就活で妥協するかは企業に望む条件で決める|4ステップで判断しよう

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入社してから後悔しないために!就活で妥協するかは〇〇をチェック!

目次

  1. 企業に求める条件の優先順位を明確にして就活で妥協するか判断しよう
  2. まず知っておきたい! よくある就活の妥協ポイント
  3. 実際に妥協した人が抱きやすい3つのネガティブな感情
  4. ①仕事に興味を持てない
  5. ②自分に自信がなくなった
  6. ③やりたいことがわからなくなった
  7. 後悔する? 就活で妥協する3つのデメリット
  8. ①早期離職につながる可能性がある
  9. ②将来性の見通しが悪い企業に入社してしまう可能性がある
  10. ③新卒カードを活かしきれない
  11. 良い面もある! 就活で妥協する3つのメリット
  12. ①就活のプレッシャーから解放される
  13. ②妥協して入社した企業のほうが自分に合う場合もある
  14. ③裁量権が大きい企業なら転職で有利になる場合もある
  15. 4ステップで解決! 就活で妥協するかしないかは優先順位で考えよう
  16. ステップ①3つの基準から企業に求める条件を洗い出す
  17. ステップ②自己分析から譲れない条件を振り分ける
  18. ステップ③優先度の高い条件を順番に並べる
  19. ステップ④譲れない条件を妥協するかしないかの基準にする
  20. 決めるのは自分自身! 妥協したくない場合の3つの選択肢
  21. ①エージェントに相談してみる
  22. ②秋採用で大手企業を狙う
  23. ③転職してキャリアアップすることを前提としたキャリアを考える
  24. 就活で妥協できる基準を把握して納得のいく企業へ入社しよう

企業に求める条件の優先順位を明確にして就活で妥協するか判断しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、

「第一志望に落ちてしまったけど、妥協して就活を終えても良いのでしょうか」
「就活で妥協した場合のリスクはありますか」
「実際に妥協したらどうなるのでしょう」

という声が寄せられています。適当な企業に入社を決めることは避けたいと思っていても、「もう受けたい企業がない」「正直就活は終わりにしたい」と悩み、妥協を考えている人もいますよね。

結論から言うと、妥協する・しないに正解はありません。確かなのは、自分で決めるのがもっとも後悔が少ない方法であるということです。

そこでこの記事では、どんな方法を選択をしても「これで良かった」と思えるように、妥協するかしないかを決める判断基準をお伝えします。企業に求める条件の優先順位のつけ方など、納得のいく就職活動ができる方法を解説していきますね。

企業選びの基準として、どのようなものがあるのか気になる人もいますよね。代表的な15個の基準を下記から確認できますよ。

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キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ「妥協」という言葉が頭をよぎったみなさんへ

吉田 実遊

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吉田 実遊

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「しても良い妥協」がある

まず、「妥協」という言葉の定義は人それぞれですし、一概に悪いものと決めつける必要はないと私は考えます。大切なのは、その選択が自分にとって本当に「後悔のないもの」になるかどうかです。私が考える「しても良い妥協」のパターンは、理想の条件とは違ったとしても、その企業でのキャリアがしっかりと描けたり、将来こういう姿になりたいという目標から逆算してその企業が一つのステップであると納得できる場合です。

逆に、単に条件面だけで「まあ、ここでいいか」と深く考えずに決めてしまうのは、避けたほうが良い「妥協」かもしれません。キャリアプランや将来像が明確でないまま選択してしまうと、後々ミスマッチを感じやすくなるからです。

Will・Can・Mustで整理しよう

もし迷ったら、「Will(やりたいこと)・Can(できること)・Must(やるべきこと、または企業が求めていること)」を整理してみてください。そして、その企業がこれらの要素とどう重なるのかを考えてみましょう。

