【内定辞退の理由8選】失礼を避けるには5つのポイントが重要

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内定 辞退 理由 アイキャッチ

目次

  1. 内定辞退の理由は伝え方が重要! 5つのポイントで失礼のないようにしよう
  2. まずチェック! 内定辞退の理由について押さえておきたい2つの前提
  3. 必須ではないが聞かれたら答えられるようにしたほうが良い
  4. 嘘はつくべきではないがすべて伝える必要はない
  5. 失礼にならないように注意! 内定辞退の理由を伝える際の5つのポイント
  6. ①最初に「内定辞退」を明言する
  7. ②理由は簡潔に伝える
  8. ③正直に誠意を持って話す
  9. ④面接をしてくれたことへの謝意を表わす
  10. ⑤期待に添えないことへの謝罪を伝える
  11. マナー違反はNG! 内定辞退の理由を伝える際の注意点
  12. メールだけで済ませない
  13. 回答を先延ばしにしない
  14. 企業を批判する理由にしない
  15. 入社予定企業名まで伝える必要はない
  16. あいまいな回答にしない
  17. 例文もあわせて解説! 内定を辞退する理由と伝え方8選
  18. 他社から内定をもらった
  19. 職種が希望と違った
  20. 適性がない
  21. 志望業界が変わった
  22. 地元企業での就職が決まった
  23. 家庭の事情
  24. 進学や留学が決まった
  25. 留年することになった
  26. 内定辞退の理由についてよくある質問に回答!
  27. 内定辞退の理由は簡潔に伝えることが重要! マナーを守って誠意を見せよう

内定辞退の理由は伝え方が重要! 5つのポイントで失礼のないようにしよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「内定辞退を失礼のないよう伝えるにはどうしたら良いですか?」
「内定辞退の理由を言いたくないのですが、言わなければいけませんか?」

内定辞退をしたい学生から、このような相談を受けることがよくあります。

結論から言えば、内定辞退の理由は必ずしも言わなくても良いですが、聞かれた場合には可能な範囲で本当の理由を伝えたほうが良いです。また企業は多くの時間とコストを割いて選考を実施しているので、辞退を伝える際は失礼のないように注意する必要があります。

そこで今回は、内定辞退の理由をどのように伝えるべきか、例文付きで解説します。内定辞退を伝える際のマナーも解説するので、参考にしてみてくださいね。

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まずチェック! 内定辞退の理由について押さえておきたい2つの前提

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就活生

内定を辞退しないといけないのですが、どうしたらいいのか困っています。

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キャリアアドバイザー

落ち着いてください。何を言うか事前に考えておけば大丈夫ですよ。

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就活生

まず、理由は絶対に言わないといけませんよね?

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キャリアアドバイザー

そんなことはありませんよ。内定辞退の理由について、これから解説する2点を理解しておきましょう。

内定辞退を伝える際、理由は必須なのか、本当のことを言わないといけないのか悩んでしまう学生も多いのではないでしょうか。

内定辞退の理由は必須ではありませんが、聞かれたら嘘をつかずに答えられるよう準備はしておくべきです。詳しく解説するので、内定を辞退したいと考えている学生はぜひ参考にしてください。

必須ではないが聞かれたら答えられるようにしたほうが良い

内定辞退の理由は必ずしも聞かれるわけではありませんが、理由を聞かれることもあるので答えられるようにはしておきましょう。

内定辞退の理由を聞かれたときにスムーズに答えられないと、企業の人事から「何か言えないようなまずい事情でもあるのか」と思われたり、「特に理由もなく辞退するということはもとから練習のつもりで受けていたのか」などと思われてしまいます。

