目次
- 自己PRで負けず嫌いをアピールするには
- 面接官が自己PRで見ているポイント
- 自己分析ができているかどうか
- 目標に向かって努力した経験があるかどうか
- 入社後に活躍するポテンシャルがあるかどうか
- 自己PRで負けず嫌いはアピールしてもOK?
- 企業が求める「負けず嫌い」とは
- 協調性を持ったもの
- 向上心を持ったもの
- 「負けず嫌い」では弱い!? 企業に刺さる表現のコツ
- 「負けず嫌い」を言い換える
- 「どんな負けず嫌いなのか」修飾して伝える
- 負けず嫌いの短所も把握しておこう
- 自己PRで負けず嫌いを伝えるポイント
- 結論から伝える
- 具体的なエピソードを伝える
- 企業への活かし方を伝える
- 負けず嫌いの自己PR例文
- OK例文①アルバイト
- OK例文②アルバイト
- OK例文③部活
- OK例文④部活
- OK例文⑤ボランティア
- OK例文⑥インターン
- OK例文⑦ゼミ
- OK例文⑧その他
- NG例文①
- NG例文②
- 自己PRで負けず嫌いをアピールしたい学生からよくある質問に回答!
- 負けず嫌いの自己PRはマイナスイメージをカバーしながら伝えよう
自己PRで負けず嫌いをアピールするには
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。負けず嫌いな性格を強みとしてアピールしようとしている就活生から
「どんな風にアピールしていいかわからない」
「そもそも負けず嫌いは強みになるのか」
という声を多く聞きます。負けず嫌いな性格をアピールする際に、ただ「負けるのが嫌い」ということを伝えるだけでは企業の採用担当者には響きません。
負けず嫌いな性格だからこそ、強い意志で物事に向き合える、努力を重ねられるといった、仕事でも活きる面を強調して伝えることが大切なのです。
加えて、負けず嫌いな性格は一歩間違えると短所ともなりうるため、注意が必要です。この記事では、そんな負けず嫌いを自負している学生のみなさんに向けて、アピールするポイントや例文などをご紹介していきます。
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面接官が自己PRで見ているポイント
負けず嫌いのアピール方法を知る前に、まずは面接官が自己PRでどんなところを評価しているのかを把握するところから始めましょう。何を見ているのかがわかれば、負けず嫌いをどのようにアピールすればいいかがわかりやすくなりますよ。
- 自己分析ができているかどうか
- 目標に向かって努力した経験があるかどうか
- 入社後に活躍するポテンシャルがあるかどうか
自己分析ができているかどうか
自己分析は就活の基本であり、自己分析をすることで自分の強みや適している業界・企業を導き出すことができます。自己分析ができていないと、自分のことをよく理解していないということになり、企業選びについても「正しく判断できているのか?」と疑問を持たれてしまいます。
「自分は企業にふさわしい人材だ」と自信を持つためにも、自己分析をして自分の人間性や強みについて理解しておく必要があります。その結果、自己PRで面接官に対して効果的にアピールできるようになるのです。自己分析をしたことを面接官に伝えるだけでなく、企業に適した人材であることをアピールするのが自己PRの役割と言えます。
こちらの記事では、自己分析のやり方を詳しく解説しています。「自分が負けず嫌いかどうか自信がない……」という人は、しっかり自己分析をしておくといいかもしれません。
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目標に向かって努力した経験があるかどうか
自己PRでは強みを伝えるエピソードが必須ですが、多くの面接官はここで目標に向かって努力した経験があるかどうかを見ています。学生時代に目標に向かって努力した経験があると、面接官に「入社後も同じように取り組んでくれるのでは」という期待を持たせることができます。
企業に入社後は、組織全体、チーム、個人とそれぞれで目標を掲げて仕事をすることになります。そのため、学生時代の目標に向かってどのように努力したのか、どのように困難や課題を乗り越えたのかを知ろうとしているのです。自己PRをするときは、これらが伝わる内容にすることが大切です。
部活動などで頑張った経験などもアピールポイントとしては有効です。
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入社後に活躍するポテンシャルがあるかどうか
新卒はポテンシャル採用と呼ばれています。中途採用では経歴や前職の仕事内容が重視されますが、新卒採用でこれをはかることはできません。入社前の保持スキルよりも、入社後に成長を遂げてくれそうかという点がチェックされているということですね。つまり企業側は学生の入社後の働き方に期待して採用するため、いかに今後の活躍をアピールできるのかが大切です。
さらに新卒はスキルよりも人間性が重視される傾向にあるため、自己PRで自分の人間性を魅力的に伝えることが大切です。何かを成し遂げたという結果よりも、どのような工夫をしたのか、どのように考えたのかという過程を中心に伝えるようにしましょう。
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自己PRで負けず嫌いはアピールしてもOK?