本当に大切なのは、その選択をした後に「どう行動するか」です。たとえ100%理想通りのスタートではなかったとしても、その環境で何を学び、どう成長していくかは自分次第です。一社で定年まで勤め上げるという価値観も変わりつつあります。一つの経験として捉え、次のステップにつなげるという考え方もあります。

最終的に決断するのは皆さん自身です。後悔しないよう、しっかりと自分と向き合い、納得のいく道を選んでください。

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まず知っておきたい! よくある就活の妥協ポイント

就活で妥協するか悩んでいるのなら、先輩たちがどのような点で妥協していたのかを参考にするのもおすすめです。

よくある妥協するポイント
  • イメージしていたより企業規模(知名度)が小さい
  • 100%希望通りではないが望んでいた業界・職種と近い
  • 労働条件・待遇(給与、勤務時間、福利厚生)が希望を満たしていない
  • 勤務地が今住んでいる家から遠い

実際に就活で妥協した人は上記のような部分で妥協しているようです。しかしネガティブな選択ばかりではありません

たとえば、 最初は大手企業や有名企業を志望していた人が、選考が進むにつれて中堅・中小企業やベンチャー企業にも目を向けるようになり、企業の成長性や風通しの良さなどを重視して当初目指していた企業から変更するケースもあります。

実態を知ったうえで自分はどうしたいのか、あらためて考えてみてください。

実際に妥協した人が抱きやすい3つのネガティブな感情

次は実際に妥協した人が抱きやすい3つのネガティブな感情をイメージしてみましょう。妥協することによってこれから解説する3つの負の感情が生まれる可能性があります。

しかしもしこれらのネガティブな思いに苛まれることがあっても大丈夫です。それぞれの感情に対して前向きに考えるための対策を紹介するので確認してみてください。

①仕事に興味を持てない

やりたいことはあったものの、就活がうまくいかず実現できなかった。結果として、興味を持てない仕事に就いている。就活に妥協し、そのような状況に陥っている人もいます。

誰しも人生の多くの時間を仕事に費やしますよね。また一度仕事に就けば、簡単に辞めることはできません。そのようななかでまったく興味が持てない仕事に携わるとなると、なかなかモチベーションが上がらずつらい思いをする場合があるのです。

そのような思いを抱えながら仕事をするのは、心身ともに大きな負担がかかります。どうしてもあきらめきれないくらい強い思いがあるなら、安易に妥協しないことがおすすめです。

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仕事に対して興味が持てないまま仕事を続けるのは苦痛が大きいです。早期離職のリスクや、メンタル面への悪影響も考えられます。

②自分に自信がなくなった

就活で妥協することにより、自信をなくしてしまうことも考えられます。特に、行きたい業界や企業があってそれに向けて努力していたのに妥協することになれば、一気に自信がなくなってしまいますよね。

「あんなに頑張ったのにかなわなかった」という体験は自尊心を深く傷つけます。さらに、妥協した後から「あのときあきらめずにやれば良かった」と後悔することになったら、ますます自分の選択に自信がなくなってしまいます。

たとえ行きたい業界や企業がなかったとしても、妥協することによって自分の価値が下がったような気持ちになることも。「やればもっとできるはずだったのに」という気持ちを抱えながら仕事を続けていくのは、じわじわと自尊心を蝕むことになります。

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次に何かを選択するタイミングが来ても、「どうせ自分なんて」と後ろ向きに考えてしまい判断力が鈍り、さらに自信をなくす、というループに陥ってしまうことも考えられますね。

③やりたいことがわからなくなった

妥協することによって本当に自分がやりたいことがわからなくなってしまうパターンもあり得ます。

就活時に「これがしたい」と抱いていた希望をあきらめて入社した結果、次第に「やりたかったことがあったような気もするけど、まあ良いか」と済ませてしまうようになり、キャリアに関する希望が持てないまま仕事を続けるという事態になりかねません。

そうなると純粋に自分がやりたいことに取り組むのが難しくなります。そこで納得できるなら良いですが、モチベーションの源泉が「自分の好きなことに取り組むこと」にあるような場合は仕事をすることがつらくなる可能性もありますよ