辞退する企業とはいえ自分を評価し、採用してくれた企業です。悪い印象を残さないためにも、内定辞退の理由は考えておいてくださいね

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キャリアアドバイザー

焦って本意ではないことを口にしてしまわないよう、基本的には理由を聞かれるものと考えて準備しておきましょう。

嘘はつくべきではないがすべて伝える必要はない

内定辞退の理由については、嘘をつくべきではありません。

ばれないと思っていても、同じ大学の別の学生経由で本当の理由が伝わるなどのリスクはゼロではないからです。また、企業の人事は毎年多くの学生を見ているため、本当らしい嘘をついても嘘だと見抜かれてしまう可能性もあります。

企業側は予算や労力、時間をかけて採用活動をおこない、多くの学生の中から採用する学生を絞り込んで内定を出しています。それにもかかわらず、内定を辞退する際に嘘の理由を伝えるのは誠実とはいえません

選考でエントリーシート(ES)に目を通してくれたり、面接の時間をとってくれた企業に敬意を払い、真摯な対応を取るようにしましょう。

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キャリアアドバイザー

もちろん、「〇〇社のほうが条件が良く、魅力的に感じたので」などと正直に言うことでかえって失礼になる場合もあるので、すべて正直に言えば良いというわけではありません。

就活で嘘をつくことにメリットはありません。こちらの記事で解説しているので、あわせて確認してくださいね。

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言いたくない部分は伏せて伝えても問題ない

内定辞退の理由の中には、企業の人事に言いたくない部分があるという学生もいるでしょう。このような場合、言いたくない部分は伏せても問題ありません。

代わりに伝えても問題のない回答例
  • 「一身上の都合により」
  • 「より目指したい職種が見つかったため」
  • 「家庭の事情があり」

先ほど紹介したように嘘の理由を伝えるのは良くありませんが、一部を伏せることは嘘にはなりません。言える範囲内で正直に、内定辞退の理由を伝えてくださいね。

キャリアアドバイザーコメント

吉川 智也

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内定辞退の理由を深掘りされる場合を想定しておこう

上述したとおり、内定を辞退する理由を伝えたくない場合は、「一身上の都合」など、大まかな表現で問題ありません。しかし、採用担当者から詳細な理由を聞かれることもあるため、その際の回答も用意しておきましょう。できれば、企業に合わせて回答を準備しておくと良いですね。企業によって何を良しとするかは、基準が異なることもあります。同じ内定辞退の理由でも、ある企業にとっては問題なくとも、ある企業にはマイナスな印象を持たれてしまうかもしれません。内定辞退を伝える企業の社風を考慮し、理由や伝え方を工夫しましょう。

当たり前ですが、どの企業にも失礼にあたる理由は避けるべきです。たとえば「他社の方が働く条件が良かった」などと正直に伝えてしまうと、どんな企業であれマイナスな印象になってしまいます。企業に対して失礼な発言はしないことを念頭に置いて理由を準備しておきましょう。

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失礼にならないように注意! 内定辞退の理由を伝える際の5つのポイント

内定辞退の理由を伝える際の5つのポイント

たとえ説得力のある理由があったとしても、内定辞退を伝える際には失礼な印象を持たれてしまう可能性があります。

社会人になってから辞退した企業とかかわる機会がないとはいえませんし、自分のスキルや経験、将来性に期待してくれた企業だからこそ、失礼のないよう内定辞退を伝えたいものですよね。

そこで、内定辞退を伝える際のポイントを5つ解説します。

①最初に「内定辞退」を明言する

内定辞退を伝えるときは、最初にはっきりと辞退の旨を伝えてください。

言いにくいからと先に理由から始めると、人事は何の話かわからないまま話を聞くことになります。理由を求めない企業であれば、理由を話している時間が無駄にもなりますよね。

内定辞退をする以上、自分のために必要以上の時間を割いてもらうのは避けるべきです。勇気がいることですが、内定辞退をすることを最初に伝えてください。

②理由は簡潔に伝える

内定辞退の理由を聞かれた場合は、簡潔に伝えるようにしてください。

人事が内定辞退の理由を聞く目的の1つとして、今後の採用活動のヒントを得るためということが挙げられます。話がまとまっていない状態でだらだらと理由を伝えると、人事側は要点をつかめず、得たかったヒントが得られない可能性があります。

