目次
- 就活うつは対策できる! 原因を理解して最適な対処法を見極めよう
- まず知っておきたい! 「就活うつ」の意味と2つのタイプ
- 身体的な疲労からくる「うつ」
- 精神的な疲労からくる「うつ」
- 自分は就活うつ? 代表的な症状例5選
- ①不眠・過眠症状がでる
- ②食欲不振になる
- ③就活に対する意欲が湧かなくなる
- ④自分自身に価値を見いだせなくなる
- ⑤頭痛・吐き気などの身体的な症状が出る
- 今できることを知ろう! 就活うつになる7つの原因と対処法
- ①親や家族などへの申し訳なさ・プレッシャー
- ②ほかの学生や先輩との比較
- ③人生そのものを否定されているような気持ちになる
- ④真面目な性格すぎる
- ⑤慣れない就活で疲れている
- ⑥常に精神が緊張している
- ⑦身体が疲れている
- 当てはまるかチェックしよう! 就活うつになりやすい人の特徴9個
- ①常に周りの目を気にしている人
- ②思い込みが強い人
- ③真面目すぎる人
- ④周りに頼らない人
- ⑤コミュニケーションが苦手な人
- ⑥ネガティブ思考な人
- ⑦ストレスの発散が苦手な人
- ⑧完璧主義な人
- ⑨思い悩むことが多い人
- 就活うつにならないための事前対策5選
- ①就活対策は入念におこなう
- ②悩みごとは周りの人に相談する習慣をつける
- ③大学のキャリアセンターや相談室を頼る
- ④就活の進め方を見直す
- ⑤自分なりのストレス発散法を知っておく
- 就活うつで悩む人の疑問にキャリアアドバイザーが回答!
- 就活うつになっているか確かめるにはどうすれば良いですか?
- 就活うつになってしまったらどうすれば良いですか?
- 就活うつを理解し自分に合った対策をして納得のいく結果をつかもう!
就活うつは対策できる! 原因を理解して最適な対処法を見極めよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「なかなか内定がもらえなくて就活うつになりそうです……」
「周りに就活うつになっている人がいて、自分もならないかが心配です」
といった相談を受けます。就活は今後のキャリアを左右する重要なものであるため、プレッシャーを感じたり、選考が思い通りに進まず、精神的・体力的に大きな負担を抱えてしまうこともあるでしょう。
大切なのは、就活うつにならないよう日頃から対策をしたり、万が一就活うつになってしまった場合に一刻も早く抜け出すための方法を知ることです。
この記事では、就活うつの原因からなりやすい人の特徴、就活うつになる前・なった後の対策まで広くお伝えしていきます。少しでも「就活うつかな?」と感じたら早めに対処をおこない、前向きな気持ちで就活に臨めるようにしていきましょう。
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まず知っておきたい! 「就活うつ」の意味と2つのタイプ

就活生
就活がうまくいかなくて、気持ちが落ち込んでいます……これは就活うつなのでしょうか?

キャリアアドバイザー
もしかしたらそうかもしれませんね。疑いがあるときは、まず「就活うつ」そのものについての理解を深める必要があります。ここから詳しく解説しますね。
就活うつとは、面接を通過できない、内定が取れないなど、就活の行き詰まりから大きなストレスを感じ、精神面、身体面で不調をきたしてうつ状態になっていることを指します。
もし今の段階でうつに該当するような症状がなかったとしても、就活ではさまざまな事態が起こることを想定し、就活うつについての情報を事前に知っておくと、いざというときに早期に行動に移すことができます。ここで知識を身に付けましょう。
身体的な疲労からくる「うつ」
就活うつの原因として、考えられる原因の一つが身体的な疲労です。特に何社もの選考が重なる時期となると、睡眠時間も減ってしまう傾向にありますよ。
- 疲労の原因になりがちなこと 会社説明会や面接などで1日に何社もスケジュールを入れて行動しなければならない
- グループディスカッションや面接などを何社も連続で受ける必要がある
- 1日に何枚もエントリーシート(ES)を書かなければならない
- 何社もの選考対策をしなければならない
上記のような多忙な状態が続いて身体的な疲労が積み重なってしまった場合、精神的にもストレスを感じるようになり、就活うつになる可能性が高まります。

キャリアアドバイザー
自覚症状がなくとも、ハードスケジュールをこなしていれば確実に疲労は溜まります。睡眠時間を削って就活をしていないか、生活リズムが乱れていないか振り返ってみてください。
就活に対して強いストレスを感じている場合は、こちらの記事もあわせて参考にしましょう。
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精神的な疲労からくる「うつ」
就活うつになる大きな原因の一つに、精神的な疲労も挙げられます。就活に真摯に向き合っている人ほど、不採用となってしまったときのダメージが大きくなることも考えられますよ。
- 就活の進み具合について周囲と比べてしまう
- どんなに努力をしても企業との相性やその日のコンディションによって不合格になることがある
そうした小さな挫折が積み重なり、何度もお祈りメールが来るうちに精神的なダメージが蓄積され、就活うつに陥ってしまうケースが考えられます。

