目次
- 「パソコンスキル」をアピールする自己PRの作り方を解説!
- 内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
- 【内定者例文①】27卒 放送大学 介護業界
- 【内定者例文②】26卒 文教大学 IT業界
- 【内定者例文③】27卒 産業能率大学 通信業界
- NG例文|アドバイザー添削付き
- ①どう貢献するかの視点に欠けている
- ②学生として当たり前のスキルを語っている
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
業務をするうえで欠かせない、PowerPointの作成やExcel操作といったパソコンスキル。学生の段階でこれらを身に付けている人は、自己PRでぜひ押し出したいと考えることもあるでしょう。
そこでこの記事では、実際にパソコンスキルを押し出して内定を獲得した27卒学生の例文を紹介。採用担当者に刺さる内容に仕上げるためのコツや注意点を、NG例文も交えて解説します。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
「パソコンスキル」をアピールする自己PRの作り方を解説!
内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
【内定者例文①】
27卒 放送大学 介護業界
私の強みは、パソコンスキルを活用して組織の課題を解決する力です。
学生時代に所属していたボランティア団体のイベント運営では、当初、参加確認のやり取りが円滑に進まず、参加者の把握に苦労していました。
おもな原因は、担当者ごとに参加者の情報がばらばらに管理されていたことでした。
そこで私は、Googleのスプレッドシートを利用して、参加者情報を一元管理する仕組みを考案しました。
関数の設定や入力ルールのマニュアル化をおこない、誰でもリアルタイムで情報を確認・更新できるようにすることで、担当者間の情報共有をスムーズにしました。
この取り組みの結果、参加確認の作業効率が大幅に向上し、イベント当日の混乱を未然に防ぐことができました。
入社後も、現状の業務フローを的確に分析し、最適なITツールを駆使して業務効率化とチームの生産性向上に貢献したいと考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!属人化を防ぐアプローチを語れると◎
自身のパソコンスキルについて、「業務効率化と生産性向上に活かす」と、仕事のなかでの貢献方法を解像度高く語れている点が素晴らしいです。
実際に学生時代、自身のパソコンスキルを活用してイベント運営を成功させた経験をあわせて伝えられているため、採用担当者には「実際に組織運営に役立つスキル」という印象を残すことができます。
また、「関数やマニュアルによって誰でも使えるようにした」という、属人化を防ぐアプローチまで語れている点も高評価です。
どれだけ優れたツールやシステムを作り上げたとしても、活用できない人がほとんどでは意味がありません。特定のスキルを持った人物だけが使える仕組みではなく、誰でも使えるように整備する視点をあわせて語ることを意識してください。
「課題を解決する力」に自信があるという人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
「課題解決力」をアピールする自己PR例文|26卒内定者の実例
【内定者例文②】
26卒 文教大学 IT業界
私の強みは、データを分析し、論理的な根拠に基づいた問題解決をおこなう力です。
大学のゼミナールでは、特定のメディアと消費行動の関係性をテーマに、1,000人規模のアンケート調査をおこないました。
膨大なデータを前にテーマに沿った結論を出すことは容易ではありませんでしたが、私はExcelのピボットテーブルやテキストマイニングなどの機能を自ら学習・活用し、必要なデータの抽出と分析作業を主導しました。
また、独りよがりな分析にならないよう、抽出したデータを視覚的にわかりやすいグラフにまとめ、メンバーと密に連携して分析結果の共有や議論を徹底しました。
結果として最適な結論を導き出すことができ、グローバルビジネス学会での発表機会を頂くことができました。
入社後は、このデータをもとにした問題解決能力を活かし、お客様の潜在的な課題を客観的な数値から分析し、説得力のある最適な提案をおこないたいです。
キャリアアドバイザーが読み解く!「わかりやすくまとめる力」としてアピールしよう!
パソコンスキルをアピールする際、「データなどをわかりやすくまとめて示せる」といった形で押し出すのもおすすめの戦略です。
この例文であれば、1000人を対象に実施した膨大なアンケート結果を、Excelを活用して分析&わかりやすいグラフにまとめた経験を伝えられていますよね。
ビジネスにおいて、専門的な内容や煩雑な内容を嚙みくだいて伝える必要がある場面というのは往々にして存在します。そのため、誰にでも伝わるような形に変換できるプレゼン力はどんな職種でも重宝されますよ。
【内定者例文③】
27卒 産業能率大学 通信業界
私の強みは、ITツールを駆使して、相手に魅力が伝わる表現を追求する力です。
大学の授業やプレゼンテーションにおいてOfficeツールを頻繁に使用するなかで、ただ情報を羅列するだけでは聞き手の関心を引けないという課題を感じていました。
そこで、より効果的な資料作成スキルを身につけるため、独学でMOS(PowerPoint・Excel)の資格を取得しました。
そのスキルを活かし、学内のプログラミングコンテストでは自らスライド資料の作成と発表を担当しました。
アニメーション機能を効果的に用いて視線誘導を図り、聞き手の記憶に残るよう構成を工夫した結果、チームを校内2位の成績に導くことができました。
ツールの機能を単に知っているだけでなく、聞き手への配慮という目的のために活用する姿勢は、貴社での営業活動や社内提案においても円滑なコミュニケーションを図るうえで必ず役立てられると考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!パソコンスキルを磨こうと思った動機を伝えられると◎
「情報を羅列するだけでは関心を引けないと感じた」と、自身のパソコンスキルを磨こうと思った背景について盛り込めている点がお見事。実際にMOS資格の取得という結果に結び付けているため、高い課題解決への意欲と行動力を感じさせる内容に仕上がっています。
また、「チームを校内2位の成績に導いた」と、実際に自身のパソコンスキルを活用して得られた成果について定量的に示せている点も評価ポイント。
自己PRを作成する際は、具体的な数値を用いて実績を伝えることで、説得力が格段にアップするので真似してみてください。
「MOS資格」を活用して就活を有利に進める方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
MOS資格で就職を有利にする5つの方法|活かせる企業や職種も紹介
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NG例文|アドバイザー添削付き
①どう貢献するかの視点に欠けている
私の強みは、高いパソコンスキルを持っていることです。
大学入学時から独学でExcelとマクロ(VBA)の勉強を始め、MOSの資格も取得しました。サークル活動では、100名以上いる部員の名簿管理や会費の集計システムをすべて私がVBAを駆使して構築しました。
私はパソコンスキルでは誰にも負けない自信があります。この高いスキルと知識を活かして、貴社に入社後も活躍したいと考えています。
入社後の活かし方をあわせて伝えることが重要!