また、話に無駄な点が多いと言いわけのように聞こえる場合もあるので、辞退する理由は端的に伝えるようにしましょう。

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キャリアアドバイザー

細かく事情を説明するというよりも、ひと言でわかる理由を明確に伝えるようにしましょう。

③正直に誠意を持って話す

正直に誠意を持って話すようにすることも、内定辞退を伝える際のポイントです。

採用活動はさまざまなコストをかけておこなわれています。加えて、入社後の活躍を期待して丁寧にやり取りしていた学生から内定辞退を申し出られると、ショックや落胆を感じる可能性があります

嘘の理由で内定辞退を伝えられたり、最後に不誠実な態度をとられたりすると、良い気持ちはしないのは想像に難くありませんよね。

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キャリアアドバイザー

これで最後になるとしても、誠実な態度で内定辞退を伝えることは非常に重要です。

④面接をしてくれたことへの謝意を表わす

内定辞退を伝える際は、面接をしてくれたことへの謝意を表すこともポイントです。

内定を得るまでの間には、複数回、面接をしてもらったはずです。そうした面接へのお礼も伝えずに内定辞退だけを申し出ると、自分勝手な印象を持たれてしまうおそれがあります。

企業側からすれば内定辞退は喜ばしいことではありませんが、最後に面接してもらったことへのお礼を伝えれば、お互いに気持ち良くやりとりを終えられます

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キャリアアドバイザー

ただ辞退したいという自分の気持ちを一方的に伝えるのではなく、相手への感謝の言葉も添えるようにしてくださいね。

⑤期待に添えないことへの謝罪を伝える

期待に添えないことへの謝罪を伝えることも、内定辞退を申し出る際のポイントです。

企業は学生の経験やスキル、将来性を評価し、入社後の活躍に期待して内定を出してくれています。そのため内定辞退を申し出てきた学生に対して

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人事担当者

せっかく、期待して楽しみにしていたのに……。

と残念に思う人事担当者もいます。

そうした思いを汲み取って期待に添えないことへの謝罪を伝えれば、最大限相手を気遣いながら内定辞退を申し出ていることが伝わりやすくなるのです。相手の気持ちに寄り添った申し出を意識すると、丁寧で誠実な印象になりますよ

キャリアアドバイザーコメント

塩田 健斗

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる

面接で第一志望と伝えた場合は誠意を持って辞退理由を伝えよう

面接で第一志望と伝えてしまったけれど内定を辞退したい時、どのように対処すべきか悩む学生も多いでしょう。面接で第一志望と伝えていても、内定辞退することは問題ありません。学生には入社する企業を自由に選択する権利があるため、たとえ面接で第一志望と伝えていても、最終的な判断は自由なのです。

しかし、第一志望と伝えていたからこそ、企業からの期待が大きいことも事実です。そのため、より誠実に対応することが重要です。また、内定辞退の理由も明確に話すようにしましょう。曖昧にするのではなく、「自分のやりたいことが叶えられそうな企業がほかに見つかった」などとはっきり伝えるのが理想的です。もちろん辞退理由をすべて話す必要はありませんが、可能な範囲で詳細を伝えた方が企業も納得するでしょう。

第一志望と伝えているからこそ、学生も企業もお互いに強い思いがあると思います。マナーを守り、誠意ある対応をしましょう。

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マナー違反はNG! 内定辞退の理由を伝える際の注意点

内定辞退の理由を伝える際の注意点

内定辞退を伝える際には、伝える内容や伝え方に関する注意点を押さえることも重要です。どんなに誠意を込めて内定辞退を伝えたつもりでも、伝える手段やタイミング次第では失礼な印象になってしまいますよ。

