面接で失敗談を聞かれたときの回答例10選|回答の構成やコツも解説

この記事のアドバイザー

実はあなたの成長が見たい!面接で自分の失敗だけを話すのはNG

目次

  1. 面接で伝える失敗談はプラスの印象につなげるチャンス! 伝え方のコツを知ろう
  2. まずは企業が失敗談を聞く理由を知ろう
  3. ①何を失敗ととらえるのかを知りたい
  4. ②失敗をどう対処するのかを知りたい
  5. ③失敗から何を学んだのかを知りたい
  6. 回答のイメージをつけよう! 面接で失敗談を聞かれたときの回答例10選
  7. ①大学の授業|主体性のなさが原因
  8. ②大学の授業|時間管理の甘さが原因
  9. ③ゼミ・研究室|計画性の甘さが原因
  10. ④ゼミ・研究室|安易な自己判断が原因
  11. ⑤アルバイト|確認不足が原因
  12. ⑥アルバイト|視野の狭さが原因
  13. ⑦サークル|役割分担の甘さが原因
  14. ⑧サークル|報連相の遅れが原因
  15. ⑨部活動|基礎練習の怠りが原因
  16. ⑩部活動|体調管理の怠りが原因
  17. 面接官にわかりやすく伝えよう! 面接で失敗談を話すときの回答の構成
  18. ①失敗の内容を伝える
  19. ②失敗の背景や原因を伝える
  20. ③失敗に対しての行動や対処法を伝える
  21. ④失敗から学んだことを伝える
  22. ⑤企業での活かし方を伝える
  23. 失敗が思いつかないときはどうする? 3つの対処法を伝授
  24. ①成功経験を考える
  25. ②自分の一週間を振り返る
  26. ③周囲の人から指摘してもらう
  27. これだけは気を付けて! 面接で失敗談を聞かれたときのNG回答
  28. ①失敗談はない
  29. ②レベルの低い失敗
  30. ③ウケ狙いの失敗
  31. ④取り返しのつかない大きな失敗
  32. ⑤同じ失敗の繰り返し
  33. 面接で失敗談を聞かれたら失敗から成長した経験を伝えてアピールにつなげよう

面接で伝える失敗談はプラスの印象につなげるチャンス! 伝え方のコツを知ろう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「面接でどのように失敗談をアピールすれば良いのかわかりません」
「失敗談はありませんって答えても良いですか?」

と相談に訪れる就活生も多く、企業側の意図を理解できずに回答に戸惑う人も多くいます。

失敗にはネガティブなイメージがつきものですが、答え方次第で面接官はポジティブな印象を受けます。逆に、伝え方を間違うと「失敗をうまく活かせていないのかな」などとマイナスな印象を持たれてしまうかもしれません。

まずは企業が失敗談をたずねる意図を理解して、失敗談をどのように伝えるか考えていきましょう。また、エピソード別の回答例や失敗談を話すときの回答の構成、NG回答などそれぞれ詳しく解説していくので、一つずつ確認していきましょう。

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まずは企業が失敗談を聞く理由を知ろう

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就活生

企業が失敗談を聞くのは、なぜですか? ネガティブな要素があり、正直に話しにくいです。

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キャリアアドバイザー

企業が学生に失敗談を聞くのは、「自社で長く活躍してほしい」という思いが根底にあるからです。あなたの価値観や目指す方向性が、自社と合っているかを確認したい、という意図があるのですよ。

企業が失敗談を聞く意図はさまざまです。しかし、上記の「自社で長く活躍してほしい」というのは、失敗談以外の質問でも共通することですよね。

では、企業は失敗談を通じて、具体的にどのような点を知りたいと考えているのでしょうか。質問の意図をしっかりと理解することで、より好印象につながる回答ができますよ。一つずつ詳しく見ていきましょう。

①何を失敗ととらえるのかを知りたい

企業はまず、失敗談のなかでどのような失敗を選ぶか知りたいと思っています。なぜなら、「どのようなものを失敗ととらえているのだろうか」「その失敗に至った状況や原因をどのように分析するのか」という点を把握したいと思っているからです。

