面接で落ちた人に共通する理由とは? 9つの原因と対策を解説

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    大学時代はイベントなどを運営する学生団体の代表を務めた。マインドチェンジと工夫で誰でも活躍… 続きを読む

コラムの目次

  1. まずは面接で落ちた理由を分析しよう
  2. 面接で落ちる理由①マナーができていない
  3. 身だしなみの清潔感がない
  4. 基礎的なビジネスマナーが守れていない
  5. 時間が守れていない
  6. 声が小さい・滑舌が悪い
  7. 面接で落ちる理由②面接での受け答えが不十分
  8. 回答が長く端的に答えていない
  9. 質問と回答が噛み合っていない
  10. 回答に自信が感じられない
  11. 面接で落ちる理由③就活対策ができていない
  12. スキル・経験を伝えられていない
  13. 企業研究が不足している
  14. 意欲や熱意のアピールできていない
  15. 逆質問が答えられない
  16. 面接で落ちた理由がわからない人の対処法
  17. ①自己分析と企業研究をやり直す
  18. ②よくある質問の回答を用意
  19. ③フェーズごとのマナーを見直す
  20. ④面接練習をする
  21. ⑤落ちた理由をメールで聞く
  22. 対処法を実践して面接に落ちた理由を解消しよう

まずは面接で落ちた理由を分析しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「面接に落ちた理由を調べる方法はありませんか」
「面接で落ちた理由がわからず、次の面接の自信がありません」

このような質問をされることがよくあります。たしかに、ほとんどの面接ではフィードバックをもらえずに、なぜ面接で落ちたかわからず不安になりますよね。このような悩みを抱えている人でも、面接で落ちてしまう人の共通点を把握して、自分に当てはまっていないかを分析することで、合格率アップが狙えますよ。

この記事では、面接で落ちた理由が知りたい人に向けて、面接で落ちる理由と対処法について詳しく解説します。面接で落ちる理由に自分が当てはまっていないか確認しながら読み進めてくださいね。

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面接で落ちる理由①マナーができていない

企業の採用担当者が最も重視しているポイントは、その会社の社員として社外に出ても恥ずかしくないかということです。そのため、一般的な社会人としてのマナーが備わっているかどうかは、面接でも重視しているポイントの1つですね。

具体的に会社が重視している面接でのマナーについて詳しく紹介します。

身だしなみの清潔感がない

第一印象は見た目が大きく影響することをご存じでしょうか。これは就活でも同じで、やはり第一印象は面接結果を左右するほど重視されています。そのため、身だしなみの生活感がない人は、面接で落ちてしまう可能性が高いです

どんなに面接で伝えた自己PRや志望動機が素晴らしい内容であっても、清潔感がないと第一印象を払拭することはハードルが非常に高いです。そのため、身だしなみを整えてから面接に望むようにしましょう。

就活の身だしなみについてはこちらも記事も参考にしてくださいね。

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基礎的なビジネスマナーが守れていない

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就活生

入社したら研修があるので、そこでビジネスマナーを学べば良いのではないでしょうか?

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キャリアアドバイザー

たしかに多くの会社がビジネスマナー研修を用意していますが、学生のうちに基本を身につけている前提の研修ですよ。

社会人として自立できるように会社は研修を用意していますが、学校ではないのでビジネスマナーを一から丁寧に教えてくれるということはありません。そのため学生のうちから基本的なビジネスマナーが守れていることは大前提になるのです

時間が守れていない

面接官は業務の合間を縫って対応しているため、面接の時間に無断で遅れてしまったり、質問が長くなり超過したりすることも、面接でマイナス評価の原因になります。社会人になると限られた時間の中で、最大限の成果を上げなければならないため、時間を守ることは面接時から重視されているポイントです。

たとえば、入社後に5名の会議で5分間遅刻してしまったら、他に参加していた5名の5分間が無駄になってしまいますよね。会社の目線で考えると、社員の25分間が無駄になってしまったとも考えられます。

入社する前の面接であっても、遅刻や時間の超過は他の学生の面接がスタートする時間が変更になり、迷惑がかかってしまいますよね。このように自分が時間を守れないことで他人の時間を使ってしまうことは、社会人としてのマナー違反になるので注意が必要ですね

