを利用して就活の悩みを共有できる仲間を探すのも、就活の相談相手を見つける一つの手段です。
たとえば下記のようなSNSをプラットフォームとして、就活生同士がつながるコミュニティがそれぞれつくられています。
SNSでは匿名で相談できること、リアルタイムで情報を共有しあえるのが最大の強みです。たとえば、LINEのオープンチャットの場合、志望業界別や志望企業別にトークグループがつくられていますよ。
そのなかから興味があるグループに参加すれば、該当する企業の選考状況など、特定の情報を収集したいときにリアルタイムで回答を得られます。
⑤【無料】就活カフェ
- メリット:Wi-Fiやコピー機などの設備を無料で使用できる場所が多い
- おすすめしたい人:就活に力を入れている仲間をつくりたい人
相談相手を探す手段として、就活カフェという施設を利用するのもおすすめですよ。就活カフェとは、就活に関する資料を閲覧できたり、就活相談の機会を利用できる学生専用のカフェです。
さらには、企業説明会や就活生交流会などのイベントを通して、就活仲間をつくることもできます。
⑥【無料】大学のOB・OG
- メリット:先輩の体験談が聞ける
- おすすめしたい人:行きたい企業が決まっている人
大学のOB・OGに相談するのも良い方法です。OB・OGの就活の体験談を聞けることに加えて、同じ大学出身だからこそ理解してもらえることがあるからです。
とくに行きたい業界や企業が決まっているのであれば、友人知人を頼って同じような業界に進んだ先輩につないでもらいましょう。業界の動向や選考突破のコツを聞けるチャンスになります。
OG・OBを訪ねる前に確認しておいたほうが良いことや、訪ねる時期のおすすめは下記の記事でチェックできますよ。
OB・OG訪問攻略ガイド|企業理解や選考に役立てるコツを解説
OB・OG訪問の時期は何月だと遅い? ベストな時期・時間帯を確認
⑦【無料】マッチングサービス
- メリット:普段かかわることのない人と接点ができる
- おすすめしたい人:志望する業界や企業で働く人とつながりたい人
相談先を探すときに社会人と学生のマッチングサービスを利用する手もあります。会いたいと思った社会人や興味のある企業の社員にオファーを出し、相手が了承すれば実際に会ったり、相談したりすることができます。
OB・OG訪問を受け付けていない企業やインターンを募集していない企業など、なかなか内情を知ることができない企業でも、サービス内でそこで働く社会人を見つけられれば生の声を聞くことができます。

キャリア
アドバイザー
選考ではないので、リラックスして「ぶっちゃけ話」ができるのも一つのメリットです。
⑧【有料】就活塾
- メリット:有料だからこそサポートが手厚い
- おすすめしたい人:プロの指導のもとで徹底的に就活をやり込みたい人
ここまでに挙げた相談先は無料のものですが、就活のイロハを丁寧に教えてもらえたり、何度も相談にのってもらえたりと、手厚いサポートを有料で受けられるのが就活塾です。
利用料の一般的な相場は10万〜50万円以上と包括的なサポートほど高額になりますが、内定がもらえなければ返金される「内定保証制度」があったりと、講師側の本気度が高いものが多いです。
多くの就活塾では、ESの書き方、面接のテクニック、自己分析のやり方、企業・業界研究の進め方など、必要なスキルや知識を網羅的に学ぶことができます。
塾によっては個別指導やグループディスカッションの練習があるので、実践形式で経験を積むことができるメリットもあります。
⑨【サービスによる】キャリアコーチング
- メリット:仕事のことだけじゃなく理想とする人生が明確になる
- おすすめしたい人:包括的な指導をマンツーマンで受けたい人
中長期的な目線で叶えたいことを明確にし、仕事選びについてより深く考えていきたい人には、大学生向けのキャリアコーチングを利用するという手段もあります。
自己分析や、業界・職種理解、キャリアビジョンの立て方など、マンツーマンで網羅的に指導を受けることができますよ。
単発のコーチングなら数千円から、セッション回数制のものは数万円と、受ける回数やサービスによって金額は変動します。

