目次
- 内定者の例文5選|アドバイザー解説付き
- 【内定者例文①】
26卒日本大学 IT業界 - 【内定者例文②】
26卒大阪大学大学院 コンサル業界 - 【内定者例文③】
26卒高崎経済大学 IT業界 - 【内定者例文④】
26卒早稲田大学 IT業界 - 【内定者例文⑤】
26卒青山学院大学 人材業界 - NG例文|アドバイザー添削付き
- ①役職に頼り切っている
- ②自分勝手な印象になっている
- ③企業の求めるリーダーシップとズレている
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。日々学生と面談をするなかで、「リーダーシップ」をアピールしたいけど方法がわからないと悩む人を多く目にします。
そこでこの記事では、「リーダーシップ」を押し出して内定を獲得した26卒の実際の自己PR文を紹介。意識すべきポイントや注意点について詳しく解説していきます。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
リーダーシップを押し出す自己PRの書き方については以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひあわせて確認してみてください。
リーダーシップの自己PRを差別化する方法|業界・題材別例文付き
リーダーシップを発揮した経験の作り方4ステップ|回答例文付き
内定者の例文5選|アドバイザー解説付き
【内定者例文①】
26卒日本大学 IT業界
私はラグビーサークルの主将として、リーダーシップを発揮した経験があります。
私が主将に就任したとき、部員は15名しかおらず練習参加率も40%程度と、モチベーションの低下が課題でした。しかし、私は「ラグビーを楽しみながら、活気あるチームにしたい」という強い思いから、組織改革に着手しました。
まず、幹部陣とミーティングを重ね、全体練習日を確立しました。それまで練習日が分散していたため、参加率が低く、チーム全体の士気が下がっていたことに着目し、全員が集まりやすい日を設定。これにより、強度の高い練習をおこなうことができ、参加者の意識向上にもつながりました。
次に、SNSの運用を強化しました。全国大会経験者が在籍していることや、初心者から上級者まで幅広く参加できる環境があることをアピールし、チームの魅力を発信しました。その結果、部員数は35名に増加し、練習参加率も85%まで向上しました。
この経験を通じて、私は課題解決能力と統率力を身に付けました。限られたリソースのなかで、状況を分析し、改善策を実行に移す力を培ったと考えています。貴社でもこの力を活かし、組織やチームの成長に貢献していきたいです。
課題を見つける力に自信がある人は以下の記事も確認してみましょう。
課題発見力を徹底解剖! 隠れた問題の本質を見抜く力を企業に示そう
【内定者例文②】
26卒大阪大学大学院 コンサル業界
私の強みは、メンバーの足りない部分をカバーすることでチームを活発化して前に進めるリーダーシップです。
私は研究活動の一環として、光学系ステージをゼロから構築するプロジェクトを提案し、取り組みました。部品の選定、購入から動作確認までをリーダーとして先輩や同期と進めました。
しかし、各メンバーがそれぞれ別のメイン研究を抱えているなか、メンバー間および教授との意思疎通が十分に取れず、プロジェクトが円滑に進まないという課題がありました。そこで、自分の進捗をチーム全体にこまめに報告し、また報告をうながすことで情報共有を活発化しました。さらに、共有された情報を基に、足りていないほかのメンバーのタスクにも積極的に参加し、プロジェクトの進行を促進しました。
また、教授に進捗を頻繁に報告し、部品の選定や改善案について相談を重ねることで、より完成度の高い成果物を目指しました。
その結果、当初の目標であった3カ月以内にプロジェクトを完成させることができ、こまめな情報共有の重要性と、チームの不足部分の補完の大切さを学びました。
キャリアアドバイザーが読み解く!周囲を巻き込む力を伝えられると高評価
強みを単なる「リーダーシップ」という言葉で安易にまとめず「メンバーの短所をフォローする」と一歩踏み込んだ伝え方ができているのが素晴らしいですね。
リーダーシップと一言でいってもその中身はさまざまなので、ここまで具体性をもって伝えられると採用担当者にあなたの魅力が伝わりやすいです。
また「メンバーに進捗報告をうながした」というように、周りの人を巻き込んで成果をあげた経験も評価されやすい要素。課題を他人のせいにせず自らの施策で改善した経験は、「企業に入社後もチームの生産性を上げてくれそう」と好印象につながりますよ。
