目次
- 「集中力があること」は伝え方次第で強い興味を惹きつけられる
- まずは「集中力があること」の4つの意味を押さえよう
- ①1つの物事に対して真摯に向き合える
- ②1つの作業に長い期間没頭できる
- ③切り替え上手である
- ④短い期間で成果を発揮できる
- 「長所は集中力」で企業が抱く印象の例
- ①仕事が早い
- ②仕事の完成度が高い
- ③複数の業務を安心して任せられる
- 集中力が評価される6つの業務
- ①ミスが許されない精緻な業務
- ②コツコツとした継続的な作業が中心となる業務
- ③マルチタスクになる業務
- ④プロジェクトのスパンが短い業務
- ⑤長期にわたる先が見えにくい業務
- ⑥数字などで目標値が設定されている業務
- 長所として不十分? 策のない集中力のアピールは逆効果!
- ①周りが見えないと思われる可能性がある
- ②融通が利かないことを懸念されるケースがある
- ③集中する対象が偏っていると思われる場合がある
- ④他の長所の基礎になるものでありインパクトが弱い
- 他の就活生と差別化できる! 集中力をアピールする時の4つのコツ
- ①他の長所とかけ合わせる
- ②分野問わず目の前の課題に集中できることをアピールする
- ③数字を用いて具体的に伝える
- ④周囲に配慮できることを伝える
- 3ステップで簡単! ESや面接で集中力を伝える時の構成
- ①結論:集中力が長所であることを述べる
- ②エピソード:どのような場面で集中力を発揮したか伝える
- ③締め:企業でどのように活かせるかアピールする
- シーン別・長所「集中力」をアピールする例文7選
- 学業①|集中力×課題解決能力
- 学業②|集中力×分析力
- アルバイト①|集中力×行動力
- アルバイト②|集中力×柔軟性
- 部活動(体育会系)|集中力×リーダーシップ
- サークル活動(文科系)|集中力×責任感
- その他課外活動|集中力×コミュニケーション能力
- 集中力を長所としてアピールしたい学生からよくある質問に回答!
- 集中力はさまざまな見せ方ができる長所!伝え方を工夫して内定をつかもう
「集中力があること」は伝え方次第で強い興味を惹きつけられる
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。自分の長所について考えている学生から
「集中力があることを長所にしても良いのですか」
「長所が集中力である学生はどんな印象を持たれるのでしょうか」
と相談を受けることがあります。就活生の中には、企業が求める力として集中力は不十分なのではないかと不安に思う人がいるかもしれません。しかし、伝え方次第で面接官に強いインパクトを持ってもらうことができますよ。
この記事では、長所を集中力としても良いのか、どのような評価が得られるのか、どのように伝えればさらなる高評価につながるのかを解説していきます。自分に合ったアピール方法を見つけて自己PRに活用してみてくださいね。
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まずは「集中力があること」の4つの意味を押さえよう
就活生
キャリアアドバイザー
「集中力がある人」は、周囲が驚くような成果を出す可能性があり、企業から一目置かれる存在なのです。積極的にアピールしないともったいないですよ。
集中力を長所としてアピールして良いのか迷う学生もいると思います。しかし、集中力がある人は圧倒的な存在感を出せる人材として重宝される可能性がありますよ。
まずは「集中力があること」が意味する4つの定義を押さえて、どのようにアピールできるか考えていきましょう。
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①1つの物事に対して真摯に向き合える
集中力があることとは、1つの物事が解決するまで真摯に向き合えることです。どんなトラブルや解決困難な事象が発生しても途中で投げ出さなければ、集中力があると言えます。
ビジネスとは、課題を解決して価値を与えることですので、1つの物後に対して真摯に向き合える集中力は社会に必要とされる重要な力となります。
②1つの作業に長い期間没頭できる
時間がかかる作業に長い間没頭できることも、集中力の1つです。多くの人は、すぐに成果が出るものに対してモチベーションを保つことができますが、反対にすぐに完了させることができない積み重ねが必要な作業は、投げ出したくなるケースが多いです。
自分の作業に先が見えなくても、モチベーションを保って長い期間没頭できるのは集中力があるからこそと言えます。
③切り替え上手である
反対に、多くの業務を抱えていても、それぞれにきちんと向き合い成果を出せることも、集中力があると言い換えられます。集中力がない人は、多くの業務を抱えると整理しきれずミスを発生させやすいと言えるでしょう。
