就活で費用がかかるのは主に8項目|費用を抑えるテクニックを大公開

この記事のアドバイザー

どれくらいのお金が必要? 就活にかかる費用と8つの節約術!

目次

  1. 就活は意外に費用がかかる! 項目別の想定費用をチェックして計画を立てよう
  2. そもそも就活に費用はどれくらいかかる? 前提からチェックしよう
  3. 就活には平均7万円ほどの費用がかかる
  4. エントリー数や遠征回数で就活費用は大きく変わる
  5. 就活の「どの場面」で「どれくらい」費用が発生するかの理解がマスト!
  6. 就活で費用がかかる8項目を解説! 具体的な金額もチェックしよう
  7. ①宿泊費:遠方の選考で必要な宿泊施設の費用
  8. ②交通費:面接や説明会のための費用
  9. ③被服費:就活で使う服装を揃えるための費用
  10. ④教材費:就活準備に必要な書籍やセミナーの費用
  11. ⑤飲食費:面接や企業訪問の間の飲食にかかる費用
  12. ⑥郵送費:書類提出や返送のための費用
  13. ⑦写真代:履歴書用の写真撮影にかかる費用
  14. ⑧文房具費:応募書類の作成に必要な文房具代
  15. 金銭的な不安を減らそう! 今後必要になる就活費用を算出する3ステップ
  16. ①どの程度の費用がかかるかを考えて紙に書き出す
  17. ②現在の貯金と照らし合わせてどの程度足りないかを明確にする
  18. ③いつまでにいくら貯めるかという具体的な計画を立てる
  19. 項目別の節約術8選! 就活費用を抑える方法をチェック
  20. ①宿泊費:格安ホテルや民泊を活用する
  21. ②交通費:夜行バスや学割を利用する
  22. ③被服費:レンタルサービスを利用する
  23. ④教材費:参考書や問題集は図書館や先輩から借りる
  24. ⑤飲食費:マイボトルやお弁当を持参する
  25. ⑥郵送費:できるだけ安くすむ配送方法を選ぶ
  26. ⑦写真代:学内や合同企業説明会の証明写真撮影会に参加する
  27. ⑧文房具費:100円ショップなどを活用して安価な道具でそろえる
  28. 就活中の資金繰りで押さえておきたい2つのポイント
  29. 特に費用が高くなりやすい宿泊費や交通費の節約がカギ
  30. 費用面で不安が残るなら早めに大学に相談する
  31. 就活が忙しくて資金を捻出できない……そんなときの3つの対処法
  32. ①有給インターンシップに参加する
  33. ②各自治体が実施している就活支援制度を利用する
  34. ③隙間時間を使って単発のアルバイトを入れる
  35. 就活にかかる費用への理解を深めたうえで今後の行動指針を立てよう!

就活は意外に費用がかかる! 項目別の想定費用をチェックして計画を立てよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「就活にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?」
「就活にかかる費用はできるだけ抑えたいです。」

という質問や相談をよく受けます。特に、アルバイトで生活費や学費をまかなっている学生にとって、就活にかかる費用の増加は大きな負担となるでしょう。

この記事では、就活にかかるさまざまな費用の抑え方について解説します。節約術や資金を捻出する方法なども解説するので、金銭面に不安を抱えている方は就活費用を工面する際の参考にしてみてください。

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そもそも就活に費用はどれくらいかかる? 前提からチェックしよう

就活は業界研究や書類作成だけでなく、費用管理をおこなうことも重要です。どれくらいの費用がかかるのかを事前に理解していないと、予想外の出費に悩まされることがあります。就活に必要な費用をしっかりと把握し、金銭的な準備を整えることで、安心して活動を進められますよ。

就活費用を正確に計算するためには、具体的な費用項目を把握することが大切です。交通費や被服費、郵送代などの具体的な費用項目をしっかりと理解し、適切な費用管理をおこなうための準備をしていきましょう。

