履歴書のクラブ活動欄の書き方5ステップ|所属なしの場合の例文付き

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履歴書のクラブ活動欄の書き方5ステップ|所属なしの場合の例文付き

目次

  1. 履歴書のクラブ活動欄は自分の強みを伝えるチャンス! 書き方のコツを押さえよう
  2. 履歴書のクラブ活動欄で企業が見ているポイントを押さえよう
  3. 履歴書のクラブ活動欄の書き方5ステップ
  4. ステップ①:自分が頑張った活動内容を振り返る
  5. ステップ②:その中でも実績や結果が出せた経験を抽出する
  6. ステップ③:どんな役割で何の活動をしていたかを書き出す
  7. ステップ④:クラブ活動の中で努力したことを盛り込む
  8. ステップ⑤:クラブ活動の中で得たものや学びを述べる
  9. 種類別に書き方を紹介! 履歴書のクラブ活動欄の例文
  10. 文化系の部活動
  11. 体育系の部活動
  12. 役職別に書き方を紹介! 履歴書のクラブ活動欄の例文
  13. ①キャプテン・部長
  14. ②サブキャプテン・副部長
  15. ③マネージャー
  16. ④会計
  17. ⑤広報
  18. ⑥渉外
  19. ⑦メンバー
  20. 部活に所属していない場合は中高時代の部活やサークル活動などを記入しよう
  21. 所属してなかった人必見! クラブ活動として記載できる学内活動の例文
  22. ①中学・高校時代のクラブ活動
  23. ②サークル活動
  24. ③ボランティア活動
  25. 履歴書のクラブ活動欄を書く際のワンポイントアドバイス
  26. 仕事をしている姿がイメージできるアピール内容にしよう
  27. エピソードは数字などを用いて具体的に伝えよう
  28. 記述スペースの8割は埋めよう
  29. 履歴書のクラブ活動欄に関する学生からのよくある質問
  30. 兼部していた場合はどのようにアピールするのが良いですか?
  31. 短期間しか部活動に所属していない場合はどのようにアピールできますか?
  32. 履歴書のクラブ活動欄をうまく活用してライバルに差をつけよう

履歴書のクラブ活動欄は自分の強みを伝えるチャンス! 書き方のコツを押さえよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「履歴書のクラブ活動欄に何を書けば良いかわかりません」
「クラブ活動の経験をどのようにアピールすれば、採用担当者に響くのでしょうか?」

といった質問を受けます。なかにはクラブ活動をしていなかったので、空欄のまま提出するしかないのではと心配している人もいるかもしれません。

この記事では、企業の採用担当者がクラブ活動欄から知りたいと思っていることや、部活動経験者・未経験者の両方に向けた履歴書の書き方を紹介します。

履歴書のクラブ活動欄は、学生の人間性や培ったスキルを伝えられる貴重なスペースです。クラブ活動で得た努力や学びを得たエピソードを効果的に伝え、採用担当者に響く履歴書を作りましょう。

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履歴書のクラブ活動欄で企業が見ているポイントを押さえよう

企業の採用担当者は、クラブ活動欄から学生の特性やポテンシャルを読み取ろうとしています。ただ活動内容を列挙するだけでは魅力が伝わらないため、以下の3つのポイントを意識して記入をしましょう。

クラブ活動欄で企業が見ている3つのポイント
  1. 役職や年齢が違う人とどのようにかかわりを持っているか
    ➡先輩や後輩、監督・コーチなど立場や年齢が異なる人々との協働
  2. クラブ内での役割はどのようにこなしたか
    ➡キャプテンや部長などの公式な役職だけでなく「縁の下の力持ち」「ムードメーカー」といった役割も該当
  3. どのような実績や成果を出したか
    ➡大会での入賞や部員数の増加など、数字で示せる成果を評価

いずれのポイントも、ビジネススキルを活用して問題を解決したなどのエピソードをふくめると、採用担当者が評価をしやすくなります。たとえば「口下手なコーチの意図を把握し、部員たちへ適切な指導サポートをおこなった結果、地区大会で優勝できた」のような経験は、ポイントを踏まえたエピソードと言えるでしょう。

履歴書へクラブ活動について記載をするときは、周囲とのかかわりと成果を意識して記載することが大切です

面接では、履歴書の内容をもとに「部活動で学んだことは何ですか」と聞かれることもあります。以下の記事で答え方をチェックしておきましょう。

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履歴書のクラブ活動欄の書き方5ステップ

履歴書のクラブ活動欄を5ステップで書く方法

たとえどれだけクラブ活動に力を注いでいたとしても、いざ履歴書に書き出すとなると「何から記載したら良いかわからない」と悩んでしまうケースは珍しくありません。

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キャリアアドバイザー

採用担当者の目に留まるクラブ活動欄にするためには、自分なりの経験から得た成果を分析し、学びにつなげていくことが大切です。

ここでは、手順どおりに実施すれば効果的な内容を作れるクラブ活動欄の書き方5ステップを解説します。

ステップ①:自分が頑張った活動内容を振り返る

まずは、自分が取り組んできたクラブ活動の内容を振り返りましょう。ここでの目的は活動内容を網羅的に振り返ることです

この時点で「この内容はアピールにはならないかも……」と決めつける必要はありません。次のステップで厳選をする作業が待っているため、とにかく書き出してみることを意識してみてくださいね。