辞退を伝える際に相手にマイナスな感情を抱かせないためにも、内定辞退の理由を伝える際の注意点を押さえておきましょう。

メールだけで済ませない

内定辞退の申し出は、メールだけでは済ませず、電話でおこなうようにしましょう。文面で伝えるよりも、電話のほうが誠意やお礼の気持ちをしっかり伝えられますよ

また、メールだと必ずしも返信が来るとは限らないため、きちんと内定辞退が伝わったか確認できません。確実に内定辞退を伝えるためにも電話を優先してください。

もし電話をかけてもなかなかつながらない場合には、メールでの連絡となることへのお詫びを添えてメールで内定辞退を伝えます。

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キャリアアドバイザー

メールで伝える場合でも、差し支えなければ改めて電話で挨拶したい旨を盛り込むことが重要です。

こちらの記事では採用メールへの返信の仕方について紹介しています。辞退をする際の例文も紹介しているので、あわせて確認してください。

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採用メールへの返信マナー3つ|内定承諾・辞退・保留の例文を紹介

回答を先延ばしにしない

内定辞退の意志を固めたら、回答を先延ばしにせず速やかに人事に連絡しましょう。

学生の内定辞退は、今後の採用計画に影響します。内定辞退の連絡が遅れると、採用計画の練り直しなど人事にかかる負担が大きくなる可能性があります

また、企業側では内定を受け入れてもらえるものとして準備が進められているため、連絡が遅れると採用プランや内定後のスケジュールを変更する必要が出てくるなど、迷惑が掛かってしまう場合もありますよ。

内定承諾の回答期限まで余裕があったとしても、内定を受けるつもりがないなら早く内定辞退を伝えてくださいね。

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キャリアアドバイザー

目安としては、内定をもらってから1週間以内を意識しましょう。

企業を批判する理由にしない

内定辞退の理由を伝える際、企業を批判する理由は避けてください。

本音ベースで内定辞退の理由を言えば、ほかの企業よりも給与が低い、福利厚生が手薄、業績や将来性に不安があるなどその企業に対する批判的な内容が出てくることもありますよね。

しかし、ほかの企業と比べられたり、企業の問題点を指摘されて良い気持ちがする人はいません。「志望動機では企業の魅力を語ってくれたのに、嘘だったのか」と思われるおそれもあります。

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キャリアアドバイザー

たとえ条件面が第一の理由であったとしても、ほかの理由を選択して伝えるようにしましょう。

入社予定企業名まで伝える必要はない

内定辞退の理由として「別の企業に入ることにした」というものは多いです。この場合、ほかの企業を選ぶこと自体は伝えても良いですが、どこの企業に入る予定かまで伝える必要はありません。

「自社より競合他社を選んだ」と人によっては怪訝に思う場合があったり、今後何かしらのトラブルに発展する可能性も否定できないからです。

もし人事からどこの企業に入るのか聞かれても、

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就活生

大変申し訳ありませんが、お答えできません。

と伝えても問題ありません。

答えられないと言えば、それ以上深く聞かれることはないはずです。とはいえ、開き直るのではなく、回答できずに申し訳ないという姿勢を持って伝えることが大切です。

あいまいな回答にしない

内定辞退を伝える際は、あいまいな回答にならないようにしましょう。

内定辞退を申し出るのは勇気がいることですよね。また人事に対して失礼な言い方にならないよう意識すると、表現が遠回しになりあいまいな内容になってしまう場合もあります。

しかし、内定を承諾するのか辞退するのか明言しないと、人事はその回答をどう判断して良いのかわからず困ってしまいます。また、内定辞退を伝えたつもりなのに承諾だと勘違いされ、トラブルになるリスクもありますよ

