目次
- 学業(GPA)の自己PRの作り方|アドバイザーが解説
- 学業(GPA)をテーマにした自己PR|内定者の例文を紹介!
- 【内定者例文】26卒 北海道大学 人材業界
- NG例文|アドバイザー添削付き
- ①単なるGPAの自慢になっている
- ②「真面目に授業を受けただけ」という印象
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
「GPAが高いこと」を自己PRのテーマに選ぶ学生は一定数います。しかし、このテーマは伝え方を間違えると「ただの成績自慢」と判断され、評価につながらない場合もあるので注意が必要です。
そこで今回は、実際にGPAを題材に内定を獲得した26卒学生の自己PR例文を紹介。GPAを武器に採用担当者を唸らせるための具体的な方法と、やってはいけないNG例を解説していきます。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
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学業(GPA)の自己PRの作り方|アドバイザーが解説
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学業(GPA)をテーマにした自己PR|内定者の例文を紹介!
【内定者例文】
26卒 北海道大学 人材業界
私の強みは、高い目標達成に向けて自らロードマップを描き、完遂する「戦略的な主体性」です。
私は大学での学びを早期に実務レベルへ昇華させるため、「通常4年次におこなう卒業論文を3年次中に完成させる」という計画を立案・実行しました。
前例の少ない挑戦でしたが、教授やゼミ生に自ら働きかけて協力を仰ぎ、膨大なデータ収集と統計分析が必要な「株主優待新設が株価と投資家行動に及ぼす影響」という難易度の高いテーマに取り組みました。
学業と研究を両立させるために徹底したタスク管理をおこない、限られた時間を最大限に活用した結果、論文の早期完成の目処を立てると同時に、GPA3.89/4.3という高成績を収めることができました。
自ら高いハードルを課し、周囲を巻き込みながら成果を出し切るこの姿勢は、貴社の業務においても再現できると確信しています。
キャリアアドバイザーが読み解く!高成績を収める過程で得たスキルに言及しよう
GPAを題材に高評価を得るためには、単なる「勉強の得意さ」ではなく、「ビジネスの現場で活かせる基礎スキル」を示すことが不可欠です。
高いGPAを獲得するまでの過程のなかで、「目標設定能力」「タイムマネジメント」「周囲を巻き込む調整力」といった、仕事で直面するであろう課題に対処できるスキルを示せているかが評価の分かれ目になります。
この例文であれば、GPAの数値を単に誇示するのではなく、そのために「前倒しで卒論を完成させる」という高い目標設定と、それに向けた「周囲への働きかけ」「タスク管理」という行動のプロセスが明確に描かれている点が非常に優秀です。
成績の良さが結果論ではなく、意図的かつ戦略的な行動の結果であることが伝わるため、採用担当者に「仕事でも同じように成果を出してくれそうだ」と感じさせることができますよ。
「人を巻き込んで成果を挙げる力」を選考でアピールしたい人は、以下の記事も参考にしてください。
例文5選|人を巻き込む力の自己PRで欠かせない3つの条件と伝え方
NG例文|アドバイザー添削付き
①単なるGPAの自慢になっている
私の強みは、高い学習能力です。
大学では経営学部で学んでいますが、入学当初から学年トップの成績を取ることを目標にしてきました。その結果、3年間を通じてGPA3.9という極めて高い成績を維持し、学部長表彰も受けました。
この圧倒的な学習能力は、貴社に入社した後も、業務に必要な知識を誰よりも早く覚え、即戦力として活躍するために活かせると確信しております。
企業は成績そのものにはあまり関心がない
この例文からは、高いGPAを維持するためのあなたの努力や工夫がまったく見えてきません。
単なる成績の紹介ではなく、「目標に向けたプロセス」を深掘りして語るようにしましょう。
私の強みは、目標達成に向けた「計画的な継続力」です。
大学では経営学を専攻し、上位1%の成績を収めるという目標を立てました。これを実現するため、私は単にテスト前に詰め込むのではなく、日々の講義内容をその日のうちに実社会の企業事例に当てはめて分析する習慣をつけました。
専門書だけでなく日経新聞などの経済ニュースと照らし合わせ、自分なりの考察を教授に毎週ぶつけて議論を交わしました。
この地道なインプットとアウトプットのサイクルを3年間欠かさず継続した結果、4年間を通じてGPA3.9という極めて高い成績を維持することができました。
貴社においても、日々の地道な努力と考察を怠らず、着実に成果を積み上げていきます。
②「真面目に授業を受けただけ」という印象
私の強みは、何事にも真面目に取り組む姿勢です。
大学の授業では、常に一番前の席に座り、教授の話を一言も漏らさずにノートに書き写すことを心掛けてきました。出された課題は必ず期限の1週間前には提出するように努力しました。
こうした真面目な受講態度が評価され、ゼミでも教授から「一番熱心な学生だ」と褒められ、GPAも常に3.5以上をキープしています。
貴社に入社後も、上司の指示を真面目に聞き、仕事を絶対に投げ出さずに最後までやり遂げます。
「当たり前」のことであり、強みとしては物足りない
真面目に授業を受けるというのは本来学生にとって当たり前のことであり、アピールとしては物足りません。
もちろん熱意を持って授業に取り組んだのは素晴らしいことなので、その意欲が「自発的な行動」にどうつながったのかまで描写するよう意識しましょう。
私の強みは、枠組みを超えて探求する「知的好奇心と実行力」です。
大学のマーケティングの授業に興味を持った私は、ただ講義を受けるだけでなく、学んだ理論を実際に試したいと考えました。
そこで、友人が運営する小規模なオンラインショップの集客改善をボランティアで請け負いました。授業で学んだ分析手法を用いて顧客データを洗い出し、ターゲット層の再設定とSNSでの発信内容の改善を提案・実行しました。
結果として、3カ月で売上を約1.5倍に伸ばすことができ、この実践経験をまとめたレポートは教授からも高い評価を得て、GPA3.5という高成績を収めることができました。
貴社でも、得た知識を机上の空論で終わらせず、自ら現場で実践して価値を生み出したいです。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「成績の良さ」そのものはあまり重要ではない
キャリアアドバイザー
川﨑 瑛久
プロフィールをみるGPAを自己PRにする際、最も重要なのは「なぜ高成績を収めることができたのか」というプロセスに言及することです。
正直に言うと、企業は「GPAがいくつか」という数値自体にはそれほど関心を持っていません。なぜなら、ビジネスの現場では、成績が良い人が必ずしも仕事ができるわけではないからです。
「計画的にタスクを管理し、継続的に努力できる力」や「興味を持った分野を自ら深掘りし、課題を解決する力」といった、仕事でも活きる能力と結び付けてアピールすることで、初めてビジネスに活きる成果として評価されます。
高いGPAを獲得するまでにどんな困難があり、それをどんな工夫で乗り越えたのかを可能な限り具体的に語りましょう。そして最後に、その経験が企業での業務にどう活かせるのかで締めることで、採用担当者の心をグッと動かす内容に仕上げることができます。