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やりたいことがわからない状態になると、仕事に対して当事者意識を感じにくくなります。そこでさらなるやる気の低下、早期離職の可能性が高まります。

「やっぱり好きなことを仕事にしたい」と思うならこちらの記事が参考になります。

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まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます

自分の適職・適さない職業を今すぐチェックしてみてください。

後悔する? 就活で妥協する3つのデメリット

就活で妥協すると、入社後にデメリットを感じてしまうケースもあります。志望企業に固執しすぎることはおすすめできませんが、妥協することで生じる可能性のあるデメリットも押さえておきましょう。

①早期離職につながる可能性がある

妥協することにより、早期離職の可能性が高まることが挙げられます。妥協して企業のレベルを下げれば、就職先は決まりやすくなるでしょう。しかし、妥協した点により仕事のモチベーションが上がりにくくなる人もいます。

それは、就活で妥協したと感じる点が、入社後に不満に変わる場合があるためです。たとえば、業務が退屈だと感じたり給与が低かったりすると、「第一志望の〇〇ならこんな不満はなかったかも……」と想像してしまう可能性があります。

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自分が納得して入った企業より妥協して入った企業のほうが後に不満やストレスを感じやすく、仕事に対するモチベーションも下がりやすいです。

②将来性の見通しが悪い企業に入社してしまう可能性がある

就活で妥協した結果、将来性の見通しが悪い企業に入社してしまう可能性もあります。特に大企業を第一志望としていた学生が中小企業やベンチャー企業を視野に入れるときに、デメリットとして感じるケースが多いですよ。

中小企業やベンチャー企業は歴史ある大企業と比較すると、景気の悪化などの外部要因によって経営基盤が崩れやすく、倒産する可能性が高いためです

こういった不安を解消するためには、入社前に以下のポイントを調べておきましょう。

将来性を把握するポイント
  • 業績を継続して上げられているか
  • 業界内で競合他社がいないか
  • 商材の強みが一過性のものでないか
  • 業界全体が成長していっているか
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シェア率No.1の商品を持っている中小企業や、広告を打つ必要がないBtoB企業で知名度が低いだけの隠れ優良企業もあるので、「ベンチャーや中小企業に妥協した」と一概に言えないことも押さえておきましょう。

優良企業を探したいときは下記のような記事も参考になりますよ。探し方を参考にして企業を見つけましょう。

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③新卒カードを活かしきれない

日本では新卒一括採用がおこなわれており、新卒は就職活動においてかなり有利な存在です。未経験者の採用窓口に至っては、新卒採用だけの企業も未だ多くあります

つまり、たった一回の新卒就活で妥協するということは、新卒カードの優位性を十分に活かしきれていないともとらえられるのです。

新卒採用が有利な点
  • 業務経験やスキルがない状態で評価してもらえる
  • 中途採用と比較して応募できる求人がかなり多い
  • 新卒しか応募できない企業がある

就職3年目以内なら第二新卒として扱われるため、企業から重宝される傾向があります。しかし、スキルや実績が重視されたり、採用数が多くなかったりと新卒採用には敵いません。

特に大企業では新卒採用が重視されており、新卒カードを無駄にするとなかなか就職しにくい可能性があります。

キャリアアドバイザーから就活に悩むあなたへ自分が大切に思うものが欠けていない職場を選んで

塩田 健斗

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妥協ポイントをじっくり見極めよう

就活を妥協するリスクとして、自分が大切にしたいと思っているものを確保できないというデメリットもあります。たとえば、休暇、勤務地、給与、福利厚生などの条件面を可能な限り充実させたいと思う気持ちは誰しもありますよね。

その思いが強い場合、仕事内容が楽しくやりがいがあっても、給与や休みがあまりにも少ないとプライベートを充実させることが難しくなり、後悔する可能性が高くなります。反対に、条件面は問題ないけれどやりたい仕事ではなかったため、仕事に対するモチベーションが上がらないという人もいます。

