目次
- 内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
- 【内定者例文①野球部】
26卒杏林大学 セキュリティ・メンテナンス業界 - 【内定者例文②ボランティア部】
26卒関西学院大学 不動産業界 - 【内定者例文③サッカー部】
26卒北翔大学 建設機器レンタル業界 - NG例文|アドバイザー添削付き
- ①専門用語やルールの説明が長すぎる
- ②根性論で解決している
- ③他責思考が強すぎる
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。大学で部活動に所属していた場合、選考で「部活動で苦労したこと」を聞かれる可能性があります。
この記事では、実際に内定を獲得した26卒学生が用いていた「部活動で苦労したこと」の例文を紹介。キャリアアドバイザーが評価ポイントに触れながら「部活動で苦労したこと」の適切な伝え方について詳しく解説していきます。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
選考で部活動経験をアピールする方法は以下の記事でも詳しく解説しています。
自己PR:
自己PRで部活動を魅力的に伝えるコツ| 強み早見表・例文付き
例文13選! 部活の自己PRで失敗しない6つの注意点とは
ガクチカ:
実績・役職なしでもOK! ガクチカ「部活」の例文集と評価される書き方
部活動で学んだこと:
13例文|部活動で学んだことは打ち出したい強みで内容を決めよう
内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
【内定者例文①野球部】
26卒杏林大学 セキュリティ・メンテナンス業界
私は硬式野球部に所属していたのですが、入部当初はベンチ入りすることができませんでした。
そこで自分の課題は打率の低さだと考え、タイミングの取り方をチームメイトに聞き参考にしたり、プロの世界で活躍する選手の打撃動画を見て、バットの軌道をボールをとらえやすい平行の軌道に変えるなどの対策をしました。
すぐに結果は出ませんでしたが、日を重ねるごとに今まで少なかった逆方向への安打が増えたり、今まで空振りしていた変化球をとらえられるようになりました。最終的には打率も上がり、大学2年生の春にメンバー入りを果たすことができました。
粘り強く継続する忍耐力をアピールしたい場合は以下の記事を参考にしてください。
自己PR「忍耐力」で高評価は狙える? 企業の本音を徹底解説
【内定者例文②ボランティア部】
26卒関西学院大学 不動産業界
私はボランティア部の総部長として、学内での献血推進活動に注力しました。当初、宣伝媒体の作成や授業内でのプレゼンをおこなっていましたが、協力者数が伸び悩むという課題に直面しました。
現状を打破するため、私はまず、街中のポスターやSNS広告を分析し、目を引くデザインや心に響くキャッチコピーをリスト化して、広報活動に反映させました。また、プレゼンにおいても一方的な説明にならないよう、部員を相手に練習を繰り返し、「どこが伝わりにくいか」のフィードバックをもらって反映させました。
これらの改善を積み重ねた結果、最終的には過去最多となる献血協力者数を記録することができました。
キャリアアドバイザーが読み解く!「周りを巻き込んで成功に導いた経験」は高評価
企業で働くうえで、自分一人の力だけで完結する仕事はほとんどありません。常に周りの人を巻き込んで、チーム全体を前進させる「行動推進力」こそが、実務では必要不可欠です。
この例文の素晴らしいところは、自分一人で課題を抱え込まず、「部員を巻き込むことで成果の質を高めた」という点。これはビジネスで求められる「周囲を巻き込む力」として高く評価されます。
また、「課題→施策→結果」の一連の流れがわかりやすくまとめられているのも優秀ですね。
「人を巻き込む力」に自信がある人は以下の記事も読んでみてください。
例文5選|人を巻き込む力の自己PRで欠かせない3つの条件と伝え方
【内定者例文③サッカー部】
26卒北翔大学 建設機器レンタル業界
私は体育会サッカー部に所属し、全国大会出場を目標に活動していました。しかし、前期リーグ戦での成績不振から、チーム全体のモチベーション低下が課題となっていました。
この状況を打破するため、私は2つの工夫をしました。まず1つ目に、主力選手を誘って食事会を企画しました。あえてサッカー以外のプライベートな話題も共有することで、選手間の心理的な距離を縮め、本音で話し合える環境を作りました。
2つ目に、各選手の役割の明確化です。それまでは個人の裁量に頼る部分が多かったため、各選手の特徴を改めて分析し、試合中の役割を言語化して共有しました。
これらの結果、チームに一体感と迷いのないプレーが戻り、目標の全国出場には届かなかったものの、リーグ戦3位という結果を残すことができました。
キャリアアドバイザーが読み解く!複数の施策でリスクヘッジを図った点がグッド
1つの仮説にとどまらず、複数の施策を同時に検証した点が評価ポイント。高い行動力や着眼点の鋭さはもちろんのこと、万が一どちらかの施策が機能しなかった場合のリスクヘッジまで自然と考えられているのは、ビジネスパーソンとしての素養を感じさせます。
