公務員試験に落ちてからの就活は効率化が命! 7ステップで選考対策

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目次

  1. 公務員試験に落ちてからの就活でも諦めなければ内定は獲得できる!
  2. 公務員試験に落ちてから就活を始める人はめずらしくない
  3. 公務員試験に落ちてしまったら? まずはこの2つから始めよう
  4. メンタル面の回復のためにしっかり休む
  5. なぜ公務員試験に落ちてしまったのか振り返る
  6. 公務員試験に落ちてしまった場合の主な2つの進路
  7. ①公務員試験に再挑戦する
  8. ②民間の企業に就職する
  9. 公務員に再挑戦したい場合も、民間企業への就活を進めるのがおすすめ!
  10. 民間企業への就活を進めておくことの3つのメリット
  11. ①将来的に働き方の選択肢が増える
  12. ②リスクを最小限にして公務員試験に再挑戦できる
  13. ③より性格や価値観に合う職場が見つかる可能性がある
  14. 公務員試験に落ちてからの就活は7ステップで効率的に進めよう!
  15. ①まずは就活の大枠をつかもう! 民間企業の業界・業種を知る
  16. ②さまざまな手段を駆使! 秋採用をしている企業を探す
  17. ③行きたい企業を大まかに絞ろう! 自己分析から就活の軸を決めてエントリーする
  18. ④企業選びに困ったら周りに頼ろう! 就活のプロに現状を相談する
  19. ⑤企業研究を深めよう! 志望度が伝わる志望動機を作る
  20. ⑥事前に作ったエピソードを活用! 自己PRやガクチカを練り直す
  21. ⑦公務員試験対策の延長線で! 試験の振り返りから面接対策をする
  22. 公務員試験のフェーズ別|就活対策の想定スケジュール
  23. 時間配分がカギ! 一次試験で落ちてからの対策スケジュール
  24. 企業研究に注力! 二次試験で落ちてからの対策スケジュール
  25. 一秒も無駄にできない! 三次試験で落ちてからの対策スケジュール
  26. 公務員試験に落ちた人が聞かれやすい5つの質問
  27. 「なぜこの時期に就活を始めたんですか? 」
  28. 「なぜ公務員を目指していたんですか? 」
  29. 「なぜ民間企業に就職しようと思ったんですか? 」
  30. 「なぜ数ある企業の中でうちに応募してくれたんですか? 」
  31. 「もう公務員は諦めたんですか? 」
  32. 公務員試験に落ちてから就活をする際はこの2つに注意!
  33. 内定がないことに焦って投げやりに就活をしない
  34. 「公務員試験に落ちたから仕方なく民間を受けている」感を出さない
  35. もう一度公務員試験に再挑戦するなら「併願」がおすすめ!
  36. 公務員試験に落ちてしまった場合について学生からよくある質問に回答!
  37. 公務員試験に落ちてからの就活では効率的な対策が必要になる!

公務員試験に落ちてからの就活でも諦めなければ内定は獲得できる!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。公務員試験に落ちてしまった学生から、

「民間と併願していなかったので、公務員試験にもう一度挑戦するか、これから就活をするか迷っています……。」
「今まで公務員試験の勉強ばかりやっていたので、民間就活への対策の仕方がわかりません……。」

このような相談を受けることがあります。民間企業を併願せず公務員試験のみに懸けて頑張ってきた人は、落ちてしまった後どのように動いたらいいか迷ってしまいますよね。民間企業への就職を始めるにしても、わからないことばかりでしょう。

この記事では、公務員試験に落ちてから就活をする場合の対策方法を紹介します。よく聞かれる質問も回答例とともに紹介するので、何から始めたらいいかわからず不安な人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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公務員試験に落ちてから就活を始める人はめずらしくない

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あんなに頑張ったのに公務員試験に落ちてしまいました……。今から就活する人なんて自分以外にいるんですかね。

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キャリアアドバイザー

試験に落ちたとなれば、頑張った分だけ落ち込んでしまいますよね。でも、公務員試験後に就活する人は珍しくないんですよ。

公務員試験の勉強一本で頑張ってきた人は特に、公務員試験に落ちてしまった後に何をしたら良いかわからなくなってしまいますよね。しかも元々民間企業の就活をしている人は、公務員試験の結果発表の頃に内定が出る場合が多いので、就活をしているのは自分だけなのではと不安になる人もいるでしょう。

しかし、地方公務員でも国家公務員でも、公務員試験はそもそも難易度が高い試験なので、落ちてから就活をする人も珍しくありません。人事院が2023年度の国家公務員試験の結果をまとめた「2023年度国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)及び専門職試験(大卒程度試験)の合格者発表」によると、2023年の国家公務員の一般職試験の倍率は3.2倍と、高倍率になっています。

このように、公務員試験は倍率も高く、簡単に合格できるものではないので、落ちてしまっても希望がないというわけではないので安心してくださいね。

自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう

就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。

そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけあなたの強み・弱みが簡単にわかります

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公務員試験に落ちてしまったら? まずはこの2つから始めよう