それぞれの業務に素早く没頭できることは、集中力があると言い換えることができます。
④短い期間で成果を発揮できる
与えられた期間が短期間であるにもかかわらず、高い成果を出すことができる場合も、集中力があると言えるでしょう。たとえば、短期間で多くのことをすぐ覚えられたり、深い考察ができたりするのは、集中力が高くなければなしえません。
短期間で対応を迫られる場合、さまざまな圧力を感じている可能性が高いです。それにもかかわらず成果を出せるのは、その作業に集中する力があるからと言えます。
「長所は集中力」で企業が抱く印象の例
集中力の定義は理解できましたか。集中力はどんな状況でも高い成果を上げられる強みとして、ビジネスの場で強く求められる力なのです。それを踏まえて、選考の場で実際に「長所は集中力」と言うことで、企業からどのような印象を持ってもらえるか理解していきましょう。
アピールの仕方によっては、集中力の魅せ方も多様であることを確認してくださいね。
①仕事が早い
集中力が高い人は、その分仕事が早いという印象を持たれやすいです。一つひとつの仕事に集中して取り掛かることができるため、飽きたり途中で休憩したりせずに、一気に終わらせてくれる印象を持ちます。
そのため、一人ひとりの仕事量が多い、またプロジェクトの納期が短い企業などで評価される可能性が高いです。
②仕事の完成度が高い
また、仕事の難易度が高くても、仕事量が多くても、一つひとつの完成度を高く仕上げてくれる人という印象を抱きます。間違いが許されない業界や職種、また作業のクオリティが問われる職種であれば特に関心を抱かれやすいということができますね。
難易度が高い、量が多いなど、レベルの高い仕事を任せたらどれほどこなせるのかという点で深掘りされる可能性が高いです。
③複数の業務を安心して任せられる
一人ひとりが複数のプロジェクトを兼任しなければならない業務の場合も、安心して任せられるという印象も持たれやすい印象の一つです。
複数の作業を混同させてしまう恐れがなく、大きなプロジェクトでも何個も任せられる信頼感できる人という印象を持ってもらうことができます。
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集中力が評価される6つの業務
就活生
「集中力がある」という長所は、こんなにも色々なイメージを持たれるのですね。なんとなく、集中力が評価されやすそうな仕事もわかってきたな…。
ここまで、集中力が示す定義や、企業に抱かれやすいイメージについて説明してきました。その中で、どのような業務で評価されやすいのか、大まかに想像できた人もいるのではないでしょうか。
ここからは、集中力を発揮しやすい業務について、具体的に説明していきます。どのような業務で活躍できるのか、志望企業を探す指針にしてみてくださいね。
①ミスが許されない精緻な業務
まずは、正確性が問われる精緻な業務で評価されやすいです。具体的には、正確な計算や、正確な情報の整理、緻密な論理設計、細かい作業が必要になる業務となります。反対に、集中力がなければ些細なミスを多発してしまうケースもあるでしょう。
精緻な仕事が問われる職種は、以下のような例があります。選考を受ける企業を選ぶうえで参考にしてみてくださいね。
- 細かい数字などを扱う事務・管理系ー経理・財務・会計・法務など
- 細かい設計書などを作る・見るIT系ープログラマー・システムエンジニアなど
- 器具の操作を正確におこなう必要のある医療・福祉系ー医師・看護師など
- 正確な情報提供を必要とされるクリエイティブ系ー記者など
②コツコツとした継続的な作業が中心となる業務
1人でコツコツと継続的に作業することが必要となる業務でも、集中力が評価されます。具体的には、同じ作業を繰り返す、連続性がある、1人で黙々と取り掛かるなどの業務となります。このような作業は飽きてしまいやすい分、集中力がなければミスが起こりやすいです。
コツコツとした作業が必要な業界・職種の例は以下の通りです。選考を受ける企業があるか確認し、どのようにアピールできるか想像してみてくださいね。
- 類似の作業を繰り返す事務・管理系ー一般事務・営業事務・アシスタントなど
- 日々積み重ねが必要になる技術・研究系ー応用研究・技術開発・品質・生産管理・メンテナンスなど
- 1人で黙々と作業するIT系ープログラマー・ネットワークエンジニアなど
こちらの記事では黙々とできる仕事について紹介しています。メリットやデメリットについても紹介していますのであわせて参考にしてみてくださいね。
黙々とできる仕事20選|求人の探し方から適職を見極めるコツを伝授
③マルチタスクになる業務
