目次
- Webテストは見分け方を知ることで効率的な対策ができる!
- そもそも企業はなぜWebテストをおこなうのか
- 面接前に絞り込みをしたいから
- 自社に適した人材かどうかを確認したいから
- 要確認! Webテストの見分け方を知る前に意識すべきこと
- 見分け方を知るだけで対策をした気にならない
- Webテストの合格基準は企業によって異なる
- 事前に知ることは可能! Webテストの3つの見分け方
- ①企業から送られてきたWebテストのURL
- ②口コミサイト
- ③OB・OGからの情報
- 試験別に解説! Webテストの見分け方と対策
- SPI
- 玉手箱
- TG-WEB
- CUBIC
- GPS
- 3Eテスト
- Web-GAB
- Web-CAB
- Webテストは多岐に渡る! ほかの試験の見分け方も押さえておこう
- Webテストの通過率を上げるための3つの対策
- ①参考書やアプリで問題の傾向をつかむ
- ②模擬試験を受けてWebテストに慣れる
- ③ほかの企業のWebテストを受けてみる
- Webテストを受ける当時に意識すべきポイント
- 解答スピードを意識する
- 性格検査は正直に答える
- Webテストの見分け方に関してよくある質問に回答!
- Webテストは見分け方以外も重要! 効率的な対策で選考突破を目指そう
Webテストは見分け方を知ることで効率的な対策ができる!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生の中にはWebテストに不安を感じ
「Webテストの種類の見分け方を知りたい。」
「なるべく効率的な対策をしたい。」
と考えている人も多いでしょう。就活で実施されるWebテストにはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。そのため、見分け方を知っておくと効率的な対策につながります。
この記事では、Webテストの種類や見分け方、通過率を上げるためのコツを紹介していきます。効率的に対策を進めたいと思っている人はぜひ参考にしてください。
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そもそも企業はなぜWebテストをおこなうのか
- 面接前に絞り込みをしたいから
- 自社に適した人材かどうかを確認したいから
就活生
キャリアアドバイザー
選考でWebテストを導入している企業も多いですよね。見分け方を知る前にまずはなぜ企業がWebテストを実施するのかを知っておきましょう。
就活といえばエントリーシート(ES)や面接をイメージする人も多いですが、Webテストを実施する企業は少なくありません。またWebテストは面接の前段階の選考として導入されるケースも多いため、内定を勝ち取るためには最低限クリアしておくべきプロセスといえるでしょう。
では、なぜ企業はWebテストをおこなうのでしょうか。対策へのモチベーションを維持するには、企業がWebテストをおこなう理由を知ることが大切です。まずは、Webテストの目的を確認していきましょう。
面接前に絞り込みをしたいから
Webテストをおこなう1つ目の理由は、応募者の人数を絞るためです。
多くの企業が同時に選考をおこなう新卒採用では応募が殺到しやすく、特に有名企業では採用人数に対して100倍以上の応募が集まることも少なくありません。全員に面接をすることは現実的に難しいため、その前の段階である程度人数を絞っておきたいと考える企業が多いのです。
面接を受ける機会さえ得られないのは学生にとって酷なことかもしれませんが、企業が採用にかけられるコストには限りがあります。面接を受けるためにも、Webテストを軽視せず入念な対策を進めましょう。
自社に適した人材かどうかを確認したいから
2つ目の目的は、自社に適した人材かどうかを確認するためです。仕事にはさまざまな種類があり、それぞれで求められる資質は異なります。そのため企業は性格や得意分野、意欲などあらゆる側面から判断して、活躍できる人材かどうかを判断したいと考えているのです。
たとえば、計算力が高い人であっても、コミュニケーション能力が求められる仕事であればそれほど重視されない可能性があります。反対に、コミュニケーション能力が高くても、正確性が求められる仕事では、また別の視点で評価されることになります。
Webテストにはそうした要素を確認するための内容が含まれるため、企業は適性を見抜くために活用することがあるのです。
キャリアアドバイザー
企業によっては入社後の配属先を決める際の判断材料にすることもありますよ。
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要確認! Webテストの見分け方を知る前に意識すべきこと
就活生
企業がWebテストを実施する理由も理解できたので、さっそく見分け方を知りたいです!
キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください! Webテストの見分け方を知る前に押さえておくべき点がありますよ。
Webテストにはいくつか種類があり、それぞれ傾向が異なるため、見分け方を知っておくと効果的な対策につながります。しかし、見分け方ばかりに意識が向きすぎると、思わぬ落とし穴に落ちる可能性があるため注意しなければなりません。
ここでは、Webテストの見分け方を知る前に意識すべきことを紹介します。見分け方を知るだけでなく、2つのポイントを意識して対策を進めましょう。
見分け方を知るだけで対策をした気にならない
Webテストの種類を事前に知っておくことは、効率的な対策方法の1つといえます。しかし、「見分け方を知る=高得点が取れる」とは限らないため、それだけで対策をした気にならないよう注意しましょう。
たとえば、スポーツにおいては、相手の戦法や弱点を知っておくと有利になりますよね。しかし、それに対応するための練習をして自分の能力を高めておかなければ、思い通りに勝つことはできません。また、基礎的な技術や体力を磨いておくことも非常に重要です。
Webテストの場合も同様で、傾向を知るだけで高得点を狙えるわけではないため、きちんと対策をすることも忘れないようにしましょう。
Webテストの合格基準は企業によって異なる
知っておくべき2つ目の注意点は、Webテストの合格基準は企業によって異なり、不明瞭である点です。たとえば、以下のようなケースが考えられます。
- 〇点以上で合格
- 点数は関係なく、全体のうち上位〇割が合格
- 性格検査の結果を重視し、能力検査の結果は参考程度
- ESの内容を重視し、Webテストは確認程度
点数が高ければ有利になることは確かですが、入学試験や資格試験とは違い、それだけで結果が決まるわけではないということです。そのため、Webテストに意識が向きすぎて面接やESなどほかの対策が疎かになったり、手ごたえがなくて過度に落ち込んだりしないように注意しましょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
上述の説明でもあるように、Webテストの合格基準は不明瞭で企業によって異なります。そのため、学生時代のテストのように目標点数を定めることができず、対策のモチベーションも上げにくいという話も聞かれます。
そのため「対策して意味があるのかな」と思ってしまう学生もいますが、「高得点を取った方が有利」であることは間違いないので、根気強く対策をおこなうようにしましょう。一定数の学生は、Webテストで落とされるのが一般的ということもあり、目標点数を定めるよりも「1点でも多く取る」というマインドで向き合うのがおすすめです。
企業研究を熱心におこなったり自己PRをうまく作れたとしても、それを発揮する場がないともったいないですよね。自分という人を見てもらったうえで落とされるのなら「縁がなかった」と納得できるかもしれませんが、Webテストで落ちたとなると「自分の努力が足りなかったのかな」と後悔が残るのではないでしょうか。Web対策を十分におこなって、次のステップへとつなげるようにしましょう。
事前に知ることは可能! Webテストの3つの見分け方
Webテストの目的や注意点がわかったところで、次に本題である見分け方について確認していきましょう。結論から言うと、Webテストの種類を見分ける方法は、おもに企業から送られてきたURLと口コミサイト、OB・OGからの情報の3つです。
異なる特徴を持ったそれぞれの方法の利点を知り、なるべく多くの方法を組み合わせて種類を絞り込んでいきましょう。
①企業から送られてきたWebテストのURL
自宅でWebテストを受ける場合、事前に企業から送られてきたURLにアクセスして受検するという形が一般的です。Webテストは種類によってURLが異なるため、送られてきた受検用URLを見れば、ほぼ確実に見分けられます。
多くの場合受検用URLが送られてきてから1週間ほどの猶予期間が設けられているため、その間に種類に応じた対策を進めましょう。
おもなWebテストのURLは以下の通りです。
Webテストの名称 | URL |
SPI | http://arorua.net/ |
玉手箱 | https://web1.e-exams.jp/ https://web2.e-exams.jp/ https://web3.e-exams.jp/ https://tsvs1.e-exams2.jp/ https://tsvs2.e-exams2.jp/ https://tsvs3.e-exams2.jp/ https://nsvs1.e-exams4.jp/ https://nsvs2.e-exams4.jp/ |
TG-WEB | http://assessment.c-personal.com/ http://assessment.e-gitest.com/ https://www.c-personal.com/ |
CUBIC | https://web-cubic.jp/ https://assessment.cservice.jp/ |
GPS | https://www.gps-cbt.com/ |
3Eテスト | en-japan.com |