キャリアアドバイザー
就活がうまくいかなければ、精神的なストレスはどうしても蓄積されていくものです。こまめに気持ちを切り替えることが重要になりますよ。
就活がしんどいと感じたときは、都度対処することが大事です。こちらではその方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!就活うつに油断は禁物!
就活うつはこれまでうつに無縁だった人でもなる可能性がある
普段から気分が落ち込むことが少なく前向きな性格でも、就活中に心を病んでしまう学生をたびたび見かけます。就活は、人生のなかではイレギュラーかつ影響力の大きい出来事のため、普段は気にも留めないようなことが気になってしまったり、小さな不安や不満が積み重なってストレスを感じてしまうこともありますよ。
また、就活に関する悩みは周囲に相談しづらい側面もあります。誰にも相談せずに一人で抱えこんでしまい、就活うつになりやすくなるのです。選考対策の面でも自分だけでは情報収集がしづらく、視野が狭くなってしまうこともあるでしょう。結果的に選考がうまく進まなくなるケースもあるため、一人だけで就活を進めることは悪循環と言えます。
誰しもが就活うつになる可能性があります。「自分は絶対に就活うつにならない」と過信するのではなく、就活うつにならないよう周囲の人に相談をしながら就活を進めましょう。
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自分は就活うつ? 代表的な症状例5選

就活うつはある日突然なるものではなく、心身に少しずつ影響が出てきて、気づかないうちに深刻な状態まで悪化していることが少なくありません。心と身体の状態で何か異変を感じたら無理をせず、一度立ち止まって適切な対処をすることが大切です。
ここからは就活うつの代表的な症状を5つ紹介するので、少しでも当てはまる症状があった場合はすぐに後述する事後対策を実践してみてください。
①不眠・過眠症状がでる
うつ病のほとんどの人は睡眠障害を併発しているといわれており、不眠・過眠は就活うつの代表的な症状の一つです。
- 眠ろうとしても寝付けない
- 一度寝たのに途中で起きてしまい、再び眠るのに時間がかかる
- 朝早くに起きてしまう
- 浅い睡眠を繰り返すことで眠気が続き、眠りすぎてしまう
不眠・過眠が起こると、良質な睡眠が取れていない分、日中に眠気、倦怠感や意欲の低下が起こるため、就活そのものに大きく影響が出てきます。
そうすると選考もスムーズに進まずさらに精神的にダメージを受け、睡眠症状が悪化していくという悪循環になる可能性がありますよ。
②食欲不振になる
精神的ストレスが続くと自律神経が乱れ、食欲不振になることがあります。それにより体内のエネルギーが不足して疲れを感じやすくなったり、脳への栄養が足りず思考力が落ちるなど、生活への支障が出てきますよ。
- 何も食べたくないと感じる
- 好きなものでもおいしいと感じなくなる
これらの症状が出ることで就活の際にも十分な力を発揮することができず、不採用につながりますます自分を追い詰めてしまう、といった悪循環に陥ることも考えられます。

キャリアアドバイザー
ストレスから逃れようと過食に陥るケースもありますよ。また過食は過眠と同時に起こることが多いため、生活習慣が乱れやすく、ひきこもりがちになる傾向がある点も注意が必要です。
③就活に対する意欲が湧かなくなる
就活そのものに対する意欲がなくなってしまったり、日常生活でも何をする気にもなれなくなってしまったりする症状も、就活うつの症状として多いです。
- 就活をしなければならないということはわかっていてもやる気が起きない
- 選考を受けるのが億劫
- 自分の好きなことに対しても興味がわかなくなる
- 入浴する、テレビを観るなど簡単な行動ですら苦痛だと感じる
以前に比べて面倒に感じることが多くなったり、「何もしたくない」と感じることが多くなった場合には、この症状に該当している可能性がありますよ。

キャリアアドバイザー
ストレス解消をしたり、休みをとっても一向に症状が回復しない場合は、うつ症状が進んでいることがあるので、早期の対応が必要です。
就活への意欲がわかず「もうやめたい」「就活をしたくない」と感じてしまうようになったときは、まずこちらの記事を見てみてください。悩みの種に応じた対処法を解説しています。
「就活やめたい」は現状分析で変える|4ステップで進むべき道を判断
「就活したくない」は甘えじゃない! 前向きに取り組む方法を解説
④自分自身に価値を見いだせなくなる
自分を必要以上に過小評価し、自分自身に価値を見いだせなくなっている状態は、就活うつが始まっている可能性が高いです。
- 企業から厳しい言葉で批判される
- 選考に何度も落ちる
このような状態になると、就活でのささいなことに対しても過剰に反応してひどく落ち込むようになるため、ネガティブな感情から抜け出せず、ひどい場合は生きていることすら否定するような事態に陥ってしまいます。

キャリアアドバイザー
そういった事態になる前に、自分の今の心の状態を正しく認識し、無理をしないことが大切です。
もし自分自身に価値を見いだせなくなり、「死にたい」とまで考えるようになってしまった場合は、まずこちらの記事を見てみましょう。今のあなたに必要なアドバイスがありますよ。
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就活で死にたいと思うのはあなただけじゃない|15の対処法を紹介
就活が思うように進まず「死にたい」と感じてしまう学生もいるでしょう。社会人の第一歩となる就活は、誰しもが不安に感じるものです。この記事では、そんな不安いに対しての向かい合い方などについてアドバイザー解説します。ぜひ参考にしてみてください。
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⑤頭痛・吐き気などの身体的な症状が出る
就活うつになると、神経伝達物質のセロトニンが急激に減少するため、頭痛や吐き気が症状として出る場合があります。
適度に身体を動かす、しっかりと睡眠を取る、お風呂で身体を温めるなど、生活習慣の改善によって症状が軽減することはありますが、うつそのものを治療しない限り、身体的症状を完全になくすことは難しいです。