就活には平均7万円ほどの費用がかかる

就活に必要なものをそろえるには、平均で約7万円の費用がかかります。ディスコが2023年卒者を対象に就活状況についてを調査したキャリタス就活の報告書によると、2023年卒者の就活費用の平均は70,007円でした。

交通費やスーツ代、宿泊費など、さまざまな経費が必要になるため、積み重なると大きな金額になります。就活にかかる費用は就活のトレンドにも大きく左右されます。たとえば、2021年卒者は新型コロナウイルス感染症の流行でWeb選考が増えたため、例年よりも就活費用が低いです。

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このように年度によって就活費用に差が生じますが、だいたい7万円程度は必要になると想定して就活に挑みましょう。

エントリー数や遠征回数で就活費用は大きく変わる

就活費用はおおよそ7万円程度ですが、エントリー数や遠征回数によって大きく変わります。たとえば1社しか受けずに内定をもらう人は、面接の回数が少ないため交通費や宿泊費が安く済むでしょう。

一方で、たくさん面接を受ける人は、全国各地に面接に行く必要があるので、交通費や宿泊費が高額になりがちです

また、都内の学生が関東の企業を中心に受ければ交通費や宿泊費を抑えられますが、九州在住の学生が関東の企業を受ける場合、面接のたびに交通費と宿泊費だけで数万円が必要になります。

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エントリー数や遠征回数によっては、7万円以上かかる可能性があることを理解しておきましょう。

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就活の「どの場面」で「どれくらい」費用が発生するかの理解がマスト!

長尾 美慧

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就活費用は事前に計画を立てると対策が練りやすい

就活中に焦らないように、就活にかかる費用は事前に計画を立てておくことが重要です。計画を立てることで、就活にかかる費用の見通しが立ち、対策を練ることができるからです。

たとえば就活に必要なものがそろえられていない学生の場合、事前に計画を立てることでリクルートスーツやビジネスバッグの必要性や必要になる時期に気付けます。これらを買う際は、いろいろな選択肢を検討するためにも、早めに動き出したほうが良いでしょう。

また、学生のなかには今の生活面での工面だけで大変な人もいるかと思います。それだけで精一杯なのに、就活の費用まで捻出するのは厳しいですよね。その点は企業もわかっている部分も多いので、場合によっては面接の交通費などを負担してくれるところもありますよ。就活の費用は節約できる項目も多いです。事前に計画を立てることで無駄な出費が防げるので、過度に心配しすぎないようにしつつ、計画的にお金を使っていきましょう。

就活で費用がかかる8項目を解説! 具体的な金額もチェックしよう

就活で費用がかかる8項目

就活を進めるなかで、想像以上に費用がかかることを知り驚いたという声もよく聞きます。面接に行くための交通費や書類提出にかかる費用など、さまざまな出費が発生します。そのため、就活が本格化する前に資金を準備しておくことが大切です。

ここからは、就活で費用がかかる8つの項目について解説します。具体的な金額をチェックしながら、どの程度の費用がかかるかを想像してみましょう。

①宿泊費:遠方の選考で必要な宿泊施設の費用

宿泊費の具体的な金額
  • ビジネスホテル:1泊5,000円〜10,000円
  • 格安ホテルや民泊:1泊3,000円〜5,000円

遠方の企業の選考を受ける場合、面接時間や交通手段によっては宿泊費が必要になることがあります。

遠方の企業を受ける回数が多くなると宿泊費がかさむため、県外の企業を受ける際はどの程度の費用がかかるのかを事前に考えておきましょう

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可能であれば、日程を調整して県外の企業の選考の日程をある程度まとめられると1回分の交通費で済むので、費用を抑えることができますよ。

②交通費:面接や説明会のための費用

交通費の具体的な金額
  • 新幹線の往復料金(東京〜大阪):約30,000円
  • 夜行バスの往復料金(東京〜大阪):約10,000円
  • 地下鉄やバスの乗車料金:1回約200~500円

