自己PRで負けず嫌いを伝えるポイント|言い換え表現や例文もご紹介

この記事のアドバイザー

遠藤 美桜

大学時代は中途の人材紹介会社でのキャリアアドバイザーをインターンで経験し「ファーストキャリアを後悔なく学生に歩んでほしい」という想いから、大学卒業後、ポート株式会社に新卒で入社。誰だってこれからのことに悩むと思います。一緒に頑張る方向を模索していきましょう。

戸田 開

大学卒業後、大手民間教育企業に入社し歴代新卒最速で拠点長に。その後、外資系生命保険会社での営業では単月5000万の売上を出すなど別の土俵でも活躍を見せる。人と向き合う仕事を経験し続けてきた中で、「就職」という人生の一大選択に自身の経験を役立てたいという想いからポート株式会社に入社を決意し今に至る。学生の皆さんに真剣に向き合って、キャリアプランを一緒に考えていきたいと思っています。まずはお気軽にご相談ください!

コラムの目次

  1. 自己PRで負けず嫌いをアピールするには
  2. 面接官が自己PRで見ているポイント
  3. 負けず嫌いはマイナスイメージを与える可能性もある
  4. 負けず嫌いの言い換え表現
  5. 自己PRで負けず嫌いを伝えるポイント
  6. 負けず嫌いの自己PR例文
  7. 負けず嫌いの自己PRはマイナスイメージをカバーしながら伝えよう

自己PRで負けず嫌いをアピールするには

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。負けず嫌いな性格を強みとしてアピールしようとしている就活生から

「どんな風にアピールしていいかわからない」
「そもそも負けず嫌いは強みになるのか」
「北原さん、僕負けず嫌いなんです。どうにかしてください」

という声を多く聞きます。負けず嫌いな性格をアピールする際に、ただ「負けるのが嫌い」ということを伝えるだけでは企業の採用担当者には響きません。

負けず嫌いな性格だからこそ、強い意志で物事に向き合える、努力を重ねられるといった、仕事でも活きる面を強調して伝えることが大切なんです。

また、負けず嫌いな性格は短所も持ち合わせているため、注意が必要です。この記事では、そんな負けず嫌いを自負している就活生のみなさんのために、アピールするポイントや例文などをご紹介していきます。

面接官が自己PRで見ているポイント

自己分析ができているかどうか

面接官は、就活生の自己PRで自己分析ができているかどうかを見ています。自己分析は就活の基本であり、自己分析をすることで自分の強みや適している業界・企業を導き出すことができるのです。そのため、自己分析ができていないと、自分のことをよく理解していないということになり、企業選びについても「正しく判断できているのか?」と疑問を持たれてしまいます。

「自分は企業にふさわしい人材だ」と自信を持つためにも、自己分析をして自分の人間性や強みについて理解しておく必要があります。その結果、自己PRで面接官に対して効果的にアピールできるようになるのです。自己分析をしたことを面接官に伝えるだけでなく、企業に適した人材であることをアピールするのが自己PRの役割と言えます。

目標に向かって努力した経験があるかどうか

自己PRでは強みを伝えるエピソードが必須ですが、多くの面接官はここで目標に向かって努力した経験があるかどうかを見ています。学生時代に目標に向かって努力した経験があると、面接官に「入社後も同じように取り組んでくれるのでは」という期待を持たせることができます

企業に入社後は、組織全体、チーム、個人とそれぞれで目標を掲げて仕事をすることになります。そのため、学生時代の目標に向かってどのように努力したのか、どのように困難や課題を乗り越えたのかを知ろうとしているのです。自己PRをするときは、これらが伝わる内容にすることが大切です。

入社後に活躍するポテンシャルがあるかどうか

新卒はポテンシャル採用です。そのため、自己PRでは入社後に活躍してくれそうかどうかが見られます。中途採用では経歴や前職の仕事内容が重視されますが、新卒採用でこれをはかることはできません。企業側は就活生の入社後の働き方に期待して採用するため、いかに今後の活躍をアピールできるのかが大切です。

新卒はスキルよりも人間性が重視される傾向にあるため、自己PRで自分の人間性を魅力的に伝えましょう。何かを成し遂げたという結果よりも、どのような工夫をしたのか、どのように考えたのかという過程を中心に伝えることが大切です。

負けず嫌いはマイナスイメージを与える可能性もある

負けず嫌いにはプラスの面ももちろんありますが、短所も兼ね備えていると言えます。負けず嫌いの短所となる要素は以下のとおりです。

  • 人から指示されるのを嫌う
  • 他人にライバル心を抱きやすい
  • 目標を高くし過ぎる
  • 頑固
  • 協調性に欠ける

企業によっては、上記のような資質がある就活生にマイナスのイメージを持つことがあります。負けず嫌いのマイナスイメージを払拭するためにも、言い換え表現を使って好印象を与えましょう。

