目次
- AI面接を理解して攻略法をマスターしよう!
- AI面接に関する基礎知識
- AI面接の内容
- 特徴
- おもな種類
- 【先輩就活生に聞いた!】これまで受けたAI面接の実態
- 約35%の学生がAI面接を経験している
- 最も使用されたツールはharutaka(ハルタカ)とSHaiN(シャイン)
- 質問への深掘りや時間制限に苦戦しやすい
- おもに一次面接で実施される
- AI面接のメリットとデメリット
- メリット①エピソードにかかわらず平等に評価されやすい
- メリット②面接官との相性に結果を左右されない
- メリット③評価基準が明確で対策しやすい
- デメリット①熱意の強さをアピールしにくい
- デメリット②相手の反応がわからない
- デメリット③印象面への意識が薄れやすい
- デメリット④回答に制限時間がある
- AI面接での評価ポイントと対策法
- ①論理的な話し方ができているか
- ②行動の動機が明確に語れるか
- ③回答に一貫性があるか
- ④印象の良さを感じられるか
- ⑤客観的な評価や数値が語られているか
- AI面接の主要ツール別の対策ポイント
- ①harutaka(ハルタカ)
- ②SHaiN(シャイン)
- ③HireVue(ハイアービュー)
- ④PeopleX(ピープルエックス)
- ⑤Case Match(ケースマッチ)
- AI面接で評価が下がる可能性があるNGケース
- ①自信がなさそうな言葉を多用する
- ②音声が聞き取りにくい環境で受ける
- ③頻繁に視線が泳ぐ
- ④主体性のないエピソードを選ぶ
- ⑤質問とズレた回答をする
- 【Q&A】AI面接ついてよくある質問に回答!
- Q.AI面接はいつ受けても良い?
- Q.所要時間はツールによって変わる?
- Q.AI面接を受ける際の服装は?
- Q.カンペは使っても良い?
- Q.回答中に途中で通信が切れたらどうすれば良い?
- Q.PCとスマホどちらで受けても良い?
- AI面接への対策を固めて選考を突破しよう!
AI面接を理解して攻略法をマスターしよう!
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こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。AI(人工知能)面接について、学生からよくこのような相談を受けます。

就活生
AI面接は深掘り質問が多く、回答の論理性や視線の動きなどさまざまな観点から評価されます。
どのようなポイントを見られているのか事前に理解しておくことで効率的に対策できますよ。
そこでこの記事ではAI面接の特徴やメリット・デメリット、評価ポイントなどをまとめて解説します。
キャリアアドバイザーの体験談AI面接は実際増えてる?
足切りとして使う企業が増えている
AI面接を導入している企業自体は増えている印象ですね。ただ学生の間で当たり前に受けるものという認識になるほどはポピュラーではないと思います。
導入している企業側としては、おもに選考初期の段階で足切りとして使用する企業が多いです。
また通過した学生の面接動画を改めて確認する、二重チェックをしたうえで選考通過者を絞っている企業も多いですね。
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5つの質問に答えるだけで、AIが受かる志望動機を自動で作成します
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通常の面接対策では不十分!最終面接は個別に対策が必要です
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AI面接に関する基礎知識
AI面接には、対面の面接やWeb面接とは違う独特の難しさがあります。また、使用するツールによって面接の手順や気をつけるべきポイントが違います。
AI面接で高評価を狙うために、まずはAI面接の特徴や種類など、基本的な部分を理解しておきましょう。
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AI面接の内容
AI面接とは、面接ツールのAIが音声やテキストなどで応募者に質問を出し、それに対する回答を自動で評価するスタイルの選考です。
AI面接で聞かれる質問自体は、自己紹介や志望動機、自己PR、ガクチカなど通常の対面の面接やWeb面接とそれほど変わりません。
採用活動の工数削減や公平な評価を目的に導入する企業が少しずつ増えていて、就活生が受ける機会も今後ますます多くなると考えられています。
特徴
