目次
- MOSの資格は就職で有利! 概要を知って就活に役立てよう
- MOS資格とはどんな資格?
- オフィス製品のスキルの証明を客観的にできる資格
- 国際資格なので認知度が高い
- なぜMOSの資格は就職に有利になるのか?
- ①社会人として必須のPCスキルが身につくから
- ②PCスキルがあることを資格として説得力をもってアピールできるから
- ③即戦力として評価してもらえる可能性が高いから
- MOSの試験概要
- 実施形式
- 試験科目
- MOSの受験方法は2種類ある! 違いを理解してミスを防ごう
- ①全国一斉試験
- ➁随時試験
- MOSの資格取得のための対策方法
- 対策テキストを購入して独学で対策
- 対策講座を受講して対策
- パソコンスキルをアピール! MOSの資格が就職に有利な職業や企業
- パソコンスキルを持っているとアピールにつながる企業
- パソコンスキルがあると有利な職業
- MOS資格で身についたスキルが活かされるシーン
- Excelを活用して事務作業を効率化
- Wordを活用してわかりやすい資料を作成
- PowerPointを駆使して客先へプレゼン
- MOSの資格を面接で効果的にアピールするための2つの方法
- ①資格を取得した理由を伝える
- ②MOSの資格をどのように仕事で活かしたいかを伝える
- MOSの資格はすべて必要か?
- 5科目すべてを取得する必要はない
- 英語で書いた方が良い? 履歴書への記入の仕方
- 資格名は英語、カタカナ、短縮表記どれでも可
- エキスパートレベルのみ科目名の後に記載する
- MOS以外で就職に有利な資格
- TOEIC
- 簿記
- 日経TEST
- 秘書検定
- FP技能検定
- 公認会計士
- ITパスポート
- MOSの資格を取って就職を有利に進めよう
MOSの資格は就職で有利! 概要を知って就活に役立てよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「MOS資格という言葉を聞いたことがあるけど取っていた方がいいのでしょうか?」
「MOS資格は持っていてもあまり意味が無い資格だと聞くのですがどうなのでしょうか?」
MOS資格についてさまざまな噂を聞いて、MOS資格を取っても意味があるのかと疑問に
感じている人は少なくないでしょう。実はMOSの資格はアピール方法によって就職で有利にはたらく資格です。
この記事ではMOS資格を取ることで就職でどのように有利になるのか、実際に活かせる方法などMOS資格の概要について紹介していきます。
就職のために何か資格を取っておきたい人、事務や営業職を希望している人はこの記事を読んでMOS資格取得の参考にしてみてください。
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MOS資格とはどんな資格?
- MOS:Microsoft Office Specialist(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)の略称
MOS資格はMicrosoftが提供しているオフィス製品Word・Excel・PowerPoint・Acess・Outlookの5項目の習熟度を証明する資格となっています。
オフィス製品のスキルの証明を客観的にできる資格
オフィス製品でおこなえる業務は多様性があり、人によって「基本操作」「問題なく使える」レベルに相違があるため、オフィス製品の習熟度は客観的に証明しにくいスキルとなっています。
そのため「Excel・Wordの基本操作が可能です!」と面接時にアピールしていても、実際にExcelを触らせてみると表は作成できるものの関数が使えなかったりと、受け取り手によってスキルに差が生じてしまうことがあります。
しかし、MOS資格はオフィス製品のスキルを客観的に証明できる資格ですので、「MOS Excel 365&2019を所持しています!」とアピールできるため、面接官ものスキルを客観的に認識しやすくなります。
スキルを証明しにくいオフィス製品のスキルだからこそMOS資格による証明が強みとなってくるのです。
国際資格なので認知度が高い
MOS資格はMicrosoft社が公式が認めている国家資格なので認知度が高いです。
同じパソコンスキルを証明する日商PC検定と比較してもMOS資格が就職に有利だと言われている理由がMicrosoft社公認の国際資格だからです。履歴書に書いてあるだけでも、国家資格を持っていることから事務仕事に対する苦手意識が無いとアピールすることができます。
MOS資格はほとんどの企業で使用されているオフィス製品のスキルを証明できる資格なので、取っておいて損はありません。
仮に資格を取得中の場合でも、履歴書の特記事項欄に記載することができます。こちらの記事にて、書き方を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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なぜMOSの資格は就職に有利になるのか?