キャリアアドバイザーコメント

遠藤 美桜

個人プレーで結果が出やすい業界に適性がある

負けず嫌い=他人との競争環境にあると燃えるタイプなので、適性がある業界としては不動産・保険・コンサルなどの個人プレーで結果を出しやすい業界で比較的プラスに働くのではないでしょうか。職種では、売上を出すように努力する営業職がプラスに働いていくかと思います。

逆に難しい業界・職種は、お客様のニーズに沿った提案をしていく販売・接客業があげられます。サービス業界では「負けず嫌い」を武器にするよりもお客様に寄り添うことが大切になってくるため、「負けず嫌い」という要素は懸念されてしまうかもしれないですね。

負けず嫌いの言い換え表現

上を目指そうとする向上心

負けず嫌いの「周囲の人に負けたくない!」という気持ちは向上心に繋がります。「誰よりも早く出世したい」「他の人よりもスピーディに仕事をしたい」という周囲を意識した目標を掲げる人もいれば、「早く仕事を覚えてプロジェクトを任せてもらいたい」「〇〇の領域でプロフェッショナルになりたい」と自分の中で達成したい目標を掲げる人もいるでしょう。

どちらの目標も、今よりも成長したいという思いは同じです。成長したいという思いがある人は仕事に対する意欲ややる気もあると判断されるため、面接官に好印象を与えます。面接官は「一緒に働きたい」と思える学生を採用したいと思うので、意欲ややる気のアピールは重要です。

必ず仕事をやり遂げる責任感

負けず嫌いの人は、何事も中途半端に終わらせるのが好きではありません。そのため、取り組んでいる物事を途中で投げ出すようなことはせず、最後までやり遂げる責任感があります。負けず嫌いでも責任感を感じる理由は人それぞれなので、「負けず嫌いで人に迷惑をかけることが許されない」「負けず嫌いだから最後までやらないと気が済まない」など、自分が責任感が強いと感じる理由を考える必要があります。

ビジネスにおいて、責任感がある人には安心して仕事を任せられます。責任感があると信頼を勝ち取っていくこともできるため、企業側からすると魅力的に見えます。負けず嫌いという性格だけでなく、それを企業にどのように貢献するために使うのかをアピールできるのかが大切です。

自己PRで負けず嫌いを伝えるポイント

結論から伝える

自己PRをする際は、「私の強みは何事も最後までやり遂げるところです」と結論から伝えましょう。これは、面接で回答する際の基本です。最初に強みを提示しておくことで、これからアピールする内容をわかりやすくできます。自己PRは長くなりがちなので、最初に結論から提示しておくと面接官が整理ながら話を聞くことができるのです。

簡潔でわかりやすく伝えることは、コミュニケーションの取り方としても大切です。面接官は、就活生の話し方や態度からコミュニケーション力をはかっています。面接官と円滑なコミュニケーションを取る意味でも、自分の話したいことを一方的に話すのではなく、相手の立場に立って話すようにしましょう。

具体的なエピソードを伝える

負けず嫌いなことを自己PRするには、本当かどうかを示すための具体的なエピソードが必須です。ただ「私は負けず嫌いです」と言うだけでは、初対面の面接官に本当だと信じてもらえません。どのような場面のどのような行動から、自分が負けず嫌いと言えるのかを話す必要があります。

エピソードを伝える際は「問題が生じた出来事」→「解決するためにとった行動(負けず嫌いを発揮)」→「行動したことで得た結果」の流れで構成しましょう。負けず嫌いという強みを課題解決や目標達成のために発揮したと伝えることで、面接官に「入社後も同じように行動してくれるだろう」と期待を持ってもらうことができます。

企業への活かし方を伝える

最後に、負けず嫌いという強みを企業でどのように活かすのかを伝えましょう。強みがあっても、企業で活かすことができないと適性がないと判断されてしまいます。強みの活かし方が企業が大切にしている価値観や求める人物像にマッチしていれば、採用される可能性が高まります。

自分がイメージする強みの活かし方が、企業で実現できるものであることが大切です。強みを活かせない企業の場合は、入社後思うように成長できずにミスマッチを感じてしまうでしょう。「自分はこうやって働いていきたい」という入社後のイメージ像と、面接官が求める働き方がマッチしているのが一番です。

