MOS資格で就職を有利にする5つの方法|活かせる企業や職種も紹介

この記事のアドバイザー

パソコンスキルの証明書! MOS資格は就職に有利って本当?

目次

  1. MOSの資格は就職で有利! 概要を知って就活に役立てよう
  2. MOSの資格が就職に有利になる3つの理由
  3. ①社会人として必須のPCスキルが身に付くから
  4. ②PCスキルがあることを説得力を持ってアピールできるから
  5. ③即戦力として評価してもらえる可能性が高いから
  6. まず知っておくべき「MOS資格」の基礎知識
  7. MOS資格の特徴
  8. MOSの試験概要
  9. 例文つきで解説! MOSの資格を就職で効果的に自己PRする5つのコツ
  10. ①資格を取得した理由を深掘りして伝える
  11. ②PCスキルがあり即戦力となることをアピールする
  12. ③MOSの資格をどのように仕事で活かしたいかを具体的に伝える
  13. ④MOS資格を活かした活躍を将来のビジョンにつなげる
  14. ⑤自己PR用のプレゼン資料などを作り説得力を持たせる
  15. パソコンスキルをアピール! MOSの資格が就職に有利な企業や職業
  16. 士業全般
  17. 店舗運営業務がある企業
  18. 事務職
  19. 営業職
  20. IT系職種
  21. MOSの資格をアピールに活用して就職を有利に進めよう

MOSの資格は就職で有利! 概要を知って就活に役立てよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、

「MOSの資格を取得すると就職で有利になるというのは、本当でしょうか?」
「MOSの資格を効果的にアピールするには、どうすれば良いのでしょうか?」

といった質問を受けることがあります。結論から言えば、MOSの資格はさまざまな業種や職種の就職で有利になる、汎用性の高い資格です。ただ、MOSの資格を就職で効果的に自己PRするには、伝え方のコツを押さえておく必要がありますよ。

この記事では、MOSの概要や就活での活かし方などについて解説していきます。MOSの資格が特に有利となる企業や職業も紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。

その他の就職で有利になる資格について知りたい場合は、以下の記事をチェックしてみてください。

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MOSの資格が就職に有利になる3つの理由

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就活生

「MOSの資格を持っていると就職に有利になる」という話はよく聞きますが、それはなぜなのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

理由はおもに3つあります。順に見ていきましょう。

まずは、MOSの資格が就職に有利になる理由について解説します。MOSの有用性や企業の考え方を理解するためにも、ここでしっかりと理解しておきましょう。

①社会人として必須のPCスキルが身に付くから

社会人として働くうえで、最低限のPCスキルは必須です。「事務職以外であれば、PCスキルはあまり関係ないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、実際社会に出てみるとPCを使う場面は多くあります。

仕事でPCを使う場面の例
  • 営業職:「取引先とのメールのやり取り」「見積書の作成や売上見込の算出」「会議資料の作成」など
  • 販売職:「顧客とのメールのやり取り」「在庫の管理」「シフト表の作成」など

上記はあくまで一例であり、どのような仕事であっても必ずといっていいほどPCを操作する場面があります。そのため、社会人にとってPCスキルは必須と言えるのです。

PCはできて当たり前の時代

そもそも現代は、PC操作はできて当たり前の時代です。特に社会に出れば、上司や顧客から「このデータが欲しいから資料にまとめておいて」といったように、ExcelやWord、PowerPointなどの基本操作は当然のように求められます。

普段からExcelやWordなどを使用していれば問題ありませんが、PCを日常的に使ってこなかった人からすれば、簡単な資料作成をするだけでも一苦労でしょう。

PCは扱えて当たり前の時代だからこそ、MOSの資格でPC操作は問題ないことをアピールしておくことをおすすめします。

②PCスキルがあることを説得力を持ってアピールできるから

PCスキルは数値化がしづらく、面接でいくら「PCスキルがあります」とアピールしても、どれほどのスキルがあるのかは企業側も判断が難しい側面があります。

本来であれば、実際にPCを操作してもらって学生のPCスキルを細かく確認していくのが理想ではありますが、限られた時間のなかで学生のPCスキルを一つずつチェックしていくのは現実的には困難です