「MOS資格を持っていると就職に有利になる」と聞くことはありますが、それはMOS資格がPCスキルを証明することができるからです。
社会人として最低限のPCスキルは必要不可欠となってくる一方で、昨今ではスマートフォンが普及してPCを扱えない若年層が増えています。
PC離れが進んでいる現代だからこそ、社会人として必要不可欠となるPCスキルを証明できるMOS資格が就活に有利になってくるのです。
①社会人として必須のPCスキルが身につくから
社会人として働くには最低限のPCスキルは必要です。
就活生
と考えている人もいるかもしれませんが、実際社会に出てみると大抵の人はPCを使う機会が多くあります。
事務職以外の営業職、サービス業、専門職でもPCを操作して仕事をすることが基本なので、PCスキルが高くないと効率的に仕事が進められない場面もあるでしょう。
たとえば、営業職であれば取引先とのメールのやり取り・Excelを使用した見積書作成・売上見込の算出や会議資料の作成にオフィス製品を駆使することが多いですし、サービス業や専門職であっても勤怠管理やシフト作成にオフィス製品を駆使してPCを扱って仕事をおこないます。
このようにどんな仕事であっても必ずといっていいほどPCを操作することが求められるのです。
PCはできて当たり前の時代
そもそも現代はPC操作はできて当たり前の時代です。また、社会に出たらExcel・Word・PowerPointといったPCの基本操作はできて当たり前の世界です。
上司や顧客から「このデータが欲しいから資料にまとめておいて」とオフィス製品を扱える前提で指示されることになります。普段からExcelやWordなどを使用していれば問題ありませんが、PCを日常的に使ってこなかった人からすれば資料作成だけでも1人でおこなうことができず苦戦してしまうでしょう。
PCは扱えて当たり前の時代だからこそ、MOS資格でPC操作は問題ないことをアピールしておくことをおすすめします。
②PCスキルがあることを資格として説得力をもってアピールできるから
面接の際にPCスキルを質疑応答で確認することは企業側からしても難しいです。本来であれば実際にPCを操作してもらって資料の1つでも作ってもらうことが望ましいでしょう。
しかし質疑応答だけで
面接官
仕事で資料作ることもありますが、VLOOKUP関数は問題なく使えますか?
とPCスキルをすべて確認していくことは現実的には困難です。
そこでMOS資格を所持していれば、履歴書を見ただけで面接官も「日常的に使用するレベルのPC操作は問題なさそうだ」と判断することができ、アピールにつながるでしょう。
③即戦力として評価してもらえる可能性が高いから
企業側としては本来であれば入社後は仕事のノウハウを始めとした実務のレクチャーをしたいと思っていますが、そもそもPC操作ができなければ、PC操作からレクチャーをしなければならず、業務外の時間を取られることになってしまいます。
企業としてはPC操作はできる前提で採用しているため、ExcelやWordの使用方法を1から教える時間も人件費も惜しいのが本音です。
そこでMOS資格を取得している新卒社員であればPC操作を1から教えずとも、即戦力として活躍することを期待できるので、就活の場面でも有利に働く可能性が高いといえます。
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
ワードを使った仕事は、書類送付状作成、社内連絡文書作成、チラシ作成、案内状作成、資料作成、DM用宛名作成、各種契約書作成、社内報作成などがあります。エクセルを使った作業には、日報・勤怠入力、顧客管理、各種データ作成、請求書・発注書・納品書作成、売上管理などがあります。MOS資格取得者には、入社後に教える手間が省け、即これらの作業ができるものと期待されることでしょう。
学生の皆さんが資格欄にMOS資格を書いているだけで、就職した際にすぐに役立つように準備をしている意欲と、仕事へ真剣に向き合っていることを面接官に示すことにもつながりますよ。必ずしもMOS有資格者のみが採用されるわけでは決してありませんが、特に競争率の高い事務職を目指す人はアピールになることでしょう。また、企業に対して有利になるだけでなく本人にとっても入社した際にパソコン操作を駆使した仕事に早くになれることができるので、仕事への不安解消や自信にもつながることでしょう。
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MOSの試験概要
MOS資格の試験には大きく分けて2種類あります。
- スペシャリストレベル(一般レベル)
- エキスパートレベル(上級レベル)
MOS資格は「MOS 365&2019」「MOS 2016」とオフィスシステムのバージョン別で分類されており、どのバージョンでMOS試験に挑むか選択できます。
MOS試験科目はWord・Excel・PowerPoint・Access・Outlookの5科目ありますが、一般的に使用される頻度が高いWord・Excel スペシャリストを取得しておけば仕事をするうえでのPC操作は問題ないと判断されるでしょう。
実施形式