1人で同時に複数の業務を抱えるような、マルチタスクになる業務においても、集中力が評価されやすいです。複数の業務を担当する忙しい状況では、集中力がなければそれぞれ注意散漫になり、ミスが発生しやすいでしょう。マルチタスクになる業務とは、責任の幅が広い仕事が考えられます。
マルチタスクになる業務で評価されやすいということは、多くの業務を経験する機会があり、さらに評価を得やすいという良い循環を狙うことができます。その分昇進スピードが早くなる見込みがあるでしょう。以下のような職種が上げられます。
- 複数の部署の中心に立つ企画系ー経営企画・商品開発など
- 業務の範囲が広い営業系ー個人営業・法人営業など
- 多くの顧客の要望に応える販売・サービス系ー販売スタッフ・接客・店長など
- 担当患者を多く持ちさまざまな器具を使いこなす医療・福祉系ー医師・看護師など
- 多くの顧客を相手にする専門系ー保育士など
- 一人ひとりの裁量が大きいクリエイティブ系ーデザイナー・編集者など
④プロジェクトのスパンが短い業務
一つひとつの納期が短いプロジェクトを任されるような職種も集中力が評価されやすい傾向にあります。それぞれを短期間で、かつ品質を保ちながら業務を進めるためのは、集中力がなければ達成できません。
また、顧客などに対応を急かされるような業務も、集中力の有無が問われます。顧客や社内からの圧力がかかっても、焦ることなく集中して業務を指定された日までに終わらせられる力があれば、品質面かつ対応の早さで信頼を得ることができるでしょう。
- 事業展開や営業指針など方向性を決める企画系ー広報・マーケティング・商品企画など
- 顧客から提示された短い締切に対応する営業系ー法人営業など
- 顧客の課題解決をする専門系ー経営コンサルタントなど
- 出版物やWebメディアなど必ず締切が存在するクリエィティブ系ーデザイナー・ライターなど
- 社内や顧客の要望にいち早く応える必要のあるIT系ーITコンサルタント・システムエンジニアなど
⑤長期にわたる先が見えにくい業務
反対に、締切までの期間は長いものの、成果が出るまでに時間がかかる業務も集中力が問われます。一般的には、成果がすぐ出ないものに対し人はやりがいを感じにくく、熱意を保ち続けることが難しくなります。
そのため、締切までの期間が長くモチベーションを保つことが難しい業務も、集中力を強みに持つ人にはもってこいの業務です。
期間が長期にわたる業務には以下があります。
- 結果がすぐに出にくい企画系ー調査研究・マーケティングなど
- 結果が出るのに時間がかかる技術・研究系ー応用研究・技術開発など
- 成果が見えにくいIT系ーシステム保守運用など
- 成果がすぐに反映しづらい官公庁ー国家公務員など
⑥数字などで目標値が設定されている業務
ノルマなど、目標を達成しなければならない業務についても、集中力が評価される傾向にあります。目標に対してやるべきことを集中して取り組むため、ノルマなどを達成しやすくなります。
目標値が達成されている業務の例はこちらです。
- 数字目標がある営業系ー個人営業・法人営業
- ノルマが設定されている販売・サービス系ー販売スタッフ・接客など
- 締切までの到達数が設定されているクリエイティブ系ーライター・デザイナーなど
キャリアアドバイザーコメント柴崎 拓也プロフィールをみる
仕事とは、限られた時間の中で効率よく生産性を上げる必要があるものです。したがって集中力は、基本的には業界、職種を問わずどんな業務にも必要とされるスキルではあります。ただ、特に前述の記事でも挙げられているエンジニア、研究職、事務系職種、デザイナーやライターなどのクリエイティブ系の仕事や、丁寧で緻密な作業が必要とされる製造業の仕事、整備・検品・検査などの正確さが求められる仕事などでは、より集中力の高さが必要とされるでしょう。
集中力を用いて困難を乗り切った経験をアピールしよう
ただし、このような職業を志望する場合でも、集中力をアピールするあまりマイナスな印象を持たれる可能性があることには注意が必要です。上記の職業にも、急な予定変更やトラブルは生じます。その場合、予想外のトラブルに冷静に対応したり、事前にミスに気づいたりと、集中力を発揮すると同時に臨機応変な対応もしているはずです。
したがって集中力をアピールする際は、その成果として丁寧さ、正確さ、効率性のみに焦点を絞るのではなく、集中力を発揮したからこそ、トラブルの解決やミスの発見などにもつながったなど、どう困難を乗り切ったかにも触れると、集中力の長所としての魅力が増しますよ。
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長所として不十分? 策のない集中力のアピールは逆効果!
就活生
集中力がビジネスに役立つ長所であることがわかりました。では、集中力を積極的にアピールしていこうと思います!