できるだけ時系列に沿ってエピソードを洗い出していくと、漏れが出ないためおすすめです。活動内容に加えて、自分の成長についての振り返りもできるようになります。

ステップ②:その中でも実績や結果が出せた経験を抽出する

ステップ①で書き出した活動内容のなかから、実績や結果を出すことができた経験を抽出しましょう。「大会で勝利した」「良い成績を収めた」など、客観的に見ても成功体験と言える内容を意識して抜き出してみてください。

「努力はしたものの、明確な実績や結果につながらなかった」と感じるエピソードがある場合でも、実績や結果の捉え方を変えると抽出対象になるかもしれません。

たとえば「自分の代でこれまでの風習を変えた」「未然に問題になりそうな点を予想して防ぐことができた」などの経験は、目に見えた成果ではないだけで、評価に値する立派なエピソードです。

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キャリアアドバイザー

これまでの自分が頑張った内容を振り返りつつ、実績や結果が伴った経験は積極的にピックアップをしておいてくださいね。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!クラブ活動の経験を魅力的に伝えるポイント

吉川 智也

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吉川 智也

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企業に響く「文章構成」がカギ

履歴書のクラブ活動欄や、「学生時代に力を入れたこと」としてクラブ活動の経験をアピールするうえで、「文章構成」は非常に重要です。これから解説する構成で記述することで、経験の大小にかかわらず、企業に効果的にアピールできますよ。

まず、最初の一文で結論を端的に伝えます。たとえば、「私が学生時代に頑張ったことは〇〇部での活動です」といった形ですね。この一文で、話の全体像が把握できることが大切です。次に、経験の前提や背景について伝えます。だれが読んでも一度で理解でき、イメージしやすいように具体的に書きましょう。

そして、明確な目標設定と、目標達成における課題について記述します。これらは、数字を用いて具体的に示すと良いですよ。たとえば、「売上を向上させました」よりも、「売上を〇〇円上げることに成功しました」と伝えることで、企業の納得度は高まります。

さらに、その課題に対してどこに着目したのか、原因分析について書きます。その後、課題と原因に対して妥当性のある具体的な施策や行動を説明し、最後に結果を明確に示しましょう。

成果や実績に自信がなくても大丈夫! 企業が重視するのは実績よりもプロセス

企業は実績そのものよりも、プロセスを重視する傾向があります。実績に自信がない人も、課題解決に対する行動を具体的に言語化することが重要と言えます。

ステップ③:どんな役割で何の活動をしていたかを書き出す

実績や結果を出した過程のなかで、自分の役割や立ち位置を思い出してみましょう。部長としてメンバーをリードしていたのか、マネージャーとして全体のサポートをしていたのかなど、同じ結果であっても役割によって取り組み方には違いがあるはずです

のちほど例文の部分でも紹介しますが、部活動ではチーム内での役割によってアピール内容が違ってきます。

その実績を出せた過程にあった自分の役割を明確にしておくことで、どのように伝えたらより効果的に採用担当者にアピールできるかを考えられるようになるでしょう。

ステップ④:クラブ活動の中で努力したことを盛り込む

採用担当者は、クラブ活動のなかで「どのような努力をしたか」についても注目しています。実績や成果を出すために努力した過程をエピソードに盛り込むことで、人柄をより強くアピールできるのです。

また、努力をするなかで発揮したスキルを絡めて言及をすると、より説得力のあるエピソードができあがります。たとえば、以下のようなスキルはアピールとして盛り込みやすいでしょう。

アピールにつなげやすい3つのスキル
  1. 主体性
    例:大会に向けて練習メニューを自ら提案し実行した
  2. 協調性
    例:意見の対立を乗り越えて合意形成した
  3. 継続力
    例:3年間皆勤で練習に参加した

これらの要素を自分の経験と結びつけて具体的に表現すれば、クラブ活動で得た実績や成果をより効果的に見せることが可能です

ステップ⑤:クラブ活動の中で得たものや学びを述べる

クラブ活動でどのような努力をし、どのような成果を出したのかを書いて満足してしまっては、効果的なアピールができたとは言えません。

「クラブ活動での経験を経て何を学んだのか」まで記載して初めて、採用担当者の目を引く内容が作れるようになるでしょう。

選考では、企業に利益を与えられる存在なのかどうかもチェックされています。クラブ活動を通した学びが、企業内での仕事に役立つと採用担当者に判断してもらえれば、高評価を得られるようになるでしょう

自己PRでも部活動の経験をアピールしたいと考えている人はこちらの記事も参考にしてくださいね。

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キャリアアドバイザーの体験談企業に評価されるクラブ活動の経験の2パターン

柴崎 拓也

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柴崎 拓也

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自分の技術向上への努力とチームでの課題解決の経験がカギ!