MOS資格の試験は実際にPCを操作して、必要な知識を実務として発揮できるかを試されます。そのため試験は筆記試験ではなく実技形式でおこなわれます。
MOS試験では、受験するオフィス製品の知識が伴っているか、実務として問題なく操作できるかを見られます。いずれの科目でも日常的に使用していないと合格することは難しい試験となるので、資格取得を目指すのであれば毎日PCを使用して操作に慣れておきましょう。
試験科目
試験科目はWord・Excel・PowerPoint・Access・Outlookの5科目です。
社会人として使用することが多いWordとExcelは問題なく使用できるように練習しておくことをおすすめします。MOS試験の過去問は公表されていませんので、問題集に記載されている模擬問題を解き、実務的な操作に問題がないよう練習しておきましょう。
①Word
Wordを扱えることで書類作成や文書の作成をおこなうことができ、事務職や営業職でも必要となるPCスキルを培えるでしょう
試験ではフォントサイズの変更や作成した文章の印刷など実務をおこないます。試験内容としては文字の表示変更やインデント設定をメインに表を作成したり、テキストボックスの挿入が問題なく使用できるかが問われます。
エキスパートレベルの試験ではスタイル機能や目次・索引作成、他アプリケーションからのデータ取り込みなど高度なスキルを駆使する必要があるでしょう。
②Excel
Excelを扱えれば面倒な計算をおこなったり、表を活用した資料を作成することができるので見積書の作成や会議資料作成の業務効率化が図れます。
試験では基本的な関数や数式を使い、グラフの作成・セルの書式設定をおこなっていきます。ほとんどがSUM関数やAverage関数を問題なく使用できるか、グラフやテーブル作成に手間取らないかExcelでの計算・グラフ作成能力が問われます。
エキスパートレベルではピボットテーブルなどのデータ分析、マクロの使用が求められ高度なExcelスキルが必要になるでしょう。
③PowerPoint
PowerPointでは文字や画像・イラストをアニメーション付きで動かしたり、目的に合わせて自由に配置することができます。そのためPowerPointを扱えればプレゼン資料や企画書を作成することができるでしょう。
試験では実際にPowerPointを動かしてプレゼン資料を作成する実務的なスキルが求められます。具体的にはスライドの基本操作となる挿入・書式設定・並べ替えなどが問題なく操作できるか、プレゼンテーションのオプション機能をどれだけ活用できるか、表示方法の切り替えなどがスムーズにおこなえるかが問われます。
④Access
Access(アクセス)は膨大な量のデータを管理したり保存することができるソフトです。Excelでは管理しきれない量のデータであってもAccessであれば管理することができるので、少量の普段利用するデータであればExcel、長年保管しておく膨大なデータであればAccessで保管しておくことをおすすめします。
試験ではデータベースの作成・管理をおこないます。セルの書式設定から指定された文言の置き換え、関数を使用した計算・保存までをおこない実務的な入出荷管理が可能か問われます。
⑤Outlook
Outlookを使用できればメール機能だけでなくスケジュール管理もできるため、あらゆる職種で活用ができるでしょう。
試験ではメッセージ機能を使ったりスケジュール管理をおこなったり実務に沿った形態でOutlookを駆使していきます。問題なくOutlookを操作してメールのやり取り、スケジュールを作成して共有することができるのか実務としてのOutlook操作が可能か問われるでしょう。
MOSの受験方法は2種類ある! 違いを理解してミスを防ごう
MOS試験を受験する方法は「全国一斉試験」と「随時試験」の2種類があります。受験料・試験内容や合格点数などは2種類とも変わりありませんが、申込み方法が異なるので注意しておきましょう。
それぞれの違いを理解して「受験ができなかった」と悲しい思いをしないようにしましょう。
①全国一斉試験
月に1〜2度実施される全国一斉試験では全国各地の試験実施会場で一斉にMOS試験がおこなわれます。全国一斉試験の申し込みはインターネット上から可能で、申し込みは試験の1〜1ヶ月半前から申し込みが可能になります。
インターネット上で申し込みをおこなえば、受験料の支払いをおこなえば郵送で受験票が届く流れになっています。当日は申し込みの際に選択した全国一斉試験実施会場でMOS試験を受験しましょう。
➁随時試験
随時試験では全国に1,700会場ある試験会場でほとんど毎日実施されている試験です。自分がMOS試験を受験したい会場を選択して直接申し込みをおこないます。
全国一斉試験と違って自分のタイミングで受けられる点が良い点といえるでしょう。申し込み方法・申し込み期限は受験会場によって違ってくるので、事前に確認しておきましょう。
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MOSの資格取得のための対策方法
就活生
MOS資格に挑戦してみようと思ったのですがどうやって勉強したらよいのでしょうか?