キャリアアドバイザー
普段の生活のなかでも頭痛は生じることがありますが、それが慢性的な痛みであったり、原因が特定できない場合は就活うつの症状として出ている可能性が高いため、一度病院で診断をしましょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!無自覚の就活うつへの対処法
数を打つのではなく一社を狙い撃つ就活を!
明確な症状が出ていなくても、「就活うつでは?」と感じた学生の事例はありました。たとえば、どの企業を見ても「何かつまらない」「良いと思わなくなってきた」といったケースです。
焦りや内定がない不安から「とりあえず受けなきゃ」という気持ちになり、結果として企業の良いところを探すのではなく、ただ数をこなすだけになってしまっているパターンですね。自分の感情を拾ってあげる余裕がなくなり、就職活動に疲弊している状態でした。
そのようなときは、一度内定が取れそうなところを狙い打ちで受けようとアドバイスしました。選考回数が少ない企業や、時期によってはワンデー選考なども利用していました。学生が一旦安心できる環境を作るためにも、一度それに振り切って、数を絞って動くようにうながしました。内定がないことへの不安が大きければ、まずは一つでも内定を獲得することで、精神的な負担を軽減し、立て直すきっかけになります。
今できることを知ろう! 就活うつになる7つの原因と対処法

就活生
軽いものですが、いくつか自分にも当てはまる症状がありました。就活うつなのかもしれません……。

キャリアアドバイザー
そうだったのですね。まず、あなたがとても頑張っている証拠でもあるということは忘れないでください。そのうえで、対処法を講じる必要があります。

就活生
就活うつに自分で対処なんてできるのですか?

キャリアアドバイザー
もちろん医療機関に行くのが一番良いですが、まだ症状が軽いなら自分でできることもあります。ここから解説していきますね。
就活うつになってしまった、もしくはなりそうであるという時、大切なのはまず就活うつに陥ってしまった原因を明確にすることです。その原因に合わせた対処法を打ち出すことで、就活うつを脱することができる可能性がありますよ。
ここからは、7つの原因とそれに合わせた対処法を解説します。自分に当てはまっていると感じるものがあれば、それぞれの対処法を確認して実践してみましょう。
①親や家族などへの申し訳なさ・プレッシャー
就活がうまく進まず、内定がもらえないことで、親や家族への申し訳なさからストレスを感じてしまう場合があります。
- 「就職できなかったらどうしよう」「就職留年をしたら家族に迷惑をかけてしまう」など今後起こるかもしれない悪い事態を想定してしまう
- 家族から「大企業を目指しなさい!」「まだ内定が取れていないの?」などの言葉を受けている
家族としてはあまり深い意味がなかったとしても、就活が円滑に進んでいない状況とあわせてそういったことを言われると必要以上に深刻にとらえ、就活うつにつながってしまうおそれがあります。
家族以外の第三者に相談する
親や家族に対するプレッシャーによって大きなストレスを感じている場合は、今の状況を家族以外の第三者に相談してみましょう。就活うつにおいて避けるべきは悩みを一人で抱え込むことです。
- 信頼できる友人
- 先に就活を終え同じような経験をした先輩
- 就職エージェント
まずは気持ちが落ち込んでいる現状や、つらい思いを言葉にしてみましょう。そのうえで第三者から客観的な意見をもらうことで、「そんなに自分を追い詰めなくて良いんだ」と気持ちを切り替えるきっかけが見つかることもあります。

キャリアアドバイザー
今置かれている状況に共感し、励ましの言葉をもらうだけでも気持ちが楽になることはあります。まず誰かに相談することを心掛けてくださいね。
②ほかの学生や先輩との比較
ほかの学生の就活の進み具合や、先輩の体験談など、周りの人たちと比較して「自分は全然うまくいっていない」と落ち込み、就活うつになってしまうことがあります。
- 友人は面接に進んでいるのに自分は書類選考に落ちてばかりだ
- グループワークで一緒だったほかの学生はすでに内定を持っている
- 自分が落ちた企業に知り合いが内定をもらった
- 先輩たちは夏前に内定が決まっていた
企業によって求める人物像は異なるので、合否によってその人が優秀かどうかが決まるわけではありません。また、その年によって就活市場の状況は変わるので、先輩を比較対象とするのは適切ではないといえるでしょう。
しかし、自分の就活がスムーズに進んでいないと、どうしても気持ちがネガティブになり、ペースが乱れて精神状態が不安定になることがあります。
SNSなどを見るのをやめて比較のもとになる情報を遮断する
周りとどうしても比較してしまうときは、SNSや就活関係の掲示板から距離を置くようにしましょう。
スマートフォンからは多くの就活情報を得られますが、そうした情報過多の状態では頭が情報の整理に追いつかず、疲れが蓄積されていきます。そこから徐々に自律神経が乱れ、イライラや不安が募り就活うつを引き起こす可能性が高まりますよ。
- 自分が落ちた企業に受かった人の声
- 内定が簡単に取れた人の声

キャリアアドバイザー
不要な情報を入れないためにも、スマホの電源を切る、近くに置かないなど強制的に見れない状況を作り、心の状態を安定させましょう。
③人生そのものを否定されているような気持ちになる
選考に落ち続けると、あたかも自分の人生そのものを否定されているような気持ちになり、精神的にまいってしまうことがあります。
- 資格試験の場合:不合格=勉強が足りなかったという明らかな原因がある→自分が否定されたとは考えにくい
- 就活の場合:不採用=「人」が「人」を見て企業独自の基準で決まる→自分の人柄や今までの経験まで否定されたように感じやすい
「自分はダメな人間だ」と気持ちが落ち込んだまま選考を続けても、面接でその自信のなさがあらわれてしまい、結果、悪循環に陥ることになります。
企業と相性が合わなかっただけと理解する
就活では、自己分析や業界・企業研究を徹底しておこない、企業の選考対策を万全にしても不合格となることがあります。
なぜ自分が落ちてあの人が受かったのか、何が足りなかったのかと原因を特定したくなるかもしれませんが、単純に企業との相性が合わなかっただけです。

