新卒からSE職になるには? 志望動機の作り方も合わせて紹介

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  • 堀内 康太郎

    中学から大学までバスケットボールに熱中。大学では教員を目指していたものの、自分を見つめ直し… 続きを読む

  • 大江 マリア 百合

    大学ではフランス語を専攻し、留学や一人旅などを経験。就活時にエージェントを利用したことから… 続きを読む

  • 酒井 栞里

    大学ではアメフト部のマネージャーとして、練習やチームの運営をサポート。この経験を通して、自… 続きを読む

コラムの目次

  1. 新卒未経験でもSE職になれるの?
  2. SE職ってどんな仕事?
  3. SE職はシステムを作る仕事
  4. プログラマーとの違い
  5. SE職の仕事内容
  6. 要求分析・要件定義
  7. 基本設計・詳細設計
  8. テスト
  9. その他マネジメント業務
  10. SE職になるメリット
  11. 専門スキルを身に付けられる
  12. 比較的給料が高い
  13. ものを作り上げる喜びを感じることができる
  14. SE職に向いている人
  15. ITに興味がある
  16. コミュニケーション能力がある
  17. 物事を論理的に考えられる
  18. SE職に役立つ資格
  19. ITパスポート
  20. 基本情報技術者試験
  21. オラクルマスター
  22. これで完璧! SE職の志望動機に必要な要素
  23. ①なぜSE職を志望するのか
  24. ②理由を裏付ける具体的なエピソード
  25. ③なぜその企業でなければならないのか
  26. ④将来の目標やビジョンで締める
  27. 文系でもSE職になれる?
  28. 文系からSE職を目指す場合の志望動機の3つのポイント
  29. SE職を目指す理由を明確にする
  30. 興味・関心、意欲をアピールする
  31. 過去の経験で役立つことがないか考える
  32. SE職を目指す場合の志望動機例
  33. 文系からSEを目指す場合
  34. 理系からSEを目指す場合
  35. 仕事内容や志望動機のポイントを押さえてSE職を目指そう

新卒未経験でもSE職になれるの?

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、

「SE職に興味があるけど、詳しいことは知らないので不安です」
「知識がなくてもSE職になれますか?」

という相談を受けることがあります。興味はあるものの、「きっと自分はなれない」「難しそう」と諦めて候補から外している人もいるかもしれません。

結論から言うと、新卒未経験でもSE職にはなれます。というのも、新卒採用はポテンシャル重視であるため、専門知識よりも適性や意欲が大切だからです。実際に、関連の薄い学部からSE職に就職した人や思わぬ適性を発見した人も少なくありません。

ここでは、新卒でSE職を目指す人や興味があるもののよく知らないという人に向けて、SE職の仕事内容やメリット、志望動機のポイントなどを解説します。SE職に応募するか迷っている人もぜひ参考にしてくださいね。

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SE職ってどんな仕事?

就活準備をしていると、SEという言葉を目にする機会は多いですよね。しかし「SE=システムエンジニアの略称」「IT系の仕事」ということくらいしかわからないという人もいるのではないでしょうか。ここでは、SE職という仕事を知るために、役割やプログラマーとの違いについて解説します。

SE職はシステムを作る仕事

SE(システムエンジニア)職とは
  • 顧客から要望を聞き、パソコンを使って最適なシステムを開発する仕事

ここで注意したいのが、SE職は単にモノを作る専門職ではないということ。なぜなら、顧客に細かなシステムの知識があるとは限らず、何をやりたいのかはっきりしていない場合も多いからです。

たとえば「この業務にかかる手間や時間を短縮したい」という要望があった場合、顧客とコミュニケーションを重ねながらどんな機能が必要なのか、どんな仕様が最適かを選択しなければなりません。

