Web-GAB受験者は必読!スコアアップの3つのコツと問題例

この記事のアドバイザー

主な適性検査の種類と特徴

目次

  1. Web-GABを使った選考突破にはしっかりとした対策が必要
  2. GABとは適性検査の一種のこと
  3. 他の適性検査との違いとそれぞれの特徴をチェック
  4. Web-GAB:新卒者が対象の総合適性テスト
  5. C-GAB:テストセンター形式で受験するテスト
  6. GAB:企業で受験するマークシート式テスト
  7. CAB:IT関連職の適性診断テスト
  8. SPI、玉手箱も適性検査の一つ
  9. Web-GABはコンサル・商社・金融系企業などで採用される
  10. Webテストに対する就活生のよくある悩みや疑問に回答!
  11. どのくらいできればいいのかわからない
  12. テストを受けるのは1回のみ?
  13. それぞれに対策が必要なの?
  14. Web-GABのテスト別対策
  15. 言語は先に設問を見てから回答する
  16. 計数は図表の瞬時読み取りを訓練する
  17. 性格適性検査は一貫性に留意する
  18. Web-GABのスコアをアップさせる3つのポイント
  19. ①例題を解いてスピード感に慣れる
  20. ②玉手箱を受験してみる
  21. ③問題集一冊を徹底的に読み込む
  22. Web-GABの問題構成と概要を押さえよう
  23. 言語理解テスト:52問/25分
  24. 計数理解テスト:40問/35分
  25. 性格適性検査:68問/時間制限なし
  26. 実際の問題例を答えてみよう
  27. 計数の問題例
  28. 性格適性検査の問題例
  29. Web-GAB対策おすすめ問題集3選
  30. これが本当のCAB・GABだ!
  31. CAB・GAB完全対策
  32. 最新最強のCAB・GAB超速解法
  33. Web-GABの対策を徹底して選考突破を目指そう

Web-GABを使った選考突破にはしっかりとした対策が必要

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就職活動でWeb-GABを受験する就活生から、

「Web-GABって何ですか?」
「Web-GABで高得点を取るにはどうすればいいか教えてください」

という声を聞くことがよくあります。Web-GABは、結果次第で書類選考の合否に関わることもあり、しっかりとした対策をおこなうことが必須です。

この記事では、Web-GABの特徴やテスト別の対策、スコアアップのポイントを解説していきます。例題も紹介するので、具体的な出題形式に触れながら一緒にWeb-GAB対策について考えていきましょう。

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GABとは適性検査の一種のこと

Web-GABは、「GAB」と呼ばれる適性検査の種類のひとつです。Web-GABがどのようなものか知るために、まずはGABについて把握しておきましょう。

GABは、日本エス・エイチ・エル株式会社が提供する適性検査の一種です。同社は、おもにIT企業で採用されている、玉手箱・CABなどのWebテストも作成しています。GABは一般的に、新卒の総合職採用で、受験者の知的能力と性格を測定するために用いられます。

GABなどの適性検査の結果は採用の判断材料となるため、書類選考の突破に関わるだけでなく、面接時に参考にされることもあります。

吉川 智也

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選考における適正検査は意外と重要! 正直に答えることを意識しよう

面接は時間とコストがかかるため、志望者が多い大企業ほど、入社後に活躍してくれそうな優秀な人材を早い段階で絞り込みたいという本音があります。そこで書類選考通過後や一次面接前後などの早い時期に適性検査で、一定の基準に満たない学生をふるいにかける企業が多いようです。

仕事では、人の発言や書いてある内容を正しく理解する能力、相手に正しく伝える言語能力が欠かせません。また、職種によっては数字を正確に把握し、読み解くケースもあるため、計算基礎力も必要でしょう。それらを測るためにGABやWeb-GABが活用されています。それに加え、知的能力や頭の回転の速さ、作業効率の速さなども測られているのです。