キャリアアドバイザー
どんなに優秀な学生でも、相性の不一致で不採用となることはあります。企業は学生との相性をかなり重視しているので、不採用の原因が必ずしも実力不足でないということは覚えておきましょう。
ほかにも、あなたのせいではないにもかかわらず就活で不採用になってしまう理由はたくさんあります。こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
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④真面目な性格すぎる
性格が真面目すぎる人は就活うつになりやすいと言えます。特に「○○しなければならない」と自分を律する傾向にある人は注意が必要です。
- 絶対に夏までに内定を取らなければならない
- 不合格になるのは自分に原因があるから、さらにスキルアップしなければならない
- インターンシップには〇社以上参加し、早期に情報収集に努めなければならない
さらに、実際の就活ではするべき行動をすべてしても結果がついてこないことが多々あります。そうした理想の自分と現実とのギャップに苦しみ、就活うつに陥ってしまうことがあるのです。
就活の結果が人生のすべてではないことを理解する
真面目な性格すぎて自分を追い詰めてしまいがちなときは、意識的に自分の考えを「就活の結果がすべてではない」という方向に持っていくように習慣づけてみましょう。実際に声に出してみるのもおすすめです。
実際に就活が納得いかないまま終わったとしても、その後の行動によって自分の理想を実現している人はたくさんいます。大切なのは就活の結果ではなく、その後の自分の行動であるということを忘れないでください。
- 当初志望した業界ではなかったが、部署配属によって志望業界と接点のある仕事ができるようになった
- 大手への就職がかなわず中小企業に入ったが、そのほうが裁量権があり楽しく仕事ができた

キャリアアドバイザー
とは言え、就活で納得のいく結果を残せないのは悔しいですよね。そのようなときは、就職エージェントに頼るのもおすすめですよ。
なかにはどうしても「就活に失敗したらどうしよう」「その後はどうなる?」と不安になる人もいると思います。そのようなときは、こちらの記事を参考にしましょう。就活に失敗した場合の挽回法を解説しています。
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⑤慣れない就活で疲れている
ESの作成、面接、グループディスカッションなど、就活は慣れないことの連続です。これまでは学業、サークル、アルバイトなど、自分でやりたいことを選んで比較的自由に過ごしてきた人も多いでしょう。
それが一転して就活になった途端に、スケジュールが就活の予定でいっぱいになり、常に人に評価され続ける状況になるというのはかなりのストレスになります。
慣れない環境下で、内定をとらなくてはならないというプレッシャーを抱えて就活をするのは精神的な負荷がかなり大きく、そうした疲労の蓄積によって就活うつを発症してしまうことも少なくありません。
就活を中断して心身の調子を整えることに専念する
就活による疲れが取れず気持ちが落ち込んでいるときは、無理に就活を継続せず思い切っていったん中断し、就活から離れてみましょう。
- 1泊2日程度の小旅行をする
- 自分の趣味に没頭する
- 生活習慣を整える
焦る気持ちもあると思いますが、いったん就活を中断してしっかりと休養をとり、心と身体の状態を万全にすることが最終的に内定を得るための近道です。「今やらなくては」という気持ちを一度置いて、自分を大切にする時間を作りましょう。
こちらの記事でも就活に疲れた際の対処法を詳しく解説しています。より深く内容を知りたい人はこちらも参考にしてみてください。
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就活が続くと誰しも疲れたり辞めたいという気持ちになることがあります。就活に疲れて体や気持ちがボロボロになったときは無理をせずにリフレッシュすることが一番。 この記事では、就活で疲れる原因や疲れやすい人の特徴、疲れたときの対処法や疲れない方法を知ることができます。 また、キャリアアドバイザーが就職以外の進路と就活方法の変え方についても解説するので参考にしてください。
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⑥常に精神が緊張している
就活は今後のキャリアや人生を左右する重要なものです。「絶対に内定をとらなければ」という思いが強いほど精神は緊張し、その分、心の疲労度はどんどん増していきます。
- インターンや会社説明会で「採用担当に見られている」という気持ちから数時間も緊張した状態が続く
- 面接で企業のベテラン社員や役員に対して自分をアピールしなければならず、緊張感やストレスが極度に大きくなる
ただでさえ就活では緊張するシーンが多いものです。そのような状況に長時間置かれ続けることで精神的な疲労が蓄積し、就活うつにつながることも少なくありません。
心療内科を受診する
精神的な症状が継続している場合は、心療内科を受診しましょう。
「わざわざ病院にかかるなんて……」と心療内科に行くことにためらいを感じる人もいるかもしれません。しかし、病気になって病院に行くことは、決して恥ずかしいことでも、おかしいことでもありません。
病院に行くことで、適切な診断・治療を受けることができます。睡眠障害などで生活に支障が出ている場合は、薬の処方によって症状が早期に改善することもあるので、症状が気になったらまずは心療内科に相談してみましょう。
⑦身体が疲れている
就活が始まると、あっという間に自分のスケジュールが埋まるものです。企業の選考が集中する期間は、午前に会社説明会、午後に面接、帰宅後にES作成と適性試験、といったように、1日を通して自分の時間がほとんど取れなくなることも多々あります。
身体が疲れている状態で、日々緊張感と不安、プレッシャーを感じながら就活を進めていると、ダメージを受けやすくなりますよね。そこに失敗や挫折が重なると精神的に大きな傷となってすぐに回復できず、就活うつになってしまう可能性が高まるのです。
心身のリフレッシュを心掛ける
身体的な疲れが一向にとれないときは、一度就活のことでいっぱいになった頭をリセットして、気持ちを切り替えることが大切です。
- 日光を浴びる
- 何も就職活動の予定を入れない日を作る
- SNSや掲示板から距離を置く
焦る気持ちがあるほど、休むくらいなら選考対策に時間を使いたい、と思うかもしれませんが、根詰めていくほどに自分に負荷がかかっていき、心身ともに疲弊してしまいます。万全な状態で就活に臨むためにも、就活から距離を置く決断は大切です。