キャリア
アドバイザー
将来的に起業したい気もするけどどうしたら良いかわからない、など中長期的なキャリアについて真剣に考えたい人にもおすすめです。
⑩【サービスによる】就活サロンや就活コミュニティ
- メリット:情報感度の高い学生と切磋琢磨できる
- おすすめしたい人:就活中も就活後も支え合える仲間が欲しい人
相談先として就活サロンや就活コミュニティを利用するのも良いですよ。就活サロンやコミュニティでは、内定者の先輩や社会人講師によるセミナーや面談を受けることができます。
就活に対して高いモチベーションを持っている学生同士で情報交換ができるのも魅力の一つです。
ほしい情報や求めるサービスから相談先を選ぼう! 悩み別相談先の選び方
- つらい思いを聞いてほしいなら……信頼できる相手やホットライン
- ガンガン選考を進めたいなら……企業を紹介してくれるサービス
- リアルタイムで情報がほしいなら……就活仲間をつくれるプラットフォーム
- 体験談を聞きたいなら……OB・OGと会えるマッチングサービス
- 何からやれば良いかわからないなら……全面サポートしてくれる専門家
ここまでの内容でさまざまな相談先を紹介してきました。ただ、選択肢がたくさんあるからこそ、どこに相談するか決めるのは悩みますよね。
相談先を決めるには悩みを整理し、どのようなサービスを受けたいかを明確にするのが大切です。
5つの悩み別におすすめの相談先を紹介するので、解説を参考にして相談先を決めてみてください。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!複数の相談先に頼るのもアリ
就活エージェントとマッチングサービスの併用がおすすめ
いくつかの相談先に頼るなら、就活エージェントとマッチングサービスの組み合わせがおすすめです。まず、就活エージェントが紹介する企業は、企業側に紹介料が発生しているので、ある程度の規模感のある企業でないと利用できないサービスです。優良企業をしっかりと探したいのであれば、就活エージェントがおすすめです。
逆オファー型のマッチングサービスも良いと思います。企業からオファーが来た際に、エージェント経由でその企業に申し込むという使い方もできます。オファーが来たからといって必ずしも内定につながるわけではないので、良いと思った企業があればエージェントから紹介してもらい、選考対策もしてもらうのが賢い使い方ですね。
【つらい思いを聞いてほしい】信頼できる相手やホットライン
就活をしていると、行きたかった企業の選考に落ちたり、友だちと選考状況を比べたりして、落ち込む瞬間もたくさんあると思います。
そんなつらい思いを誰かに聞いてほしいときは、信頼できる人に気持ちを打ち明けてみましょう。
- 味方になってくれる家族や親
- 自分のことをわかってくれる友人
- いつも気にかけてくれる恩師
たとえ相談することで問題が解決しなくても、気持ちが楽になることはあります。身近な人に相談するのをためらうなら、厚生労働省が運営する電話相談窓口を利用して、不安や悩みを聞いてもらうのも良い方法ですよ。
【ガンガン選考を進めたい】企業を紹介してくれるサービス
ガンガン選考を進めていきたいと前向きなのに、どんな企業に応募して良いかわからなくて立ち止まっている場合には、企業を紹介してくれるサービスを利用するのがおすすめです。
どのサービスでもさまざまな仕事を紹介してもらえるのと、それぞれにメリットがあります。たとえば就活エージェントなら、自分のやりたいことや性格などを総合的に判断したうえで、自分に合った企業を紹介してもらえるというメリットがあります。
【リアルタイムで情報がほしい】就活仲間をつくれるプラットフォーム
就活は情報戦です。リアルタイムで情報交換できて、メンタル面でも助け合える仲間がいるととても心強いですよね。そんな仲間がつくれるプラットフォームには下記のようなものがあります。
- SNS(オープンチャットなど):匿名かつリアルタイムで話したい人
- 就活カフェ:就活に力を入れている仲間をつくりたい人
- 就活サロンや就活コミュニティ:就活中も就活後も支え合える仲間が欲しい人
匿名でできるチャットツールが良いか、オンラインでもオフラインでも顔を突き合わせて対話したいか、求める距離感によってプラットフォームを決めましょう。
たとえば、就活サロンや就活コミュニティの場合、仕事や人生について真剣に向き合う密度の濃い時間をともにするので、そこでできた仲間との関係性は今後も続いていくことがあります。
【体験談を聞きたい】OB・OGと会えるマッチングサービス
人生の先輩の体験談を聞きながら自分の相談をしたいなら、OB・OGと会えるマッチングサービスがおすすめです。
マッチングサービスのメリットとしては、先輩の体験談ベースのアドバイスをもらえるというのはもちろん、普段かかわることのない人と接点ができるという点も挙げられます。
さらに、志望する業界や企業で働く人とこれまでに接点がなく、何らかの形でつながりをもちたいと考えている場合にも、マッチングサービスはおすすめです。
【何からやれば良いかわからない】全面サポートしてくれる専門家
就活について何から手をつけて良いのかわからず、全面的にサポートしてほしいと感じているなら専門家に頼るのがおすすめです。
- 就活塾:プロの指導のもとで徹底的に就活をやり込みたい人
- キャリアコーチング:包括的な指導をマンツーマンで受けたい人
とくに就活塾や大学生向けのキャリアコーチングだと、自己分析や業界研究、面接対策といった基礎的な部分を専門家に丁寧に教えてもらえます。有料だからこそカリキュラムが充実しているものが多いです。
マンツーマンで指導を受けられるものもあるので、将来的に起業を見据えるなど、自分がどう生きていきたいのかキャリアステップを明確にしたい人にもおすすめです。
就活相談に向けてすべき準備を3ステップで解説
- ステップ①:聞きたいこと・悩んでいることを具体化する
- ステップ②:自分の状況を客観的に整理する
- ステップ③:相談相手や予約に関する情報を確認する
頼りたい相談先が決まったら、次は就活相談に向けてやっておいたほうが良い準備を把握しておきましょう。簡潔に3ステップで紹介します。