また、このテスト内の性格適性検査部分では、自社が求める人物像や仕事にマッチする人物か否かの判断材料にされています。面接での印象と性格適性検査結果による人物像にギャップがある場合は、どちらが本来の姿なのか、確認するためにより深掘りした質問や圧迫面接を受けることにもなりかねません。適性検査には受かりたいがために実際とは異なる人物像を演出せずに、正直にあるがまま答えることがもっとも重要です。

その他適性検査について知りたい学生は、こちらの記事を参考にするとよいでしょう。

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WEBテストの対策に時間が取れない人は、頻出問題集を使って効率的に対策しよう

WEBテストは就活で避けて通れないものです。多くの就活生が苦手と感じるWEBテスト、あなたも不安ではありませんか?

WEBテスト対策問題集」があれば、頻出問題に絞って効率よく対策できます。この問題集では、TG-WEBや玉手箱などのWEBテストでよく出題される問題とその解き方を掲載しています

1冊で効率よく対策できるので、今すぐ手に入れて志望企業の選考を突破しましょう。

他の適性検査との違いとそれぞれの特徴をチェック

主な適性検査の種類と特徴

GABには、Web-GABを含めて3種類のテスト形式があります。また、GAB以外にも適性検査には、さまざまな種類があります。

ここでは、3種類のGAB(「Web-GAB」「C-GAB」「GAB」)と、GAB以外で選考に採用されることの多いCABなどの適性検査について、それぞれの違いと特徴を紹介します。

他の適性検査と比較することでWeb-GABの傾向をつかみ、Web-GAB対策に役立てていきましょう。

Web-GAB:新卒者が対象の総合適性テスト

Web-GABは、3種類あるGABのうち、自宅のパソコンで受験するWeb形式のテストです。総合適性テストとして、近年さまざまな企業の新卒採用で使用されています。

テスト内容は次のとおりです。

Web-GABのテスト内容
  • 言語理解テスト(52問/制限時間25分)
  • 計数理解テスト(40問/制限時間35分)
  • 性格適性検査テスト(68問/制限時間なし)

性格適性検査テストのみ制限時間はありませんが、一般的な所用時間は20分程度です。Web-GABはテスト中に電卓を使用することが認められているため、必ず手元に準備してから受験しましょう。

C-GAB:テストセンター形式で受験するテスト

C-GABは、受験者が全国にあるテストセンターまで赴き、設置されたパソコンで受験するテスト形式です。C-GABが受験できるテストセンターは、全国に300カ所以上あります。

テスト内容は次のとおりです。

C-GABのテスト内容
  • 言語理解テスト(32問/制限時間15分)
  • 計数理解テスト(29問/制限時間15分)
  • 英語テスト(24問/制限時間10分)
  • 性格適性検査テスト(制限時間なし)

性格適性検査テストのみ、事前に自宅のパソコンで受験しておく必要があります。Web-GAB同様、性格適性検査テストに制限時間はありませんが、所用時間は20分程度です。

3種類あるGABのうち、英語テストがテスト内容に含まれるのはC-GABのみです。また、C-GABでは、Web-GABと違いテスト中の電卓の使用は認められていません。

GAB:企業で受験するマークシート式テスト

GABは、企業が指定する場所で受験します。Web-GAB、C-GABとは異なりパソコンを使いません。マークシート方式の筆記テストです。

テスト内容は、次のとおりです。

GABのテスト内容
  • 言語理解テスト(制限時間25分)
  • 計数理解テスト(制限時間35分)
  • 性格適性検査テスト(制限時間30分)

Web-GAB、C-GABとテスト科目は共通しているものの、GABの場合各テストの問題数は公表されていません。Web-GABと同様に電卓の使用は認められているため、必ず電卓を持参してテストに臨みましょう。

CAB:IT関連職の適性診断テスト

CABはIT関連職で多く採用されている適性診断テストです。GABと同じく日本エス・エイチ・エル株式会社が提供しており、GABと同じように受験会場と形式によって「Web-CAB」「C-CAB」「CAB」の3種類があります。

