目次
- 面接の不合格は伸びしろ! まずは落ちた理由を分析しよう
- 自分が当てはまるか確認! 面接で落ちる7つの理由
- ①マナーが適切でない
- ②第一印象が良くない
- ③回答がわかりにくい
- ④会話のキャッチボールができていない
- ⑤熱意や意欲が伝わらない
- ⑥自己分析が不足している
- ⑦企業研究が不足している
- いつも同じ選考フェーズで落ちる人向け|選考フェーズ別の不合格理由
- 一次面接:社会人としての基礎的なマナーが備わっていない
- 二次面接:企業とのマッチ度をアピールできていない
- 最終面接:入社の熱意や将来ビジョンが伝えられていない
- 面接で落ちた理由がわかった人向け|面接通過のためにおこなうべき対策
- ①就活マナーを学んで実践する
- ②本番に即した面接練習を繰り返す
- ③想定質問の回答を事前に考える
- ④企業研究を入念におこなう
- 面接で落ちた理由がまだわからない人向け|面接で落ちた理由を特定する方法
- ①模擬面接をして周りの人からフィードバックをもらう
- ②面接に落ちた理由を企業にメールで聞く
- 落ちた理由に対処して面接通過を目指そう!
面接の不合格は伸びしろ! まずは落ちた理由を分析しよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から
「面接に落ちた理由を調べる方法はありませんか」
「面接で落ちた理由がわからず、次の面接に自信が持てません」
といった質問をされることがよくあります。このような悩みを抱えている人は、面接で落ちてしまう原因を把握し、適切に対処することで合格率アップが狙えますよ。
この記事では、面接で落ちた理由が知りたい人に向けて、面接で落ちる主な理由と対処法について詳しく解説します。自分が当てはまっていないか、確認しながら読み進めてくださいね。
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自分が当てはまるか確認! 面接で落ちる7つの理由

就活生

キャリア
アドバイザー
面接で落ちてしまったときに、面接を振り返り落ちた理由を考えられるのは素晴らしいことです。面接で落ちてしまう理由は、大きく7つに分けられます。
面接を通過するためには、まずは面接で落ちた理由を理解することが不可欠です。まずは、多くの人が面接でつまずく点はどこなのか、具体的に見ていきましょう。
上記の7つは、どれも面接の合否を左右する非常に重要な要素です。ここからはそれぞれの項目について詳しく解説していくので、自分自身がどれに当てはまっているのか確認してみましょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!面接で落ちる「あるあるな理由」とは
「自己分析の不足」が多くの学生に共通する不合格の原因!
上に、面接で落ちる理由を7つ挙げましたが、多くの学生に当てはまる一番の原因は「⑥自己分析が不足している」です。
もちろん、面接に落ちる理由はさまざまにあります。しかし、どの理由も原因の根本を突き止めると、「自己分析の不足」である場合が大半です。どんな質問にも自信を持って答えられるようになるには、「自分がどのような人間で、何を経験し、将来どうなりたいのか」を具体的に言語化しておくことが不可欠なのです。
自己分析では自分を客観的にとらえることが大切
自己分析が不十分だと、自分の強みや経験を客観的にとらえることができません。たとえば、私が支援した学生は、「周囲と競争した経験がない」と悩んでいました。しかし、一緒に過去経験を深掘りしていくと、中学受験で常に上位クラスを目指していた経験があることに気が付きました。これも、立派な競争の経験ですよね。
このように、自分の環境や経験を客観的にとらえ直し、それを他者に具体的に説明できるようになることが、面接突破のカギとなるのです。
①マナーが適切でない
企業の採用担当者は、自社の「顔」として社外に出ても恥ずかしくない人材を求めています。そのため、一般的な社会人としてのマナーが備わっているかどうかは、面接でも重視しているポイントの一つです。
- 服装や着こなしが就活に適していない
- 時間を守れていない
- 入退室時のマナーが間違っている
まず、確認したいのは面接にふさわしい服装ができているかです。たとえば、「私服でお越しください」と指示された場合でも、面接の場ではデニムやジャージなどカジュアルすぎる服装は避けるべきです。企業は、TPOに合わせた対応ができるかも見ています。
また、時間を守ることは社会人として絶対に守らなければいけないマナーであり、信頼関係を築くうえで不可欠です。遅刻すると、時間にルーズな印象を持たれてしまい、あなたの評価を下げてしまう可能性があります。
なお、意外と見落としがちなのが入退室時のマナーです。ドアのノックの回数や、着席までの流れなど、細かな点まで理解できているか見直してみましょう。