顧客の意見をそのまま反映するだけでなく、真のニーズを把握することが求められます。つまり、SE職はシステム開発を通して顧客の課題を解決する仕事と言えるでしょう

プログラマーとの違い

SE職と似た言葉に「プログラマー」がありますが、その違いを知らない人も案外多いのではないでしょうか。

プログラマー
  • SE職が設計したものをもとに、プログラミングをおこなう仕事

つまり、システムの設計をおこなうSE職に対し、プログラミング用語を用いて実際にプログラミングをおこなうのがプログラマーです。建築にたとえるなら、SEは設計図を作る建築家で、プログラマーは実際に家を建てる大工と言えるでしょう。

ただし、SE職とプログラマーの線引きは企業やプロジェクトによって異なり、SE職がプログラミングをおこなったり、プログラマーが設計段階から参加したりすることもあります。明確な定義は難しいですが、システム開発において「上流工程」を担うのがSE職と理解しておきましょう。

キャリアアドバイザーコメント

酒井 栞里プロフィール

ITコンサルタントへのキャリアチェンジも1つの選択肢

システムエンジニアとして経験を積み、将来的にITコンサルタントへ転職をしている人も多くいます。ITコンサルタントもシステムとかかわる仕事ですが、SEと異なり顧客のニーズだけでなく経営レベルのIT課題を解決することが仕事になります。

ITコンサルタントの需要は、DX(デジタル・トランスフォメーション)推進をする企業の増加とともに高まっています。システムエンジニアでは担当のシステムの開発をおこないますが、より裁量が大きく取り扱う課題も大きいためより市場価値を高められます。

このようにSE職はシステムやITに関するスキルアップができるだけでなく、コンサルタントとキャリアアップできるチャンスがあることは魅力の1つと言えますね。

ソフトウェア業界への就職について詳しく知りたい人はこちらも参考にしてくださいね。

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SE職の仕事内容

SE職の主な仕事内容

「SEはシステムを作る仕事」と言われても、いまいちピンと来ない人もいるでしょう。ここでは、SE職がどんなことをするのか、システム開発の流れに沿って仕事内容を紹介します。具体的な仕事イメージがわかないという人は、ぜひ参考にしてくださいね。

要求分析・要件定義

システム開発をする際は、まず要求分析と要件定義をおこないます。要求分析とは、顧客がどのようなシステムを求めているのかを確認する作業のことです。顧客とコミュニケーションを重ねながら、課題や求めていることを明らかにします。真のニーズを把握できないと十分なシステムを構築できないため、いかに顧客から情報を聞き出すかが腕の見せ所と言えるでしょう。

要件定義は、要求分析をもとにシステムの概要を明確にする作業です。すべての要望に応えることが難しい場合もあるため、開発期間や費用を考慮し実現する必要があります。

基本設計・詳細設計

要件定義で「どのようなシステムを作るか」が決まったら、いよいよシステムの設計に取り掛かります。設計には大きく分けて基本設計と詳細設計の2種類があり、基本設計を先におこない、その内容をもとに詳細設計をおこないます

基本設計では、「どのような機能を持たせるのか」「どのように表示・操作するのか」といった大枠の仕様を決定します。詳細設計では、基本設計で決定した仕様をもとに、より具体的な設計をおこないます。詳細が決まったら、プログラミングするために必要な設計書を作成し、プログラマーに依頼します。

テスト

プログラミングが完了しシステムが形になったら、設計通りに動作するかを確かめます。テストには、「単体テスト」や「結合テスト」、「システムテスト」などの種類があり、設計書や要望通りにできているか、ミスがないか、セキュリティに問題がないかなどを入念にチェックします

最終段階のテストをして問題がなければ、ひとまずシステムは完成となり、顧客に納品します。

その他マネジメント業務

上記で示した仕事内容のほか、運用開始したシステムの障害対応やメンテナンスもSEの大切な仕事です。システム運用で大切なのは、「トラブルを未然に防ぐこと」であり、トラブル発生時にいかに早く対応できるかも腕の見せ所です