周囲を巻き込む力をアピールしたいと思った場合は以下の記事を参考にしてください。
人を巻き込む力とは|自己PRで高評価を得る4つのポイントと例文
【内定者例文③】
26卒高崎経済大学 IT業界
私の強みは、メンバーの主体性を引き出すリーダーシップです。
学生時代、部活動のキャプテンを務めた当初は、チームをまとめられず苦労しました。特に、私は人に指摘するのが苦手で、チームの士気も停滞していました。 そこで私は、「全員が納得して動けるチーム」を目指し、一方的に指示を出すのではなく、仲間の意見を取り入れて練習メニューを改良し、全員が主体的に練習に関われる環境を作りました。
その結果、部員のモチベーションが向上し、地域の団体戦で優勝を果たすことができました。 この経験から得た「周囲の意見を力に変えるリーダーシップ」を活かし、貴社においてもチームの成果最大化に貢献したいと考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!弱みと向き合い培った「リーダーシップ」が伝わってくる
「人に指摘するのが苦手」という自身の弱みをふまえたうえで、それをリーダーシップに昇華した経験を伝えられているのがこの例文の素晴らしいところです。
どんな人にも苦手や弱みはあるもの。それをふまえたうえで自分にできるベストなリーダーシップを模索できているのが高い課題解決力を感じさせます。
リーダーシップは必ずしも先頭に引っ張るというようなものばかりではなく、メンバーが動きやすい環境を整える「縁の下の力持ち」のような形もあります。これも十分企業に評価されるリーダーシップです。
【内定者例文④】
26卒早稲田大学 IT業界
私の強みは全体をまとめて一つの方向に向かわせていくリーダーシップです。
私がキャプテンを務めていたソフトテニス部は5年連続で団体で近畿大会に出場していました。ただ私の代は例年に比べて部員の技術が低くやる気もなかったため、今年は「近畿大会に出場する」のは難しいのではと考えられていました。
そこで私はこの2つの課題をクリアしていくために、各部員の弱点などを分析して1週間おきの目標、1カ月後までの目標、3カ月後までの目標を掲げて各々にあった練習を提案しました。
また、ただ練習による技術の向上だけでなく、練習試合のような実践を多く組み成功体験を積み重ねてもらうことで自信ややる気を向上させ、結果的に近畿大会に出場することができました。
キャリアアドバイザーが読み解く!目標から逆算して計画的に達成を目指すプロセスが優秀
最大目標である「近畿大会への出場」から逆算して、目標を細分化し期限を決めて達成を目指した経験は、業務にそのまま活かせる実務的なスキルです。
また長期的な目線での「練習」はなかなか成果を実感しづらく継続が難しいもの。そこを「練習試合を多く組む」という具体的な施策でフォローアップしているのは、マネジメントの視点を学生の段階で持てているということで高く評価されます。
【内定者例文⑤】
26卒青山学院大学 人材業界
私の強みは、組織の目標達成に向けて周囲を巻き込み、成果につなげるリーダーシップです。
中学時代から現在に至るまでリーダーとしての経験を重ね、高校では応援団長、大学ではダンスサークルのジャンルリーダーを務めました。 特に大学時代は「全国大会優勝」を目標に掲げ、チームの結束力を高めることに注力しました。日々の練習の積み重ねと、メンバー間の信頼関係構築を主導した結果、目標としていた全国優勝を成し遂げることができました。
また、熱意だけでなく実務面でもリーダーシップを発揮しました。サークルのイベント企画リーダーとして、タスクの効率化と計画的な進行を徹底し、プロジェクトを成功に導きました。
メンバーとの信頼関係を築きながら全体をサポートし、チームのパフォーマンスを最大化できる私の強みは、貴社においても必ず活かせると確信しています。
キャリアアドバイザーが読み解く!「リーダーシップ」を具体的なスキルに言い換えよう
単に「さまざまな環境でリーダーを務めました」という事実の列挙ではなく、「リーダーを務めるうえでどのような恩恵をもたらしたか」とひとつ踏み込んだ内容を盛り込めているのがこの自己PRの良いポイント。
「メンバーとの信頼関係を築きながら全体をサポートし、チームのパフォーマンスを最大化できる」というスキルはどんな企業においても必ず重宝しますよね。
リーダーシップという言葉は少し抽象的ですから、そこから一歩踏み込んで、入社後の活躍イメージを想起させるような伝え方ができるとベストです。
リーダーシップをほかの言葉に言い換える方法については以下の記事で詳しく解説しています。
例文13選|リーダーシップを言い換えて強みを効果的にアピール!