ただし、IT関連職を対象としているため、試験科目はGABとは大きく異なることが特徴です

性格適性検査テスト以外はおもに計数理解テストのみで、暗号、法則性、命令表や図形を読み解く問題など、思考力を測る問題が多くなっています。

CABの対策方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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SPI、玉手箱も適性検査の一つ

GAB、CABのほかに採用試験で使われることが多い適性検査が、「SPI」や「玉手箱」です。SPIはリクルートキャリア社が提供しており、玉手箱はGAB、CABと同じく日本エス・エイチ・エル株式会社が提供しています。

SPIのテスト内容は、言語、非言語、性格検査の3つです。言語は国語、非言語は数学にあたる問題が出題されます。SPIとGABを比較すると、難易度はSPIの方が低い傾向です。また、問題数に対する回答時間も、SPIのほうが比較的余裕があります。

一方、玉手箱の場合、テスト内容は、計数理解テスト、言語理解テスト、英語テスト、性格適性検査テストの4つで、GABと同じ形式の問題が出題されることもあります。ただし、各科目ごとに複数の問題パターンがあり、問題数と制限時間は問題パターンによって異なります。

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キャリアアドバイザー

玉手箱の場合、各科目、どの問題パターンが出題されるかは、受験者または企業ごとに異なるため、幅広い対策が求められるという特徴があります。

その他の適性検査、TALの対策についてはこちらの記事で解説しています。

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WEBテストで選考に落ちるのはもったいない! 今すぐ問題集で対策しよう

WEBテスト対策問題集 WEBテスト対策問題集

WEBテストは多くの企業が採用する選考フローの一つ。しかし、対策不足で通過できない人も少なくありません。

そんな就活生におすすめなのが「WEBテスト対策問題集」です。この問題集を使えば、解く上で重要なポイントの解説を見ながら効率よく勉強することができます

ぜひ活用してWebテストを突破しましょう。

Web-GABはコンサル・商社・金融系企業などで採用される

CABがおもにIT関連職を対象として実施されているように、どの適性テストを採用するかは、業界や職種によって傾向があります。

Web-GABの場合、もともとはおもにコンサル業界の適性テストとして採用されていましたが、近年はコンサル業界だけでなく、商社、金融系企業などにも幅広く採用されています。

GABで高得点を出すには事前の対策が欠かせないため、志望する企業がWeb-GABを採用している場合、入念に対策しておくことが必要です。ただし、企業が使用する適性テストは、同じ企業でも年度によって変更される場合があります。

塩田 健斗

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知的能力が必要な企業で求められることもありWeb-GABの難易度は少し高め

Web-GABはもともとは新卒総合職の採用を目的に開発された検査です。バイタリティー、チームワーク、創造的思考力、問題解決力などの9つの特性、将来のマネジメント適性、営業職、研究開発職、コンサルティング職などの8つの職務適性について予測するために用いられます。

なかでも言語理解と計数理解テストは短時間で多くの問題を解かなければならないのに加え、内容もユニークなこともあって、SPIよりも難易度は高くなっています。したがって、比較的高い知的能力を有する人材を求める企業が利用する傾向も見受けられます。具体的にはコンサルティング会社、金融会社、マスコミ、流通系企業、商社、シンクタンク、メーカーなどの企業が挙げられますね。

時間にすると1問あたり30秒ほどで解かねばなりませんので、このテストを当日一発勝負では焦りが先行し、到底数多く答えることは難しいでしょう。勉強方法についてはこのあと詳しく解説していきますが、模擬テストや参考書の例題で数をこなし、問題形式に慣れておくことが大事ですよ。

WEBテストの本番まで時間がない人は、頻出問題だけでも必ず押さえておこう

玉手箱やTG-WEB、どのWEBテストにも対応できる実力をつけたいですよね?

WEEBテスト対策問題集」なら、一冊であらゆるジャンルをカバーできます。頻出問題を繰り返し対策できるので、自信を持って本番に挑めます。

志望企業の選考を突破するために、今からしっかり準備をしておきましょう。

Webテストに対する就活生のよくある悩みや疑問に回答!