また、企業にとってはその学生の失敗の傾向も気になるところ。その企業で絶対に避けたいと考えている失敗につながらないかどうかを判断したい、という意図もあります

たとえば、鉄道会社においては電車の正常な運行のため、時間を厳守するということは絶対でしょう。

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キャリアアドバイザー

企業や業界ごとで許容される失敗が変わってくるため、何を失敗としてとらえるかや失敗の傾向を探っておく必要があるのです。

②失敗をどう対処するのかを知りたい

失敗への向き合い方や対処の仕方は人それぞれであり、人柄や価値観が出るため、企業は学生の失敗の対処法を知りたいと思っています。

たとえば、失敗と真正面から向き合いとことん反省する人もいれば、ずるずると引きずらずに頭をリセットして切り替える人もいます。対処の仕方も、自力でなんとかする人もいれば、周りの力を積極的に借りる人もいるでしょう。

失敗の向き合い方や対処方法などから人間性や思考を測ることで、その学生が自社の社風に合うか判断したり、入社後の働き方をイメージしたりしていますよ

③失敗から何を学んだのかを知りたい

企業がとりわけ重要視するのは、失敗を通じて学びを得ようとする姿勢です。失敗はうまく対処ができればそれで終わり、というわけではありません。そこから何を学び、どう自分の成長につなげているかが大切です。

また、失敗から何かを学ぼうとする姿勢は向上心が高いととらえられます。新卒の採用では就職してからの成長度が重視されているために、向上心の高さや成長意欲があることを示すのは非常に大切です

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キャリアアドバイザー

なお、上記の理由以外には「失敗の原因をどこととらえているか」を知りたいという意図がありますよ。失敗の原因を自分自身ではなく外部要因と考えてしまうと、マイナス評価につながってしまうこともあります。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!企業が失敗談を聞く意図と伝え方のコツ

塩田 健斗

キャリアアドバイザー

塩田 健斗

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企業は学生のストレス耐性や失敗への向き合い方を知りたい

まず、企業が面接で失敗談を聞くのは、おもに2つの意図があります。一つ目は、ストレス耐性を測るためです。特に営業職など、高いストレス耐性が求められる職種の企業でよく聞かれる傾向にあります。

2つ目は、失敗の原因を分析する能力や姿勢があるか、そして失敗に対する改善策を考え行動できるかを見極めるためです。

失敗に対するポジティブな姿勢をアピールするのがコツ

失敗談はネガティブな話題であるため、伝え方によってはマイナスな印象を持たれてしまう可能性があります。そのため、単に失敗で終わるのではなく、必ず改善策や、その改善策を実際に行動したことまで話して、前向きな姿勢を示して話を締めくくるのが重要です。

具体的には、「失敗から何を学び、それを改善するためにどのように行動し、その結果どうなったのか」まで、一連の流れを明確に伝えられると良いですよ。

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回答のイメージをつけよう! 面接で失敗談を聞かれたときの回答例10選

企業が失敗談を聞く意図を理解したところで、次は回答例から実際の回答のイメージを膨らませましょう。

大学の授業やサークルなど、エピソード別に失敗談を紹介しているので、自分自身に合った回答例を探して回答を作る際の参考にしてみてくださいね。

①大学の授業|主体性のなさが原因

例文

大学の授業にて、主体性のなさからグループメンバーに迷惑をかけてしまった経験があります。大学1年次のプレゼン課題で、メンバーに任せきりにしていた結果、発表直前に準備不足が判明し、完成度の低いまま発表することになってしまいました。

背景には、「誰かがやってくれるだろう」という他人任せな姿勢と、授業への当事者意識の欠如がありました。この失敗をきっかけに、自ら進んで役割を引き受けるようになり、進捗の共有や話し合いにも積極的に参加しました。結果として、その後の課題ではチームの連携が深まり、良い評価を得ることができました。

この経験から、主体的に行動することが周囲にも良い影響を与えると学びました。御社でも、自ら考え行動する姿勢を大切にし、チームに貢献したいと考えています。

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キャリアアドバイザー

失敗の具体例とそこからの成長がしっかり描かれており、とても人柄が伝わりやすい内容になっています。特に「主体性」が行動と成果に結びついている点が明確で、好印象につながります。