公務員試験が難しい試験とはいえ、落ちてしまった事実はとてもショックですよね。そこからいきなり就活に切り替えるのは気持ち的にも難しいので、なにか行動を起こす前にまずやってほしい2つのことを紹介します。

メンタル面の回復のためにしっかり休む

まずは、しっかり休息の時間を取って、公務員試験のために勉強や対策を頑張った自分を認めてあげましょう。

試験に落ちてしまうと、「あのときもっと勉強をしていれば」「あの問題の対策をしていれば」と過去の自分を責めたくなってしまいますが、勉強を頑張っていたことは事実です。頑張ったことを否定してしまうと、就活に切り替える際も暗い気持ちのまま進めることになってしまうので、頑張ったけど惜しくも届かなかったと前向きに捉えるようにしましょう

とはいえ、前向きになるために時間は必要なので、数日間は好きなことをしてリフレッシュする期間を設けてみてくださいね。

なぜ公務員試験に落ちてしまったのか振り返る

十分に休息が取れたら、公務員試験の振り返りをしてみましょう。落ちた試験のことは考えたくないという人もいるかもしれませんが、「なぜ落ちてしまったのか」を振り返ることは今後の進路にも役に立つのです

特に面接の試験で落ちてしまった場合は重点的に振り返りましょう。緊張してうまく伝えられなかったのか、内容が詰め切れていなかったのか、もし次の機会があったときに同じ失敗をしないためにはどうすべきか考えてみてください。民間企業の就活でも面接はつきものなので、ここで苦手分野を潰しておきましょう。

失敗から原因を突き止めて改善をすることで格段にレベルアップできるので、思い出すのが辛かったとしても、振り返りは必ずおこないましょうね。

公務員試験に落ちてしまった場合の主な2つの進路

公務員試験に落ちてしまった場合の主な2つの進路

公務員試験に落ちてしまった場合、主な進路としては2つあります。1つはもう一度公務員試験に挑戦する、もう1つは民間企業への就活をするという道です。

それぞれのメリット・デメリットも紹介するので、これからどのように行動すべきか迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

①公務員試験に再挑戦する

まずは、もう一度公務員試験に挑戦する道です。公務員試験のみに集中して頑張ってきたからこそ、諦めきれないという学生も多いでしょう。

公務員試験に再挑戦する場合には、学生を続けて再度挑戦する選択肢と、大学を卒業して挑戦する選択肢があります。学生を続けるのであれば学費がその分かかりますが、卒業して一旦就職してから再挑戦するとなれば、勉強時間の確保に悩むかもしれません。

どの選択肢を取るのがベストなのか、自身の状況と照らし合わせて行動するようにしてくださいね。

大学院に通いながら再挑戦

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キャリアアドバイザー

公務員試験に再挑戦するうえで選択できる1つ目の方法は、大学院に進学して、卒業のタイミングで再挑戦するパターンです。

大学院進学のための試験は前期と後期があり、大学や学部にもよりますが、後期入試は毎年1~2月あたりに実施されます。そのため、もし筆記試験で落ちてしまった場合は約半年間勉強する時間があるので、大学院への進学も不可能ではありません。

大学院への進学のメリットは、空白の期間ができないことです。就職留年・浪人をするとどうしても空白の期間ができてしまいますが、大学院に通っていれば学生として勉学に励んでいたことになるので、特に説明する必要がありません

一方デメリットは、進学費用がかかる点です。1年留年や浪人するより圧倒的に費用がかかるので、経済的に余裕があるならこの方法を視野に入れても良いでしょう。また、大学院での勉強や研究を進めつつ、公務員試験の勉強もしなければいけないのも、大変な点といえます。

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この方法を選択する場合は、大学院での研究と勉強を両立できるのか、経済的な余裕があるのかをしっかり考えてから決断してくださいね。

就職留年をして再挑戦

2つ目は、大学を1年留年してもう一度公務員試験に挑戦するパターンです。卒業ができる単位は取り終わっているはずなので、時間に余裕を持って勉強を進めることができます。

就職留年のメリットは、民間企業への就職に切り替えるとなった際も新卒として就活ができる点です。もし公務員試験に合格すれば目標は達成でき、不合格でもまだ新卒カードが使えるのは良い点ですね。

一方デメリットとしては、もし民間に切り替えた際に「なぜ留年をしたのか」と聞かれてしまう点です。しっかり理由を言えないと、単位が足りなくて留年した学生と同じような印象を持たれてしまうので、伝え方にも気を付けなければいけません。

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大学院進学に比べれば安いかもしれませんが、留年も1年間の授業料を払う必要があります。授業に出席しないのに1年間授業料を払うのも経済的な余裕がないと難しいので、金銭面もしっかり考える必要がありますね。

就職浪人をして再挑戦

3つ目は、就職浪人をしてもう一度挑戦するパターンです。浪人なので、大学を卒業して1年間、1点集中で公務員試験の勉強を進められます。

1人で勉強を続けられるか不安な人は公務員受験専門の予備校に通うのもおすすめです。予備校の費用はかかってしまいますが、筆記試験対策だけでなく面接対策もしてくれるので、本気で目指したい人は検討してみてもいいかもしれません。

