目次
- 就活のやる気が出ないのはあなただけじゃない! 原因分析からやる気をアップさせよう
- 就活のやる気が出ない人がまず理解すべき前提知識
- 就活でやる気が出ずに悩む人は実際多い
- 原因を見つめなおせば状況は改善できる
- このままじゃまずい? 就活のやる気が出ない状況を放置するリスク
- 就活開始前:動き出しが遅れてかえって長引く可能性がある
- 就活中:対策に身が入らず選考に落ち続ける可能性がある
- 状況を整理しよう! 就活のやる気が出ないときの行動指針
- ①置かれている自分の立ち位置を整理する
- ②やる気が出ない原因を細かく言語化する
- ③必要な対策を理解して素早く行動を起こす
- 【就活前】やる気が出ないときの原因例と対処法3選
- ①就活で何から始めて良いかがわからない
- ②働くことにポジティブなイメージがない
- ③働くこと以外にしたいことがある
- 【就活中】やる気が出ないときの原因例と対処法4選
- ①選考がうまくいかない
- ②周りと比較してしまい自分に自信が持てていない
- ③学業やアルバイトとの両立ができていない
- ④ストレスや疲れが溜まっている
- 簡単にできる! どうしてもやる気が出ないときにすべき3つのこと
- ①就活につながる小さな行動を習慣化する
- ➁就活スカウトサイトに登録する
- ③少しでも良いから情報収集をする
- 就活生全員が100%のやる気で行動しているわけではない
- やる気が出ない原因に合った対処法で就活のモチベーションを上げよう
就活のやる気が出ないのはあなただけじゃない! 原因分析からやる気をアップさせよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から
「就活へのやる気が出ません」
「選考に落ち続けて、またESからやり直す気力が尽きてしまいました」
という相談を受けます。周りが少しずつ就活を進める中で、なかなかやる気が出ず行動に移せない学生や、頑張っていても結果が出ずモチベーションが下がってしまった学生もいますよね。
今回はそんな就活生に向けて、就活に対してやる気が出ない原因と対処法を解説します。周りの就活の流れについていけず、なんとなく日々を過ごしている方もまずはやる気が出ない原因から一緒に向き合っていきましょう。
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就活のやる気が出ない人がまず理解すべき前提知識
- 就活でやる気が出ずに悩む人は実際多い
- 原因を見つめなおせば状況は改善できる

就活生

キャリアアドバイザー
「なかなか就活のやる気が出ない」いう学生は案外多いものですよ。

就活生
そうなのですね、安心しました。

キャリアアドバイザー
やる気が出ない原因を理解すればその状況は改善できるので、まずは原因を探ることから始めましょう。
就活を本格的に始めなければならないのに、「就活のやる気がなかなか出ない……」とやるせなく思うこともありますよね。このような気持ちを抱えたままにしておくと、余計にやる気をなくし、就活を思うように進められないこともあるかもしれません。
そのような人に向けて、はじめに理解しておくべき前提知識を2点解説します。これらを押さえたうえで、就活のやる気を出すヒントを得てみましょう。
就活でやる気が出ずに悩む人は実際多い
「もしかしたら就活のやる気がないのは自分だけ……?」と不安になっている人もいるのではないでしょうか。
しかし、就活でやる気の出ない学生は案外多いものです。
ABABAが2024年に300人の大学4年生(当時)におこなった「就活うつに関するアンケート調査2024」によると、約半数の学生が「就活うつになった」「就活うつっぽいと感じた」と回答しています。
「就活うつ」とは、就活がきっかけで精神や身体に影響をきたしていることを指し、この状況が続くと就活を続けるのが困難になりかねません。
この結果のように、就活に対して嫌気がさしてしまう学生は多いものなのです。
「就活うつ」に関して気になる人はこの記事も確認してみてください。
関連記事
就活うつは甘えじゃない! 予防策・原因一覧から適切に対応しよう
就活を進める中で「就活うつ」を発症する学生も少なくありません。就活うつは誰しもが発症する可能性のある、決して特別なものではありません。だからこそ、実態と対策を知っておくことが重要です。詳しく解説しますので、是非参考にしてみてください。
記事を読む

原因を見つめなおせば状況は改善できる
そもそも「やる気が出ない」というのは、その原因にきちんと向き合えていないことで起きているとも考えられます。「やる気が出ないからやらない」ではなく、原因を見つめなおせば状況の改善はできるものです。
「やる気が出てきた」という状況に気持ちを持っていけるよう、一度丁寧に就活に向き合ってみましょう。そうすればきっとやる気を出す手立てがつかめるはずですよ。