また、以下の記事では、主体性を自己PRとして効果的に伝える方法やポイントを詳しく解説しています。主体性をアピールしたい人は、ぜひ確認してみましょう。

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②大学の授業|時間管理の甘さが原因

例文

大学の授業におけるレポート提出で、時間管理の甘さから期限に間に合わず、単位を落としかけた経験があります。複数の課題が重なっていたにもかかわらず、「まだ大丈夫」と後回しにしてしまったことが原因です。結果的に直前で徹夜することになり、内容も不十分なまま提出することになってしまいました。

この失敗を機に、タスクを可視化するために手帳とスケジュールアプリを併用し、週ごとのやるべきことを整理する習慣を身に付けました。現在では余裕を持って課題に取り組めるようになり、成績も安定しています。

この経験を通じて、日々の計画的な行動が信頼や成果につながることを学びました。御社でも、優先順位を意識して計画的に行動し、着実に成果を出していきたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

時間管理の重要性に気付き、自ら工夫して改善したプロセスがしっかり描かれていますね。成長意欲のある学生として好印象を持ってもらえる内容です。

③ゼミ・研究室|計画性の甘さが原因

例文

大学でのゼミ活動で、他大学とのゼミ交流会での研究発表までに発表準備が間に合わず、教授から厳しいご指摘をいただいた経験があります。具体的には、発表資料の作成に時間がかかりすぎ、十分なリハーサルができなかったため、当日は質疑応答で詰まってしまう場面がありました。

この失敗の背景には、3カ月という限られた期間があるなかで、計画が甘く具体的なスケジュールに落とし込めていなかったという原因がありました。

そのため後期の研究発表では、はじめに発表までのタスクを洗い出し、発表日から逆算して計画を立てました。適宜3人のチームメンバーにその計画を伝え、計画通りに進まなかったときは原因を特定してすぐに計画を修正するようにしています。

私はこの経験から、目標やゴールから逆算して具体的な計画を立てることの重要性を学びました。御社に入社しても、さまざまな業務をおこなうなかでしっかりと計画を立て、効率的に取り組んでいきたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

失敗の原因を明確にしたうえで、その後に失敗を活かしていることを具体的に伝えられていますね。

なお、ゼミ活動の経験をガクチカや自己PRとして活用する際には、以下の記事をぜひ参考にしてください。
例文7選|ゼミのガクチカには王道の構成がある! 伝え方コツも解説
【13例文】ゼミ題材の自己PRは行動×学びでマッチ度をアピール!

また、こちらの記事では、計画性を自己PRで魅力的に伝えるポイントを紹介しています。あわせて確認しておきましょう。

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④ゼミ・研究室|安易な自己判断が原因

例文

ゼミのグループワークで、自己判断で役割分担を変更した結果、ほかのメンバーの負担が増え、チームのバランスを崩してしまった経験があります。

効率化を優先するあまり、メンバーの状況や意見を十分に確認しなかったことが原因です。

この失敗を踏まえ、以降は変更が必要な場合は必ずメンバー全員と相談し、納得してもらえるよう丁寧に話し合うことを心掛けました。その結果、チーム内のコミュニケーション量も増え、信頼関係も深まり、円滑に作業を進められるようになりました。

このことから、自己判断だけで進めるのではなく、周囲の状況や意見をしっかり考慮して行動する大切さを学びました。御社でも、チームワークを重視しながら柔軟に対応し、成果を出していきたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

具体的な失敗と改善策が明確で、コミュニケーションの重要性をしっかり理解している点が好印象ですね。チームワークを重視する企業で高く評価される内容です。

⑤アルバイト|確認不足が原因

例文

学生時代のアルバイトで、閉店の際にレジの鍵を閉め忘れてしまったことがあります。閉店作業が一つの流れ作業になってしまっており、一つひとつの確認を怠っていたことが原因でした。それを機に自分を振り返ってみると、そのほかにも細かなミスをしばしば起こしていたことに気付きました。

そのため今後はこのようなミスは一切なくそうと考え、ミスをしやすい箇所を書き起こしたチェックリストを作成しました。自分が閉店作業をするときはかならずそのチェックリストを使用して、すべての作業を完璧におこなうようにしたところ、自分のミスを改善することができました。

