アピールポイントとは|20例文から面接官に刺さる伝え方を解説

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例文20選 あなただけのアピールポイントを見つける方法

目次

  1. アピールポイントって? 面接官が求めるものを理解して自己PRをしよう
  2. 前提知識:就活の「アピールポイント」とは
  3. アピールポイントが面接で聞かれる意味と目的
  4. アピールポイントを使用する3つの場面
  5. アピールポイントの例文20選|どのようなアピールの表現があるか押さえよう
  6. ①リーダーシップがある
  7. ②責任感が強い
  8. ③計画性がある
  9. ④行動力がある
  10. ⑤コミュニケーション能力がある
  11. ⑥忍耐力がある
  12. ⑦協調性がある
  13. ⑧主体性がある
  14. ⑨積極性がある
  15. ⑩負けず嫌い
  16. ⑪柔軟性がある
  17. ⑫問題解決能力がある
  18. ⑬人の意見を聞き入れられる
  19. ⑭成長意欲が強い
  20. ⑮課題を発見する力がある
  21. ⑯継続力がある
  22. ⑰向上心を持って物事に挑める
  23. ⑱探究心がある
  24. ⑲多角的な視点で物事をとらえられる
  25. ⑳気配りができる
  26. アピールポイントが必ず見つかる自己分析法4選
  27. ①過去の経験から集団の中で発揮された強みをピックアップする
  28. ②周りの人に自分の強みを教えてもらう
  29. ③OB・OGが面接で話したアピールポイントを参考にする
  30. ④企業の求める強みから逆算して考える
  31. 3ステップで簡単! アピールポイントの効果的な伝え方
  32. ①結論:目を引くキーワードを交え端的に伝える
  33. ②経験:根拠となるエピソードを話す
  34. ③応用:企業でどのように活かせるかを伝える
  35. どのような場面でもアピールポイントを話せるようにする3つのポイント
  36. ①150字、300字、900字で用意する
  37. ②想定される質問への回答をあらかじめ考えておく
  38. ③企業に合ったものを話すためにいくつかのアピールポイントを用意しておく
  39. 本当にアピールポイントがないときに|些細な経験をプラスに変換する方法
  40. 例①部活動で思うような活躍ができていなかった場合
  41. 例②アルバイトやサークルが長続きしていなかった場合
  42. 例③留年をしていた場合
  43. アピールポイント=企業で発揮したい強み! 意味や目的を理解して面接官に伝えよう

アピールポイントって? 面接官が求めるものを理解して自己PRをしよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から、

「面接でアピールポイントを聞かれるようなのですが、アピールポイントって何ですか」
「企業から高評価を得るアピールポイントを教えてください」

という質問や相談をよく受けます。選考が本格化するなかで、自身の強みや特徴を意味するアピールポイントを聞かれることは多いです。

アピールポイントとして表現できる能力や強みはさまざまですが、企業の意図や目的を知らないと的外れな回答をしてしまうことも珍しくありません。

そこでこの記事では、企業が質問する意図のほか、見つけ方や作り方まで解説します。アピールポイント別の例文も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

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前提知識:就活の「アピールポイント」とは

就活の「アピールポイント」とは
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就活生

就活で「アピールポイント」ってよく聞くけど、具体的に何を指すんですか?

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キャリア
アドバイザー

簡単に言えば、自分の強みや魅力を企業に伝えるための武器のことですね。企業が「この人と一緒に働きたい」と思うような特徴を示すのが、アピールポイントです。

「アピールポイント」とは、あなたが企業に対して「自分はこういう人物です」と自信を持って伝えられる特長や強みのことです。

具体的には、性格的な長所(例:粘り強い、協調性がある)やスキル(例:英語力、プログラミング力)、または経験(例:リーダー経験、留学経験)などが含まれます。

就活では、数ある候補者のなかから選ばれるために、自己分析を通じて「自分らしさ」を見つけ出し、それを効果的に伝える力が求められます。まずは、就活でアピールポイントを聞かれる意味やどんな場面で聞かれるのかを理解しましょう。

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アピールポイントが面接で聞かれる意味と目的

企業が面接で「あなたのアピールポイントは何ですか?」と質問するのは、単なる自己紹介を求めているわけではありません。あなたの強みが仕事にどう活かせるのかを知る目的があります。以下のように整理すると、よりわかりやすくなります。

アピールポイントが面接で聞かれる意味と目的
  • 意味:企業で活かせる自分の強み
  • 目的:企業での活躍イメージを知りたい

アピールポイントは「自分の良さをアピールするもの」であると同時に、「企業目線で、自分がどう活躍できるかを示すもの」でもあるのです。だからこそ、アピールポイントは自己理解と企業理解の両方があって初めて、効果的に伝えることができます

アピールポイントを使用する3つの場面

アピールポイントの使い方

就職活動において、アピールポイントは一度伝えて終わりではありません。さまざまな場面で繰り返し問われ、その都度あなたらしさを伝える材料になります。特に以下の3つの場面では、アピールポイントを明確に意識しておくことが重要です。

アピールポイントを使用する3つの場面
  1. 自己紹介
  2. 自己PR
  3. 学生時代に頑張ったこと

では、実際にどのようにアピールすれば良いのかイメージしていきましょう。

①自己紹介

自己紹介では、「氏名と大学名をお願いします」といった指定がなければ、簡単なアピールポイントを伝えるようにしましょう。

アピールポイントは自己PRやガクチカでしっかりアピールすることになり、自己紹介におけるアピールポイントはその導線の位置づけとなります。

自己紹介の構成
  • 大学、学部、学科名、氏名
  • アピールポイントの概要(面接で聞いて欲しいこと)
  • あいさつ
例文

・〇〇大学××学部の△△と申します。
・私は学生時代〇〇部に所属しており、持ち前の積極性を発揮して、〇年間チームの先駆者として、〇〇を代表するチームになるまで勝利に貢献してきました。
・御社でも積極性を発揮して活躍したいと思います。本日はよろしくお願いいたします。

自己紹介は就活生の第一声、つまり面接官が何の偏見も持たず、最も集中して聞いている内容です。アピールポイントは自己PRやガクチカで詳細に述べる機会があるので、自己紹介では印象に残ることを意識する必要があります。

