例文10選|自己PRのアピールポイントが必ず見つかる5つの方法

この記事のアドバイザー

目次

  1. アピールポイントって? 面接官が求めるものを理解して自己PRをしよう
  2. まずは就活のアピールポイントの意味・目的を理解しよう
  3. アピールポイントの使い方を理解しよう
  4. ①自己紹介
  5. ②自己PR
  6. ③学生時代に頑張ったこと
  7. 誰にでもアピールポイントはある! 必ず見つかる方法5選
  8. エピソードからアピールポイントを見つけよう
  9. ①集団の中で発揮された強みをピックアップする
  10. ②友人・家族に強みを教えてもらう
  11. ③OB・OGのアピールポイントを参考にする
  12. ④学校の成績表の先生からのコメントを見る
  13. ⑤企業の強みから逆算して考える
  14. 3ステップで簡単! アピールポイントの効果的な伝え方
  15. ①結論:目を引くキーワードを端的に伝える
  16. ②経験:根拠となるエピソードを話す
  17. ③応用:企業でどのように活かせるか
  18. ES対策! 面接につなげる2つのポイント
  19. ①端的に表現する
  20. ②面接で深掘りされることを想定する
  21. 面接対策! 興味を持ってもらうための3つのポイント
  22. ①150字、300字、900字で用意する
  23. ②想定されるQAを用意する
  24. ③抑揚をつけて話す
  25. アピールポイント別の具体例7選
  26. ①問題解決能力
  27. ②行動力
  28. ③コミュニケーション力
  29. ④リーダーシップ
  30. ⑤協調性
  31. ⑥柔軟性
  32. ⑦責任感
  33. 自分の経験やスキルに自信がないときの見つけ方
  34. 例①部活動で思うような活躍ができていなかった場合
  35. 例②アルバイトやサークルが長続きしていなかった場合
  36. 例③留年をしていた場合
  37. アピールポイントについて悩む学生からよくある質問に回答!
  38. アピールポイントは企業で発揮できる強み! 意味や目的を理解して面接官に伝えよう

アピールポイントって? 面接官が求めるものを理解して自己PRをしよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「面接でアピールポイントを聞かれるようなのですが、そもそもアピールポイントって何ですか」
「企業から高評価を得るアピールポイントを教えてください」

選考が本格化する中で、自己PRを考える学生から、このような相談を受けることがあります。自身の強みや特徴を意味するアピールポイントですが、企業の意図や目的を知らないと的外れな回答をしてしまうことも。

この記事では、企業が質問する意図のほか、見つけ方や作り方まで解説します。アピールポイント別の例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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まずは就活のアピールポイントの意味・目的を理解しよう

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就活生

自己PRでアピールポイントを伝えなければならないのですが、そもそも就活で求められているアピールポイントってなんですか?

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キャリアアドバイザー

就活で伝えなければならないアピールポイントは、企業によって異なりますよ。まずは就活のアピールポイントの意味や目的をきちんと理解していきましょう。

「アピールポイントは何ですか?」と面接で直接聞かれたり、自己紹介や自己PRで盛り込む必要があるアピールポイント。就活のさまざまなシーンで話す必要のあるものですが、そもそも何のために聞かれるのか、理解できていますか。

注意したいのは、就活以外の自己紹介の場などで一般的に使われるアピールポイントと、面接で求められている回答は少し違うということ。企業側がたずねる目的や理由を考えることができれば、面接官に刺さるアピールをすることができますよ。

それでは、意味や目的について見ていきましょう。

アピールポイントが面接で聞かれる意味と目的
  • 意味:企業で活かせる自分の強み
  • 目的:企業での活躍イメージを知りたい

就活におけるアピールポイントの意味は、「企業で活かせる自分の強み」です。単なる個人の強みでなく、事業の展望や企業の強みとマッチしていることが重要になります。

また、企業がアピールポイントを聞く目的は、就活生が入社後どのように活躍できるかイメージを持つことです。つまり、アピールポイントを見つけるには、自己分析と企業分析どちらも重要になります

自分のことも企業のことも深く理解すると、面接官の印象に残るアピールポイントを見つけることができますよ。

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アピールポイントの使い方を理解しよう

アピールポイントの使い方

では、実際にどんな場面で、どのようにアピールすれば良いのかイメージしていきましょう。

アピールポイントは、主に自己紹介、自己PR、ガクチカ(学生時代力を入れたこと)で伝えることになります。「こうやって伝えれば良いんだなあ」と、それぞれのシーン別に使い方を想像してみてくださいね。そして面接本番では、ここぞという時にアピールしていきましょう。

①自己紹介

自己紹介では、「氏名と大学名をお願いします」といった指定がなければ、簡単なアピールポイントを伝えるようにしましょう。

アピールポイントは自己PRやガクチカでしっかりアピールすることになり、自己紹介におけるアピールポイントはその導線の位置づけとなります

自己紹介の構成
  • 大学、学部、学科名、氏名
  • アピールポイントの概要(面接で聞いて欲しいこと)
  • あいさつ
例文

・〇〇大学××学部の△△と申します。
・私は学生時代〇〇部に所属しており、持ち前の積極性を発揮して、〇年間チームの先駆者として、〇〇を代表するチームになるまで勝利に貢献してきました。
・御社でも積極性を発揮して活躍したいと思います。本日はよろしくお願いいたします。