キャリアアドバイザー
そうですね。ただ、集中力はアピールの仕方次第ではインパクトが弱かったり、短所に見えてしまうことがあるので気を付けてくださいね。
ここまで、集中力が持つ意味や持たれやすい印象、活かせる業務を紹介してきました。集中力は魅力的な長所であることを理解できたと思いますが、ただアピールするには少し危険な点があります。
ここでは、集中力をアピールすることによるマイナスな印象について紹介していきます。長所をアピールする場で負のイメージを持たれないように、気を付けるべき点を理解しましょうね。
①周りが見えないと思われる可能性がある
集中力をアピールすることで、「1つのことに集中しすぎて周りが見えていないのではないか」と思われる可能性があります。自分の作業に集中しすぎて周囲に配慮できなかったり、他のことがおざなりになるのではないかという懸念を持たれるケースがあるのです。
そのような印象を持たれないために、協調性を持っていることや、バランスを考慮してそれぞれの作業に集中できることをアピールするようにしましょう。
②融通が利かないことを懸念されるケースがある
1つのことを終わらせることに集中しすぎて、頑固になり融通が利かない人なのではないかと思われる可能性もあります。もしくは、自分のペースで作業を進めるため、指摘などを素直に受け入れられない人なのではないかと思われるケースもあります。
物事に対して集中力を持って取り組める自律心のみではなく、周囲に配慮できる柔軟性があることをアピールしましょう。
③集中する対象が偏っていると思われる場合がある
好きなことや関心があるものに限り集中するのではないかと思われるケースもあります。そのため、集中力を発揮できる対象は選り好みしないことをアピールすることが大切です。
集中して取り組むことによって苦手意識を克服し大きな成果を出した経験や、優先順位をつけてそれぞれの作業に集中しすべて良い結果を出したなど、ビジネスにおいてはどんな仕事でも集中力を発揮できることをアピールするようにしましょう。
④他の長所の基礎になるものでありインパクトが弱い
集中力はビジネスにおいて重要な能力であるものの、他の能力の基礎となることが多いです。たとえば、「課題解決能力」や「分析力」が長所である場合、そもそも集中していないとそれらを発揮することは難しいですよね。
自己分析をしたうえで、他にも長所を探して、他の長所も同時にアピールできるような自己PRを作成するとより評価されやすくなりますよ。
自己分析の効果的なやり方やブラッシュアップの方法についてはこちらの記事で紹介していますので、併せて確認してみてくださいね。
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自己分析の質を上げる4つの方法|オススメの本・サイトも紹介
こんにちは!キャリアアドバイザーの北原です。この記事では、自己分析の目的や具体的な方法についてご紹介していきます。自己分析とは、自分の過去の経験を整理して、長所や短所などの性格や物事に対する価値観について理解を深めること […]
記事を読む
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
集中力があるということは、体力・精神力と共に、それらを支えるエネルギー、集中力を持続させるだけのパワー、最後まで仕事をやり抜く意欲や意志の強さ、肯定的な姿勢、忍耐力もある人物という印象にもつながります。
ただし、面接官によっては「集中力」と聞いた途端、まずは「一つのことに専念して力を注ぐ人物」で、「同時にあれもこれも仕事をこなすことはできない人物かもしれない」というイメージを抱かれる可能性がなきにしもあらずです。
長所と短所は表裏一体です。あなたの伝え方次第で、面接官にはマイナスイメージになったり、好印象になったりします。「集中力を発揮した結果、こういう成果を得られた」だけでは説明不足で、面接官によって受けとめ方がさまざまに分かれる可能性があります。あなたの長所が面接官に正しく確実に伝わり、適材適所の配置につなげられるためにも、あなたの「集中力」がどういう時にどのように発揮され、どういう行動や成果につながったのか、より具体的に語れるようにしましょう。
他の就活生と差別化できる! 集中力をアピールする時の4つのコツ
就活生
集中力をアピールするにはリスクを伴うのですね…。やっぱり他の長所をアピールしておこうかな。
キャリアアドバイザー
自己PRは自分の一番の長所を伝える必要があるので、集中力が最も主張したい長所なのであれば、変える必要はありません。アピールのコツを押さえれば、集中力は強力なアピールポイントになりますよ。
集中力をアピールする意義と、気を付けなければならない点について説明してきました。ここでは、それらを踏まえて集中力をアピールするために気を付けるべきコツを紹介します。
集中力を強みに持つ人は、発揮できる成果が大きいため、一目置かれる存在なのです。工夫次第で強いインパクトを残せる可能性があるため、選考での伝え方についてしっかり確認していきましょう。
①他の長所とかけ合わせる
他の長所とかけ合わせて、集中力を発揮して他の長所も発揮したエピソードをアピールしましょう。