面接官に好印象を持たれる自己紹介の作り方は、こちらも見てみてくださいね。

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②自己PR

アピールポイントの最大の見せ場は自己PRです。

自己PRは、自分の強みを企業でこう活かせますよ、と伝えるものです。ここでのポイントは、アピールポイントを活かしたエピソードを具体的に説明することです。企業でどう再現できるのか面接官にイメージしてもらうことを意識しましょう。

自己PRの構成
  • アピールポイント
  • 具体的なエピソード
  • 企業でどう活かせるのか
例文

・私の強みは問題解決能力があることです。
・私が所属する〇〇サークルで、××を改善するために、OB・OGを巻き込んで△△を改善しました。その結果、勝率を〇%上げることができました。
・御社では日本の××の課題を解決することを企業理念にされており、私の強みを活かして活躍させていただけるのではないかと思っております。

面接官の心をつかむ自己PRはこちらでも紹介していますので、参考にしてみましょう。

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③学生時代に頑張ったこと

学生時代に頑張ったこと、いわゆるガクチカでは、アピールポイントを発揮して何を頑張ったのか、を説明することとなります。

自己PRと構成は異なりますが、「エピソードを具体的に説明し、企業でもアピールポイントを再現できると信じてもらう」ことが大切であるという点は同様です。エピソードのなかでどう強みを発揮したのかを具体的に説明しましょう。

ガクチカの構成
  • 学生時代打ち込んでいたこと
  • そのなかで困難だった経験
  • アピールポイントを発揮して乗り越えたこと
例文

・私は学生時代、塾講師のアルバイトに打ち込んでいました。
・自分の偏差値よりも10偏差値が高い学校を志望する生徒を担当しており、成績が伸びず悩んでいました。
・そこで塾長と相談し、授業とは別に面談の時間を月に1回設け、学習計画を一緒に見直すこととしました。その結果、生徒を志望校に合格させることができました。行動力を発揮し、困難な状況から成功を収めたことで自信につながり、以後迷ったら行動を起こすようにしています。

このように、ガクチカではエピソードの中にアピールポイントを入れましょう。ガクチカを複数求める企業では、1つは自己PRを補強するアピールポイントを含ませ、もう1つはほかの長所をアピールできるようなエピソードにすると、自己PRの説得力を増すこともできますよ。

面接官に響くガクチカの作り方はこちらでも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

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キャリアアドバイザーが読み解く!企業がアピールポイントを求める背景

上村 京久

キャリアアドバイザー

上村 京久

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学生と企業のマッチ度を図るため

企業が就活生にアピールポイントを聞くのは、学生の価値観と企業の方向性が合うかどうか判断するためです。自己PRは、基本的に「向上心」や「責任感」といった、個人の根底にある性格面や内面的な強みをアピールする場です。企業側には「このような思考性を持った学生が欲しい」という求める人物像があり、面接では学生の思考性がその人物像とマッチするかどうかを確認しています。つまり、両者のマッチ度を見極めているのです。

そのうえで効果的なアピールポイントとしては、「責任感」や「向上心」といった、言葉にしないと伝わりにくい内面的な資質が挙げられます。逆に、「コミュニケーション能力」や「論理的思考力」といった、面接での会話を通してある程度企業側が判断できる能力は、アピールポイントとして話してもあまり効果的なアピールにはつながらない可能性もあります。

アピールポイントの例文20選|どのようなアピールの表現があるか押さえよう

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就活生

自己PRで「アピールポイントを教えてください」ってよく聞かれますけど、どんな内容を話すのが良いんですか?

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キャリア
アドバイザー

自分らしさを伝えられることが一番大事ですよ。企業が知りたいのは、「あなたがどんな価値を提供できる人なのか」ですからね。

アピールポイントには、あなたの性格や強みが表れるエピソードを通じて、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらう要素が詰まっています。とはいえ、自分では「これが強み」と気づきにくいこともありますよね。

ここからは、代表的なアピールポイントを20個に厳選し、具体的なエピソード付きの例文を紹介します。自分の強みに近いものを参考にしてみてください。

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①リーダーシップがある

例文

私の長所は、リーダーシップです。

200名規模のオーケストラサークルで、年に2回コンサートホールで演奏しており、その取りまとめを担当することになりました。練習日程を考えたり、練習場所を予約したり、本番にどの曲をどんなタイムスケジュールで演奏するか決めたりと、演奏会にかかわるすべての取り決めをおこないました。

参加者は、サークルの演奏者、指揮者、外部のサークルに依頼した応援者、OB・OGと多様であり、最初は要望が一致することがなく、いつも誰かが不満をこぼしていました。そこで、練習の終わりに部員一人ひとりに話し掛け、演奏会をどうしていきたいのか聞く時間を設けました。そこで要望が多いことは必ず実行することとしました。その結果、私の実行力や熱意に皆が信頼を置いてくれたため、最終的には私の一声で意見がまとまることも多くなりました。結果的に、誰一人不満を残さないまま演奏会を終えることができました。

この経験は、リーダーシップに自信を持つきっかけとなりました。御社は業界No.1のリーダーですが、私もリーダーシップを発揮し、御社のさらなる成長に貢献させていただきたいです。

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周囲を細かく観察し、皆をリードしつつも支えた経験があれば、アピールしてみましょう。また人数が多い集団はリードすることが困難になるため、そのような団体を引っ張った経験があればアピールとしておすすめです。

リーダーシップを発揮した経験は、面接でもよく聞かれます。こちらの記事を参考に、対策しておきましょう。

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②責任感が強い

例文

私の強みは責任感です。任されたことは責任を持って必ず最後まで遂行します。

大学時代は社会経済学ゼミのグループ長を務めており、毎日のようにゼミ生で集まって話し合いをしていました。ゼミ生のなかには、アルバイトや部活動の関係で出席が難しい学生がおり、作業量の差ができてしまい苦労しました。ですが、ゼミに来れなかった学生も進捗を把握できるように、毎日チャットで進捗を細かく共有したことで、その学生がゼミに出席できた際には作業を任せ、誰一人疎外感を感じさせないようにしました。

その結果、ほかの大学との合同のプレゼン大会でチームワークを発揮し、優勝することができました。これは、輪を乱さないこと、皆が同じ方向を向くようにすることがグループ長の責任だと感じ、最後までやりきれたからだと思います。

OB・OG訪問をするなかで、「働くうえでは責任感を持つことが重要」という価値観を持っている方が多いと感じました。御社でも自分の役割を把握し、最後まであきらめず努力を重ねて目標を達成したいと考えております。

