目次
- ゲーム関係の仕事を幅広く知って方向性を定めよう!
- ゲームに関係する仕事15選
- ①ゲームプランナー
- ②プロダクションアシスタント
- ③CGクリエイター
- ④UI / UXデザイナー
- ⑤シナリオライター
- ⑥サウンドクリエイター
- ⑦ゲームプログラマー(クライアント側 / サーバー側)
- ⑧デバッガー
- ⑨ゲームローカライズ
- ⑩データアナリスト
- ⑪ゲーム会社のカスタマーサポート
- ⑫ゲーム会社のマーケティング部門
- ⑬ゲーム系IPライセンス営業
- ⑭ゲームライター
- ⑮eスポーツイベントディレクター
- ゲーム業界の仕事に関する基礎知識
- ①ビジネスモデル
- ②必要とされるスキル
- ③業界の構造
- ④選考時の採用基準
- 自分に合う「ゲーム関係の仕事」を見つける4ステップ
- ステップ①ゲームに関心を持ったきっかけを振り返る
- ステップ②制作側として関心を持てる分野を見つける
- ステップ③特に興味がわく仕事を体験する
- ステップ④実際の声を聞いてギャップをなくす
- ゲーム業界への就職を目指すうえでの注意点
- ①「ゲームが好き」というだけでは合格はできない
- ②会社によって待遇に差がある
- ③職種によってはポートフォリオの提出が必要
- ④入社後も学び続ける姿勢が求められる
- 【Q&A】ゲーム関係の仕事についてよくある質問に回答!
- Q.ゲーム関係の仕事は難易度が高い?
- Q.ゲーム関係の仕事で激務でないものはある?
- Q.未経験でゲーム関係の仕事に就くのは難しい?
- ゲーム関係の仕事を知って納得感ある選択をしよう!
ゲーム関係の仕事を幅広く知って方向性を定めよう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。ゲーム関係の仕事に就きたい学生から、よくこのような質問を受けます。

就活生
ゲームの仕事には、プランナー、CGクリエイター、データアナリスト、IPライセンス営業などさまざまな職種があります。
この記事では、ゲーム関係の仕事15職種を紹介します。
自分に合ったゲームの仕事を見つけるための方法についても解説するので、職種選びで迷ったときの参考になりますよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!ゲーム関係の仕事への就職実態は?
専門学校を出てもクリエイター就職は狭き門
これまでゲーム業界を志望する学生を何人も支援してきましたが、内定に至るのはかなり難易度が高いです。
というのも、「ゲームが好きだから」という理由だけで志望する学生が大半で、スキルがないためなかなか評価につながらないのですよね。
そのうえ専門学校を出ていても就職できるのはほんの一握り。未経験から目指す場合は、少なくとも自分でゲームを実装して作り切れるレベルのポートフォリオが必要です。
ちなみに、AI(人工知能)を使って作ることもできますが、面接ではシミュレーションやデバッグ処理といったコアな話になるため、実力がないとボロが出てしまいます。
まずは「ゲームが好き」を行動で証明しよう
そこで私がゲーム業界志望の学生におすすめしているのは、好きの度合いを客観的に証明することです。
「ゲームで全国上位ランカーに食い込もう」と伝えて戦略の立て方を仕事に活かせるエピソードとして語れるようにしたり、eスポーツの大会出場などの実績を作ったりするようにアドバイスしています。
これも「好き」という軸であることには変わりませんが、何らかの実績を示すことで「ただゲーム好きな学生より頭一つ抜けている」という印象にはなるので、記憶に残ったり好印象を残すことができる可能性があります。
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ゲームに関係する仕事15選
まず、ゲームに関係する仕事を15職種紹介します。
それぞれについて、具体的な仕事内容や目指す際のルートをまとめたので、どの職種が自分に合っていそうか考えながら見てみましょう。
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう
自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます。
自分の適職・適さない職業を今すぐチェックしてみてください。
①ゲームプランナー
ゲームプランナーは、ゲームの企画立案から仕様書作成、制作進行管理、リリース後の数値分析・改善までの一連の流れがスムーズに進むようチーム全体をマネジメントする仕事です。
特別な資格や知識がなくても求人に応募することはできますが、ゲーム業界のなかでも特に人気の職種であるため、就職は狭き門と捉えておきましょう。
一般的には選考の段階で 「ゲーム企画書」の提出が求められることが多いですよ。
選考に向けて、早い段階から既存ゲームの分析をしたり、オリジナルゲームの仕様書を作成したりして良い企画書が作成できるように準備しておきましょう。
②プロダクションアシスタント
プロダクションアシスタントは、ゲームプロデューサーやディレクターの補佐役としてゲーム開発の全般的なサポートをする仕事です。
開発スケジュールの管理、開発チームとの連絡・調整、外部パートナーとの連携などを担当します。
求人に応募する段階で特別な知識やスキルは求められません。将来的にゲームディレクターやゲームプロデューサーへキャリアアップするステップとして目指す人が多いです。
人とのかかわりが多い職種でありコミュニケーション能力、リーダーシップ、マネジメント能力などが求められるため、これらを自己PRでアピールすることが内定への近道です。
③CGクリエイター
CGクリエイターは、キャラクター、背景、UI(操作画面)、アイテム、エフェクトなどのゲームビジュアル全般を制作する仕事です。
一般大学から独学で目指す人もいますが、美大や専門学校の出身者が多いです。背景やエフェクトを専門とするデザイナーは比較的競争率が低い傾向にあります。
選考ではポートフォリオ(作品集)の提出が必須です。
Blenderなどの3DCGツールやMaya、Photoshopを用いた作品をそろえて応募しましょう。
④UI / UXデザイナー
ゲームのUI / UXデザイナーは、プレイヤーが迷わず直感的に操作できるように、メニュー画面やボタン配置、アイコンなどの画面全体の導線を設計・デザインする仕事です。
UI / UXデザイナーになるためには、就職する段階である程度のデザインの知識・スキルを持っていることが前提になります。
選考ではポートフォリオの提出が求められることが多く、既存ゲームのUI / UX分析や画面設計案、オリジナルゲームのUI制作などをまとめて提出することがあります。
デザイン未経験からUI / UXデザイナーを目指すなら、まずはPhotoshopなどのデザインツールを学ぶところから始めましょう。
⑤シナリオライター
シナリオライターは、ゲームの企画に合わせてシナリオや世界観、キャラクターのセリフ、アイテムの解説文などを作る仕事です。
新卒採用枠は少なめですが、特別な知識やスキルがなくても求人に応募できます。
選考ではポートフォリオの提出が求められるため、応募までに自分のオリジナル作品を準備しておきましょう。
面白いシナリオを書けることはもちろん、ゲームのジャンルやキャラクターに合わせて文章を書き分けられることもアピールできると就職の可能性をグッと上げることができますよ。
⑥サウンドクリエイター
サウンドクリエイターは、ゲームのコンセプトや場面に合わせて効果音やBGM、キャラクターボイスなどを制作・編集する仕事です。
新卒採用枠は多くありませんが、音楽制作・音声編集のスキルがあれば応募することができます。
選考では、これまでに制作した楽曲や効果音などをまとめたポートフォリオの提出が必要です。
サウンドクリエイターを目指すなら、作曲・編曲や音声編集のソフトを使って、ゲーム向けの音を実際に作ってみることから始めましょう。
⑦ゲームプログラマー(クライアント側 / サーバー側)
ゲームプログラマーは、ゲームプランナーが考えた企画・仕様に沿ってキャラクターの挙動や画面の描画、ネットワークデータ処理などを実装する仕事です。
ゲームプログラミングに必要な知識・スキルがあれば、情報系学科や専門学校の出身者だけでなく、独学でプログラミングを学んだ人でも求人に応募することができます。