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これらのマナーは、意識すれば必ず改善できます。だからこそ、それで評価を下げてしまうのはもったいないですよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!遅刻だけでなく早すぎる到着も要注意!
7~8分前の到着を目安にしよう
ここまで読むと、「遅刻をしないように早めに着くようにしよう」と思うかもしれません。しかし、早すぎる到着は、逆にマイナスの評価になってしまう可能性があるので、注意が必要です。目安としては7〜8分前に企業の受付に訪問しましょう。
10分以上も前に企業に訪問をすると、まだ控え室などが用意されていないこともあります。すると、企業側に控え室を用意する手間が発生してしまいますよね。採用担当者も仕事の合間を縫って面接をおこなっているため、仕事を中断することになってしまうのです。
遅刻しないように早めに企業へ到着しておくことは大切ですが、早すぎる場合は、面接時間までカフェで過ごすなどして時間をつぶすのがおすすめです。
②第一印象が良くない
人は、初対面の人の印象をわずか数秒のうちに無意識に作ってしまいます。そのため、面接において第一印象は、就活生の評価に大きく影響する非常に重要な要素です。
- 身だしなみに清潔感がない
- 笑顔がなく印象が暗い
- 声が聞き取りづらい
- 姿勢が悪い
身だしなみや、笑顔、面接時の姿勢は、一目でわかるため第一印象に強く影響します。面接では、清潔感のある身だしなみを心掛け、常に笑顔で明るい印象を保つことを意識しましょう。また、背筋をすっと伸ばした姿勢からは自信や意欲もアピールできます。
なお、面接官が聞き取りづらい話し方をしていないかも、気を付けたい点です。企業では、周りの人とコミュニケーションをとり、チームで協働する機会が多いため、面接でも基礎的なコミュニケーション力が見られています。だからこそ、会話を円滑にするための話し方や、相手にしっかり届く声量になっているかには常に注意しましょう。
これらの点をすべて意識することで、第一印象は格段と良くなり、面接官に良い印象を持ってもらうことができます。

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なお、「声が小さい」は、特に営業職やコールセンターなど人と接する機会が多い仕事の企業では、決定的な不合格理由になることがありますよ。注意しましょう。
③回答がわかりにくい
面接で落ちる理由として、回答内容が不十分であることも考えられます。ここからは、面接で重視されている回答内容について解説します。
- 結論から話せていない
- 回答が長く端的に話せていない
- 回答の内容が抽象的すぎる
- 質問に対して十分に答えられていない
まず、結論から話さないと面接官はあなたの話の全体像をつかむことができません。面接官は、「この学生は、結局何が言いたいのだろうか」と疑問を抱きながら聞くことになってしまいます。面接では、初対面の人に自分の考えをわかりやすく伝えることが不可欠です。

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「結論から話すこと」はどんな面接でも常に意識したい点です。
さらに、回答が極端に抽象的な場合も、マイナスな評価につながります。たとえば、「入社後はとにかく活躍したい」という表現では、具体性がなく意欲が伝わりません。一方で、「入社後は営業職として顧客に寄り添いつつ、実績1位を目指していきたい」と具体的に伝えられれば、面接官は将来ビジョンをより明確に理解できます。