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就活生

Webテストで良いスコアが取れるか心配です。一人で対策しても、これでいいのかわからなくて……。

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Webテストについて悩みや不安を持っている人はたくさんいます。まずは主な疑問と回答を見てみましょう。

Web-GABのように、パソコンを使用しておこなう適性テストを総称してWebテストと呼びます。

エントリーシート(ES)の提出と同時にWebテストの受験を課す企業は多く、就活生は必然的に、さまざまな種類のWebテストを受験することになります。就活生の中には、Webテストに対する不安や悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

そこで、Web-GABのテスト対策やスコアアップを狙うためのポイントを解説する前に、まずはWebテスト全般に対する就活生のよくある悩みや疑問について回答します。悩みや疑問を事前に解決することで、必要なテスト対策もはかどりますよ。

どのくらいできればいいのかわからない

Webテストは、結果次第で次の選考に進めるかどうかが左右されます。このため就活生にとって一番気になるのは「どのくらいできれば次の選考に進めるのか」、つまり合格のボーダーラインです。

Webテストのボーダーラインは、企業によって異なります。このため厳密に、何割正答できれば合格と言うことはできません。また、Webテストは種類によって難易度が異なるため、ボーダーラインはテストの種類によっても変わります。

一例を挙げると、SPIのWebテストの場合、多くの企業では6〜7割の正答で選考を突破できる傾向があると言われています。ただし、大手企業や人気企業では、一般的なボーダーラインよりも得点できていなければ、合格できない可能性もあります。

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応募企業の難易度などに合わせ、できる限りの対策をするのが得策ですね。

テストを受けるのは1回のみ?

一般的にWebテストの受験が課せられるのは、 ESの提出時など、書類選考と併せて選考の初期段階になることが多いです。これはテストの結果によって面接に進む人数を絞る目的があるためで、企業は書類の内容と同時に、テスト結果から基本的な知力や自社に合う人材かどうかを見極めています

ただし、企業によっては、まれに最終選考前など選考が進んだ段階で、再びWebテストの受験を課すケースもあります。

また、就職活動を進める中で、同じ種類のWebテストを採用している企業に併願するケースも出てくるでしょう。この場合、同じ種類のWebテストであっても企業ごとに出題内容や合格ラインは異なるため、複数回Webテストを受験することになります。

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特に志望度が高い企業に対しては、何度Webテストを受ける機会があるのかも含め、事前に過去の選考プロセスに関する情報を集めておくと安心です。

それぞれに対策が必要なの?

就職活動では、ただでさえやらなければならないことがたくさんあるため、テスト対策を負担に感じる就活生も多いですよね。「たくさんあるWebテストの種類、それぞれに対策しなければならないのだろうか」と、疑問に思う人もいるでしょう。

確かに、さまざまなWebテストに対して個別の対策をするのは大変ですが、Webテストはそれぞれ出題される問題や回答にかけられる時間が異なるため、テストごとの対策をおこなうのがベストです

たとえばWeb-GABの場合、科目によっては1問30秒程度で回答しなければならないなどスピード感が求められるため、問題の形式に慣れることや瞬発力を鍛える対策が必要になります。テストの種類に合わせた対策をしっかりおこない、効率的にスコアアップを目指しましょう。

適性検査に落ちる人が必ずやるべき対策について、こちらの記事で解説しています。

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Web-GABのテスト別対策

Web-GABのテスト別対策
  • 言語は先に設問を見てから回答する
  • 計数は図表の瞬時読み取りを訓練する
  • 性格適性検査は一貫性に留意する

それではWeb-GABの対策について、テストの科目別に紹介します。

Web-GABは基本的に、問題数に対して回答時間に余裕がないため、限られた時間内で効率よく正答を導くにはどうすればいいか考える必要があります。また、短い回答時間に対応するには、問題形式に慣れることも大切です。