「内定辞退をする」ということが確実に伝わるような、はっきりした言い方を心掛けてくださいね。

キャリアアドバイザーコメント

成瀬 遼

キャリアアドバイザーコメント成瀬 遼プロフィールをみる

内定承諾後に辞退をする場合は企業への影響を考えて真摯に対応しよう

内定を承諾したあとに辞退をする場合は、伝え方に注意を払いましょう。内定を承諾した時点で、企業は採用の枠を減らしたり採用の募集を締め切ります。内定承諾後に学生が辞退すると、企業側は改めて採用を再開するなど、補填が必要となります。

また、1人の学生を採用するのに膨大なコストをかけています。内定承諾後に辞退をすることで企業にはさまざまな面で迷惑をかけてしまうことになるため、伝え方に一層注意する必要があるのです。

内定承諾後に辞退する場合は、辞退を決めた段階で早急にかつ明確に伝えることが重要です。また連絡手段は、メールではなく電話でおこなうようにしましょう。メールだと企業が確認するタイミングが遅くなってしまったり、最悪見落としてしまう可能性もゼロではありません。まずは電話をして、採用担当者が不在だった場合はメールでの連絡になったことにお詫びを述べつつ、辞退の旨をメールで送るようにしましょう。

内定承諾書を提出した後に辞退したい場合については、こちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて確認してくださいね。

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例文もあわせて解説! 内定を辞退する理由と伝え方8選

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就活生

内定辞退の理由を伝える際の注意点もわかったのですが、いまいちどのように伝えればいいかわからないです……。

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キャリアアドバイザー

わかりました! では内定を辞退する際の例文を理由別に紹介しますね。

内定辞退を伝えたくても、どのような理由を伝えたら良いのかわからなかったり、内定辞退の理由ははっきりしているけれど伝え方がわからないケースは少なくありません。内定を辞退する理由と伝え方の例文を8つ解説するので、自分なりの伝え方を考えてみてくださいね。

内定への回答を迷っている人がすべきことについてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。

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他社から内定をもらった

他社から内定をもらったという理由で内定辞退をする場合は、その旨を正直に伝えて問題ありません。「ほかの企業に行くため内定を辞退する」という理由はシンプルながら説得力があるため、簡潔に伝えやすくなります

ほかの企業を選ぶということなので言い出しにくい、言うのが気まずいと感じるかもしれませんが、人事側からすれば、こうした理由で内定辞退をする学生は珍しくはありません。

ただし、先述の通り具体的にどこの会社から内定をもらったのか、会社名まで伝えることは避けるようにしましょう。

例文

例文

お世話になっています。〇〇大学の〇〇です。

本日は内定辞退をお伝えするためご連絡いたしました。このたび、ほかの企業様からいただいた内定をお受けすることにいたしました。

御社の方々には人事の〇〇様をはじめ、インターンシップや面接・面談などで大変お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。それにもかかわらずご期待に添えない形となり、申し訳ございません。

本来ならば直接お伝えすべき内容ですが、お電話でのご連絡となったこと、重ねてお詫び申し上げます。

改めましてこのたびはありがとうございました。失礼します。

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キャリアアドバイザー

冒頭で内定辞退と理由を簡潔に伝えられているため、明確でわかりやすいですね。

複数社の内定の中から、1社を選ぶ方法はこちらの記事で解説しています。

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職種が希望と違った

就活では、「希望とは違う職種の募集だが、憧れの企業だから志望した」「面接の中でほかの職種のほうが合っていると言われ、志望職種を変えた」というケースもありますよね。