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質問に対しての回答が不十分な場合も要注意です。一問一答形式にならないよう、具体的なエピソードなどを交えて答えることを意識しましょう。
④会話のキャッチボールができていない
先ほど解説したとおり、企業で働くうえで円滑なコミュニケーション能力は重要視されます。そのため、面接を通して「会話がうまくできない」と判断されてしまうと、不合格の可能性が高まってしまいます。
- 質問の意図を理解できていない
- 丸暗記した内容を話している
- 面接官の話にあいづちを打てていない
- 目線が合わない
面接官の質問の中には、内容や意図が理解できないものもあるかもしれません。そのときに確認せず、意図があいまいなまま回答をしている人は注意が必要です。「わからないことを確認せずに仕事を進めてしまう」と判断されてしまう可能性があります。
また、面接で臨機応変に受け答えをするのが苦手なため、回答を丸暗記している人もいるのではないでしょうか。しかし、丸暗記をした内容をそのまま話すのでは、面接官の質問とズレてしまうこともあるので注意が必要です。

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面接では会話が重要! すべて丸暗記しても、深掘りの質問に対応できないなどの事態が考えられます。
⑤熱意や意欲が伝わらない
面接での受け答えが十分にできても、熱意や入社意欲が伝わらなければ、不合格になってしまうこともあります。企業は、自社で熱意を持って主体的に働いてくれる人材を求めているからです。
- 自信がなくネガティブな発言が多い
- 受け身な発言が多い
- 逆質問の準備が足りていない
たとえば「私は人前に出るのが苦手なので、サークルではサポート役に徹していました」といった発言は受け身で自信のない印象になるため注意しましょう。「サポートするときにやりがいを感じる」などとポジティブに言い換えると、前向きな姿勢がアピールできますよ。
また、学生気分が抜けずに「教えてもらう」や「指示されたのでやる」といった受動的な発言が多いと、主体性が欠けていると見なされてしまいます。会社は学校とは異なり、自ら成果にこだわって主体的に行動することが求められます。
さらに、面接の終盤では学生から企業に対して質問をする「逆質問」の時間が設けられています。逆質問の準備が不十分だと、「自社への志望度が低いのではないか」と判断される可能性があります。

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逆質問は、企業への入社意欲や熱意をアピールできる機会のため、入念な準備を心掛けましょう。
⑥自己分析が不足している
面接時のマナーや受け答えのほかにも、自己分析が不十分で不合格になってしまうケースも少なくありません。企業が評価する回答の根底には、徹底した自己分析があるからです。
- 強みや経験を具体的に話せていない
- 将来ビジョンが不明瞭
まず、自己分析が足りていないと、自身の強みや経験などを効果的にアピールできません。緊張感のある面接の場で、自分の考えや経験を整理しながら回答することは非常に難しいです。

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自分の強みや経験をどのように伝えるのか事前に準備をしておくことで、面接官もあなたの話を理解しやすくなりますよ。
また、社会人として挑戦したいことが不明確だと、志望理由に説得力が生まれません。自分が将来挑戦したいことと、企業で実現できることを結び付けることが大切です。
詳しい自己分析の方法や自己分析に使えるノートの作成方法は以下の記事で解説しているので、参考にしてみてくださいね。
自己分析の質を上げる4つの方法|オススメの本・サイトも紹介
自己分析ノートの活用術を伝授! 基本の作り方から徹底解説
キャリアアドバイザーが読み解く!過去の経験を効果的に伝えるポイント
目立つ実績がなくてもOK! 重視されるのは「具体性」と「再現性」
就活で重視されていることは実績や成果だと思っている人が多いですが、実は実績や成果は面接でそれほど重視されていません。面接官が着目しているのは、「学生時代のエピソードを具体的に話せているかどうか」なのです。
たとえば、サッカー部で全国大会で優勝経験がある学生がいたとして、その学生が入社後に活躍できるかと言われると、それはわからないと思います。ですが、サッカー部でどのようなことを考えて取り組んだのかが具体的に説明されていると、入社後にどのような努力をしてくれるのかが明確にイメージできますよね。つまり、全国大会で優勝しているかどうかは関係なく、入社後にも活躍・成長できる取り組み方をしていたかどうかが重要になります。
グループ面接などでほかの学生のエピソードを聞くと不安になりますが、実績や成果にこだわりすぎず、まずは具体的にエピソードを語れるようになることが大切ですよ。
⑦企業研究が不足している
自己分析と同様で、企業研究の不足も不合格になってしまう大きな要因です。企業研究が足りないことが面接での受け答えから伝わると、面接官は「自社への理解が足りていないし、入社意欲が低いのではないか」と判断してしまうためです。
- 企業の基本情報を調べられていない
- 企業の求める人物像を理解できていない
- 企業で実現できることが不明瞭
面接前に、会社のホームページに掲載されている会社概要や企業理念、事業内容といった基本的な情報に、きちんと目を通せていますか。逆質問の際に「調べればわかる内容」について質問してしまうと、「企業への関心が低い」と判断されかねません。
また、企業の求める人物像に合った自身の強みや経験を伝えることも重要です。企業の方向性と異なる経験やスキルを伝えてしまうと、「自社で活躍できる人材ではない」と後ろ向きに解釈されてしまいます。
さらに、面接では入社後に実現したいことを問われることも少なくありません。企業の事業内容や将来の方向性を知らずに将来ビジョンを答えてしまうと、その企業では実現できないことを回答してしまう危険があります。