一方、性格適性検査には制限時間が設けられていないため、企業が性格適性検査をおこなう狙いを理解したうえでテストに臨みましょう。

言語は先に設問を見てから回答する

Web-GABの言語理解テストは、国語のテストをイメージするとわかりやすいです。まず長文を読み、その長文に関する設問に選択肢で答える形式になっています。長文の長さは数百文字におよびます。

正答を導くには、長文の内容をしっかり把握する必要があります。しかし、問題数は52問と決して少なくなく、制限時間は25分しかありません。基本的に、ひとつの長文に対して4問の設問があるため、単純計算すると25分以内に13個の長文を読み、設問にも回答する必要があります。

効率的に問題を解くには、長文を読む前に、先に設問に目を通すようにしましょう。設問を先に見ることで、どのような点を把握する必要があるのか、文章を読み始める前に知ることができます

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設問に先に目を通しておくと、設問に関するポイント以外は流し読みできるようになるため読むスピードが上がるだけでなく、理解すべきポイントの見落としも防げるため、正答率アップも期待できます。

計数は図表の瞬時読み取りを訓練する

計数理解テストは、数学的な問題です。主にグラフや表などの図表を見て、その図表に関する設問に回答します。設問の内容はさまざまですが、図表に示された数値をもとに計算し、答えを導き出す必要があるものがほとんどです。

Web-GABでは電卓の使用が可能ですが、それでも40問の設問に対して制限時間が35分間しかありません。言語理解テストと同様に、スピード感を持って回答していくことが求められます

したがって計数理解テストの対策で必要なのは、例題などを解いて問題の形式に慣れ、図表を瞬時に読み取れるように訓練することです。

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対策で例題を解く際は、タイマーなどを利用し、制限時間を意識するように心掛けましょう。

性格適性検査は一貫性に留意する

性格適性検査は言語理解テスト、計数理解テストと違って制限時間がありません。また、評価の対象にはなるものの、他の2つのテストと違って正解・不正解はなく、受験者の性格の特徴や考え方を予測し、自社の社風や求める人物像にマッチするかどうかを見ることを目的としています。

このため、性格適性検査の対策として、企業風土や企業理念を研究し、企業が求める人物像を意識した回答にするのもひとつの方法です。ただし、あまりに企業の求める人物像を意識しすぎると、自然に回答する場合と比較して、回答に一貫性がなくなる傾向があります。

性格適性検査では、正確さをはかるため、同じような質問が複数回繰り返されることがあります。ここで回答に矛盾が生じると印象が良くないため、回答の一貫性に留意し、落ち着いて回答することが大切です

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企業の求める人物像を意識しつつ、自分を偽らないことが大切です。

性格適性検査で落ちる理由と対策はこちらの記事でも解説しています。

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性格適性検査で落ちる6つの理由|実施理由から対策まで解説

性格適性検査で落ちてしまう人には6つの理由があります。 今回は性格適性検査を突破するために押さえておきたいポイントや、落ちてしまう理由、対策などをキャリアアドバイザーが紹介していきます。性格適性検査の理解を深め、就活を有利に進めていきましょう。

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性格適性検査で落ちる6つの理由|実施理由から対策まで解説

石川 愛

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対策は企業の採用スケジュールと照らし合わせながらおこなおう

就活では、適性検査対策だけでなく、自己分析や企業研究、インターンシップ、OB・OG訪問、 ESや履歴書の作成など、準備することが盛りだくさんですよね。これらの準備を大学の授業と、人によってはサークル活動やアルバイトと並行しながらおこなわなければなりません。スケジュールをしっかり立てて、計画的に就活をする必要があります。

そもそも筆記試験の対策はそれほど多くの時間をかけておこなうものではありません。短い時間でさっと終わらせ、そのあとに控えるESや面接対策に時間をかけたいものです。そのうえで、Web-GAB対策は企業によって異なる採用スケジュールを把握したうえでおこないましょう。