就活生
キャリアアドバイザー
まったく問題ありませんよ! 負けず嫌いは企業に刺さりやすい強みのひとつです!
学生の中には、そもそも自己PRで負けず嫌いをアピールしても良いのか、マイナスな印象に映ってしまわないか不安に感じている人もいるでしょう。
結論から言うと、負けず嫌いは自己PRでアピールすべき強みとして非常に有効です。成長するためには困難に負けずに常に前を向いて取り組んでいくことが大切ですし、チームの士気を高め、効率化や成績アップにつながることで仕事に良い影響を与えられる可能性も高いでしょう。
とはいえ、捉え方や伝え方によってはもちろんマイナスに響いてしまうこともあり得ます。どのように伝えれば負けず嫌いの良いところを100%アピールできるのかを知っていきましょう。
企業が求める「負けず嫌い」とは
たとえば「常にほかの人より優位に立っていたい」という理由から発揮される負けず嫌いさのアピールでは、高評価につながることはないでしょう。企業は「負けず嫌い」そのものを評価しているのではなく、「どんな負けず嫌いなのか」もよく見ています。
ここでは、負けず嫌いをアピールするにあたって必ず押さえておいてほしい点をいくつか紹介します。企業からの評価ポイントとなるので、自分の負けず嫌いさにこの点が含まれているか確かめてみてくださいね。
協調性を持ったもの
負けず嫌いは高評価につながりやすいとお伝えしましたが、負けず嫌いが講じて周囲に悪影響を及ぼしては逆にマイナスな印象になってしまいます。どの仕事も必ず人とかかわりながらおこなうものであり、そこには周囲との協調が不可欠です。しかし負けず嫌いさから周囲と良好な関係が築けないのは、働くうえで致命的ともいえます。
勝ちや成長を目指すその姿勢は非常に良いものですが、周りを蹴落としたりと独りよがりな負けず嫌いさではないか考えてみましょう。周囲と競うにしても、「自分が勝ったから良かった」ではなく、その負けず嫌いさで周囲の士気を上げられていることが求められています。
向上心を持ったもの
ただ「優位に立っていたいから」という負けず嫌いさでは、良い印象を残すことはできません。負けず嫌いとは、自分の立ち位置やポジションを守るためではなく、自己やチームの成長のために発揮されたもののほうが高い評価につながりやすいです。
自分の弱点を克服するため、自分がさらにひとつ成長を遂げるために光るのが負けず嫌いさです。仮に周囲より優れた結果を残したかったとしても、ベクトルは周囲ではなく自分に向け、「以前の自分を超えるために発揮した」と伝えられると良いですね。
「負けず嫌い」では弱い!? 企業に刺さる表現のコツ
負けず嫌いは企業から評価を得やすい強みである分、多くの学生がアピールしやすいものでもあります。つまり、ただ「私は負けず嫌いです」と伝えるだけでは、企業に刺さるアピールとはなりません。また、一口に「負けず嫌い」と言っても、全員同じ感覚の負けず嫌いというわけではないでしょう。各々が抱える負けず嫌いさは千差万別であり、そこから人柄が見えてくるといえます。
ほかの学生より目を惹き、かつあなたという人がどのような人なのかを詳細にアピールするためには、アピール時の表現の仕方に一工夫加える必要があります。ここからはそのコツについてお伝えしていきますね。
「負けず嫌い」を言い換える
「負けず嫌い」という言葉を使わずに、別の言葉で言い換えるのもおすすめです。