キャリアアドバイザー
相談する時間を最大限に活用するために事前準備は必須です。しっかり準備して、今後のための有意義な時間にしましょう。
相談準備をするにあたって、まずは聞きたいことや悩んでいることを具体化しましょう。ここでいう具体化とは、なにに悩んでいて、なにを知りたいか、ということを言語化することです。
- いつも二次面接で落ちてしまう⇒二次面接を突破するコツ
- 自己分析のやり方がよくわからない⇒自己分析の勘所
- 第一志望の企業に落ちてつらい⇒気持ちの切り替え方
相談するといっても、自分の悩みがある程度言語化されていないと相談することも相談できません。完全に言語化できていないといけないわけではありませんが、どこで、何に悩んでいるのかくらいは具体的に話せるようにしておきましょう。

キャリア
アドバイザー
事前に自分の考えをまとめておくだけでなく、質問リストを作成するのもおすすめですよ。
自分の考えをまとめるための手段としてマインドマップを作成してみましょう。
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実例付き|マインドマップで自己分析を進めるための3ステップ
マインドマップで広く深く自己分析を進めることで、自己理解を深めて効率的に自分をアピールすることができます! 今回はマインドマップでわかる自分の特性や、自己分析で使うメリットを紹介していきます。またマインドマップの作り方や活用例もキャリアアドバイザーが解説していくので参考にしてくださいね。
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聞きたいことや悩んでいることを具体化したら、次は自分の状況を客観的に整理してみましょう。周辺情報を客観的に整理することで相談相手も状況を把握しやすく、相談をスムーズに進めることができます。
整理されていると良い要素には下記のようなものがあります。
- これまでの就活の簡単な経緯(いつから始めたか、進捗など)
- 自己分析の結果(強み・弱み、価値観など)
- 興味のある業界・企業リスト(あれば)
- 事前に提出を求められている書類(履歴書、ESなど)の準備
あらかじめ準備をしておくことで相談をより良い時間にすることができますよ。
さらに解像度を上げたいときは自己分析の質を上げるのがおすすめです。自己分析で使ったノートを活用する方法もあります。
自己分析の質を上げる4つの方法|オススメの本・サイトも紹介
自己分析ノートの活用術を伝授! 基本の作り方から徹底解説
最後のステップは、相談前に相談相手や予約に関する情報を確認しておきましょう。これもスムーズに相談を進めるために役立ちます。確認しておいたほうが良い要素は下記のようなものがありますよ。
- 相談時間、場所(対面/オンライン)、担当者名(わかれば)
- オンライン相談の場合のツールや接続方法
- 持ち物(筆記用具、メモ帳、必要書類など)
せっかく相談内容をまとめて状況を整理したのに、「接続方法がわからない……」「面談場所に着くまでに迷子になってしまった」と別の要因で焦ってしまっては本末転倒です。
相談の時間に集中できるよう、場所や持ち物の確認は怠らないようにしましょう。
就活について相談する際の3つの注意点
就活において、一人でがんばりすぎず、ときに周囲に相談することは非常に大切です。しかしそれと同時に、相談する際は注意してほしいことがいくつかあります。
つらさや大変さを緩和するための相談が、逆につらさを助長してしまうことがないよう、一つずつ確認しておきましょう。
情報を鵜吞みにしすぎない

就活生
この間就活カフェで会った就活生から、僕が志望する業界はブラック企業が多いと言われました。正直心が揺れています。
さまざまに情報を得ようと動いていると、たとえば「○○社はブラックだ」「△△社は学歴フィルターをかけている」などというネガティブな情報を耳にすることもありますよね。
しかし、こういった情報は個人の意見や根拠のない噂話にしかすぎないパターンも考えられます。
すべての情報を鵜呑みにせず、あくまで参考程度に捉えることは心掛けておきましょう。

キャリア
アドバイザー
どうしてもその情報が気になる場合は自ら確かめるのがおすすめです。社会人と直接会えるOB・OG訪問をしたり、会社訪問に出向くなど、多面的に情報を判断することが大切です。
得た情報は自分の言葉でまとめる

就活生
マッチングサービスで就活の相談をした社会人に考えてもらった志望動機を、そのまま面接で使っても大丈夫でしょうか?