キャリアアドバイザーコメント

吉田 実遊

吉田 実遊プロフィール

遅刻だけでなく早すぎる到着もマイナス評価になる可能性があるので注意

ここまで読むと、「遅刻をしないように早めに着くようにしよう」と思うかもしれません。ですが、早すぎる到着であってもマイナス評価になってしまう可能性があるので注意が必要です。目安としては7〜8分前に企業の受付に訪問しましょう。

10分以上も前に企業に訪問をすると、まだ控室などが用意されていないこともあります。すると、企業側に控室を用意する手間が発生してしまいますよね。採用担当者も仕事の合間を縫って面接をおこなっているため、仕事を中断することになってしまうのです。

遅刻しないように早めに企業へ到着しておくことは大切ですが、早めに企業に到着しそうなときは、面接時間までカフェで過ごすなどして企業へ迷惑をかけないようにしましょう。

声が小さい・滑舌が悪い

日常的な友人との会話ではできても面接になると緊張してしまい、声が小さくなってしまったり、口籠もってしまったりしますよね。このように面接官が聞き取りづらい話し方をしてしまうことも、面接ではマイナス評価となってしまいます

会社へ就職するとチームで協働することがあるため、コミュニケーションが大切になります。報告や連絡、相談がスムーズにできないと大きな失敗につながってしまうこともあるのです。

特に営業職やコールセンターなど社外の人と接する機会がある仕事では、面接で落ちる理由になってしまうことがあります。プレゼンを聞くときや問い合わせをしたときに、声が小さく聞き取りづらいと成約のチャンスを失ったりクレームの原因になったりしますよね。

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就活マナーについてはこちらの記事でも勉強をしておきましょう。

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面接で落ちる理由②面接での受け答えが不十分

はじめに紹介した就活のマナーが守れているだけでは、もちろん選考通過にはなりません。面接で落ちる理由は、受け答えの内容が不十分であることも考えられます。ここからは、面接で重視されている受け答えについて解説しますね。

回答が長く端的に答えていない

回答が長くなる原因

志望度が高ければ高いほど「説明が足りないのではないか」と不安になり、説明が長くなってしまうことがありますよね。学生の中には、回答をしているうちに「何を質問されたか忘れてしまった」ということもあったのではないでしょうか

ここでは、回答が長くなってしまう学生が陥りがちな2つの原因について解説します。

結論ではなく説明をはじめにしてしまう

自分では意識していなくても、質問に対して説明をしている人は話が長くなってしまうことが多いです。

たとえば、面接官の「あなたの強みはなんですか」という質問に対して「私は学生時代には同じサッカー部活に所属して練習も欠かさずに参加しています。そのため、継続力があることが強みです」という回答が説明をはじめにしていることに当てはまります。

面接官が求めている回答は強みなので「継続力が強みです」と一言で答える方が適切ですよね。このようなコミュニケーションは忙しい仕事中には、ストレスを感じてしまう可能性があります。

入社後のコミュニケーションに対して不安を感じさせないためにも、質問に対しては結論から答えるようにしましょう。

わからないことを適当に話している

面接を受けていると、回答の準備をしておらずに、その場で考えて答えなければならない質問もあると思います。そのときに、調べていないことや知らないことを隠して回答したことはありませんか。実は適当に回答したことは面接官にバレていることがほとんどです。

また、抽象度が高い質問や難しい質問をあえてしている可能性もあります。そのため、わからないことを理解せずに回答していることも落ちる原因になりますよ。

質問と回答が噛み合っていない

質問と回答が噛み合っていない理由

面接官からの質問の中には、質問の意図がわからなかったり、質問の内容が理解できなかったりすることもあると思います。そのときに面接官に対して確認をする質問せず、適当に回答をしている人も注意が必要です。

質問の意図がわからないと説明が長くなってしまいますよね。すると、説明が長くなってしまうだけでなく、面接官が求めている質問に答えられないこともありますよね。すると「わからないことを確認せずに仕事を進めてしまう」と判断され、マイナス評価につながってしまうこともあります

そのため、質問の意図や内容がわからないときには、きちんと理解してから答えるようにしましょう。

説明が長く質問を忘れてしまう

回答をするときに結論から伝えられていない人に多いですが、説明が長くなると質問を忘れてしまうことがあります。「自分は絶対に忘れない」と思うかも知れませんが、緊張する面接のシーンでは冷静に考えられないこともあります。その結果、そもそもの質問に答えておらずに、回答をすることになってしまいます。