その点、MOSの資格を持っていれば、自身のPCスキルを客観的に証明できるため、PCスキルがあることを説得力を持ってアピールできるようになります。

③即戦力として評価してもらえる可能性が高いから

多くの企業は、入社後はすぐにでも新卒社員に実務のレクチャーをしたいと考えています。しかし、そもそもPC操作ができない新卒社員であれば、PC操作からレクチャーをしなければならず、多くの時間を取られることになってしまいます。

企業側からすれば、基本的なPC操作はできる前提で新卒社員を採用しているため、ExcelやWordの使用方法を一から教える時間や人件費は惜しいのが本音です

その点、MOS資格を取得している学生であれば、PC操作を一から教えずとも即戦力として活躍してくれることに期待できるため、就活の場面でも有利に働く可能性が高くなるのです。

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キャリアアドバイザー

特に新卒社員の教育や研修に十分な時間やお金をかけられない企業であれば、即戦力が期待できる学生はより歓迎される傾向にありますよ。

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まず知っておくべき「MOS資格」の基礎知識

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就活生

そもそもMOSとは、どのような資格なのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

MOSとは一言で言えば、WordやExcelなどの操作スキルを証明する資格のことです。

MOSの資格取得を考えているのであれば、MOS資格の特徴や試験概要について知っておく必要があります。まずは、MOS資格の基礎知識について解説していくので、順にチェックしていきましょう。

MOS資格の特徴

MOSとは、「Microsoft Office Specialist(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)」の略称で、Microsoft社が提供しているオフィス製品「Word」「Excel」「PowerPoint」「Acess」「Outlook」の5項目の習熟度を証明する資格です

MOS資格の特徴としては、おもに以下の2つが挙げられます。

MOS資格の特徴
  • Office製品のスキルを証明できる
  • 国際資格なので認知度が高い

それぞれの特徴について見ていきましょう。

Office製品のスキルを証明できる

オフィス製品のスキルは幅広く、採用担当者にとってはレベル感が把握しづらいスキルとなっています。

たとえば、「Excel・Wordの基本操作ができる」とアピールする学生がいたとしても、どこまでが基本操作に含まれるかは人によって基準が異なるため、スキルにばらつきが生じるのが実態です。

なかには、簡単な入力しかできないにもかかわらず、基本操作ができると主張してくる学生もいるかもしれません。

その点、MOS資格はMicrosoft社公認の資格であり、合格基準も明確に定められているため、採用担当者もレベル感を把握しやすくなります。スキルを証明しにくいオフィス製品のスキルだからこそ、MOS資格による証明が強みとなってくるのです。

国際資格なので認知度が高い

MOS資格はMicrosoft社が公式に認めている国際資格ということもあり、認知度が高いという特徴があります。

PCスキルを証明できる資格は数多くありますが、MOS資格はその認知度の高さから、他の資格よりも企業側から評価されやすい傾向にあるのです。

また、オフィス製品はほとんどの企業で使用されているため、非常に汎用性が高く、取っておいて損をすることは基本的にありません。

なお、資格の取得を目指して勉強中の場合であっても、履歴書の特記事項欄に記載することができます。履歴書の特記事項欄の書き方については、以下の記事で解説しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。

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MOSの試験概要

MOS資格の試験は、大きく分けて2種類あります。

MOS試験の種類
  • スペシャリストレベル(一般レベル)
  • エキスパートレベル(上級レベル)

なお、MOS資格は「MOS 365」「MOS 2019」「MOS 2016」のバージョン別に分類されており、どのバージョンでMOS試験に挑むかは自由に選択できます。出題範囲もバージョンによって大きくは変わりません。