就職浪人のメリットは、勉強時間をたっぷり確保できるという点です。そのため、おそらく一次試験の筆記試験の合格可能性はとても高くなるといえます。

一方でデメリットは、合格できなかった場合は既卒での就活になるという点です。1年間の浪人であれば第二新卒として就活ができますが、2年間浪人をしてしまうと、第二新卒での就活も難しくなります。

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キャリアアドバイザー

もし不合格だった場合のリスクが大きいので、就職浪人の場合はそういった事情があることを踏まえて取り組む必要があることを覚えておきましょう。

就職浪人については知りたい人はこちらの記事を参考にしてみましょう。基礎知識や就活の実態について詳しく解説していますよ。

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②民間の企業に就職する

公務員試験に再挑戦する以外の選択肢として、民間企業に就職する道があります。

民間企業に就職するメリットは、空白の期間ができずに就職先を確保できる点です。一度民間企業に就職すれば、その後のキャリアの幅も広がり、後々転職をする際も可能性が広がります

一方でデメリットは、もともと民間企業を志望している学生からは大幅に遅れを取っているため、早急に頭を切り替えて就活対策をしなければいけない点です。ゆっくり対策をしていると企業は応募を締め切ってしまうので、効率的な就活対策が求められます。

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春の選考に比べて就職枠が少なく、倍率はとても高くなるので、急いで対策を進める必要があることは覚えておいてくださいね。

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公務員に再挑戦したい場合も、民間企業への就活を進めるのがおすすめ!

公務員試験に落ちてからの主な2つの進路を紹介しましたが、公務員への志望度が高い人ほど、以下のように考えてしまいがちです。

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就活生

公務員を諦めきれない場合は、リスクをとってでも就職留年や浪人をしたほうが良いのかな……?

しかし、公務員への志望度が高い人こそ、民間企業への就活を進めるのがおすすめです。民間企業に勤めながらでも勉強の時間は確保できるうえに、もし不合格の場合でも経済的なリスクは最小限で済みます。

リスクを取って覚悟を決めることも大切ですが、就職に苦労する場合に受けてしまう経済的リスクは想像以上に大きいものです。なるべくリスクを取らずに公務員に再挑戦するためにも、一度民間企業への就活を進めてみてくださいね。

民間企業への就活を進めておくことの3つのメリット

民間企業への就活を進めておくことの3つのメリット

上述したように、公務員試験に落ちてしまった場合の進路として、一番おすすめなのは民間企業への就職です。ここでは民間企業への就活を進めるメリットを紹介します。

①将来的に働き方の選択肢が増える

一度でも民間企業への就職をしておくと、働く中でさまざまなスキルを身に付けられるので、公務員試験への再挑戦はもちろん、そのほかの働き方の選択肢も増えるというメリットがあります。

たとえば、民間企業の営業職に就職した場合、交渉力や判断力、社会人としてのコミュニケーション能力などを身に付けられます。これらのスキルはどんな業界でも役に立つ万能なスキルなので、今後転職をしたいと思ったときも職業選択の幅が広がります。

また、社内外の人とかかわる中で、公務員から民間企業に転職をしたという人にも出会うことがあるでしょう。実際に公務員として働いている人からの話も聞いて、もう一度挑戦するのかその企業で頑張るのかを決められるので、よりリアルな情報から判断ができるのも良い点ですね

②リスクを最小限にして公務員試験に再挑戦できる

公務員試験には、大卒・大学院卒が受験できる一般枠と、民間企業での職務経験がある人のための社会人枠が存在します。一度民間企業に就職したら、社会人枠の試験のみしか受けられないと思っている人もいるかもしれませんが、実は20代のうちなら一般枠で再挑戦することもできるのです

というのも、公務員試験の一般枠の応募資格は基本的に年齢のみなので、その範囲の年齢を越えなければ、同じように一般枠で挑戦ができるというわけです。応募職種や自治体によってこの条件は変わりますが、20代前半であれば一般枠で受験できると考えて問題ありません。

そのため、社会人として働いてもやはり公務員に魅力を感じた場合は、再度公務員試験を受けて転職することも可能なのです。もし落ちてしまっても職を失うこともないので、何度でも挑戦ができてリスクも低くなります。

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キャリアアドバイザー

もし社会人枠で即戦力として挑戦したいという場合は、職務経験年数によって受験資格が変わるので、志望している自治体の社会人枠の要項を確認してみてくださいね。

③より性格や価値観に合う職場が見つかる可能性がある

公務員試験の勉強に集中していて、民間企業の業界や職種についてあまり知識がない場合は、自己分析や業界研究を進めることで、公務員より自分に合った職種が見つかる可能性もあります

たとえば、地域に寄り添う業務に興味があって公務員を志望していたとしましょう。たしかに公務員は地域の人に寄り添う業務が多いですが、民間企業でも地方創生に力を入れている企業はたくさんあります。むしろ、民間企業がやっているようなアプローチで地域を盛り上げる方が向いていることもあるかもしれません。

このように、公務員になってやりたかった仕事も、民間企業で調べてみたら意外と見つかることもあります。新たな出会いに期待して、一度探してみるのがおすすめですよ。

時間がない人におすすめ!
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自分の弱みはわかっても、強みは思いつかないものですよね。「それ強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。