「負けず嫌い」の言い換え表現にはこれから紹介するようなものがあり、それぞれ感じられる印象が少しずつ違うのではないでしょうか。自分の強みをもっとも的確に表す言葉を選んでくださいね。
上を目指そうとする向上心
負けず嫌いの「周囲の人に負けたくない!」という気持ちは向上心につながります。「誰よりも早く出世したい」「他の人よりもスピーディに仕事をしたい」という周囲を意識した目標を掲げる人もいれば、「早く仕事を覚えてプロジェクトを任せてもらいたい」「〇〇の領域でプロフェッショナルになりたい」と自分の中で達成したい目標を掲げる人もいるでしょう。
どちらの目標も、今よりも成長したいという思いは同じです。成長したいという思いがある人は仕事に対する意欲ややる気もあると判断されるため、面接官に好印象に感じてもらえるはずです。面接官は「一緒に働きたい」と思える学生を採用したいと思うので、意欲ややる気のアピールは重要ですね。
必ず仕事をやり遂げる責任感
負けず嫌いの人は、何事も中途半端に終わらせるのが好きではありません。そのため、取り組んでいる物事を途中で投げ出すようなことはせず、最後までやり遂げる責任感があります。負けず嫌いでも責任感を感じる理由は人それぞれなので、「負けず嫌いで人に迷惑をかけることが許されない」「負けず嫌いだから最後までやらないと気が済まない」など、自分が責任感が強いと感じる理由を考える必要があります。
ビジネスにおいて、責任感がある人には安心して仕事を任せられます。責任感があると信頼を勝ち取っていくこともできるため、企業側からすると魅力的に見えます。負けず嫌いという性格だけでなく、それを企業にどのように貢献するために使うのかをアピールできるのかが大切です。
責任感があるところをうまくアピールする方法はこちらの記事でも紹介しています。
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そのほかの言い換え表現
そのほかにも「負けず嫌い」はさまざまな言い換えをすることができます。ぜひ自分に一番しっくりくる表現を探してみてください。
- 粘り強い
- あきらめない
- アグレッシブ
- 妥協しない
- 自分を貫く
- やり遂げる
「どんな負けず嫌いなのか」修飾して伝える
負けず嫌いな人の中には、たとえばその矢印がチームに向いている人もいれば自分に向いている人もいるはずです。また「勝つ」ことにこだわる人もいれば、「やり通す」ことにこだわる人もいるでしょう。しかし、「負けず嫌い」という単語からは、そのような学生の強みや人柄、こだわりががぱっと想像しづらくもあります。
そこで、先に自分の負けず嫌いとはどんなものなのかを修飾して説明することで、採用担当者も応募者がどんな人物なのかイメージがしやすくなりますよ。
・勝つまであきらめずに挑み続ける負けず嫌いさ
・負けず嫌いで目標達成まで地道に努力を重ねられる
・負けず嫌いさでチームの士気をも上げられる
・結果にこだわる負けず嫌いさ
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負けず嫌いの短所も把握しておこう
就活生
僕は負けず嫌いなことを誇りに思っているのですが、たまに注意されたり嫌な顔をされたりすることがあります。
キャリアアドバイザー
具体的にどういう場面でそういったことが起こるのでしょうか? 負けず嫌いは時に短所になることもあるので、そうした出来事を振り返って対策しておきましょう!