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企業情報をしっかりと調べたうえで、志望動機や自己PRを作成しましょうね。
キャリアアドバイザーが読み解く!面接官が特に重要視しているのは「困難を乗り越えた経験」
課題に対する主体的な行動を示そう
面接で落ちる学生に共通して見られるのは、「困難を乗り越えた経験」を企業に具体的に伝えきれていないケースです。
企業が知りたいのは、単なる成功体験だけではありません。困難な状況にどのように向き合い、努力したのかを知りたい、そのプロセスを重視しています。この経験を通じて、学生のストレス耐性や課題解決力を評価しようとしているのです。
単に「うまくいった」といった結果だけでなく、その結果に至るまでのあなたの主体的な行動や努力など、「過程」に注目していることを押さえておきましょう。
いつも同じ選考フェーズで落ちる人向け|選考フェーズ別の不合格理由

面接で落ちてしまう人のなかには、「二次面接の通過率が悪い」「一次・二次面接は通過できるけれど、最終面接で落ちてしまう」と、いつも同じ選考フェーズで落ちてしまうこともあるかもしれません。
「面接」とひとことで言っても、選考フェーズごとに見られるポイントは違います。選考フェーズごとに重視される点を押さえることで、面接の通過率が高まりますよ。
ここからは、選考フェーズごとに面接で不合格となる理由を解説します。自分がよく落ちてしまう選考段階を中心に、確認してみましょう。
一次面接:社会人としての基礎的なマナーが備わっていない
一次面接では、社会人に必要な基礎的なマナーやコミュニケーション能力をチェックされます。一次面接は応募者の数が多く、「より良い人を選び抜く」というよりも絞り込みの要素が強いことが特徴です。
具体的には、以下の点を面接官は特に注目しています。
- 基本的なビジネスマナーが身に付いているか
→適切な敬語が使えているか、身だしなみに清潔感があるか - 第一印象は良いか
→明るくハキハキと話せているか、自然なコミュニケーションができるか - 質問の意図を汲み取って回答できているか
→話を簡潔にまとめられているか、結論から話せているか
一次面接は、基本的な「社会人スキル」を確認する場であるといえます。特によく一次面接で不合格になってしまう人は、ここで挙げたポイントを意識してみてくださいね。