丸暗記した内容を話している

面接の場で臨機応変に受け答えをするのが苦手な人の中には、質問を想定して回答を丸暗記している人もいるのではないでしょうか。しかし丸暗記をした内容で答えると、面接官の質問とズレてしまうこともあるので注意が必要です。

たとえば、自己PRを丸暗記している人は、強みについて聞かれたときには問題なく答えられます。ですが、面接官から「強みを発揮したエピソードは何ですか」と聞かれたときには、強みではなくエピソードを中心に答えなければなりません。このときに「わたしの強みは〜」と答えてしまうと、質問と回答が噛み合わなくなってしまいますよね。そのため、伝える内容を整理しておくことは大切ですが、丸暗記している人は気をつけましょう。

回答に自信が感じられない

回答に自信が感じられない理由

面接官は入社後に活躍する学生を採用したいと思っていますよね。そのため、自信が感じられない学生は面接でマイナス評価につながってしまいます。ここでは、面接官がどのようなときに「自信がない」と感じるのか説明します。

ネガティブな発言が多い

たとえば「私は人前に出るのが苦手なので、サークルではサポート役に徹していました」などです。苦手といってしまうと、面接官にはネガティブな発言に聞こえてしまいますよね。ネガティブな表現を使うのではなく「サポートするときにやりがいを感じる」などとポジティブに言い換えると、前向きな姿勢がアピールできますよ。

主体的に発言をしていない

学生の気分が抜けずに「教えてもらう」や「指示されたのでやる」といった受け身の発言が多いと、自信が感じられずマイナス評価になってしまいます。たとえば「入社したら〇〇が学べるので志望しました」などと発言してしまうと、受け身の姿勢で仕事をするように捉えられてしまいますよね。

会社は学校とは異なり、自ら成果にこだわって行動することが求められるため、主体性が求められています。自分の発言ひとつで評価が下がらないように注意が必要ですね。

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面接で落ちる理由③就活対策ができていない

面接を受けるときには、きちんと準備をして望むことが大切になります。中には就活対策に時間をかけたという人がいるかもしれませんが、面接に必要な対策ができていますか。適切な対策をしなければ、どんなに時間をかけても無駄になってしまうこともあります。

ここでは、面接に落ちる多くの学生が不足している就活準備について紹介します。

スキル・経験を伝えられていない

準備をしていないことで、自分がアピールしたいことが伝えられない場合もあります。やはり緊張感のある面接の場で、自分の考えや経験を整理して回答することはハードルが高いです。

自分の強みや経験をどのように伝えるのかは事前に準備をしておくことで、面接官も理解しやすくなります。では、具体的にどのようなケースの場合に、スキル経験が伝えられていないのか解説しますね。

実体験が抽象的でわかりづらい

スキル・経験が伝えられない理由のひとつに、回答が抽象的で面接官がイメージしづらいことが挙げられます。たとえば「積極的に取り組みました」と回答をしても、どのように取り組んだのか想像しづらいですよね。

面接官が重視していることは「入社後に活躍できる取り組み方ができているか」です。そのため、取り組む姿勢を具体的に伝えられないと、活躍するかどうか判断ができずに選考落ちになってしまうのです。そのため具体的なエピソードを語れるようになるために、就活準備をしておくことが大切です。

キャリアアドバイザーコメント

北浦 ひより

北浦 ひよりプロフィール

「すごいこと」や「他の人とは圧倒的に違う経験」ではなく経験の具体性が重視されている

就活で重視されていることは実績や成果だと思っている学生が多いですが、実は実績や成果は面接で重視されていません。面接官が重視しているのは、学生時代のエピソードが具体的を具体的に話しているかどうかなのです。

その理由をわかりやすく説明しますね。たとえば、サッカー部で全国大会で優勝経験がある学生がいたとして、その学生が入社後に活躍できるかと言われると活躍できるかどうかは分からないと思います。ですが、サッカー部でどのようなことを考えて取り組んだのかが具体的に説明されていると、入社後にも努力してくれるのかがイメージできますよね。この具体例から分かるとおり、全国大会で優勝しているかどうかは関係なく、入社後にも活躍・成長できる取り組み方をしていたかどうかが重要になります。

グループ面接などで他の学生のエピソードを聞くと不安になりますが、実績や成果にこだわりすぎず、まずは具体的にエピソードを語れるようになることが大切ですね。

企業研究が不足している

説明会で企業について詳しく説明されていることもありますが、説明会の内容だけでは不十分なこともあります。そのため、面接を受けている企業についてリサーチが不足しているときにも、落ちる原因になることが多いです