また、「全国大会出場」という最終目標には届きませんでしたが、そこが評価を下げる要因にはなりません。「結果」や「実績」も重要ですが、企業はそこよりも、「思考のプロセス」や「再現性」を見ています。
「結果が出なかったから話すのをやめよう」と躊躇する必要はありません。おこなった施策に十分な妥当性があり、検証プロセスもしっかり踏めているのであれば十分評価されますよ。
NG例文|アドバイザー添削付き
①専門用語やルールの説明が長すぎる
アメフト部で、相手の「ゾーンブリッツ」への対応に苦労しました。
特に「Aギャップ」への突進に対し、センターとガードの「プロテクション」が機能せず、QBがサックされる場面が多発しました。そこで私は「ホットルート」の変更を提案し、相手の「カバー2」の裏をかく「シームパス」を狙う戦術を徹底しました。
OLの「ステップワーク」の修正にも時間を割き、パスプロテクションの安定を図りました。
良い経験をしていても伝わらなければ意味がない
これは非常によくあるミスで、自分からすれば日常的に使っているワードなのでつい相手にも伝わると思い込んでしまいます。
専門的な言葉は使わず、どうしても必要な場合は可能な限りかみ砕いて伝えるようにしましょう。
アメフト部で、変則的な守備をしてくる相手への対応に苦労しました。
相手の強烈なプレッシャーにより、攻撃の司令塔が潰される場面が多発していました。そこで私は相手の動きを分析し、「相手が前に出てくる分、後ろの守りが手薄になる」という点に着目しました。そこで、素早くその隙を突くパス戦術をチームに提案し、徹底的に反復練習をおこないました。
その結果、相手の守備を無力化し、安定して得点できる攻撃体制を築くことができました。
②根性論で解決している
柔道部で、試合に勝てない時期が続いたことに苦労しました。私は、チーム全体に気合が足りないことが原因だと考えました。
そこで、誰よりも大きな声を出して練習を盛り上げ、練習時間を毎日1時間増やしました。どんなに疲れていても「根性だ」と自分を奮い立たせ、走り込みの量を倍にしました。
とにかく必死に汗を流して練習に打ち込んだ結果、地区大会で入賞することができました。
「気合い」だけで乗り越えたエピソードは評価されない
企業が知りたいのは「苦労」を乗り越えるためにあなたが考えた「仮説」だったり「検証」の部分です。
考えなしに闇雲に行動して「結果的にうまくいった」では再現性に欠けると思われてしまいます。
柔道部で、試合に勝てない時期が続いたことに苦労しました。私は敗因を曖昧にせず、直近の試合映像をすべて見返して分析しました。
その結果、試合開始3分以降の失点率が極端に高いことが判明し、「後半のスタミナ切れと集中力低下」が課題だと特定しました。 そこで、単に練習時間を延ばすのではなく、試合終盤の疲労状態を再現したなかでの「短時間・高負荷」の打ち込み練習を導入しました。
この結果、接戦でも粘り勝てるようになり、地区大会で入賞することができました。
③他責思考が強すぎる
私はテニス部に所属していましたが、顧問の先生が非常に理不尽で苦労しました。先生は機嫌によって言うことが変わり、練習メニューも非効率なものばかりでした。
また、ダブルスのパートナーもやる気がなく、練習によく遅刻していました。
私は真面目にやっていましたが、彼らのせいで試合に勝てず、モチベーションを維持するのが大変でした。
置かれた環境での改善策を模索する姿勢が重要
この例文だと「すべて他人のせい」にして行動を起こさない人だと思われてしまいます。
もし自分以外に要因があるのだとすれば、それを自分の力でいかに改善できるかを考え行動した経験を伝えられると良いでしょう。
テニス部のダブルスで、ペアとの「熱量の差」に苦労しました。私は勝利にこだわっていましたが、ペアは練習に遅れがちで、モチベーションが噛み合っていませんでした。
私は「相手を変えるには、まず自分が変わるべきだ」と考え、一方的に正論をぶつけるのをやめました。練習後に話し合う時間を設け、相手が「テニスを楽しみたい」という価値観を持っていることを理解したうえで、「楽しみながら勝つ」ための目標を二人で設定しました。
相手の良さを認めて信頼関係を築き直した結果、ペアの遅刻はなくなり、最後の大会では連携の取れたプレーでベスト8に進出できました。
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キャリアアドバイザーが読み解く!目標を達成するまでの思考とアクションを伝えよう
キャリアアドバイザー
川﨑 瑛久
プロフィールをみる「打率の低さ」という自身の抱える課題の分析、そして改善のための「先輩へのヒアリング&バットの軌道の変更」。レギュラー入りという目標を達成するまでの思考とアクションが明確で非常に素晴らしい例文です。
このように課題解決に至るまでのプロセスを言語化して伝えることができると、「この人は入社後も企業の課題解決に貢献してくれそう」という印象を残すことができます。
また、この例文のようにすぐには結果がでないことに対してコツコツ継続してアプローチをした経験を盛り込めると、「目的達成のための粘り強さ」を持っているとして高く評価されますよ。