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なお、一次面接では人事や若手社員が面接官であることが多いです。社員と協調性を持って働けるか、より現場に近い視点で判断されます。
一次面接の特徴や逆質問についてなどは以下の記事で詳しく解説しています。一次面接に臨む前に、ぜひ確認してみましょう。
一次面接の対策はこれで完璧|よくある質問の答え方や入退室のマナー
例文70選|一次面接の逆質問は3つのポイントで好印象を獲得できる
二次面接:企業とのマッチ度をアピールできていない
二次面接のおもな目的は、「企業が求める人物像により合致するか」「入社後に活躍できる能力があるか」を見極めることです。ここは、企業とのマッチ度を見られる段階といえるでしょう。
- 企業への理解度と志望度の高さが感じられるか
→数ある企業のなかでなぜその企業を選んだのか、明確な理由は何か - 入社後に活かせる強みやスキルがあるか
→これまでの経験で培った能力やスキルを、入社後にどのように活かすつもりなのか - 企業の社風や文化になじめるか
→企業のミッションやビジョンを理解し、それらに共感することができるか
二次面接では、就活生の強みや経験をより具体的に深掘りされます。自分の強みや企業で働くうえで活かせる経験・スキルを、具体的なエピソードを交えながら説得力のある形で伝えることを意識しましょう。

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多くの場合、二次面接では、現場の管理職クラスの社員が面接官を務めます。彼らは、「この学生と一緒に働きたいか」という視点からも評価をしています。
なお、一次面接と二次面接の違いについては以下の記事で解説しています。一次面接と二次面接の違いをしっかり押さえたうえで、選考に臨みましょう。
関連記事
選考突破に重要な一次面接と二次面接の違い|評価基準や質問例など
一次面接と二次面接の違いを知らないと落ちる可能性が高い こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「一次面接と二次面接の評価基準って何が違うんですか?」「一次面接と二次面接それぞれの対策のポイントが知りたいです」 就 […]
記事を読む

最終面接:入社の熱意や将来ビジョンが伝えられていない
最終面接では、入社の覚悟や熱意、そして就活生の強みやスキルが企業の経営理念やビジョンに合致しているかどうかが最終的に見極められます。
一次・二次面接では、過去の経験の深掘りが中心ですが、最終面接では、入社後に挑戦したいことや将来ビジョンなど、将来に焦点を当てた質問が多くなります。
- 入社後のキャリアビジョンが明確か
→キャリアプランが企業で実現できるか、実現のための成長意欲があるか - 企業への強い共感と貢献意欲が感じられるか
→企業理念やビジョンに共感し、目標達成に向けてどのように貢献したいと考えているか - 入社への覚悟や強い意思を感じられるか
→困難な状況に対しても前向きな気持ちで取り組めそうか、粘り強く働き続ける姿勢はあるか
最終面接の前には、企業情報を深く理解することや、「なぜその会社なのか」という志望理由を説得力のある形に仕上げる必要があります。また、熱意や企業への理解度を示すために、逆質問の準備も重要ですよ。

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最終面接では、社長や役員クラスの社員が面接官を担当することもありますが、過度に緊張せず堂々と自分の考えを伝えることが大切です。
なお、最終面接の対策や逆質問についてはこちらの記事を確認することがおすすめです。
最終面接前の就活生必見|面接官のチェックポイントとやるべきこと
最終面接の逆質問では企業とのマッチ度を確認! おすすめの逆質問一覧
面接で落ちた理由がわかった人向け|面接通過のためにおこなうべき対策