採用担当に響くクラブ活動の経験は、大きく分けて2つのパターンがあります。一つ目は、全国大会出場などの目標に向かって自身のスキルアップを図り、課題点を分析し、計画的に努力を続けたというものです。二つ目は、チームで目標を達成するために、チームの課題を見つけ、その課題解決のために貢献したというパターンです。

チアリーディング部での活動をアピールした学生の例文を紹介

たとえば、チアリーディング部での経験をアピールした学生を支援したことがあります。以下のような文章を一緒に作成しました。

「私が学生時代に頑張ったことは、10年以上継続しているチアリーディング部での活動です。大学では、チームとして全国大会優勝を目標に活動していました。その目標達成には、チーム力の向上と、大会までに完成度を100%にするための計画立てが課題でした。

チーム力向上については、まず自分から積極的にチームメンバーに話しかけ、チーム内のコミュニケーションの活発化に努めました。完成度を100%にするためには、練習計画を綿密に立て、できない技や演技はその日のうちに習得するまで練習時間を費やしました。また、だれかの課題を個人の問題とせず、チーム全員で解決できるよう、全員でサポートし合いながら練習に取り組みました。その結果、目標としていた日本一を達成できました」

このように、「目標・課題・具体的な行動・結果」を明確に示すことが、クラブ活動を効果的にアピールするうえで非常に大切ですよ。

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種類別に書き方を紹介! 履歴書のクラブ活動欄の例文

【種類別】履歴書のクラブ活動欄の例文
  1. 文化系の部活動
  2. 体育系の部活動

ここからは、実際に履歴書のクラブ活動の欄にどのように記載したら良いのかを例文で紹介します。

まずは、クラブ活動をおこなっている人に向けて、文化系・体育会系の両方の例文を挙げて、それぞれの解説をしていきます。

文化系の部活動

ここからは、文化部の部活動の例文を紹介します。

努力をした過程を記載しつつ、実際の職場でどのように活かすのかまでを描いた例文になっているため、ぜひチェックしてみてくださいね

例文①

例文

私の強みは、目標に向かって諦めずに努力し続けられる点です。大学では吹奏楽部に所属しており、肺活量が必要な楽器を演奏しているため筋力や体力が求められます。私はトランペット奏者として、練習に励みました。

私は、もともと体が細く、肺活量には自信がありませんでした。吹奏楽部の演奏練習前に学校の周りを5周走り、腹筋も80回おこないました。これはほかの部員よりも多くした練習量です。その結果、3年生の頃には部長になり、ほかの部員の手本となって活動を進めました。

貴社に入社した後も、吹奏楽部で学んだストイックに努力する精神を活かして、営業職として業績に良い成果をもたらす働きをしていきたいです。

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キャリアアドバイザー

学んだことを具体的な職種と結び付けてアピールできていますね。

例文②

例文

朗読部に所属しています。本を読むのが好きだという理由で所属をしてみたものの、初めは周囲との実力の差に圧倒されてしまいました。

呼吸のタイミングや間の置き方など、今の自分に足りていないものがたくさんある現実を突きつけられました。ただ丁寧に読むだけでは到底たどり着けない領域に、活動を辞めようかと悩んでしまったのが正直なところです。

しかし、とにかく1年間続けてみようと思い継続したところ、徐々に先輩から褒められるほどに上達することができました。さらに1年間休まずに活動へ参加していたら、部内での選抜メンバーに抜擢してもらうことができました。

クラブ活動を通して、継続が必ず自分の味方をしてくれることを学びました。貴社へ入社後も、うまくいかないことでもまずは続けてみる意識で、業務に臨みたいと思っています。

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努力が成果としてしっかりとあらわれているエピソードになっていますね。

体育系の部活動

次に、体育系の部活動の例文を紹介します。

レギュラー争いなどで味わった挫折を乗り越えたストーリーなど、成果を出す過程を意識した例文になっているため、ぜひ参考にしてみてくださいね

例文①

例文

私の強みはリーダーシップです。私は大学1年生の頃から野球部に所属し、大学4年生ではキャプテンを務めることになりました。キャプテンとしてチームを引っ張る役割になったため、メンバーみんなをリードするために、自分がだれよりも練習に励み、手本となることを心掛けました。

