目次
- 「学生時代に失敗したこと」の作り方を解説!
- 題材別! 内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
- 【内定者例文①部活】26卒 日本体育大学 出版業界
- 【内定者例文②ゼミ】26卒 法政大学 IT業界
- 【内定者例文③留学】26卒 近畿大学 自動車業界
- NG例文|アドバイザー添削付き
- ①「失敗を受けて改善したこと」がない
- ②社会人として致命的な失敗を挙げている
- ③失敗を他人のせいにしている
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。「学生時代に失敗したこと」を聞かれたら、あなたならどう答えるでしょうか。
自分の弱みをさらけ出す必要があるからこそ、「どう伝えればポジティブな印象を残せるだろう」と悩む人もいるはずです。
そこでこの記事では、実際に内定を獲得した26卒学生の「学生時代に失敗したこと」の例文を紹介。企業の評価軸やありがちな失敗についても解説していきます。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
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「学生時代に失敗したこと」の作り方を解説!
題材別! 内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
【内定者例文①部活】
26卒 日本体育大学 出版業界
私が学生時代に最も失敗し、挫折を味わったのは、大学の体育会水泳部で予選敗退したことです。
私は幼少期から水泳を続け、高校時代には全国大会で上位に入賞する成績を残し、大学でも全国規模の学生選手権で決勝に進出するなど、順風満帆な競技生活を送っていました。
しかし、3年次の同大会では予選敗退という結果に終わってしまいました。過去の成功体験に固執し、体格や体力の変化に合わせたトレーニング方法の見直しを怠っていたことが原因だと痛感しました。
そこで私はコーチや外部の専門家に助言を求め、フォームの根本的な見直しや、苦手としていた陸上でのフィジカルトレーニングを新たに導入しました。
自分に足りない要素を一つひとつ分析して改善を繰り返した結果、翌年の代表選考会では社会人選手も出場するなかで自己ベストを更新することができました。
この経験から、自分を客観視し、変化を恐れずに改善し続ける重要性を学びました。貴社においても、壁にぶつかった際は冷静に課題を分析し、粘り強く解決策を実行することで貢献したいと考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!論理的思考力をアピールできると好印象
部活動で「学生時代に失敗したこと」を伝える際、改善のための行動として「とにかく数をこなした」「毎日〇時間練習をした」といった根性で乗り切ったエピソードをアピールしてしまう学生は少なくありません。
しかし、仕事においては効率的に動くことが求められる場面も多くあります。
そのため、「冷静に原因分析ができる論理的思考力」や「それを受けて的確な改善策を実行する力」が大切になってくるのです。
原因を見極められている点がGood!
この例文では、専門家に助言を求めつつフォームの根本的な見直しをするなど、失敗に対してどういった対策を取るべきかを冷静に考え、適切な改善を重ねたことがアピールできています。
企業が欲しいのはやみくもに動く人ではなく、この例文のような「考えて改善できる人」です。
そのため、原因を究明したうえで適切な改善ができたエピソードを伝えるようにしましょう。
以下の記事では、「部活動で苦労したこと」の例文を解説しています。併せて確認してみてください。
「部活動で苦労したこと」の例文|26卒内定者の実例とNG添削付き!