面接や合同企業説明会に行くたびに、電車やバスなどの交通費が必要です。特に、遠方の企業や説明会に参加する頻度が多い人は、交通費がかさみます。

たとえば、新幹線で関西から都内へ移動するだけでも、往復で約3万円かかります。また、電車やバスなどの公共交通機関も利用する必要があるため、遠征前に地図アプリを使っておおよその交通費を把握しておくことが重要ですよ

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移動手段によって費用が大きく変わるので、事前にさまざまなルートを考えて、安く済む移動方法を考えてみましょう。

③被服費:就活で使う服装を揃えるための費用

被服費の具体的な金額
  • スーツ一式:20,000〜50,000円
  • ビジネスバッグ:5,000〜15,000円
  • 革靴:5,000〜20,000円

就活ではスーツやビジネスバッグ、革靴などの被服費もコストとして見込んでおく必要があります。たとえば、リクルートスーツやビジネスバッグ、革靴を一式そろえようと思うと、5万円程度用意しなければなりません

また、ネクタイやハンカチ、洋服クリーナーなどの小物にも同様に費用がかかります。さらに、冬場にはコートやダウンジャケットも必要になるため、季節ごとのアイテムも考慮して費用を算出することが重要です。

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清潔感を出すためには、きれいなスーツや革靴を着用することが大切なので、品質とコストのバランスを考慮して就活アイテムを購入しましょう。

就活で使う服装についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。好印象を与える身だしなみについても解説していますので、あわせて参考にしてみましょう。

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④教材費:就活準備に必要な書籍やセミナーの費用

教材費の具体的な金額
  • 就活用書籍:1冊1,000〜3,000円
  • セミナー参加:1回3,000〜10,000円

就活を成功させるためには、書籍やセミナーを活用して情報を収集するのもおすすめです。履歴書の書き方や自己分析の方法をじっくり学ぶことができます。

就活セミナーを受講すると、業界研究のやり方や面接のテクニックを習得することが可能です。しかし、これらのセミナーや教材にも費用がかかることを忘れてはいけません。そのため、面接や業界研究に不安を感じている人は、自分に足りない知識を明確にして、適切な教材・セミナーに投資する費用を計算しておくことが重要です

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有料のものだけでなく、無料で提供されているセミナーや教材を活用することで、費用を抑えながら必要な知識を得られますよ。

⑤飲食費:面接や企業訪問の間の飲食にかかる費用

飲食費の具体的な金額
  • 昼食:1食500〜1,000円
  • カフェ:1杯300〜600円
  • ペットボトル:1本約150円

面接や企業訪問の際には、昼食代やドリンク代などの飲食費が必要になります。特に、1日に複数の予定が入っている場合や遠征時は、外食する機会が多くなるため飲食費がかさみがちです

さらに、都心部になると高価格帯のお店が増えるため、飲食費が高額になることがありますよ。たとえば、東京の都心で面接がある場合、昼食代と夕食代で3,000円を超えることはめずらしくありません。

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昼食や夕食以外にも、時間調節のためのカフェ代やペットボトル代などもかかります。そのため、面接や説明会に参加する際は、多めにお金を用意しておくのがおすすめです。

⑥郵送費:書類提出や返送のための費用

郵送費の具体的な金額
  • 履歴書の郵送:1通約200円
  • 書類提出のための簡易書留:1通400〜600円

企業によっては、書類提出や返送のための費用も必要になります。最近はWebサイトやメールで書類提出できる企業が増えていますが、書類を郵送する機会もなくなってはいません。

そのため、エントリー数や受ける企業によっては、郵送費が高額になる可能性があります。さらに、セキュリティ面を考慮して書類を書留で送る場合は、通常の郵送よりも高額になりますよ

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決して少なくない費用が掛かることを考えると、郵送費もしっかりと見込んで計画を立てることが大切です。

速達を利用すると通常より早くと届けることができますよ。かかる費用や注意点についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