また、システム開発に付随する予算や人員、進捗管理といったマネジメント業務もSE職の重要な仕事です。

IT業界への就職については、こちらもご覧ください。

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SE職になるメリット

SE職のメリット

SE職に興味があっても、「なんだか難しそう」「キツイ仕事なのでは?」と不安を抱く人もいるかもしれません。もちろん専門職として大きな責任を持たなければならない場面も多いですが、SE職には素晴らしいメリットもあります。では、SE職にはどんな良いところがあるのでしょうか。

専門スキルを身に付けられる

SE職は、システムを開発する専門職であるため、プログラミングやシステム設計などコンピュータ全般に関わる知識が必要とされます。日々の業務を通して新しい技術を習得できるため、スキルアップを実感できるでしょう。また、SE職としてコミュニケーション能力やマネジメント能力を磨くことも可能です

そして、SE職として身に付けたスキルは、他の業界・企業に行っても役立ちます。将来転職したいと思ったときでも、SEの技術や経験があれば比較的スムーズに職探しができるでしょう。

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キャリアアドバイザー

また、サラリーマンとして働いた後、独立して起業する人も少なくありません。専門スキルを身に付けることにより将来の選択肢が広がるというのは、SE職の大きなメリットと言えるでしょう。

比較的給料が高い

前述したように、SE職は比較的給料の高い職業です。また、IT業界は他の業界と比べて年功序列が占める割合は少なく、個人のスキルや頑張りによって給料が上がりやすい世界です。そのため、若いうちから高収入を目指したい人や実力でのし上がっていきたい人にとって、やりがいを感じやすい環境と言えるでしょう

しかし学生によっては

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就活生

でもそれって大手企業だけなのでは?

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就活生

中には、ブラック企業もありそうで怖い……。

と思うかもしれません。確かにすべての企業が高収入というわけではありませんが、コロナの影響もありIT業界は人手不足を抱えているため、スキルや経験があれば比較的スムーズに業界内で転職できるでしょう。

転職や独立によるスキルアップがしやすいという意味でも、SE職は高収入が期待できる職種です。

ものを作り上げる喜びを感じることができる

SEは課題を抱えた顧客とコミュニケーションを重ね情報を聞き出し、試行錯誤を経てシステム設計をする、大変クリエイティブな仕事です。ゼロから新しいものを作り出し、相手の課題を解決できるため、もの作りが好きな人は大きなやりがいを感じられるでしょう

中には、トラブルや急な予定変更が発生したり、顧客自身が課題を把握しきれていなかったりするケースもありますが、困難を乗り越えシステムがリリースされたときの喜びや達成感は、SEの醍醐味と言えるでしょう。

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SE職に向いている人

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SE志望なのですが、やっぱりIT知識が豊富な人じゃないとだめでしょうか?

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キャリアアドバイザー

そんなことはありませんよ。入社時点では専門的なスキルは必要ありません。目を向けるべきは、もっと他の部分です 。

SEになるには、入社時点で専門的なスキルは必須ではなく、むしろ他の適性を考慮する必要があります。では、SEにはどんな人が向いているのでしょうか。

ITに興味がある

新卒の場合、新人研修等で詳しく教えてくれる企業も多いため、入社時点でスキルがなくてもかまいませんが、ITに興味を持っていることが大前提となります。

特にIT分野は、技術革新が目覚ましく昨日まで使えていた技術が明日には形を変えてしまうこともあります。課題を抱えている顧客に対して常に新しい提案をするためには、アンテナを張って情報収集したり研究したりと努力しなければなりません

要は、今持っているスキルよりもこれからどれだけのスキルを吸収できるか、どれだけ前向きに取り組めるかが大切だということです。

IT業界を視野に入れている学生はこちらの記事も読んでおきましょう。

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コミュニケーション能力がある

「SE=専門職=黙々と作業する」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際は顧客やチームメンバーとコミュニケーションをとる機会も多い仕事です。

SEの仕事でコミュニケーションが求められる例
  • 要求分析や要件定義の工程で、顧客から情報を聞き出し真のニーズを把握しなければならないとき
  • IT関連の知識を、顧客に平易な表現でわかりやすく説明する必要のあるとき
  • システム開発で他のメンバーと連携を取ながら仕事を進める必要があるとき