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キャリアアドバイザー

MOS試験は5科目ありますが、一般的に使用される頻度が高い「Word スペシャリスト」と「Excel スペシャリスト」を取得しておけば、基本的な業務はできると評価してもらえますよ。

実施形式

MOS資格の試験は実践レベルでスキルを活用できるかがテストされるため、試験は筆記試験ではなく、実際にPCを使った実技形式でおこなわれます。

具体的には、「受験するオフィス製品の知識が伴っているか」「実務として問題なく操作できるか」といった点がテストされます。どの科目も決して簡単ではないため、しっかりと対策してから本番に臨むようにしましょう。

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キャリアアドバイザー

なお、MOS試験の問題は非公表となっており、過去の試験問題は入手できないため、市販の教材を購入して対策するのが一般的です。

試験科目

MOSの試験科目は、「Word」「Excel」「PowerPoint」「Access」「Outlook」の5つです。

MOSの各科目の概要
  1. Word:Wordを使った文書作成のスキルを測るため、「文字の表示変更やインデント設定」「テキストボックスの挿入」「表の作成」「作成した文章の印刷」などが出題される
  2. Excel:Excelを使った表計算のスキルを測るため、「基本的な関数や数式」「グラフやテーブルの作成」「セルの書式設定」などが出題される
  3. PowerPoint:PowerPointを使ったプレゼンテーション用資料作成のスキルを測るため、「スライドの基本操作やオプション機能」「表示方法の切り替え」などが出題される
  4. Access:Accessを使ったデータベース管理のスキルを測るため、「データベースの作成や管理」「セルの書式設定」「関数を使用した計算」などが出題される
  5. Outlook:Outlookを使ったメールやタスク管理のスキルを測るため、「全体環境の管理」「メッセージ・スケジュール・連絡先管理の操作」などが出題される
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前述の通り、入社後の業務で利用する頻度が高いのはWordとExcelであるため、まずはこの2科目のスペシャリスト(一般レベル)の取得を目指すのが良いですよ。

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例文つきで解説! MOSの資格を就職で効果的に自己PRする5つのコツ

MOSの資格を就職で効果的に自己PRするコツ

MOSの資格を持っていれば、就職で有利になるのは間違いありません。ただ、資格はあくまで一つの武器として扱う必要があり、内定を勝ち取るには効果的にアピールすることが重要です。

ここからは、MOSの資格を就職で効果的に自己PRする5つのコツを例文付きで解説していくので、自分に合ったアピール方法を探してみましょう。

自己PRで資格取得をアピールする際のポイントや例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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①資格を取得した理由を深掘りして伝える

MOSに限らず資格取得をアピールする際は、なぜ資格取得を目指したのか、その理由を深掘りして伝えるようにしましょう。

資格取得を目指した理由を伝えることで、自身の考え方や人柄などが伝わりやすくなります。また、資格取得する過程で習得したことも伝えることで、より効果的なアピールとなります。

例文

仕事を効率的におこなっていくためにも、MOSは持っておいたほうが良いと考え、MOSに挑戦しました。MOS資格取得に向けて独学で勉強していくなかで、アウトプットすることがスキル習得を効率化する方法だと学びました。

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キャリアアドバイザー

ただし、「就活で有利になると思ったから」といったように正直な理由は、採用担当者から「仕事でそのスキルを活かす気はないのかな」と疑問を抱かれてしまう可能性があるため、避けましょう。

②PCスキルがあり即戦力となることをアピールする

MOSの資格を効果的に自己PRするには、PCスキルがあり即戦力となれることをアピールするようにしましょう。

新卒採用では現時点のスキルよりも、将来性やポテンシャルが重視される傾向にありますが、PCスキルがあることで即戦力となれることを説明できれば、企業側の採用意欲を高めることができます。