キャリア
アドバイザー
先輩に添削をしてもらったり、他己分析を活かして志望動機をつくったりすることは問題ありません。しかし、自分の言葉で説明しきれないことを口に出すのはやめましょう。
特に社会人やOB・OGに相談すると、インターネットからは知り得ない生の情報やアドバイスを得ることもありますよね。こういった情報やアイディアはそのままアピールとして盛り込みたくなるものです。
しかし、だれかにもらったアイディアをそのまま話す前に、自分の言葉で説明しきれるかどうか考えてみましょう。もし面接などで深掘りされたときに自分の言葉で答えられなければ、相手に怪しいなと思われてしまいます。
新しい情報やアイディアを得たときは、一度自分なりに考えて自分の言葉で言語化してはじめて使うようにしましょう。
考え方が異なる人もいると理解する

就活生
この間相談したときに、自分の就活スタイルや志望企業について否定されてしまったのがつらかったです。僕の就活は間違っているのでしょうか……。

キャリア
アドバイザー
情報を鵜吞みにするのが良くないのと同じように、もらったアドバイスを真に受けすぎないのも大事ですよ。
たとえば就活をしている友人に相談をもちかけると、「それは違うのでは?」と自分の言動を否定されることもあるかもしれません。しかし、人はそれぞれ考え方が違いますし、就活においても自分が大切にしていることや就活の軸は違います。
そういった否定については、考えが異なる人もいることをふまえてあくまでひとつの意見や感想だと受け止めるのも大切です。与えられた情報や意見が自分にとって必要か不必要か、しっかりと見極めるようにしましょう。

キャリア
アドバイザー
自分自身ときちんと向き合って出した答えなら、周りから何を言われても大切にしてください。柔軟性も大切ですが、自分の考えに自信を持って大きく構えることも同様に重要ですよ。
キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ相手や方法は限定せずに多くの人に頼ってみよう
内定者は「相談」を活用している
人には相性というものがあるため、Aさんにとっては良き相談相手でも、Bさんにとっては「しっくりこない」という場合もあるかもしれません。そのため相談相手や相談方法は限定するのではなく、多くの人やサービス、相談方法を活用して、自分なりの答えを導き出せるようにすることをおすすめします。
志望する企業の内定を得られた学生に就活全般の感想をヒアリングする機会がよくありますが、多くの学生に共通しているのは「誰かに相談している」ことです。就活は企業選び、書類選考、面接と乗り越える壁がいくつもあり厳しいものですが、「1人では乗り越えられなかった」という声はよく聞きます。
一人では思いつかない打開策や新しい価値観を得られる
最終的に決断や行動するのは自分だけれども、目標にたどり着くまでの道のりは「誰かに支えてもらいました」という人のほうが内定率も高い気がしています。おそらく相談することで悩む時間を削減できたり、自分とは異なる価値観を得られることで成長が見られたりするからではないでしょうか。
人は何かを決断するときには迷いや不安がありますが、特に人生の大きな決断「就職」においては悩みがあって当然かと思います。ときには第三者の意見や応援の力をもらって前に進んでも良いのではないでしょうか。相談をうまく活用して、前へ進めることを願っています。
就活で困ったら相談で課題を解決して前に進もう
就活は自分の将来を決める重要な節目の一つです。だからこそ、自分一人で決断しなければと考えてしまいがちですが、積極的に人に頼ったほうがうまくいくこともあります。さまざまな相談先から自分に合った場所や人を選んで、どんなに小さなことでも相談してみましょう。
この記事では、相談することに慣れていない人でも一歩踏み出せるように、相談先の選び方や相談する前の準備について解説しています。相談によってつらさや大変さが和らぐほか、新しい仲間や知見を得られるかもしれないので、ぜひトライしてみてください。
キャリアアドバイザーの体験談人に頼れば道は必ず開ける
キャリアアドバイザー
上村 京久
プロフィールをみるどんなに小さなことでも頼ってほしい
就活で困っているので誰かに頼りたいと思っても、こんなことで相談しても良いのかな?と不安に思う人もなかにはいると思います。でも、どんなことでも相談してほしいです。私自身もエージェントを利用して入社した経験があります。
実は、大学四年生の卒業2カ月前に内定先がなくなり、そこから就職活動を再開したという経験があるのですが、そんな八方塞がりのような状況でも親身に助けてくれるアドバイザーがいましたし、実際にそのサポートのおかげで道が開けました。ですから、みなさんが抱える悩みがどれほど些細なことに感じられたとしても、まったく問題ありません。いつでもウェルカムです。遠慮なく頼ってください。