自己紹介は就活生の第一声、つまり面接官が何の偏見も持たず、最も集中して聞いている内容です。アピールポイントは自己PRやガクチカで詳細に述べる機会があるので、自己紹介では印象に残ることを意識する必要があります。

面接官に好印象を持たれる自己紹介の作り方は、こちらも見てみてくださいね。

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②自己PR

アピールポイントの最大の見せ場は自己PRです。

自己PRは、自分の強みを企業でこう活かせますよ、と伝えるものです。ここでのポイントは、アピールポイントを活かしたエピソードを具体的に説明することです。企業でどう再現できるのか面接官にイメージしてもらうことを意識しましょう。

自己PRの構成
  • アピールポイント
  • 具体的なエピソード
  • 企業でどう活かせるのか
例文

・私の強みは問題解決能力があることです。
・私が所属する〇〇サークルで、××を改善するために、OB・OGを巻き込んで△△を改善しました。その結果、勝率を〇%上げることができました。
・御社では日本の××の課題を解決することを企業理念にされており、私の強みを活かして活躍させていただけるのではないかと思っています。

この記事では、自己PRでの使い方をメインに紹介していきます。ですので、ここで「あ、こうやって使えばいいのか…」となんとなく頭に入れておいてください。

面接官の心をつかむ自己PRはこちらでも紹介していますので、参考にしてみましょう。

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③学生時代に頑張ったこと

ガクチカは、アピールポイントを発揮して何を頑張ったのか、を説明することとなります。

自己PRのパートで、「エピソードを具体的に説明し、企業でもアピールポイントを再現できると信じてもらう」ことが大切と学びましたね。

自己PRと構成は異なりますが、ガクチカも大切なことは同じです。ガクチカでは、エピソードの中でどう強みを発揮したのか説明します

ガクチカの構成
  • 学生時代打ち込んでいたこと
  • その中で困難だった経験
  • アピールポイントを発揮して乗り越えたこと
例文

・私は学生時代、塾講師のアルバイトに打ち込んでいました。
・志望校との自分の偏差値が10異なる生徒を担当しており、成績が伸びず悩んでいました。
・そこで塾長と相談し、授業とは別に面談の時間を月に1回設け、学習計画を一緒に見直す こととしました。その結果、生徒を志望校に合格させることができました。行動力を発揮し、困難な状況から成功を収めたことで自分の自信につながり、以後迷ったら行動を起こすようにしています。

このように、ガクチカではエピソードの中にアピールポイントを入れましょう。ガクチカを複数求める企業では、1つは自己PRを補強するアピールポイントを含ませ、2つは他の長所をアピールできるようなエピソードにすると、自己PRの説得力を増すこともできますよ。

面接官に響くガクチカの作り方はこちらでも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

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上村 京久

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自己紹介では1分以内でアピールポイントの概要を伝えよう

自己紹介では基本的に、アピールポイントを伝えるというよりは、自分が何者なのか簡潔に伝えることが重要です。よくあるパターンですが、自己紹介でもアピールしようと長々とエピソードを話してしまう学生が多いです。

しかし、面接では求められている内容を的確に述べる能力も見られています。自己紹介は1分以内で述べることが一般的なこともあり、アピールポイントは簡潔に概要のみ伝えることを意識しましょう。ただ、印象に残ることが大切なので、キャッチーな言い換え表現などを研究してみてください。

自己PRやガクチカではアピールポイントを最大限に述べよう


一方で、自己PRやガクチカは、自分の強みを知ってもらうためのものです。かつ、アピールポイントやエピソードで話した経験が、企業で活かせると面接官に思ってもらえるような伝え方を意識する必要があります。話す時間も自己紹介より長いことが想定されているため、自己紹介のように簡潔に求められていることだけを喋るというよりは、自分のアピールポイントを最大限に伝える能力を見られています。

このように、自己紹介と自己PR・ガクチカでは求められるコミュニケーションスキルにも違いがあります。そのことを念頭におくと、それぞれの適切なアピールポイントの伝え方がイメージしやすくなりますね。

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自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。

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誰にでもアピールポイントはある! 必ず見つかる方法5選

アピールポイントの見つけ方

アピールポイントは、自己紹介で導入として、自己PRでメインに、ガクチカではエピソードの中に含ませて使うことがわかりましたね。

そこで「そもそも面接官にささるアピールポイントを見つけられるのかな」と感じた人もいるのではないでしょうか。

始めから面接官に刺さるアピールポイントを見つけるのではなく、まずは思いつく限り出してみて、そこから企業理念や求める人材とマッチするものを見つければ大丈夫です。

それでは、アピールポイントの具体的な見つけ方、選び方を紹介します。

エピソードからアピールポイントを見つけよう

自己PRやガクチカでは、経験が企業で働いても生かせることを証明するエピソードづくりが重要だと説明しました。

ですので、エピソードからアピールポイントを見つけられれば、あっという間に自己PRやガクチカが完成します。

これから説明する方法で、まずはエピソードを見つけてみましょう。その次に、以下の「◎アピールポイントの例」から、該当しそうなワードを探しましょう

アピールポイントの例
  • リーダーシップがある
  • 責任感が強い
  • 計画性がある
  • 行動力がある
  • コミュニケーション能力がある
  • 忍耐力がある
  • 協調性がある
  • 主体性がある
  • 積極性がある
  • 負けず嫌い
  • 柔軟性がある
  • 問題解決能力がある