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レターパックについてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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⑦写真代:履歴書用の写真撮影にかかる費用

写真代の具体的な金額
  • 証明写真機での撮影:1回600〜900円
  • 写真館での撮影:1回2,000〜7,000円
  • データ保存費用:1回500〜1,500円

就活費用を考える際は、履歴書用の写真撮影にかかる金額も考慮しましょう。紙の履歴書を提出するときはもちろん、Webで提出するときも就活用の顔写真が必要になります。

駅周辺にある証明写真機を利用する場合は1,000円以下に収まりますが、写真館でプロに撮影してもらう場合は5,000円程度かかることが多いです。また、写真館で撮影した顔写真のデータを受け取る場合は、追加料金がかかります。

しかし、写真館ではプロのカメラマンに撮影してもらえますし、照明や背景、姿勢などを調整してもらえるため、高品質な写真を撮影することが可能です。そのため、写真の質を優先するか、費用を優先するかをよく考えてみましょう

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また、写真館では髪型やメイクのアドバイスも受けられるため、納得のいく写真を撮影できますよ。

コストを抑えたい人は証明写真のデータ化がおすすめですよ。こちらの記事で解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

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⑧文房具費:応募書類の作成に必要な文房具代

文房具費の具体的な金額
  • 筆記用具:約500円
  • ノートやレポート用紙:1冊100〜300円
  • クリアファイル:1枚100〜200円

応募書類を作成するためには、さまざまな文房具が必要になります。たとえば、手書きで履歴書を作成する場合、ボールペンや保管用のクリアファイルが欠かせません

また、合同企業説明会や就活セミナーでは頻繁にメモを取るため、ノートやレポート用紙も購入する必要がありますよね。その他にも、付箋やクリップなど、効率的に書類を整理するための道具もあると便利です。

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一つひとつの金額は小さくても、費用が重なると高額になるため、買い過ぎには注意しましょう。必要なものをリストアップして計画的に購入することで、無駄な出費を抑えられますよ。

塩田 健斗

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地方在住の学生は宿泊費や交通費が高くなることを踏まえて行動しよう

地方在住の学生と都内在住の学生では、就活にかかる費用に違いがあります。特に違いが出やすい項目は宿泊費と交通費です。

都内での勤務や企業の選考が都内でおこなわれる場合、都心部に住んでいれば宿泊費と交通費があまりかかりません。ですが、地方在住の学生は離れた場所から都内まで交通費が多くかかることもあります。連日就活をすることも多く宿泊費もかかるでしょう。毎日都内と地方を行き来する交通費を考えると費用を抑えやすいかもしれませんが、ある程度の費用はかかってしまいます。

もし連日宿泊する必要がある場合は、ホテルの連泊プランを活用したり、カプセルホテルに泊まることも費用を抑える一つの方法です。カプセルホテルは1泊4,000円前後のところが多いですが、2,000円程度で泊まれるところもありますよ。地方在住の学生も費用を抑えて就活できるので、体調を一番に考えたうえで活用するようにしましょう。

金銭的な不安を減らそう! 今後必要になる就活費用を算出する3ステップ

今後必要になる就活費用を算出する3ステップ

就活の費用面の不安を減らすためには、適切な順序でスケジュールを立てることが重要です。計画的に行動することで、金銭的な不安も減らせ、就活の成功確率も上がります。そのため、就活を始める前に必要な費用を明確にし、適切にお金を管理するための3ステップを実践してみてください。

①どの程度の費用がかかるかを考えて紙に書き出す

​​今後必要になる就活費用を算出するためには、どの程度の費用がかかるかを考えて紙に書き出すことが重要です。頭の中で考えるだけではなく、紙に書き出すことで費用項目の抜け漏れが防げ、正確な予算を組めるようになります

