目次
- 企業からの「バランサー」の印象
- 評価につながる経験
- お互いが納得する新たな解決策を提示した経験
- 主体的に議論を主導してチームを一つにまとめた経験
- 注意点
- 「間を取った案を考えた」で終わらせない
- 対立を恐れていただけと思われないようにする
- 言い換えられる言葉
- ファシリテーション力・折衝力・調整力
- おすすめの業界・職種・会社
- 利害関係のすり合わせが必要な仲介・代理店ビジネス
- 立場の異なる人々をまとめるプロジェクトマネジメント系の仕事
- 「バランサー」の自己PRに対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
- 「バランサー」を題材にした内定者例文
- 【内定者例文】27卒 北里大学 IT業界
- 「バランサー」を自己PRにしたい人はこちら!
揉め事があった場合も、一方の意見に偏るのではなく、公平に話を聞いて場を収める。
そのような「バランサー」であることを自己PRにしたい人もいるでしょう。
結論、「バランサー」は自己PRにすることは可能です。ただし、好印象まで持っていくためには伝え方やエピソードの工夫が必要不可欠ですよ。
バランサーの自己PRを考える前に、自己PRの書き方などの基本的な部分を把握しておきたい人は、以下の記事も目を通してみてくださいね。
【例文9選】大学生必見!自己PRの考え方や書き方を徹底解説
企業からの「バランサー」の印象
組織のなかで周囲の意見を取りまとめ、摩擦を起こさずスムーズに関係を調整できそう
対立を恐れて周りの顔色をうかがっているだけに見え、自分の意見や軸がない印象
評価につながる経験
お互いが納得する新たな解決策を提示した経験
- 現場と経営陣の意見両方の意図を汲み取った運用案を提案し、店舗売上の大幅向上を実現した
- ビジネス的な視点を取り入れたプラスアルファの施策を発信して全員を納得させた
主体的に議論を主導してチームを一つにまとめた経験
- 自身の考えや提案を発信しながらファシリテーターとして議論をけん引した
- 当事者意識を持って主体的に議論を主導することで対立を収め、チーム全体の成果につなげた
注意点
「間を取った案を考えた」で終わらせない
- 間を取るだけの提案は「誰でもできる」「本質的な課題解決から逃げている」と思われやすい
⇒両者の意図を汲んだうえで、自分なりに新たな価値を生み出した経験を語る
対立を恐れていただけと思われないようにする
- 周りの顔色をうかがっていただけだと「自分の意思がない受け身な人物」ととらえられる
⇒「自分なりの考えを持ってどう主体的に発信し、チームを動かしたか」を明確にする
言い換えられる言葉
ファシリテーション力・折衝力・調整力
- 間に入るだけでなく、自分で考えて行動することで対立を解消し、成果に向けてチームを前進させられるスキルとして評価されやすい
おすすめの業界・職種・会社
利害関係のすり合わせが必要な仲介・代理店ビジネス
- クライアントと顧客の間に立ち、予算や要望のバランスを取ることが求められる環境
- お互いの意図を汲み取ったうえで最適な落としどころを見出す調整力が活かせる
立場の異なる人々をまとめるプロジェクトマネジメント系の仕事
- 土地開発やシステム開発など、多くの関係者の意見をまとめる力が必要とされる環境
- 対立を恐れず両者の意見をまとめてプロジェクトをやり切る合意形成力が評価されやすい
「バランサー」の自己PRに対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
「バランサー」を題材にした内定者例文
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。
【内定者例文】27卒 北里大学 IT業界
私の強みは、多様な意見を丁寧に汲み取り、組織内の対立を解消して目標達成へと導く役割を果たせる点です。
ソフトボール部では、未経験からスタートしたものの、次第に「チームの力を引き出して、全員で勝ちたい」という思いを強く持ちました。しかし活動のなかで、実戦練習を増やしたい経験者と基礎からじっくり学びたい未経験者との間で、揉めてしまうことがありました。
そこで私は当事者だけでなく周囲の部員からも個別にヒアリングを実施しました。そのうえで、経験者には「未経験者の基礎力を向上させることこそが長期的なチームのレベルアップに必要であること」を伝え、未経験者には「厳しい言葉の裏にある、チームを勝たせたいという経験者の思い」をかみ砕いて伝えました。
さらにレベル別の基礎練習時間と、経験者が未経験者を指導するペア練習の導入を提案しました。その結果、互いに教え合う文化が根付いてチームの結束力が深まり、目標としていた県大会への出場を果たすことができました。
また、この調整力が評価され、翌年には周囲からの推薦で部長に就任しました。貴社においても、異なる価値観や利害関係が交差する場面で調整役として立ち回り、関係各所の連携を強固にすることで事業の推進に貢献します。
この例文は、以下の2点が良いですね。
・経験者と未経験者の考えを伝える橋渡し役を主体的に買って出た点
・「レベル別の練習」など事態を収める案を提案し、成果までつなげられている点
このように、立場の異なる人の間に立ち、チームをまとめられる人は、入社後も組織で成果を出せる人材として期待されるでしょう。
「バランサー」を自己PRにしたい人はこちら!
バランサー役を担える人は、縁の下の力持ちである場合もあります。縁の下の力持ちをアピールしたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。
自己PRで「縁の下の力持ち」はアリ? 企業の本音と伝え方のコツ
また、場を丸く収められる人は、協調性が高いケースも多いです。以下の記事では協調性を魅力的なアピールにする方法を解説しているので、気になる人はぜひ読んでみましょう。
「協調性」をアピールする自己PR例文! 26卒内定者の実例も紹介
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「場を収めました」だけでは印象に残らない!
キャリアアドバイザー
成瀬 遼
プロフィールをみる「第3の案」を見出した経験をアピールすべし
「意見が割れた際、A案とB案の間を取って場を収めました」
バランサーの自己PRとしてよく耳にするエピソードですが、正直なところそのままアピールされてもあまり響きません。
なぜなら、こういった話だけでは「対立を恐れていただけでは?」と主体性に欠ける印象を抱きやすいからです。
ただ人の意見に合わせるだけの人は、「あなたがいたからこその価値」を発揮したとは言いにくく、ビジネスでの活躍はイメージできません。
企業が真に求めているのは、お互いの意図を汲み取ったうえで、全員が納得できる案を提案できる人材です。
実際に私が面談で聞いて好印象を抱いた実例を紹介します。
実際に聞いた! 高評価な「バランサー」の自己PR例
【どんな対立・課題があった?】
・焼肉店のアルバイトで、コストを抑えたい店長(安い外国産肉を希望)と、質を重視したい料理長(美味しい国産肉を希望)で意見が真っ向から衝突した
【どんなアクションをした?】
・「集客の多い土日のランチタイムは質の高い国産の塊肉を目玉として提供し、客数が落ち着くディナータイムは外国産肉もバランスよく活用して原価を調整する」という第3の案を考えた
【結果どうなった?】
・店長も料理長も納得する形で新メニューが実現し、店舗の売上アップに大きく貢献できた
⇒対立を恐れずに意見を出し、全員が納得する案を提示して成果までつなげた点がGOOD!
大切なのは、あなたが間に入ったことで「組織にどんなプラスアルファの価値をもたらしたのか」がわかること。
あなたならではの主体的な行動を盛り込むことができれば、成果に向かって組織をまとめ上げられる人材として高く評価されるでしょう。