このように、SEは専門スキルを駆使して設計するだけでなく、人との連携によって価値を生み出す場面も多いため、コミュニケーションが得意な人は活躍できるでしょう

コミュニケーション能力についてはこちらの記事でも解説していますよ。

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物事を論理的に考えられる

物事を論理的に考えられる人は、SE職に向いています。なぜなら、SE職の主な仕事であるシステム設計は、物事の法則を理解し、順序立てて効率的な実行フローを構築しなければならないからです

つまり、目的を達成するためにはどんなシムテムが必要か、そのためにどんなフローが最適かを論理に基づき選択するのがSEの仕事だということです。

そのため、一つひとつ論理を組み立てて考えるのが苦手な人や感情が先走ってしまう人は、SE職としては苦労する可能性が高いです。

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酒井 栞里プロフィール

IT分野への興味が強い人ほど現場で活躍している

1つ目のポイントで紹介した「ITに興味がある」人はSE職で活躍している人が多いです。説明したとおりSE職ではマネジメントや企業とのコミュニケーションも必要になります。ですが、そもそもITに関する知識がないと、顧客の要望に応える方法を知らないことになってしまいます。そのため、SEとして求められている職務を果たすためには知識のインプットが大切と考えられますね。そのため、興味を持ち常にインプットをしている人が多く活躍しているのです。

その点、SE職は決まった仕事をこなす職業ではありません。仕事を進めていく中で、クライアントへ提案をするシーンも出てきます。時には当初のスケジュール通りに進まず、納期の調整なども発生してくることがあります。そのため、黙々と仕事をしたい人にとっては負荷がかかることもあるので注意しましょう。

ここまでの内容からわかりますが、学生時代にITの研究や勉強していたかどうかは関係ありません。新卒であれば、知識がまったくない人でも内定のチャンスがあるのでぜひ挑戦してみてください。

SE職に役立つ資格

SE職は、医師や弁護士、税理士などのように国家資格をもっていなければなれない職業ではありません。業務をおこなううえで専門的な知識は必要ですが、入社してから学べる場合も多く、新卒ではそれほど重視されない傾向があります。

とはいえ、「少しでも就活を有利に進めたい」「SE職を目指す前に専門知識に少し触れておきたい」と考える人も多いでしょう。そんな人に向けて、初心者におすすめのSE職に役立つ資格を3つ紹介します。

ITパスポート

ITパスポートは、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験のうち、最も基礎的な資格です。公式ホームページには、試験概要について以下のように記載されています。

“ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験”

SEを目指す人だけでなくITに関わるあらゆる業種・職種の人が受けており、令和元年度には受験者が100万人を突破しました。

出題内容には、経営戦略や法務、システム開発技術、データベース、セキュリティといった幅広い内容が含まれています。ITに関する基礎的な知識を学べるため、ITパスポートを社員教育や内定者への導入教育として採用している企業も少なくありません

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就活生

SEになりたいけど、パソコンスキルに自信はないなんだよなあ。

という人は、まずこの試験に挑戦してみてはいかがでしょうか。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施するIT技術者向けの国家試験です。ITパスポートの上位資格として位置づけられており、合格率を見ても、ITパスポートは50%程度に対し、基本情報技術者は20~30%程度とやや難易度が上がります。

この資格は、SEやプログラマーなどのIT技術者を目指す人の登竜門とも言われているため、学生の時点で持っていると選考時に評価される可能性が高いでしょう

出題内容は、ITパスポートのような基礎的な知識に加え、応用数学やプログラミング、情報デザインといったより専門的な内容も含まれます。独学でも勉強可能ですが、自信がない人は通信教育やスクールを利用するのもおすすめです。

オラクルマスター

オラクルマスターは、日本オラクル社が実施するエンジニア向けの民間資格で、取得すると世界で高いシェアを誇るデータベース「Oracle Database」の管理スキルを証明できます。