ここでは、企業分析が不足していることで起こる2つのことを説明しますね。

企業が求める強みがわからない

面接を受けるときには、自己PRを伝えることがほとんどですよね。そのときにアピールする強みが、そもそも企業が求めていないという可能性があるのです。どんなに素晴らしい強みを持っていたとしても、その企業で活かせずに求められていない自己PRでは魅力的に捉えられないこともあります。

そのため企業がどのような人材を募集しているのか、どのような人が活躍しているのかをきちんと把握することが重要です。

強みをノートにまとめておくのもおすすめですよ。

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企業で実現できることが不明瞭

面接では就職後に実現したいことを問われることもありますよね。このときにも面接を受けている企業のビジョンや経営方針について知っておく必要があります。企業が将来的に何にチャレンジをするのかを知らずに「実現したいこと」を答えてしまうと、その企業では実現できないことを回答している可能性もありますよね。

このように企業と個人のビジョンが一致していないことは、面接官は指摘しないことも多いです。自分に当てはまっていないか、もう一度振り返ってみましょう。

意欲や熱意のアピールできていない

採用担当者は自己PRやガクチカなどの経験だけでなく、入社の熱意も合否の判断をする材料の1つになっています。「どうしてもこの会社でなければならない」という熱意が伝えられないと、別の会社の方が優先度が高いと思われてしまったり、入社後に長く働いてくれないと見なされたりしてしまいます

ここからは、どのようなことが伝えられていないと、熱意や意欲が伝わらないのか具体的に説明します。

やりたいことが不明瞭になっている

まず1つ目の原因としては、やりたいことが不明確になっていることです。たとえば、自己PRでは「その強みをどのように活かしたいか」を説明すると思います。このときに、具体的な会社の事業や仕事に当てはめられていないと、面接官からは「会社についてきちんと調べていない」と思われてしまいます。

具体的にどのように活かしたいかを当てはめて考えることで、入社後どのように活躍をするかイメージが湧きやすくなりますよ。企業ではどのようなことが実現できるのか徹底的にリサーチすることが大切ですね。

入社後のビジョンが具体的でない

入社した後にどのように活かしたいかだけでなく、入社して数年経った後にどのようなビジョンを持っているのかも重要視されています。このビジョンが具体的に語れないと、短期間で辞めてしまうと思われ、選考落ちの原因になってしまうのです。

もちろん嘘をついてでもビジョンを語れば良いということではないので注意が必要ですよ。あくまでも自分が興味あることや、将来的に実現したいことを伝えることが大切になります。そうすることで長期間活躍するアピールができ、面接で落ちてしまうことを防げますよ。

逆質問が答えられない

面接では必ず学生から企業に対して質問をする「逆質問」の時間が設けられています。この逆質問は、ただ単に質問をする時間ではなく企業への入社のアピールにつなげることもできます。面接官に対してする質問をその場で考えたり、いつも同じ質問をしている人は要注意です。

NGな質問の具体例としては「入社後の研修はどれくらい充実していますか」や「事業内容について詳しく教えてください」などです。前者は受け身の姿勢であると捉えられてしまいますし、後者は事前に調べればわかる内容ですよね。

また、質問が何も思い付かず「特にありません」と答えることも避けた方が良いです。これも企業について気になることがなく興味がないと捉えられてしまいます。

そのため、どのような質問をするか事前に考えて、入社へ前向きな姿勢をアピールできるように準備しましょう。

面接におけるNGな言葉はこちらで解説していますよ。

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面接で落ちた理由がわからない人の対処法

ここまで面接で落ちた人によくある理由を紹介しましたが、中には自分がどれに当てはまるかわからないという人もいるのではないでしょうか。そのような人はこれから紹介する対処法を実践しましょう。そうすることで、選考通過率アップが目指せますよ。

①自己分析と企業研究をやり直す

面接で落ちないための最も大切な対策は、自己分析と企業研究をすることです。面接で大切なことは、自分が何をアピールすべきか明確にして、その強みや経験を企業にわかりやすく伝えることです

詳しい自己分析の方法はこちらで解説しているので、参考にしてください。

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また、自己分析だけでなく企業の特徴やどのような人材を求めているかリサーチする企業研究も重要です。説明したとおり企業の中長期ビジョンや求める人材を把握して、企業にあったアピールをすることが大切になります。