①集団の中で発揮された強みをピックアップする

まずは、サークルや部活動、アルバイトなど、集団の中でどんな強みを発揮したか考えてみましょう。企業で働くのであれば、必ず集団の中で働くこととなります。

アピールポイントは「企業で発揮できる強み」となります。ですので、個人で発揮した強みよりも、集団の中で発揮した強みの方が評価されやすくなります

他者にどんな働きかけをしたか、どう思ってどう行動したのか、考えてみましょう。

集団の中で発揮された強みの見つけ方の例

塾講師のアルバイトで、合格する可能性が低いとされていた志望校に生徒を合格させることができたな。

→理由①:他の講師に負けたくないという気持ちがあったからだ。
  ⇒アピールポイント:負けず嫌い

→理由②:それが講師の責任で、当たり前のことだと思っていたからというのもあるな。
  ⇒アピールポイント:責任感が強い

→理由③:他の先生がやっていなかった手法を使ったのも大きいな。
  ⇒アピールポイント:行動力がある

②友人・家族に強みを教えてもらう

自分では気づいていないアピールポイントを見つけてもらうために、友人・家族に強みを教えてもらう方法もあります。

自分が気づいていなかった強みを見つけられることがありますし、他者視点なので面接官に納得されやすいという利点もあります。「〇〇の時、××だなって思ったよ」など、思い出話をする感覚で話し、アピールポイントを探してみましょう。

ただ、言われた強みに違和感を感じたら無理して取り入れる必要はありません。たとえば、周囲の空気を読んで本音を言わなかった経験がある人もいるのではないでしょうか。その場合、本心を知っているのは自分だけですので、納得できるものを参考にしてみましょう。

③OB・OGのアピールポイントを参考にする

OB・OG訪問で、就活した時のエピソードを聞いてみるのも有効な手段の1つ。面接で、何をアピールポイントとしていたか聞いて、自分の強みと共有する部分がないか考えてみましょう。

OB・OGは、その企業に受かった人であり、そのアピールポイントであれば面接官に刺さる可能性が高いと考えられるためです

できれば複数人に訪問して、自分の価値観に合うものから、付随するエピソードがないか考えてみましょう。

OB・OG訪問のコツややり方は以下で説明していますので、確認してください。

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④学校の成績表の先生からのコメントを見る

皆さんの小学校、中学校、高校では、成績表に先生からのコメントをもらえる欄がありましたか。そのコメントからアピールポイントを探すのもおすすめの方法です。

「遠足ではリーダーとして皆を引っ張ってくれました」「生き物係として毎日生き物の世話を欠かさずおこなってくれました」などコメントがあると思います。

そこから「リーダーシップ」「責任感」「主体性」「計画性」など、アピールポイントを探してみましょう。

幼い時の自分から強みを探す理由は、今の自分のバックボーンとなっている可能性があるからです。「今は全然変わってしまったな」と感じることもあると思いますが、周囲の環境に自分を合わせてしまっただけかもしれません。

⑤企業の強みから逆算して考える

複数のエピソードが思いついたら、その中からどれを自己PRに使えば良いか考えてみましょう。

自己PRは企業で活躍できることをアピールする場なので、企業が業界の中で何を強みとしているのか、何を企業理念に掲げているのかを調べましょう。

そして、複数ピックアップしたアピールポイントの中で、企業の強みや理念と合致するものを自己PRで使うようにしましょう

他のエピソードも覚えておけば、複数ガクチカを求められたときや、長所を聞かれたときに使うことができますよ。

自分の強みが分からない人向けに、こちらでも強みの見つけ方を解説しているので、参考にしてみましょう。

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上村 京久

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社会で活かされる強みを知るためにアルバイトの同僚に聞いてみよう

友人や家族など周囲の人にアピールポイントを聞く方法を紹介しましたが、中でもアルバイト先の同僚にたずねることをおすすめします。アルバイトのような社会の場で活かされる強みと、プライベートでの強みは異なることもあります。

実際に企業に入社して発揮しやすいのは社会の場で活かされた強みが多いです。また、強みの裏付けとなるエピソードとしても、アルバイトでの話だと実際に企業で働いたらどうなるか面接官がイメージしやすくなります。このように、アピールポイントを見つける方法は複数ありますので、いろいろな方法を試し、最も納得のいくアピールポイントを見つけてくださいね。

アピールポイントに付随するエピソードは複数用意し、それぞれ深掘りしておこう

企業で評価されることはもちろん、話のエピソードの引き出しを多く持てるアピールポイントを探しましょう。企業によっては「強みを活かしたエピソードを他にも教えてください」などと聞かれることもあります。