オラクルマスターは

  • ブロンズ
  • シルバー
  • ゴールド
  • プラチナ

の4ランクにわかれており、下位の資格から順に取得していくという仕組みです。最も難易度の低いブロンズの場合、特に受験資格はありません。

ブロンズの試験では、データベースの管理・運用に必要な最低限の知識が問われます。試験は「DBA」と「SQL基礎」の2種類があり、どちらも合格しなければなりません。製品を扱ったことのない初心者の場合、ブロンズでも難しいと感じるかもしれませんが、その分持っていると選考時に評価される可能性が高いです。SEを目指すにあたってより高度な技術を学んでおきたい人は、公式ホームページから詳細を確認してみましょう。

その他にもMicrosoftが提供しているオフィス製品(Word、Excelなど)の習熟度をアピールすることができる資格もおすすめです。多くの企業がオフィス製品を取り入れているため、即戦力であることをアピールすることができるでしょう。

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これで完璧! SE職の志望動機に必要な要素

SE職の志望動機に必要な要素

新卒採用では専門スキルや経験よりも将来性や熱意が重視されるため、いかに面接官に響く志望動機を書けるかが重要となります。では、SE職の志望動機にはどんな内容を書くべきなのでしょうか。ここでは、SE職の志望動機に必要な要素を4つ紹介します。

①なぜSE職を志望するのか

SE職に限らず、志望動機は「数ある仕事の中からなぜその職種・業界を選んだのか」を伝えることが大切です。なぜなら、これは「業界研究はしっかりできているか」「自己分析をできているか」を判断する材料になるからです

数多くの仕事の中でSEはどんな位置にいるのか、なぜ自分に合っていると思ったのかを明確に述べられると、採用担当者からの印象はぐっと良くなるでしょう。

②理由を裏付ける具体的なエピソード

志望動機を書くときは、それを裏付ける具体的なエピソードを添えるとより説得力が増します。たとえば、

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就活生

システム開発を通して人の役に立ちたいからSE職を志望しています。

という言葉だけだと、志望動機としてはありきたりな印象を受けるでしょう。これに対し、

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就活生

研究室で新しいデータ処理システムを導入したら作業効率が飛躍的に向上し、この経験から自分も人の役に立つシステム開発をしたいと考えました。

と述べれば、SE職を目指した背景も想像できますよね。

サークルやアルバイトの経験、大学で学んだこと、生活の中で製品に触れた経験など、些細なことでもかまいませんので、紐づけられそうなエピソードがないか考えてみましょう

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大江 マリア 百合プロフィール

具体的なエピソードが思い浮かばないときはハードルを下げて考えよう

部活・サークルやアルバイトなどで志望動機に紐づけられるエピソードがない人は、ハードルを下げて「SEに興味を持ったきっかけ」を考えてみましょう。

採用担当者が知りたいことは「どのようなことに興味があるか」であり、「どのような成果・結果からSE職を志望しているか」ではありません。エピソードの大きい・小さいではなく、志望度がどれくらい高いかをアピールすることが重要です。

そのため、具体例で紹介した「生活の中で製品に触れた経験」のように、些細なきっかけと感じることであっても十分志望動機として成り立ちます。きっかけが見つかったあとはさらに深掘って考えてみると、SE職との紐づけも案外容易にできるものです。ここで詳しく説明ができれば、IT経験のある学生よりも志望度の高さをアピールできることもありますよ。

強みや志望動機では他の学生と比較してしまうことが多いですが、ハードルを下げて等身大としての自分をアピールできるようにしましょう。

③なぜその企業でなければならないのか

志望動機には、その企業でなければならない理由も盛り込むようにしましょう。SE職への熱意が高くても、どこの企業でもいいと判断されると内定が遠のいてしまう可能性があります。