キャリアアドバイザー
就活うつになってしまうと回復までに時間がかかることもあるので、「少し疲れてきたな」と思った時点で一度心身をリフレッシュしてストレスを軽減させるようにしましょう。
こちらの記事では就活の不安の解消方法について詳しく解説しています。自分が抱えている不安の原因について知りたい人は、あわせて参考にしてみてくださいね。
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就活の不安は解消できる! よくある13の原因に特化した対策を伝授
就活を前に不安が募りモチベーションが下がってしまったり、就活がうまくいかない不安からやる気がなくなってしまうこともありますよね。就活の不安は、まず不安の原因を明らかにして適切な対処をすることが重要です。この記事では、キャリアアドバイザーが就活の不安に合わせた対処法を解説しています。
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当てはまるかチェックしよう! 就活うつになりやすい人の特徴9個
就活うつの原因がわかったら、次は就活うつになりやすい人の特徴を見ていきましょう。もし複数の特徴に当てはまるなら、就活うつになりやすい傾向が強いと言えます。
ただし、ここに挙げた特徴にあてはまっているからといって「ダメだ」というわけではありません。自分を正しくとらえて、適切な対処をすることが就活をスムーズに進めていく手段と考えてくださいね。
①常に周りの目を気にしている人
自身のこれまでの決断や行動において「親はどう思うかな」「友達が良いといったから」など、常に他人軸で考えて物事を決めてきた人は、比較的この傾向が強いと言えます。
原因としては自分に自信がないことなどが挙げられますが、こうした人は就活においても他人からの評価に依存してしまい、常に他人の目を過剰に意識し、自分で自分にどんどんプレッシャーをかけてしまいます。
他人がどう思っているかをすべて把握することは不可能なので、就活が終わらない限りそうした見えない不安感や劣等感が消えることはありません。そのようにして徐々に精神的に追い詰められうつ状態になってしまうことがあるのです。

キャリアアドバイザー
この傾向がある場合は、就活をするなかで必要以上に周りの人の就活状況を聞いたり、情報を得ないようにするのがおすすめです。「自分はどう思うのか」自分軸で物事を考える意識をしてくださいね。
②思い込みが強い人
何に対しても思い込みが強い人は、自分の決めつけによって自身の行動を制限してしまう傾向にあります。
- 就活が始まる前から「自分の性格は〇〇だから、この業界しか合わない」と決めて一つの業界しか受けない
- 企業に2〜3社落ちただけで「自分はもうダメだ」と決めて早々にあきらめてしまう
そのうえ思い込みが強い人は、一度思い込むと、さらにその考えで次の行動が決まっていってしまうため、負のスパイラルをなかなか抜け出すことができず、結果として選考がうまくいかずに就活うつに陥ってしまうことがあります。

キャリアアドバイザー
このタイプに当てはまる場合は、まず視野を広げることが大切です。特に興味はなくともまず多くの業界・職種に関する情報収集をしてみるのがおすすめです。
③真面目すぎる人
真面目な人は、大学でも授業にきちんと出席し試験勉強を計画的におこなうなど、自分が頑張るべきことに対して常に全力で取り組み、結果を出してきた人が多いでしょう。
そして就活に対しても、自己分析や業界・企業研究をしっかりとおこない、企業ごとに対策を練って万全な態勢で臨んでいきます。
しかし就活では、努力の量が成果に比例しないことがあります。どれだけ企業の個別対策をおこなっても、たった15分の面接で、「自社とは合わないかな」とあっさり不合格をもらうことも多々あります。
そうした、ある意味での理不尽さを受け入れることができず、真面目であるゆえにさらに自分を追い込んで努力を重ね、頑張りすぎて心身ともに疲れてしまうことがあるのです。

キャリアアドバイザー
真面目であることは大切ですが、就活において、特に合否の結果に関しては「相性が良くなかっただけ」くらいにとらえるよう心掛けましょう。選考対策の見直しはしても、自分は責めない姿勢が大切です。
④周りに頼らない人
周りに頼らない人は、何事に対しても自分一人で責任感を持って成し遂げようとします。真面目で努力家、しっかり者であることから、むしろ人に頼られることが多く、部活動などでも周囲を引っ張る存在だった人が多いでしょう。
しかし就活では「人」が採用可否を決めるため、選考対策をするうえでは第三者から見た客観的視点が重要ですよ。自分だけで就活をしていると、自分の欠点やミスに気づかず、選考になかなか通らないという事態が起こります。
また、「自分で解決しなければ」という思いが強いため、人に相談することが苦手な人も多く、結果的に状況を打破できずに、さらに精神的に追い込まれてしまうおそれがあります。

キャリアアドバイザー
周りに頼るのが苦手な人は、意識的に今抱えているつらい気持ちや悩みを第三者に相談するようにしてください。少しずつ人に頼ることへの抵抗感をなくしていきましょう。
⑤コミュニケーションが苦手な人
コミュニケーション能力には「聞く力」と「話す力」がありますが、就活では書類選考から面接に至るまですべての過程で両方の力が求められます。
- 聞く力:相手の言っていることの意図を正確にとらえる力
- 話す力:その意図に沿って自分の意見をわかりやすく伝える力
コミュニケーションが苦手な人は言葉のキャッチボールが苦手な傾向にあるため、質問意図から外れた回答をしてしまったり、相手を意識せず一方的に話し続けてしまうことがあります。
その結果、自分を適切にアピールすることができず、不合格が続き、精神的にまいってしまって就活うつになるのです。