就活を妥協することで、その瞬間のストレスからは解放されます。しかし、条件面にしろ仕事内容にしろ、何か不満があれば仕事を続ける以上つきまとう問題となりますよね。妥協するポイントが、自分にとって譲れるものかそうでないのか、じっくりと見極める必要があるのです。

就活を辞めたいと思っている人は下記の記事も参考にしてみましょう。新卒だからこそのメリットも下記から確認できます。

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あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

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就活では、自分に合った仕事が見つからず悩むことも多いでしょう。

そんな時は「適職診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけあなたの性格や強みを分析し、適職・適さない職業を提案してくれます

自分の適職・適さない職業を知ることで、自信を持って就活を進めましょう。

良い面もある! 就活で妥協する3つのメリット

就活では職場環境や社風など、入社してみないとわからないこともあります。そのため、第一志望の企業へ入社しても順風満帆とは限りません。きちんと条件の優先順位をつけて企業を吟味すれば、就活で妥協するメリットもあります。

①就活のプレッシャーから解放される

「内定を獲得できないまま、卒業してしまったらどうしよう」という悩みは就活につきものですよね。ほかにも合否連絡が来るまでの不安、不採用だったときの精神的な負担など、就活ではプレッシャーを感じるシーンが多くあります。

そのようなプレッシャーから解放されるのは、就活に妥協するメリットの一つです。妥協したとはいえ、企業に求める条件を明確にしたうえで納得のできる選択だったなら、それは最終的に満足のいく結果になるはずです

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就活は自分が健やかに働くことができる企業を見つける機会です。就活のストレスをためて体調を崩すのは本末転倒ですよ。

就活がつらいと感じる学生はこちらの記事も参考にしてみて下さい。

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②妥協して入社した企業のほうが自分に合う場合もある

妥協して入った企業では理想の企業より待遇が劣っていたり、仕事内容に魅力を感じられないのではないかと考える学生もいるかもしれません。

しかし、理想の企業へ入っても入社後のギャップで辞めてしまう人は多いです。厚生労働省が令和6年におこなった既卒の離職状況について調査結果をまとめた「新規学卒就職者の離職状況」によると、大卒の就職後3年以内の離職率は34.9%でした。

理想の企業だからこそ、入社前に思い描いていた憧れと現実のギャップが大きいケースもありますよ。自分では妥協したと考えている企業でも、実際に働いてみたら、環境や出会う人を含めて第一志望の企業より自分に合っている場合もあることは覚えておきましょう。

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必ずしも「第一志望=自分と相性の良い企業」ではないことを理解しましょう。妥協したからと言って必ずしも悪い結果になるとは限りません。

③裁量権が大きい企業なら転職で有利になる場合もある

裁量権の大きさもチェックしてみましょう。たとえば大手企業を志望していた場合に、中小企業やベンチャー企業へ入社することになると抵抗を抱く学生もいるかもしれません。

しかし、中小企業やベンチャー企業は業務の裁量権が大きく、スキルや経験次第では転職で有利になる可能性も高いです

大企業にはない中小・ベンチャー企業のメリットの例
  • 新規プロジェクトの発足からリリースまでが早い
  • 自分の意見が経営層に届きやすい
  • 成果次第で出世や昇給がしやすい
  • 支店が少なく転勤がない場合が多い
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たとえばスピード感早く物事を推し進める力は、裁量権が大きい中小・ベンチャーだからこそ学べることでもありますよ。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!新卒で妥協しても異業界への転職は可能

塩田 健斗

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汎用性のある職種や成長市場を選んでみよう

新卒での就活を妥協したとしても異業界への転職が不利にならない場合があります。たとえば同じ職種で転職するとして、他社からも評価されるような実績や経験を積んでいれば転職先の業界知識がなくとも優遇されることがあります。営業職、人事、経理、エンジニアなど、業界問わずどの企業にも必ず存在する職種に就職するとその可能性が高いです。