またその取り組みを店長に評価され、チェックリストはお店に導入されることになり、今はアルバイト全員が閉店時にはこのチェックリストを使うようになりました。

私はこの経験から、どんなに小さなことでも一つひとつ着実に確認することの重要性を学びました。御社に入社した際も、些細なことでも上長への確認を徹底することで、正確かつ円滑に業務を進めていきたいです。

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キャリアアドバイザー

失敗を真摯に受け止めて具体的な対処方法を考え、実行に移せていることがよく伝わりますね。失敗からの学びを働くうえでどのように活かすかも明確であるため、入社後の活躍がイメージできます。

なお、アルバイト学びを話す際にはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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⑥アルバイト|視野の狭さが原因

例文

アルバイト先で、視野の狭さが原因でトラブルを招いてしまった経験があります。飲食店で働いていた際、目の前の仕事に集中するあまり、周囲の状況に気付かず、ほかのスタッフのフォローが遅れてしまいました。その結果、お客様の対応に遅れが出てしまい、チーム全体の効率を落とし、お客様にもご迷惑をかけてしまいました。

この失敗を反省し、以降は常に周りの動きを意識し、声かけや積極的なコミュニケーションを心掛けるようにしました。その結果、チームワークが良くなり、全体でスムーズに仕事ができるようになりました。

この経験から、広い視野を持ち、周囲と連携することの重要性を学びました。御社でも、仕事の全体像を把握しながら柔軟に対応し、個人としても、チームとしても成長できるように働きかけていきたいです。

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キャリアアドバイザー

具体的な失敗と改善策が明確で、そこからの学びや成長を感じられる内容です。チームワーク重視の企業から特に好印象ですね。

⑦サークル|役割分担の甘さが原因

例文

大学のサークル活動で、役割分担の甘さからイベント準備が遅れ、当日の運営にも支障をきたした経験があります。私は副部長として作業をしていましたが、部内でのコミュニケーションがあまり取れず、担当者が重複したり未決定の作業が放置されるなど、作業の抜けや漏れが多発しました。

背景には、責任範囲を明確にしなかったことと、進捗確認のミーティングが不定期だったことがあります。この失敗を受け、役割を細分化して各自の担当を明確にし、週2回の進捗報告ミーティングを実施することにしました。その結果、効率的に準備が進み、イベントは予定通り成功させることができました。

この経験から、役割分担の明確化とこまめな情報共有がチームの成果に直結することを学びました。御社でも、この教訓を活かし、組織の一員としてどう貢献できるかを常日頃考え行動していきたいです。

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キャリアアドバイザー

課題を具体的に整理し、効果的な対策を自発的におこなった点が非常に良いですね。コミュニケーションを重視し、チームの成果に貢献する意識が伝わります。

なお、サークル活動の経験についてガクチカや自己PRを伝えるときは、以下の記事を確認してみてくださいね。
11例文|ガクチカでサークル活動はあり! 理解必須な4つの評価軸
【例文付き】自己PRではサークル活動をアピール|作成のコツも解説

⑧サークル|報連相の遅れが原因

例文

大学のサークル活動で、報告・連絡・相談が遅れたことで、5人のメンバーがかかわるイベント準備に支障が出たという経験をしたことがあります。私は企画担当でしたが、作業の進捗や問題点を3日間ほど共有できず、ほかのメンバーに余計な負担がかかってしまいました。

原因は、自分の判断で進めれば問題ないと過信し、報連相の重要性を軽く見ていたことです。この失敗を受け、以降は毎日進捗を共有し、問題があればすぐに相談する体制を整えました。その結果、チームの連携やコミュニケーション量が増え、予定していた準備期間の1週間内にイベントを成功させることができました。

この経験から、情報共有の重要性を深く学びました。御社でも、適切な報連相を心掛け、チームの信頼関係を築きながら効率的に仕事を進めていきたいです。

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キャリアアドバイザー

遅れがチームに与えた影響を具体的に示し、改善後の効果も数字で表現している点が伝わりやすい内容となっていますね。報連相を大切にしながら成果を上げる姿勢がイメージできます。