また、伝えたエピソードをさらに深掘られることもあるため、それに対応できるだけの深みのある話ができるアピールポイントでなければなりません。このようなアピールポイントを見つけるのは簡単ではありませんので、さまざまな方法を試してみてくださいね。

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3ステップで簡単! アピールポイントの効果的な伝え方

アピールポイントの伝え方

ここまで、アピールポイントの見つけ方を確認しました。ここまで頑張って考えたものが水の泡にならないように、どうしたら面接官に伝わるか、効果的な伝え方を考えましょう。

面接官の興味を惹き続けるには、伝え方に一工夫が必要です。結論を冒頭に述べ、具体的なエピソードを後に述べるようにしましょう。

結論、エピソード、それぞれ何を話すべきか、具体例を交えて見ていきましょう。

①結論:目を引くキーワードを端的に伝える

たとえば、行動力や積極性を高く評価する企業で、自己分析の結果、自身の強みとわかった行動力をアピールポイントとすることとします。その場合、結論は「私のアピールポイントはバイタリティがあることです。」などと、一言で言い切りましょう。

この時「行動力」と言うとありきたりになってしまうので、インパクトがある単語に言い換えるとより効果的です。印象に残すことが大切なので、目を見てはっきり「これが私の自慢なんです!」と面接官に伝えましょう。

インパクトを残すキャッチフレーズの作り方は以下でも紹介していますので、参考にしてください。

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②経験:根拠となるエピソードを話す

次に、アピールポイントに説得力を持たせる具体的なエピソードを話しましょう。このエピソードは、具体的であるほど面接官にイメージしてもらいやすくなります

たとえば、以下の通り伝えてみましょう。

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就活生

私は日本とアメリカの懸け橋になりたいと考えており、大学の留学生と日米交流会を企画しました。実行委員会を開設し、委員長として広報活動に力を入れ、100名の学生が参加する行事となりました。アンケートでは90%の学生が大変満足したと回答し、行動力を発揮したことでやりがいを感じました。

数字を出すなど具体的に述べることで、面接官にイメージを持ってもらいやすくなります。

具体的にするためのポイント
  • 数字を盛り込む
  • 固有名詞を入れる

③応用:企業でどのように活かせるか

最後に、そのアピールポイントを企業でどう活かせるのかアピールしましょう。具体的には、以下のような例です。

最後に活躍イメージを持ってもらうことが重要なので、意気込みをしっかり伝えられるといいですね

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就活生

御社は「行動に起こすこと」を行動理念とされており、実際に行動力を活かして、〇〇業界との協力事業を展開されています。私のアピールポイントである行動を存分に発揮することで、御社の今後の事業の発展にもお力添えできるのではないかと考えております。

北浦 ひより

キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる

企業がなぜその強みを求めるのか、理由を明確にしよう

アピールポイントを伝える構成で「企業でどのように活かせるか」を話す部分があります。ここで注意したいのは、そもそも企業がその強みをなぜ評価するのか明確にしたうえでアピールポイントを伝えることです。

「御社は行動力を大切にしているので、私の強みが活かせます」とだけ伝えても、行動力を求める企業はどこにでもあるため「うちじゃなくてもいいのでは」と企業から感じられてしまいます。

理由を明確にすることで、企業研究を徹底しているアピールになる

重要なのは、企業がなぜその特性を重要視するのか一歩踏み込んで考えることです。たとえば、新規事業を積極的に展開するためトライアンドエラーを繰り返せる行動力が求められるのか、営業職のため自らアポイント獲得に動けるような行動力が求められるのか、など企業によって理由はさまざまです。

企業がなぜその特性を重視するのか把握したうえで伝えると、企業理解ができていると評価されますし、何よりも企業に刺さりやすいアピールとなるでしょう。「企業でどのように活かせるか」の部分では、志望動機のような役割もあります。企業研究をしっかりと重ね、受けるそれぞれの企業でもっとも評価されるアピールポイントの伝え方は何か意識できると良いですね。

ES対策! 面接につなげる2つのポイント

アピールポイントの伝え方を上の項目で確認しました。続いて、ES、面接それぞれの具体的な注意点を考えてみましょう。

①端的に表現する

「アピールポイントはこれだ!」とすぐにわかるように、端的に表現することを心がけましょう。一文を短くすることが大切です

自分をアピールするためについ多くを言いたくなると思います。ですが、相手の興味を失わせてしまうことになるので、端的な表現を心がけましょう。

②面接で深掘りされることを想定する

ESは文字数やスペースに制限があります。盛り込みたい内容すべてを書くことはできず、伝えたい情報を取捨選択する必要があります。

ESでは、1つのアピールポイントと、それに対するエピソードを、どう深掘りしてもらいたいか考えて書きましょう

たとえば、以下の自己PRであれば、次のような深掘り質問を想定できます。

私のアピールポイントは行動力です。

私は日本とアメリカの懸け橋になりたいと考えており、大学の留学生と日米交流会を企画しました。実行委員会を開設し、委員長として広報活動に力を入れ、100名の学生が参加する行事となりました。アンケートでは90%の学生が大変満足したと回答し、行動力を発揮したことでやりがいを感じました。