Web-GAB | 玉手箱と同じ |
Web-CAB | 玉手箱と同じ |
キャリアアドバイザー
WebテストのURLが送られて対策する必要があるため、対策にかけられる時間は限られていますが、確実に種類を見分けたい人にはおすすめの方法です。
②口コミサイト
Webテストの種類は、就活用の口コミサイトから予測することもできます。この方法であれば、事前に志望企業のWebテストを調べておくことで、早い時期から種類に応じた対策を進めることが可能です。
口コミサイトでは前年までのWebテストの種類について書きこまれていたり、テストの難易度や出題内容について書かれている場合もあるので、事前に対策を進めたい人は参考にしてくださいね。
ただし、必ずしも前年までと同じ種類のテストが実施されるとは限りません。たとえば、前年までは「SPI」だったのに、今年からは「玉手箱」になる可能性もあります。これまでとはまったく異なるWebテストになる可能性を考慮して、ほかの方法と組み合わせて種類を見分けましょう。
③OB・OGからの情報
3つ目の方法は、OB・OGから情報を集めることです。応募先企業に大学の先輩などがいる場合は、ぜひOB・OG 訪問をしてWebテストの内容について聞いてみましょう。難易度や出題内容、手ごたえなどを確認することもおすすめです。
ただし、前年までと同じ種類のWebテストがおこなわれるとは限らないため、口コミサイトと同様に確実な見分け方とは言えません。またOB・OGがテストの種類までは把握していないこともあるため、情報をすべて鵜呑みにしないよう注意しましょう。
OB・OG訪問でおすすめの質問内容についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。
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OB・OG 訪問でWebテストに関する質問ばかりをすると失礼な印象を持たれる可能性があるので、質問内容や質問の順番を事前に考えておくようにしましょう。そもそもOB・OG 訪問とは仕事理解を深めるための機会で、仕事内容や職場の雰囲気、キャリアステップなどを聞くものです。
OB・OGの方も自分が仕事で成長した体験談や大変なこと、職場の雰囲気など、リアルに仕事を感じてほしいという思いで学生のために時間をつくっている場合が多いです。それなのに、Webテストに関する質問ばかりすると「自分は何のために呼ばれたのか」と疑問に感じ、「自分のことしか考えられない学生なのかな」とマイナスの印象を持たれる可能性がありますよ。
OB・OG訪問でWebテストについて訪ねる場合は、企業や仕事理解を深化させる質問を中心におこない、最後に聞いてみることをおすすめします。その際、前置きとして「覚えている範囲で構わないのですが」「もし、情報をお持ちでしたら教えていただきたいのですが」と伝えると、相手も回答しやすくなりますよ。
試験別に解説! Webテストの見分け方と対策
- SPI
- 玉手箱
- TG-WEB
- CUBIC
- GPS
- 3Eテスト
- Web-GAB
- Web-CAB
Webテストにはいくつかの見分け方がありますが、見分け方を知っているだけでは試験を攻略するのは難しいです。ここからはおもなWebテストの種類別に特徴と見分け方を解説します。
それぞれのWebテストの見分け方と出題傾向を押さえて効果的に対策しましょう。
SPI
SPI(Synthetic Personality Inventory)は、リクルートマネジメントソリューションズ社が提供する総合適性試験です。多くの企業が採用しているため、就活で一度は受検する可能性が高いでしょう。
SPIはテストセンターや自宅のほか、ペーパーテスト方式で実施されることもあり、自宅受験の場合は、メールで送信されるURL(http://arorua.net/)で見分けることができます。
- 運営会社:リクルートマネジメントソリューションズ
- 見分け方:URL(http://arorua.net/)
- テスト概要:能力検査と性格検査
- コツ:スピーディーな解答
SPIは能力検査と性格検査から構成されており、能力検査では言語分野と非言語分野の2種類から出題されます。また、企業によっては英語検査や構造的把握力検査が含まれることもありますよ。難易度は比較的高くありませんが、制限時間内に多くの問題を解くことが求められるため、スピードを意識した対策が必要です。
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玉手箱
玉手箱は、日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供している適性検査で、自宅受検型の適性検査でトップシェアを誇っています。SPIに次いで導入している企業が多く、金融業界やコンサル業界など幅広い業界で出題されています。
URLに「https://web1.e-exams.jp/」や「https://tsvs1.e-exams2.jp/」が含まれる場合は玉手箱である可能性がありますよ。ただし、Web-GABやWeb-CABの可能性もあるため、URLだけで絞り込むことはできません。
- 運営会社:日本エス・エイチ・エル