キャリアアドバイザー
「やる気が出ない」ことを放置するのではなく、「なぜやる気が出ないのか」を考えることが大切です。
自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけであなたの強み・弱みが簡単にわかります。
無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。
このままじゃまずい? 就活のやる気が出ない状況を放置するリスク
- 就活開始前:動き出しが遅れてかえって長引く可能性がある
- 就活中:対策に身が入らず選考に落ち続ける可能性がある
就活のやる気がなかなか出ない人は多くいることがわかりましたが、「それならばわざわざやる気を出す必要もないか」と、今の状況を放置してしまう人もいるかもしれません。
しかし、就活のやる気が出ない状況を放置していると、就活が長引いてしまい、長期間やる気が出ないままダラダラと就活を続ける羽目になってしまいます。
そうならないためにも、「やる気が出ない状況を放置するとどうなるか」を事前に確認しておきましょう。
就活開始前:動き出しが遅れてかえって長引く可能性がある
本格的に就活を始める前の段階から「就活ってめんどくさそう……」「大学卒業ギリギリまで遊びたいから、まだ就活を始めなくても良いかも」と思ってしまうこともありますよね。
すべてが後回しになってしまうと、自己分析や企業分析、面接練習などにかける時間が減ってしまい、就活の感覚をつかみきれないまま選考に挑まざるを得なくなることが考えられます。
そうすると、感覚をつかむのに時間がかかり、かえって就活が長引いてしまうこともあるでしょう。

キャリアアドバイザー
嫌な気持ちに打ち勝ち、コツコツと就活を進めるのが成功へのカギです!
就活中:対策に身が入らず選考に落ち続ける可能性がある
就活を進めていくなかで「なんだかやる気が出ないな」と思うこともあるでしょう。
常にやる気を保って就活に臨むのは難しいことです。ときには休憩を挟んでも良いですが、やる気がない状態が続いてしまうと、一つひとつの選考に身が入らなくなってしまうことが考えられます。その結果、選考に落ち続けてしまうということもありえるのです。

キャリアアドバイザー
就活に集中するときと休むときのバランスが大切ですよ。
状況を整理しよう! 就活のやる気が出ないときの行動指針
- 置かれている自分の立ち位置を整理する
- やる気が出ない原因を細かく言語化する
- 必要な対策を理解して素早く行動を起こす

就活生
なかなかやる気が出ないので、次にどのようなことをすべきかもわからなくなってしまいます。

キャリアアドバイザー
その気持ちはよくわかります。それなら、まずは自分の置かれている状況確認から始めてみましょう。
就活のやる気が出ないときは、自分の状況を確認したうえでその原因を探り、対策方法を理解することが重要です。
ここからは就活のやる気が出ないときの行動指針を解説するため、今一度自分と向き合ってみましょう。
①置かれている自分の立ち位置を整理する
やる気が出ない状況だと、何をするにもゴールがわからなくなってしまいがちです。そのため、まずは自分の立ち位置を整理することから始めてみましょう。
現在の就活の進捗、時期、選考状況など、さまざまなことを考慮したうえで、「じっくりと就活に臨むべきなのか」「急ぐべきなのか」という点を判断してみてください。
- 時期
- 就活の進捗
- 説明会参加予定数
- エントリー数
- 面接に進んでいる企業数
- 内定獲得数
「就活を始める前」「大学3年の7月」という場合はまだじっくりと対策に時間を遣えるタイミングですが、「現在就活中」「大学4年の12月」「内定がない状態」という場合は急いだほうが良いかもしれません。

キャリアアドバイザー
まずは状況整理をして、就活のペースをつかむ手掛かりにしてください。
②やる気が出ない原因を細かく言語化する
自分が置かれている立ち位置を確認したら、次は「なぜそうなっているか」を言語化して、より詳しく自分の状況と向き合ってみましょう。
「なぜそうなっているのか」を繰り返し問いかけていくことで、やる気が出ない原因の根本がつかみやすくなるかもしれません。