集中力がある人は、集中力をベースにして、大きな成果を残すためにさまざまな能力を短期間で発揮できる傾向がありますす。
集中する→必要な対策を考える→〇〇の能力を発揮する→成果を出す、という過程を踏んで、他の長所を集中力によって効果的に発揮している人もいるかもしれません。自分が他にどんなアピールポイントを持っているかわからないという人は、集中してから成果を出した間にどのような行動を取ったか、思い出してみると良いでしょう。
アピールポイントの見つけ方については、こちらの記事でも紹介しているので、チェックしてみましょう。
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例文10選|自己PRのアピールポイントが必ず見つかる5つの方法
アピールポイントの効果的に伝えるコツは、結論を冒頭に述べて具体的なエピソードを後に述べることです。今回はアピールポイントを見つける方法5選とアピールポイントの効果的な伝え方を紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、アピールポイント別の具体例も紹介しているので、自己PR作成の参考にしてみてください。
記事を読む
②分野問わず目の前の課題に集中できることをアピールする
集中力があることをアピールすると、「集中できるのは自分の関心がある物事に限ってではないか」と懸念される可能性があります。
そのため、「あらゆることに苦手意識を持たず集中できる」「苦手意識があっても優先度を考慮して集中して取り組める」といった内容を自己PRできると良いでしょう。
有効なのはアルバイトや学業の経験を使ってアピ―ルすることです。アルバイトや学業は、関心を持って取り組む人もいますが、やりたくないことをやらなければならない場面も多く、分野問わず集中できることをアピールするのに効果的です。学業の場合、成果が成績に反映されるので、説得力を持って自己PRできるでしょう。
③数字を用いて具体的に伝える
集中力があるとは、「短い期間で成果を発揮できる」という定義があることを説明しました。どれほど成果を発揮できるのか示すために、数字を用いて具体的に伝えることを心がけましょう。
たとえば、以下のように数字を用いてインパクトを残すことができます。集中力がある人は、結果や結果を出すまでのプロセスで他の人を圧倒できることが多いので、具体的な数字などを用いて強い印象を残せないか伝え方を研究してみましょう。
集中力を発揮したエピソードがないか遡り、数字を用いて成果を表してみてくださいね。
- 英語力を伸ばした→TOEICの点数を400点から700点に伸ばした
- 短期間で成長した→〇週間で1位を取った
④周囲に配慮できることを伝える
集中力がある人は、自分のやるべきことだけに集中したり、協調性がないイメージを持たれる恐れがあります。もちろん自分の担当をきちんとやり切る力は重要ですが、それに加えて周囲に配慮できる力も高く評価されます。
企業で働くということは、チームで何かを達成するということであり、協調性が不可欠になります。周囲の状況を考慮しつつ集中力を発揮したエピソードを伝えるようにしましょう。
たとえば、以下の通りアピールすることができますよ。チームワークを発揮する場面が多い部活動やアルバイトなどが効果的です。
- アルバイトで店舗の売上を伸ばすために、周囲に働きかけつつ〇〇の役割に集中したことで、エリア内売り上げ1位を獲得した。
- ボランティア活動をはかどらせるために、参加者の役割分担を整理し、作業に集中したことで片づけることができた。
キャリアアドバイザー
集中力をどのような定義で捉えているのか、入社後どのような評価を得られる自信があるのか、短所となりえないのかを補足する意識でアピールできると良いですよ。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
集中力をアピールした結果、「どのくらい長く集中力を保つことができますか」と面接官からたずねられた場合、あなたは何と答えるでしょうか。
多くの研究で立証されているのが、集中力には15分ごとの周期があり、集中力を持続する限界は90分と言われているようです。ですから、面接官から先の質問をされた際に「何時間も保てる」と答えた場合は、実際以上に誇張して話す人物だったり、逆に非効率な仕事ぶりを発揮する人物だとみなされるかもしれません。
そうならないためにも、人間の集中力はそんなに長時間は続かない」ということを前提に、集中力を維持するために、あなたなりに工夫していることを盛り込むことも一案です。
また、たとえば「集中している間は、他の仕事もおろそかにならないように、定期的に周囲の状況をチェックするように心掛けた」など、集中するあまり周囲が目に入らなくなるというマイナスイメージをカバーするために、あなたなりにおこなっている方法を伝えることもいいでしょう。
3ステップで簡単! ESや面接で集中力を伝える時の構成
就活生
集中力をどのようにアピールしたら効果的なのか、わかってきました。エピソードを沢山盛り込んで、内定を獲得できるように頑張ります!