負けず嫌いに限ったことではありませんが、強みの裏側には必ず短所があります。併せて負けず嫌いの短所となる要素も把握しておきましょう。短所は面接などでたずねられることがありますし、短所が強みの裏返しになっていると人柄に一貫性が見られ自己分析がよくできていると判断されることでしょう。
- 人から指示されるのを嫌う
- 他人にライバル心を抱きやすい
- 目標を高くしすぎる
- 頑固
- 協調性に欠ける
頑固さを短所として伝えたい人はこちらの記事も参考にしてみてください。
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キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
負けず嫌い=他人との競争環境にあると燃えるタイプなので、適性がある業界としては不動産・保険・コンサルなどの個人プレーで結果を出しやすい業界で比較的プラスに働くのではないでしょうか。職種では、売上を出すように努力する営業職がプラスに働いていくかと思います。
逆に難しい業界・職種は、お客様のニーズに沿った提案をしていく販売・接客業があげられます。サービス業界では「負けず嫌い」を武器にするよりもお客様に寄り添うことが大切になってくるため、「負けず嫌い」という要素は懸念されてしまうかもしれないですね。
自己PRで負けず嫌いを伝えるポイント
結論から伝える
自己PRをする際は、「私の強みは何事も最後までやり遂げるところです」と結論から伝えましょう。これは、面接で回答する際の基本です。最初に強みを提示しておくことで、これからアピールする内容をわかりやすくできます。自己PRは長くなりがちなので、最初に結論から提示しておくと面接官が整理ながら話を聞くことができるのです。
簡潔でわかりやすく伝えることは、コミュニケーションの取り方としても大切です。面接官は、就活生の話し方や態度からコミュニケーション力をはかっています。面接官と円滑なコミュニケーションを取る意味でも、自分の話したいことを一方的に話すのではなく、相手の立場に立って話すようにしましょう。
始めに伝えるべき自己PRの内容についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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具体的なエピソードを伝える
負けず嫌いなことを自己PRするには、本当かどうかを示すための具体的なエピソードが必須です。ただ「私は負けず嫌いです」と言うだけでは、初対面の面接官に本当だと信じてもらえません。どのような場面のどのような行動から、自分が負けず嫌いと言えるのかを話す必要があります。
エピソードを伝える際は
「問題が生じた出来事」
↓
「解決するためにとった行動(負けず嫌いを発揮)」
↓
「行動したことで得た結果」
の流れで構成しましょう。負けず嫌いという強みを課題解決や目標達成のために発揮したと伝えることで、面接官に「入社後も同じように行動してくれるだろう」と期待を持ってもらうことができます。
アピールするべき経験となる自己PRネタの見つけ方はこちらの記事で解説しています。
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企業への活かし方を伝える
最後に、負けず嫌いという強みを企業でどのように活かすのかを伝えましょう。強みがあっても、企業で活かすことができないと適性がないと判断されてしまいます。強みの活かし方が企業が大切にしている価値観や求める人物像にマッチしていれば、採用される可能性が高まります。
自分がイメージする強みの活かし方が、企業で実現できるものであることが大切です。強みを活かせない企業の場合は、入社後思うように成長できずにミスマッチを感じてしまうでしょう。「自分はこうやって働いていきたい」という入社後のイメージ像と、面接官が求める働き方がマッチしているのが一番です。
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自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。
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負けず嫌いの自己PR例文
ここまでの説明を踏まえて、ここからは負けず嫌いの自己PR例文を紹介していきます。例文はエピソード別で分けているので、部活やアルバイトなど、自分の使いたいエピソードに応じて参考にしてみてくださいね。
OK例文①アルバイト