また、紙に書き出すと各項目の費用を一目で確認できるため、節約する優先順位をつけやすくなり、効率よく無駄な出費を抑えることができますよ。

面接場所や遠征回数、これから購入すべきアイテムなどの具体的な費用をすべて書き出して、今後どの程度の費用が必要になるかを計算してみましょう。

就活にかかる費用の書き出し例
  • 同県の企業への訪問:5,000円
  • 他県の企業への訪問:20,000円
  • スーツ一式:30,000円
  • ビジネスバッグ:10,000円
  • 革靴:5,000円
  • 就活用書籍:3,000円
  • 履歴書の提出:2,000円
  • 写真代:5,000円
  • 文房具:2,000円
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余裕を持った資金計画を立てるために、飲食費や予期せぬ出費も考慮しておくことも大切です。

②現在の貯金と照らし合わせてどの程度足りないかを明確にする

今後必要になる費用が計算できたら、現在の貯金と照らし合わせてどの程度足りないかを明確にしましょう。貯金を全額就活に使えるわけではないので、就活にいくら使えるかを考えることが重要です

たとえば、見積もった就活費用の総額が12万円で、就活に使える貯金が5万円だった場合、不足分は7万円になります。今後どのように資金を捻出すればよいかを考えやすくするためにも、足りない金額を明確にすることが大切です。

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貯金の全額や就活に使える金額、不足分なども紙に記入して視覚化することで、金銭的な不安やモヤモヤを解消できますよ。

③いつまでにいくら貯めるかという具体的な計画を立てる

足りない金額が明確になったら、いつまでにいくら貯めるかという具体的な計画を立てましょう。就活費用を貯める期限を決めることで、毎月の貯金額や貯金する期間が設定でき、具体的な計画が完成します

たとえば、4カ月後までに不足分の8万円を貯める必要があるとわかれば、毎月2万円を貯金すればよいと考えられますよね。不足分や費用がかさむ項目によって実践すべき節約方法が異なるので、紙を見ながら資金計画を立てていきましょう。

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費用を貯めるまでの期間や実践する節約方法も紙に書いておき、毎日どの程度実践できたかを振り返ることで、成功確率がアップしますよ。

堀内 康太郎

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就活の費用の算出に困ったら周囲の人にも相談してみよう

就活の費用を算出していると、これで大丈夫か不安になったり、詳細な費用がわからず悩むこともあるかと思います。その際は、友人やキャリアアドバイザーなど周りの人に相談するのもおすすめですよ。

自分の視点だけでは、何にいくら必要かが把握しきれないケースもあります。就活を始めてみたら、思いもよらないところで費用がかかる場合もあるでしょう。

その際、就活支援のプロのキャリアアドバイザーであれば、起こりうるさまざまなケースや対処法に精通しているので、ある程度何に費用がかかりそうか予測できます。また、相談に乗ってくれる友人の存在は不安な気持ちを和らげてくれたり、アドバイスをくれることもあるでしょう。初めての就活は段取りどおりにいかないことも多いです。お金が足りなくて慌てないよう、あらかじめ就活に詳しい周りの人に相談して準備しておきましょう。

項目別の節約術8選! 就活費用を抑える方法をチェック

就活を進めるなかで、どのように費用を抑えるか気になっている人も多いのではないでしょうか。それでは、就活費用を節約するための方法について深掘りしていきましょう。

就活にはさまざまな費用がかかりますが、各項目ごとに工夫することで出費を大幅に減らせますよ。具体的な節約術を知ることで、金銭的な負担を軽減し、安心して就活に取り組みましょう。

①宿泊費:格安ホテルや民泊を活用する

宿泊費を抑えたい人は、格安ホテルや民泊を活用するのがおすすめです。特に都市部ではホテルの価格が高騰しているため、格安ホテルや民泊サービスを利用することで、大幅に費用を削減できます。

たとえば、ビジネスホテルの代わりに民泊仲介サイト「Airbnb」を使って民泊に宿泊することで、一泊数千円を節約することが可能です。また、ホテル予約サイトでの割引キャンペーンやポイントを積極的に活用することで、さらに宿泊費を抑えられますよ。