なかでも営業職は、業界知識以上に残した成果を重視する企業が多いため、営業成績を残しているほど、異業界への転職が成功しやすいといえます。また、人事や経理、エンジニアなどの専門職は、業界の知識というよりは職種に対する知識が必要になるため、ある程度経験を積んでいれば業界問わず転職しやすいでしょう。

また、成長性の高い業界への転職も成功しやすい傾向にあります。たとえば、IT業界は常に人材不足のため、業界未経験や第二新卒でも積極的に採用をしている企業が多いです。本来働きたいと思っていた業界が、未経験採用や第二新卒採用を積極的に進めている企業が多い場合は、まずは新卒で入社した企業で実績と経験を積み、転職でその業界を狙うという手もありますね。

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

4ステップで解決! 就活で妥協するかしないかは優先順位で考えよう

就活で妥協するかしないかを決めるためには、譲れない要素を洗い出し、優先順位をつけることが大切です。これにより妥協できる点とできない点が明確になるので、自分が納得できるラインを見つけることができますよ。

ここから解説するステップを参考に優先順位をつけて、自分が就活で妥協することが妥当か判断してみましょう。

ステップ①3つの基準から企業に求める条件を洗い出す

まず、企業に求める条件を整理することから始めましょう。企業選びをする際に「こんな企業が良いな」とイメージする条件には以下の3つのようなものが考えられます。

条件を洗い出すうえで考えるべき点

確認してほしい点に、仕事と私生活のバランス、仕事で何をしたいかというような「価値観」、労働条件や給与、職場の人間関係やオフィスの立地などの「待遇面」や「労働環境」があります。

それぞれの条件について整理し、自分にとって何が一番大切か探っていきましょう

①価値観

仕事選びにおいては、自分の価値観を明確にすることも大切です。価値観のなかでも、根本的な興味関心の源泉ややりがいにつながる部分は特に重視しましょう。自分の価値観と合う部分が多い企業だと、意欲を持って働ける可能性が高いです。

企業と価値観がずれていた場合、就職後にギャップに悩みやすくなります。「本当はこうしたいのに、この企業では希望はかなえられない」といった不満を抱えながら働くことになる可能性もありますよ。

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入社後に大幅なキャリアチェンジをするのは、簡単なことではありません。可能な限り事前に自分の価値観と合うかを見極めることが大切です。

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②待遇面

働くうえで福利厚生や給与といった待遇面も大切にしたい条件です。一方で、特に給与などは努力次第で改善できることもあるので、ある程度妥協しても後悔しない可能性もあります。

給与を努力次第で改善できるときの事例
  • 昇給率が高くて役職に就きやすい
  • インセンティブがある
  • 企業が成長し続けており安定した賞与が見込める

入社した時点で希望を100%満たしているかどうかではなく、3~5年先に希望通りの待遇を得られるか、という観点で判断してみましょう。

企業が備える福利厚生の例には下記のようなものがありますよ。

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③労働環境

労働環境も企業選びで重視したいポイントですよね。勤務地や人間関係の風通しの良さ、オフィスや周辺の環境など、意欲を持って働くための環境選びは大切です。

希望と労働環境が合っている例
  • 和気あいあいと働けるところが良い→コミュニケーションが活発な職場
  • 家から通えるところが良い→勤務地が自宅から近い
  • のびのびと自由に仕事がしたい→リモートワークが許されている

一つ理解しておきたいのは、労働環境だけで企業を選ばなくても良いということです。なぜなら、勤務地や人間関係などは、部署間の異動などでリカバリーできる可能性があるからです。