私は、自分で目標を立てたことに対して努力を惜しまず、誰よりも結果を出すことにこだわって行動できます。学生時代は衣料店でアルバイトをしていたのですが、店舗でノルマが課せられていました。ノルマは必ず達成するものと思ったので、私はノルマの1.5倍の売上を目指しました。
1.5倍のノルマを達成するためにはお客様とのコミュニケーションを磨く必要があると思い、これまでの接客を見直しました。お客様の目的を果たすことを最優先することですれ違いがなくなり、購入までつながるようになりました。
その結果、ノルマの1.7倍を売り上げることができました。御社に入社後も、与えられたこと以上の結果を出すことにこだわっていきます。
キャリアアドバイザーコメント戸田 開
自分の基準値に対して「負けない」という強い気持ちと、入社後の意欲が伝わるいい自己PRだと思います。構成的にも問題ないと思います。 改善するとよくなる点を2つ挙げると、
①「自分で目標を立てたことに対して努力を惜しまず」
もう少し具体的にどんな努力をしたのかがわかるといいと思います。
②「誰よりも結果を出す」
全体ランキングなどがあれば、読み手がよりイメージしやすいのではないかと思います。
OK例文②アルバイト
私には今の自分に負けず成長し続けるための向上心があります。大学時代は居酒屋でアルバイトをしていました。徐々に仕事にも慣れ楽しくアルバイトをしておりましたが、あるとき同期がバイトリーダーに昇格したことをきっかけに、バイトリーダーになると接客や調理だけでなく人員管理やメニューの考案などの仕事にも携われると知り、アルバイトリーダーを目指すようになりました。
自分にできることを増やそうと、お客様をよく見て声がかかる前に動いたりと、誰に対しても積極的な発言と行動を心掛けることから始めました。半年後には店長から声がかかり、アルバイトリーダーに昇格させていただいたのは非常にうれしかったです。
この経験を活かし、何事も貪欲に向上心を持って物事に取り組みます。それによって視野が広がるなど周りに良い影響を与えることもできると思っているからです。仕事においても、私は早い段階で管理職に就きたいと考えています。向上心高く、誰よりも早く成長していきたいです。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
負けず嫌いを「向上心」と置き換えているのが良いですね。上を目指そうと思った経緯も伝えられているほか、前向きで好印象が持てます。
OK例文③部活
私は負けず嫌いな性格で、加えてそれによってチームの士気も上げることができます。高校生の時、その年に新設されたできたばかりの野球部に入部しました。一応大会にも出場しましたが、結果は惨敗でした。しかし負けが悔しかった私は、卒業までに全国大会進出を目標に掲げ練習に取り組みました。初めは「その目標は無理だ」とあきれていたほかの部員たちも私の熱量に押されて、半年後には全員で同じ目標を掲げるようになりました。
結果としてその目標はかないませんでしたが、それでも部員全員で同じ目標に向かって取り組めたことが大きかったですし、同じ目標を持てる仲間と努力することの大切さを学びました。入社後も、チーム単位での目標に対しては必ず達成のために努力をします。また、私の姿勢でチームの士気をも上げることで、チーム一丸となって一つの目標に取り組んでいきたいです。
キャリアアドバイザー
負けず嫌いさが周囲に良い影響を与えた例です。一歩間違えれば周りに悪影響を及ぼしてしまう負けず嫌いさですが、このように周囲に良い影響を与えることができると伝えられると、仕事においても良い起爆剤になってくれそうと期待が持てますね。
OK例文④部活
私は負けず嫌いな性格で、目標達成のために努力を重ね続けられます。高校時代は吹奏楽部に所属していました。部員数が多いため、コンクールの出場メンバーは実力主義のオーディションで決定していましたが、私は1、2年とコンクールメンバーから落選していました。
2年の落選時は悔しさから涙を流しましたが、最後の年は絶対にコンクールに出場したいと練習に励みました。息の使い方や音作りの基礎となるロングトーンなど基礎練習から見直しを図り、楽曲の練習時も苦手な箇所は重点的に練習を重ねました。また朝もこれまでより30分ほど早く来るなど、練習に費やせる時間を増やすようにもしたところ、努力が実って3年次にはコンクールメンバーに選んでいただくことができました。
御社に入社後も、目標達成には努力を惜しみません。これまでも「あきらめず努力を重ねれば結果は出る」ことを身を持って実感しているので、何事もあきらめずに日々努力を重ね、いつか大きな成果を出せるよう精進していきたいです。
キャリアアドバイザー
結果に負けじと努力を重ねられることがよく伝わります。またきちんと目標も達成できているので、入社後も必ず結果を出してくれそうと考えられますね。
OK例文⑤ボランティア