そのため、志望度の高さを伝えるためには、企業研究をしっかりおこなったうえでその企業を選んだ理由を述べましょう

その企業を選んだ理由の例
  • 企業理念に惹かれた
  • 事業内容に興味がある
  • IT業界の中でも最先端の技術を持っている

その企業に興味を持ったきっかけを書き出してみると、志望動機を書くときのヒントが得られるでしょう。

④将来の目標やビジョンで締める

これは企業を選んだ理由ともリンクすることですが、入社後にどんな仕事をしたいか、将来の目標やビジョンを書くことも大切です。というのも、特に新卒は将来性が重視されるため、入社後にどれだけ成長し貢献できる人材になれるかを採用担当者は考えるからです

そのため、SE職やその企業に興味を持った理由とともに、入社後どんな仕事をしたいか、どんなキャリアを積んでいきたいかを書くと良いでしょう。ただし、「たくさん学びたい」「経験を積みたい」という言葉は受け身な印象を与える可能性があるため、伝え方には十分注意してくださいね。

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文系でもSE職になれる?

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SE職は専門性が高い仕事というイメージがあるのですが、理系しかなれないのでしょうか。

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そんなことはありませんよ。今やSE職になるのに文系理系はあまり関係ないとも言われているくらいです。

実際に、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によると、IT技術者の約3割が文系出身者ということが明らかになっています。もちろん、資格や知識がある人は採用時に高く評価されやすいですが、IT知識は社会に出てからでも遅くないとする企業も少なくありません。

むしろ、文章作成能力やコミュニケーション能力を求められたり、法律や経済、海外文化など他の分野の知識が役立ったりすることも多いです。

また、昨今IT業界は人手不足を抱えているため、SE職は売り手市場だと言われています。そのため、文系だから不利になるということはなく、熱意を持って取り組める人や適性を持った人であればSEになれるチャンスは大いにあるでしょう。

文系向けの職種について詳しく知りたい人はこちら。

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文系からSE職を目指す場合の志望動機の3つのポイント

文型からSE職を目指す場合の志望動機の3つのポイント

前述した通り、文系でもSE職にはなれますが、「志望動機に何を書けばいいかわからない」「アピールできることがない」と悩む人もいるでしょう。新卒採用は文系・理系やスキルの有無だけでなく、熱意やポテンシャルも重視されるため、卑屈になる必要はありません。ここでは、文系からSE職を目指す場合の志望動機のポイントを3つ紹介します。

SE職を目指す理由を明確にする

志望動機で最も大切なのは、なぜその仕事、企業を志望したかということです。新卒採用はポテンシャル重視ですが、採用担当者は数ある仕事の中でなぜSE職をやりたいのかを知りたがっています。文系からSE職を目指す場合、大学で学んでいることと仕事の関連性が薄い場合も多いため、理系よりも説得力のある志望動機が必要でしょう。

たとえば、以下のような内容を盛り込むと採用担当者も納得しやすいです。

  • その企業のサービスを利用して興味を持った
  • SEとしてやり遂げたいことがある
  • Webを使ったモノ作りがしたい
  • 一生使えるスキルを身に付けて活躍したい

必ずしも大学での勉強とリンクしていなければならないものではないため、過去の経験からSEに興味を持ったきっかけを洗い出してみましょう

ただし、「たくさん学びたい」「新しいことにチャレンジして経験を積みたい」というワードは、「考えが浅い」「すぐに辞めるのでは?」と捉えられる可能性があるため、伝え方には十分注意しましょう。

興味・関心、意欲をアピールする

学部とは別の分野を志望する場合、スキルや経験をアピールすることは難しいものです。また、SE職は身に付けなければならない専門知識・技術も多く、時代とともにアップデートしていく必要があります。つまり、これまで学んできたことよりも入社してから学ぶことの方が多いということです。

そのため、志望動機では入社してからどれだけ成長できるかという将来性をアピールするようにしましょう。採用担当者に「仕事に対する意欲がある」「成長してくれそうだ」と判断されれば、文系でも内定にぐっと近づくでしょう。