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遠征する地域に友人や知人がいる場合は、短期間の滞在をお願いしてみるのも一つの手です。

②交通費:夜行バスや学割を利用する

交通費を抑えたいなら、夜行バスや学割を利用するのがおすすめです。夜行バスを利用すると、日中にバス移動するよりも安く済むうえに宿泊費もかかりません

たとえば、新幹線を使って大阪から東京に移動すると約15,000円かかりますが、夜行バスを使えば約5,000円で済みます。また、バスや新幹線は学割を使うことで、通常料金から20%程度の割引を受けられる可能性が高いです。

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交通機関のチケットは早めに予約することで、割引額が大きくなるので、計画的に移動日を決めましょう。

③被服費:レンタルサービスを利用する

被服費を抑えたい人は、レンタルサービスを利用するのがおすすめです。就活用のスーツやビジネスバッグは価格が高いため、レンタルすることで大幅に費用を削減できます。

たとえば、就活専用のスーツレンタルサービスを利用すると、5,000円程度で1週間スーツを借りることが可能です。また、使用後はそのまま返却できるため、クリーニング代もかかりません。

レンタルサービスの例
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毎回きれいなスーツで面接に挑めるというメリットもあるので、面接回数が少ない人はレンタルサービスを検討してみましょう。

④教材費:参考書や問題集は図書館や先輩から借りる

教材費を抑えたい人は、参考書や問題集を図書館や先輩から借りるのがおすすめです。就活では業界地図やSPI対策用の問題集など、書籍を使う機会が多いため、すべて購入すると経済的な負担が大きくなります

大学の図書館やキャリアセンターには就活関連の書籍をまとめたコーナーが用意されていることが多いため一度チェックしてみましょう。

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借りる以外にも、フリマアプリで中古本を安く購入したり、友人と一緒に購入してシェアするのもおすすめですよ。

⑤飲食費:マイボトルやお弁当を持参する

飲食費を抑えたいなら、まずは外食や飲料を買う場面を減らすことが大切です。一回の金額は安くとも、就活中に何度もファミレスやコンビニを多用すれば、かかる飲食費の合計も高くなっていきます。

自宅で作ったお弁当を持参したり、マイボトルに飲み物を入れて持ち歩いたりすることで、外食の頻度を抑えるのがおすすめです。

たとえば、自動販売機でペットボトルを購入する代わりにマイボトルを持ち運ぶだけで、1カ月で数千円もの節約になります

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日々の飲食費を記録することで、どこにお金がかかっているかを把握しやすくなるので、家計簿アプリを活用するのもおすすめですよ。

⑥郵送費:できるだけ安くすむ配送方法を選ぶ

郵送費を抑えたい人は、できるだけ安くすむ配送方法を選ぶことが大切です。たとえば、履歴書を郵送する際に、日本郵便のサービス「スマートレター」を使うことで、郵送費を抑えられますよ。

サイズや重さによって適切な配送方法が変わるので、どの方法で配送すればいいか迷った場合は、郵便局やキャリアセンターなどで相談するのがおすすめです。また、何度も郵送する必要がある場合は、できるだけまとめて送ることで一回あたりの送料を抑えられます。

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Webサイトやメールで履歴書を提出できる企業も増えているので、本当に郵送する必要があるかを確認することも重要ですよ。

⑦写真代:学内や合同企業説明会の証明写真撮影会に参加する

写真代を抑えたい人は、証明写真撮影会に参加するのがおすすめです。キャリアセンターや学内企業説明会では、無料で証明写真を撮影できることが多いため、費用をかけずに写真を用意できます

また、合同企業説明会や就職フェアなどのイベントでは、証明写真を撮影するブースが設置され、無料または低価格で写真撮影できることが多いです。

証明写真機を使うと600〜900円かかってしまうため、説明会やイベントの写真撮影ブースを利用して、費用を最小限に抑えてみましょう。

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写真撮影は予約が必要な場合も多いので、事前に詳細を確認しておくことが大切です。