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上村 京久

キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる

実際に民間企業から公務員への転職は、一般枠からでも一定数いる

民間企業に勤めながら公務員試験を受けられるのか不安な人もいるかもしれませんが、実際に民間企業から公務員に転職した人は一定数います。学生時代に公務員試験に落ちてしまい、一度は民間企業へ就職したものの、「やっぱり公務員になりたい」という気持ちが捨てきれず、公務員試験に再チャレンジする人も多くいるのです。

上述でもあるように、応募の条件がクリアしていれば、社会人枠で応募するのか一般枠で応募するのかは、本人次第で選ぶことができます。ただ、一般的に社会人枠での応募は一般枠に比べると採用人数が少ないことから、倍率は高くなる傾向にあり、そのため20代前半の人は一般枠での応募を好む傾向にあります。

社会人経験が有利に働くこともある

民間企業を経験した20代の人は、一度社会人経験があることから、ある程度の社会常識やビジネスマナーが備わっているのと同時に、若々しいフレッシュさも持ち合わせていることから、面接担当者から好印象を得られることが多くあります。

民間企業に就職した後、もう一度自身の将来を見つめて、そのまま企業の組織の一員としてやっていくのか、あるいは公務員に再チャレンジするのか考えてもいいかもしれませんね。

公務員試験に落ちてからの就活は7ステップで効率的に進めよう!

公務員試験に落ちてからの就活は7ステップで効率的に進めよう!
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民間企業への就活を進めようと思うのですが、何からやったら良いかわかりません……!

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いきなり対策をしようと思っても難しいですよね。では、7ステップで基本の就活対策を網羅できる方法を紹介します!

いざ民間企業への就活に切り替えようと決心しても、対策することがたくさんあって、何から始めていいのか迷ってしまいますよね。そんな人のために、時間がない中でもこれだけはやってほしい7ステップの就活対策を紹介します。

なにからやったら良いかわからない人は、まずはこの7ステップにしたがって対策を進めてみてくださいね。

①まずは就活の大枠をつかもう! 民間企業の業界・業種を知る

公務員試験一本で頑張ってきた学生は特に、民間企業にどのような業界・業種があるかをそこまで理解できていない可能性があります。食品業界やエンタメ業界などのBtoCの業界への知識はあっても、消費者とのかかわりが薄いBtoBの企業や認知度があまり高くない企業については、存在すら知らない人もいるでしょう。

業界・業種を詳しく知らないまま就活を進めてしまうと、狭い選択肢から企業を選ぶことになり、納得した企業選びが難しくなる可能性が高まります。自分に合った企業を見つけるためにも、まずは就活市場にどんな業界・業種があって、自分は何に興味があるのかを理解しましょう

②さまざまな手段を駆使! 秋採用をしている企業を探す

業界への知識が深まってきたら、エントリーできる企業を探しましょう。公務員試験に落ちてからの就活では、秋採用か通年採用をおこなっている企業にエントリーすることになるので、まずは秋以降の採用もおこなっている企業を見つけるところから始める必要があります

就活のナビサイトや秋採用のための合同説明会、スカウトサイトなど、さまざまな手段を駆使して調べていきましょう。エントリーできる企業を見つけて応募することが就活の第一歩なので、将来の選択肢を広げる気持ちで探してくださいね。

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キャリアアドバイザー

探していく中では、どのような点に魅力を感じたのか、企業のどこを見て判断しているのかなどをメモに残しておくのがおすすめです。自己分析や就活の軸を定めるときにも活用できますよ。

秋採用の仕組みについては、こちらの記事で詳しく説明しています。

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③行きたい企業を大まかに絞ろう! 自己分析から就活の軸を決めてエントリーする

エントリーできそうな企業をある程度見つけたら、今度はその中から選考を受けたい企業を絞ってみましょう。公務員試験後の就活は時間が限られているので、たくさんの企業を見る時間は多くはありません。

企業を絞るためには、会社を選ぶときの自分なりの判断基準となる「就活の軸」が必要になります。就活の軸を定めることで企業に求める条件がブレにくくなり、自分の価値観に合った企業を選択できるようになります

就活の軸を定める際は、仕事においてどのような価値観を大切にしているのか、どんな働き方をしたいか、将来どのような人になりたいかなどをヒントにしましょう。これらを考えるためにも、自己分析を徹底して、自分の価値観について知ることが必要になります。 

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とはいえ、自己分析に割ける時間がたくさんあるわけではないので、ツールなども使いながら効率的に自己分析を進めていきましょうね。

自己分析の仕方はこちらで詳しく紹介しています。ぜひいくつか試してみてくださいね。

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④企業選びに困ったら周りに頼ろう! 就活のプロに現状を相談する

ここまで業界研究や企業探し、自己分析などを進めてきましたが、やり方があっているのかと不安になることも多いでしょう。そんなときは、就活のプロに相談してみてください。