【内定者例文②ゼミ】
26卒 法政大学 IT業界
私はゼミの班活動のリーダーを務めていましたが、中間発表で教授から最低評価を受けてしまいました。
そこでアイデアの量と種類が少ないことを課題ととらえ、班員に積極的に意見を聞き、そこに自らのアイデアを加えることに注力しました。
その結果、新たなアイデアの発掘とチームワークの向上につながり、最終発表では最高評価を得ることができました。この経験で学んだ多角的な視点は、貴社の課題解決にも活かせると考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!「他者とのかかわり」に触れたエピソードが〇
ゼミやグループワークでは、ほかの学生と意見をすり合わせる機会が多い傾向にあります。
そのため失敗談を伝える際は「他者とのかかわり方」における失敗と、それを受けて改善したことを伝えるのがおすすめです。
この例文は、班員に話を聞くことでチームワークを向上させるなど、仲間を意識した行動を取れている点が素晴らしいですね。
「リーダー=独断で行動する人」という考えから脱却し、一人ひとりの意見を広く聞くことのできる人は、入社後もチームの力を最大化するリーダーになる人材として魅力的に映るでしょう。
【内定者例文③留学】
26卒 近畿大学 自動車業界
私が学生時代に経験した最大の失敗は、語学留学に挑戦した際、うまくコミュニケーションが取れなかったことです。
大学2年のころ、「異文化のなかで自分を成長させたい」と意気込み、日本人が少ない北米の大学への留学を決意しました。しかし現地の学生が話すネイティブのスピードやスラングについていけず、最初は授業のディスカッションでも一言も発言できませんでした。
「受け身の姿勢」こそが最大の原因だと気づいた私は、完璧な英語を話そうとするのをやめ、行動を変える決意をしました。
具体的には、授業の音声を録音して寮で何度もシャドーイングをおこなうとともに、毎日必ず3人に話しかけるというルールを課しました。また、共通の話題を作るために現地のボランティアサークルにも飛び込みました。
結果、徐々に会話のテンポに追いつけるようになり、帰国前のプレゼンテーションではクラスでトップの評価を得ることができました。
この経験から、思い描いた環境と違う状況に置かれても、自ら行動を起こして状況を打破する力を身につけました。
キャリアアドバイザーが読み解く!目標に向かう過程で失敗したこと伝えよう
留学を題材とした失敗談にありがちなのは、「ルームメイトと喧嘩した」「予約が取れていなかった」といった、単なるトラブルを取り上げてしまうこと。
しかし企業が知りたいのは、あなたが目標に向かって懸命に取り組み、その過程で失敗してしまったこと、そしてそれをどう乗り越えてきたかです。
この例文では「異文化のなかで自分を成長させたい」という目標を持って留学に臨んだことが明示されています。
また、そのなかで直面した壁に対して「どう考え、どう行動を変えたのか」という思考のプロセスも具体的に説明できているため、学びに説得力が出ていますね。
このように自分なりの目標を立てて努力でき、かつ失敗を糧にPDCAを回して成長できる人は、困難に直面した際も試行錯誤して状況を打破できる人材として高く評価されるでしょう。
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NG例文|アドバイザー添削付き
①「失敗を受けて改善したこと」がない
私が学生時代に失敗したことは、カフェのアルバイトで発注ミスをしてしまったことです。
私は発注担当を任されていたのですが、ある日発注書の数字を見間違えてしまい、普段の10倍の量の牛乳を注文してしまいました。
翌日は店舗に大量の牛乳が届き、冷蔵庫に入りきらなくなるなど、店長や他のスタッフに多大な迷惑をかけてしまいました。
「失敗エピソード」だけの内容はNG!
「アルバイトの発注ミス」という失敗を正直に伝えられている点は良いのですが、「それを受けてどう改善に動いたか」が記載されていません。
企業が知りたいのは、失敗の内容そのものよりも「そこから何を考え、どう改善して成長につなげたか」です。
失敗したことを伝える際は「失敗後の思考や行動」にフォーカスするようにしましょう。
私が学生時代に失敗したことは、カフェのアルバイトで大規模な発注ミスをしたことです。
発注業務に慣れが生じていたことと、ピーク時の忙しさのなかで自分だけで作業を完結させていたことが原因で、発注の桁を間違え、通常の10倍の在庫を抱える事態を招いてしまいました。
私は事後対応としてロスを防ぐための限定メニューを提案し消費しきった後、二度と同じミスを起こさないための「仕組みづくり」に着手しました。
具体的には、発注前に必ず別のスタッフと数値を読み合わせて確認する「ダブルチェック体制」を店長に提案し、ルール化しました。さらに、曜日ごとの適正発注量を確認できる早見表を作成し、バックヤードに掲示しました。