御社は「行動に起こすこと」を企業理念とされており、実際に行動力を活かして、〇〇業界との協力事業を展開されています。私のアピールポイントである行動を存分に発揮することで、御社の今後の事業の発展にもお力添えできるのではないかと考えております。

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想定できる質問
  • なぜ架け橋になりたいと思ったのか。
    →例:海外ボランティアを通して課題感を持った。
  • なぜそのような企画を思いついたのか。
    →例:英語の授業で留学生に話しかけたところ、そのような行事があったらいいなという話になった。

上記のように、たとえば行動力を補強するエピソードを回答することができます。

もちろん、本文で一番アピールしたい「行動力」を伝えているので、深掘りされる内容は他のアピールポイントが伝わる内容でもかまいませんよ。

面接対策! 興味を持ってもらうための3つのポイント

面接で自己PRを伝えるときは、ESに書ききれなかったアピールポイントを伝えること、外見と結びつけてアピールポイントを記憶してもらうことを意識することが大切です。
具体的に何を用意すべきか確認しましょう。

①150字、300字、900字で用意する

面接では自己PRの時間を指定されることがあります。指定される場合は、どのような秒数にも対応できるように、30秒=150字程度、1分=300字程度、3分=900字程度、で用意するようにしましょう。特に字数が少ない場合は、エピソードと、企業でどのようにアピールポイントを活かせるかが、それぞれ偏りすぎないように注意してください

30秒での自己PRは伝えられることが限られており、深掘りされるために興味を持ってもらう必要があります。以下の記事では、興味を持ってもらえるまとめ方を説明していますので、確認してみてくださいね。

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②想定されるQAを用意する

面接で言いたいことを言い切れるように、想定されるQAを用意しましょう。

1往復の質疑応答で全てを言い切ろうとすると長くなってしまうので、深掘りされる想定で用意します

もし言いたかったことを質問されなかったら…という懸念もあるかもしれませんが、自己PRですべてを言い切ろうとしなくても、逆質問などでもアピールできますので、気楽に考えることが大切です。

③抑揚をつけて話す

たとえば大学の講義を聞いていて、一本調子な教授の口調につい眠気を誘われたことはないでしょうか。内容としては素晴らしくても、興味を持たれなければ聞いてもらうことはできません。

身振り手振りをつけたり、主張したいキーワードを強調して言ったりすることにより、どこを聞いてほしいのか、相手に伝わるようにしましょう。  

身振り手振りを自然につける方法は、以下の記事で紹介していますので確認してみてください。

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加藤 大智

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要点をまとめて企業の興味を引き出す伝え方をしよう


アピールポイントでとくに重要なのは、企業の興味を引き出せる伝え方です。アピールポイントが企業が求めるものでも、わかりづらい話し方をしてしまったりすると、素晴らしい強みをもっていても評価されません。

深掘りされる前提でアピールポイントを伝えることが重要だとお伝えしましたが、まずは1分程度に要点をまとめて話すようにしましょう。たとえば、エピソードはすべて伝えるのではなく、取り組んだことの概要と成果だけを簡潔に述べるなどの工夫も効果的です。企業が興味をもってくれれば深掘りされるため、詳しい取り組み内容を別途伝えられる時間が設けられます。その方が、すべてを一度にまとめて話すよりも時間が確保されるため、しっかりと内容を伝えられます。

取り組み内容はあくまで一例ですが、重要なのは「企業に興味をもってもらえるような引き出しを作ること」です。いくら簡潔にまとめて話しても、そもそも興味をもってもらえるような内容や話し方でなければ深掘りもされません。「それで具体的にどうしたのか」と企業から思わず質問されてしまうような伝え方を意識してみましょう。

アピールポイント別の具体例7選

では、実際にどのようにして自己PRができるか、確認してみましょう。具体例を挙げますので、ESでも面接でも、自己PRの参考にしてください。

①問題解決能力

社会人になってから最も重視されるのが、問題解決能力です。仕事ではトラブルが発生するのが日常茶飯事ですので、問題の原因を突き止めて解決できる能力をアピ―ルしましょう。例文を以下の通り紹介します。

例文

私のアピールポイントは、問題解決能力です。

大学時代コールセンターのアルバイトをしていましたが、毎日同じ顧客からのクレームがあり、従業員は疲弊していました。その顧客の勢いで萎縮してしまっている方もいて、毎日職場全体がストレスを抱えている状態でした。

そこで私は、まずその顧客が何を不満に思っているのか冷静に把握するために、顧客にメールを送ることを提案しました。その提案が受け入れられ、メールを送ると返信があり、寂しくて電話をしてしまっていた旨謝罪が書いてありました。その結果、以後その顧客から電話が来ることはなくなり、従業員のストレスも緩和されました。

このように、何が原因なのか探り、問題を解決する能力があります。顧客の課題解決を業務内容とする御社で、私の強みを存分に発揮できるのではないかと考えております。

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キャリアアドバイザー

端的なアピールポイント、補強するエピソード、企業でどう活かせるかを段階的に述べることがポイントです。またエピソードは、「困難をアピールポイントで解決した」ことがわかるものになっています。「困難+アピールポイントでの解決」という構成は、ガクチカでも使ってくださいね。