私は負けず嫌いな性格で、失敗の要因を分析し結果に結びつけることができます。学生時代は児童会館の職員をしており、児童のみんなと地域の環境整備に取り組んでいました。花壇整備の際、周辺住民の人から通行の邪魔だったり児童の声が大きいなどとクレームを頂くことがありました。
振り返ると、環境整備に早く多くの児童に馴染んでほしいことから、参加希望の児童を手当たり次第に呼んでしまったと考えています。とはいえこの活動は絶対に継続したかったため、そこから児童の学年や性格を考え、参加メンバーを調整してみたところ、騒がしくならず、また効率的に整備を進められ、クレームがなくなりました。
この経験と強みを活かして、今後も成し遂げたいことのために、それが遂行できる方法を一つ一つ分析して達成に結び付けていきたいです。
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ただ熱血な負けず嫌いな人、ではなくきちんと冷静に物事を分析できる人という印象が持てます。また意志の強さもうかがえるため、決めたことはきちんとやり遂げてくれそうですね。
OK例文⑥インターン
私の強みは負けず嫌いな性格で、仲間と結果を出すことにこだわってきました。学生時代におこなっていたインターンでは、学生数が多かったためリーダーを中心としていくつかのチームが組まれ研修や実務などをおこなっていました。その中でチームごと新規事業を企画・提案し、実際に企業で働く社会人にジャッジしてもらうことがありました。
昨年春におこなわれたその機会で競り負けてしまったことが悔しく、秋の開催時にはチームで何度も推敲を重ね、時には激しい議論になることもありましたが皆で良い企画を作り上げることに注力しました。その結果、私たちのチームが最優秀賞を受賞することができたときは非常にうれしかったですし、信頼する仲間との1年間の集大成を良い形で締めくくれたことに安心しました。
この負けず嫌いな性格を活かし、何事も一番にこだわっていきたいと思っています。そしてこの負けず嫌いさでチームにも良い影響を与え、一丸となって業務に取り組み結果を出していきたいです。
キャリアアドバイザー
結果にこだわる姿勢が良く見える例です。加えてチームで協力し合う姿勢もよく見えるので、その負けず嫌いさで周囲との関係に影響を与えないこともよくわかりますね。
OK例文⑦ゼミ
私は結果にこだわる負けず嫌いさが強みです。大学時代に所属していたゼミでは、社会問題に対しその改善策を考え、ゼミのメンバーで議論をする機会が多くありました。やるからには最優秀賞に選ばれたいと思っていましたが、何度議論をしても負けてしまうことが続きました。
悔しさばかりの日々でしたが、一旦冷静になって自分の策を見返した時に、自分の策には抜け漏れが多くあることに気付かされました。そこから、そのあとの改善策では思いついた後にさまざまな面から推敲してみることを心掛けるようになりました。すぐには認められることはなかったですが、それを境に順位が上がっていき、数か月後には最優秀賞に選んでいただくことができました。
この経験から、結果を出すためには負けに落ち込まずに取り組み続けることはもちろん、そして冷静に自分を振り返ることの大切さも学びました。この負けず嫌いさを活かして、御社の業務においても結果にこだわり続けていきたいと考えております。
キャリアアドバイザー
こちらも結果にこだわる姿勢がよく見えますが、きちんと冷静に考えられる一面もあることがよくわかりますね。ただがむしゃらにではなく考えながら上を目指してくれそうです。
OK例文⑧その他
私は負けず嫌いであり、やると決めたことは責任を持って最後までやり遂げることができます。ゼミの一環で企業訪問に行った際、ビジネスマナーを守った対応をしている友人を見て、自分も社会人として恥ずかしくないビジネスマナーを身に付けたいと感じました。
そこで、ビジネス実務マナー検定の資格を取得を目指しました。問題集を購入し、アルバイトの休憩時間や寝る前に問題を解くようにしました。時間がない中での資格取得は大変でしたが、絶対に合格したいと思い勉強した結果、無事に合格することができました。御社でも責任感を持って何事もやり遂げたいと思います。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
しっかりとビジネスマナーを身に付けるきっかけと、「ビジネス実務マナー検定を取得する」という具体的な目標が定まっている点はとてもいいです。改善するなら、どのくらい頑張ったのかを相手に理解してもらうために「何カ月間かけて勉強したのか」「1日の隙間時間をどれぐらい確保したのか」などの数字をいれると、より具体的に相手に頑張ったことをイメージさせられますよ。
自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう!