キャリアアドバイザー
心当たりがある場合は、選考対策でまず相手の話をしっかりと聞き、理解する意識をしてください。模擬面接などを実施し、第三者に意図から逸れた回答をしていないか見てもらうのがおすすめです。
⑥ネガティブ思考な人
就活では、第一志望の企業だけ受けてすぐに内定、となることはほとんどなく、多くの人は失敗や挫折を何度も経験しながら選考を進めていきます。
しかしそのようなときにネガティブ思考な人は一度の失敗で「自分はダメだ」と自己否定をしたり、「どうせ次も落ちるだろう」と、まだわからない未来まで悲観して落ち込んでしまうことがあります。
そうすると面接でも言葉の節々でそのネガティブな考え方が伝わってしまうため、「入社してもすぐに辞めてしまいそう」「難しい仕事を与えたら心が折れてしまうかもしれない」と採用担当者からマイナス評価を受ける可能性があります。
その結果ますます選考に通らなくなり、徐々に就活自体が苦手となって就活うつになってしまうおそれがありますよ。

キャリアアドバイザー
ネガティブな自覚がある場合は、普段の自分の頑張りや良かったことをノートに書き出す習慣をつけるのがおすすめです。少しずつ自分の良いところに目が向き、物事をプラスに考えやすくなります。
⑦ストレスの発散が苦手な人
就活ではさまざまなストレスに日々さらされ、精神的、身体的な疲労がたまっていきます。さらに多忙な時期になると、なかなか友人にも会うことができず、1日中就活のことだけ考えていて、一人で孤独な戦いをしているように感じることがあります。
ストレスの発散が苦手な人は、ストレスをため込んだままにしてしまうため、眠りが浅くなったり、イライラしてしまう、頭痛や肩こりが生じ体調を崩すなど、徐々に心身に悪影響が出てきます。

キャリアアドバイザー
ストレスの発散が苦手な人は、就活を機に自分なりのストレス発散法を見つけておきましょう。詳しくはこの先の「⑤自分なりのストレス発散法を知っておく」で解説していますよ。
⑧完璧主義な人
完璧主義な人は常に100点を目指して理想を追い求め続けるため「こうあるべきだ(しなくてはならない)」と自分を追い込む癖があります。客観的に見て90点くらいの出来であっても、「取れていない10点」のほうに目を向けてしまうのです。
そうして理想を追い求めるあまり「これではダメだ」と自己否定を繰り返し、気づかぬうちに心がダメージを受けていきます。さらに就活で結果が出ないとますます自分を追い込んでいくため、就活うつになりやすい傾向にあります。

キャリアアドバイザー
完璧主義な傾向にある人は、普段から「できなかったこと」ではなく「できたこと」に目を向ける意識をしましょう。少しずつ物事を前向きにとらえられるようになりますよ。
⑨思い悩むことが多い人
就活ではさまざまな悩みがつきものです。悩むこと自体が悪いというわけではなく、むしろ悩みについて考え、改善策を実行していけるのであれば悪い状況を好転させるきっかけとなります。
しかし、思い悩むことが多い人は悩みそのものについて延々と考え続けてしまうため、「自分はダメなのかも」「もうどこにも受からないのではないか」と徐々にネガティブな思考になっていき、自己嫌悪から抜け出せないことで就活うつになる可能性があります。

キャリアアドバイザー
思い悩みがちな人は、一人で抱え込まずに第三者に相談するようにしましょう。自分を追い詰める前に悩みを打ち明けることで、心が軽くなり思い悩むことも減る可能性があります。
キャリアアドバイザーが読み解く!就活うつは予防できる?
就活うつの予防には「誰でもなり得る」という理解が重要
「就活うつになりやすい人の特徴」として紹介したもののなかに、自分にあてはまっているものはありましたか? もしあてはまる特徴があったとしても、落ち込まないでくださいね。自分が就活うつにかかる可能性があることを自認しておくことで、就活うつに対する予防ができたり、就活うつの早期発見につながりやすくなったりします。
「自分は就活うつにはなるわけない!」と、就活うつにかかりやすいことを認められないと、仮に発症したとしても気づくことができず、いつのまにか重症化してしまう可能性もあります。重症化してしまうと就活を中断せざるをえなくなったり、日常生活でさえも今までどおりには送れなくなってしまう可能性もあります。
自分が就活うつになりやすいと認めることは、決して恥ずかしいことではありません。自覚を持つことで就活うつを事前に予防できますし、自分にあったペースで就活を進められるようになるので、ストレスも軽減されるかもしれませんね。
自己分析をするならツールを使って簡単に済ませましょう
自分の弱みは言語化できても、強みを言語化できない人も多いでしょう。
そんな時は「自己分析ツール」がおすすめです。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで選考で使えるあなたの強みを言語化できます。
自分の強みがわからない人は、今すぐ診断してみましょう。
就活うつにならないための事前対策5選