AI面接は、通常の対面での面接やWeb面接と比べて以下のような特徴が挙げられます。
- 深掘り質問が多い
- 一定の条件で自動的にスコアが計算される
- 最終決定の参考として使われるケースが多い
AI面接の特徴を具体的に理解しておくことで対策も格段にしやすくなるので、この先の内容で確認しましょう。
深掘り質問が多い
AI面接では、自分の回答に対して「なぜそれをしたのか?」「そのときどう思ったのか?」といった深掘り質問を受けることが多いです。
これにはAIのデータ収集の仕組みが関係しています。
AIは、学生一人ひとりにスコアをつける際の根拠となるデータを集めるために、深掘り質問で具体的で詳細な情報を聞き出そうとします。
深掘り質問が多いと回答に詰まったり論理的に回答するのが難しくなったりするので、AI面接が苦手という学生も少なくありません。
一定の条件で自動的にスコアが計算される
AI面接ツールには、スコア判定の条件があらかじめ設定されています。
たとえばネガティブなワードや無表情が多い場合はスコアが落ちる仕組みになっていたり、反対にポジティブなワードや明るい表情が多いと加点の対象になったりします。
自分の受け答えの様子をさまざまな角度から機械的に評価されるので、対面の面接とはまた違った緊張感を抱く人が多いです。
最終決定の参考として使われるケースが多い
AI面接は、選考の初期段階でおこなわれることが多いです。ただし多くの企業がAIの判断だけで合否を決めているわけではありません。
実際には、AIのスコアが高かった候補者の動画を優先的に面接官が確認して、次の面接に進む学生を選んでいくケースが多いです。
AI面接は、就活においてエントリーシート(ES)と並ぶ最初の関門といえます。
おもな種類
- 対話型
- 録画型
AI面接には対話型と録画型があり、それぞれ手順や回答の難しさが異なります。
対策の前にどういった面接なのかを理解し、イメージを膨らませておきましょう。
対話型
対話型のAI面接では、画面に表示される生成AIアバターから音声またはチャットで質問されるので、その質問に対してリアルタイムに回答していきます。
人間の面接官と話すときのように、回答に対して「なぜそうしたのですか?」「そのときどう思いましたか?」といった深掘り質問をされるのが最大の特徴です。
事前に完璧な回答を用意することができないので、対面の面接と同じように臨機応変な対応が必要になります。
録画型
録画型のAI面接では、画面に「学生時代に頑張ったことは?」などのテキストの質問が表示されるので、用意された制限時間で回答を考えます。
その後、回答を録画して提出する形式です。
リアルタイムの会話ではなく一問一答で進めていくのが特徴で、AIは提出された動画データから「結論ファーストで話せているか」「視線が安定しているか」「笑顔があるか」などの要素を機械的に解析してスコア化します。
会話の相手がいないなかで表情や声の大きさ、話し方などに意識を向けなければならないという難しさがあります。
キャリアアドバイザーが読み解く!AI面接を導入するのはどのような企業?
大手×IT系の企業は導入傾向あり!
傾向としては、やはり応募者が殺到するような大手企業が多いです。AI面接によって、ある程度の足切りをする意図ですね。
ほかにも、新たなシステムの導入になじみやすいIT系企業も多いです。たとえば、
・ソニーグループ
・スカイ
などの、大手のIT企業は導入している傾向にあります。
【先輩就活生に聞いた!】これまで受けたAI面接の実態
実際どのようにAI面接がおこなわれているのか気になりますよね。そこでキャリアパーク!就職エージェントに登録し内定を獲得した先輩就活生にアンケート調査を実施。
実際にAI面接で使ったツールや難しかった点などを調べました。
| 【面接に関する調査】 ・調査元:「キャリアパーク!就職エージェント」を運営するポート株式会社 ・調査方法:ポート会員へのダイレクトメール ・調査日:2026年7月19日~7月27日 ・調査対象者:面接を受けたことがある27卒・28卒の会員の103人 |
約35%の学生がAI面接を経験している

アンケートの結果を見ると、約4割の学生がAI面接を受けたことがあると回答しています。
選考にAIサービスを導入している企業自体がまだ少ないので、AI面接の経験がある学生もそれほど多くないようですね。
だからこそ対策についても知見があまり溜まっておらず、手探りで進めなければならないのがAI面接の難しさの一つでもあります。
従業員規模が大きい企業ほど、選考を効率化するためにAI面接を導入しているケースが多いです。
最も使用されたツールはharutaka(ハルタカ)とSHaiN(シャイン)