ただし、単に「PCスキルがあります」と伝えるだけでは説得力が弱いため、「どういったPCスキルによって即戦力となれるのか」について、なるべく具体的に伝えることが重要です

例文

MOSの資格取得を通じて、関数やグラフを用いたデータ処理、見やすく整理された資料作成などの実務に直結するスキルを習得しました。入社後はこれらのスキルを活かし、正確な資料作成やデータ処理を効率的におこない、チームや上司を支える即戦力人材として貢献したいと考えています。

キャリアアドバイザーが読み解く!MOS資格の実際の使いどころ

高橋 宙

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高橋 宙

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MOS保持者は書類などの作成業務で期待されている

ワードを使った仕事は、書類送付状作成、社内連絡文書作成、チラシ作成、案内状作成、資料作成、DM用宛名作成、各種契約書作成、社内報作成などがあります。エクセルを使った作業には、日報・勤怠入力、顧客管理、各種データ作成、請求書・発注書・納品書作成、売上管理などがあります。MOS資格取得者には、入社後に教える手間が省け、即これらの作業ができるものと期待されることでしょう。

学生の皆さんが資格欄にMOS資格を書いているだけで、就職した際にすぐに役立つように準備をしている意欲と、仕事へ真剣に向き合っていることを面接官に示すことにもつながりますよ。必ずしもMOS有資格者のみが採用されるわけでは決してありませんが、特に競争率の高い事務職を目指す人にはアピールになることでしょう。

また、企業に対して有利になるだけでなく本人にとっても入社した際にパソコン操作を駆使した仕事に早く慣れることができるので、仕事への不安解消や自信にもつながるでしょう。

MOSマスターを取得するとさらにアピールしやすい

即戦力となれることをアピールしたいのであれば、MOSマスターやMOSアソシエイトの取得も検討してみましょう。

MOSマスター・MOSアソシエイトとは、複数アプリケーションのスキルを総合的に証明する称号のことです。特別な試験はなく、同じバージョンで複数の科目試験に合格することで認定されます。

MOSマスター・MOSアソシエイトの認定条件
  • MOS 2016の場合:必須3科目(Wordエキスパート・Excelエキスパート・PowerPoint)を取得し、選択1科目(Access・Outlook)の2科目のうち1科目を取得すると、MOSマスターとして認定される
  • MOS 365・MOS 2019の場合:一般レベル(Excel・Word・PowerPoint・Outlook)の4科目のうち3科目を取得すると、MOSアソシエイトとして認定される

MOSマスターやMOSアソシエイトを取得することで、総合的なスキルの証明になるため、即戦力人材としてのアピールにも説得力が増しますよ。

③MOSの資格をどのように仕事で活かしたいかを具体的に伝える

MOSの資格を効果的にアピールするには、MOSの資格をどのように仕事で活かしたいかについて、具体的に伝えるようにしましょう。

MOSの資格を持っていても、実際に仕事で活かせなければ意味がありません。「MOSの資格を活かして、自分はこのような貢献ができる」という点を具体的に伝えることで、採用担当者も入社後の活躍をイメージしやすくなります

例文

MOSレベルのPC操作は問題ないため、事務作業は効率的に処理していき、他の時間は本業務である営業活動に専念します。

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キャリアアドバイザー

仕事への活かし方が思い付かないときは、OB・OG訪問や企業説明会に参加して、実際に働いている人の声を参考にするのが良いですよ。

OB・OG訪問については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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MOSの資格が活かされたエピソードがあると良い

仕事への活かし方を伝える際は、具体的なMOSの資格が活かされたエピソードがあると説得力が増し、より効果的なアピールとなります。

たとえば、

MOSの資格が活かされたエピソードの例
  • 大学のレポート作成時に、MOS資格を取得する際に培ったWordのスキルが役立ちました。
  • 自分のベストな睡眠時間を見つけるために、1カ月睡眠時間をデータ化する検証をおこないました。その際にExcelによるデータ管理能力が役に立ちました。

といったように、MOSの資格が実際に活かされたエピソードを探し、それを交えながら伝えるようにしましょう。

自己PRのエピソードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!MOS資格を就活で活かす方法

根岸 佑莉子

キャリアアドバイザー

根岸 佑莉子

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差別化を図るポイントは「資格が活かされた具体的なエピソード」!