就活生
就活うつになったときの対処法がわかりました。これを意識すれば乗り越えられそうな気がします。ただ、またうつの状態を繰り返さないか心配で……。

キャリアアドバイザー
就活ではさまざまなストレスを長期間にわたって受け続けるため、就活うつとまでは言わなくとも、その一歩手前の状態になることもあるかもしれませんね。では、事前対策を講じていきましょう。
就活うつになった場合、精神面・体調面で不調が生じ、就活への影響は避けられません。もし少しでも異変を感じたり、不安がある場合は、就活うつになる前にできる限りの対策をし、事前に防いでいきましょう。
①就活対策は入念におこなう
就活うつは、そのほとんどが「選考に通過できない」ことが原因となり、精神的にまいってしまったり、就活が長引き身体的疲労が重なって引き起こされます。
就活対策は入念におこない、就活のストレスを少しでも減らせるようにしましょう。対策をしっかりおこなうことで、「自分はきちんとやっている」という自信にもつながり、うまくいかなかったときでも、これまで学んだことを糧に気持ちを持ち直せることが多いです。
ここからは、書類選考と面接前の対策をお伝えしていきます。
書類選考の対策
書類選考は、企業の選考を受ける際にまず突破すべきものです。ここで落ちてしまうとモチベーションが下がってしまう原因にもなるので、「自分の情報を伝えれば良いだけ」と考えず、しっかりと熱意を伝える必要がありますよ。
- 志望動機や自己PRで企業への熱意が十分に伝わるか
- 企業が求める人物像に一致することが伝わるか
- 書類のルール、マナーを守れているか
- 求められている主旨に沿って簡潔にわかりやすく書けているか
書類選考対策をするうえで最も大切なのは、企業側に「面接で話してみたい」と思ってもらえるような内容にすることです。自分に興味を持ってもらえるような内容にできているかを確認してくださいね。

キャリアアドバイザー
提出する前に第三者に読んでもらうのもおすすめです。客観的に見て魅力が感じられる内容にできているかどうかを確認してもらうことができます。
書類選考の対策については、これらの記事も参考にしてみるとうまくいくコツがつかめるかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね。
就活の書類選考で落ちる理由とは|通過率をあげるための対策
ESで落ちる理由を徹底分析! 通過率を上げる10の対策|例文8つ
面接前の対策
面接では、提出した書類をもとに「どういった人柄なのか」「本当に自社にマッチする人材なのか」といったことを確認されます。提出書類に書いてあることと一貫性を持たせつつ、より明確に企業へのマッチ度の高さをアピールすることが大切ですよ。
- 書類選考に書いた内容を深掘りされても十分に答えられるか
- 企業とマッチするポイントを具体的に、自分の言葉で伝えられるか
- 面接時のマナー、立ち振る舞いがきちんとできているか
- 質問を正しく汲み取り簡潔にわかりやすく回答できているか
面接対策をする際には、模擬面接を実施するのがおすすめです。本番に近い環境で何度も練習をしておくことで、本番でも自信を持って自分の魅力を伝えることができますよ。
面接対策についてはこちらでも解説しています。興味を持った人はこちらもぜひ参考にして、理解を深めてみてくださいね。
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模擬面接の方法がわからない人は、こちらの記事を参考にして練習をしましょう。
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②悩みごとは周りの人に相談する習慣をつける
就活うつを防止するうえでは、悩みを抱え込まず周りの人に相談することが何よりも大切です。普段から親や友人など、誰でも良いので、自分の今の状況や、悩んでいることを思うままに話してみてください。
たとえそこで具体的な解決策が出なくても、話すことで脳が活性化し、マイナスの感情を取り除いていくことができます。また、言葉にすることで、自分の気持ちを整理することができ、新たな気づきを得る場合もあります。
もし周りに気軽に頼れる人が見つからない場合は、公的機関に頼るのもおすすめですよ。
- 電話:こころの健康相談統一ダイヤル
- チャット:こころのほっとチャット

キャリアアドバイザー
相談することで自分の気持ちを落ち着かせ、また就活に前向きになれたら、今度は先輩や友人に具体的な面接のコツなどを聞いてみるのも良いでしょう。
③大学のキャリアセンターや相談室を頼る
就活に行き詰まったら、大学のキャリアセンターや相談室に頼ってみるのも一つの手です。職員は日々さまざまな学生の悩みを聞いてアドバイスをしているので、そうした経験をもとに悩みの種類に応じた解決策を提案してくれます。
また、キャリアセンターは自分の大学における就職情報に長けているため、企業ごとの選考対策や内定を取った学生の傾向などの情報も網羅しています。選考における実践的なアドバイスをもらうことができるでしょう。

キャリアアドバイザー
定期的に選考対策セミナーなどを開催しているところも多く、相談すれば個別に面接練習や履歴書添削もしてくれるので、ぜひ積極的に活用することをおすすめします。
④就活の進め方を見直す
選考に受からない状況を改善しようとESの書き方を変えたり、面接練習をしてみたけれどなかなか内定獲得につながらないという場合は、就活の進め方自体を見直してみましょう。
書類選考や面接の対策をいくらおこなっても、そもそも業界との相性が合わない、企業へのアプローチ法が間違っているなど、根本的な部分が変わらないと状況を打開できないこともあります。

キャリアアドバイザー
何を改善すべきなのか、自分にはどういった仕事が合っているのかを再度考え直していくことで、徐々に就活の道筋が定まります。うまくいかない場合は別の手段も考え、柔軟に対応していきましょう。
自分に向き合う方法としては自己分析が効果的です。自己分析についてはこちらで詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
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逆求人サービスを利用する
逆求人サービスは、企業が登録されている学生のプロフィールを見て「ぜひ働いてほしい」と思った学生にアプローチをする求人サイトです。
選考になかなか通過できないのは、業界や企業との相性が合っていないことが理由である可能性があります。そういったミスマッチを事前に防げる可能性が高く、自分で企業を探すよりも比較的選考がスムーズに進みやすい場合が多いですよ。

キャリアアドバイザー
学生が何百万社もの企業から自分に合っているところを探すのには限界がありますが、このサービスを利用することで、隠れた優良企業や自分に適性がある業界を見つけるきっかけにもなります。
就活エージェントに相談する
自分一人では何を改善していけば良いのかわからない、という場合は就活のプロに相談してみるのもおすすめです。
就活エージェントは基本的に無料で、学生一人ひとりに専任のエージェントがつきます。企業選びから履歴書の添削、面接対策や結果の振り返りをまとめてサポートしてくれるため、どんなときでも一人で抱え込むことがなく、学生にとっては心強い味方といえるでしょう。