⑨部活動|基礎練習の怠りが原因

例文

大学のバレーボール部で、基礎練習を怠ったことが原因で、公式戦でパスミスを連発し、チームに迷惑をかけてしまった経験があります。特に、毎週10時間ある練習のうち約2時間の自主練習時間では、ゲーム形式の練習ばかりを優先し、1カ月ほど基礎のレシーブ練習を疎かにしていました。

その背景には、基礎練習は地味で成長が実感しづらく、効率が悪いと感じていたからです。この経験を機に、毎日の自主練習で30分以上の基礎練習を取り入れ、部内でのパス精度を可視化して改善に取り組みました。その結果、次の大会ではパス成功率が約20%向上し、チームの得点力にもつながりました。

この経験から、地道な努力の継続が大きな成果につながることを学びました。御社でも、常に基本を大切にしながら着実に成果を出していきたいと考えています。

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なかなか気付きにくい失敗を深く掘り下げ、仕組みとして改善している点が好印象ですね。課題発見から解決までの流れに再現性があり、実務でも活かせそうだなと感じ取れます。

なお、部活動の経験をテーマにガクチカや自己PRを伝えるときは、以下の記事に目を通してみましょう。
ケース別例文|ガクチカで部活を伝えるなら「過程」への言及がマスト
自己PRで部活経験を魅力的にアピールするコツ|例文あり

⑩部活動|体調管理の怠りが原因

例文

高校時代にバスケットボール部に所属していましたが、引退試合の直前に発熱してしまい試合に出場できなかった経験があります。引退試合での地区優勝を目指して高校1年の頃から努力を重ねていたため、引退試合当日にベッドから動けないほどの高熱が出てしまったときは大きなショックを受けました。

この失敗の原因として、体調管理が甘かったことがあります。具体的には、部活動と勉学との両立に追われるなかで、睡眠時間を毎日4時間前後に削ってしまっていました。また、涼しい日に薄着で出かけるなど、体温調整や服装にも気を配れていませんでした。

この経験から、最大限のパフォーマンスを発揮するためには、良好な健康状態が根底にあることを学びました。社会人として働く際も、仕事と私生活とのバランスが崩れてしまうときもあると思いますが、適切な睡眠時間を確保することで、常に最良のコンディションを保ち、成果を出していきたいです。

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失敗の内容が具体的で、そのときの感情もよくわかります。また、「睡眠時間が毎日4時間前後」と具体的な数字を用いているので、失敗の原因や背景が面接官によく伝わりますね。

キャリアアドバイザーの体験談企業に響く「失敗談」の具体例

吉田 実遊

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吉田 実遊

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困難な状況でもあきらめずに努力し続けた姿勢が好印象!

以前、私は部活動で大きな怪我をして選手を続けられなくなった学生を支援したことがあります。その学生は、怪我にめげることなく、チームのためにマネジメントやサポート業務に尽力し、情報収集にも時間を割きました。これらの結果、チームの全国大会優勝に貢献したというエピソードを失敗談や挫折経験として伝えていました。

この学生は、予期せぬ怪我というネガティブな状況に直面しながらも、前向きにチームのために何ができるかを考え、実行に移した点が好印象につながります。課題に対して自分の最大限できることを考える主体性や、考えたことを実際に行動に移す行動力が感じられますね。このように、困難な状況でも目標達成に向けてコミットする力を示すことで、企業から高く評価されますよ。

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面接官にわかりやすく伝えよう! 面接で失敗談を話すときの回答の構成

失敗談の構成

ここまでで、失敗談をたずねることで企業が知りたいことや回答例を知ることができましたね。失敗談は、自分の失敗を伝えるというネガティブな要素を含む質問です。だからこそエピソードのなかでポジティブに自分をアピールしていく必要があります。

では、実際の面接ではどのように失敗談を伝えると高評価につながるのでしょうか。ここからは面接官に好印象を残すために、ポイントを押さえた失敗談の構成について解説します。