「MOSの資格を取得した」「サークルの名簿管理などをおこなった」など、エピソードの内容自体は素晴らしいだけに、それらの経験やスキルをどう入社後活かすかに言及できていない点がもったいないです。
自己PRには「企業にどうやって貢献するか」の視点を必ず盛り込むことを意識しましょう。
私の強みは、パソコンスキルを用いて現状の課題を分析し、業務の仕組み化をおこなう力です。
私が所属していたサークルでは、会費の集計や名簿管理が手作業でおこなわれており、計算ミスや幹部の業務過多が課題でした。
そこで私は、独学で習得したExcelとマクロ(VBA)のスキルを活かし、自動集計システムを構築しました。
導入にあたっては、ITに不慣れな後輩でも扱えるよう、操作マニュアルを作成し、ワンクリックで処理が完結するよう画面設計にも工夫を凝らしました。
結果、幹部の事務作業時間を月間10時間削減し、本来の活動に注力できる環境を作りました。
貴社に入社後も、現場の潜在的な非効率を見つけ出し、ITスキルを活用した仕組みづくりで組織の生産性向上に貢献したいです。
②学生として当たり前のスキルを語っている
私の強みは、パソコンを問題なく使いこなせることです。
大学の授業では毎回レポートの提出があり、Wordを使って何枚もの文書を作成してきました。そのため、タイピングのスピードには自信があり、文字の大きさの変更や、見出しの装飾、表の挿入といったレイアウトの調整も得意です。
また、ゼミの発表ではPowerPointを使ってスライドを作り、インターネットでの情報検索も素早くおこなうことができます。
スマートフォンだけでなく、パソコンのキーボード操作に慣れていることは、社会人として強みになると考えています。
このパソコンスキルを活かして、貴社の事務処理などを早く終わらせることで貢献したいです。
就活でアピールするスキルとして最適か考えよう
「Wordで文字サイズを変えられる」「タイピングができる」というのはほとんどの学生にとって当たり前のことで、就活でのアピールとしては物足りません。
企業が求めているのは、組織の生産性を向上させられるスキルです。自身のパソコンスキルが、業務を大きく好転させるようなものかどうかをよく考えて伝えるようにしてください。
私の強みは、パソコンスキルを活用して「データに基づき課題を特定・解決に導く力」があることです。
大学のゼミで若者のSNS利用と購買行動の関係に関する調査をおこなった際、約300名分のアンケート結果をExcelを用いて集計・分析しました。
膨大なデータの手入力による非効率さを防ぐため、VLOOKUP関数で属性データを正確に紐づけ、ピボットテーブルを用いて「学年や性別ごとの傾向」をクロス集計しました。
その結果、単なる数字の羅列からは見えなかった「Instagramを利用する女子学生における、衝動買いによる金銭的負担の大きさ」が視覚的に明確になりました。この客観的なデータに基づいて具体的な改善策を提案し、説得力のある発表として教授からも高い評価を得ました。
入社後も、正確かつスピーディーなデータ処理で現状を可視化し、チームの意思決定と業務効率化をサポートする存在として貢献いたします。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「スキル」ではなく「活かし方」に焦点を当てよう
キャリアアドバイザー
酒井 栞里
プロフィールをみるパソコンスキルを自己PRでアピールする際に重要なのは、スキルそのものに焦点を当てるのではなく、「スキルを活かしてどのように企業に貢献するか」を掘り下げて伝えることです。
「Excelで○○関数が使えます!」「MOSの資格をもっています」ではなく、「○○の知識を使って、××のような形で生産性向上に努めます」といった形で、業務での活かし方について一歩踏み込んで語ることで、採用担当者の脳内にあなたの活躍イメージが浮かびやすくなります。
企業が知りたいのは「何のツールが使えるか」ではなく、「そのスキルが企業の利益にどうつながるか」です。パソコンスキルはあくまで業務中の課題を解決するための手段であることを念頭に置いて、自己PR文を考えましょう。