たとえば、経団連加盟の大企業は大学3年の12月から説明会解禁前の翌年2月までの3カ月間でWeb-GAB対策を。経団連非加盟の上場企業やベンチャーなどの中小企業は選考のスタートが早いため、11月~翌年1月に。外資系企業は10月から選考がスタートする傾向が多いので、大学3年の8月には対策を始めると良いですね。
1日30分ずつ練習問題に取り組み、休憩を挟んで次の30分間は企業研究に当てるなど、毎日少しずつ並行して就活の準備を進めていくと、メリハリもあり、効率的ですよ。

また、3月も多くの企業がエントリーが解禁する重要な月です。3月の過ごした方や3月までにどのような準備をするべきか迷っている学生は、ぜひこちらの記事を参考にしてみましょう。

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Web-GABのスコアをアップさせる3つのポイント

Web-GABのスコアをアップさせる3つのポイント

Web-GABのスコアをアップさせるには、まず例題を解いて出題形式とテストのスピード感に慣れることが重要です。また、必要に応じて実戦練習を取り入れたり、苦手分野を中心に解法パターンを覚えたりすることも有効です。

適性テストの関門を突破するために押さえておきたい、Web-GABのスコアをアップさせる3つのポイントを紹介します。

①例題を解いてスピード感に慣れる

Web-GABを始めとしたGABは問題の難易度が高く、制限時間も短いため高い問題処理能力が求められます。受験前には必ず例題を解き、テストのスピード感にも慣れておきましょう。

適性テスト対策としてSPIなど他のテストの対策をしていると、Web-GABの対策は特に必要ないのではないかと考える就活生もいますが、前述のとおり、スコアアップを狙うならテストごとの対策は必須です。

とくにGABは問題の難易度や出題パターンが一貫しているため、出題形式に慣れればその分スコアアップが期待できます

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必ず本番さながらの時間配分で例題を解き、求められるスピード感や問題の難易度をあらかじめ把握しておきましょう。

②玉手箱を受験してみる

問題集の例題を解くことはWeb-GAB対策として効果的な方法ですが、「実際にテストを受けてみないと不安」「本番で力を発揮できるかわからない」と不安に思う就活生もいるのではないでしょうか。

そんな就活生は、玉手箱を受験してみるのがおすすめです。玉手箱は、GABと同じく日本エス・エイチ・エル株式会社が提供しており、同じ形式の問題も出題されます。GABと同様に問題数に対して制限時間が短いため、スピード感が求められる点も似ています。

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玉手箱はGABよりも適性テストとして採用している企業が多いため、比較的受験しやすい点もメリットです。また、玉手箱はWebテスト形式のため、Web-GAB対策としては特に効果的ですよ。

③問題集一冊を徹底的に読み込む

Web-GABのスコアをアップさせる3つ目のポイントは、問題集一冊を徹底的に読み込むことです。

制限時間内で多くの問題数をこなす必要のあるWeb-GABにおいて、いかに回答時間を短くする必要があるかはこれまでもお伝えしましたね。回答時間を短縮するには、問題の解法を覚えることが効果的です

問題集を繰り返し解き、徹底的に読み込めば、Web-GABの出題形式と解法パターンを叩き込むことができます。

問題集を読み込む際のポイント
  • 一冊の問題集を最低でも2周解く
  • 1周目は本番さながらのスピード感を意識し、わからなかった問題や誤答してしまった問題には付箋などで印を付ける
  • 2周目では1週目でわからなかった問題を重点的に解きなおし、解法パターンを覚える

こうすることで苦手分野の問題につまずくこともなくなるため、テストのスコアアップが期待できます。記事の後半ではおすすめの問題集も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Web-GABの対策に時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう

「WEBテスト対策に時間が取れない......」というお悩みを抱えていませんか?

そんな人は「WEBテスト対策問題集」を活用しましょう。頻出問題に特化しているので、時間がなくても効率的にWEBテスト対策を進めることができます

対策問題集を活用して、WEBテストを突破しましょう!

Web-GABの問題構成と概要を押さえよう

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Web-GABについてしっかり対策するべきだとわかってきました。さっそく問題を解いてみたいと思います!