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学生時代に責任感を発揮してやり切ったことがあれば、大きなアピールポイントになります。与えられた役目の仕事は何か、主体的に考えてやりきったエピソードがないかを振り返り、ぜひアピールしてみましょう。

誠実な人柄を伝えられる、責任感についての自己PRはこちらも確認してみてくださいね。

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③計画性がある

例文

私の強みは計画性です。

私は大学3年のとき、ゼミの研究発表会でリーダーを任され、4人チームでプレゼンをおこなうことになりました。全員がアルバイトやほかの授業で忙しく、準備が滞る可能性があったため、私は早い段階で全体スケジュールを立て、各メンバーの作業分担と締め切りを明確にしました。

また、週1回の進捗確認ミーティングを設け、遅れが生じた場合には私が補完に入りながら、全体が計画通り進むよう調整しました。結果として、発表当日はスムーズに進行し、教授からも高評価をいただきました。

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「計画性」は、「目標設定」→「スケジュール作成」→「進捗管理」の3点を押さえて伝えると説得力がアップしますよ。

計画性をアピールしたいという場合は、こちらの記事も参考になりますよ。

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④行動力がある

例文

私の強みは行動力です。

学生時代に「雇用のミスマッチを解決したい」という思いから、人材会社の長期インターンシップに参加しました。企業と中途入社の方をマッチングさせる仕事の担当になりましたが、企業が求める水準を満たせず、最初の1カ月はマッチングさせることができませんでした。

そこで今まで電話のみで企業と会話していたなか、対面またはオンライン通話で話せないかアポイントを取り、実際に話すようにしました。その結果、企業の担当者の方と距離を縮められ、雑談のなかで本当のニーズを把握できるようになり、半年間でインターン生1位の契約数を獲得することができました。

御社は求める人材に行動力がある人を挙げられておりますが、この経験は御社でも活かせると考えております。行動力をもって新人の売上実績No.1を目指したいです。

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行動力をアピールする際には、何を考えて行動し、その結果何を達成したのかも伝えると、課題解決のために自主的に行動できる人だとアピールできますよ。

主体性のある行動力をアピールする自己PRの例はこちらでも紹介していますので、参考にしてみましょう。

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⑤コミュニケーション能力がある

例文

私のアピールポイントは、相手の立場に立ったコミュニケーションができることです。

塾講師のアルバイトをしていた際、生徒の点数が大幅に下がった時期がありました。最初は勉強内容や学習計画の見直しをしたのですが、状況が変わらないため、生徒本人と原因を探ることにしました。

ただ、受験を控えてかなり緊迫した様子であったため、次の3点に留意しながらコミュニケーションを取りました。

①生徒の言うことを否定しない②なぜそう考えたのか理由を聞く③つらそうな顔をしていたら、生徒の趣味について話す

そこで生徒に心を開いてもらい、自習している内容について、勉強計画と実際の進み具合に大きな乖離があったことがわかりました。私に申し訳ない気持ちで言い出せなかったとのことです。そこで、これからはいつでも本当のことを言ってほしい、その度に一緒に計画を練り直そうと伝え、安心してもらい、最終的には志望校に合格させることができました。

御社は「お客様第一」をモットーに掲げられており、この経験を活かして、御社の仕事においても、お客さま一人ひとりの気持ちにしっかり耳を傾け、常にご安心いただけるベストな提案をしていきたいと思います。

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コミュニケーション能力は幅広い意味を持つため、自分がどんなコミュニケーション能力を持っているのか深掘りし、定義づけておくようにしましょう。

コミュニケーション能力の種類や言いかえ表現について、こちらで紹介しているのでぜひ見てみましょう。

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⑥忍耐力がある

例文

私の強みは忍耐力です。

高校時代から10年間続けている剣道では、夏合宿で毎日8時間の稽古をこなし、心が折れそうになったこともありましたが、「継続すれば必ず力になる」と信じて、逃げずに向き合ってきました。

その結果、大学では主将を任され、最後の大会で団体優勝を果たすことができました。困難な状況でも継続する力は、今後の社会人生活でも活かしていきたいと考えております。

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「いつ、どんな壁にぶつかり、どのように乗り越えたか」を明確にすると、忍耐力の説得力が増しますよ。

忍耐力をアピールしたい場合は、こちらの記事もぜひチェックしてくださいね。

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⑦協調性がある

例文

私の強みは、「協調性を持って物事をやり抜く力があること」です。

私は学生時代、復興が進まない被災地が人々の記憶のなかから消えていく様子を心苦しく思い、被災地の瓦礫を除去するボランティアに参加しました。

最初は闇雲に瓦礫を運ぶだけだったのですが、周囲を見回すと体力の差があり個人によって進み方が違うことに気づきました。せっかくボランティアに参加したのだからと勇気を出して参加者に話しかけ、効率の良い進め方はないかと話し合いました。そこで、体力に自信のある人は瓦礫の運搬を、細かい作業が得意な人は瓦礫の仕分けをすることになりました。結果的に、それぞれモチベーションが下がることなく、作業を終えることができました。

御社では、協調性を強みに持っている人が多いとOB・OG訪問で伺いました。私も、協調性を意識しつつ責任感を持って御社で活躍できると確信しております。

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協調性をアピールする際にあわせて積極性も発揮したエピソードを添えることで、受け身な印象となるのを避けられます。

協調性の自己PRは以下でも紹介していますので、チェックしてみましょう。

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⑧主体性がある

例文

私の強みは主体性があることです。

ゼミ活動で学会発表を目指す際、教授からは資料作成の指示しかありませんでしたが、私はその背景にある先行研究を自ら調査し、発表内容に深みを出す提案をしました。また、PowerPoint資料にアニメーションを加え、聞き手にわかりやすく伝わるよう工夫しました。

結果として、学内発表で「最も聴衆の反応が良かった発表」として取り上げていただけました。このように、自分にできることを考えて行動する力を、御社の業務にも活かしていきたいです。

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主体性は「指示の範囲を超えて動いたこと」がカギです。「自分の考えで何をしたか」「どんな価値を生んだか」をセットで伝えると、より印象的になりますよ。

主体性をアピールする際には、企業目線も重要です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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⑨積極性がある