結果、ピンチの状況でも一致団結し支え合えるチームに成長しました。チームワークの良さを活かしたプレーができるようになり、全国大会へ出場することもできました。

貴社でも持ち前のリーダーシップを活かしてチームを引っ張っていきたいと思います。

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キャリアアドバイザー

キャプテンとしてどのように取り組んできたかが明記されていて良いですね。

例文②

例文

サッカー部に所属しています。関東大会に毎年出場するようなチームなこともあり、レギュラーになるための努力は日々欠かしておりません。

大学2年生のとき、有望な1年生が入ってきたことをきっかけに、一度レギュラーを外されてしまったことがありました。あまりにも悔しかった私は、自分に足りないものをすぐさま模索した結果、左足のコントロールという結論にたどり着きました。

それからは、常に左足を使ってボールを触る意識をしました。右足を使えば楽にプレーができるタイミングでも、将来のレギュラーになる自分を想像しながら、懸命に左足を使い続けました。

チャレンジが3カ月ほど続いたタイミングで、レギュラーを決める紅白戦が開催されました。私が左足を積極的に使ったプレーを見せると「そのスキルがあれば戦力になる」と監督から言われ、レギュラーへ戻ることができました。

この経験を通して、苦手なことは克服できることを学んだと思います。貴社へ入社後も、初めはうまくできない業務にも果敢にチャレンジを続けて、得意にしてしまうような行動をしたいです。

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苦手なことを克服した過程について、具体的に説明できていますね。

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役職別に書き方を紹介! 履歴書のクラブ活動欄の例文

クラブ活動では、役割を担っていたという人もいることでしょう。自分の役割とクラブ活動での経験を明確に伝えられると、より印象的で高評価を得ることにつながります。

ここからは役職別の例文を紹介します。自分がどのような立場で、どのような取り組みをしてきたのかを振り返りながら、読み進めてみてくださいね。

①キャプテン・部長

キャプテンや部長は、メンバーのやる気を高めてチームの団結力をアップさせる重要な役割と言えます。練習メニューを組み立てたり、チームの方向性を決めることもあるでしょう。

キャプテンや部長を経験していたという人は、リーダーシップを発揮した経験を伝えると良いでしょう。特に、ただメンバーを引っ張っていたのではなく、チーム全体を鼓舞して正しい方向性に導いてきたことが伝えられるとベストです

例文

例文

私の強みはリーダーシップです。私は大学1年生の頃から野球部に所属し、大学4年生ではキャプテンを務めることになりました。キャプテンとしてチームを引っ張る役割になったため、メンバーみんなをリードするために、自分がだれよりも練習に励み、手本となることを心掛けました。

結果、ピンチの状況でも一致団結し支え合えるチームに成長しました。チームワークの良さを活かしたプレーができるようになり、全国大会へ出場することもできました。貴社でも持ち前のリーダーシップを活かしてチームを引っ張っていきたいと思います。

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キャプテンとしてどのように取り組んできたかが明記されていて良いですね。

②サブキャプテン・副部長

サブキャプテンや副部長という立場は、キャプテンや部長を補佐する役割があります。キャプテンがチーム全体を指揮する立場であるのに対して、キャプテンの目が行き届かない細かい部分を担うのがサブキャプテン・副部長の役割と言えるでしょう。

また、チームの意向に対して客観的な意見を述べる調整役を果たしたこともあると思います。そのような組織の調整役として活動した経験をアピールできると良いですね

例文

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私はバスケ部での経験を通して協調性を身に付けました。バスケ部では副部長を務め、部長を支えることとチームバランスを取ることの両方を意識して活動しました。

試合に向けての話し合いで、部長と部員の意見が対立することもありました。私は部長と部員の意見の折衷案を提案し、相反する意見をまとめることで全員が納得して意思決定をすることに貢献しました。その戦略が功を奏し、大会でも勝ち上がることができました。

貴社に入社した後は、持ち前の協調性でチームのバランスを取り、チーム力を高めることで、貢献したいと思います。

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協調性の内容として、相反する意見をまとめて全員が納得できるアイデアを提案する力があることを述べているので、採用担当者にも好印象を持ってもらうことができますね。

③マネージャー

マネージャーはチーム全体のサポート役と言えます。キャプテンやプレイヤーのように勝利に直接貢献したという成果はアピールしづらいですが、日々縁の下の力持ちとして活動してきたことに強みがあると言えます。

たとえば、事務や会計の仕事をしていたという人は、コツコツと与えられた役割を果たしたことが強みになります。部員の悩みごとに対して親身に向き合うことで組織の雰囲気を良くしたことなどもアピールポイントになるでしょう

縁の下の力持ちをアピールする方法はこちらで解説しています。

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縁の下の力持ちを自己PRするには?向いている仕事や例文を紹介

例文

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私はチームを成長させるために縁の下の力持ちとして活動できます。私はバスケットボール部のマネージャーをしていました。