- 見分け方:URL(https://web1.e-exams.jp/、https://tsvs1.e-exams2.jp/)※Web-GABやWeb-CABの可能性もある
- テスト概要:自宅受検型、能力検査と適性検査
- コツ:短い制限時間でテンポ良く多くの問題を解く
玉手箱は、SPIと同様に能力検査と適性検査から構成されています。能力検査では、言語問題、計数問題、英語問題の3分野から出題されます。制限時間が短いことが特徴で、数あるWebテストの中でも特にテンポ良く多くの問題を解く力が求められます。
玉手箱とSPIの違いを詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
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TG-WEB
TG-WEBは、株式会社ヒューマネージが提供する適性検査です。食品や金融、コンサルなど幅広い業界で導入されており、利用実績は2,300社以上にのぼります。
受検方式はテストセンター形式または自宅受検形式で、自宅受検の場合は、企業から送られてきたURL(assessment、e-gitestが含まれる)で見分けることができます。
- 運営会社:ヒューマネージ
- 見分け方:URL(assessment、e-gitestが含まれる)
- テスト概要:テストセンター形式または自宅受検形式
- コツ:専用の問題集で対策するのがおすすめ
試験内容には新型と従来型があり、企業によってどちらを導入するかは異なります。従来型は問題数が少なめですが難易度が高いため、有名企業の絞り込みで使われることも少なくありません。新型は短時間で解くことが求められるためスピード感が重要です。
能力検査では言語、計数、英語が出題され、ほかの適性試験では見られない問題もあるため、可能であれば専用の問題集で対策をしましょう。
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CUBIC
CUBICは、e-人事株式会社が提供する、受検者の性格や適性、社会性などを見極めるための検査です。検査には「通常バージョン」と「ストレス耐性バージョン」があり、企業によってどちらを採用しているかは異なります。URLに「cservice」「web-cubic」が含まれていればCUBICと判断できます。
- 運営会社:e-人事
- 見分け方:URL(cservice、web-cubicが含まれる)
- テスト概要:性格検査と能力検査
- コツ:試験時間が長いため集中力が必要
新卒採用では、性格検査に加え、言語、数理、図形、論理、英語の能力検査も実施されることが多いです。Webテストの中でも出題範囲が広いことが特徴で、試験時間が長いため学力だけでなく集中力も鍵となるでしょう。
また難易度は企業が採用している検査の種類によって異なる点もCUBICの特徴です。さらに、モチベーション測定といって、仕事における意欲の軸を数値化する検査がおこなわれることもありますよ。
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GPS
GPSは、通信教育や学習塾などで有名なベネッセコーポレーションが提供する適性検査です。採用活動のほか、人材育成を目的として導入している企業もあります。
見分け方としては、受検URLに「gps-cbt」が含まれていればGPSと判断できます。また、音声や動画を使った問題が出されることが大きな特徴であるため、事前に企業から「音声や動画が流れるテスト」というアナウンスがあれば、GPSと考えて良いでしょう。
- 運営会社:ベネッセコーポレーション
- 見分け方:URL(gps-cbtが含まれる)
- テスト概要:音声や動画を使った問題が出される
- コツ:独自性の高い複雑な問題への対策が必要
GPSは、思考力と基礎能力(言語・数理処理)、パーソナリティの3分野で構成されており、特に思考力の比率が多くなっています。独自性が高く複雑な問題が用意されているため、対策が難しいのが現状です。
3Eテスト
3Eテストは、エン・ジャパン株式会社が提供する、知的能力や性格、価値観を見極めるための適性検査です。1987年からサービス開始しており、35年以上の歴史の中で蓄積してきたデータをもとに、適性を割り出します。
3EテストはWeb方式とマークシート方式の2種類があり、Web方式ではパソコンだけでなくスマホやタブレットでも受験できるのが特徴です。また受験用URLには「en-japan.com」が含まれていますよ。
- 運営会社:エン・ジャパン
- 見分け方:URL(en-japan.comが含まれる)
- テスト概要:Web方式またはマークシート方式
- コツ:試験時間が短いためテンポ良く解答する練習が必要
試験は3E-i(知的能力テスト)と3E-p(性格・価値観テスト)の2種類で構成されており、3E-i(知的能力テスト)では、知識に加えて思考力が問われる問題も多く出題されます。
受検時間は35分と短いため、テンポ良く解答するための練習が大切です。
Web-GAB
Web-GABは、玉手箱と同じ日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供する、新卒総合職向けの適性検査です。もともとはコンサル業界で多く導入されていましたが、昨今では金融や不動産など幅広い業界で取り入れられています。