しかし、やはり希望の職種で働きたいと思った、別の企業から希望の職種で内定をもらったという場合は、その旨を正直に伝えてください

どの職種で働くかは、どの企業で働くかと同じくらい重要です。そのため、希望する職種にこだわりたいという気持ちは人事にもわかってもらえることも多いですよ。

自分のキャリアや志向をしっかり考えた結果であると伝えることがポイントです。

例文

例文

お世話になっています。〇〇大学の〇〇です。

御社の〇〇職で内定をいただいておりましたが、辞退の旨をお伝えするためご連絡いたしました。

御社の事業内容や企業理念に惹かれ御社を志望いたしましたが、改めて自分のキャリアや志向について考えた結果、△△職種として働きたいという気持ちを再確認いたしました。

「入社後の活躍を期待している」といっていただいたにもかかわらず、その期待に応えられないこととなり申し訳ございません。

これまで面接や面談などでお時間を割いていただき、ありがとうございました。改めまして、このたびは申し訳ございませんでした。

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キャリアアドバイザー

企業の事業内容や企業理念に惹かれて志望した、と添えることで、面接時は確かに志望していたという想いが伝わります。

適性がない

適正がないという点を内定辞退の理由として挙げる場合は、そう感じたきっかけや理由を述べるようにしてください

人事側は、「この学生はうちの仕事に向いている、適性がある」と判断して内定を出しています。それにもかかわらず、ただ「適性がないから内定を辞退する」というと、「そうは思えない」と思われる可能性があります。

だからといって内定辞退を認めてもらえないということはありませんが、相手に納得いかないモヤモヤした気持ちを抱かせてしまうのは避けたいところです。

そのため適性がないことを理由にする際は、いつ、なぜ適性がないと感じたのかをあわせて伝えるようにしましょう。

例文

例文

お世話になっています。〇〇大学の〇〇です。

本日は内定辞退をお伝えするためご連絡いたしました。

御社の〇〇部の内定をいただき、内定者インターンシップに参加させていただいていたのですが、ほかの内定者についていけず、自分には適性がないと感じることが多々ございました。

働く中で学んだり成長しても適応は難しいと感じ、こうした結論に至りました。

身勝手な理由でご期待に添えない形となり、大変申し訳ございません。

最後にはなりますが、面接やインターンシップでは大変お世話になり、ありがとうございました。失礼します。

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キャリアアドバイザー

インターンで実際に経験したことは、辞退の判断に至ったことの説得力につながります。インターンのお礼も忘れずに伝えましょう。

志望業界が変わった

就活をする中でものの見方や価値観が変わったり、自己分析が深まり志望業界が変わることもありますよね。こうした理由で内定を辞退する場合は、その旨を正直に伝えても問題ありません。

学生はまだまだ社会について知らないことも多く、考え方や価値観が変わりやすい時期でもあります。毎年多くの学生に接する人事はそのことも理解しているので、自分の将来について改めて考えて志望動機が変わったといえば、納得してもらえることが多いです

ただし、安易に志望業界が変わったのではなく、深く考えた結果であることはしっかり伝えてくださいね。

例文

例文

お世話になっています。御社の〇〇職で内定をいただいておりました、〇〇大学の〇〇です。

本日は、内定辞退をお伝えするためご連絡いたしました。

当初御社のような〇〇業界でのお仕事にやりがいを感じて御社を志望し、現在でも〇〇業界の意義深さに魅力を感じています。

しかし、就活を進める中でより自己分析を深め、ほかの学生と交流し、さまざまな価値観に触れる中で、△△業界にチャレンジしたいという気持ちが強まり、改めて深く検討した結果、△△業界に進むことにいたしました。