キャリアアドバイザー
MOS資格に挑戦するのであれば独学か対策講座のどちらで対策をするか決めましょう。それぞれの対策内容を把握して自分に合っている方を選びましょうね。
MOS資格に挑戦しようと思った人の中には、対策方法をどうすればいいのか分からなくなる人もいるでしょう。ここからはMOS資格取得のための対策方法について確認していきます。
対策テキストを購入して独学で対策
MOS資格は正直PCを日常的に扱っている人であれば独学で問題なく対策できます。MOS資格を目指すことを決めた後はいつの試験を受験するのかスケジュールを立てていきましょう。
試験合格に向けて対策テキストを購入して、毎日少しずつでもよいので時間を決めて勉強していきます。テキストを読んで勉強した後は過去問から類似する模擬問題を探して、実際にPCを使って解いていくことで独学でも試験対策は十分におこなえるでしょう。
対策講座を受講して対策
「PC操作に自信がない」「そもそもオフィスソフトをあまり触ったことがない」と不安な人は対策講座を受講して試験対策をおこなっていきましょう。
パソコン教室や通信講座を利用して、対策をおこなっていくことで着実にスキルをあげていきます。大切なことは対策講座を受講して終わるのではなく、自分でも講座の後に復習を兼ねてPCを触って自分のスキルにすることです。
そうすることで、最初はまったく使えなかったオフィスソフトはどんどん上達していくことでしょう。
キャリアアドバイザーコメント津田 祥矢プロフィールをみる
MOSの資格取得のための勉強法としては、今お伝えしたように独学、スクール、通信教育で学ぶ方法があります。近年はMOS資格を取得する人が増えているものの、現在企業で仕事をしているある年代以上の社員のほとんどは、入社後に仕事をしながらパソコンの知識とスキルを磨いてきた人たちです。ですから、多少パソコンの操作に慣れている人は、独学で勉強するのもいいでしょう。ただし、つい3日坊主にならないように、モチベーションを維持しつつ、計画的に継続して学習時間を設ける必要がありますよ。
PC操作に不安がある人はスクールの利用を検討しよう
スマホ操作は巧みでも、パソコンはまったくの初心者と言う人は、スクールで学ぶのがいいでしょう。解らないことがあれば、すぐに講師にたずねて解消できますよ。ただし、スクール代と通学する交通費がかかりますし、決められた曜日や時間帯に通わなければならずにスケジュール調整が難しい場合もあるでしょう。その点、通信講座であれば、スクールよりも費用は安くなりますし、大学の授業やアルバイトとのスケジュール調整もしやすく、自分の都合の良い時間帯を学習時間に充てることができますし、学習期間にもある程度の幅が設けられていますよ。
パソコンスキルをアピール! MOSの資格が就職に有利な職業や企業
MOS資格が就職に有利になる職業は仕事でオフィスソフトを扱っている職業です。そのため、事務職や営業職のように日常的にPCを触っていく職種では就活時に有利になってくるでしょう。
工場でのライン作業や現場作業の職業ではPCを日常的に扱うことがないのでMOSを持っていても就活ではアピールポイントにはなりにくい点は理解しておきましょう。
パソコンスキルを持っているとアピールにつながる企業
実際にどのような企業であればMOS資格がアピールできるのかを解説します。就活で資格がアピールにつながるのは、資格の有用性はもちろんのこと資格取得の目的と取得までのプロセスです。
