目次
- 「企業に伝えたいこと」の作り方を解説!
- 内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
- 【内定者例文①】26卒 日本大学 小売業界
- 【内定者例文②】26卒 岡山大学 コンサル業界
- 【内定者例文③】26卒 立命館大学 電機メーカー
- NG例文|アドバイザー添削付き
- ① 個人的な希望を押し出しすぎている
- ② お礼を伝えるだけで終わっている
- ③「特になし」で提出してしまう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。エントリーシート(ES)や履歴書の最後で、「企業に伝えたいこと」という項目が設けられていることがあります。
自由度が高い項目だからこそ、何を伝えれば良いか迷う人もいるでしょう。
そこでこの記事では、実際に内定を獲得した26卒学生の例文を紹介。答え方やNG例文についてもプロの目線から解説していきます。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
「企業に伝えたいこと」の作り方を解説!
なお、以下の記事では「熱意」や「入社後の目標」の伝え方について詳しく解説しています。併せて確認してみましょう。
内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
【内定者例文①】
26卒 日本大学 小売業界
私は貴社の「事業・文化」の独自性に強く惹かれております。
私は海外と日本を行き来する幼少期を過ごし、日本の製品に強い関心を抱いてきました。
とりわけ貴社は、販管費の合理化と店舗の標準化を軸に「圧倒的な安さ」を実現し、子育て世代を支えるインフラとして機能しています。
このビジョンとビジネスモデルの一貫性に深く共感しております。
入社後は貴社の事業や文化を熟知したうえで、海外拠点における店舗拡大や現地のニーズを汲んだ商品企画に貢献し、貴社のグローバルな発展に尽力したいと考えております。
キャリアアドバイザーが読み解く!企業理解の深さから熱意をアピールすべし
この例文の素晴らしい点は、企業のビジネスモデルへの深い理解を説明できていることです。
どの世代をターゲットにしているか、何が強みなのかを具体的に伝えられているため、企業分析を徹底したことが伝わります。
このように「関心がある」にとどまらず利益を生み出す仕組みまで理解している学生は、「熱意の高い人材」として高く評価されるでしょう。
また海外と日本を行き来した原体験と、グローバルに展開を進めるという企業の方向性を結びつけられている点も高評価ポイント。
企業との共通点を示すことで、志望する理由に納得感を持たせることができています。
【内定者例文②】
26卒 岡山大学 コンサル業界
自己PRで説明した「相手の意図を素早く汲み取る傾聴力」と「状況に応じた柔軟な行動力」は、貴社の現場でこそ最大限に活かせると考えております。
説明会を通じて、貴社が事業展開において最も重視する「安全意識」と「コミュニケーション力」は、一人ひとりの責任感とチームワークの積み重ねによって成り立つものだと理解いたしました。
入社後は、自ら進んで課題を見つけ、周囲と強固な信頼関係を築きながら行動する姿勢を持ち続けたいです。現場の最前線で安心と信頼を提供できるプロフェッショナルとして、貴社の事業成長に貢献してまいります。
キャリアアドバイザーが読み解く!強みと企業との共通項を説明できている点がGood!
自己PRで伝えた強みを、企業が重視する要素と絡めて説明できている点が見事です。
強みがその企業でどう活きるのかを現場レベルに落とし込めているため、鮮明に入社後の活躍をイメージできます。
また説明会で見聞きした内容を盛り込んでいる点も素晴らしいですね。
実際に足を運んで得た情報を入れることで、入社意欲の高さをアピールできています。
【内定者例文③】
26卒 立命館大学 電機メーカー
貴社の強みである技術力とデータを掛け合わせ、これまでにない新たな価値を社会に提供したいと考えております。
テクノロジーが目覚ましいスピードで発達する現代において、企業が持続的に成長するには、先を見据えて思考し行動する姿勢が不可欠です。
貴社は3つの主要領域で長年価値を提供し続けるだけでなく、近年はデータ活用を通じて社会課題の解決にも貢献されています。
このような変化を恐れず新たな価値を創出し続ける貴社の環境でこそ、私の強みである「現状に満足せず挑戦する力」が活きると確信しています。
日本のみならず世界に対して、大きなインパクトを残すサービスを創り上げていきたいです。
キャリアアドバイザーが読み解く!企業ならではの立ち位置に触れられると〇
「高い技術力に惹かれた」など大まかな企業の特徴に触れてアピールできる学生は数多くいます。
しかし、業界全体のトレンドを理解したうえで「その企業ならではの立ち位置」を語れる人はそう多くありません。