御社の皆様には面接や内定後のやり取りで大変お世話になったにもかかわらず、ご期待に添えない形となり申し訳ございません。

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キャリアアドバイザー

簡潔でありながら、自分がどちらの業界に進むべきか、深く考え、葛藤したことが伝わる例文です。

就職先を決めかねているという人は、こちらの記事を読んでみてください。

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地元企業での就職が決まった

地元企業での就職が決まり、内定を辞退する場合は、なぜ地元に帰りたいのかを具体的に伝えると納得してもらいやすいです。

その企業自体に何か問題があったり、競合他社と比較したりして辞退したりするわけではない分、比較的辞退を伝えやすいのではないでしょうか。

地元に貢献したい気持ちが強い、家族の希望もあって地元に変えることにしたなどの理由を挙げると説得力が増しますよ

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キャリアアドバイザー

場合によっては地元に近い支社への配属ではだめなのかと聞かれる可能性もあるため、そうしたケースの答え方も考えておくと安心です。

例文

例文

お世話になっています。御社から内定をいただいておりました、〇〇大学の〇〇です。

このたび、地元企業への就職を決めたため、内定辞退のご連絡をいたしました。

大学進学のため地元を離れて以来、地元が現在抱えている問題や秘めている可能性に関心を持つようになっておりました。そうした中で地元企業から内定をいただき、地元に貢献したいという自分の思いに改めて気付かされました。

御社の方々にはインターンシップから面接・面談まで親切にしていただき、学ばせていただいたことも多く感謝の気持でいっぱいです。

ご期待に添えず申し訳ございませんが、何卒ご理解いただけると幸いです。

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キャリアアドバイザー

内定して改めて自分の思いに気付くということもあるものです。自分の気持ちの変化を正直に伝えましょう。

家庭の事情

家庭の事情で内定を辞退せざるを得ないこともありますよね。家族からその企業への入社を反対されたり、家族内の事情により勤務地や勤務時間に問題があるなどさまざまな場合があるでしょう。

家庭の事情に関してはデリケートな内容やプライベートにかかわる内容も含まれてくるので、無理にすべてを伝える必要はありません。ただし、「家族と相談の結果、辞退することにしました」と伝えると「家族に反対されたのだろうか」と思われてしまうおそれがあります。

相手に失礼にならないようにも、例文を参考にした伝え方を考えてみてください。

例文

例文

お世話になっています。〇〇大学の〇〇です。

この度〇〇職の内定をいただいておりましたが、辞退させていただきたくご連絡いたしました。

家庭の事情により御社で働くことが難しくなってしまったためです。内定者研修の準備を進めていただいている中、ご期待に添えない形となり、大変申し訳ございません。

御社の方々にはお忙しい中、面接のために貴重なお時間をかけていただきありがとうございました。

最後にはなりますが、御社のますますのご活躍をお祈りしています。このたびは申し訳ございませんでした。

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キャリアアドバイザー

理由は「家庭の事情」と述べるにとどめていますが、これくらいで十分です。その分、謝罪と感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。

進学や留学が決まった

学生の中には、大学院の入試や留学も視野に入れながら就活をしているという人もいますよね。結果的に進学や留学のために内定を辞退することになった場合は、さらなるレベルアップのために勉強を続けることにしたという内容を伝えることがおすすめです

進学や留学を理由に辞退する場合、自分を高めるための選択をしたという点から、応援する気持ちを持って内定辞退を受け入れてもらえる可能性があります。ただし、採用計画の練り直しなどで迷惑をかけることに変わりはないため、謝罪の気持ちもしっかり伝えるようにしてくださいね。

例文

例文

お世話になっています。〇〇大学の〇〇です。

本日は、いただいていた〇〇職の内定辞退のためご連絡いたしました。このたび、教授の勧めもあって大学院への進学が決まり、研究室での勉強を続けて自分の知識をより深め、より社会に貢献できる人材になりたいと考えたためです。

御社の方々には面接をしていただいたり、仕事や御社の社風などについてお話をしていただいたりと大変お世話になりました。ありがとうございました。

このような勝手な事情によりご期待に添えない形となり、ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

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キャリアアドバイザー

進学するのであれば仕方のないことですが、例文のように感謝の気持ちを伝え、きちんと謝罪することが大切です。

留年することになった

留年することになった場合は、その企業に何か問題や不満があるわけではないことを伝えるためにも、正直に留年すると伝えることがポイントです。

ただし、病気やケガなどの事情がない限り、留年は自己責任と判断されます。内定が決まっていたにもかかわらず力不足で卒業に至れないことについて、誠意を込めて謝罪してください