学生の履歴書を添削していると、近年は資格欄にMOSの複数の科目の資格取得を記入する学生が増えてきたように感じます。取得者が多いと、資格を取得した理由やどのように仕事で活かしたいかは、似たような内容になりがちで他者との差別化を図るのは難しいでしょう。

そこでポイントになるのが、「MOSの資格が活かされた具体的なエピソード」です。それに加え、MOSの資格取得に向けた学習のなかであなたの強みや長所がどう発揮され、さらにその強みや長所に磨きがかかったことを伝えられると良いでしょう。また。どのような作業をどのくらいのスピードでこなせるようになったのか、数値を示してアピールするのも一案ですよ。

自己PRや長所、学生時代に力を入れたことは、内容が同じになっている学生がしばしば見受けられますが、MOS資格取得者が増えてきたなか、MOS資格取得に関するエピソードは繰り返さずに一度だけにとどめたほうが良いでしょう。

④MOS資格を活かした活躍を将来のビジョンにつなげる

MOSの資格を効果的にアピールしたいのであれば、MOS資格を活かした活躍を将来のビジョンにつなげるのも一つの手です。

将来のビジョンとは、その企業でどのように成長していくかを示す計画のようなものです。MOSの資格と将来のビジョンをつなげることで、成長意欲や志望度の高さを効果的にアピールできるようになります

例文

MOSの資格取得を通じて、業務の自動化や正確かつ見やすい資料の作成スキルを身に付けました。入社後はこれらのスキルを活かして、業務の土台となる事務処理や資料作成の質を高めていき、組織全体のパフォーマンス向上を支える存在を目指したいと思います。

将来の展望については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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⑤自己PR用のプレゼン資料などを作り説得力を持たせる

MOSの資格を効果的にアピールするには、自己PR用のプレゼン資料などを作るという方法もあります。

「百聞は一見に如かず」ではありませんが、自分が作成したプレゼン資料などを実際に見てもらえば、PCスキルがあることの説得力が一気に高まります。

プレゼン資料の構成は基本的に自由ですが、情報を盛り込み過ぎるとわかりづらくなるため、以下の構成に沿って作成するのがおすすめです

自己PR用のプレゼン資料の基本構成
  • 導入:簡潔に自己紹介をする
  • 本編:自分の強みや特徴などをエピソードとともに説明する
  • まとめ:入社後の抱負や意気込みなどを述べる

自己PRのプレゼン資料の作成方法については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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パソコンスキルをアピール! MOSの資格が就職に有利な企業や職業

MOSの資格が就職に有利な企業や職業
  • 士業全般
  • 店舗運営業務がある企業
  • 事務職
  • 営業職
  • IT系職種
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就活生

MOSの資格があると、どのような企業や職業の就職で有利になるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

MOSの資格は事務職以外にも、さまざまな企業や職業の就職で有利に働きます。一つずつチェックしていきましょう。

ここからは、MOSの資格が就職に有利な企業や職業を紹介します。これらの企業や職業への就職を考えている人は、積極的にMOSの資格取得を目指してアピールにつなげていきましょう。

士業全般

士業とは専門的な資格が必要な職業の総称で、特定の知識や技能を活かしてさまざまなサービスを提供します。

士業の例
  • 弁護士
  • 司法書士
  • 行政書士
  • 公認会計士
  • 税理士

士業全般は日常的にPCを扱って仕事をする必要がありますが、高度な知識を扱う士業ではPC操作に手間取られている暇はありません。そのため、MOSの資格を持っていれば、業務を滞りなく遂行するためのPCスキルを証明でき、就職で有利に働きます。