キャリアアドバイザー
やる気が出ない原因に関しては、「【就活前】やる気が出ないときの原因例と対処法3選」と「【就活中】やる気が出ないときの原因例と対処法4選」で解説しています。
③必要な対策を理解して素早く行動を起こす
やる気が出ない原因を理解したら、「次にどのようなことをすべきか」を理解したうえで素早く行動に移しましょう。
行動に起こせるスピードが速いほど、余裕を持って就活を進めることができるようになります。納得できる内定獲得のためにも、対策理解から行動まではスピード感を持って対応しましょう。

キャリアアドバイザー
原因に対しての対処法は次の項目で解説するため、近しい状況の人はチェックしてくださいね。
【就活前】やる気が出ないときの原因例と対処法3選
- 「就活で何から始めて良いかがわからない」ときの対処法
- 「働くことにポジティブなイメージがない」ときの対処法
- 「働くこと以外にしたいことがある」ときの対処法

就活生
自分の状況を確認したうえで対策を練るのが大事なのですね。

キャリアアドバイザー
そうですね。自分と向き合う時間を取ってから、しっかり対策をしていけると良いでしょう。

就活生
そういえば、友人が「まだ就活を始めてもいないのにやる気が出ない」と言っていました。

キャリアアドバイザー
就活を始める前にやる気が出ていない場合も、原因が必ずあるはずです。対処法と併せて確認しましょう。
「社会人になるのが億劫で、就活に対して重い腰が上がらない」という人もいますよね。そのように思うのはよくあることですが、億劫な気持ちをそのままにしておくのも就活が滞ってしまう原因となりかねません。
ここでは、就活を始める前の段階でやる気が出ないときの原因と対処法を解説するため、「まさしく今の状況に当てはまっているかも」という人は参考にしてください。
①就活で何から始めて良いかがわからない
就活を始める前からやる気が出ないのは、「何から始めて良いかがわからない」という状態にあるため、というのもよくある原因として挙げられます。
「何か動き出さないと行けない気持ちもあるけど、手の付け方がわからず、焦りばかりつのってますます億劫になってしまう……」そういった悪循環に陥っているケースは実はよくあるのです。

キャリアアドバイザー
「わからないから」という理由でつい後回しにしてしまいがちな癖がある人ほど、こういった要因でやる気を失ってしまいがちです。
対処法:自己分析から興味があることや実現したいことを明確にする
「何から始めて良いかわからない」という場合は、あらゆる就活対策の第一ステップになる「自己分析」からまずは始めてみましょう。自己分析をすることによって、自分の興味関心や、将来への展望がわかりやすくなります。
自分への理解が深まれば企業選びにも動き出せますし、自己PRのタネが見つかって、対策も進めやすくなりますよ。
例として、自己分析のやり方としては下記のようなものがあります。
- 自分史:自分のこれまでの人生をまとめる方法
- ジョハリの窓:自分と他者双方の視点で自己理解を図る方法
- フローチャート:質問に対し「はい」「いいえ」で答えていく方法
- マインドマップ:メインテーマから関連する事柄を派生させていく方法
- なぜなぜ分析:事実に対し「なぜ」を問いかけていく方法
これらのなかから自分に合うやり方を探して、自分のことをきちんと知ることから始めてみましょう。

キャリアアドバイザー
ほかにも、身近な人に「自分はどのような人か」を問う「他己分析」もおすすめです。
自己分析のやり方はこれらの記事でも紹介していますよ。より詳しいやり方を知りたい人は、目を通してみてください。
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②働くことにポジティブなイメージがない
親や周りの社会人をみて漠然と「大変そう」「自分は社会で活躍できるのだろうか」と悩んでしまうこともあるかもしれません。
働くことにポジティブなイメージがないと、就職に結びつく就活に対してもいまいち意味を見出すことができず、やる気の喪失につながってしまいます。

キャリアアドバイザー
「社会人ってキツそう」というイメージがネガティブの発端になっていることが原因として考えられますね。
対処法:自分が社会に出て働いているイメージをつける
「社会に出て働いている姿をイメージする」と言われると難しく考えてしまう人もいるかもしれませんが、身構える必要はありません。
たとえば、顧客や取引先から感謝されたり、社内の中であなたの活躍が評価されたりする場面を思い描いてみましょう。
- 仕事においてどのようなことが起こりうるのかを想像する
- 想像したことに対して自分はどのような行動を取るのかを考える
- 自分の取った行動に対してどのような反応を示されるのかをイメージする
もちろん具体的な内容は業務によっても変わりますが、社会に出ることは大変なことやマイナスなことばかりではありません。新しい人間関係の中で楽しいことがあったり、あなたの活躍が評価されたりすることもあるでしょう。