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その前にWeb-GABの具体的な問題構成と概要を押さえておくと対策しやすくなりますよ。

ここまで、Web-GABのテスト別対策とスコアアップのポイントを解説しました。両者を踏まえて実際の問題を回答してみる前に、改めてWeb-GABの問題構成と概要をおさらいしておきましょう。

言語理解テスト:52問/25分

言語理解テストは、国語の読解問題のようなテストです。一般的な国語のテストとは違い、漢字の読み書きや語句に関する知識が求められるような問題は出題されません。

主な出題パターンは、数百文字程度の長文を読み、その内容に関する設問に選択肢で答えるものです。基本的に、ひとつの長文に対して4つの問題が出題されます。

選択肢には、たとえば次のようなパターンがあります。

言語理解テストの選択肢の例
  • A:本文の内容と合致する
  • B:本文の内容と合致しない
  • C:本文の内容と合致しているとも、合致していないとも判断できない

この場合、長文を正しく理解したうえで本文の内容と設問の内容を照らし合わせ、正しい選択肢を選ぶ必要があります。制限時間25分に対し、長文13個、問題数は52問です。長文ひとつに対してかけられる時間はわずか2分弱で、その時間内に読解と問題の回答の両方をこなさなくてはなりません。

そのため、科目別の対策でお伝えしたとおり、事前に設問をチェックし、理解すべきポイントを絞って長文読解をおこなうテクニックが効果的です

計数理解テスト:40問/35分

計数理解テストは数学的なテストですが、単純な計算問題が出題されるわけではありません。

主にグラフや表などの図表が示され、その図表を読み取って、設問に選択肢で回答します。答えを導き出す過程で、計算が必要になります。Web-GABは電卓の使用が認められているため、積極的に活用しましょう。

制限時間は35分で、問題数は40問です。単純計算すると、1問あたりおよそ50秒程度で回答していく必要があります

問題のグラフや表には複数の数値が示されていますが、設問によって、一部の数値しか必要ないものもあれば、すべての数値を用いて計算し、計算した値の大小を比較して答えを導き出さなければならないものまでさまざまです。

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このため、いかに素早く表やグラフを読み取り、回答するのに必要な計算プロセスをひらめけるかどうかが鍵になります。

性格適性検査:68問/時間制限なし

性格適性検査は、受験者の仕事をしていくうえでの特性をはかるためのテストです。

性格適性検査で判断される内容の例
  • パーソナリティ
  • バイタリティ
  • チームワーク

受験者は提示された質問に対して、「あてはまる」「あてはまらない」などの選択肢を選んだり、複数の質問から「自分に最も近いもの」と「最も遠いもの」を選択したりして問題に回答します。Web-GABの場合、性格適性検査の問題数は68問で、制限時間はありません。

一般的に性格適性検査では、受験者の回答の信憑性をはかるため、同じような質問が繰り返しおこなわれます。前述のとおり、回答に一貫性を持たせることを意識して臨みましょう。