相談相手としては、大学のキャリアセンターや就活エージェント、ハローワークなどが挙げられます。それぞれ就活を専門的に取り扱っているプロなので、企業を一緒に探してくれたり、就活の軸のブラッシュアップも手伝ってくれたりと、対策の後押しをしてくれます

公務員試験に落ちてから就活をする学生の対応にも慣れているので、不安要素の相談もできます。1人で悩んで時間が経ってしまうと、だんだんネガティブな気持ちになってしまうので、悩んだら周りに相談してみてくださいね。

⑤企業研究を深めよう! 志望度が伝わる志望動機を作る

エントリーの際に、民間企業ではエントリーシート(ES)の提出が必要になる場合があります。ESとは企業独自で発行する応募書類のことで、質問内容は志望動機や自己PR、ガクチカなどが定番になります。

どの質問の回答も大切ですが、特に力を入れてほしいのは志望動機。なぜなら、公務員試験での志望動機を活用できないからです。構成や伝え方の基礎は活用しつつ、その企業だけの魅力や価値を分析し、どのような点に魅力を感じたか、自分ならどのように貢献できるのかを言語化しましょう

また、魅力的な志望動機を作るには、企業研究が必要不可欠です。企業の事業内容はもちろん、IR情報や業界全体の課題・動向、理念など、さまざまな情報から分析してみてください。調べた分だけ志望動機を作るための情報が揃うので、ここは7ステップの中でも時間をかけて、想いが伝わるように作成してみましょう。

企業研究の6つのコツを押さえて、魅力的な志望動機を作りましょう。

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入社意欲が伝わる志望動機の作り方は、この記事を参考にしてみてくださいね。

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⑥事前に作ったエピソードを活用! 自己PRやガクチカを練り直す

ESでは自己PRやガクチカも聞かれることが多いですが、その際は公務員試験の面接で用意したエピソードを回答に用いても問題ありません。

ここで意識すべきなのは、その企業の求める人物像に合致しているかという点です。公務員試験の際に作成した自己PRやガクチカは、その自治体が求める人物像に当てはまる内容なので、そのままだと選考企業の求める人物像とは乖離してしまいます

選考企業の求める人物像との共通点をアピールするためにも、エピソードを一から考えるのではなく、伝え方を工夫できないか考えてみてくださいね。もし思いつかなければ、就活エージェントやキャリアセンターに相談してみるのもおすすめですよ。

自己PRの書き方はこちらのページから確認してみてくださいね。

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⑦公務員試験対策の延長線で! 試験の振り返りから面接対策をする

最後は面接対策です。ここまでくれば就活対策も終盤です。

公務員試験でどこまで対策をしているかで時間のかけ方は異なりますが、もし面接試験の対策をしている場合は、民間企業の面接形式もほとんど変わらないので、対策にはそこまで時間はかからないでしょう。

しかし、筆記試験に集中していて面接対策に手を付けていない場合は、練習の時間を長めにとってください。一次面接・二次面接・最終面接それぞれでされる質問や評価ポイントも異なるので、人事がどのような点を重視しているかも理解しながら練習を重ねましょう

ここまでのステップを1周できたら、次からは企業ごとに⑤~⑦の対策を繰り返していくだけです。もし選考を受ける中で落ちてしまった企業があったら、何が原因なのかを分析して、回答内容や話し方、伝え方の精度をどんどん高めていきましょう。

面接対策の基本マナーは、こちらの記事で紹介しています。

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公務員試験のフェーズ別|就活対策の想定スケジュール

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公務員試験に落ちてからの就活対策のステップがわかりました! でも時間がない中で、どこに時間をかければいいかわからなくて不安です。

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公務員試験後の就活では時間配分が命なので、フェーズ別で解説します!

多くの公務員試験では合否が出るタイミングが3回ありますが、その中でもどのフェーズで落ちてしまったかによって対策にかけられる時間は異なります。ここからはそれぞれフェーズごとに、どの対策に重点を置くべきか解説します。

公務員試験の一般的なフロー
  • 一次試験(筆記試験)
  • 二次試験(集団面接)
  • 三次試験(個人面接)
  • 内定

時間配分がカギ! 一次試験で落ちてからの対策スケジュール

公務員試験の一次試験で落ちてしまった場合は、おそらく7月くらいから就活を始めることになるでしょう。民間企業は情報解禁の3月からエントリーが始まるので、7月にはほとんどの企業で本選考が終わっているという状況になります。

そのため、本選考にギリギリ滑り込むのではなく、秋採用か通年採用をおこなっている企業を探す方が安全でしょう。7月なのでまだ周りで内定を持っていない人もいるかもしれませんが、スタートダッシュが遅れている分、油断は禁物です。

早めにエントリーできるに越したことはないので、先ほどの7ステップを約1ヵ月で終えられるのがベストです。業界や企業を知るのに時間がかかるかもしれませんが、すべてを知ることは不可能なので、興味のある範囲をある程度絞って調べてみてくださいね。

時間配分は以下の通りです。

  1. 業界企業研究、自己分析、企業へのエントリー:まとめて1週間
  2. 就活のプロに相談:1日(継続しておこなう)
  3. 志望動機を作成する:1~2週間
  4. 自己PR・ガクチカを作成する:2日
  5. 面接対策:1週間
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キャリアアドバイザー