キャリアアドバイザー
伝えるコツをつかめば、集中力は他の就活生に負けない強力な長所になりますよね。ただ、アピールしたいあまりに伝えたいことを盛り込みすぎると、面接官に伝わらないリスクがあります。理解してもらいやすい伝え方を考えることが大切ですよ。
ここまで、集中力を長所とすることについて、どのような内容をアピールすれば良いのか確認してきました。あとは、情報を伝える順番を整理するのみです。
せっかく良いことを言っていても、聞いてもらえないのではもったいないですよね。面接官は集中力があるとは限らないので、どんな人にも伝わりやすい伝え方を理解しておきましょう。
①結論:集中力が長所であることを述べる
長所を聞かれたり、自己PRを求められたりした場合は、「私の長所は集中力です」「私のアピールポイントは集中力です」など、集中力が長所であることを述べましょう。ただ、「集中力」のみを伝えるとインパクトが弱いと思われる可能性があります。そのため、
就活生A
私の長所は、1つの物事に対して真摯に向き合える集中力です。
就活生B
私のアピールポイントは、1つの作業に没頭できる集中力です。
就活生C
私の強みは、複数のことを同時進行で品質高く完成させられる集中力です。
就活生D
私の誰にも負けない部分は、短い期間で成果を発揮できる集中力です。
といったように、集中力の定義を参考に補足説明を加えて言うと良いでしょう。
選考を受ける業界や職種に合わせて、どのように伝えればインパクトを残せるか考えてみてくださいね。
②エピソード:どのような場面で集中力を発揮したか伝える
集中力が長所であることに説得力を持たせるために、集中力を発揮したエピソードを述べましょう。
当然のことですが、冒頭で集中力の補足説明をしているのであれば、それに合わせたエピソードを伝える必要があります。
エピソードの例を以下の通り挙げますので、学生時代の経験で似たようなものがないか、探してみてくださいね。
- 1つの物事に対して真摯に向き合える集中力に使えるエピソードの例
→アルバイトなどでトラブルに対処した経験/塾講師など教育に携わった経験 - 1つの作業に没頭できる集中力に使えるエピソードの例
→受験勉強/大学の授業/研究/部活動などの練習 - 複数のことを品質高く完成させられる集中力に使えるエピソードの例
→部活動・アルバイト・学業などの両立/部活動やアルバイトでの複数の役割を両立 - 短い期間で成果を発揮できる集中力に使えるエピソードの例
→短期間の勉強で受験や資格試験などに合格した経験/短期間の練習で初心者からレギュラー選手になった経験
③締め:企業でどのように活かせるかアピールする
自己PRで集中力を伝える場合は、企業でどのように活かせるかで締めましょう。そのためには、志望する企業や職種について研究することが大切です。企業理念や行動理念に合っているか、その職種で求められる人物像と合っているのか確認し、集中力をもってどのように企業に貢献できるのか伝えるようにしましょう。
締めのポイントは、集中力をどのように企業で再現できるのかを説明することです。たとえば以下のように説明してみてくださいね。
就活生
御社は短い納期かつ複数のプロジェクトを抱えることが多いと思いますが、集中力を活かしてすべての業務の完成度を高く遂行する自信があります。
自己PRの締め方はこちらの記事で紹介しているので、参考にしてくださいね。
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面接官に刺さる自己PRの締めポイント|盛り込む内容や注意点を解説
自己PRの締めの言葉には、強みを活かして企業に貢献できる内容を伝えましょう。 この記事では締め言葉の重要性、書く内容やポイント、NGな締め言葉をキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考に、最後の一言までしっかりアピールしましょう!
記事を読む
シーン別・長所「集中力」をアピールする例文7選
集中力を自己PRする場合の構成方法を学習したところで、実際にどのように伝えれば良いのか、具体的にイメージできていない人もいると思います。ここからは、集中力を活かした自己PRの例文を紹介していきます。
集中力を発揮した場面別に、他の長所と組み合わせた例文になります。他の長所と合わせてPRすることで、より評価が高くなる可能性があるのです。自己PRを作ってみたけどまだインパクトが足りない、と感じている人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
学業①|集中力×課題解決能力
以下の例文は、学業を用いて集中力と課題解決能力をアピールしています。
私の長所は1つの物事に対して真摯に向き合える集中力です。
大学でマーケティングのゼミを専攻しており、企業とタイアップし、どのようにして消費者の認知度を上げられるか研究を重ねました。最初は成果が出なかったものの、集中力を発揮し広告の打ち方に課題があると突き止めてからは、認知度がアップし、商品の購買数が増えたことで企業から表彰されました。
御社の業務では、顧客が抱える課題に質の高い解決策を提示することが求められます。そこで私は、1つの物事に真摯に向き合う集中力を活かして、御社で活躍できると自負しています。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
冒頭部分で集中力を定義づけられると、面接官が具体的に理解しやすいです。また、周囲とコミュニケーションを取りつつ集中力を発揮できることをアピールすることで、集中力を長所に持つ人のマイナスイメージを払拭できますよ。
問題解決能力のアピール方法はこちらでも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
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就活で使える問題解決能力を鍛えるには|3つの方法や例文から解説
問題解決能力が備わっている人は選考でも高評価を得やすいです。 この記事では、問題解決能力が必要とされる理由、向上させる方法などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画、自己PR例文、おすすめ本も参考に能力を鍛えおきましょう!