業務としてはお茶出しや洗濯、後片付けが中心でしたが、それだけではなく部員の練習メニューを一緒に考えその記録を取りました。記録を取り続けることで選手の長所や短所を見つけられるようになったほか、監督とも連携をとり、選手の長所を活かした練習を提案することで、部員の力を伸ばすことに貢献しました。結果としてチームとしても成長し、都大会でベスト4まで勝ちあがることができました。

私は貴社に入社後もチームのために働き、一致団結して実績をつくることに貢献してまいります。

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マネージャーとしての通常業務以外にも自分の意思で行動したことが伝わりますね。

④会計

履歴書のクラブ活動欄では、もちろん会計のような事務の役職でのアピールも効果的です。

正確性についてのエピソードを話したり、臨機応変な対応をし問題を解決した経験を話したりするだけで、ビジネススキルとの関連性を評価してもらえるでしょう

例文

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私は子どもたちとレクをするクラブ活動のなかで、会計係を担当していました。1カ月に一度実施されるイベントにおいては、予算をしっかりと管理することが大切です。年間を通して子どもたちが楽しめるレクを作っていくためにも、イベントにかかるお金に偏りを出さないよう常に気を配っていました。

クリスマスパーティーをおこなう会議をしたとき、チームがつい気が大きくなったのか、普段の倍の金額を使ったレクを実施する話で盛り上がりました。このままでは以降のイベントが成り立たなくなると感じた私は、冷静に会計状況を根拠として伝え、議論を現実的な方向へと修正することに成功しました。

クラブ活動を経て、根拠を提示したうえでの提案は、相手に響くことを学びました。貴社に入社後も、信頼できる情報を提供しつつ、自分の考えを述べられるような仕事をしたいと思っております。

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データをもとにした根拠ある説得をしたことがわかり、学生の人柄をアピールできています。

⑤広報

クラブ活動での広報担当経験は、多くのビジネススキルに直結する貴重なアピールポイントになります。具体的な数字と成果を盛り込みやすく、採用担当者の目を引きやすいと言えるでしょう

たとえば「クラブのSNSフォロワーを半年で300人から800人に増加させた」「イベント告知ポスターを作成し、前年より150%の集客を実現できた」といった具体的な実績が説得力を高めます。

例文

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私は、演劇部の広報係として活動をしています。以前、せっかく良い舞台ができたのに、集客が目標の半分もできていない状況に陥ったことがありました。このままではいけないと思った私は、舞台の練習風景などを毎日のように記録し、レポート記事としてSNSにアップする活動を始めました。もともと奇抜なコンセプトの舞台だったこともあり、徐々に注目をしてくれる人が増え、チケットが売り切れになっていたときには驚きました。

クラブ活動のなかで、まずは行動してみる大切さを学んだと思っています。貴社に入社後も、大きな目標に対してもとにかく一歩踏み出していくことで、成果を掴み取れる人材になりたいです。

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自ら積極的に行動をし、成果につなげたストーリーが伝わる内容になっています。

⑥渉外

クラブ外の人たちと連絡を取り、交渉をおこなう役割をもつ渉外は、経験のなかで得たビジネススキルをアピールしやすい役割と言えます。数値の変化を表現するだけで、採用担当者が実績をイメージできるようになるためです。

また渉外の場合は、コミュニケーションスキルを身に付けた経験があれば積極的にアピールすることをおすすめします。対話の能力が、すべての仕事において有効な力であるため、同時に評価も得られやすいでしょう。

例文

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私はイベントサークルのなかで、渉外の役割を担っています。街を巻き込んだプロジェクトにおいては、地域の店舗などを中心に、イベントの協力を得ることが不可欠です。

そのようなときに、渉外の私が一軒ずつ説明に伺うのですが、すべての方々から理解を得られるわけではありません。街全体でおこなうスタンプラリーを実施する計画を立てたときは、メイン通りの一軒が企画に賛同してくれず、イベントをおこなえなくなる可能性がありました。

私は持ち前の粘り強さを胸に、何度も店舗へと依頼をしました。数日間顔を出していくなかで「情熱が伝わった」との言葉とともに、企画を承諾してもらったときは心から嬉しくなったのをよく覚えています。

この経験を経て、私は諦めない心を学びました。貴社に入社後も、営業として何度もチャレンジしていく姿勢を忘れないように日々を過ごしていきたいです。

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諦めない心を持つアピールにつながるエピソードを、丁寧に描けていると思います。

⑦メンバー

キャプテンやサブキャプテンといった特別な役職でなかったとしても、クラブ活動を通して、自分の技能の向上やほかのメンバ―と協力した経験などはアピールできます

自分がチーム全体のためにどんなことをしてきたのかをしっかりと振り返り、言語化していきましょう。

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私は、所属しているサッカー部での活動を通して、忍耐力を身に付けました。フォワードのポジションにもかかわらず体の小さかった私は、相手と当たり負けしてしまうことが悩みでした。現状を打破するため、フィジカルトレーニングをおこない、強い身体作りに努めました。