先ほども説明しましたが、URLは玉手箱と共通であるため、それだけでWeb-GABであることは断定できません。
- 運営会社:日本エス・エイチ・エル
- 見分け方:URL(https://web1.e-exams.jp/、https://tsvs1.e-exams2.jp/)※玉手箱やWeb-CABの可能性もある
- テスト概要:センター形式または自宅受検形式
- コツ:玉手箱の問題をメインに練習するのがおすすめ
Web-GABにはテストセンター形式と自宅受検形式があり、それぞれ言語、計数、性格検査の3種類から構成されています。全体的に難易度が高く時間制限も厳しいと言われていますが、内容は玉手箱と似ているため、玉手箱の問題をメインに練習を重ねておくと良いでしょう。
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Web-CAB
Web-CABは、SEやプログラマーといったIT関連職で多く取り入れられている適性検査です。玉手箱やWeb-GABと同じ、日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供しています。URLは玉手箱やWeb-GABと共通なので、URLからWeb-CABだけに絞り込むことはできません。
- 運営会社:日本エス・エイチ・エル
- 見分け方:URL(https://web1.e-exams.jp/、https://tsvs1.e-exams2.jp/)※玉手箱やWeb-GABの可能性もある
- テスト概要:法則性や暗号など数学的思考力を問う問題が多い
- コツ:最新のWeb-GAB対策本を活用するのがおすすめ
Web-CABは、法則性や暗号など数学的思考力を問う問題が多く、言語問題が出題されないことが特徴です。一般的な適性試験とは出題範囲が大きく異なる独特な試験であるため、きちんと対策をしておかないと高得点は難しいでしょう。
特にIT業界の専門職や理系職種を希望する人は、適性検査がWeb-CABである可能性も高いです。可能であれば、最新のWeb-GAB対策本で勉強しておきましょう。
Web-CABの対策方法を知りたい人はこちらの記事も読んでみてくださいね。
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Webテストは多岐に渡る! ほかの試験の見分け方も押さえておこう
就活生
Webテストの見分け方と特徴を知ったので、これで対策はばっちりですね!
キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください! Webテストはほかにもいろいろな種類がありますよ。
Webテストには上記で紹介したもの以外にもたくさんの種類があります。比較的出題されやすいWebテストの見分け方と特徴を知っていても、志望企業のテストが初見のものだった場合は意味がないですよね。
もちろんすべてのWebテストの対策をすることは難しいですが、それぞれの見分け方を知っておくだけ事前に心構えをすることは可能です。
Webテスト | URL |
TAP | https://www.empweb21.com |
TAL | www.tal-sa.jp/talsqi/ |
eF-1G | https://ef-1g.com |
SCOA | apps.ibt-cloud.com |
BRIDGE | https://generator.cbt.jp https://www.cbt-s.jp |
適性検査ミキワメ | https://survey.career-base.jp |
適性検査TAL | www.tal-sa.jp |
不適性検査スカウター | https://tracs.jp |
企業がどのテストを採用しているかはわからないため、メジャーな種類でなくても名称や見分け方を知っておくと慌てずに済みます。企業からWebテストのURLが届いたら受験前に必ずチェックするようにしましょう。
tracsについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。基本情報や検査内容についても解説していますので、受験予定の人は参考にしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
上述のとおり、Webテストにはさまざまな種類があることから、もしかすると試験当日、予想していたテストの種類とは別のテストが出題されることもあるかもしれませんね。初めて目にする出題形式に緊張感が高まり、不安に思うかもしれませんが、あわてず落ち着いて回答するようにしましょう。
Webテストは、だいたいなにかしらの関連性があったりパターンが似ているなど共通している部分も多くあります。そのため、テストの種類は異なっていても、解いていく中で「今までに似たような問題があったな」「見たことある」といった問題も多くあるはずです。
当日、もし想定していたテストと異なる種類だったとしても、これまで自分がやってきた対策を信じて落ち着いて回答することが重要です。気持ちが焦ると計算ミスや勘違いが起こりやすくなるため、気持ちを落ち着かせ、いつもどおりの力が発揮できるようにしましょう。