記事を読む
学業②|集中力×分析力
次に、学業で、集中力をベースに分析力を発揮した自己PRです。
私の長所は、短い期間で成果を発揮できる集中力です。
大学受験では、高校時代に部活動を引退してから半年しか時間がなく、短い期間で結果を出す必要がありました。そのため、闇雲に勉強しないように、何が不足しているのか、過去に出題された問題20年分を6校分解きました。苦手分野の分析と、出題傾向の分析を重ねたことで、結果的に受験校6校にすべて合格することができました。
御社では、短いスパンの中でデータを分析し解決に導くことが求められていると考えています。短い期間で成果を発揮できる力で御社に貢献させていただけると感じています。
キャリアアドバイザー
短期間で成果を上げた集中力は、数字を使用するとよりインパクトが増しますよ。期間、上げた成果をそれぞれ数値で示してみてくださいね。
アルバイト①|集中力×行動力
アルバイトで、集中力を土台に行動力を発揮した自己PRを紹介します。
私の長所は複数のことを品質高く完成させられる集中力です。
カフェでアルバイトをしていた際に、もっと店舗に貢献したいと考え、バイトリーダーに立候補しました。1日400名来店する店で、接客・調理・バイトの方の管理など複数の仕事をこなす必要がありましたが、目の前のお客さまに良いサービスを提供するために、それぞれの業務で頭を切り替えて集中し取り組むことで、アルバイトの最高ランクの評価をいただきました。
御社は行動理念において、どんなことにもまず挑戦をする行動力を大事にすることを掲げています。集中力を活かしてマルチタスクをこなせる自信があることから、どんなこともひるまず積極的に挑戦していけるため、御社が求める人材に合っていると考えています。
キャリアアドバイザー
アルバイト経験を用いて集中力をアピールすることで、自分が興味あることだけでなく、やならければならないことにも集中できることを自己PRできますよ。
アルバイト②|集中力×柔軟性
アルバイトで、集中力と柔軟性を発揮した自己PRです。
私の長所は、切り替え上手な集中力です。
学習塾で中学生を教えていた際に、マニュアルに縛られない柔軟な集中力を発揮しました。高校受験を控えた中学3年生を担当していましたが、中学1年生の内容から理解できておらず、高校進学も難しいと思われた生徒がいました。
そこで、指導要領に沿って教鞭をとっていては受験に間に合わないと思い、毎月生徒と面談し、独自に学習計画を立てることにしました。そして、自分が立てた学習計画に沿って集中して指導をおこない、結果的に高校合格に導くことができました。このように、既存のルールにとらわれず切り替えることができる柔軟性と集中力があります。
御社はスピード感のある業務展開をしており、柔軟に集中力を発揮できる長所を活かして活躍できるのではないかと思料します。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
集中力があることをアピールすると、融通が利かないのではないかと思われる恐れがありますが、柔軟に対応したエピソードを合わせて伝えると、そのようなマイナスイメージを持たれずに自己PRできますよ。
部活動(体育会系)|集中力×リーダーシップ
部活動で、集中力をもってリーダーシップを発揮した経験の自己PRです。
私の長所は1つの物事に対して真摯に向き合える集中力です。
体育会ラクロス部のキャプテンを務めていましたが、過去10年結果を出せていなかったことから、関東大会優勝を目指して集中することにしました。具体的には、精神面、技術面で部員を支えることに徹しました。
まず技術面のでは、部員一人ひとりのプレイスタイルを分析し指導に励みました。また、精神面の指導として、まず信頼を勝ち取るために何を考えてラクロスに励んでいるのか、価値観を受け止めるよう努め、悩みを相談されたら相手を尊重しつつ応えることを心がけました。
そして、技術的にも精神的にも信頼を勝ち取ることができ、チームに団結力が生まれました。結果的に関東地区優勝はかないませんでしたが、ベスト8を取ることができました。
このように、今ある課題に真摯に向き合える集中力を発揮することが私の長所です。御社の企業理念として、お客さまの課題解決を第一に掲げており、私の長所を活かすことができるのではないかと考えています。
キャリアアドバイザー
周囲に働きかけながら集中力を発揮したエピソードがあると、企業での活躍イメージを持たれやすいので効果的ですよ。
サークル活動(文科系)|集中力×責任感
サークル活動で、責任感をもって集中力を発揮した自己PRとなります。
私の長所は1つの作業に長い時間没頭できる集中力です。