そのため、MOS資格があるとアピールになるのはパソコンスキルを必要としている職業と言えます。そういった企業であればMOS資格は大いにアピールにつながるでしょう。
士業全般
弁護士・司法書士・会計士・税理士などの士業全般ではPCを日常的に扱って仕事をします。MOS資格を持っていると士業に就職しやすい訳ではありませんが、高度な知識を扱う士業ではPC操作に手間取られている暇はありません。業務を滞りなくおこなっていく為にはMOSレベルのPCスキルは必須となるのです。
士業全般を就職先として希望しているのであればMOS資格を取っておいて損は無いでしょう。
店舗運営している企業
店舗運営をしている企業では売上管理や資料作成にPCを使用します。PCを触ることがないイメージがある販売業でも正社員となれば売上管理や商品発注でPCを扱っていきます。さらにアルバイトのシフト作成にもExcel・Wordを駆使できれば業務を効率的におこなっていけるでしょう。
面接時にPC操作ができることをアピールできれば、「店長など管理者として活躍できる」イメージを持ってもらうことができ就活を有利にすることができます。
販売職の仕事内容についてはこちらで解説しています。
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パソコンスキルがあると有利な職業
MOSが有利になる職業は日常的にPCを使っていく事務職や営業職です。普段からPCを触って仕事をする職業であれば履歴書にMOS資格を記入できるだけでもプラスの印象を与えられます。
MOS資格が必要な職業ではなくても、PCスキルがあれば業務を円滑におこなっていけるので即戦力だと認識されやすいのです。
事務職
事務職は長時間パソコンを触って仕事をします。一般事務であればWord・Excelを使って業務をおこなうこと日々が続くでしょう。経理事務ともなればオフィスソフト以外にも会計ソフトを使って仕事をする可能性もあり、基本的なPC操作はできて当たり前です。
人気の高い事務職だからこそ、他の応募者と差を付けるためにMOS資格をアピールして選考を有利にしていきましょう。
事務の仕事内容についてはこちらで解説しています。
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営業職
営業職は外回りをしているとき以外は事務所でPC作業をしていることがほとんどでしょう。コミュニケーション能力が重要だと思われる営業職ですが、PCをまったく扱えないと業務が滞ってしまい業務効率が低下してしまいます。
高度なスキルは必要ありませんが最低限のPC操作はできる人材を企業は求めています。営業職を希望するならMOS資格を取っておいて面接でアピールしてみましょう。
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特別な動機がなくても、ツールを使えば魅力的な志望動機が作れます
「第一志望以外の企業だと、志望動機がなかなか思い浮かばない......」と悩む就活生は多くいます。
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・志望動機がなかなか思い浮かばない人
MOS資格で身についたスキルが活かされるシーン
就活生
MOS資格が就活でアピールにつながるのは理解できましたが、実際に資格が活きる場面はあるのでしょうか?