例文

私の強みは、積極性です。

大学の授業で海外とのオンラインディスカッションに参加する機会がありました。英語には自信がありませんでしたが、積極的に発言し、議論をリードしようと努力しました。

その結果、相手から「あなたの意見が一番印象に残った」と言ってもらえ、自分の殻を破るきっかけになりました。

仕事でも、未経験でもまずやってみる姿勢で、チャンスを広げていきたいです。

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積極性を伝えるには、「ためらいがちな場面でも挑戦した」経験を選ぶと効果的です。自分の成長や、周囲に与えた良い影響にも触れましょう。

積極性を自己PRする場合、ポイントとなることをこちらの記事で説明していますので、確認してみてくださいね。

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⑩負けず嫌い

例文

私の強みは、負けず嫌いなところです。

大学時代、数学の成績が思わしくなく、周囲よりも劣っていると感じていました。悔しさをバネに、毎日2時間以上の復習を継続し、3カ月後には成績を上位10%にまで伸ばすことができました。

この経験から、できないことでも努力で克服できるという自信を得ました。仕事でも課題から逃げずに、成果を出すために粘り強く取り組んでいきます。

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「負けて終わり」ではなく、「悔しさを努力につなげた」経験を語ることで、前向きさと成長力の両方を伝えることができますよ。具体的な数値を用いて客観性を示すと、説得力が増します。

自己PRとして負けず嫌いをアピールしたいという場合はこちらの記事も参考にしましょう。

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⑪柔軟性がある

例文

私の強みは柔軟性があることです。

私は大学時代、カフェで接客のアルバイトをしていました。マニュアル通り接客していましたが、新商品の売れ行きが良くないことに気づきました。そこで店長に、人気のお菓子とセットでの提案をマニュアル化しないかと相談したところ、快く理解いただき、以後新商品の売り上げが地域内店舗1位になりました。このように、現状を把握し、どうしたらより良くなるか常に柔軟に考えることができます。

御社は事業展開にスピード感があると感じておりますが、柔軟性を活かして活躍できると考え、特に新規事業への参画をさせていただきたいと思っております。

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変化を楽しめる人にとって、柔軟性はアピールしやすい強みだと思います。状況や相手によって臨機応変に対応したエピソードを具体的に話してみましょう。変革を求める企業へのアピールとしても効果的ですよ。

柔軟性については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
柔軟性の意味を理解して自己PRしよう! 企業が求める柔軟性も解説
10例文|柔軟性の自己PRを魅力的にアピールするコツ

⑫問題解決能力がある

例文

私のアピールポイントは、問題解決能力です。

大学時代コールセンターのアルバイトをしていましたが、毎日同じ顧客からのクレームがあり、従業員は疲弊していました。その顧客の勢いで萎縮してしまっている従業員もいて、毎日職場全体がストレスを抱えている状態でした。

そこで私は、まずその顧客が何を不満に思っているのか冷静に把握するために、顧客にメールを送ることを提案しました。その提案が受け入れられ、メールを送ると返信があり、寂しくて電話をしてしまっていた、と謝罪の言葉が書いてありました。その結果、以後その顧客から電話が来ることはなくなり、従業員のストレスも緩和されました。

このように、何が原因なのか探り、問題を解決する能力があります。顧客の課題解決を業務内容とする御社で、私の強みを存分に発揮できるのではないかと考えております。

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例文では「困難をアピールポイントで解決した」ことがわかるものになっていますね。魅力が伝わりやすい構成となっています。

自己PRから少し逸れますが、問題解決能力に苦手意識を感じている場合は、こちらの記事を参考に鍛えることができますよ。

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⑬人の意見を聞き入れられる

例文

私の強みは、人の意見を素直に聞き入れられることです。

大学の地域課題解決プロジェクトに参加した際、私は当初、SNSを使った情報発信を提案しました。しかし、同じチームのメンバーから「高齢者層にはSNSよりも紙の広報物のほうが届きやすいのでは」という意見が出ました。一瞬、自分の案を否定されたように感じましたが、冷静に意見を受け止め、対象となる地域の年齢構成などを調査したところ、その通りだとわかりました。そこで両方の方法を組み合わせて情報発信をする形に変更し、結果的に広い世代にアプローチすることができました。

この経験から、自分の意見と異なる意見こそ尊重し、お互いに良い部分を取り入れる姿勢を持つことの重要性を学びました。

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「意見を聞く」こと自体は誰でもできますが、「自分の考えを修正した経験」まで話すと説得力が高まります。意見を受け入れた結果、成果がどう変わったのかまで伝えましょう。

⑭成長意欲が強い

例文

私の強みは、成長意欲の高さです。

大学1年の頃、ITに興味がありながらもまったくの初心者でした。そこでまずは独学でHTMLとCSSの勉強を始め、学内のプログラミング講座にも積極的に参加しました。その後、自主ゼミでWebサイト制作を担当し、メンバーから「わかりやすい」「操作性が良い」と評価された際、大きな達成感を感じました。

この経験から、知識がないからといってあきらめず、まずは自分で学び、足りない部分は外部の力も借りるという積み重ねが成長につながると実感しました。御社での業務でも、自分から学ぶ姿勢を忘れず、日々成長していきたいと思っております。

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「学びたい」という気持ちを口にするだけではアピールになりません。「実際にどう学び、どう変化したか」まで具体的に語ると、企業からの信頼度がグッと上がります。

⑮課題を発見する力がある

例文

私の強みは、課題を発見する力です。

大学のイベント運営サークルで、毎年同じ手順で準備を進めていたのですが、私は「準備段階でスタッフの疲弊が激しい」という点に違和感を覚えました。詳しくヒアリングしてみると、前日深夜の設営作業が大きな負担になっていることがわかりました。

そこで、会場との交渉をおこない、設営時間を1日早めに変更しました。加えて、設営マニュアルを作成して属人化してしまっている作業をなくしました。結果としてスタッフの疲労も軽減され、全体の士気が上がりました。

「慣れたやり方」に流されず、常に問題意識を持つことで、より良い形に変えていけると実感しました。この経験を活かし、入社後もより良くできる部分がないかを常に考え続けながら企業に貢献してまいります。

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課題発見力をアピールするうえでは「気づき→調査→改善」までのプロセスがカギです。誰も問題視していなかったことに気づいたきっかけや、周囲の反応も添えると、より印象的になりますよ。