選考では自作したゲーム作品やソースコードといった制作物の提出が求められることが多いです。
これからゲームプログラマーを目指すなら、まずプログラミング言語を学び、ゲーム開発ツールを使って自分でゲームを作ってみるところから始めましょう。
プログラマーは「未経験で目指すのはやめたほうが良い」と言われることも。こちらの記事では、その理由やプログラマーの向き・不向きについて解説しています。
未経験でプログラマーはやめとけ|理由と実態をアドバイザーが解説
⑧デバッガー
デバッガーは、開発中のゲームをプレイしながらバグ(不具合)を見つけ出し、報告・修正・確認をする仕事です。
ゲームの開発経験がなくても目指すことができ、新卒でも挑戦しやすい職種です。選考では、ゲームへの強い興味・関心やPCの基本操作スキルなどが求められます。
「細かい違いやミスによく気づける」「根気強く同じ作業を繰り返せる」といった性格面の適性をアピールすると選考突破の確率を上げることができますよ。
⑨ゲームローカライズ
ゲームローカライズは、発売する国・地域の言語や文化に合わせてゲームの内容や言語を調整する仕事です。
ゲーム会社に就職するほか、翻訳会社に所属してゲーム翻訳を担当する道もあります。
ゲーム特有の用語や世界観を壊さずにローカライズしなければならないため、語学(英語・中国語・韓国語など)の堪能さや、海外の文化や表現への理解力などが求められます。
ゲームローカライズを目指すなら、語学資格を取得したり既存ゲームの翻訳をしたりして、実践的な力を身に付ける工夫が必要です。
⑩データアナリスト
ゲームのデータアナリストは、ユーザーの利用データを集計・分析して改善策を提案する仕事です。
データ分析の知識・スキルが必要になるため、大学や専門学校で統計・情報系の知識を学んでから応募するケースが一般的です。
データアナリストを目指すなら、データ分析に必要なSQL・Python・Rなどの言語を学ぶところから始めましょう。
⑪ゲーム会社のカスタマーサポート
ゲーム会社のカスタマーサポートは、ゲームリリース後のユーザーからの問合せに対応し、ユーザーの意見・要望を整理してゲームの改善につなげる仕事です。
家庭用ゲームやスマートフォンゲーム、オンラインゲームなどを制作している会社に所属していることが多く、基本的に特別な資格や知識がなくても求人に応募することができます。
人の困りごとを解決することへの熱意や、感情的にならず冷静に対応できる性格をアピールすると評価してもらいやすくなりますよ。
⑫ゲーム会社のマーケティング部門
ゲーム会社のマーケティング部門は、市場分析・リリース前後のプロモーション企画立案・SNS運用・イベント運営など、制作したゲームをより多くの人に知ってもらうための施策を考えて実行する仕事です。
ゲーム会社の総合職・ビジネス職枠として募集されることが多く、特別な資格や知識がなくても応募することができます。
選考を突破するためには、データ分析力やトレンド感度の高さをアピールする必要があります。
⑬ゲーム系IPライセンス営業
ゲーム系IPライセンス営業は、自社のゲームキャラクターや世界観(IP)を使用したアニメ化・グッズ化・他社ゲームとのコラボなどを展開する際に、ライセンスの管理や契約交渉をおこなう仕事です。
ゲーム会社やライセンス関連の会社で活躍していて、求人募集では「商品化営業」「IP営業」「海外ライセンス」と呼ばれていることもあります。
目指すうえで特別な資格は必要ありません。一般的にはパブリッシャー(メーカー)のビジネス職・総合職採用から配属されることが多いです。
選考では、トレンド感度の高さやゲームに関する法律(著作権など)の知識、交渉力などをアピールすると効果的です。
こちらの記事では、営業職の向き・不向きについて解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
営業に向いてない人の特徴は? 自分の営業適正がわかる診断も
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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけで適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます。