初心者からオーケストラサークルに所属しバイオリンを担当することとなりましたが、最初は楽譜も読めず足を引っ張ってばかりでした。私が発した音が曲を台無しにしてしまうことに責任を感じ、入部から毎朝8時間個人練習を続けました。その結果、大学3年生の時にはバイオリン担当者のリーダーとなり、演奏会で成功を収めることができました。
このように、私は責任感が強く、それゆえ目の前の課題に長時間没頭できる集中力があります。研究職を志望させていただいておりますが、このような集中力が活かせるのではないかと考えています。
キャリアアドバイザー
集中力を継続できることをアピールできると、常に努力を重ねられる人という評価を得ることができます。長期にわたるプロジェクトを任されるような業務で継続性もアピールしてみましょう。
その他課外活動|集中力×コミュニケーション能力
長期インターンシップで、集中力をもとにコミュニケーション能力を発揮した自己PRです。
私の長所は短い期間で成果を発揮できる集中力です。
人材業界の長期インターンシップに参加し、中途採用の営業に従事しました。内定につなげるには、企業のニーズと人材のニーズがマッチする点、妥協できる点を探ることが大切だと感じたため、双方と密接なコミュニケーションを取り、業績を上げることに集中しました。その結果、入社後1か月でインターン生の中で1位の業績を上げることができました。
このように、私は短期間で集中力を活かして成果をあげられる強みを持っています。OB・OG訪問で、御社はプロジェクトごとの納期が短く、それぞれに集中できる力が必要だとお聞きしました。そこで、私の長所を活かして御社で活躍できるのではないかと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
インターンシップやアルバイトなどは就業経験になるため、入社後のイメージを持ってもらいやすくなります。成果を上げやすい営業系や接客系の経験を話すとわかりやすくアピールできますね。
集中力を長所としてアピールしたい学生からよくある質問に回答!
集中力を長所としてアピールするのは、インパクトに欠けるのではないかとためらったり、ほかの就活生と差別化するにはどうしたらいいのかと思い悩む学生は少なくありません。そんな悩みにキャリアアドバイザーが答えます。
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長所で集中力を伝えても大丈夫ですか?
集中力を長所として回答しても問題ありません。効率的に仕事に取り組み、短期間に成果を上げるためには、高い集中力を発揮することが必要不可欠であり、貢献度の高さを示すことにもつながります。従って、集中力の高さはどの業種や職種にも活かせる強みと言えますので、十分アピールになりますよ。
ただし、伝え方次第では短所になる可能性もあります。集中力を強くアピールするあまり、採用担当者からは、自分の好きな仕事にだけ集中力を発揮するのではないか、集中するあまり視野が狭まりほかのことに目が行かないのではないかと不安視されることにもなりかねません。マイナスイメージにならないように、志望企業がもとめる業務や人材に沿った集中力の発揮の仕方をアピールするようにしましょう。
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集中力を長所として伝える際に差別化できる方法を教えてください。
集中力を長所として伝える際は、できるだけ具体的に回答することが重要です。どのような状況でどの程度の集中力をどのように発揮して、何に対してどのように取り組んだのか、その結果どのような成果につながったのかなど、詳しく述べるようにしましょう。
同じ状況下でも、個々人の思いや考え、価値観によって、取り組み姿勢や行動、成果に違いが生じます。従って、なぜそういう行動をするに至ったのか、あなたの思いや考えも加えると、オリジナル度が増しますよ。さらに、その集中力の高さを志望先企業の業務にもどう活かして貢献していくことができるのかを述べて締めくくりましょう。
集中力はさまざまな見せ方ができる長所!伝え方を工夫して内定をつかもう
集中力を長所としてアピールすることで、どのような意味を持ち、どのような印象や評価を得られ、どのようにアピールすれば良いのか理解することができましたか。
集中力と聞くと「当然求められる能力だからアピールする意味がないのではないか」と不安に思う就活生もいると思いますが、効果的にアピールすることで高い評価を得ることができます。
集中力を強みに持つ人は、他の人よりも圧倒的な成果を出したり、努力をしていることが多いです。「すごい」と思われる人は共通して持っている強みとも言えますので、アピールの仕方を工夫して強い印象を残し内定を掴みましょう。
「集中力がある」って社会人にとって当然の能力のような気がして、長所としてアピールしてよいのかわかりません…。