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関連した資格や現在勉強しているものがあれば、IT業界やSE職への興味・関心に説得力を付与できます。コミュニケーション能力や忍耐力、協調性など自身の強みをアピールするのもおすすめです。

過去の経験で役立つことがないか考える

大学で学んでいることとSE職の関連が薄くても、そこで培った思考力や知識の中に役立つものがあるかもしれません。志望企業の事業内容によりますが、たとえば、システム開発をする中で法律や心理学、海外文化などの基礎知識が必要になる場合もあります。少しでもつながる部分があれば、それをアピール材料にするのも良いでしょう

また、就活でアピールできることは大学で学んだことだけではありません。アルバイトや部活、趣味など、授業以外で経験したことにも視野を広げてみましょう。

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SNSやIT製品に触れた経験、もの作りの経験などがあれば、アピールにつなげやすいでしょう。

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文系学生の過去の経験のアピール方法は注意が必要

志望動機として授業やゼミで学んだことを説明しすぎると、システム以外のことの志望度が高いと判断されることもあるので注意しましょう。

実際に面接練習をしていても、自分が伝えたいことを一方的にアピールしてしまう学生が多いです。すると、採用担当者が知りたいことに答えられていないので、志望度が低いと判断されてしまう可能性もあります。

たとえば、「サッカーの試合でITを導入したら優勝することができ、ITに対する興味が湧き志望しました」という志望動機に対して、採用担当者から「ITを導入するきっかけ」について質問されたとします。このときに、サッカーの過去の試合の失敗について詳細に答えてしまうとITに対する興味のアピールができないですよね。

このようにITを専攻していない文系学生ほど、手段としてのITを語ることが多くなりますよね。すると「採用担当者が知りたいこと」と別のことにエントリーシートの内容や面接の回答が逸れやすいので、注意して志望動機を考えましょう。

SE職を目指す場合の志望動機例

上記で紹介したポイントを踏まえて、新卒でSE職を目指す場合の志望動機例を紹介します。志望動機の書き方がわからない人や考えがまとまらない人はぜひ参考にしてください。

ただし、あくまでも例文なので、このまま真似するのではなく参考にして自分なりにアレンジしてくださいね。

文系からSEを目指す場合

文系からSEを目指す場合、大学で学んでいることと職種の関連性が薄いことが多いため、大学の勉強だけに捉われず、これまでの経験を広く結びつけることが大切です。憧れや何となくの志望動機にならないように、入社後のビジョンをなるべく具体的に書きましょう。

例文①

例文

私は文学部に所属していますが、パソコンを使って作業したりSNSで情報収集したりすることが好きなので、専門性を身に付けSEとしてモノ作りがしたいと思っています。貴社を志望したのは、能力や意欲があれば年齢や社歴に関係なく評価するという社風に惹かれたからです。事業内容としては、ゲームアプリの開発とVR技術開発に興味を持っています。

SEになりたいと思ってから、少しでもIT関連の知識を付けるべく独学で勉強してITパスポートの資格を取得しました。さらに現在は、基本情報技術者試験に向けて勉強中です。SEは幅広い知識を必要とし、新しい技術がどんどん生み出されるため、常に情報収集しなければならないと理解しています。貴社に入社しましたら、早期から戦力になれるよう専門知識の習得に努めたいと思います。

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文学部からSEを目指す際の例文です。興味のある事業内容が明確になっているのと、現状努力していることの方向性がわかりやすく好感が持てますね。

例文②

例文

私はこれまでの2年間、アパレルショップで接客のアルバイトをしてきました。そのときに貴社の最新技術を取り入れた通販アプリが導入され、売上が過去最高を記録したという経験があります。これまで消費者として通販アプリを使用したことはありましたが、消費者にとって便利なだけでなく、お店側にもメリットがたくさんあることを実感しました。

この経験から、自分も人々の生活を豊かに、便利にするアプリを開発したいと思い、貴社のSE職を志望しました。SE職は、知識や技術だけでなく課題を把握するためのコミュニケーション能力や想像力も大切だと考えています。アパレルショップでの接客経験を活かして、顧客に寄り添えるSEになりたいと思います。