詳しい企業研究の方法はこちらをチェックしてください。

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②よくある質問の回答を用意

自己分析をしても企業によっては、変わった質問方法をされることがあります。たとえば「自分を一言で表してください」などです。過去の自分を詳しく振り返っても、面接の場ですぐに回答が思い付かない人もいるのではないでしょうか。

面接でスムーズに答えられるように、面接でよく聞かれる質問をチェックし、頻出のものは回答を考えておきましょう

こちらの記事では、就活で聞かれる質問を網羅的に紹介しています。答え方のポイントも解説しているので必ずチェックしておきましょう。

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③フェーズごとのマナーを見直す

一次面接と二次面接では重視しているポイントが異なることをご存じですか。落ちてしまう面接のフェーズによって意識すべきことが異なるため、自分が何を見直すべきか改めて確認しましょう。

たとえば、一次面接では第一印象や基本的なコミュニケーションが重視されています。そのため、一次面接で落ちてしまう人は、見た目のマナーや回答の伝え方を見直すことが優先の可能性が高いです

自分が何を見直すべきか面接のマナーを詳しく知りたい人は、今すぐにこちらをチェックしましょう。

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④面接練習をする

1人でできる対策を進めることも大切ですが、どんなに準備をしても面接で緊張してしまい、思い通りに受け答えができないこともあると思います。準備したことが発揮できるように、実践を想定して面接練習をすることも落ちないための有効な対策です

ただし友人や家族と練習をしても緊張感がなく、面接練習を活かせなくなってしまいます。実践に活かせる練習をするためのポイントは、こちらの記事で解説しているので参考にしてください。

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キャリアアドバイザーコメント

辻 華菜子

辻 華菜子プロフィール

就活のプロからアドバイスをもらうためには就活エージェントが役に立つ

面接の練習方法を調べて面接対策をすることもおすすめですが、学生によっては面接を直前に控えていてすぐに面接練習したいという人もいるのではないでしょうか。中には、部活やアルバイトなどで練習方法について調べる時間がないという人もいるかもしれません。

そのような人は、就活エージェントの利用がおすすめですよ。就活エージェントは求人紹介だけでなく、応募した企業に合わせた面接練習もおこなっています。キャリアアドバイザーは日々学生と接しているため、面接通過のノウハウを蓄積しており、的確なフィードバックを得ることもできますよ。

面接練習に割く時間がなく、プロからのアドバイスが欲しいと感じている人は就活エージェントの利用も検討してみてくださいね。

⑤落ちた理由をメールで聞く

面接が落ちてしまったときに、落ちた原因がどうしてもわからず選考落ちの理由を企業へ聞きたい人がいるかもしれません。そのような人は、選考落ちの理由を問い合わせても問題ないです。ただし、企業側は選考結果に対する理由を開示する義務はないため、教えてもらえないことが多いです。

もし選考結果の理由を問い合わせするときには、企業担当者の業務を妨げないようメールで問い合わせをしましょう

メール例文

企業へメールで問い合わせをするときの例文を紹介します。

新規メッセージ

○○○○○@shukatsu.com

△△△△△@shukatsu.com

【選考結果についてお問い合わせ】〇〇大学 〇〇

〇〇株式会社
人事部 採用担当者 〇〇様

いつも大変お世話になっています。
〇月〇日に選考面談を受けた〇〇大学〇〇でございます。

選考結果の通知を拝読いたしました。
差し支えなければ、選考落ちの理由についてお伺いできますでしょうか。

今後、就職活動を続けるうえで参考にさせていただきたく存じます。

ご多忙な中恐縮ですが、何卒よろしくお願いします。
―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――

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キャリアアドバイザー

いつ選考を受けたのかを日にちを書くと採用担当者は誰から問い合わせが来たか確認がしやすくなりますよね。

説明したとおり返信が来ない場合もありますが、このようにビジネスマナーを意識したメールを送付するようにしましょう。

対処法を実践して面接に落ちた理由を解消しよう

面接で落ちた理由を分析するのは時間がかかりますが、きちんと自分と向き合わなければ選考落ちを繰り返してしまいます。そのため、紹介した理由を何度も読み返して自分に当てはまっていないか見直しましょう。

面接で落ちてしまう理由を特定して対策をすることで必ず選考通過率はアップしますよ。徹底的に自分と向き合って内定獲得を目指しましょう。  

記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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