最後の大会で私が意識したのは、前線で身体を張って積極的にパスを出すことです。惜しくも1点差で負けてしまいましたが、体格差のある相手とも対等に試合を進めることができました。

私は、クラブ活動を通して得た忍耐力を活かして、困難な仕事にも耐え抜いて、業績につなげる働きをしていきたいと思います。

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自分の短所をしっかりと把握し、それを乗り越えようとした向上心の高さもアピールできますね。

履歴書の基本的な書き方をマスターしたい人はこちらもチェックしてみてください。

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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!サークル活動を魅力的にアピールするコツ

酒井 栞里

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酒井 栞里

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「自分ならではの経験」を書くようにしよう

「サークル活動」をアピールする際、単にサークルの紹介文のような書き方をしている人もいますが、企業からすると人物像がわかりづらくアピール度が低くなってしまうので注意しましょう。

たとえば、「私はバレーボール部に所属し、部員は30名で活動は週に3日、全国大会出場を目指して頑張りました」といった客観的事実だけを書いてしまうと、採用担当者は「バレーボール部に所属している」ことしか把握できず、応募者の人間性や持ち味を理解できません。「クラブ活動欄」では、自分なりに努力したことや活動を通して得られたことなど、「自分の本質」も盛り込むことをおすすめします。

たくさんの履歴書を読んでいる採用担当者は、学生の〇〇サークル、〇〇部などの活動内容については、ある程度想像できるのが一般的です。でも、その活動を通して何を考え、どのように動き、どのような成長があったのかは人それぞれ違いますよね。「クラブ活動欄」では、自分の活動内容をしっかり言語化し、アピールすると良いでしょう。

履歴書を書く時間がない時は、履歴書マニュアルを活用しよう!

履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。

そんな時は履歴書のポイントを網羅した履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。

実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。

こんな人におすすめ!
・書類選考を確実に突破したい人
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部活に所属していない場合は中高時代の部活やサークル活動などを記入しよう

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就活生

大学で部活動に入っていなくて……。クラブ活動の欄は、空白で出すしかないのでしょうか?

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安心してください。大学で部活やサークルに所属していなくても、履歴書の空欄を埋める方法がありますよ。

前提として「中学・高校時代の部活動経験」でも十分アピールになることを理解しておきましょう。「中学のバスケ部で副キャプテンを務めた」「高校の吹奏楽部で県大会に出場した」など、過去の経験も立派なアピール材料です。

大学時代のクラブ活動以外に履歴書に記載できる内容としては、次のようなものが挙げられます。

大学時代にクラブ活動に所属していない場合でも記載できる内容例
  • 中学、高校時代のクラブ活動
  • サークル活動
  • ボランティア活動
  • 趣味のグループ活動
  • 地域のスポーツチームでの活動

注意点として、空欄で提出することは避けましょう。「書くことがない」という消極的な印象を残してしまい、記載しているほかの学生との差がついてしまいます。

大切なのは「何をしていたか」よりも「その経験から何を学んだか」です。少しでも自分の成長につながった活動があれば、自信を持って記入をしてみてくださいね

ボランティアのような課外活動をアピールする方法を知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。

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柴崎 拓也

キャリアアドバイザー

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これまでの生活を多角的に振り返ってみよう

応募書類の添削をしていると、クラブ活動欄が空白になっている人を見かけますが、これは非常にもったいないことです。クラブ活動欄は、必ずしも「クラブ活動のことだけを書きましょう」といったことではなく、大学生活で「学業以外で何に取り組んだのか」といった視点も含まれているため、大学生活を多面的に振り返って見ると、何かしらエピソードが出てくる場合が多くありますよ。

たとえば、学園祭の実行委員を経験した人は、成功させるために委員のメンバーと協力して動いたことや、自ら工夫したこと、提案したことなどが書けるでしょう。なお、クラブ活動欄は単発的なイベントに参加したことを書いても問題ありませんよ。

また、ある学生は環境問題についてオンライン座談会に参加し、視野が広がった経験を魅力的に書いていました。近年はオンラインでのイベントも多くおこなわれているため、もしエピソードがなくて困っている人は、今からでも参加できそうなイベントを探してみるのをおすすめします。

所属してなかった人必見! クラブ活動として記載できる学内活動の例文

 クラブ活動として記載できる学内活動の例文
  1. 中学・高校時代のクラブ活動
  2. サークル活動
  3. ボランティア活動
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就活生

クラブ活動に所属していない場合でも、履歴書の空欄を埋められることはわかったけど、実際にはどのように書けば良いかイメージがつきません。

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クラブ活動のアピールをするのと同様に、これまで学んできた書き方を実践すれば問題ありませんよ! イメージするためにも、例文を紹介します!