就活生
自分が面接で落ちてしまう理由が、なんとなくわかってきた気がします。

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素晴らしいですね、理由を特定できれば具体的な対策が立てられます。しっかり準備して面接の通過率をアップさせましょう。
これまで、面接で不合格となる具体的な理由を詳しく解説してきました。自分に当てはまるものが見つかった人もいるのではないでしょうか。
ここからは、面接で落ちた理由が判明した人へ、面接通過のために今すぐ取り組むべき対策を紹介します。自分の課題にあわせて、一つひとつ確認していきましょう。
①就活マナーを学んで実践する
特に一次面接では、社会人としての基礎的なマナーが重視されると解説しました。就活マナーに不安がある人は、今一度就活マナーを頭に入れて積極的に実践していくことが重要です。
「何度も面接をしてきたから大丈夫」と油断している人ほど、基本的なマナーを忘れているかもしれません。マナーだけで合否が決まるわけではありませんが、立ち居振る舞いでマイナスの評価になることも少なくないため、これを機に理解を深めておくことをおすすめします。
以下の記事では、就活のマナーについて徹底的に解説しています。オンライン面接のマナーも紹介しているので、これらの記事を確認して面接前に不安な点がない状態にしておきましょう。
「就活マナーくだらない」は危険|状況別の実践方法をすべて解説
Web面接のマナーは6つの鉄則さえ押さえればOK|図で流れを解説
②本番に即した面接練習を繰り返す
面接で落ちてしまう理由として、「どうしても面接で緊張してしまう……」と感じる人もいるのではないでしょうか。面接は、場数を踏んで慣れることが何より大切です。
そのため、本番に近い環境で模擬面接を繰り返しおこないましょう。模擬面接を重ねることで、面接特有の緊張感に慣れるだけではなく、自分では気付かなかった話し方や所作のくせなどを客観的に把握できます。
なお、模擬面接に取り組むときは、以下のポイントを意識してみましょう。
- 聞き取りやすい声の大きさになっているか
- ハキハキと話せているか
- 質問に対して結論から話せているか
- 回答が長くならず、簡潔にまとまっているか
- 「んー」「えっと」などの口癖を多用していないか
- 間違った敬語や面接にふさわしくない言葉を使っていないか
模擬面接を効果的におこなう方法や、模擬面接でチェックすべき項目について、以下の記事で網羅的に解説しています。模擬面接にまだ挑戦したことがない人は、ぜひ確認してみましょう。
関連記事
質問&チェック項目付き|模擬面接は6ステップのやり方で効果アップ
模擬面接は、面接対策として非常に有効な手段です。しかし、その効果を最大限引き出すためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。この記事では、模擬面接の具体的な流れや、よく聞かれる質問などについて、キャリアアドバイザーが丁寧に解説します。模擬面接を上手に活用して、志望企業の面接を突破できるよう、一緒に準備を進めましょう!
記事を読む

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ模擬面接をするなら就職エージェントがおすすめ
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就活生のなかには、面接を直前に控えていてすぐに面接練習したいという人や、部活やアルバイトなどで練習方法について詳しく調べる時間がないという人もいるかもしれません。
そのような人は、就職エージェントの利用がおすすめですよ。就職エージェントは求人紹介だけでなく、応募した企業に合わせた実践的な面接練習もしています。キャリアアドバイザーは日々学生と接しているため、面接通過のノウハウを蓄積しており、的確なフィードバックを得ることもできますよ。
面接練習に割く時間がなく、就職エージェントからのアドバイスが欲しいと感じている人は就職エージェントの利用も検討してみてくださいね。
③想定質問の回答を事前に考える
自己分析を入念におこなっても、企業によっては、ユニークな質問をされることがあります。たとえば、「自分を一言で表してください」といった質問です。過去の自分を詳しく振り返っても、面接の場ですぐに回答が思い付かない経験をした人もいるのではないでしょうか。
そのため、まずは多くの企業で共通して聞かれる、頻出質問の回答を完璧に準備しておくことが重要です。面接でスムーズに自信を持って答えられるように、自分の言葉で回答できるまで入念に準備しましょう。
- 自己紹介をしてださい
- 学生時代に最も力を入れたことは何ですか
- 志望理由を教えてください
- 自己PR、自分の強みを教えてください
- 長所・短所は何ですか
- 就活の軸は何ですか
- 入社後に挑戦したいことはありますか
- 逆質問はありますか
以下の記事では、就活で聞かれる質問と答え方のポイントを網羅的に解説しています。
関連記事
新卒の面接でよく聞かれる質問65選|答え方のポイントと例文を紹介
新卒の面接では人柄を把握するための質問が多い こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から 「面接ではどういった質問をされることが多いですか?」「質問ってその場で考えて答えてもいいんじゃないですか?」 という声 […]
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面接では、適切な言葉遣いが求められます。普段何気なく使っている言葉が、就活のNGワードに該当していないか、一度チェックしてみてくださいね。
関連記事
面接で避けるべき10つのNGワード|つい出る口ぐせにも要注意
この記事では、面接で気を付けたいNGワードについてキャリアアドバイザーが解説しています。履歴書やエントリーシートでのNGワードも解説しているので、しっかりと頭に入れて面接に挑みましょう。
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④企業研究を入念におこなう
面接通過のためには、企業研究を徹底することが非常に重要です。企業研究は、あなたがその企業への入社意欲がどれくらいあるのかを明確に示すものだからです。
- 企業のホームページで基本情報を確認する
- 競合他社と比較してその企業の強み・弱みを理解する
- OB・OG訪問を通じてその企業で働くイメージを明確にする
入念な企業研究は、面接官に「この学生は当社のことを深く理解し、入社したいと思っている」と強く印象付けることができますよ。
なお、企業研究の進め方やポイントについて以下の記事で解説しています。内定獲得にぐっと近付く企業研究の方法を具体的に理解しましょう。
就活の成功は企業研究が鍵! コツを押さえた6ステップで内定獲得へ
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面接で落ちた理由がまだわからない人向け|面接で落ちた理由を特定する方法
ここまで面接で落ちた人によくある理由を紹介しましたが、なかには自分がどれに当てはまるかわからないという人もいるのではないでしょうか。
そのような人はこれから紹介する対処法を実践しましょう。そうすることで、面接で落ちた理由に合わせて適切な対処法をとることができますよ。