使用されたAI面接ツールに関する回答では録画型のharutaka(ハルタカ)が34.6%ともっとも多く、次が対話型のSHaiN(シャイン)で26.9%でした。
録画型・対話型のどちらのツールについても、特徴や対策を理解しておく必要がありそうですね。
AI面接ツール別の特徴や対処法については「AI面接の主要ツール別の対策ポイント」で解説しています。
志望企業でAI面接が採用されている場合は、どのような特徴のツールが使われているかしっかりチェックしておきましょう。
質問への深掘りや時間制限に苦戦しやすい

AI面接ならではの難しさについて質問したところ、もっとも回答が多かったのが「繰り返しの質問・深掘り」でした。
通常の面接とは異なる想定外の角度から深掘りされることもあり、対応に戸惑うケースもあったようです。
また「回答の時間制限・ペース」についても、情報を十分に伝えられない、圧迫感があってやりづらいといった意見が寄せられました。
通常の面接とは違う難しさがあるため、これらに慣れておくためには対策と練習が重要になります。
- 時間が決まっており、端的に素早く応えないと私自身の情報を十分に伝えることができなかった(法文学部 28卒)
- 回答に時間制限があってやり辛く、相手からの反応がないため難しかった(経済学部 27卒)
- 人の面接官とは異なり、深掘りするポイントが予想外なことが多い(理工学部大学院 28卒)
- 時間制限による圧迫感が辛かったです。また、AI面接官のツッコミに慈悲がないなと思いました(国公立理系大学 28卒)
- 一回明確でない回答をすると、AI側からの質問もそれに引っ張られておかしくなっていく悪循環があった(農学部 28卒)
- peoplexの方が特に、自分のターンでどのくらい話せばいいのかわからなかった。模擬面接でもっと望ましい喋り方(30秒程度の回答にとどめて、更問を求める)とかを教えてほしかった(法学部 28卒)
- 「はい」がフィラーになること(総合政策学部 28卒)
- 同じ内容の質問を何回もされたこと(工学研究科大学院 28卒)
AI面接のくわしい対策法については「AI面接での評価ポイントと対策法」で解説しています。
AIは人間の面接官のように話しやすい雰囲気を作ってくれたり、答えやすい形で質問をしてくれたりしないので、特有の話しにくさがあるようです。
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おもに一次面接で実施される

選考のどのタイミングでAI面接がおこなわれたのかについては、「一次面接」と回答した人が8割でした。
選考の最初の段階で、効率的に応募者の絞り込みをするために導入している企業が多いと考えられます。
AI面接で落ちると企業側に直接アピールする機会がないまま終わってしまうので、最初の関門を突破するためにAI面接の対策は必要不可欠といえます。
AI面接のメリットとデメリット
「AI面接は慣れていないから不安だな」と思うかもしれませんが、実は人間の面接官よりも平等に評価してもらいやすく、学生にとってもメリットのある選考方法です。
ただし「AIならではのやりづらさ」もデメリットとしてあるので、AI面接で高評価を狙うためにはその点についても事前に理解しておいたうえで、対策を考えておく必要があります。
メリット①エピソードにかかわらず平等に評価されやすい
人間が面接する場合、どうしても「運動部のキャプテン」や「留学帰りのバイリンガル」といったインパクトのある経歴・エピソードを持った学生が評価されやすい傾向があります。
しかしAIは経歴やエピソードの派手さではなく話の構造やプロセスに注目して評価するため、「自分には就活で話せるような立派な経験がない」と思っている学生でも、ロジカルに話すことを意識すれば高い評価を得ることができますよ。
面接の準備でどのエピソードを選ぶか考えるときも、インパクトがあるかではなく論理的に説明しやすいかどうかで判断することが重要です。
メリット②面接官との相性に結果を左右されない
人間の面接官だと、性格の相性や当日の体調などで面接の雰囲気が変わり、合否に影響することがあります。
しかしAI面接はあらかじめ設定された基準に則って応募者の回答や雰囲気を分析するので、評価のブレがありません。
AIが相手なので、対面の面接よりもリラックスして話しやすいと感じる人もいますよ。
メリット③評価基準が明確で対策しやすい
対面の面接やWeb面接の場合、企業によって重点的に見ているポイントが違うので、それぞれの企業に合わせた個別の対策が必要です。
しかしAI面接はエピソードの選択、話の構成、声の大きさ、表情など評価項目が明確に決まっているため、面接対策がしやすいというメリットがあります。