負けず嫌いの自己PR例文

例文①

例文

私は、自分で目標を立てたことに対して努力を惜しまず、誰よりも結果を出すことにこだわります。学生時代は衣料店でアルバイトをしていたのですが、店舗でノルマが課せられていました。ノルマは必ず達成するものと思ったので、私はノルマの1.5倍の売上を目指しました。
1.5倍のノルマを達成するためにはお客様とのコミュニケーションを磨く必要があると思い、これまでの接客を見直しました。お客様の目的を果たすことを最優先することですれ違いがなくなり、購入まで繋がるようになりました。
その結果、ノルマの1.7倍を売り上げることができました。御社に入社後も、与えられたこと以上の結果を出すことにこだわっていきます。

キャリアアドバイザーコメント

戸田 開

努力の具体的な内容やランキングでイメージしやすくしよう

自分の基準値に対して「負けない」という強い気持ちと、入社後の意欲が伝わるいい自己PRだと思います。構成的にも問題ないと思います。 改善するとよくなる点を2つ挙げさせていただくと、
①「自分で目標を立てたことに対して努力を惜しまず」
もう少し具体的にどんな努力をしたのかが分かるといいと思います。
②「誰よりも結果を出す」
全体ランキングなどがあれば、読み手がよりイメージしやすいのではないかと思います。

例文②

例文

私は負けず嫌いであり、やると決めたことは責任を持って最後までやり遂げることができます。ゼミの一環で企業訪問に行った際、ビジネスマナーを守った対応をしている友人を見て、自分も社会人として恥ずかしくないビジネスマナーを身に付けたいと感じました。
そこで、ビジネス実務マナー検定の資格を取得を目指しました。問題集を購入し、アルバイトの休憩時間や寝る前に問題を解くようにしました。時間がない中での資格取得は大変でしたが、絶対に合格したいと思い勉強した結果、無事に合格することができました。御社でも責任感を持って何事もやり遂げたいと思います。

キャリアアドバイザーコメント

遠藤 美桜

数字を入れて具体的な頑張りを伝えよう

しっかりとビジネスマナーを身に付けるきっかけと、「ビジネス実務マナー検定を取得する」という具体的な目標が定まっている点はとてもいいです。改善するなら、どのくらい頑張ったのかを相手に理解してもらうために「何カ月間かけて勉強したのか」「1日の隙間時間をどれぐらい確保したのか」などの数字をいれると、より具体的に相手に頑張ったことをイメージさせられますよ。

NG例文①

例文

私は負けず嫌いです。些細なことでも誰にも負けたくないと思うので、今まで何度も友人とぶつかってきました。納得できないときに自分の意見を言うことは必要なので、ぶつかることもコミュニケーションのひとつだと考えています。御社に入社後も、意見をぶつけ合いながら成長していきたいと思います。

この例文では、負けず嫌いな性格のために人とぶつかることが多いということを伝えています。確かに自分の意見を持つことは大切ですが、組織の中で仕事をするには協調性も必要です。入社後は上司や同僚、顧客などと人間関係を築いていくことになるため、自分の意見が通らないこともあります。自己中心的な印象を与えることは避けましょう。

NG例文②

例文

私の強みは負けず嫌いなところです。学生時代はテニス部に所属し、試合に勝つために日々練習に力を頑張っていました。部の誰よりも強くなりたかったので、全員がライバルでした。全員で練習メニューを考えるミーティングがあったのですが、自分で決めたやり方があったので参加しませんでした。
その結果、市大会で自分だけでベスト8に入ることができました。部で一番強くなることができ、自分は間違っていなかったのだと自信を持てました。御社に入社後も、誰よりも売り上げる営業マンとして活躍したいです。

この例文では、同じ部のチームメンバーをライバル視し、みんなで足並みを揃えずに自分のやり方を貫き通したとあります。スポーツの世界ではこの考えも大切かもしれませんが、企業という同じ方向を向いて歩む組織ではあまりいい評価を得られません。組織全体で利益を出すには個人の頑張りが必要ですが、独りよがりになってしまうと意味がないのです。「自分のため」よりも「お客様/企業のため」に頑張るという部分をアピールしましょう。

負けず嫌いの自己PRはマイナスイメージをカバーしながら伝えよう

負けず嫌いは短所にもなります。負けず嫌いには競争心が強いなどのアグレッシブな印象も持ちますが、他人にライバル心を抱きやすい、協調性に欠けるという短所も同時に浮かびます。負けず嫌いな性格は向上心や責任感も持ち合わせていることが多いので、この部分をアピールするようにしましょう。

「周囲の意見も聞くようにしている」や「周囲と協力しながらやり遂げる」など、チームワークも大切にしていることを伝えられるといいですね。採用されるためには、面接官に「一緒に働きたい」と思ってもらうことが大切なので、負けず嫌いな性格を企業や周囲のために活かせることを伝えましょう。

関連コラム