⑧文房具費:100円ショップなどを活用して安価な道具でそろえる

文房具費を節約したい人は、100円ショップなどを活用して安価な道具をそろえるのがおすすめです。100円ショップではボールペンやのり、ファイルなどの就活で必要になる文房具がそろっています

普段大学の生協やショッピングセンターで文房具を購入している人は、100円ショップを利用することで文房具代を数千円程度節約することが可能です。100円ショップは駅周辺にあることが多いので、必要なときにすぐ購入できるというメリットもあります。

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面接や就活に向かう途中に文房具を忘れたことに気付いても、100円ショップならすぐに買い足せますよ。

就活中の資金繰りで押さえておきたい2つのポイント

就活を成功させるためには、費用を適切に管理することが重要です。計画的に資金を管理することで、金銭的な不安を最小限に抑えられます。そのため、就活を始める前にしっかりと資金計画を立てることが大切です。

それでは、安心して就活に取り組むための具体的な方法をみていきましょう。次の2つのポイントを押さえておくことで、資金繰りの不安を減らし、就活に集中できるようになります。

特に費用が高くなりやすい宿泊費や交通費の節約がカギ

就活費用を抑えたい人は、費用が高くなりやすい宿泊費と交通費を節約することが重要です。この2つの費用は遠方の企業を受ける際に大きな負担になるため、遠征回数が多くなる人は特に気を付けておきましょう。

宿泊費は格安ホテルや民泊を利用することで、通常のビジネスホテルに泊まるよりも大幅に費用を削減することが可能です。交通費は学割や割引チケットを利用することで、通常よりもかなり安く移動できます。

面接の日程を調整して宿泊日数を減らすのもいい方法ですよ。こうして費用を抑えることで、資金繰りの負担を軽減できて、就職活動をスムーズに進められるようになります。

費用面で不安が残るなら早めに大学に相談する

就活費用が捻出できずに困っている人は、早めに大学に相談しましょう。大学によっては、就職課やキャリアセンターで経済的支援をおこなっていたり、卒業生で構成される校友会から補助金を受け取れたりする可能性がありますよ。

また、大学のキャリアアドバイザーやキャリアセンターのスタッフと一対一で話す機会を活用するのもおすすめです。就活費用に関する悩みを直接相談できるので、不安を抱えている場合は早めに相談してみてください。大学では、就職活動の経済的負担を軽減するためのアドバイスや支援を受けられることも多いですよ

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キャリアセンターでお金の悩みを話しても怒られることはないので、気軽に相談に行ってみましょう。

高橋 宙

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就活の資金繰りに困った際には自分なりに工夫してみよう

就活での資金繰りに苦労している学生もいるかと思います。ですが、工夫をして就活を成功させている学生もいるので参考にしてみましょう。たとえば、企業説明会や面接は午前と午後に分けて1日で複数社を回り、宿泊費と交通費を節約する方法があります。同じ日にまとめられなくても、近い日程やエリアでまとめることで節約が可能です。

上記のように、就活の費用面での困りごとに自分なりに工夫して対処することで、納得のいく就活につなげられます。就活期間は少しきつい部分があるかもしれませんが、就職後には給料が入ってくるため、目的をもって前向きに行動できるように意識してみましょう。

特に地方在住の学生は交通費などに大きな費用がかかり大変かもしれませんが、遠方から企業に伺えば、企業から「志望度が高い学生かもしれない」と思ってもらえる可能性もありますよ。周りの人も頼りながら物事をポジティブに捉えて就活に臨んでみてくださいね。

就活が忙しくて資金を捻出できない……そんなときの3つの対処法

就活は本当に忙しいですよね。そのなかで資金を用意するのは大変で、不安になることもあるかと思います。そこで、ここからは就活中に資金不足に陥ったときの3つの対処法を解説していきます。不安を少しでも減らすために、しっかりとチェックしておきましょう。