課題発見力について詳しく知りたいという場合はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。

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⑯継続力がある

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私の強みは、継続力です。

高校時代から大学4年の現在まで、英語の勉強を毎日1時間欠かさず続けています。部活やアルバイトで忙しい時期もありましたが、どんな日でも必ず机に向かうことを自分に課してきました。

その結果、TOEICのスコアは1年で200点以上伸び、海外インターンにも挑戦できるレベルに達することができました。

「一気にやる」より「少しずつでも続ける」ことの大切さを実感しています。仕事においても、目の前のことに地道に取り組む姿勢を貫いていきたいです。

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「毎日やっていた」「何年間続けた」など、数字を使って具体性を出すとより伝わります。また、継続の背景にある工夫やモチベーション維持の方法も含めると、深みが増しますよ。

ただし、継続力をアピールする際には注意点もあります。詳しくはこちらの記事で解説しているので、あわせてチェックしておきましょう。

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⑰向上心を持って物事に挑める

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私の強みは、向上心を持って物事に挑める点です。

大学でのプレゼンテーションの授業では、最初の発表で緊張してしまい、思うように話せませんでした。その悔しさをバネに、自分の発表を録画して何度も見直したり、有名なスピーカーの話し方を研究したりと改善に努めました。

次の発表では、教授から「前回とは別人のようだ」と評価され、以降は学年代表として学外でのプレゼンにも選ばれました。

一度の失敗をバネに、自ら成長のために行動し続けた経験です。社会人になっても、この向上心を持ち続けたいと思っております。

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向上心は「成長に向けて自ら改善に取り組んだエピソード」で語るのが効果的です。単なる努力話ではなく、「何を学び、どう変わったか」まで伝えましょう。

向上心をアピールする際の例文はこちらの記事でも紹介しています。

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⑱探究心がある

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私の強みは、探究心があることです。

大学のゼミで「観光地におけるサステナビリティ」をテーマに研究を進めていた際、文献や既存データを集めるだけでは理解が浅いと感じ、実際に現地調査をおこなうことにしました。研究対象地に足を運び、地元住民や観光事業者にインタビューをおこなった結果、表面的なデータでは見えなかった「観光客と地域住民の温度差」や「行政の施策とのギャップ」が浮き彫りになりました。

その気づきをもとに、既存の研究とは異なる視点から提案をおこない、ゼミ内でも高い評価をいただきました。自ら課題を深掘りし、納得するまで調べ続ける姿勢は、今後の仕事でも活かせると考えております。

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探究心をアピールするには、「どんなテーマをどこまで掘り下げたのか」「何が見えてきたか」という具体的な深掘りが重要です。インタビューや現地調査など、自発的な行動も好印象です。

⑲多角的な視点で物事をとらえられる

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私の強みは、多角的な視点で物事をとらえられることです。

大学で地域イベントの広報を担当した際、当初は「若者をターゲットにSNSでの告知を強化すれば良い」と考えていました。しかし、ふと「そもそも誰がイベントを支えているのか?」という視点に立ち返ると、地元商店街の方々や高齢者の参加が大きな支えになっていることに気づきました。

そこで、チラシを自治会経由で配布したり、手書きの案内板を設置するなど、高齢者にも情報が届くような施策を追加しました。その結果、当日は幅広い世代の方にご来場いただき、地域とのつながりが一層深まりました。

一方向の視点だけで進めていたら得られなかった成果だと実感しています。この経験を活かし、御社に入社後も課題を多角的に見て、最も適した対処法を考案してお客様の課題解決につなげてまいります。

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多角的な視点は、複数の立場やニーズを考慮できる力でもあります。物事を「どう見直したか」や、「誰の視点に立ったのか」を具体的に語ると、共感力や柔軟性も同時にアピールできますよ。

⑳気配りができる

例文

私の強みは、気配りができることです。

大学時代、カフェでのアルバイトをしていた際、常連のお客様のなかに、毎回同じ席を好む方がいらっしゃいました。そのことに気づいてからは、開店前にその席を整えておくようにしたり、混雑時でもできるだけ希望通りの対応ができるよう配慮しました。

また、スタッフ間でも「初めて入る新人さんが戸惑いそうな場面」を想定し、手順をわかりやすくメモにまとめて共有したところ、「とても助かった」と感謝されました。

相手が言葉にしないニーズを察して行動することが、結果的にチームの雰囲気やお客様満足度にも良い影響を与えると学びました。この学びを活かして、御社に入社後もお客様のニーズを先回りしてキャッチしながら顧客満足度を高めてまいります。

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「気配り」を単なる「優しさ」ではなく、「行動としてどう表れたか」を明確にするのがコツです。受け手の反応や感謝されたエピソードを添えると、具体性と信頼性が増します。

気配りができることをアピールしたいという場合は、こちらの記事も参考になりますよ。

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キャリアアドバイザーの体験談多くの企業から高く評価されたアピールポイント

加藤 大智

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「主体性」や「チャレンジ精神」は高評価につながることが多い!

これまで多くの学生を支援してきましたが、そのなかでも「主体性」や「チャレンジ精神」をアピールした学生は、多くの企業から高く評価されています。

たとえば、学生時代に力を入れたことのレベルが高い学生の場合、テニスで全国優勝し、さらにキャプテンも務めていたとします。その際、「なぜキャプテンになろうと思ったのか」という動機で主体性を、「なぜ全国1位を目指そうと思ったのか」という背景でチャレンジ精神をアピールできます。

このように圧倒的な実績が無くても大丈夫です。たとえば、長期インターンに参加し、「周りが成果を出すなかで、自分が結果を出せないのが悔しかった」という負けず嫌いの気持ちをきっかけに営業で1位を目指し、実際に達成したという話であれば、挑戦する心や目標へのコミット力が評価されるでしょう。

コンサル業界やIT業界では特に「主体性」や「チャレンジ精神」が重宝される

これらの強みは、特にコンサル業界やIT系の企業で高く評価される傾向があります。これらの業界では、新卒に求める裁量や職務の幅が大きいため、学生自身が主体的に動ける人材でないと入社後にミスマッチが起こりやすいからです。

つまり、自分の志望業界や職種に合わせて、どのような人材が求められるのかを把握することが効果的なアピールにつながると言えます。

自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!

自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。

そんな就活生に活用してほしいのが最新の「自己PR作成ツール」です。AIが自己PRを自動生成してくれるため、ネタがなく悩んでいたり、忙しい就活生にはぴったりです!