ステップ②自己分析から譲れない条件を振り分ける

企業に求める条件を洗い出したら、そのなかでも妥協できる・できない条件に振り分けてみましょう。現時点で自分が譲れないと思う条件を書き出してみてください。

仕事に求めることや、働くなかで実現できなかったときに不満に思いそうなことを想像してみましょう

譲れない条件の例
  • CM作りに携わりたい
  • 新しいスキルを身に付けていきたい
  • 自分の時間を確保したい
  • 全国転勤はしたくない

上記の例でいえばCM作りに携わりたい場合、広告制作企業や広告企業は労働時間が長い傾向があるため、自分の時間を確保するのは難しいかもしれません。

したがって「CM作りに携わりたい」という条件を妥協するのか「自分の時間を確保したい」という条件を妥協するのかを考える必要がありますよね。

ステップ③優先度の高い条件を順番に並べる

妥協できる条件が定まったら、今度は譲れない条件を順番に並べてみてください。

条件の優先順位の例
  • ①業界でも一目置かれるような商品を開発したい
  • ②若いうちから昇進したい
  • ③給与は高いほうが良い

優先順位の高い譲れない条件=入社する企業へ求めることです。これに背いてしまうと、入社後にミスマッチを起こしてしまうかもしれません。

繰り返しにはなりますが、福利厚生などの環境的な条件は長い目で見れば後からでも融通が効く可能性があります。給与や休みももちろん大切ですが、本当に自分が譲れない条件は何か、今一度自分の胸に問いかけてみましょう。

ステップ④譲れない条件を妥協するかしないかの基準にする

定まった譲れない条件を、妥協するかしないかの基準にしましょう。譲れない条件を就活の軸として設定するのもおすすめです。軸に合う企業かどうか、という点で仕事探しをすると、妥協するかどうかで迷う時間は少なくなります。

さらには、譲れない条件=就活の軸を満たす企業であれば、入社後に後悔するリスクもそうでない場合と比べて格段に低いです。就活の軸を明確にして、自信を持ってその企業を志望しましょう。

「就活の軸がわからない……」と悩む人には下の記事で見つけ方を紹介していますよ。
就活の軸の見つけ方11選! 企業選びの基準を作って効率化しよう

後悔しない企業選びのコツは下記を参考にしてみてくださいね。
就職先が決められない…後悔しない企業選びのコツ|悩み別に解説

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!就活の軸を持とう

吉田 実遊

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「なぜ」を深掘りして就活の軸を探す

妥協するかしないかの基準として、譲れない条件を明確にしてそれを就活の軸として判断する方法を説明しました。就活の軸が明確になれば、あとは志望動機に軸を落とし込めると内定が近づきます。志望動機を考えるうえでは、自分が選んだ業界や企業との接点を明らかにすることがポイントです。「なぜこの業界なのか」「なぜこの企業なのか」といった点を企業に伝えますよね。この「なぜ」の部分が就活の軸になるように組み立ててください。

たとえば「社会貢献性が高く、人々の生活を支える事業にかかわりたい」なら、業界はインフラや金融などが当てはまりますね。志望動機では、それらを選んだ「理由」を聞きたいと思っている企業が多いです。就活の軸である「理由」を、意思をもってしっかりと伝えることができれば、ほかの学生とも差別化ができ納得感のある志望動機として企業に伝わります。

反対に、この部分がブレていると、志望動機に信ぴょう性がなくなってしまいます。このように、自分が選んだ業界・企業と就活の軸の接点を明確にすることで、自分の意思をしっかりと伝えることが重要です。自分の中で譲れない軸とその優先順位をつけ、自分の就活の軸を見定めておきましょう。

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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

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自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。

決めるのは自分自身! 妥協したくない場合の3つの選択肢

妥協するかしないかは自分自身で決めようということを伝えてきました。最後に、妥協したくないと決断した場合の3つの選択肢を紹介します。今からできることは何かを考え、希望実現に向けて対策を固めていきましょう。

就活のプロに相談したり、秋採用を狙ったり、中長期的に見て妥協しない選択について解説します。妥協しないと決めたなら、やれることはすべてやり、納得できる就活だと胸を張れるようにしましょう。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!就職浪人はおすすめしない