①中学・高校時代のクラブ活動

前述している通り、中学・高校時代の部活のエピソードを記載しても問題はありません。大学時代にクラブ活動に所属していなかったという人や中学・高校時代に受賞の経験があるという人は、中学・高校時代に遡ってアピールした方が空欄で提出するよりは好ましいと言えます

なかには、大学時代に限定してクラブ活動欄を記載するように指定をする企業もあります。そのような指定がないかはあらかじめ確認するようにしましょう。

例文

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私は高校時代の3年間、陸上競技部の活動に従事していました。中学校までは、野球部に所属していたのですが、「新しい競技に挑戦したい」と思ったことが陸上部入部のきっかけでした。

私が所属してた陸上部は県内でも屈指の強豪校で、未経験で入部したのは私だけであり、初めは練習についていくことができませんでした。

しかし、先輩や同期に自分の改善すべき点をフィードバックしてもらい、自主練習もほかのメンバーの2倍はおこないました。そうすることで高校3年生の春にはチームのレギュラーとして試合に参加することができました。

この経験から、自分の課題を見つけ主体的に動くことで新しい挑戦の道を開くことができるということを学びました。

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努力の内容が具体的に述べられていて良いですね。

②サークル活動

クラブではなくサークルに入っていたという人もいることでしょう。クラブ活動ではなく、サークル活動を記載しても問題はありません。

ただし、サークル活動は所属していただけではアピール内容としては不十分です。サークル活動といっても、運動や音楽を楽しんだり、ボランティア活動をおこなったりと活動の内容はさまざまです。サークル活動での役割や貢献した内容を明確にアピールする必要があるでしょう

例文

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私は大学1年生の頃から4年間、手話サークルに所属していました。このクラブ活動では、地域に暮らす言葉が話せない人たちとコミュニケーションを重ねました。

初めは公民館や図書館といった限られた場所での活動でしたが、活動を進めるなかで、もっと拡散していくことが重要だと感じました。そこで私は手話イベントを開催しました。目的は手話に対する理解を深め、地域に根付かせることです。

地域の方々に参加してもらうために、関係各所とのやり取りが必要なこともありました。困難なときもありましたが、メンバーと力を合わせて乗り越え、大成功を収めました。地域に住む多くの方からお褒めの言葉をいただいたほどです。

この経験で得られた企画力と交渉力は貴社で働くうえでも役立つものだと考えています。これらの強みを活かし、貴社の仕事に邁進していきたいです。

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経験を通して学んだことを、入社後にどのように活かしていくかが明確になっていて良いですね。

サークル活動の経験を学生時代に頑張ったこととしてアピールしたいと考えている人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。

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③ボランティア活動

大学時代にボランティア活動に力を入れたという人はその経験をアピールすることもできるでしょう。ボランティア活動を記載するメリットは次の2点です。

  1. 活動の目標や目的を説明しやすい
  2. 主体性や行動力を伝えることができる

ボランティア活動自体は、慈善活動でありビジネスとは性質の違うものとも言えます。そのため、ボランティア活動とビジネスの違いを理解していることも面接などできちんと説明できるようにしましょう

例文

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私は、NPO団体に所属し、主体性を身に付けました。大学時代はゼミで東南アジアの経済について学び、地域間の教育格差について研究しました。海外プロジェクトに興味をもち、NPO団体への参加を決めました。

私はプロジェクトリーダーとして、さまざまな業種に携わる人々を招き、小中学校でキャリアセミナーを実施するという活動を、自らが中心となって進めました。講師の募集や関係機関との連携は難しさを感じることもありました。

しかし、ターゲットを絞って声を掛けたり、メンバーの適性に応じて仕事を分配したりすることで、プロジェクトを円滑に進めることができました。困難な状況でも冷静に対応を考え、主体的に行動する力を貴社でも活かしていきたいです。

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主体性をもってボランティア活動に取り組んだことが伝わります。

履歴書にボランティア活動の経験を記載したい人は、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。

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履歴書のクラブ活動欄を書く際のワンポイントアドバイス

  1. 仕事をしている姿がイメージできるアピール内容にしよう
  2. エピソードは数字などを用いて具体的に伝えよう
  3. 記述スペースの8割は埋めよう

クラブ活動の経験は、あなたの人間性や仕事への取り組み方を伝える貴重なアピールとなります。しかし「部活動を頑張りました」という表現だけでは、あなたの魅力は伝わりません。

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採用担当者の目に留まる履歴書にするためには、経験を「社会人としての資質」に変換して伝えることが重要です。

部活動やサークル活動で培った力を就業後のパフォーマンスにつなげられる人材だと印象付けられるよう、以下のポイントを押さえて効果的にアピールしていきましょう。

仕事をしている姿がイメージできるアピール内容にしよう

採用担当者は、学生のクラブ経験から「職場での活躍」を想像します。たとえば「週3回の朝練習を1年間欠かさず続け、基礎スキルを向上させた」という内容からは、地道な努力ができる社員像が浮かびます。