一次試験で落ちてしまった場合は、志望動機の作成と面接対策に力を入れるのがおすすめです。志望動機はどの企業でも重視している点なので、企業を徹底的に調べあげて、その企業だけの志望動機を作成しましょう。

企業研究に注力! 二次試験で落ちてからの対策スケジュール

公務員試験の二次試験で落ちてしまった場合は、多くの場合8~9月くらいから就活を始めることになるでしょう。この時期になると民間企業の本選考は終了していて、秋採用の募集や選考が始まる時期になります。

秋採用にエントリーするためにも、なるべく早く就活の軸や企業研究を進める必要があります。二次試験で落ちてしまった場合は、3週間~1ヵ月で対策しきる意識を持っておきましょう

  1. 業界企業研究/自己分析/企業エントリー/就活のプロに相談する:まとめて1週間~1.5週間
  2. 志望動機を作成する:プロと相談しつつ2週間
  3. 自己PR・ガクチカを作成する:2日
  4. 面接対策をする:3日

公務員試験の二次試験は面接なので、二次試験で落ちてしまった場合は企業探しと志望動機の作成に力を入れましょう。この時期では、エントリーできて自分の価値観に合う企業を探すこと自体が大変な可能性もあるので、早めに就活のプロに相談するのもおすすめです。

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秋採用は春の採用に比べて枠も少ないので、企業への理解度や志望度を上げないと合格は難しくなります。そのため、企業研究を深くして、周りのライバルに差を付けられる志望動機を作成しましょう。

一秒も無駄にできない! 三次試験で落ちてからの対策スケジュール

公務員試験の三次試験で落ちてしまった場合は、就活を始めるのは9~10月くらいからになる場合が多いです。10月は企業の秋採用も開始しており、内定式も間近に迫っているので、一刻も早くエントリーをして面接を受けなければいけない時期です。

時間に余裕がないためスケジュール的にも厳しい就活になるかもしれませんが、こういったときこそ就職エージェントなどの就活のプロに相談するのがおすすめです。「悩む前に相談」を心掛けて、2週間ほどで対策をして面接に望めるようなスケジュールを意識しましょう。

  1. 業界企業研究/自己分析/企業エントリーをする:1~4日
  2. 志望動機を作成する:5~7日
  3. 自己PR・ガクチカを作成する:2日
  4. 面接対策をする:2日

ただ時間に余裕がなかったとしても、やはり志望動機の作成には力を入れましょう。応募できる企業が少ないと投げやりな就活になりがちですが、志望度や理解度が低い状態では内定は難しいでしょう。しっかり企業を調べて、その企業の魅力と自分が何に貢献できるのかを考えてみてください。

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三次試験後の就活は時間との戦いなので、できるだけ早く面接を受けられる態勢を整えましょうね。

石川 愛

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公務員試験の2回目まで落ちてしまっても、内定までの道はある!

公務員試験では、試験を2回おこなうところもありますが、その2回目の試験まで挑戦しても落ちてしまった場合、民間企業へ切り替えたい気持ちはあるけど、時間があまりにも短いことから焦りや不安を感じる人もいるのではないでしょうか。

そのような状況になった場合でも、ちゃんと就職できた先輩達も多くいるので、安心してください。ただ、厳しい状況にあることは事実なので、ポイントとしては「自己理解と企業選びの同時進行」だと思います。
就活のステップでは「自己理解してから企業を選ぶ」というのが一般的ですが、2回目の公務員試験に落ちてしまった場合、悠長に自己理解をしていてはあっという間に時間が過ぎてしまいます。

自己理解は企業選びの軸! 効率よく取り組もう

自己理解をまったくせずに企業を選ぶとなると、入社後に弊害が起きてしまう可能性があるので、おすすめは自己理解と企業選びを一気におこなうことです。企業の方向性と自分の価値観の共通点を探して、共通点があった企業にはとりあえず応募してみましょう。応募する前にあれこれ悩んで、タイミングを逃す可能性もあるので、「とりあえず応募」の精神を大切にしてください。

面接は企業が学生を評価する場でもありますが、学生側が企業を選ぶ場でもあります。面接を終えた後「自分もここで働きたい」と思えるのか試してみても良いものです。企業と接点を持ちながら、自己理解を深めていく方法もあるので、早めに応募や面接を受けてみてくださいね。

公務員試験に落ちた人が聞かれやすい5つの質問

公務員試験に落ちた人が聞かれやすい5つの質問

公務員試験に落ちてから就活をする場合、基本的には秋採用にエントリーすることになります。民間企業を受けている学生のほとんどは、3月からの本選考に応募するため、秋採用を選択したことへの質問は必ずされるでしょう。

公務員試験に落ちてから就活をしている場合は、公務員への志望理由なども聞かれることがあります。ここでは、よく聞かれる5つの質問を回答例とともに紹介します。

「なぜこの時期に就活を始めたんですか? 」

まずは秋採用にエントリーしているという点で、「なぜこの時期に就活をしているんですか? 」はかなりの確率で聞かれるでしょう。

「公務員試験に落ちて就活をしている」ということに恥ずかしさを感じる人もいるかもしれませんが、これも正当な理由です。「試験に落ちてしまったが、今は前向きに就活をしている」ということを堂々と伝えましょう。