自己PRから少し逸れますが、問題解決能力に苦手意識を感じている場合は、こちらの記事を参考に鍛えることができますよ。

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②行動力

サークルに入ったり、アルバイトをしたり、多くの人が何かを考えて何かしらの行動を起こしていますよね。

行動力はアピールしやすいことから、就活生の定番のアピールポイントとなっています。以下の例文を見てみましょう。

例文

私の強みは行動力です。

学生時代に「雇用のミスマッチを解決したい」という思いから、人材会社の長期インターンに参加しました。企業と中途入社の方をマッチングさせる仕事の担当になりましたが、企業が求める水準を満たせず、最初の1ヶ月はマッチングさせることができませんでした。

そこで今まで電話のみで企業と会話していた中、対面またはオンライン通話で話せないかアポイントを取り、実際に話すようにしました。その結果、企業の人と距離を縮められ、雑談の中で本当のニーズを把握できるようになり、半年間でインターン生1位の契約数を獲得することができました。

御社は求める人材に行動力がある人を挙げられておりますが、この経験は御社でも活かせると考えています。行動力をもって新人の売上実績No.1を目指して努めたいです。

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キャリアアドバイザー

行動力という差別化しにくいアピールポイントを、差別化しやすい経験などでインパクトをつけるようにしましょう。また、行動を起こす勇気ももちろん大切ですが、何を考えて行動したのか、結果何を達成したのかも伝えると、課題解決のために自主的に行動できる人だとアピールできますよ。

主体性のある行動力をアピールする自己PRの例はこちらでも紹介していますので、参考にしてみましょう。

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③コミュニケーション力

社会人に欠かせないのがコミュニケーション能力です。ありきたりと思う人もいるかもしれませんが、おしゃべり上手というよりは、相手のニーズを察して会話ができるか、ということが重視されます。では、例文を見てみましょう。

例文

私のアピールポイントは、相手の立場に立ったコミュニケーションができることです。

塾講師のアルバイトをしていたとき、生徒の点数が大幅に下がった時期がありました。最初は勉強内容や学習計画の見直しをしたのですが、状況が変わらないため、生徒本人と原因を探ることにしました。

ただ、受験を控えてかなり緊迫した様子であったため、次の3点に留意しながらコミュニケーションを取りました。①生徒の言うことを否定しない②なぜそう考えたのか理由を聞く③辛そうな顔をしていたら、生徒の趣味について話す。そこで生徒に心を開いてもらえ、自習している内容について、勉強計画と実際の進み具合に大きな乖離があったことがわかりました。私に申し訳ない気持ちで言い出せなかったとのことです。そこで、これからはいつでも本当のことを言ってほしい、その度に一緒に計画を練り直そうと伝え、安心してもらい、最終的には志望校に合格させることができました。

御社は「お客様第一」をモットーに掲げられており、この経験を活かして、御社の仕事においても、お客さま一人ひとりの気持ちにしっかり耳を傾け、常にご安心いただけるベストな提案をしていきたいと思います。

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キャリアアドバイザー

社会人に求められるコミュニケーション能力について、しっかり理解していることがアピールしましょう。ただ盛り上げた、交流した、というエピソードにとどまらないようにすることが大切です。また、コミュニケーション能力は幅広い意味を持つため、自分がどんなコミュニケーション能力を持っているのか深掘りし、定義づけておくようにしましょう。

コミュニケーション能力の種類や言いかえ表現について、こちらで紹介しているのでぜひ見てみましょう。

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④リーダーシップ

サークルやゼミの幹事長をやっていた人が、進んでアピールしたいのがリーダーシップですよね。もちろん、団体のリーダー経験は有効ですが、集団を引っ張った経験があれば、必ずしも何かのリーダーであった必要はありませんよ。以下で、リーダー以外の人がリーダーシップを発揮したエピソードの例文を紹介します。

例文

私の長所は、リーダーシップです。

200名規模のオーケストラサークルで、年に2回コンサートホールで演奏しており、その取りまとめを担当することになりました。練習日程を考えたり、練習場所を予約したり、本番にどの曲をどんなタイムスケジュール演奏するか決めたりと、演奏会に関わる全ての取り決めをおこないました。

参加者は、サークルの演奏者、指揮者、外部のサークルに依頼した応援者、OB・OGと多様であり、最初は要望が一致することがなく、いつも誰かが不満をこぼしていました。そこで、練習の終わりに部員1人1人に話し掛け、演奏会をどうしていきたいのか聞く時間を設けました。そこで要望が多いことは必ず実行することとしました。その結果、私の実行力や熱意に皆が信頼を置いてくれたため、最終的には私の一声で意見がまとまることも多くなりました。結果的に、誰1人不満を残さない演奏会を終えることができました。

この経験は、リーダーシップに自信を持つきっかけとなりました。御社は業界No.1のリーダーですが、私もリーダーシップを発揮し、御社のさらなる成長に貢献させていただきたいです。