キャリアアドバイザー
企業で活躍するビジョンを頭の中で描けるようになることが、自分の良さを活かして働くイメージにもつながりますよ。
③働くこと以外にしたいことがある
そもそも就職して働くこと以外にしたいことがあって、就活そのものに対してやる気を持てていないというケースもありますよね。
ただ、周りは就活をしているし、将来どうやって生活していけばいいのかも明確な算段が立っていないために不安と焦りは心のどこかで募っている……。そういった状況に置かれているがゆえに悩んでいる人は少なくありません。

キャリアアドバイザー
心のどこかでは「やっぱり就活しないとかな」とわかっているからこそ、やる気が持てない状況が余計に苦しくなってしまうということもあるでしょう。
対処法:「したいこと」の実現に向け「できること」を考える
自分のなかでしたいことが明確にある場合には、その実現に向けて「今できること」を考えてみましょう。
語学留学をしたい場合は「語学の勉強をする」「留学のための資金を貯めるためにアルバイトを掛け持ちする」などの方法が考えられます。起業をしたい場合は「協力してくれる人員を集める」「企業のノウハウを学びに行く」ということができますよね。
「できること」を考える手順としては、したいことに対して「現状足りていない能力」「それを補うためにできること」を考えていくとスムーズに「できること」が考えられますよ。
- したいこと:アメリカへの語学留学
- 足りていない能力:英語で日常会話をする能力
- できること:英会話教室に通い語学の勉強をする
実現できるのがいつになるかはわからなくても、いつかは実現できるように「今できること」を考え、実行に移してみましょう。

キャリアアドバイザー
新卒で就活をすると、ポテンシャル採用をしてもらえたり、就職後も社会人になるにあたっての必要事項を丁寧に教えてもらえたりと、「新卒ならではの特権」があるのもポイントですよ。
【就活中】やる気が出ないときの原因例と対処法4選
- 「選考がうまくいかない」ときの対処法
- 「周りと比較してしまい自分に自信が持てていない」ときの対処法
- 「学業やアルバイトとの両立ができていない」ときの対処法
- 「ストレスや疲れが溜まっている」ときの対処法

就活生
僕は現在就活をしていますが、選考がうまくいかないとやる気がなくなりそうです……

キャリアアドバイザー
選考を重ねていくにつれて自身がなくなったり、新たにしたいことが見つかったりすることもありますよね。

就活生
はい。ですが結局どのようにすれば良いのかは自分でもわかっていません……

キャリアアドバイザー
そのような人は多いため、心配しなくても大丈夫です。一緒に対処法を学びましょう。
いろいろなことが原因で就活中にやる気をなくしてしまうのはよくあることですよね。
その原因を一つひとつ明らかにして、対処法を押さえられれば悩んでいる状況からの脱却は可能です。ここからはよくある理由別でやる気が出ないときの対処法を解説するため、自分と近しい行動を確認して、行動指針にしてみてくださいね。
①選考がうまくいかない
特に多くの人が陥るのが「選考がうまくいかない」という悩みです。「なかなかESが通らない」「いつも二次面接で落ちてしまう」など、選考を重ねていくうえで壁に当たることもあるのではないでしょうか。
多くの人が同じような悩みを抱えているといっても、就活中は視野が狭くなりがちです。そのため、「選考がうまくいっていないのは自分だけなのではないか……」と不安感が増してしまうこともあるのです。

キャリアアドバイザー
悩みすぎて解決策が浮かばないときは、キャリアアドバイザーや就活経験者に相談するのも手ですよ。
対処法:過去の選考を振り返って原因を細分化する
選考がうまくいかないときは、「選考がうまくいかないから」と現状から目を背けるのではなく、過去の選考を振り返ってみてください。
- 選考のなかで、どのタイミングで落ちてしまったのかを考える
- 落ちてしまう原因が何だったのかを面接官の反応や、回答に詰まってしまった点から考える
- 落ちてしまう原因を解決するにはどのような行動を取れば良いのかを考える
振り返るなかで、「どのタイミングでつまづいているのか」という傾向がつかめてくるはずです。
ESの段階で落ちてしまう場合は自己分析方法や企業分析方法を見直す、一次面接で落ちてしまう場合は自分の話し方や姿勢を客観視する、などの行動が起こせると、原因に対する対策法もわかりやすくなるでしょう。