回答例

正直に言うと公務員試験を受けていて二次試験まで受験をしていたため、この時期に就活を始めることとなりました。

落ちてしまったときは悲しかったですが、これも成長のチャンスだととらえて、なぜ落ちてしまったのかを分析し、就活にも役立てられるように意識しています。

「なぜ公務員を目指していたんですか? 」

面接の際に「公務員試験を受けていた」と伝えた場合は、「なぜ公務員を志望していたか」も聞かれるでしょう。

この質問には素直に答えて良いのですが、注意点としては、公務員への未練があるような回答は避けるのが無難ということです。あくまで民間企業の面接で話すことなので、公務員の仕事でしかできないことやビジョンを伝えてしまうと、「結局自社への志望度は低いのか」と思われてしまいます。

公務員を志望していた理由は正直に答えつつも、その企業での業務でも当てはまるような内容を伝えられると良いですね。

回答例

私が公務員を志望していた理由は、地方創生に興味があったためです。志望していた自治体は、地域の伝統工芸を広めるイベントを開催しており、そのイベントに参加した際に「このような地域の伝統を広めるような地方創生事業にかかわってみたい」と感じて志望していました。

地方創生にかかわりたいという気持ちは変わっておらず、貴社もマーケティングの面から地域の産業を支える事業をされているので、今回志望させていただきました。

「なぜ民間企業に就職しようと思ったんですか? 」

「なぜ公務員を目指していたんですか? 」といった形で公務員への志望動機を聞かれた後は、公務員志望から民間企業へシフトした理由も聞かれるケースが多いです。この質問では、公務員の志望動機と自社の志望動機に乖離がないかで、自社への志望度が本物なのかを判断しています。

公務員への志望動機と大きく乖離していると、「この面接のために用意した志望動機なんだろうな」と思われてしまう可能性が高いので、公務員への志望動機とのつながりは意識してくださいね

例文

公務員試験の結果を受けて、自分のやりたいことを実現できる手段を考えた際に、民間企業でも地方に根付いた事業をしている会社はたくさんあると気が付きました。

そこから、事業内容を調べていくと、公務員で担当できる業務よりも、民間企業でできる事業の方が魅力的に感じるようになったので、貴社のような地方創生に力を入れている企業に絞って就活を進めるようになりました。

「なぜ数ある企業の中でうちに応募してくれたんですか? 」

もし面接で公務員試験を受けていたと言わなかったとしても、志望動機に関する質問は必ずされると思っておきましょう。秋採用でなくても志望動機は頻出質問なので、準備はしっかりしておいてください。

この質問に対しては、その企業だけの強みや価値を言語化することを意識することがポイントです。決して「秋採用をやっていた企業だから」という理由にならないように気を付けてくださいね。

回答例

貴社の事業内容と理念に共感したためです。

特に「○○」という理念は、私も常に心掛けていることだったので、会社の理念実現のために貢献できると感じました。

「もう公務員は諦めたんですか? 」

ストレートに公務員への道を諦めたのかを問われる場合と、諦めたことを前提に話を進められる場合がありますが、どちらでも民間企業への志望度が上がっていることを伝えるようにすると、意欲の高さがアピールできますよ。

この質問に対して「公務員を諦めていない」という想いを主張しすぎると、自社に入ってもすぐに辞めてしまう可能性が高いと思われてしまいます。企業は将来的に自社で活躍してくれる人材を採用したいので、この質問に対しては今感じている民間企業に就職したいという想いを伝えてくださいね。

回答例

はい。今は御社の事業や理念の実現に向けて精一杯貢献したいと思っています。

吉川 智也

キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる

面接では、公務員試験を受けていたことを隠す必要はない!

公務員試験に落ちてしまい、民間企業へシフトした学生の中には、公務員を目指していたことを隠したいと思う人もいるかもしれませんね。実際に隠す学生もいましたが、面接でしどろもどろになってしまい、うまく答えられなかったというケースが大半です。

もし面接で、嘘をついて「学業に専念していたからです」「民間企業を受けていたのですがすべてダメでした」と答えたとします。そうすると採用担当者は、「どうして就活よりも学業を優先したの?」「これまで受けた民間企業では何がダメだったの」など深掘り質問を続け、学生の資質や価値観を見出そうとします。

この時、事実と異なることを答えるとなるとその場で作り話を考えることになるため、焦る気持ちや嘘をつくことの後ろめたさで、大体は挙動不審になってしまいます。目が泳いだり急に早口になったりと、不自然な態度を取ってしまうことで、面接官からの印象も低くなってしまうでしょう。

民間企業を受ける際は「公務員志望から切り替えた経緯」の説明が大切!

民間企業へ面接を受ける際は、公務員から気持ちを切り替えることができた自分、将来のことをしっかり考えて自立への道を一歩ずつ歩んでいる自分を肯定的に捉えて、自信をもって挑むようにしましょう。上述の回答例にあるように、次のステージとして民間企業への熱意をしっかり持っている人は、面接官からも受け入れられるので大丈夫ですよ。自分に自信をもって正直に答えることをおすすめします。

公務員試験に落ちてから就活をする際はこの2つに注意!