NG例文①
私は負けず嫌いです。些細なことでも誰にも負けたくないと思うので、今まで何度も友人とぶつかってきました。納得できないときに自分の意見を言うことは必要なので、ぶつかることもコミュニケーションのひとつだと考えています。御社に入社後も、意見をぶつけ合いながら成長していきたいと思います。
キャリアアドバイザー
この例文では、負けず嫌いな性格のために人とぶつかることが多いということを伝えています。確かに自分の意見を持つことは大切ですが、組織の中で仕事をするには協調性も必要です。入社後は上司や同僚、顧客などと人間関係を築いていくことになるため、自分の意見が通らないこともあります。自己中心的な印象を与えることは避けましょう。
NG例文②
私の強みは負けず嫌いなところです。学生時代はテニス部に所属し、試合に勝つために日々練習に力を頑張っていました。部の誰よりも強くなりたかったので、全員がライバルでした。全員で練習メニューを考えるミーティングがあったのですが、自分で決めたやり方があったので参加しませんでした。
その結果、市大会で自分だけでベスト8に入ることができました。部で一番強くなることができ、自分は間違っていなかったのだと自信を持てました。御社に入社後も、誰よりも売り上げる営業マンとして活躍したいです。
キャリアアドバイザー
この例文では、同じ部のチームメンバーをライバル視し、みんなで足並みを揃えずに自分のやり方を貫き通したとあります。スポーツの世界ではこの考えも大切かもしれませんが、企業という同じ方向を向いて歩む組織ではあまりいい評価を得られません。組織全体で利益を出すには個人の頑張りが必要ですが、独りよがりになってしまうと意味がないのです。「自分のため」よりも「お客様/企業のため」に頑張るという部分をアピールしましょう。
自己PRで負けず嫌いをアピールしたい学生からよくある質問に回答!
「負けず嫌い」は言い方によってはプラス評価にもマイナス評価にもつながってしまうため、自分の強みとして効果的にアピールできるか不安な学生もいるでしょう。そのような学生からよく聞かれる質問にキャリアアドバイザーが回答するので、自己PRで負けず嫌いをアピールしたい人は参考にしてくださいね。
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自己PRで負けず嫌いを伝えても大丈夫でしょうか?
負けず嫌いには、競争心、闘争心、向上心、意欲、根性、困難な状況でも努力し続ける粘り強さなどのプラスのイメージが多くあるので、十分なアピールになるでしょう。その一方で、人に負けたくない気持ちが強いあまり協調性に乏しく、独断専行をするのではないかというマイナスイメージにもつながりかねません。長所と短所は表裏一体です。マイナス評価にならないように、表現の仕方に注意が必要ですよ。
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負けず嫌いを自己PRで伝えるときにほかの学生と差別化させる方法はありますか?
負けず嫌いで差別化するためには、自分らしさをアピールすることが重要です。そのためには、どのような負けず嫌いさをどの状況で発揮し、どんな困難や挫折経験をどう乗り越えて、どんな成果が得られたのかなど、負けず嫌いが発揮されたエピソードを深掘することで自分だけの「負けず嫌い」をアピールできますよ。また、負けず嫌いさを入社後どのように発揮して貢献できるのかを述べることも大事ですね。
負けず嫌いの自己PRはマイナスイメージをカバーしながら伝えよう
負けず嫌いは短所にもなります。負けず嫌いには競争心が強いなどのアグレッシブな印象も持ちますが、他人にライバル心を抱きやすい、協調性に欠けるという短所も同時に浮かびます。負けず嫌いな性格は向上心や責任感も持ち合わせていることが多いので、この部分をアピールするようにしましょう。
「周囲の意見も聞くようにしている」や「周囲と協力しながらやり遂げる」など、チームワークも大切にしていることを伝えられるといいですね。採用されるためには、面接官に「一緒に働きたい」と思ってもらうことが大切なので、負けず嫌いな性格を企業や周囲のために活かせることを伝えましょう。
僕は負けず嫌いな性格なんですけど、自己PRで強みとしてアピールしていいんでしょうか……。