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キャリアアドバイザー

周囲を細かく観察し、皆をリードしつつも支えた経験があれば、アピールしてみましょう。リーダーシップを発揮するには、周囲から信頼されることが大切ですよね。そのため、信用を得るまでの過程をエピソードに含めると、さらに効果的なアピールになりますよ。また、人数が多く多様性がある集団はリードすることが困難になるため、そのような団体を引っ張った経験があればアピールしてみると良いでしょう。

⑤協調性

和を乱さない人材というアピールも、評価の対象になりますよ。自己中心的にふるまう人がいれば、周囲がストレスをかかえた状態で仕事をすることとなり、結果的に良い成果を上げられないからです。以下の例文を見てみましょう。

例文

私の強みは、「協調性を持って物事をやり抜く力があること」です。

復興が進まない被災地が、人々の記憶の中かから消えていく様子を心苦しく思い、被災地の瓦礫を除去するボランティアに参加しました。

最初は闇雲に瓦礫を運ぶだけだったのですが、周囲を見回すと体力の差があり個人によって進み方が違うことに気づきました。せっかくボランティアに参加したのだからと勇気を出して参加者に話しかけ、効率の良い進め方はないかと話し合いました。そこで、体力に自信のある方は瓦礫の運搬を、細かい作業が得意な方は瓦礫の仕分けをすることになりました。結果的に、それぞれがモチベーションが下がることなく、作業を終えることができました。

御社では、協調性を強みに持っている人が多いとOB・OG訪問で伺いました。私も、協調性を意識しつつ責任感を持って御社で活躍できると確信しています。

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キャリアアドバイザー

協調性をアピールすると消極的なイメージを持たれてしまうこともあるので、積極性を出しつつ協調性を発揮したエピソードがあると良いですよ。自分にどのような役割があると感じ、どんな課題感を持って、どのように立場や主張が異なる人と意見をすり合わせ解決したのかアピールしてみましょう。


協調性の自己PRは以下でも紹介していますので、チェックしてみましょう。

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⑥柔軟性

柔軟性は、めまぐるしく環境が変わるIT業界や、ベンチャー企業などでアピールする人が多いです。環境変化に素早く対応したり、既存の価値観に囚われず行動したエピソードがあればアピールしてみましょう。

例文

私の強みは柔軟性があることです。

私は大学時代、カフェで接客のアルバイトをしていました。マニュアル通り接客していましたが、新商品の売れ行きが良くないことに気付きました。そこで店長に、人気のお菓子とセットでの提案をマニュアル化しないかと相談したところ、快く理解いただき、以後新商品の売り上げが地域内店舗1位になりました。このように、現状を把握し、どうしたらより良くなるか常に柔軟に考えることができます。

御社は事業展開にスピード感があると感じておりますが、柔軟性を活かして活躍できると考え、特に新規事業への参画をさせていただきたいと思っております。

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変化を楽しめる人にとって、柔軟性はアピールしやすい強みだと思います。状況や相手によって臨機応変に対応したエピソードを具体的に話してみましょう。また、受け身ではなく現状に疑問を持って、主体的に柔軟性を発揮した経験を探してみましょう。変革を求める企業へのアピールとしてより効果的ですよ。

⑦責任感

一度与えられた仕事を最後までやり抜く姿勢は、多くの企業でも評価されやすい強みです。やるべきことをやり切り、他者に迷惑をかけないその姿勢を、例えば以下のようにアピールしてみましょう。

例文

私は責任感があり、任されたことは途中で投げ出さず、最後までやり抜くことが出来ます。

大学時代は社会経済学ゼミのグループ長を務めており、毎日のようにゼミ生で集まって話し合いをしていました。ゼミ生の中には、アルバイトや部活動の関係で出席が難しい学生がおり、作業量の差ができてしまい苦労しました。ですが、ゼミに来れなかった学生も進捗を把握できるように、毎日チャットで進捗を細かく共有したことで、その学生がゼミに出席できた際には作業を任せ、誰1人疎外感を感じさせないようにしました。

その結果、他の大学との合同のプレゼン大会でチームワークを発揮し、優勝することができました。これは、輪を乱さないこと、皆が同じ方向を向けるようにすることがグループ長の責任だと感じ、最後までやりきれたからだと思います。

OB・OG訪問をする中で、責任感を持つことに価値観を感じている方が多いと感じました。御社でも自分の役割を把握し、最後まで諦めず努力を重ねて目標を達成したいと考えています。

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キャリアアドバイザー

サークル活動や部活動など、学生時代の活動は、本来であれば責任を負う必要のないものがほとんどです。そのため、学生時代に責任感を発揮してやり切ったことがあれば、大きなアピールポイントになります。与えられた役目の仕事は何か、主体的に考えてやりきったエピソードがあればぜひアピールしてみましょう。

誠実な人柄を伝えられる、責任感についての自己PRはこちらも確認してみてくださいね。

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自分の経験やスキルに自信がないときの見つけ方

アピールポイントがない、コンプレックスがある、という人もいると思います。ただ、成果を出していなくても、他の見方をすれば誰にも負けない強みになるので、アピールポイントの見つけ方を考えてみましょう。