キャリアアドバイザー
しっかり対策まで考えて万全な状態で選考に挑めるようにしましょう。
②周りと比較してしまい自分に自信が持てていない
友人と就活の話をしていると友人から「内定が出た」「就活を終えた」という状況を聞いてしまうこともありますよね。
順調な友人の状況を目の当たりにしてしまうと、「自分はダメなんだ」とやる気が下がってしまうことも考えられます。これも学生という同年代が身近にいるからこそよくある悩みです。

キャリアアドバイザー
自分に自信が持てずにやる気が下がってしまう学生は多いものですよ。
対処法:比較対象を「過去の自分」にする意識を持つ
友人と就活状況を共有するのは良いことです。ですが、状況を比較してしまい、やる気をなくしてしまったり、過度なストレスを感じてしまったりする人は、比較の対象を「他人」でなく「過去の自分」にしてみてください。具体的には、以下のような観点で比較対象を「自分」にできます。
- 数カ月前の面接での受け答えと、現在の面接での受け答えの方法を比較する
- 選考の通過率を比較する
- 面接官に評価してもらえた回数を比較する
「〇週間前の面接よりもはきはきと返答できた」「キャリアアドバイザーからのES添削工数が〇カ月前よりも減った」というように、過去と比較して成長できている点を見いだせると、モチベーションアップにもつながりますよ。

キャリアアドバイザー
就活は自分との戦いのため、「人は人自分は自分」という気持ちで挑みましょう。
③学業やアルバイトとの両立ができていない
大学生は、学業やアルバイトなど、就活以外にもすべきことがたくさんありますよね。そのようななかで、すべきことを両立するのは難しいことです。
就活を優先すると、学業がおろそかになり単位が取得できない可能性が出てきたり、アルバイトができずに生活費の維持が難しくなったりと、一定のリスクも伴います。だからこそ「両立の仕方」を悩みとして抱える人は多くいるわけです。
対処法:優先順位を整理しつつ管理ツールを活用する
やるべきことがたくさんあり、いっぱいいっぱいになっている場合は、それぞれのタスクの優先順位を付けてみましょう。
スマートフォンのアプリにある管理ツールを使用して、とりあえずスケジュールを入れてみたり、すべきことを全部書き出したうえでそれぞれのタスク内容を見返してみたりと、優先順位を付けるための方法はさまざまです。
- これから選考を控えている企業のなかで、志望度が高い順番に並べる
- 就活以外のことで、しなければならないことをまとめる
- これらのスケジュールを把握する
- 日程が近いものから対策できるようにする

キャリアアドバイザー
まずは自分がしなければならないことを一目でわかるようにできると、すべきことの優先順位が付けやすくなりますよ。
④ストレスや疲れが溜まっている
日頃のストレスや疲れも、就活のやる気を削ぐ原因となり得ます。就活に対してのストレスや悩みだけでなく、日常的なものもうまく消化しきれずに溜まっていくと、「もういいや」と自暴自棄になりやすくなるのです。
ストレスや疲れを自分なりの方法で癒せているなら良いですが、うまくできていない場合は、溜まり切ったストレスや疲れを減らすことから始めることをおすすめします。
対処法:人の力も借りながら自分のペースで就活を進める
溜まり切ったストレスや疲れを減らす方法としては、適度な息抜きが大切です。就活中は忙しく、必然的に他人と話す機会が減りがちですが、家族や友人に就活や日頃の悩みを相談するだけでも頭がすっきりします。
また、自分だけの力で就活を進めていると、息苦しさを感じてしまうことも多いものです。エージェントや、就活を経験した先輩に相談するなど、人の力も借りつつ、自分にとって無理のないペースで進めていくことも大切ですよ。
- エージェントに相談しながらスケジュール感を一緒に調整する
- SNSコミュニティで周囲の就活状況を確認する
- 就活を経験した先輩に進め方を聞いて参考にする

キャリアアドバイザー
あくまで自分のペースで就活を進めることが大切なため、自分に合うペースをつかみながら就活を進めていきましょう。
自己分析をするならツールを使って簡単に済ませましょう
自分の弱みは言語化できても、強みを言語化できない人も多いでしょう。
そんな時は「自己分析ツール」がおすすめです。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで選考で使えるあなたの強みを言語化できます。
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簡単にできる! どうしてもやる気が出ないときにすべき3つのこと