NG例文|アドバイザー添削付き
①役職に頼り切っている
私の強みはリーダーシップです。大学時代は100名規模のテニスサークルの会長を務めていました。
会長という立場は責任が重く苦しかったですが、それでも最後までトップとして組織を運営しました。この「サークル長」としての経験があるため、人をまとめる力には自信があります。
貴社に入社してからも、持ち前のリーダーシップを発揮し、どのようなプロジェクトでもリーダーとしてチームを牽引できると考えています。
「役職」ではなく「経験」にフォーカスしよう
部長やサークル長といった役職についていた人はついついそこを押し出してしまいますが、それは大きな間違い。
採用担当者は役職には興味がありません。知りたいのはあなたの「経験」。役職者としてどのようなことを考えどのような行動を起こしたのかを伝えるようにしましょう。
私の強みは、リーダーシップです。
100名規模のテニスサークルの会長を務めた際、イベント参加率が50%に留まる課題がありました。私は、運営が一部の幹部に偏っていることが原因と考え、学年や役職を超えたプロジェクトチーム制を導入。全員に役割を与えた結果、当事者意識が芽生え、参加率は90%まで向上しました。
この経験を活かし、貴社でも周囲を巻き込み成果を最大化します。
②自分勝手な印象になっている
私の強みは、メンバーを統率するリーダーシップです。
居酒屋のバイトリーダーとして、売上が低い原因はスタッフのたるみだと考え、私語を一切禁止し、反発するスタッフには「やる気がないなら帰れ」と厳しく指導しました。数名が辞めてしまいましたが、残ったメンバーを徹底的に管理することで規律ある店舗にしました。
貴社でも、甘えを許さない強い姿勢で部下を管理し、必ず成果を出します。
周りを強制的に従わせた経験は評価されない
原因を自分一人で勝手に決めつけ、さらに改善のための施策を他人に押し付ける。これでは協調性に欠ける自分勝手な人間という印象になってしまいます。
「スタッフのたるみが原因」という仮説を立てたところまではOK。その課題を力技で解決するのではなく、仕組み作りで改善した経験が企業には評価されます。
私の強みは、チームの意識を変革するリーダーシップです。
居酒屋のバイトリーダーとして売上低迷に向き合った際、スタッフの私語や士気の緩みが課題と考えました。私は単に叱責するのではなく、接客基準をマニュアル化しました。さらに、良い行動をその場で称賛する仕組みを取り入れたことで、店舗の雰囲気がポジティブに変わり、結果として月間売上を昨年対比で120%に伸ばしました。
貴社でも、高い目標に向けてチームを導きます。
③企業の求めるリーダーシップとズレている
私の強みは、和を重んじる調整型リーダーシップです。
ゼミ長として、意見の対立が起きないよう常に配慮してきました。議論が白熱した際は、どちらかの意見を採用するのではなく、全員が納得できる無難な妥協点を見つけることに注力しました。その結果、一度も揉めることなく平和に活動を終えました。
貴社でも、リスクある挑戦よりもチームの和を最優先し、誰もが穏やかに働ける環境作りに貢献します。
志望企業によってはミスマッチな印象になる可能性も
チームの和を重んじるリーダーシップという押し出し方はグッド。ただ、「とにかく無難に」「リスクを避ける」といった伝え方だと「消極的で変化を恐れる人材」と思われベンチャーなどには評価されづらいリスクも。
自己PRはコンセプトは変えずとも、志望企業ごとの特色に合わせて伝え方を調整できると良いでしょう。
私の強みは、多様な意見を統合し価値を生むリーダーシップです。
ゼミ長として共同論文に取り組んだ際、メンバー間で意見が対立し議論が停滞しました。私は安易な妥協や多数決を避け、「なぜその意見なのか」を徹底的に深掘りする場を設けました。互いの意図を理解し合うことで、双方のアイデアを組み合わせた新しい仮説を導き出すことができ、結果として学部内で最優秀賞を獲得しました。
貴社でも、困難な課題から逃げず、議論を通じて革新的な成果を追求します。
企業の求める人物像を理解する方法は以下の記事で解説しています。
就活対策! 企業の「求める人物像」とは? 調べ方・活用法を大公開
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーが読み解く!数値を用いて課題解決のプロセスを明確化!
キャリアアドバイザー
根岸 佑莉子
プロフィールをみるまずこの自己PR文の良いところは、施策前後のビフォーアフターを定量的な数値を用いて伝えられていること。「部員がたくさん増えました」という伝え方よりも「15名から35名に増えました」と伝えたほうがよりわかりやすいですよね。
このように成果を伝える際は具体的な数値を用いると採用担当者の脳内でイメージがしやすくなりますよ。
また、サークル内の課題を順を追って分析できている点も素晴らしいです。「チームの士気が下がっているのはなぜ?→練習の参加率が低いから」「練習の参加率が低いのはなぜ?→練習日が分散しているから」と1つずつ課題を紐解くことで効果的な施策を見つけ出せています。
これは、企業に入社後もそのまま活かせるスキルとして高く評価されます。