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アピールポイントが必ず見つかる自己分析法4選

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自己PRがうまく書けません。そもそもアピールポイントって、どうやって見つければ良いんでしょうか?

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それなら、4つの視点から考えてみましょう。必ず何か見つかりますよ!

就職活動や転職活動で自己PRを考える際、「自分のアピールポイントがわからない……」と悩む学生は多いです。学生生活のなかでは自分の強みを意識することは多くないため、就活を始めてから不安になるのも仕方がありません。

ここからは、アピールポイントを見つけるための効果的な方法を4つご紹介します。焦らずじっくり、自分のアピールポイントを見つけていきましょう。

①過去の経験から集団の中で発揮された強みをピックアップする

まずおすすめしたいのは、過去の経験を振り返って、自分がどんな場面で力を発揮したかを洗い出すことです。特に、集団の中での役割に注目してみましょう。

サークル活動やアルバイト、ゼミ、部活など、人とかかわるなかで「自然と任されていたこと」「よく感謝されたこと」はないでしょうか

たとえば「みんなをまとめるのが得意」「丁寧に仕事を進めるタイプ」「ムードメーカーだった」など、行動の裏側には必ず強みがあります。

集団のなかで発揮された強みの見つけ方の例
  • 経験:塾講師のアルバイトで、合格する可能性が低いとされていた志望校に生徒を合格させることができた
  • 理由①:ほかの講師に負けたくないという気持ちがあったから
     ⇒アピールポイント:負けず嫌い
  • 理由②:それが講師の責任で、当たり前のことだと思っていたから
     ⇒アピールポイント:責任感が強い
  • 理由③:ほかの先生がやっていなかった手法を使ったから
     ⇒アピールポイント:行動力がある
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「なんとなくやっていたこと」でも、自分なりの工夫や努力を振り返ることで、アピールポイントとして伝えられる内容になります。

②周りの人に自分の強みを教えてもらう

自分では気づかない強みを知るには、他人の意見を聞くのが一番です。家族や友人、アルバイトの先輩など、よく自分を見てくれている人に「私の長所って何だと思う?」と聞いてみましょう。

「冷静に判断できる」「人の話を聞くのが上手」「責任感が強い」など、自分では意識していなかった一面を教えてくれるかもしれません。それが他者から見た「自然体で発揮できている強み」なのです。

また、就活仲間同士でお互いの印象を伝え合うのもおすすめです。思いがけない発見があるかもしれません。

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小学校、中学校、高校でもらった成績表の「先生からのコメント」からアピールポイントを探すのもおすすめですよ。幼いときの自分を振り返ってみると、今の自分のバックボーンとなっていることもよくあります。

③OB・OGが面接で話したアピールポイントを参考にする

志望する業界や企業で実際に働いている先輩の話は、自己PRを考えるうえで大きなヒントになります。OB・OG訪問や、就職サイトに掲載されている体験談を活用して、「どんな強みが評価されたのか」「実際の面接でどんな伝え方をしていたか」を参考にしてみましょう。

特に、自分と似たような経験や背景を持つ先輩のエピソードは、自分に置き換えやすく、話し方の構成なども非常に勉強になります。自分の強みと照らし合わせて、自分らしいアピールにつなげてみてください。

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できれば複数人に訪問して、自分の価値観に合うものから、付随するエピソードがないか考えてみましょう。

OB・OG訪問のコツややり方は以下で説明していますので、確認してください。

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④企業の求める強みから逆算して考える

自己PRは企業で活躍できることをアピールするものなので、企業が業界のなかで何を強みとしているのか、何を企業理念に掲げているのかを調べることが欠かせません。企業の強みや理念と合致するものを自己PRで使うのが良いですよ。

ほかにも自分の強みをアピールするエピソードが複数あるなら、複数のガクチカを求められたときや、長所を聞かれたときに使うこともできます。

自分の強みがわからない人向けに、こちらでも強みの見つけ方を解説しているので、参考にしてみてくださいね。

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キャリアアドバイザーが読み解く!自分ならではのアピールポイントを見つけるコツ

北浦 ひより

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社会で活かされる強みを知るためにアルバイトの同僚に聞いてみよう

友人や家族など周囲の人にアピールポイントを聞く方法を紹介しましたが、そのなかでもアルバイト先の同僚にたずねることを特におすすめします。なぜなら、アルバイトのような社会の場で活かされる強みと、プライベートでの強みは異なる場合があるからです。

実際に企業に入社して発揮しやすいのは、やはり社会の場で活かされた強みであることがほとんどです。また、強みの裏付けとなるエピソードとしても、アルバイトでの経験であれば、面接官が入社後の活躍を具体的にイメージしやすくなります。このように、アピールポイントを見つける方法は複数ありますので、いろいろな方法を試し、最も納得のいくアピールポイントを見つけてくださいね。

アピールポイントに付随するエピソードは複数用意してそれぞれ深掘りしておこう

アピールポイントを探す際は、企業で評価されることはもちろん、話のエピソードの引き出しを多く持てるものを選びましょう。企業によっては「強みを活かしたエピソードをほかにも教えてください」などと、追加の質問をされることもあります。

また、伝えたエピソードをさらに深掘りされることもあるため、それに対応できるだけの深みのある話ができるアピールポイントでなければなりません。

自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!

自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。

そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけ裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します

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3ステップで簡単! アピールポイントの効果的な伝え方

アピールポイントの効果的な伝え方3ステップ

ここまで、アピールポイントの見つけ方を確認しました。ここまで頑張って考えたものが水の泡にならないように、どうしたら面接官に伝わるか、効果的な伝え方を考えましょう。

面接官の興味を惹き続けるには、伝え方に一工夫が必要です。結論を冒頭に述べ、具体的なエピソードを後に述べるようにしましょう。

結論、エピソード、それぞれ何を話すべきか、具体例を交えて見ていきましょう。

①結論:目を引くキーワードを交え端的に伝える

行動力や積極性を高く評価する企業を志望しており、自身の強みである行動力をアピールするとします。その場合、結論は「私のアピールポイントはバイタリティがあることです」など、一言で言い切りましょう。

このとき「行動力」と言うとありきたりになってしまうので、インパクトがある単語に言い換えるとより効果的です。より強みが具体的に伝わりやすいほか、面接官の印象にも残りやすくなりますよ。