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過去のエピソードを消費者視点だけでなく、ビジネスとしてのお店側の視点でもとらえている点が良いですね。知識だけに頼らない姿勢もSEとして評価されるでしょう。

例文③

例文

私は大学で法学部に所属し、労働法学を学んでいます。この知識を活かして、企業の労働環境に関する課題を解決するシステムを開発したいと思い、SEを志望しました。

近年、働き方改革やコロナウイルスの影響で、テレワークや男性の育休取得義務化、フレックスタイム制度など、労働環境や仕事に対する価値観が変化しつつあると感じています。その一方で、社内のルールやシステムが追い付かず、環境を整えられていない企業も少なくありません。

こうした問題を解決するため、IT技術力を磨くことはもちろん、クライアントに寄り添ったコミュニケーションができるSEになりたいと考えています。貴社は業務効率化システムの開発に力を入れており、IT技術を通して企業が抱える労働問題を解決し働きやすい社会作りに貢献できると思ったため、入社を志望します。

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キャリアアドバイザー

SEになれればどこでもいい、というわけではなくきちんとその企業でなければならない理由が明確化されていますね。

理系からSEを目指す場合

理系で情報学などを専攻している場合は、大学で学んだことをアピールするのも良いでしょう。ただし、学生時代に学んだことは、仕事に必要なスキルのほんの一部にすぎないので、知識や経験を自慢するような内容にならないように注意してくださいね

理系の就職活動について詳しく知りたい人はこちら。

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例文①

例文

私が貴社を志望したのは、「社員の幸せはお客様の幸せにつながる」という経営方針に共感したからです。私は大学生の3年間、レストランやコールセンター、塾講師などさまざまなアルバイトを経験してきました。その中で、企業活動はお客様へのサービス向上だけでなく、従業員の考えや働きやすさも大切であることを感じました。この経験から、社内SEとして社内インフラや業務の円滑化をおこない、企業活動をサポートしたいと考えました。

大学では経営情報学を専攻し、アルゴリズムやプログラミング、情報管理などを学んでいます。この経験を活かして、新規システムの導入から情報管理、ヘルプデスクまで幅広い業務を任せられる社内SEになりたいです。

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キャリアアドバイザー

企業理念や経営方針があらかじめわかっている場合はアピールの内容に盛り込んで話すのも良いでしょう。ただ共感したと話すだけでなく、企業理念や経営方針に対してどう感じたのかはなるべく細分化して話しましょう。

例文②

例文

私は、大学で学んだ統計学を活用して世の中の役に立つツールを作りたいと考えたことがきっかけでSE職に興味を持ちました。昨今、経営資源の中でも情報の価値が高まっている一方で、膨大な情報を管理・活用しきれていない企業も多くあります。統計学とIT技術を駆使すれば、この状況をビジネスチャンスに変えられるのではないかと考えました。

その中でも貴社を志望するのは、データサイエンスやAI分野に強みを持っているからです。貴社のインターンに参加したときは、社員の皆様の思考力や技術力に強く刺激を受けました。将来は自分もその一員になって世の中を変えるシステムを作りたいと考えたため、入社を志望します。

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キャリアアドバイザー

IT業界の中でもその企業だからこその強みや位置づけがわかると、アピール内容にも深みが増しますね。

仕事内容や志望動機のポイントを押さえてSE職を目指そう

SE職は、システム開発を通して顧客が抱える悩みを解決する仕事です。システム開発はいかに顧客から真のニーズを聞き出すかが大切であるため、プログラミングや情報管理といった専門知識だけでなく、コミュニケーション能力や思考力も求められます。専門知識については入社してから学ぶことが多いため、新卒採用の場合は必須ではありません。SE職に対する理解や熱意、適性などが内定獲得の鍵となるでしょう。

SE職に興味を持った人は、この記事を参考に仕事内容や志望動機のポイントを押え、就活の準備をしておきましょう。

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記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

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