また留年を伝える場合は言いわけが多くならないようにも注意しましょう。場合によっては卒業を待つといってもらえることもあるため、そうした場合の答え方も考えておくと良いですよ。

例文

例文

お世話になっています。御社の〇〇職の内定をいただいておりました、〇〇大学の〇〇です。

大変申し上げにくいのですが、この度大学を留年することになり、内定辞退のためご連絡いたしました。

憧れていた御社から内定をいただいていたにもかかわらず、自分の計画性のなさ、力不足によりこのようなご迷惑をおかけしてしまうことを深くお詫び申し上げます。

面接や内定後のフォローのため貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。ご期待に添えない形となり情けない限りです。大変申し訳ございません。

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キャリアアドバイザー

開き直るのではなく、計画性のなさなど自分の責任であることをしっかり受け止めていることがわかる例文です。

キャリアアドバイザーコメント

川﨑 瑛久

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内定辞退の理由を詳しく聞かれた場合は答えられる範囲で回答しよう

辞退理由を詳しく聞かれた際は、答えられる範囲で誠実に対応することが重要です。もちろん辞退理由をすべて話す必要はありませんが、嘘はつかないようにしましょう。

採用担当者は何人もの学生と接してきた経験から、学生がつく嘘はある程度見破ることができます。嘘をつくと相手から不信感をもたれたり、後にトラブルに発展してしまう可能性があるため、避けるべきです。そのため内定辞退の理由は、嘘をさけて差し支えない範囲で正直に述べるようにしましょう。

ただし入社を決めた企業名など答えづらいことを聞かれたときは、無理して回答する必要はありません。「申し訳ありませんが、お答えできかねます」と謝罪と一緒に断りを入れる形で回答しましょう。

内定辞退の理由についてよくある質問に回答!

最後に、内定辞退の理由に関してよくある質問にお答えしていきます。

内定辞退はただでさえ申し出にくいものですよね。詳しい理由となるとなおさら言い方が難しかったり、言いたくない場合もあるでしょう。

そうしたよくある質問にキャリアアドバイザーが回答しているのでぜひ確認してみてください。

  • 内定を辞退する際に理由は伝えないといけないですか?

    内定辞退の理由は、必ずしも伝えなければならないものではありません。ただし、内定辞退を伝えた際に人事から理由を聞かれる可能性はあるので、自分から進んで理由を言わないとしても、きちんと考えておくことは必要です。企業側は時間や労力・予算をかけて採用活動をしているので、「本当は志望度が高くなかったのではないか」「きちんとした理由もなく辞退するのか」と思われないように誠意をもって対応するようにしてくださいね。

  • 内定を辞退する理由を言いたくない場合はどうしたらいいですか?

    内定辞退の理由を言いたくない場合は、言える範囲で理由を伝えるようにしてください。たとえば家族に反対されたという理由なら、「家庭の事情」といえば嘘にはなりません。本当の理由を隠すために嘘の理由を伝えると、嘘がばれたときにトラブルになる可能性もありますし、これまでの経験や今後の可能性に期待して内定をくれた企業に対して嘘をつくのは誠実さの点でも良くありませんよね。

    内定辞退の理由の中に言いたくない部分があるのは珍しいことではありません。言える範囲で本当のことを伝えるようにしてください。

内定辞退の理由は簡潔に伝えることが重要! マナーを守って誠意を見せよう

内定辞退の理由は、長すぎると忙しい人事の時間を奪うことになったり、言いわけに聞こえたりするおそれがあるので、簡潔に伝えてください。

言える範囲で良いので正直に理由を言うこと、原則としてメールだけで連絡を済ませず電話で伝えること、内定辞退を決めた時点で早めに連絡することなども基本的なマナーです。

今後かかわらない企業であったとしても、お互いにとって気持ちの良い内定辞退の伝え方を意識してくださいね。

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