もちろん、自己PRとして言いたくない場合は無理にアピールするありません。他にエピソードがない場合は、一例として参考にしてください。

例①部活動で思うような活躍ができていなかった場合

たとえば、学生時代はずっと部活動に打ち込んできたけど、試合に出場していなかったり、自分が納得のいく形で終えられなかった場合も、アピールポイントはあります。たとえば、注意深くほかの部員を観察していた、ということがあるかもしれません。アピールの仕方は、以下の例文を参考にしてみてください。

例文

私の強みは、目的のために何が必要か分析する力があることです。

私は大学時代ラグビー部に所属していましたが、4年間補欠でした。チームでの目標は全国大会に出場することだったのですが、コーチが不在で練習メニューも決まっておらず、チームの士気が下がっていました。

私は常に部員のプレーを詳細に観察していたため、それぞれの癖を把握しておりました。そこで、それぞれが弱みを改善できる個人向け練習メニューを考え、キャプテンと相談しつつ個人練習の時間を全員に設けることとなりました。その結果、チームは全国大会に出場することができました。

志望するマーケティングの部署では、分析力が必須であると理解しています。私は御社に入社した後も分析力を活かして課題解決ができると考えております。

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例②アルバイトやサークルが長続きしていなかった場合

アルバイトやサークルなどが長続きしていない場合も、アピールすることは可能です。重要なのは長続きしていたかではなく、どんな価値を生み出したかだと考えて、短期間で成果を出した経験を伝えましょう。もちろん、アルバイトなど以外の経験でも問題ありません。

例文

私の強みは課題解決力があることです。

私は「こども食堂」という、毎日ご飯が食べられないこどもたちに向けて低価格で食事を提供するボランティアに参加しました。悩みを誰にも相談できず犯罪に手を染めたこどものニュースを見て、こどもたちの相談相手になりたいと思ったのがきっかけです。

ただ、当初はボランティアの参加人数が少なく、配膳に必死でこどもたちの相手になる余裕がありませんでした。そこで参加人数を増やすためにSNSで呼びかけをしました。各SNSを駆使して段階的に呼びかけをおこなったことで、1か月で参加人数を5人から15人に増やしました。その結果一人一人の仕事に余裕ができ、こどもたちとのコミュニケーションの時間を1日1時間以上とることができました。

このように、課題を感じたことに対し積極的に解決できることが私のアピールポイントです。御社では日々積極的に課題を解決する姿勢を大切にされており、活躍させていただけるのではないかと思っています。

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例③留年をしていた場合

留年をしていた場合、一般的にはマイナスですが、留年の経験を通じて何を課題にし何を改善したのかがわかれば、面接官に悪い印象を与えることはありませんよ

例文

私の強みは計画性があることです。実は大学1年の時に遊びやサークル活動にばかり時間をとられてしまい、授業に出ず、そのせいで留年してしまいました。

このままではいけないと考え、2年から計画的に学業、サークル、アルバイト、遊びをおこない、それからは一度も単位を落とすことなく励むことができました。今、考えると、自分を成長させる良い期間であったと思います。

一度失敗したからこそ、二度と失敗したくないという覚悟を持っていつも計画を立てています。御社で志望させていただいている事務職でも、計画性を発揮し、自己管理能力をしっかりと高めながら活躍していきたいです。

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アピールポイントについて悩む学生からよくある質問に回答!

就活におけるアピールポイントがどのようなものかわからない学生や、アピールポイントをどうやって魅力的に伝えていいかわからないと悩む学生はたくさんいます。そのような学生からの質問に、キャリアアドバイザーが回答します。

  • アピールポイントとはどのようなものを指しますか?

    就活におけるアピールポイントとは、企業で活かせる強みのことを指します。企業がアピールポイントを質問する背景として、入社後に活躍しそうな学生を採用したいという思いがあります。そのため、アピールポイントを通じて企業で活かすことができるスキルや考え方をしっかりと伝えることが重要です。

    また、評価されるアピールポイントは企業によって異なります。自己分析と企業分析を重ね、受ける企業に合わせたアピールができるように意識しましょう。

  • アピールポイントを効果的に伝える方法を教えてください。

    アピールポイントを効果的に伝えるためには、結論から述べることを意識しましょう。たとえアピールポイントを裏付けるエピソードがあっても、肝心なアピールポイントが何かはっきりわからないまま話してしまうと、企業には魅力が伝わりきりません。冒頭で「私の強みは問題解決力です」など一言で言い切ることが重要です。

    エピソードを話し終えたら「アピールポイントを企業でどう活かすか」まで踏み込んで伝えることで、企業からプラスの印象を得ることができるでしょう。

アピールポイントは企業で発揮できる強み! 意味や目的を理解して面接官に伝えよう

アピールポイントは、単純な強みではなく企業で発揮できる強みを意識することが大切です。企業が求める答えは何か、どう見つけたら良いか、どうしたら伝わるのかを考えてみましょう。

自分が短所だと思っていることも、企業から見ればアピールポイントになるかもしれません。企業研究、自己分析を徹底して自己PRに役立ててみてください。皆さんの就活がうまくいくように応援しています。

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