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面接で落ちた理由がまだわからない人は、自分を客観視することがカギですよ。
①模擬面接をして周りの人からフィードバックをもらう
以前も解説したとおり、模擬面接をおこなうことは面接の通過率の向上につながります。模擬面接の最大のメリットは、ほかの人から自分では気付きにくい面接中の受け答えや振る舞いについて、客観的なフィードバックやアドバイスをもらえることです。
面接中の自分の姿は、案外、なかなか正確に把握できないものです。友人や家族、大学のキャリアセンターの職員や就職エージェントなど、信頼できる人や就活のプロに積極的に協力してもらいましょう。
フィードバックをもらったら、自分の課題点や改善すべき点を素直に受け止めて、一つひとつ改善していくことが大切です。
②面接に落ちた理由を企業にメールで聞く
面接が落ちてしまったときに、落ちた原因がどうしてもわからず、不合格の理由を企業へ聞きたい人がいるかもしれません。
そのような人は、選考落ちの理由を問い合わせても問題ありません。ただし、企業には応募者が不合格になった理由を本人に開示する義務がないため、教えてもらえないことが多いです。
もし選考結果の理由を問い合わせるときには、企業担当者の業務を妨げないようメールで問い合わせをしましょう。企業へメールで問い合わせをするときの例文を紹介します。
不合格理由を問い合わせるメール例文
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
【選考結果についてのお問い合わせ】〇〇大学 氏名
〇〇株式会社
人事部 採用担当者 〇〇様
お世話になっております。
〇月〇日に選考面談を受けた〇〇大学〇〇です。選考結果のご連絡、ありがとうございます。
もし差し支えなければ、今回の選考で不採用となった理由について教えていただけますでしょうか。
今後の就職活動の参考にさせていただきたく存じます。
お忙しいところ大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
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港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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選考を受けた日付も記載すると、採用担当者が誰からの問い合わせか確認がしやすくなります。上の例のように、ビジネスマナーを意識したメールを送付するようにしましょう。
39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。
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今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。
落ちた理由に対処して面接通過を目指そう!
面接で落ちた理由を分析するのは時間がかかりますが、きちんと自分と向き合わなければ不合格を繰り返してしまいます。そのため、この記事で紹介した理由を何度も読み返して、自分に当てはまっていないか見直しましょう。
面接で落ちる理由を特定して対策をすることで、選考の通過率は上がります。徹底的に自分と向き合って内定獲得を目指しましょう。
面接で何度も落ちてしまうけれど、原因がわからなくて困っています。