結果として、その後1年間、店舗全体での発注ミスをゼロに抑えることができました。
この経験から、ミスを個人の意識の問題で終わらせず、組織全体で防ぐ仕組みを構築する重要性を学びました。
②社会人として致命的な失敗を挙げている
学生時代に失敗したことは、サークルの合宿費を横領してしまったことです。
私は会計係としてメンバーから約30万円を集めたのですが、当時欲しかったイヤホンが高額だったので、つい誘惑に負けてそのお金を使ってしまいました。
メンバーには正直打ち明け、後で弁済することで許してもらいました。
モラルの欠如を疑われる失敗は避けよう
横領は重大なコンプライアンス違反です。企業はトラブルのリスクがある人材をなるべく避けようとします。
こういったモラルに欠けたエピソードが出てきた時点で、不合格になる可能性が極めて高いでしょう。
失敗談を選ぶ際は、コンプライアンスのリスクが高いと思われるエピソードは避けるようにしてください。
学生時代の最大の失敗は、サークルの新入生歓迎責任者として、前年比半数の入会者しか集められなかったことです。
私は「とにかく認知度を上げれば人は来る」と考え、SNSでの投稿数やビラ配りの回数を前年の2倍に増やすという「量」を重視したアプローチをとりました。しかし結果は空回りに終わり、新入生の反応は薄いものでした。
私は、新入生の「ニーズ」をまったく理解していなかったことが原因だと猛省しました。
入会してくれた数名の新入生の話を聞いた結果、「サークルの雰囲気や、先輩の人柄を深く知りたい」という本音があることに気づきました。
そこで私は戦略を180度転換し、少人数の体験会を複数回開催する方針へ切り替えました。
一人ひとりと密にコミュニケーションをとる機会を増やした結果、最終的には目標を超える人数の新入生を迎えることができました。
この失敗から、独りよがりな施策ではなく、相手のニーズを的確にとらえることの重要性を学びました。
③失敗を他人のせいにしている
学生時代の失敗は、大学の学園祭で模擬店の出店リーダーを務めた際、赤字を出してしまったことです。
私は売上目標を達成するために、綿密なシフト表を作り、原価計算も徹底して準備をおこないました。
しかしいくら真面目に指示を出しても、当日遅刻するなどモチベーションの低いメンバーが協力してくれなかったため、回転率が落ち、赤字になってしまいました。
失敗の原因は自責で考えるべし
「モチベーションの低いメンバーが協力してくれなかった」と、失敗を他人のせいにしています。
もちろん要因の一つとしてはあるのかもしれませんが、企業はこういった他責思考の人に対して、「仕事で失敗した際も周囲に責任をなすりつけそう」とマイナスな印象を抱いてしまいます。
「自分の指揮のとり方に問題がなかったか」といった自責で考える姿勢を伝えるようにしましょう。
学生時代の失敗は、学園祭の模擬店出店でリーダーを務めた際、メンバーの心が離れ、準備が停滞してしまったことです。
私は売上目標を達成しなければと焦るあまり、メンバーの意向を聞かずにシフトや役割を一方的に決めてしまいました。その結果、不満を持ったメンバーの参加率が大きく低下してしまいました。
一方的な指示が原因でチームを崩壊させてしまったと猛省した私は、全員と対話する時間を設けました。そこでこれまでの進め方を謝罪したうえで、それぞれの参加目的や得意なことを聞き出しました。
その後は「接客が得意な人」「裏方で計算をするのが好きな人」など、個々の特性に合わせて役割を決め直し、全員で目標を考えました。
結果としてチームの雰囲気が良くなり、当日は全員が主体的に動いたことで、目標売上の120%を達成することができました。
この失敗から、チームを動かすには相手の立場を尊重し、対話を通じて視点を合わせることが大切だということを学びました。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「失敗からの学び」にフォーカスしよう
キャリアアドバイザー
上原 正嵩
プロフィールをみる「失敗したことを話すとマイナス評価になってしまうかも」と心配する学生は多いです。
しかし、しっかりと改善策を伝えられていれば評価が下がることはほとんどないので、安心してくださいね。
重要なのは、失敗を受けてどのように改善を図ったかを伝えることです。
企業は「学生生活に失敗したこと」から、学生の課題に向き合う姿勢を見ています。
そのため、失敗から何を学び、どう行動を変えたかについて重点的に語るようにしましょう。
「失敗はない」と伝えるのは避けるべき
なお、「失敗したことはない」と伝えるのは避けてください。失敗がない=挑戦をしてこなかったととらえられる可能性があります。
ビジネスは失敗の連続。だからこそ、企業は失敗をしない完璧人間ではなく、失敗をしてもそこから学んで立ち上がれる人材を求めているのです。
失敗は素直に伝えつつ、どう改善していったかを入念に伝えるようにしてくださいね。