一度AI面接のコツをつかんでしまえば、ほかの企業の選考でAI面接を受けるときに応用できるので、就活の対策が少し楽になりますよ。
デメリット①熱意の強さをアピールしにくい
AI面接は「この企業に入りたい!」という熱い思いだけで乗り切ることができません。
どれだけ強い思いがあっても、AIが評価する項目に沿った形でアピールできなければ「論理性がない」「質問に明確に答えていない」と判断されてしまいます。
感じの良さなど数値化しにくい部分で勝負ができないので、回答の論理性や話のわかりやすさを上げることに注力しましょう。
デメリット②相手の反応がわからない
AIは、人間の面接官のように相槌を打ってくれたり、笑顔で共感してくれたりしません。
必要な情報が収集できたら次の質問に進むため、応募者は「手応えがない」「今の回答で良かったのかな」という不安と戦いながら話し続ける必要があります。
対面やWebの面接と同じ感覚でAI面接に臨むとやりづらさを感じる場面が多いので、まったく別物の選考と捉えて対策しましょう。
デメリット③印象面への意識が薄れやすい
AI面接では人間の面接官と実際に会話をするわけではないので、「自分が相手にどう写っているか」「どのような印象を持たれているか」に意識が向きづらくなります。
その結果、Web面接や対面の面接を受けるときと比べて表情が乏しくなってしまったり、声が小さくなってしまったりする人が多いです。
必要以上に緊張感を持つのは避けたいところですが、カメラの向こうに面接官がいると想定してハツラツとした受け答えを意識しましょう。
デメリット④回答に制限時間がある
Web面接や対面の面接では回答が長くなっても最後まで聞いてもらえることが多いですが、AI面接の場合は回答時間に制限があり、時間内でうまく話を着地させて終わらせる必要があります。
そのため「早く回答しなきゃ」「あと数秒でどうやって終わらせよう」など気持ちが焦ってしまい、普通の面接よりもうまく答えられないと感じる人が多いです。
事前にAI面接練習をして、想定質問に対する回答と話の構成を決めておくことが成功のカギです。
キャリアアドバイザーの体験談AI面接に苦戦しやすい学生は?
対面での会話は得な学生ほど苦手!?
実際にAI面接を受けた学生から話を聞いてみると、普段対面でのコミュニケーションが得な学生ほど苦戦しやすい傾向にあるようです。
コミュニケーションが得意な人は相手の表情や反応を見て、それに応じた対応をすることに慣れているので、淡々と反応がなく進むAI面接では調子が出にくいのかもしれません。「これで合っているのかと不安になった」という声は非常によく聞きますね。
逆に対面だと緊張して話せないという人は、AI面接のほうが相手の目や反応を気にする必要がないので冷静に話すことができたようです。
AI面接での評価ポイントと対策法
AI面接では応募者の回答を平等に分析するために、評価ポイントがあらかじめ明確に決まっています。
評価ポイントを押さえておけば、AI面接の対策も効率的に進めることができ、選考突破の確率も上げることができますよ。
ここからは多くのAI面接ツールに共通する評価ポイントと効果的な対策について紹介します。
①論理的な話し方ができているか
- 「結論→理由・具体例→まとめ」など、回答を構造化して話すことを徹底しよう
AIは、応募者の話の構成に注目し、ロジカルに整理されているかを分析します。
因果関係があいまいな話し方をしたり思いつくままにダラダラ話したりすると、AIが内容を正しく認識できず評価が下がってしまいます。
そのため、最初に結論を話して次に理由や具体例を述べるなど、説明の流れを構造的に組み立てて話す練習をしておきましょう。
PREP法やSTAR法などのフレームワークを使うと、話の構造化がしやすくなるのでおすすめです。
こちらの記事では、AI面接でよく聞かれる質問を紹介しています。回答を練習する際の参考にしてください。
【例文30選】AI面接の質問内容を大公開! 対策や回答方法も解説
②行動の動機が明確に語れるか
- 動機や背景を筋道立てて説明できるようにしておこう
AI面接では「なぜそうしようと思ったのですか?」という、動機や背景に関する深掘り質問が繰り返されることが多いです。
応募者がどういう基準で意思決定をしているのかについて、情報を集めるためです。
そのため、ガクチカや自己PRに使うエピソードなど、過去の行動に関する回答を考えるときは、動機や背景も筋道立てて説明できるように準備しておきましょう。
自分で考えた回答に対して「なぜ?」と3回ほど疑問を投げかけて、あらかじめ深掘りしておくのがおすすめです。
ガクチカについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
ガクチカの例文15選! ガクチカがないときの見つけ方と書き方
自己PRの作り方についてはこちらの記事で解説しています。
面接官の心を掴む自己PRの3つの伝え方|例文や注意点も解説
③回答に一貫性があるか
- 自分の強みや意思決定の基準が矛盾しないようにしよう
AI面接では回答の一貫性がチェックされていて、「最も苦労したことは?」「周囲と意見が対立したときは?」など似たような質問が複数回投げられることがあります。
その際に前の回答と矛盾するような話をしてしまうと、回答に一貫性がないと判断されて評価が下がってしまいます。
そのため、自己PRやガクチカ、志望動機などそれぞれの質問の回答を考えるときは、根底にある「自分の強み」や「意思決定の基準」が一貫しているかを確認しましょう。
自己分析にしっかり取り組んで、自分の強み・弱み・価値観を理解しておくことが大切です。
④印象の良さを感じられるか
- 視線を安定させ、表情の明るさや声のトーン・抑揚に注意して話そう
動画解析の機能があるAIは、話の内容だけでなくカメラに映っている視覚・聴覚情報も重要なデータとして数値化します。
そのため、特に印象の良さを左右する以下のポイントには注意しましょう。
- カメラのレンズを真っ直ぐ見ている(視線の安定度)
- 口角が上がっている(表情の明るさ)
- ハキハキとした一定のスピードで話せている(声のトーンや抑揚)
カンペを読もうとして目線が常に下がっていたり、表情が暗かったりといった基本的な部分で評価を下げてしまう学生がとても多いです。
⑤客観的な評価や数値が語られているか
- 状況(Before)と結果(After)を数値を使って比較しよう
AIは「頑張りました」「盛り上がりました」といった抽象的な表現で評価の内容を変えることはありません。実績を評価してもらうためには「数字での比較」が不可欠です。
- サークルの脱退率を30%から5%に減らした
- イベントで前年比1.5倍の150人を集客した
そのため、自己PRやガクチカなどで使うエピソードは、状況(Before)と結果(After)を定量的な数値で比較して説明できるようにしておきましょう。
回答内容が魅力的でも数字の比較がないと「客観性がない」「具体性に欠ける」と判断されてしまうので、AI面接と数的根拠はセットと考えておきましょう。
AI面接の主要ツール別の対策ポイント
AI面接ツールはそれぞれ機能に特徴があり、対策のポイントも少し違います。
使用するツールの特徴を理解しておけばより効率的にAI面接の対策を進められるので、対策を始める前にチェックしておきましょう。
ここからは、おもな5つのAI面接ツールについて解説します。
①harutaka(ハルタカ)
harutaka(ハルタカ)は、録画型のAI面接ツールです。画面に質問が表示されるため、回答を考えてから録画して提出します。
AIによる自動解析に加えて、最終的に企業の採用担当者が動画をチェックするケースが多いです。
企業側の担当者に直接見られることも想定して、画面の明るさ、服装、髪型、表情などにより気をつけましょう。
撮り直しができる場合も多いため、目線が泳いだり回答に詰まったりしたら妥協せず再挑戦することも大切です。
②SHaiN(シャイン)
SHaiN(シャイン)は、対話型のAI面接ツールです。
回答に対して「なぜそれをしたのですか?」「具体的になにをしましたか?」と過去の行動を徹底的に深掘りして数値化します。
「チームで〜しました」といった抽象的な表現にはAIから突っ込みが入る可能性が高いので、「チームの中で私が果たした役割は〜」と、主語を自分にして具体的に話しましょう。
STAR法(状況・課題・行動・結果の順に話すフレームワーク)でエピソードを整理すると、AIが理解しやすい話の構成になり、高評価を狙いやすくなります。
③HireVue(ハイアービュー)
HireVue(ハイアービュー)は、録画型のAI面接ツールです。外資系や大手企業で広く導入されています。
発言内容だけでなく、話す速度・声のトーン・表情の微小な動きまで高度に解析します。
言葉のニュアンスを細かく分析できるため、志望企業の求める人物像(例:「主体性」「課題解決」「巻き込み」など)の単語を意識して回答を作りましょう。
面接の撮り直しの回数は企業によって異なります。撮り直しできない可能性もあるので、一発で一定レベルの回答ができるように練習しておくと安心ですよ。
④PeopleX(ピープルエックス)
PeopleX(ピープルエックス)は、対話型のAI面接ツールです。決まりきった質問文を読み上げるのではなく、応募者の回答に合わせて人間のようにリアルタイムで深掘り質問や対話をおこなうのが特徴です。