自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。
⑭ゲームライター
ゲームライターは、Webメディアで新作ゲームのレビューやゲームイベントの取材、クリエイターインタビューの企画などゲームに関連する記事の制作・執筆を担当する仕事です。
Famitsu・4Gamer・AUTOMATONなどのゲーム専門メディアや出版社に所属して活動するほか、フリーランスとして仕事を受注する道もあります。
特別な資格やスキルがなくても目指すことができますよ。
自身のブログやnote、SNSなどでゲームのレビュー記事や考察記事を公開してゲームライターとしてのポートフォリオを作っておくと、就活での自己PRで役に立ちます。
⑮eスポーツイベントディレクター
eスポーツイベントディレクターは、eスポーツの大会やイベントを企画し、会場の準備や出場する選手・チームとの調整、当日の進行管理などを担当する仕事です。
eスポーツ事業を手がけるゲーム会社のほか、イベント会社や広告・マーケティング会社などで活躍しています。
eスポーツイベントディレクターになるうえで特別な資格や学歴は必要なく、誰でも未経験から目指すことができます。
学生時代にサークルなどでイベントを主催した経験や、動画配信の技術・経験があると選考で有利に働く可能性がありますよ。
ゲーム業界の仕事に関する基礎知識
ゲームの仕事に就くには、ビジネスモデルや採用基準など業界全般に関する基礎知識を持っておくことが必要不可欠です。
特にこれから解説する4つのポイントについては、知っておかなければ選考で「業界研究が足りていない」と思われてしまうので、必ず押さえておきましょう。
①ビジネスモデル
| 項目 | 売り切り型 | 運用型 | ライセンス型 |
|---|---|---|---|
| 収益の発生タイミング | ゲーム販売時 | 定期的な継続課金 | ロイヤリティやグッズ・商品化など |
| 仕事の進め方 | 長期的(3〜5年単位で作品を作り込む) | 短期的(毎週〜毎月のイベント・更新を繰り返す) | 中長期的(企画の進行と他社との契約・連携を進める) |
| 重視される視点 | クオリティの高さとおもしろさ | ユーザーの反応に合わせた素早い改善 | 作品ファンとの関係構築・維持 |
ゲームのビジネスモデルは、コンシューマーゲームなどの販売で収益を上げる「売り切り型」、スマホゲーム・F2Pなどのゲーム内課金で収益を得る「運用型」、著作権を他社に貸し出してロイヤリティで収益を上げる「ライセンス型」の3つに大きく分けられます。
ひとくちにゲームといっても、ビジネスモデルの違いによって仕事のスピード感や業務において重視される点が異なるため、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
自分がどのようなゲームビジネスに興味があるのか考えてみると仕事のイメージをよりクリアにすることができますよ。
②必要とされるスキル
ゲームの仕事は、企画・制作・営業などさまざまな分野の専門知識を持ったプロ同士がかかわって一つの作品を作り上げるため、「チームワーク」や「コミュニケーション能力」が何より求められます。
また、ソフト・ハードどちらの面でもゲームにかかわるテクノロジーは日々進化していて、業界の技術トレンドは数年単位で劇的に変化します。
そのため入社後も継続的にスキルアップができる人材が求められていますよ。
開発・制作にかかわるクリエイティブ職には、選考の段階から専門知識と実践的なスキルが求められることもあります。
③業界の構造
ゲーム業界を企業形態で見ると、次の2つの役割に大きく分けて考えることができます。
- パブリッシャー(発売元・販売会社):ゲームの企画や販売、宣伝、IP管理などをおこなう
- デベロッパー(開発会社):ゲームのソフトやアプリなどの実質的な制作・開発を担う
ただし、自社でゲームを開発して販売する、パブリッシャーとデベロッパーの両方の機能を持った会社も少なくありません。