長尾 美慧

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リスクが高い選択よりも今頑張ろう

就職浪人がおすすめできない一番の理由は、やはり既卒扱いになってしまうことです。既卒だと新卒枠に応募できない場合もありますし、企業によっては新卒しか募集していないこともあります。せっかく就職浪人したにもかかわらず、自分が入りたい企業に応募すらできないという可能性もあるのです。

ほかにも、就職浪人中はメンタル面が不安定になるといったデメリットもあります。周囲の友達が社会に出ていきいきと働いている様子を見ると、まだ就活をしているという自分の立場に落ち込んでしまうこともあるでしょう。

また、以前就活がうまくいかなかった思い出がフラッシュバックしてしまうこともあるかもしれません。面接ではメンタル面が安定していないと実力を発揮しづらいため、就職浪人よりも学生時代の就活の方がうまくいったなんて話も聞きますよ。そういったリスクをあえて選択するよりも、今年中に内定を獲得できるように頑張りましょう!

①エージェントに相談してみる

妥協したくない場合にまずおすすめなのが、第三者に相談することです。一人で考えているときには出てこない打開策に辿りついたり、感情の整理がつく場合もあります。話しやすい家族や友人、大学のキャリアセンターなど相談先にはさまざまな選択肢がありますよね。

そのなかでも、プロの知識と経験を持ったエージェントに相談し、専門家ならではの意見や情報を求めてみるのもおすすめですよ。

エージェントに相談するメリット
  • 「妥協したくないけど……」と言語化できない思いの壁打ちができる
  • これまで見てこなかった業界や職種を知ることができ視野が広がる
  • 自己分析の深掘りで妥協したくないポイントを洗い出せる
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周囲の人が就活を終えていると心細くなることもあります。自分が納得できるまで伴走してくれる人がいると心強いですよ。

②秋採用で大手企業を狙う

どうしても大手企業を狙うなら秋採用がおすすめです。秋採用では6~8月頃にかけて解放される採用枠に応募することができるため、十分に挽回を狙うことができます。この時期には就活を終えている学生もいるので、ライバルも減るでしょう。

ただし採用枠の数は多くはないため、高倍率には変わりありません。そのため、選考獲得のためにより一層対策に力を入れましょう。

また、大手企業のほかにもベンチャー企業や外資系企業なども秋採用をおこなう傾向があります。視野を広げ、秋採用でさまざまな企業の選考に応募するのも一つの手段です。

秋採用について気になるときはこちらも確認してみてください。

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③転職してキャリアアップすることを前提としたキャリアを考える

今内定をもらっている企業に入社し、そこで得られる知見や経験を積んで転職し、キャリアアップすることを考えるのも一つの手段です。

新卒で入社する時点で理想を100%かなえる必要はありません。自分の努力次第で得られるものがあるなら、そこで頑張ってみるのも自分のためにもなります。仕事をしているうちにおもしろさややりがいを感じるようになることもありますよ。

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中長期的な目線で見たときに理想の将来像を描けるのであれば、どんな選択でも妥協ではありませんよ。

就活で妥協できる基準を把握して納得のいく企業へ入社しよう

就活で妥協するかどうかを決めるには、自分のなかで企業に求める条件を明確にし、それをもとに判断するのがおすすめです。まずは希望条件に優先順位をつけておきましょう。

妥協できる部分とできない部分がはっきりすれば、入社後も後悔しない選択ができる可能性がありますよ。

妥協する、しないにかかわらず、自分で考え抜いた選択ならば後悔は少ないはずです。また、選択の結果希望のキャリアを実現できれば自信にもつながりますし、思うところが出てきたとしても次の選択に活かすための学びになります。

記事で紹介した妥協するかどうか決める方法を参考にしながら心から納得できるまで考え、一歩踏み出してみましょう。

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