一つの質問に対する深掘り質問が多いので、一方的に長く語りすぎず、AIの質問に端的に結論を答えることが大切です。
文脈理解能力が高いため、前の質問の回答と矛盾があると見抜かれます。自分の就活の軸や原体験をしっかり固めておきましょう。
⑤Case Match(ケースマッチ)
Case Matchは対話型のAI面接ツールです。コンサルや企画職、ハイクラス選考でよく使用されています。
志望動機やガクチカなどの一般的な質問もありますが、「〇〇の売上を2倍にするには?」といったビジネス課題をテーマにAIとやり取りして、思考プロセスを評価されるケースもあります。
ビジネス課題系の問題については、いきなりアイデアを答えるのではなく、「ターゲットや前提条件を〇〇と設定して考えてもよろしいですか?」と確認を入れると、論理的思考力が高く評価されやすくなりますよ。
回答の話し方についても、「売上向上策は3点あります。1つ目は客単価、2つ目は……」と構造化して話せるようにトレーニングしておくことが必要です。
ビジネス課題・ケース系の面接対策についてはこちらの記事でくわしく解説しています。
【例題40問】ケース面接は7つのステップで突破できる
AI面接で評価が下がる可能性があるNGケース
AI面接では、声の聞き取りやすさや視線の動き、回答の論理性などさまざまな観点で厳しく判定されます。
そのため、これから紹介する「評価が下がる可能性のあるNGケース」を把握して意識的に避けることが選考突破には必要不可欠です。
①自信がなさそうな言葉を多用する
AIは人間のように話のニュアンスを察するのが苦手な分、使われている単語そのもの(テキストデータ)を判定しています。
そのため、以下のように曖昧な表現を多用すると、論理性のスコアが下がってしまう可能性が高いです。
- 〜だと思います
- たぶん〜です
- 〜気がします
反対に「分析しました」「実行しました」「牽引しました」といった主体性を示す動詞が多く含まれていると、高スコアが割り振られる可能性があります。
②音声が聞き取りにくい環境で受ける
AI面接の最大の落とし穴とも言えるのが「音声の聞き取り環境」による影響です。
どれだけ素晴らしい内容を話していても、部屋の反響音が強かったりマイクの質が悪くて声がこもっていたりすると、AIが言葉を正しくテキスト化できません。
その結果、AIが「文脈が支離滅裂だ」と判定してしまうことも。結果として内容ではなく「音声認識エラー」で落ちるケースもあるので、音声の聞き取りやすさは非常に重要です。
スマホやPCの内蔵マイクの集音性が不安な場合は、外付けマイクをつけましょう。
③頻繁に視線が泳ぐ
AI面接ツールには「アイトラッキング(視線計測)」の機能があるので、視線がカメラのレンズから外れたり左右や上下に細かく動き続けたりしていると、不審な動きとして認識されてしまう可能性が高いです。
そのため、目線は常にカメラの方向に固定し、考えながら話しているときも視線が泳がないように注意しましょう。
カンペを使いたい場合は、視線が大きく動きすぎないよう、カメラレンズの近くに貼ったり吊るしたりするのがおすすめです。
こちらの記事では、違和感なくカメラを見るコツを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
Web面接での目線はどこが正解? 自然にカメラを見る裏技3選
④主体性のないエピソードを選ぶ
AIは「誰が・何を・どうしたか」に関するテキストデータ(動詞や数値)を解析します。
そのため、自分の主体性がうまく伝わらないエピソードを選んでしまうと、スコアが下がってしまう可能性があります。
たとえば、「サークル全体で協力してすごく盛り上がりました」といった抽象的な話をすると、話している本人が具体的にどのような行動を起こしたのか伝わりません。
自己分析を通して、自分が自発的に起こした行動が説明できるエピソードを準備しておくことが大切です。
⑤質問とズレた回答をする
質問の内容とズレた回答をしてしまうと、「質問を理解していない」と判断されてスコアが下がる可能性が高いです。
たとえば、ガクチカを聞かれているのに自己PRや志望動機の内容を中心に話してしまうケースなどが当てはまります。
また、答えが思い浮かばないときに「特にない」と答えるのもNG。「質問に明確に答えていない」と判断されてスコアが下がる要因になりますよ。
「何か話さないと」と焦ってしまうかもしれませんが、落ち着いて「何を聞かれているのか」を考え、質問に対する答えから話し始めることを意識しましょう。
【Q&A】AI面接ついてよくある質問に回答!