キャリアアドバイザー
もちろんですよ。確かに資格によっては称号だけの資格も存在していますが、MOSはかなり実務向けの資格となっています。
実際にMOS資格で身についたPCスキルは社会人として働いていくなかで数多くの場面で活かされます。
PCを使って仕事をしていく以上、PCスキルが高いほど事務作業を効率化でき生産性をあげていくことができるのです。ここからは具体的なMOS資格が役に立つシーンを紹介していきます。
Excelを活用して事務作業を効率化
Excelは表を作成するだけでなく関数や数式を利用して数字の管理・計算をおこなえます。
Vlookup関数などを駆使できれば業務効率は格段に上がり、大幅な作業時間の短縮につながります。事務作業をおこなっていくとMOSスキルが役立つシーンが度々出てくるでしょう。
Wordを活用してわかりやすい資料を作成
Wordを活用して資料や文書を作成する際にもMOSスキルが活かされます。WordのスキルがMOSレベルまであれば、図や画像を挿入して読みやすいフォント・デザインに変更したわかりやすい資料を作成できるでしょう。
資料作成はあらゆる職業でおこなっていく業務ですので資料作成の基本となるWordのMOSスキルは働いていくなかで活かされます。
PowerPointを駆使して客先へプレゼン
プレゼン資料を作成する際にPowerPointのスキルは必要不可欠です。
営業職でPowerPointのMOS資格を保有していれば客先や社内の会議のプレゼンでも周りとはひと味違ったプレゼンとなり、聞き手が主役の資料を作ることができるでしょう。
MOSの資格を面接で効果的にアピールするための2つの方法
MOSの資格を持っていても面接で効果的にアピールできなければもったいないです。資格はあくまで1つの武器として扱う必要があり採用を勝ち取るには自分で有効にアピールすることが大切です。
MOSの資格を面接で効果にアピールするための2つの方法について確認していきましょう。
①資格を取得した理由を伝える
MOSに限らずすべての資格に共通する点ですが、まずは「なぜMOS資格取得を目指したのか」その理由を伝えましょう。
ここでは「MOSを持っていれば就活で有利になると思ったから」と正直すぎる理由は避けましょう。就活のためだと伝えてしまうと、「仕事でそのスキルを活かす気はないのかな」と疑問を抱かれてしまうかもしれません。
仕事を効率的におこなっていくためにもMOSレベルは持っておいた方がいいと考えたのでMOSに挑戦しました。MOS資格取得の為に独学で勉強していく中でアウトプットすることがスキル習得を効率化する方法だと気づくことができました。貴社に入社した後には研修で得た知識もすぐにアウトプットして自分のスキルとして活かせるようにしていきたいです。
このようにMOSはあくまで自分のスキルアップのために取得したこと、資格取得する過程で何を見出してどのようにそれを活かしていくのかを面接で伝えられるとより良いアピールになります。
②MOSの資格をどのように仕事で活かしたいかを伝える
資格を取った理由の後は、MOSの資格をどのように仕事で活かしていきたいかを伝えてください。MOS資格を持っていても実際に仕事で活かせなければ意味がありません。
MOSレベルのPC操作は問題ありませんので、事務作業は効率的に処理していき、他の時間をすべて本業務である営業活動に専念したいです。
など営業職の場合はMOS資格で事務作業にかける時間を減らすことができる旨をアピールしてみるといいでしょう。
MOSの資格が活かされたエピソードがあると良い
具体的なMOSの資格が活かされたエピソードがあると面接でより良い印象を与えることができます。
- 大学のレポートでMOS資格を取得する際に培ったWordのスキルが活かせました。
- 自分のベストな睡眠時間を見つけるために1ヶ月睡眠時間をデータ化する検証をおこないました。その際にExcelによるデータ管理能力が役に立ちました。
など、資格が実際に活かされた例をエピソードを交えながら伝えるようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
学生の履歴書を添削していると、近年は資格欄にMOSの複数の科目の資格取得を記入する学生が増えてきたように感じます。取得者が多いと、今お伝えした中の「MOSの資格を面接で効果的にアピールするための3つの方法」のうち、「①資格を取得した理由を伝える」ことと、「②MOSの資格をどのように仕事で活かしたいかを伝える」ことに関しては、誰もがだいたい似たような内容になりがちで、なかなか他者との差別化を図るのは難しいでしょう。
そこでポイントになるのが、③の「MOSの資格が活かされた具体的なエピソード」です。それに加え、MOSの資格取得に向けた学習の中であなたの強みや長所がどう発揮され、さらにその強みや長所に磨きがかかったことを伝えられるといいでしょう。また。どのような作業をどのくらいのスピードでこなせるようになったのか、数値を示してアピールするのも一案ですよ。
自己PRや長所、学生時代に力を入れたことは、内容が同じになっている学生がしばしば見受けられますが、MOS資格取得者が増えてきた中、MOS資格取得に関するエピソードは繰り返さずに一度だけにとどめたほうがいいでしょう。
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・志望動機を上手く文章にできない人
MOSの資格はすべて必要か?