この例文のように一歩踏み込んだ説明をすることで、俯瞰的に物事をとらえる力をアピールできますよ。
また「自分の掲げるビジョン」と「会社の方向性」が一致している点からは高い一貫性が感じられ、ポジティブな印象を抱きます。
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NG例文|アドバイザー添削付き
① 個人的な希望を押し出しすぎている
ワークライフバランスを重視しているため、残業はしたくありません。また配属は関東圏でお願いします。
将来的には独立を考えているため、貴社での業務を通じて経営のノウハウやマネジメントスキルを最短で吸収し、自身のキャリアアップにつなげたいと考えています。
「どう貢献したいか」を伝えよう
「配属は関東圏が良い」「将来は独立したい」など、自分の希望ばかり押し付けすぎている印象です。
貢献意欲が見えてこないため、「自分の希望ばかり優先する人=輪を乱す人」という懸念を抱かれる可能性も。
「企業に伝えたいこと」はあくまで熱意や企業とのマッチ度をアピールする場と心得ましょう。
貴社の海外事業展開に強い関心を抱いており、将来的にはグローバルな舞台で活躍できる人材へと成長したいと考えております。
まずは国内の営業部門で現場のニーズや貴社の製品知識を徹底的に学び、お客様との信頼構築に努めます。
そこで培った現場目線と、語学力や異文化理解といった私の強みを掛け合わせることで、ゆくゆくは海外市場における新規開拓やシェア拡大に貢献したいです。貴社の成長とともに、自身もプロフェッショナルとして研鑽を積み続けてまいります。
② お礼を伝えるだけで終わっている
この度は、エントリーシートをご一読いただき誠にありがとうございました。
先日の会社説明会では、お忙しいなか、人事のご担当者様や現場の社員の皆様から大変貴重なお話を伺うことができ、深く感謝申し上げます。
面接では何卒よろしくお願いいたします。
お礼だけを伝えるのはNG!
会社説明会でのお礼を伝えるなど丁寧で礼儀正しい印象は受けますが、あなた自身のアピールが盛り込まれていません。
お礼を伝えること自体は問題ありませんが、それだけで終わらせるのではなく、あなただからこその魅力をアピールできる内容を盛り込むようにしてください。
先日の会社説明会では、貴重なお話をいただき誠にありがとうございました。
特に、現場社員の方が語られていた「お客様の潜在的な課題まで踏み込んで提案する」という姿勢に深く感銘を受けました。
私の強みである「相手の立場に立って考える傾聴力」は、まさに貴社の営業スタイルにおいて活かせるものだと確信しております。
入社後は、先輩方の姿勢を貪欲に吸収し、顧客から最も信頼されるパートナーとして貴社の売上向上に貢献してまいります。
③「特になし」で提出してしまう
特にありません。
アピールの場であることを心得るべし
貴重なアピールの場で「特にありません」と伝えてしまう人は、「入社意欲が低い」と判断される可能性が高いです。
これまでの項目で書き切れなかったエピソードや入社後の覚悟など、とにかく自分を売り込む姿勢が伝わる内容にすることが重要ですよ。
私は目標達成に向けて地道な努力を継続することに強い自信を持っています。
大学時代のアルバイトでは、業務効率化のために自らマニュアルを作成し、店舗全体の売上向上に貢献しました。
この「現状に満足せず改善を続ける姿勢」は、貴社が掲げる「常に革新に挑む」というビジョンを体現するうえで、必ずお役に立てると考えております。
面接の場にて、私の熱意と覚悟を直接お伝えできることを切に願っております。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「熱意」と「活躍できる根拠」を伝えよう!
キャリアアドバイザー
川﨑 瑛久
プロフィールをみる「企業に伝えたいこと」を作る際のポイントは、「熱意」と「自分が志望先で活躍できる根拠」を伝えること。
この項目において、企業は「入社意欲の高さを見極めたい」「これまでの項目では収まり切らなかったアピールポイントを知りたい」と考えているケースが多いです。
枠にはまらず自分をアピールできる貴重な機会なので、「よろしくお願いします」などただの挨拶で終わらせないようにしましょう。
3つの章に区切ると伝わりやすい
なお「企業に伝えたいこと」は以下の流れで書くのがおすすめです。
結論:最も伝えたい熱意、またはこれまでの項目で伝え切れなかった強みを伝える
根拠:企業理念と自分の価値観との共通点(原体験)、または具体的なエピソードを伝える
入社後の貢献イメージ:具体的にどう活躍したいかを伝える
ただし、志望動機や自己PRと重複する内容は避けましょう。
同じ内容の繰り返しになってしまうと、「書くことがなかったのかな」と思われる可能性があります。
志望動機や自己PRを補強するような、「企業への理解の深さ」と「入社後の活躍イメージ」が伝わる内容を心掛けてくださいね。