ここからは、AI面接に関してよくある質問にキャリアアドバイザー目線で回答します。
面接を受ける前に不安を解消しておけば、自信を持って本番に臨めるようになりますよ。
Q.AI面接はいつ受けても良い?
A.受検期間内であれば基本的に24時間いつでも受けてOKです。
早朝や深夜でも、自分にとって都合の良いタイミングで受検できるのはAI面接のメリットの一つ。
「回答中の表情や声のトーン」「ネットワークの安定性」「自身の集中力」などを考慮して、自分が一番落ち着いて話せる時間帯を選ぶのがベストです。
Q.所要時間はツールによって変わる?
A.変わります。15〜30分程度で終わるものが主流です。
AI面接の所要時間は、導入しているシステムや企業によって大きく変わります。
15分〜30分程度で終わるものが主流ですが、適性検査とセットになっていて45〜60分ほどかかるケースもあります。
面接の案内メールに所要時間の目安が書かれていることもあるので、面接を始める前に確認しましょう。
Q.AI面接を受ける際の服装は?
A.AI面接の服装は、指定がなければスーツかオフィスカジュアルが基本です。
「私服可」「服装自由」と案内されている場合でも、カジュアルすぎる服装は避けましょう。
「フォーマルな場であると理解していない」とAIに判断される可能性があるためです。
AIは顔の表情や胸から上の映像を解析するため、トップスや胸元の印象(明るい色のインナー、シワのない衿元など)が特に重要です。
Q.カンペは使っても良い?
A.使っても良いですが、丸読みはNGです。
企業から「カンニングペーパーは不正行為とみなします」といった案内がない限り、AI面接でカンペを使っても問題ありません。
ただし、原稿を丸読みするのは避けましょう。
AI面接ツールは視線の動き・まばたきの頻度・顔の向き・話すテンポなどを細かく解析しているので、カンペを見ながら話すと不自然な話し方だと認識されてマイナス評価になることがあります。
カンペを使う場合は、カメラのすぐ近くに付箋などを貼り、目線をあまり動かさずに確認できるようにしておきましょう。
カンペの使い方についてはこちらの記事でくわしく解説しています。
Web面接でのカンペ使用はバレる? カンペの効果的な使い方を伝授
Q.回答中に途中で通信が切れたらどうすれば良い?
A.ツールの再接続を試し、改善しない場合は採用担当者へすぐに連絡してください。
AI面接を受けている途中で通信が途切れてしまっても、焦らず冷静に対処することが大切です。
一時的な回線の乱れであれば画面の更新(リロード)や案内のURLを開き直すことで、途中から再開できる場合があるので、試してみましょう。
再接続しようとしてもできない場合やエラー画面になって進められない場合は、事前メールに記載されている企業の採用窓口や問い合わせ先へメールや電話で連絡してください。
システム不具合(通信トラブル)により中断してしまったことを誠実に伝えれば、再受検(リセット)の案内をしてもらえるケースがほとんどです。
Q.PCとスマホどちらで受けても良い?
A.どちらで受けても基本的には問題ありませんが、PCがおすすめです。
企業側のシステムはスマホとPCの両デバイスに対応しているケースがほとんどです。デバイスの種類だけで不採用になることもありません。
より安定した環境で挑むならPCがおすすめです。スマホよりもPCのほうが画面が大きく、面接中の視線が安定しやすくなりますよ。
また、有線でネット回線をつなげば、通信が途切れたり不安定になったりするリスクも抑えられます。
どちらを使う場合も「目線の高さにカメラを合わせること」と「安定した通信環境を確保すること」を徹底しましょう。
AI面接への対策を固めて選考を突破しよう!
AI面接は一次選考でおこわれることが多く、本選考の最初の関門といえます。
通常の面接と比べると話の論理性や数的根拠など「回答の質」が重視され、深掘り質問も多いのが特徴です。
今回紹介した対策や評価ポイントを参考に、面接までに自分でも行動や動機の背景を深掘りして、本番で落ち着いて回答できるようにしておきましょう。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

AI面接ってどのような感じですか? 普通の面接と何が違いますか?