科目が複数存在するMOS資格では、どのMOS資格を取るべきか悩んでしまうことでしょう。5科目も取るのは少し負荷が高いと思って、資格取得をためらっている人はここを参考にし、MOSはどの資格を取るべきか確認しましょう。
5科目すべてを取得する必要はない
すべてのMOS資格を取得して「オフィスマスター」を目指してもいいですが5科目すべてを取得する場合は時間と労力を膨大に費やして対策していく必要があります。そのため、仕事で必要な実務力の証明をするのであれば、5科目すべての資格を取得する必要はありません。
MOSはあくまで「社会人として必須であるPC操作をこの程度おこなえます」と自分のPCスキルを証明するための資格ですので、MOSを1つでも所持していればPC操作に苦手意識はない証明ができますよ。就活を有利にするためにはアピールできる1つの武器としてMOSを取得しておけば問題ないでしょう。
汎用性が高くアピールにつながるのはExcel
何を取得すればいいか悩む人は、汎用性の高いExcelのMOS資格に挑戦するのがMOS就活でアピールにつながりやすいでしょう。
スペシャリスト・エキスパートどちらでもいいのでExcelのMOS資格を持っているとPC操作が得意で仕事を効率的におこなえる印象を与えられます。
「Excelでピポットテーブルやマクロを問題無く使用できます」とアピールできれば「この学生はPCが得意なんだな」と面接官は判断するでしょう。
Excelの次はWordがおすすめ
MOS資格をもう1つ取得するのであれば、Excelの次はWordがおすすめです。理由としてはWordも仕事上で利用することが多く汎用性が高いソフトのためアピールがしやすいのです。
面接時にWordのMOS資格をアピールできれば「WordのMOS資格を持っていればPC入力も早くてPC基本操作も問題ないだろう」と判断されることが多いでしょう。可能であればExcel・Word両方のMOS資格を所持していればPC操作が得意で事務作業は問題ない人材として印象付けることができます。
英語で書いた方が良い? 履歴書への記入の仕方
MOS資格を見事取得して就活時に履歴書に書く場合に、英語とカタカナのどちらで書けば良いか悩む人こともあるのではないでしょうか。悩む人は少なくありません。
履歴書への記入方法はさまざまですが、どの記載方法が良いか解説しますね。
資格名は英語、カタカナ、短縮表記どれでも可
履歴書に記載する場合、資格名は英語、カタカナ、短縮表記どれでも問題ありません。ただし、MOSと略してしまうと、伝わらない可能性もあるので、あまり短縮せずに記載するのがベターでしょう。
また複数MOS資格を取得している場合はすべて記入して、同じバージョンの資格であれば「MOS Excel 365&2019・Word 365&2019 取得」と同列にまとめて書きましょう。
エキスパートレベルのみ科目名の後に記載する
MOS資格にはスペシャリストとエキスパートの2種類のレベルがありますが、履歴書に書く場合はエキスパートのみ科目名の後に記載します。
基本的にスペシャリストのMOS資格を所持している人が多く一般的であるため、スペシャリストの場合は特段と記載する必要がなく「MOS Excel 365&2019 取得」とだけ書くようにしましょう。
記載例
実際に履歴書に書くMOS資格の記載例を見ていきましょう。
・Microsoft Office Specialist Word 365&2019 Expert 取得
・マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 365&2019 Expert 取得
・MOS(エクセル 365&2019 エキスパート)取得
・MOS(Excel 2016 Expert・Word 2016 Expert)取得
・Microsoft Office Specialist Word 2016 合格
・マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2013 エキスパートレベル 合格
・MOS(パワーポイント 2010)合格
資格名のあとは「取得」や「合格」と記載すると良いです。
MOS以外で就職に有利な資格
- TOEIC
- 簿記
- 日経TEST
- 秘書検定
- FP技能検定
- 公認会計士
- ITパスポート
資格にはMOS以外でも就職に有利になる資格がたくさんあります。資格は就活を有利にするための1つの武器となるため、何か資格を履歴書に記載できれば書類選考や面接で同じ条件の他候補者と差別化するポイントになります
自分が希望する職業・業界によって有利となる資格は異なってくるので、どの資格を取得するべきか確認しておきましょう。
就職に有利な資格はこちらで解説しています。
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就職に有利な資格は3軸で判断! 役立つ27の資格を業界別に大公開
これから就活をひかえている人のなかには「就活に有利な資格を取得してライバルと差をつけたい」と考える人もいますよね。この記事では、就活に有利になりやすい資格やどの資格が今の自分に必要なのかをキャリアアドバイザーが解説します。