①失敗の内容を伝える

まずはどのような失敗であるかを端的に伝える必要があります。以下の例文を見てみましょう。

例文

学生時代に野球部に所属しており、大学4年に進級したときに4番を任されました。チームのなかでもっとも打率が良く、全員一致での指名でした。その期待に対し非常にやる気が上がったものの、同時にプレッシャーも感じてしまい、その後の試合からまったく打てなくなってしまいました。レギュラーメンバーのうち一番打率の悪い自分が4番という立場にいるのは、非常にみじめで恥ずかしく、同時に悔しくもありましたが、ここで逃げるわけにはいかないと一念発起し、地道に努力を重ねました。

「結局何が失敗談だったのだろう」と思った人も多いのではないでしょうか。まずは一文程度で何が失敗かを簡潔に伝えましょう

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はじめに結論を端的に伝えるのは、どの質問の回答においても意識すべき点です。面接官からすると、話がかなり理解しやすくなりますよ。

②失敗の背景や原因を伝える

次に、その失敗の背景や原因を伝えましょう。失敗の内容だけを話すのでは、この話がただのネガティブなものになってしまいます。

失敗の背景や原因を分析したうえで、「なぜそのような失敗が起こってしまったのか」「失敗の原因をどのようにとらえているのか」をわかりやすく伝えましょう。失敗の原因をしっかり理解して伝えることができなければ、その後の対策の方法もわかりづらくなってしまいます。

なお、失敗の背景や原因を正しく理解するためには、その失敗について事前に深掘りして考えておく必要があります。そのため、失敗談に説得力を持たせるには自己分析が必須です。

自己分析の方法をもっと知りたい人は以下の記事を確認してみてください。

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こちらの記事では自分史を活用した自己分析の方法について解説しているので、参考にしてくださいね。

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③失敗に対しての行動や対処法を伝える

次に、失敗をどのように対処したのかを、具体的なアクションに落とし込んで伝えましょう。

そのときに注意したいのが、企業や業界によって重視されるポイントが異なるということ。たとえば、チームでの協調性を大切にする企業であれば、周囲と連携して課題を対処したエピソードを伝えると効果的ですよ。一方で、個人の努力を重視する企業には、自力で対処をした実行力あるエピソードだとより最適です。

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それぞれの企業の特性に応じて、アピールするべきところを使い分けることが大切です。

企業に合わせたアピールポイントを考えるためには、企業の求める人物像を明確に理解することが重要です。以下の記事では、企業の求める人物像の調べ方や自分が当てはまるか確認する方法など網羅的に解説しています。ぜひ確認してみましょう。

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④失敗から学んだことを伝える

失敗に対する行動の結果だけでなく、失敗から学んだことを具体的に伝えることも重要です。

失敗から学んだことがあると伝えることで、まずは学ぶという姿勢やその意欲をアピールすることができます。失敗を成長に貪欲に変えようとする人は成長意欲があるという高評価にもつながりますよね

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キャリアアドバイザー

自分の成長の結果、周りに何か良い影響をもたらすことができたという話があればそれもあわせて伝えられるとより良いです。

⑤企業での活かし方を伝える

最後に、その失敗での学びをどのように企業に役立てるかをアピールしましょう。

失敗からさまざまな学びを得るだけでなく、「その失敗を企業で働くうえでどのように活かしていくか」まで落とし込んで述べることで、入社意欲や貢献意欲を明確に伝えられますよ。

また、企業は、あなたが自社で働く姿を具体的にイメージしたがっているとも言えるのです。企業での活かし方を明確に伝えることで、自分の経験をどのように仕事につなげ、活躍していくかを具体的に示すことができます。

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その企業の仕事内容を絡ませながら、できるだけ具体的に伝えられるとより良いですよ。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!失敗談を伝えるときのポイントや注意点

加藤 大智

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加藤 大智

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再現性のある学びや具体的な改善策を伝えるのがコツ!