①有給インターンシップに参加する

就活資金が捻出できず困ったときは、有給インターンシップに参加するのがおすすめです。実際の職場で専門知識やビジネスマナーを学べるだけでなく、社員と同じように給与を得られますよ。

働くことで就活資金を貯められるのはもちろん、実務経験を通してスキルアップし、自己PRや履歴書でアピールすることも可能です。

また、有給インターンで成果を出すことで正社員雇用につながることもあり、最小限の就活費用で内定を獲得できる可能性もあります。就活情報サイトやSNSを活用し、興味のある企業で有給インターンが実施されていないかを確認してみてください。

その際、インターンが自分のキャリア目標に合っているかを確認し、興味のない仕事で時間を無駄にしないように注意しましょう。また、インターン期間中は就活が制限されることもあるため、時間管理やスケジュール調整をしっかりおこなうことが重要です。

②各自治体が実施している就活支援制度を利用する

資金不足に悩んでいる人は、各自治体が実施している就活支援制度を利用することも検討してみましょう。多くの市町村や都道府県では、若者の就活を支援するために、交通費補助や宿泊費補助など、さまざまな経済的支援を実施しています

たとえば、北海道北斗市では人材不足を解消するために、北斗市内への就職を目指す人に対して採用試験地までの交通費・宿泊費を助成しています。

自治体のWebサイトやキャリアセンターで支援制度の情報を得られるので、就活費用に困っている人は、利用できる制度がないかを確認してみましょう。

③隙間時間を使って単発のアルバイトを入れる

就活が忙しくて資金を捻出できない場合は、隙間時間を使って単発のアルバイトを入れるのも一つの方法です。単発のアルバイトは日払いや短期間で働けるため、スケジュールが不規則な就活中でも柔軟に働けます。

イベントスタッフやデータ入力、荷物の仕分けなど、数時間から数日で完結する仕事をすることで、空き時間に効率よく収入を得ることが可能です。

また、アルバイトをすることで新しい業界や職種の知見が得られ、就職先の視野を広げることにもつながりますよ。

ただし、アルバイトをする際は就活の優先順位を見失わないように注意しましょう。無理に働きすぎると体力や精神的な余裕がなくなり、本来の目的である就職活動に悪影響を及ぼす可能性があります。バランスを取りながら、計画的にアルバイトを取り入れることが大切です。

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キャリアアドバイザー

単発アルバイトでは翌日勤務の求人もあるため、急に予定が空いたときでも収入を得られますよ。

就活にかかる費用への理解を深めたうえで今後の行動指針を立てよう!

就活には多くの費用がかかるため、出費の内容を理解したうえで対処法を考えることが重要です。

しかし、就活費用はエントリー数や遠征回数によって変わるため、どの程度の費用が必要になるかを考える必要があります。また、費用を節約する方法はたくさんあるので、自分の就活状況や生活スタイルに合った節約法を見つけることも大切ですよ。

そのため、就活にかかる費用を紙に書き出し、現在の貯金と必要な費用を見比べて、適切な節約術を実践してみましょう。

この記事を参考にしながら、自分に必要な就活費用と節約術を明確にし、安心して就活を進められるように準備してくださいね。

本コンテンツにおける編集方針

近年では「ダイバーシティー&インクルージョン(D&I=多様性と社会的包摂)」およびジェンダー尊重の重要性が増しており、キャリアパーク就職エージェントでは、就職活動・転職活動においてそうした取り組みを推進する立場をとっています。
本コンテンツでご紹介する就職活動、転職活動に関連するノウハウ、マナー、対策等の情報は、特定の価値観を押し付けたり個性を損なわせる目的でなく、情報提供及び選択肢の提示であることをご理解いただき、情報の取捨選択については、あくまでそれぞれの価値観ないし個性に基づいて判断いただければ幸いです。

※キャリアパーク就職エージェントのダイバーシティ&インクルージョンな 就活を推進する取り組みについてはこちらにて詳しく説明しています

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