役職や担当業務は、職場での役割と重ねられるよう具体的に書くことが大切です。部活ならではの専門用語は避け、だれにでも伝わる表現を心掛けてみると、より採用担当者に響きやすい履歴書を作れるようになるでしょう。

エピソードは数字などを用いて具体的に伝えよう

ただ「キャプテンとして、部員数をたくさん増やしました」だけアピールしても、いまいち成果が伝わりません。

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履歴書を読む採用担当者の気持ちになってみると、もともとの人数や実際にどれだけ部員が増えたのかがわからないため、評価をしづらいことがわかります。

そのような場合は、「部員数を10人から25人に増加させた」のように、数字を用いて状況を解説する手段が有効です。そのほか、チームの成績についてなど、数字で示せる部分がないかを履歴書提出の前に見直すことをおすすめします

記述スペースの8割は埋めよう

学生へ平等に与えられている記述スペースは、志望度を測るためにも利用されています。履歴書の空白が多すぎると「熱量を感じられない」などの印象を採用担当者に残してしまいかねません。

どのくらい書けば良いかの基準に悩むときは、記述スペースの8割を埋めるイメージを持つと良いでしょう。見た目のバランスが良く、できるだけアピールをしようとする気持ちも伝わります

ただし、小さい文字でびっしりと空白を埋めてしまうと、逆に見にくい印象を残してしまうため注意が必要です。

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採用担当者の立場になり、やる気と見やすさのバランスが良い8割を目指しましょう。

履歴書の枠から文字をはみ出すぐらい書きたいことがある人は、以下の記事を参考にしてみてください。

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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!履歴書を仕上げるときのポイント

吉川 智也

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全体の内容に一貫性を持たせることがコツ

応募書類にはクラブ活動欄以外にも長所や自己PRなどアピールする欄がありますが、全体に一貫性を持たせて内容を書きましょう。企業は学生の書いた応募書類を読みこんで人物像を作り上げていきます。その際、書いてある内容に一貫性があると入社後のイメージも湧いてきて、結果「会ってみたい」と思わせることができ、書類選考の通過率が高くなります。

一貫性のある主張とはどのような内容?

たとえば、「クラブ活動欄」に空手サークルで忍耐力を育んだエピソードが書かれていて、自己PR欄には「私は、何事にも最後まで粘り強く取り組みます」といった主張がなされていると、両方の内容に一貫性があり、企業もイメージしやすくなりますよね。

反対に、クラブ活動欄の忍耐力に対して、自己PR欄では「私は好奇心があり、興味を持ったことは何にでも挑戦します」といった内容だと、企業はどっちのほうが「この人らしさ」が強いのかわかりづらく、印象に残らなくなってしまいます。

応募書類を書く際は、サークル活動欄も含めて全体の内容に一貫性を持たせて書くことを忘れないようにしましょう。

履歴書のクラブ活動欄に関する学生からのよくある質問

就職活動において、履歴書のクラブ活動欄は多くの学生が頭を悩ませるポイントの一つです。ここでは、学生からよく寄せられる質問とその回答を通して、効果的なクラブ活動欄の書き方を解説していきます。

兼部していた場合はどのようにアピールするのが良いですか?

兼部経験は、時間管理能力やマルチタスク対応力をアピールできる貴重な材料です

アピールする際は「なぜ一つではなく複数の活動に参加したのか」「時間配分や優先順位の付け方」などの視点を持って記載すると、ほかの学生と差別化した内容を作れるでしょう。

短期間しか部活動に所属していない場合はどのようにアピールできますか?

短期間で部活を辞めてしまったことは、一見するとネガティブに聞こえてしまうかもしれません。しかし「努力をして成果を出したエピソード」に着目してアピールすれば、たとえ短い時間のなかだったとしても、採用担当者の心を掴む内容を作れます

また、短期間だからこそ得られた集中的な学びを伝えるのも一つの手段です。「半年間という限られた時間で結果を出すため、毎日4時間の集中練習に取り組んだ」など、時間の制約があったからこそ生まれた工夫をアピールしましょう。

また「入部3カ月で初心者から大会出場レベルまで技術を向上させた」など、短期間での急成長を数値や具体例で示すのも効果的です。

履歴書のクラブ活動欄をうまく活用してライバルに差をつけよう

履歴書のクラブ活動欄は、自分だけのオリジナルな経験をアピールするのに有効なスペースです。どのような成果を出したのかについて、過程を交えて丁寧に説明をしていくことで、自然と充実した内容を書けるようになるでしょう。

自分には書けるようなクラブ活動の経験がないと、空欄を作ってしまうのはもったいありません。採用担当者は、クラブ活動での立派な成果を求めているのではなく、その過程で何をしたかに注目をしているためです。

これまでの活動に自信を持ち、ライバルと差のつくクラブ活動欄を作ってみてくださいね。

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