失敗談のエピソードに関しては、基本的にはどんなものでも学びがあれば良いでしょう。まずは「原因特定」をし、「今後、どのように行動をして改善したいと思ったのか」という要点を押さえます。そこからの学びは、再現性のある内容にすることが重要です。少し抽象度を上げて、まったく同じシチュエーションでなくても活かせるような学びとしてまとめると仕事との紐付けもしやすくなりますよ。

改善策を書くときに注意したいことは、具体的なアクションに落とし込むことができているかです。たとえば、「意識しました」「気を付けました」だけだと改善内容に具体性がなく、説得力がやや弱くなってしまいます。小さいことでも良いのでどんなアクションをとったのかを企業に伝えられると良いですね。

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失敗が思いつかないときはどうする? 3つの対処法を伝授

失敗が思いつかない場合
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就活生

失敗談の例文や答え方を詳しく知ることができましたが、正直、失敗談が思いつきません。

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一度これまでの日常生活をじっくり振り返ってみると、きっと失敗談を見つけることができるはずです。

就活生のなかには、失敗談が思いつかないと悩む人もいることでしょう。もしかすると「失敗」をとても大きなものでなければならないと考えていたり、自分の失敗に気付けていないのかもしれません。ここからは、失敗談が思いつかない場合の対処法を確認しましょう。

①成功経験を考える

失敗経験が思いつかないなら、逆に自分の成功経験について考えてみましょう。その物事を成功させる道のりのなかで、何かにつまずいたことはありませんでしたか。失敗を、失敗ではなくて「成功までの道のりにある過程の一つだった」ととらえているのかもしれません

その場合は、失敗をネガティブな経験ではなく、学びや成長の機会と考えて努力への原動力にしてきたとして伝えましょう。自分の失敗をポジティブにとらえられる前向きな姿勢は、面接官に好印象を持ってもらえます。

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キャリアアドバイザー

中学、高校、大学時代と、時系列に沿って成功経験を思い出すのもおすすめですよ。

②自分の一週間を振り返る

「失敗」を、何か大きなエピソードでなければならないと考えている人もいるかもしれません。部活やアルバイトなどの経験から起こるものだけが失敗ではないのです。「財布を落とした」「携帯電話をなくした」などの身近なことでも一つの失敗です。

たとえば、まずは直近の一週間を振り返ってみましょう。何か、「これをやり忘れたな」「間違ってこんなことをしてしまったな」というようなことはないでしょうか。

そのように考えていくと、「自分は細かな物事を忘れてしまうことが多いのかもしれない」など、自分自身の傾向がつかめていくかもしれません。するとその傾向をもとに、過去の失敗談が思い浮かびますよ。

③周囲の人から指摘してもらう

自分自身で振り返ってみて見つからなければ、ほかの人に自分のことを聞いてみましょう。両親などの家族や部活やサークルの先輩・同期、アルバイト先の上司、大学の先生など、自分の身の回りの人たちにたずねることで失敗を自覚することもできます。

人はできるだけ自分の失敗を認めたくないものですし、自分でも無意識に「あれは失敗ではない」と思っていたものが、実は失敗だったという場合もあります。そのためにも、自分で失敗が見つからなければまわりから指摘してもらうのも一つの手です

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これだけは気を付けて! 面接で失敗談を聞かれたときのNG回答

ここまでの解説で、具体的な失敗談のエピソードがかたまってきた人も多いのではないでしょうか。しかし、実は失敗談であればなんでも良いというわけではありません。

以下で例として挙げているような失敗談は、逆に印象を悪くしてしまうので注意しましょう。就活において使用できる失敗談とは、その失敗を糧にして自分の成長につなげたり、何かしらの学びを得たりしたものです。

失敗談を聞かれたときのNG回答に目を通し、自分の回答が該当していないか確認してみましょう。

①失敗談はない

「失敗談について話すと、企業にネガティブな印象を持たれてしまいそうで怖い……」という人もいますよね。しかし、面接で「失敗談はありません」と答えるのは避けましょう。

失敗は誰にでもあることなので、失敗談を話すだけでマイナス評価にはなりません。逆に「失敗談はない」と答えることで、「この学生は嘘をついているのではないか」と思われてしまう可能性があります。

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キャリアアドバイザー

失敗から学んだことや今後の活かし方をしっかり伝えることができれば、問題ありませんよ。

②レベルの低い失敗

レベルが低いと受け取られる可能性がある失敗談もおすすめできません。

レベルの低い失敗談の具体例
  • 寝坊による遅刻が多く、大学の単位を落としてしまった
  • お酒を飲みすぎて、周囲の人に迷惑をかけてしまった
  • アルバイト先で無断欠席や遅刻を繰り返してしまった
  • ゼミ活動で使用するプレゼン資料に誤字脱字や数値の入力ミスがあった
  • 課題提出の締切を守れなかった