インパクトを残すキャッチフレーズの作り方は以下でも紹介していますので、参考にしてください。

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キャッチフレーズは自分の強みを把握してわかりやすい言葉で表現すると魅力的なPRになりますよ! この記事ではキャッチフレーズ例文20選、作り方、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 企業が質問する意図も理解し、魅力的なフレーズを作りましょう。

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②経験:根拠となるエピソードを話す

次に、アピールポイントに説得力を持たせる具体的なエピソードを話しましょう。このエピソードは、具体的であるほど面接官にイメージしてもらいやすくなります

例文

私は日本とアメリカの懸け橋になりたいと考えており、大学の留学生と日米交流会を企画しました。実行委員会を開設し、委員長として広報活動に力を入れ、100名の学生が参加する行事となりました。アンケートでは90%の学生が大変満足したと回答し、行動力を発揮したことでやりがいを感じました。

このように数字を出すなど具体的に述べることで、面接官にイメージを持ってもらいやすくなります。

具体的にするためのポイント
  • 数字を盛り込む
  • 固有名詞を入れる

自己紹介で使えるエピソードはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね。

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③応用:企業でどのように活かせるかを伝える

最後に、そのアピールポイントを企業でどう活かせるのかアピールしましょう。

例文

御社は「行動を起こすこと」を経営理念とされており、実際に行動力を活かして、〇〇業界との協力事業を展開されています。私のアピールポイントである行動力を存分に発揮することで、御社の今後の事業の発展にもお力添えできるのではないかと考えております。

活躍イメージを持ってもらうことが重要なので、意気込みをしっかり伝えられると良いですね。また、実際の業務にどのように強みを活かせるかを具体的に伝えることで、よりあなたの魅力が伝わりやすくなりますよ。

キャリアアドバイザーが読み解く!企業での活かし方を効果的に伝えるコツ

根岸 佑莉子

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根岸 佑莉子

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企業がその強みを重視する理由や背景を的確に理解しよう

アピールポイントを伝える構成で「企業でどのように活かせるか」を話す部分があります。ここで特に注意したいのは、そもそも企業がその強みをなぜ評価するのか理解したうえでアピールポイントを伝えることです。

「御社は行動力を大切にしているので、私の強みが活かせます」とだけ伝えても、行動力を求める企業はほかにもたくさんあります。「自社じゃなくても良いのでは」と企業側に感じられてしまう可能性があるでしょう。

理由を明確にすることで企業研究を徹底しているアピールになる

重要なのは、企業がなぜその特性を重要視するのか、一歩踏み込んで考えることです。たとえば、新規事業を積極的に展開するために、トライアンドエラーを繰り返せる行動力が求められるのか、あるいは、営業職として自らアポイント獲得に動けるような行動力が必要とされているのか、といったように企業によってその強みが求められる理由はさまざまです。

企業がなぜその特性を重視するのか把握したうえで伝えると、企業理解ができていると高く評価されますし、何よりも企業に刺さるアピールとなるでしょう。「企業でどのように活かせるか」の部分は、志望動機のような役割も果たします。企業研究をしっかりと重ね、応募するそれぞれの企業で最も評価されるアピールポイントの伝え方は何か、常に意識できると良いですね。

どのような場面でもアピールポイントを話せるようにする3つのポイント

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面接で自己PRを聞かれるのはわかってるんですけど、企業や質問によって話す長さや内容をどう調整すれば良いのか不安で……。

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その不安、よくわかります。自己PRは、「一度作って終わり」ではありません。場面によって出し分ける工夫が必要なんですよ。

自己PRは、ただ1つの完成形を作れば良いわけではありません。面接やエントリーシート(ES)、グループディスカッションなど、さまざまな場面で聞かれるアピールポイントに柔軟に対応できるように、あらかじめ準備しておくことが大切です。

ここからは、どのような場面でもアピールできるようにするためのポイントを3つ紹介します。

①150字、300字、900字で用意する

自己PRは、シーンによって求められる文字数や話す時間が変わるため、長さ別にストックを用意しておくことが重要です。

たとえば、ESでは「150字以内」や「300字以内」での記載を求められることがあります。一方で、面接では1分ほどで話すこともあれば、深掘りされて3分以上話すことになるケースもあります。

このような場面に対応するため、自己PRは「150字=約30秒」「300字=約1分」「900字=約3分」の3パターンを準備しておきましょう

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短い時間のなかで効果的に自分をアピールするために、端的に表現することを心掛けることも欠かせません。一文を短くしてわかりやすく伝えることで、相手の興味を失わせずにアピールできます。

②想定される質問への回答をあらかじめ考えておく

面接で言いたいことを言い切れるように、想定されるQAを用意しましょう。1往復の質疑応答ですべてを言い切ろうとすると長くなってしまうので、深掘りされる想定で、まずは伝えたい情報を取捨選択して簡潔に伝えることが大切です

自己PRに関連する質問の例
  • 「あなたの強みは何ですか?」
  • 「その強みを発揮したエピソードを教えてください」
  • 「それを当社でどう活かせますか?」
  • 「弱みはありますか?」
  • 「周囲からはどう見られていましたか?」

このように、自己PRに関連する質問は、意外とバリエーションがあります。それぞれに対して自分の言葉で答えられるよう準備しておくことが、安定感のある受け答えにつながります。

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もし言いたかったことを質問されなかったら……という懸念もあるかもしれませんが、自己PRですべてを言い切ろうとしなくても、逆質問などでもアピールできますので、気楽に考えることが大切です。

③企業に合ったものを話すためにいくつかのアピールポイントを用意しておく

自己PRは、「どの企業にも同じものを使えば良い」というわけではありません。企業ごとに大切にしている価値観や求める人材像が異なるため、複数のアピールポイントを持っておくと、よりマッチした自己PRができるようになります。

たとえば、「リーダーシップ」「継続力」「柔軟性」といった自分の強みを3つほど用意しておくと、企業のカラーや職種に合わせて出し分けができます。

ベースとなるエピソードが1つでも、話す切り口を変えるだけでアピールできる内容は変わってきます。「この会社ではどんな強みが評価されそうか?」を意識しながら、複数の選択肢を準備しておくと安心です

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!アピールポイントを伝える際のコツ

上原 正嵩

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上原 正嵩

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要点をまとめて企業の興味を引き出す伝え方をしよう

アピールポイントを伝える際に特に重要なのは、企業の興味を引き出せるような伝え方をすることです。たとえアピールポイントが企業が求めるものと合致していても、わかりづらい話し方をしてしまえば正しく評価されません。