実際の問題例を答えてみよう

それではここからは、実際の問題を参考にした例題と回答を紹介します。Web-GABは、出題形式を事前に把握しておくことが対策の第一歩です。

例題を参考に出題形式を把握し難易度をはかるとともに、ぜひ実際に回答してみてください。

計数の問題例

表を見て次の問いに答えなさい。

区の公園面積と総面積に占める公園面積の割合及び一人あたりの公園面積

◆C区の総面積は、F区の総面積のおよそ何倍か。1つ選びなさい。

A.0.63倍
B.0.82倍
C.0.99倍
D.1.17倍
E.1.92倍

回答

正解:C

C区、F区の総面積は、(公園面積/区の総面積に占める公園面積の割合)で計算できます。

C区の総面積:270÷0.192=1406.25
F区の総面積:384÷0.272=1411.764…

したがって、C区の総面積とF区の総面積を比較すると、

1406(C区の総面積)÷1411(F区の総面積)=0.996…

C区の総面積は、F区の総面積のおよそ0.99倍であることがわかります。

性格適性検査の問題例

【例題1】
自分に最も近いものと、最も遠いものを選択してください。

・一人でいるほうが気楽なほうだ
・初対面の人でも仲良くできる
・グループでリーダーになることが多い
・すぐ緊張してしまう

【例題2】
次の質問に対して、自分に近いと思う選択肢を選んでください。

<選択肢>
Aに近い
どちらかといえばA
どちらかといえばB
Bに近い

<質問>
A.気が合うのは行動力のある人だ
B.気が合うのは何事にも慎重な人だ

A.一人で出かけるのが好きだ
B.友だちと皆で出かけるのが好きだ

A.落ち込むと引きずってしまう方だ
B.立ち直りは比較的早い方だ

A.時間は守らなければならない
B.時間は守らなくても構わない

A.新しいものを試すのが好きだ
B.新しいものに取り立てて興味はない

Web-GAB対策おすすめ問題集3選

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就活生

Web-GABのおすすめ問題集を教えてほしいです。

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キャリアアドバイザー

それでは最新のものをいくつか紹介しましょう。自分に合った信頼できる問題集を厳選して読み込むことをおすすめします。

Web-GABで高得点を狙うには、何より出題形式に慣れること、解法パターンを覚えることが欠かせません。そこで頼りになるのが問題集です。

問題集には過去に出題された問題やこれから出題が予想される問題が数多く載っているため、これらを解くことで出題と解法のパターンを身に付けることができますよ。

これが本当のCAB・GABだ!

「これが本当のCAB・GABだ! 2023年度版」は、日本エス・エイチ・エル株式会社が提供する4種類の適性検査に対応した問題集です。GABだけでなく、IT関連職を対象とした「CAB」や簡易版の適性検査である「IMAGES」、高難易度版のGABである「GAB Compact」の問題も掲載されています。

問題を解くときのコツやテクニックと、実際の問題を忠実に再現した例題が多く掲載されていることが特徴です。巻末の資料に掲載された図表を見ながら問題を解くことで、出題形式に慣れることができます。

例題の解きやすさを重視するなら、Web版ではなく、巻末資料を見ながら問題が解ける単行本がおすすめです。

CAB・GAB完全対策

「CAB・GAB完全対策」は、GABとCABを対象にした問題集です。

GABに関しては、「計数」と「言語」のチャプターに分けて、テストの概要や時間配分などの回答のコツ、例題と解説がくわしく記載されています。カンタン攻略法と題して掲載されている、効率良く問題を解き進めるためのテクニックも役立ちます。

それぞれのチャプターには、本番を模した再現設問も掲載されていて、実践的な練習が行える点も特徴です。再現設問には制限時間も記載されているので、タイマーなどで時間を計って解きましょう。

最新最強のCAB・GAB超速解法

「最新最強のCAB・GAB超速解法」は、日本エス・エイチ・エル株式会社が提供する適性検査対策に特化した問題集で、GABをはじめCAB、IMAGESにも対応しています。

言語理解テスト、計数理解テストそれぞれの説明と、例題、練習問題、解説ページで構成されています

練習問題は、出題形式や難易度を極力実際の問題に近づけて作成されており、問題数も本テストに沿って掲載されています。制限時間を設けて解くことで、本番で求められるスピード感も体感できるでしょう。

例題の解答や回答のポイントを隠せる赤シート付きで、隙間時間にWeb-GAB対策したい人にもおすすめです。

Web-GABの対策を徹底して選考突破を目指そう

Web-GABは、制限時間に対して問題数が多く、スピード感を持って回答することが求められます。加えて、SPIなどとは出題形式も異なるため、受験する場合には事前に出題パターンと解法を把握し、しっかり準備して臨む必要があります。

難しく感じるかもしれませんが、逆に言えば問題の難易度や出題形式は一定のため、徹底した対策をすることで十分スコアアップが狙える適性テストでもあります。しっかりしたWeb-GAB対策をおこなって、ぜひ志望企業の選考突破を目指しましょう。

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