キャリアアドバイザー
選考日程の調整などもおこなってくれるため、自分は選考だけに集中して時間を使うことができます。選考がスムーズに進まず不安になったときは、気軽にこうしたサービスに登録をしてみましょう。
⑤自分なりのストレス発散法を知っておく
就活をしているとつい就活にばかり意識が向き、そのことで頭がいっぱいになってしまうこともありますよね。そのようなときこそ、少しの時間でもリフレッシュをしていったん心と身体の状態をリセットすることが必要です。
- 毎日30分程度散歩する
- 日々のもやもやを信頼できる相手に打ち明ける
- 就活から離れる時間を作る

キャリアアドバイザー
普段からストレス発散法を実践しておくことで、気持ちを切り替えるためのルーティンができます。就活中にも必要以上にストレスを溜めずに済むことが考えられますよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!就活を中断せずに済むリフレッシュ法
今まで見てこなかった業界・職種を見てみるのもおすすめ
就活うつを防ぐための事前対策として、今までとは異なる規模や異なる業界の企業も受けてみることもおすすめです。
就活うつに陥ってしまう原因の一つとして、就活がうまく進まないことが挙げられます。選考の手応えがないといったことが続くと、どんどん自信を失ってしまうものです。選考に通過しない理由は能力不足ではなく、企業が自分に合わない可能性や、倍率の高い業界や職種のみを受けてしまっている可能性も大いにあります。選考の対策を重ねても就活が難航する場合は、思いきって受ける業界を変えてみたり、異なる規模感の企業を視野に入れてみましょう。
それぞれの業界、企業の規模によって求められる能力は変化するため、就活の方向性を変えたことで就活がうまくいったという学生もいます。受ける企業の幅を広げることで、第一志望の業界や企業ではなくなってしまうかもしれません。しかし「まずは内定を一つ獲得する」という目的で異なる業界・企業を受け、自信をつけることも、就活を有利に進めるためには非常に重要です。自己分析を通して、今受けている企業以外にも選択肢はないか、視野を広げてみてはいかがでしょうか。
就活うつで悩む人の疑問にキャリアアドバイザーが回答!
就活がうまくいかなかったり、就活に対して不安を抱いていると「就活うつになってしまうのではないか」「自分は今就活うつなのでは?」と悩んでしまうこともありますよね。
ここからは、そういった疑問にキャリアアドバイザーが回答します。就活うつについて悩んでいる人は、この先の内容もしっかりと確認してください。
就活うつになっているか確かめるにはどうすれば良いですか?
就活うつになっているかを確かめるには、まず就活うつの特徴的な症状が現れていないかを確認してみてください。たとえば夜眠れなかったり、逆に必要以上に眠ってしまう場合や食欲不振、意欲の低下、自己肯定感の低下、頭痛や吐き気などの症状が出ている場合、就活うつに陥っている可能性があります。
ただしこれらの症状はあくまで一例であり、自覚症状がほとんど現れない場合もあります。自分で「就活うつになってるわけじゃない」と判断してしまわず、少しでも不安がある場合は医療機関を受診してくださいね。
就活うつになってしまったらどうすれば良いですか?
就活うつになってしまった場合、まず大切なのは心身の状態を万全にすることです。就活しない時間を作ったり、気持ちを切り替えるための習慣を取り入れたりして、できるだけリフレッシュするよう心掛けましょう。また、第三者に相談することも大切です。最も避けるべきは、自分一人で抱え込むことですよ。
ただし、ひどい症状が出ている、どうしても気持ちが落ち込んでしまって前向きになれないといった場合は、なるべく早めに医療機関を受診してください。就活うつは誰しもなり得るものであることを忘れず、第一に自分の身を守る行動をとりましょう。
就活うつを理解し自分に合った対策をして納得のいく結果をつかもう!
就活うつは誰であってもなる可能性があります。事前に就活うつのことを正しく理解しておくことで、もし症状が出てきても慌てることなく、適切な対処をしていくことができますよ。
また、就活うつは悪化するほど、回復までの時間もかかります。心と身体の状態に異変を感じたり、就活うつの症状に当てはまっている場合は、この記事でお伝えした対策を見直し、できるだけ早期に対策を講じていくことが大切です。
心と身体の健康を第一に、自分のペースで就活を進めていきましょう。
キャリアアドバイザーから就活に悩むあなたへ就活うつに悩むあなたへ
キャリアアドバイザー
長尾 美慧
プロフィールをみる何よりも大切なのは自分の身を守ること
就活中はそれが人生のすべてのように感じて、不安や焦りが押し寄せてくることもあるでしょう。しかしそれで心が潰れてしまっては、その先の道も閉ざされてしまいます。「まずい」と感じたときは、一度立ち止まっても良いのです。無理だと感じているなら、足を止める、あるいはその前の段階で自分の変化に気づいているのであれば、一旦ペースを落とすことを考えてみてください。
就活を止めることに不安を感じる人もいるかもしれませんが、大量の企業の選考を受けてスケジュールを埋めるのではなく、一社一社に時間をかけて、自分と向き合ってくれる企業を探す方向に切り替えたほうが良いでしょう。
もし楽になるなら思い切って期限を決めて休むのも一つの手です。1週間でも2週間でもかまいません。何もせず、自由に過ごして自分を回復させる時間を取りましょう。完全に心が崩れる前に、自分を休ませてあげることが何よりも大切です。