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TOEIC
TOEICは英語のコミュニケーションレベルを証明するうえで最もポピュラーな資格です。同様の英語スキルを図る指標である英検よりTOEICの方が実用向けだとされており就職でもTOEICが有利になります。
英語を使わない仕事でもTOEIC600以上あれば、英語が問題なく使える人材だと判断されアピールにつながるでしょう。
英語を仕事で使用する場合はTOEIC750以上あれば日常的に仕事で使用しても問題ないとアピールが可能です。国際化が進んでいる現代では英語も喋れて当たり前の世界となっている業界もあり、TOEIC資格は就活を有利にできるでしょう。
TOEICをアピールする際はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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TOEICで700点以上は就職に有利! 面接でのアピール方法も伝授
TOEICで700点以上は就職に有利になる場合が多くあります。今回は、TOEICで就職が有利になるケースと、有利にならないケースをキャリアアドバイザーが解説します。TOEICスコアを取得するメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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簿記
簿記は経理事務をおこなう際に活用できる資格の1つです。企業にとっても簿記を持っている応募者は貴重する傾向があり就活で有利になります。
簿記の資格があれば経理事務の仕事だけでなくPCスキルも高い印象を与えることができるので汎用性が高いです。簿記にも種類がいくつかありますが最もポピュラーな日商簿記検定を取得することをおすすめします。
日経TEST
日経TESTとは日本経済新聞社がおこなっている時事問題をどれだけ把握しているのかを証明する資格です。社会人になってから仕事で活きることはそれほど期待できないものの筆記試験の時事問題対策として活用ができます。
また面接でも日経TESTを取得していることをネタにして時事問題を積極的に取り入れる情報収集力・記憶力や能動性をアピールできるでしょう。
秘書検定
秘書検定は秘書としての技法・ビジネスマナーをどれだけ身につけているのかを証明する礼儀作法の資格です。秘書検定を身に付けていないと働けない仕事があるわけではありませんが、社会人としての礼儀作法が身に付いている人物だと就活で好印象を与えることができます。
礼儀作法が備わっている人物は人物的にも問題がない真面目な印象を与えることができ、面接でも秘書検定で身に付けたスキルが役に立つでしょう。
FP技能検定
FP技能検定とはファイナンシャルプランナーとしての技量・知識を証明するための資格です。FPを目指すのであれば勿論、有利となる資格ですが他の業界での就活でもFP技能検定を持っていることで有利となります。
なぜならFPは「お金を有効に運営していく方法を教える仕事」であり、FPのノウハウは不動産業界・金融業界・保険業界・コンサル業界などあらゆる業界で活かすことができるスキルなのです。就活ではFP技能検定2級以上を取得していると、かなり好印象を与えることができるでしょう。
公認会計士
公認会計士とは経理業務やコンサルティング業務、税務業務をおこなう職業です。公認会計士の資格を持っていればPCスキルは高度であり、コンサルティング能力もある人材だと判断され就活に有利になります。
経理業務もおこなえるスキルがあるため、公認会計士以外の就活でも優遇されやすい資格となるでしょう。
公認会計士の資格は会計事務所への就職で役立ちます。興味がある人はぜひこちらの記事も併せて読んでみてください。
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ITパスポート
MOS試験と並んでPCスキルが証明される資格としてITパスポート試験があります。ITパスポートとは、ITの知識を証明する最も簡単な国家試験のことです。
ITの知識は幅広く専門性に富んでいますが、IT業界でもITパスポートは必要最低限の基礎知識とされるITスキルを持っているかを証明するための試験です。IT業界は勿論、他業種の就活でもPCが使える人材だとアピールすることができるでしょう。
MOSの資格を取って就職を有利に進めよう
MOS資格を取得することで就活が確実に有利になる訳ではありませんが、MOS資格を持っていることで社会人の基礎能力であるPCスキルを証明することができます。
PC離れが進んでいる現代だからこそPCを問題なく操作できる人に価値があり、MOS資格を取得することで就活でライバルに差をつけるためのアピールポイントとして活用しましょう。
この記事を参考にして、MOSの資格を取って就職を有利に進めましょう。
PCスキルなんて事務職以外は関係ないですよね?