これらの失敗談は、レベルの低い失敗談と受け取られてしまう危険があるため、要注意です。自分の成長につながらないどころか、自己管理ができていないなどと判断され、自分の評価を下げてしまう可能性がありますよ

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キャリアアドバイザー

レベルが低いかどうかは、初歩的なミスであるのかであったり、自分の怠惰さが原因であるかなどで判断できますよ。

③ウケ狙いの失敗

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就活生

ゼミ活動でのプレゼン中に、用意していた資料を全部さかさまに持ってしまっていたんです! その場で気付いて爆笑が起こったので、結果オーライでしたね。

上の例のようなウケ狙いの失敗談は、面接の場では不適切です。面接官を笑わせるために失敗談を話すのではないためです。

こちらも「企業から求められていることがわかっていない」とマイナスな評価をされてしまう可能性があります。また、面接に対する真剣さが欠けていたり、不誠実な印象を持たれてしまいます。

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キャリアアドバイザー

ウケ狙いの表現をしてしまうと、自分の失敗と真摯に向き合えていない印象も受けます。笑わせようという計らいは、この状況では不要です。

④取り返しのつかない大きな失敗

エピソードそのものがマイナスの印象が強いような大きな失敗談も避けましょう。

取り返しのつかない大きな失敗の具体例
  • 人から借りたものを壊してしまった
  • 周りの人を傷つけてしまった
  • 交通事故を起こしてしまった
  • 友人の個人情報を意図せず漏洩してしまった
  • アルバイト先で金銭管理を怠り、多大な損失が生まれてしまった

これらの例は、人からの信頼を失ったり、あまりに深刻すぎる失敗談であると言えます。すべての企業において必ず不適切というわけではありませんが、どのように反省して改善したのかをより強くアピールする必要がありますよ

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キャリアアドバイザー

大きすぎる失敗だと、企業は「あなたを採用することにリスクがある」と強い懸念を抱いてしまいます。責任感や倫理観にも疑問を持たれてしまうこともありますよ。

⑤同じ失敗の繰り返し

同じ失敗を繰り返してしまうことも、企業に積極的に伝えるべきではありません。

同じ失敗を繰り返してしまうのは、「失敗から学びを得られていない」「改善ができていない」ということになります。入社後もまた同じ失敗を繰り返してしまうのではないかと思われてしまい、企業からの信用を失ってしまう可能性があります

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キャリアアドバイザー

あくまで面接で伝えるべき失敗談は、「失敗から学びを経て、以前よりも改善できたエピソード」です。同じ失敗を繰り返した話では、企業が求める原因分析力や改善に向けた姿勢を示すことはできませんよ。

キャリアアドバイザーが読み解く!失敗談を伝えるときの注意点

吉川 智也

キャリアアドバイザー

吉川 智也

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企業で評価されることと自分のスキルを照らし合わせよう

ここまで失敗談として避けてほしい内容について解説しましたが、志望企業で活躍する人物像と、自分のスキルが結び付いているかどうかも確認すべき重要な点です。

たとえば、営業職においては「売上という目標達成」が評価につながります。そうすると、目標達成に向けて向上心を持って取り組める人が活躍することが想像できますよね。また、客先常駐のシステムエンジニアならば、技術者として対応できる業務の幅が広いほど重宝されます。そのため、新しい言語などを学び、実践的に活用できることがクライアントや自社からの評価につながります。

このように、企業の「求める人物像」や「会社のビジネスモデル」などから活躍する社員像を具体化し、自分のスキルや経験と紐付けることが大切ですよ。

面接で失敗談を聞かれたら失敗から成長した経験を伝えてアピールにつなげよう

失敗談はネガティブな話のようにとらえられがちですが、ほかの質問と同様に、ポジティブな自己アピールの機会となります。失敗のとらえ方や対処の仕方、そして失敗からの学びの姿勢や学んだ内容を具体的に伝えることで、自己アピールにつなげることができます。

今回解説した、失敗談をわかりやすく伝えるためのコツを実践して、面接官に良い印象を持ってもらい選考突破につなげていきましょう。

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