公務員試験に落ちてからの就活は時間の余裕もなく、周りもどんどん内定が決まっていくので、不安も大きいですよね。

しかし焦って就活を進めると、入社後にミスマッチが生じる可能性も高くなります。後悔しないためにも、この2点は特に気をつけましょう。

内定がないことに焦って投げやりに就活をしない

公務員試験に落ちてからの就活だと、民間企業を志望している学生と比べて、そもそものスタートで遅れてしまっていますよね。まだ自己分析や企業研究をしている段階で、友達は内定をもらって就活を終えているという状況もめずらしくないでしょう。

しかし、早く就活を終わらせようと投げやりに進めるのは避けてください。たとえば、そこまで志望度が高くない企業であっても「内定がもらえそうだから」という理由だけで入社を決めてしまうと、入社後に「やはりあの企業に挑戦すればよかった」「もっと企業研究をすればよかった」と後悔してしまう可能性があります。

周りのペースに飲まれるのではなく、自分のペースを保って就活を進めていきましょうね

「公務員試験に落ちたから仕方なく民間を受けている」感を出さない

公務員試験に落ちてからの就活が上手くいかない人の特徴として、「仕方なく民間企業を受けている」感を出してしまっていることが挙げられます。

企業の人事側の気持ちを考えると、「公務員試験に落ちて仕方なく自社を受けている学生」よりも「公務員試験に落ちたけど前向きに就活をして自社を志望している学生」の方が魅力的に見えますよね。また、そういった思いが伝わるような態度で選考に挑むのは、相手にも失礼です。

公務員への未練を完全になくすことは難しいかもしれませんが、せめて面接の場では相手に伝わらないように心掛けてくださいね。

もう一度公務員試験に再挑戦するなら「併願」がおすすめ!

ここまで、公務員試験に落ちてしまったら民間企業への就職がおすすめとお伝えしましたが、やはり就職せずに公務員を目指したいという人もいるでしょう。

もし就職留年や就職浪人をしてもう一度公務員試験を受ける場合は、今度は民間企業との併願をしてみましょう。

民間企業の本選考の情報解禁は3月で、公務員試験の試験日はだいたい5~6月です。そのため、筆記試験の勉強をしながらの就活にはなりますが、併願をすることは可能なのです。

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キャリアアドバイザー

公務員の職種によっては3月頃に試験をするところもあるので、自分が目指す職種はいつ頃試験があるのかを事前に確認しておきましょう。

公務員試験と民間企業の併願については、こちらの記事で詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。

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公務員試験に落ちてしまった場合について学生からよくある質問に回答!

公務員試験に落ちてしまい、その後に民間企業への就職に切り替える学生にとって、就活はわからないことばかりですよね。就活をするうえで意識することや面接で聞かれやすい質問に関して、キャリアアドバイザーが答えます。

  • 公務員試験に落ちてからの就活は何を意識すれば良いですか?

    公務員の受験に絞って頑張ってきた学生ほど落ちた場合のショックは大きいことでしょうし、民間企業への内定を得た同級生が多く出始める時期とも重なって焦りもあることでしょう。しかし、予定の採用数を確保できなかった場合は秋採用をしますし、最近は通年採用を実施している企業も増えています。なるべく早く気持ちを切り替えて、焦ることなく就活に取り組みましょう。いつまでに内定を獲得するのかゴールを決めて、そこから逆算して自己分析、業界・企業研究、企業の絞り込み、ESや履歴書の準備、面接対策などのスケジュールをしっかり立ててください。

    また、一人で悩まずに大学のキャリアセンターや就活エージェントなどに相談することもおすすめです。

  • 公務員試験に落ちてからの就活の面接で聞かれやすいことを教えてください。

    自己PRや志望動機、ガクチカ、長所・短所など多くの企業で聞かれやすい質問のほかに、公務員試験を受けた学生に対して尋ねられる質問もあります。この記事にもあるように、「なぜこの時期に就活をしているのですか」「なぜ公務員を目指したのですか」「公務員からどうして民間企業への就職をしようと思ったのですか」「目指していた公務員の仕事内容と弊社の仕事との共通点はありますか」「来年も公務員試験を受けるつもりはないのですか、また、その理由は何ですか」などが挙げられますね。

    これらの質問にもしっかり答えられるように準備をし、何度か面接の練習もしておきましょう。

公務員試験に落ちてからの就活では効率的な対策が必要になる!

公務員試験に落ちてしまった場合の選択肢としては、もう一度試験に挑戦するパターンと、民間企業への就職パターンがありますが、おすすめは民間企業への就職です。

民間企業への就職に切り替える場合は、効率的な就活対策が必須です。この記事で紹介した7ステップとフェーズ別の時間配分を参考に、スピード感を持って就活を進めていきましょう。

時間がなく焦ってしまうこともあるかもしれませんが、頻出質問や志望動機の対策をしっかりして、納得した状態で民間企業への内定を勝ち取りましょう!

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