特に、士業の就職を目指す場合はライバルの多くが有資格者となるため、差別化を図るためにもMOSの資格を取得することをおすすめします

店舗運営業務がある企業

店舗運営業務がある企業の例
  • 小売業:コンビニエンスストアや家電量販店などを運営する企業
  • 外食業:レストランやカフェなどを運営する企業
  • サービス業:ゲームセンターやカラオケ店などを運営する企業

販売業や接客業はPCを触るイメージがあまりないかもしれませんが、正社員となれば売上管理や商品発注、資料作成などでPCを扱う機会が多くなります。また、正社員以外であっても、シフト作成時にExcelやWordを駆使できれば、業務を効率的におこなえるようになります

そのため、店舗運営業務がある企業に就職する際は、面接時にPC操作ができることをアピールできれば、「将来的に店長などの管理者として活躍できる」といったイメージを持ってもらえ、就活を有利に進めることができるのです。

事務職

事務職はパソコンを使って進める業務が多く、基本的なPC操作はできて当たり前と見られる傾向があります。

事務職におけるPC作業の例
  • 文書作成(Word)
  • データ管理(Excel)
  • 資料作成(PowerPoint)
  • データベース作成(Access)
  • タスク管理(Outlook)

また、経理事務であれば会計ソフト、人事事務であれば労務管理システムや給与計算ソフトなどのオフィスソフト以外を使って仕事をする可能性もあり、基本的なPCスキルは必須となります。

人気の高い事務職だからこそ、他の応募者と差を付けるためにも、MOS資格をアピールして選考を有利に進めていきましょう

事務職の仕事内容や種類については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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事務の仕事内容とは? 選び方や向いている人の特徴を解説

営業職

営業職の仕事は外回りなどの営業活動が中心ですが、それ以外は事務所でPC作業をしていることがほとんどです。そのため、PCスキルがないと業務効率が低下してしまいます。

営業職におけるPC作業の例
  • 企画書や提案書の作成(Word)
  • 見積書や明細書の作成(Excel)
  • プレゼンテーション用資料の作成(PowerPoint)
  • 売上や顧客の管理(Access)
  • 取引先や顧客とのメールのやり取り(Outlook)

高度なスキルは必要ありませんが、多くの企業は最低限のPC操作ができる営業職員を求めています。営業職を目指すのであれば、MOS資格を取得して面接でアピールしていきましょう。

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キャリアアドバイザー

近年はメールやWebなどを活用して顧客にアプローチする営業活動も増えており、PCスキルの重要性はより高まっていますよ。

営業職の志望動機の書き方や例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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IT系職種

IT系職種とは、情報技術(Information Technology)をメインに扱う仕事のことです。

IT系職種の例
  • プログラマー
  • システムエンジニア
  • プロジェクトマネージャー
  • ITコンサルタント
  • Webマーケター

IT系職種ではITに関する高度な知識やスキルが求められるため、MOSのような初歩的な資格ではアピールにならないと思われがちです。

しかし、業務を効率的に進めるには、オフィス製品を使ったタスク管理やデータ分析が必要です。そういった点をプラスアルファのアピール材料として用いることで、他の就活生との差別化につなげることができます。

IT系職種の特徴や就活対策については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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志望動機がまとまらない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ!

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MOSの資格をアピールに活用して就職を有利に進めよう

MOS資格を取得することで、就活が確実に有利になるわけではありませんが、社会人の基礎能力であるPCスキルを証明することができます。

特に近年はスマートフォンやタブレットなどの普及もあり、若年層においてはPC離れが進んでいます。MOSの資格を取得してPCスキルの証明ができれば、他の就活生との差別化にもつながるはずです。

今回解説した内容を参考にしながら、MOSの資格を効果的にアピールして、就職を有利に進めていきましょう。

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