気になるゲーム会社を見つけたら事業内容をチェックして、その会社がパブリッシャーなのかデベロッパーなのか、または両方の役割を持っているのか確認してみましょう。
④選考時の採用基準
ゲーム業界では、一般的な就活のようにエントリーシートの内容や面接時の受け答えだけで合否が決まるケースは少なく、職種ごとに選考の基準が細かく決まっていることが多いです。
特にゲームの企画・開発・制作にかかわる職種については、選考の段階でこれまで作ってきたものをまとめたポートフォリオ」を提出し、そのアウトプットの質が合否に影響します。
ゲーム業界で働くためには「ゲームが好き」という情熱だけでなく、それを形にした成果物もセットで必要になると理解しておきましょう。
自分に合う「ゲーム関係の仕事」を見つける4ステップ
ゲームの仕事といってもさまざまな会社・職種があるため、自分の強みや価値観に合う仕事を見つけることが大切です。
まずは、これから紹介する4つのステップに沿って希望の条件を整理しましょう。就活でどのような会社や職種を受けるべきなのかイメージしやすくなりますよ。
ステップ①ゲームに関心を持ったきっかけを振り返る
自分の価値観に合うゲームの仕事を探すうえで、まず取り組んでほしいのが「ゲームに関心を持ったきっかけ」を振り返ることです。
原体験を思い出すことで、「ゲームが好き」というシンプルな思考から、「ゲームの何に自分の感情が動くか」というレベルまで自分の興味関心を深掘りすることができます。
- 一番ハマったゲームとその理由を整理する(「感動的なストーリー」「攻略の自由度の高さ」など)
- 自分のゲーム中の癖を整理する(「仕様の裏を突く」「マップは全部埋める」など)
- 1と2の内容からゲームの何に自分の感情が動くか考える(「シナリオ」「グラフィック」など)
自己分析で学生時代にゲーム以外で夢中になったことも整理しておくと、ゲームの原体験と合わせて自分の価値観をより深く理解することができますよ。
ステップ②制作側として関心を持てる分野を見つける
次に、自分が好きなゲームを1タイトル選び、「このゲームはどのような職種の人たちが集まって作られたか」を分析してみましょう。
自分がゲームをプレイする側から制作する側になったとき、どのような点に興味がわくか考えるきっかけになりますよ。
- クレジットタイトルを見て職種と人数の配分を確認する
- 誰がどのように作ったのか分析しながらゲームをプレイする
実際のゲームをプレイしながら作り手の工夫を分析してみると、ゲームを仕事にするイメージを持ちやすくなります。
- UI画面から「このボタン配置を考えたのはUIデザイナーだな」
- バトル中のエフェクトを見て「この演出を作ったのはVFXデザイナーだな」
- イベント施策を見て「このガチャ設計は運営プランナーとデータアナリストだな」
制作側の視点を意識すると、これまで完成された一つの作品として見ていたゲームが、さまざまな人の工夫によって段階的に出来上がったものとして捉えられるようになり、採用されている技術やゲーム開発の奥深さに目を向けられるようになります。
ステップ③特に興味がわく仕事を体験する
制作目線でゲームを分析したら、特に興味がわいた職種の仕事を体験してみましょう。
小さく始めてみることで、自分の興味関心の方向性や向き・不向きが見えてくることがありますよ。
- プランナー志望:既存ゲームの「改善案企画書(A4サイズ1〜2枚)」を書く
- プログラマー志望:UnityやUnreal Engineで簡単な2Dゲームを作る
- デザイナー志望:Blenderで既存ゲームの簡単な3Dモデルを作る
- マーケティング / ライター志望:好きなゲームのレビュー記事を書く
作業中に時間を忘れて没頭できたり、作っていて楽しさや試行錯誤のおもしろさを感じたりした仕事があれば、適性が高い可能性があります。
職種をいきなり一つに絞る必要はありません。
興味があることを少しずつ試していくことでそれぞれの職種を比較することができ、より自分に合った仕事を選びやすくなりますよ。
ステップ④実際の声を聞いてギャップをなくす
最後に、自分が「やりたい」と思っている職種について実際の働き方や業務内容などを調べましょう。