就活生
やる気が出ないときの対処法がわかっても、どうしてもやる気を出せないときもあるかもしれません……

キャリアアドバイザー
もちろんそういうときもありますよね。そんなときはこれらのことを実践してみてはどうでしょうか。
就活は長期戦のため、どうしてもやる気が切れてしまうタイミングもありますよね。そのようなときにすべきことを3つ解説します。
これらのことを「やる気が出ないけど、最低限これだけはしよう」という気持ちで日々の生活に取り入れてみてくださいね。
①就活につながる小さな行動を習慣化する
どうしてもやる気が出ないことが原因で、長期間就活に触れることがなくなってしまうことも考えられるかもしれません。
しかし、その間にほかの学生に差を付けられてしまったり、興味のあった企業の選考が知らぬ間に終わっていたりすることもあるでしょう。
これらのことを1日30分でも良いのでおこなってみましょう。
- 世の中のニュースを確認するために新聞を読む
- SPIの問題を1科目でも良いので解いてみる
- 自分の良い点、悪い点を5つずつ挙げてみる
- 四季報を眺めてみる

キャリアアドバイザー
小さなことの積み重ねが後の就活に役立ってきますよ。
➁就活スカウトサイトに登録する
「自分から情報を取りにいくのが面倒だな……」と思う人は、就活スカウトサイトに登録して企業側からのオファーを待つのも手です。
選考に参加する候補となる企業の数が増えるため、これらのサイトに複数登録しておくのがおすすめです。もしくは、はじめのうちは多くのサイトに登録し、自分に合うサイトを厳選していくのも効率的ですよ。

キャリアアドバイザー
スカウトサイトの特徴もさまざまなため、自分に合ったやり方やサイトを探してみてくださいね。
③少しでも良いから情報収集をする
説明会の受付が始まったり、ESの応募が開始されたりと、就活に関する情報は日々更新されゆくものです。そのような情報を逃さないようにするためにも、毎日少しずつ情報収集するのがカギとなります。
- 気になる企業の新卒用サイトに毎日訪れる
- 就活サイトで興味のある求人が出ていないか検索してみる
- 友人やキャリアセンターの人に就活の情報を聞いてみる
どれかひとつでも良いので実践して、素早く情報を集められるようになると、選考もスムーズに進みやすくなります。

キャリアアドバイザー
特に志望度の高い企業に関して優先的に情報収集すると漏れが少なくなりますよ。
就活生全員が100%のやる気で行動しているわけではない
そもそも就活生全員がに100%のやる気や熱意にみなぎって、就活を進めているわけではありません。中にはそういう人もいるかもしれませんが、悩みや辛さを表に出さない人もいます。
半ば無理やりやる気を起こして就活してはいるものの、本当はやる気が出なかったりモチベーションが上がらないことに対して悩んでいる人もいるのかも知れないのです。「自分ができないから選考に落ちる」「やる気がないから落ちこぼれだ」などと周囲と自分に壁を感じる必要はないのです。

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
100%のやる気が出なくても就活を続けている人は多いものです。「みんながやっているから私もやる」という理由でやっている人もいますよ。人間にはコンフォートゾーンという快適なゾーンから出たくない心理があります。快適な学生生活から出るための準備といえる就活にやる気が出ないのは不自然なことではありません。
自己効力感を高める取り組みを
快適なゾーンの外に出るためには「自分はできる」「このゾーンの外の世界で嫌なことがあってもなんとかなる」と自分を肯定して自己効力感を高めることが大切です。社会人生活は楽しいことや新しい出会いなども待っているので必要以上に怖がらずポジティブにとらえましょう。
やる気が出ない原因に合った対処法で就活のモチベーションを上げよう
就活へのやる気がなくなってしまうのは誰にでもあることです。そのようなときに「やる気が出ないからやらない」という日を極力減らすことができると、選考がスムーズに進みやすくなります。
そうは言っても、やる気が出ないことへの焦りから周りと必要以上に比べてしまうのは禁物です。周りに流されず、自分のペースで就活を進めることが成功のカギですよ。
まずはなぜやる気がなくなってしまったのかを考え、自分に合った対処法で就活のモチベーションを上げましょう。やる気が起こるきっかけさえつかめれば、就活に前向きに向き合い、納得内定を獲得することができますよ。
最近就活に対してやる気が出ないのですが、それは僕だけなのでしょうか。