まずは、1分程度に要点をまとめて話すことを意識しましょう。たとえば、エピソードのすべてを伝えるのではなく、取り組んだことの概要と成果だけを簡潔に述べるといった工夫が効果的です。企業が興味を持ってくれれば、深掘り質問をしてもらえる可能性があります。すべてを一度にまとめて話すよりも、より多くの時間を確保し内容をしっかりと伝えられるチャンスにもなりますよ。

重要なのは「企業に興味を持ってもらえるような引き出しを作ること」です。いくら簡潔にまとめて話しても、そもそも興味を引く内容や話し方でなければ深掘りもされません。「それで具体的にどうしたの?」と、企業から思わず質問されてしまうような伝え方を意識してみましょう。

本当にアピールポイントがないときに|些細な経験をプラスに変換する方法

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私には自己PRできる経験がほとんどありません……。そういう場合はどうしたら良いのでしょうか?

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就活で大切なのは「すごい経験」ではなく、「その経験から何を学び、どう成長したか」を語ることですよ。

自己PRでは、必ずしも目立った経験が高評価を得るわけではありません。たとえ目立った成果がなくても、努力した過程や自分なりの工夫、気づきをきちんと伝えれば、立派なアピールポイントになります。

ここからは「自己PRにしづらい」と思われがちな3つの例を取り上げ、それをポジティブに伝える方法をご紹介します。

例①部活動で思うような活躍ができていなかった場合

たとえば、学生時代はずっと部活動に打ち込んできたものの試合に出場していなかったり、自分が納得のいく形で部活動を終えられなかった場合も、アピールポイントはあります。

たとえば、注意深くほかの部員を観察していた、ということがあるかもしれません。アピールの仕方は、以下の例文を参考にしてみてください。

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私の強みは、目的のために何が必要か分析する力があることです。

私は大学時代ラグビー部に所属していましたが、4年間補欠でした。チームでの目標は全国大会に出場することだったのですが、コーチが不在で練習メニューも決まっておらず、チームの士気が下がっていました。

私は常に部員のプレーを詳細に観察していたため、それぞれの癖を把握しておりました。そこで、それぞれが弱みを改善できる個人向け練習メニューを考え、キャプテンと相談しつつ個人練習の時間を全員に設けることとなりました。その結果、チームは全国大会に出場することができました。

志望するマーケティングの部署では、分析力が必須であると理解しています。私は御社に入社した後も分析力を活かして課題解決ができると考えております。

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部活動で学んだことを魅力的にアピールするコツは、こちらでも紹介しています。

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13例文|部活動で学んだことは打ち出したい強みで内容を決めよう

部活動で学んだことを話すときは、具体的なエピソードや企業での活かし方を話すと好評価が得られますよ。 この記事では部活動の経験をアピールするポイントや例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、事前準備をして評価につなげましょう!

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13例文|部活動で学んだことは打ち出したい強みで内容を決めよう

例②アルバイトやサークルが長続きしていなかった場合

アルバイトやサークルなどが長続きしていない場合も、アピールすることは可能です。重要なのは長続きしていたかではなく、どんな価値を生み出したかだと考えて、短期間で成果を出した経験を伝えましょう。もちろん、アルバイトなど以外の経験でも問題ありません。

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私の強みは課題解決力があることです。

私は「こども食堂」という、毎日ご飯が食べられないこどもたちに向けて低価格で食事を提供するボランティアに参加しました。悩みを誰にも相談できず犯罪に手を染めたこどものニュースを見て、こどもたちの相談相手になりたいと思ったのがきっかけです。

ただ、当初はボランティアの参加人数が少なく、配膳に必死でこどもたちの相手になる余裕がありませんでした。そこで参加人数を増やすためにSNSで呼びかけをしました。各SNSを駆使して段階的に呼びかけをおこなったことで、1カ月で参加人数を5人から15人に増やしました。その結果一人ひとりの仕事に余裕ができ、こどもたちとのコミュニケーションの時間を1日1時間以上とることができました。

このように、課題を感じたことに対し積極的に解決できることが私のアピールポイントです。御社では日々積極的に課題を解決する姿勢を大切にされており、活躍させていただけるのではないかと思っています。

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アルバイトで学んだことをアピールする方法はこちらでも確認しましょう。

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例文10選! アルバイトで学んだことを魅力的に伝える方法

アルバイトで学んだことを聞かれたら、自分の思考や行動まで盛り込んで伝えましょう! 今回は、「アルバイトで学んだこと」で伝えるべき6つの視点をキャリアアドバイザーが紹介します。アルバイト別の例文10選も紹介しているので、自分に合ったアルバイトの学びを見つけてみてください。

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例文10選! アルバイトで学んだことを魅力的に伝える方法

例③留年をしていた場合

留年をしていた場合、一般的にはマイナスですが、留年の経験を通じて何を課題にし何を改善したのかがわかれば、面接官に悪い印象を持たれることはありませんよ

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私の強みは計画性があることです。実は大学3年のときに専攻分野の研究に没頭しすぎてしまい、ほかの分野がおろそかになったせいで留年してしまいました。

このままではいけないと考え、2年から計画的に学業、サークル、アルバイト、遊びをおこない、それからは一度も単位を落とすことなく励むことができました。今、考えると、自分を成長させる良い期間であったと思います。

一度失敗したからこそ、二度と失敗したくないという覚悟を持っていつも計画を立てています。御社で志望させていただいている事務職でも、計画性を発揮し、自己管理能力をしっかりと高めながら活躍していきたいです。

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アピールポイント=企業で発揮したい強み! 意味や目的を理解して面接官に伝えよう

アピールポイントは、単純な強みではなく企業で発揮できる強みを意識することが大切です。企業が求める答えは何か、どう見つけたら良いか、どうしたら伝わるのかを考えてみましょう。

自分が短所だと思っていることも、企業から見ればアピールポイントになるかもしれません。企業研究、自己分析を徹底して自己PRに役立ててみてください。皆さんの就活がうまくいくように応援しています。

自己PRが思いつかない人は、
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『自己PRが思いつかない…』と悩む学生は多いでしょう。そのような悩みは、自己PR作成ツールを使えば一瞬で解決できます

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