早めに仕事の実情を知っておくことで想像とのギャップを減らし、入社後の具体的なイメージを持って就活に臨むことができますよ。
具体的には、以下のようなサイトを使ってゲーム会社の若手社員の一日のスケジュールや業務内容、キャリアなどについてチェックしましょう。
- ゲーム会社の採用サイト
- ゲームに関する技術や知識を共有する会議「CEDEC」のサイト
- ゲームメディア「AUTOMATON」
- ゲームメディア「ファミ通」
ゲーム業界特化型の逆求人イベントや会社説明会に参加できる機会があれば、人事やクリエイターに気になることを直接質問するのもおすすめです。
こちらの記事では、ゲーム業界の志望動機の作り方について解説しています。あわせてチェックしてみてください。
【例文6選】ゲーム業界の志望動機の作り方|よくある失敗例も解説
ゲーム業界への就職を目指すうえでの注意点
ここからは、ゲーム業界への就職を目指すうえで頭に入れておきたい注意点を4つ紹介します。
これらを知っておけば、選考を突破しやすくなるだけでなく、ゲーム業界でどのような仕事をしたいのかあらためて考えを深めることもできますよ。
①「ゲームが好き」というだけでは合格はできない
ゲームが好きだからゲーム業界に入りたいという学生は非常に多いです。しかし、ただゲームが好きという理由だけで就職することはできません。
面接官が応募者を不採用にする理由のトップにあげるのが「ただのゲームファンの一人で、ビジネス視点や作る側としての覚悟がない」という点です。
ゲーム会社では、自分の好きなジャンル以外の開発にアサインされることも多くあります。そのため興味のない分野でも「どうプレイヤーを楽しませるか」を追求できる素質や覚悟が必要です。
また、職種によっては激務になる期間もあり、日々進化する技術をキャッチアップする必要もあるため、心身のタフさや向上心も必要不可欠です。
就職を目指すなら、ゲームを一つの娯楽として楽しむだけでなく、「なぜこの画面配置なのか」「なぜこのイベント設計で課金が発生するのか」とビジネス視点で客観的に分析する癖をつけましょう。
②会社によって待遇に差がある
ゲーム会社は「大手ゲーム会社(パブリッシャー)」と「受託開発会社やゲームベンチャー」で働く環境に差があります。
たとえば大手は待遇や福利厚生が安定していますが、組織が大きいため最初は担当できる業務の範囲が限られます。
反対に受託開発やベンチャーは、若手から幅広く経験を積める反面、プロジェクトの成功・打ち切りに業績が左右されやすく、企業によって年収や福利厚生などの待遇にも差があります。
企業研究でゲーム会社を見るときは、単に「有名なゲームを作っているか」だけでなく、「パブリッシャーかデベロッパーか」「どのような開発体制か」など、業務内容や働く環境についてしっかり見極めることが重要です。
③職種によってはポートフォリオの提出が必要
新卒未経験でゲーム会社への就職を目指す人も多いですが、技術・企画系の職種では応募の段階でポートフォリオの提出が必要なケースも多く、面接の受け答え以上に「過去に何を作ったか」で合否が決まることがあります。
クリエイティブスキルが求められる専門職では、「ゲームを作ったことがない」「企画を考えたことがない」という状態で、ポテンシャルや熱意だけで入社を目指すのは非常に難しいと捉えておきましょう。
専門職への就職を目指すなら、企画書、自作ゲームなど、自分のスキルを証明できる「目に見える実績」を早いうちにコツコツ作成しておきましょう。
④入社後も学び続ける姿勢が求められる
ゲーム業界では新しい開発技術が次々と登場していて、就職前に学んだスキルだけで何十年も戦える業界ではありません。
そのため選考では「今何ができるか」だけをアピールするのではなく、「新しいツールやトレンドを自主的に学ぶキャッチアップ力(学習意欲)」があることを伝える必要もあります。
- 生成AIによる素材制作の効率化
- 最新ゲームエンジンによる高度なグラフィック表現
ゲーム業界のニュースを日頃からチェックしたり、気になったツールやトレンドを実際の制作に取り入れたりといった日頃の習慣をアピールすると、キャッチアップ力の高さを伝えることができますよ。
【Q&A】ゲーム関係の仕事についてよくある質問に回答!
最後に、ゲーム関係の仕事について学生からよくある質問に、キャリアアドバイザー目線で回答します。
希望のゲームの仕事に就くために何をすれば良いかがわかり、将来に向けて頑張るモチベーションにつながりますよ。
Q.ゲーム関係の仕事は難易度が高い?
A.学生人気が高く選考の難易度は高めです。なるべく早く準備を始めて実績を作りましょう。
ゲーム関係の仕事は、ポテンシャルが重視される一般的な総合職と異なり、企画書・プログラム・ポートフォリオなどの「実績・アウトプット」が求められます。
また、「ゲームプランナー」「マーケティング」などの職種は毎年大人気で、就職は狭き門といえます。
就職の確率を上げるためには、なるべく早めに志望職種を絞り込み、目に見える質の高い成果物(企画書や自作コンテンツなど)を一つでも多く用意しておくことが重要です。
Q.ゲーム関係の仕事で激務でないものはある?
A.ゲーム業界でも現在は働き方改革が進み、残業時間も少なく安定しているポジションが増えています。
特に、受託専門ではなく自社開発をおこなっている会社や、自社IPサービスを運営している会社は、他社都合の厳しい納期設定やクライアントからの無茶な要求などは少ないです。
そのため、ビジネス構造的に安定した働き方を実現しやすいといえますよ。
また、勤務シフトや対応時間が明確に決まっているカスタマーサポート(CS)・コミュニティマネージャー・QA(品質管理)や、開発の現場から一定の距離があって繁忙期の波に直接巻き込まれにくい人事・総務・経理といったコーポレート部門の職種は、激務になる可能性はあまり高くありません。
Q.未経験でゲーム関係の仕事に就くのは難しい?
A.職種によって難易度は変わりますが、不可能ではありません。行動実績を作ることが大切です。
未経験からのゲーム業界への就職は、目指す職種によって難易度が大きく異なります。
たとえば3Dデザイナー、ゲームプログラマー、サウンドクリエイターなど高い実践的スキルが求められる職種は、独学や学校で専門ソフトを使って実践を積み、選考の段階で自分の成果物を提示できる状態でないと就職は難しいです。
一方、コミュニケーション力・管理能力・論理的思考力などが重視される制作進行やカスタマーサポート(CS)、QA(品質管理)などは、専門的な技術力がなくてもポテンシャルや熱意を上手に伝えることで就職できることがあります。
未経験からゲーム業界を目指すなら、「独学でツールを触ってみた」「企画書を一本書いてみた」「ゲームの分析ノートを作った」といった行動実績をアピールして、ほかの未経験者と差をつける工夫をすることが大切です。
希望の職種が新卒未経験での就職が難しそうなら、まず就職しやすい職種で業界に入り、現場で知識を蓄えてから社内異動や転職でキャリアチェンジを目指すという方法もありますよ。
ゲーム関係の仕事を知って納得感ある選択をしよう!
ゲーム業界には、企画・開発・IPライセンス管理などさまざまな仕事があります。
職種によって就職のルートや難易度、必要な知識・スキルなどが大きく異なるため、ゲーム関係の仕事に就きたいと思ったら早い段階から職種を決めておくことが重要です。
さらに、専門スキルが求められる仕事では選考の段階からポートフォリオの提出も必要になるため、希望の会社に就職できるように時間をかけてスキルを磨いて準備をしておきましょう。

ゲームの仕事ってどのようなものがあるのですか?