Webテストの通過率を上げるための3つの対策
Webテストで良い結果を残すには、見分け方を知るだけでなく、しっかりと対策をすることが必要です。一方で、就活中は何かと忙しく、Webテストの勉強ばかりに時間を割くわけにもいきません。
そこで次に、Webテストの通過率を上げるためにやるべき対策を3つ紹介します。限られた時間を効率的に使うために、ぜひ以下の方法を実践してみましょう。
①参考書やアプリで問題の傾向をつかむ
Webテストをまだ受検したことがない人は、まず参考書やアプリを使って問題を解いてみましょう。
Webテストの能力試験は、難関大学の入試のように難易度の高い問題ばかりが出題されるわけではありませんが、解き方を知らないと案外解けない問題も多くあります。そのため、参考書やアプリで問題の傾向を把握しておきましょう。
また、Webテストは時間との勝負でもあるため、問題に慣れておくことも大切です。繰り返し解くことでコツがつかめるので、できれば同じ対策本を2~3周繰り返してスピーディーに解けるようにしましょう。Webテストの種類がわかっているのであれば、その対策本を購入することがおすすめです。
②模擬試験を受けてWebテストに慣れる
対策本やアプリで一通り問題の傾向をつかんだら、Webテストに慣れるため模擬試験を受けてみましょう。いくら一生懸命勉強をしても、実際の試験で結果を残せなければもったいないないですよね。努力の成果を最大限発揮するために、模擬試験を受けて、時間配分も含めて自分の実力を把握しておきましょう。
模擬試験は、マイナビやリクナビなどの就活サイトで無料で受けることができます。中には自分の順位や正答率が表示されるサイトもあるので、今の実力や弱点を知って、足りない部分があればそこを重点的に勉強しましょう。
Webテストの練習ができるサイトを知りたい方は、こちらの記事を読んでみてくださいね。
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Webテストはポイントを押さえた練習を繰り返すことが大切です。 この記事では、Webテストの種類や効果的な練習法、種類別の解き方などをキャリアアドバイザーが徹底解説します。 対策できるサイトやアプリ、本も紹介するので、自信を持ってテストに臨めるよう対策しましょう!
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③ほかの企業のWebテストを受けてみる
3つ目の方法は、ほかの企業のWebテストを受けてみることです。
Webテストに限ったことではありませんが、就活本番となると緊張して本来の実力を発揮できない可能性があります。努力の成果を発揮できずに落ちてしまうのは、非常に悔しいですよね。そんな事態を防ぐために、本命企業以外のWebテストを先に受けて、受検に慣れておきましょう。
万が一Webテストがうまくいかなかったとしても、本命企業が残っているのであればその結果を振りかえって次に活かすことができます。スケジュール的に難しい場合もあるかもしれませんが、可能であれば志望度の高い企業のWebテストが初回とならないよう調整してみてくださいね。
Webテストを受ける当時に意識すべきポイント
Webテストで良い結果を残すには、単に練習を重ねるだけでなく試験の特徴に合った解き方を意識することが大切です。ちょっとしたコツを知っておくことで、選考結果にも違いが出ますよ。
ここでは、Webテストの受検当日に意識したいポイントを紹介します。自分の実力や強みをしっかりと企業に伝えるために、Webテストを受ける際はぜひ以下の2点を意識してください。
解答スピードを意識する
Webテストは限られた時間でたくさんの問題を解くことが求められます。
「どれだけスピーディーに問題を解けるか」も重視されているため、基本的には制限時間内にすべて終わらないほど多くの問題が用意されています。そのため、1問1問の正答率も大切ですが、なるべく多くの問題を解けるように解答スピードを意識しましょう。
もしわからない問題があれば、時間をかけて解こうとせず、次の問題に進むことも戦略の1つです。1つの問題にこだわっていると時間が足りなくなり、結果としてスコアが低くなる可能性があるため、冷静に見極めてくださいね。
キャリアアドバイザー
ただし正答率を見ている試験もあるので、Webテストの特徴を押さえたうえでスピーディーに解答するようにしましょう。
性格検査は正直に答える
Webテストでは言語能力や思考力を確かめる能力検査に加え、学生の特性を測定するための性格検査が含まれることが多いです。性格検査では、日常生活における思考や行動、人との接し方、仕事への取り組み方といった性格面に関する問題が出題され、その結果をもとに企業は自社に適した人材かどうかを判断します。
性格検査は能力検査と違って正解があるわけではないので、「企業に気に入られるには……」と変に考え込まず正直に答えましょう。自分を良く見せようと嘘をついても、解答に矛盾が生じていると落ちてしまう可能性があります。
また、仮に選考を突破して内定を獲得しても、入社後にミスマッチを感じ早期離職につながる場合もあるため、性格検査は正直に答えるようにしてくださいね。
性格適性検査で落ちる理由については、こちらの記事で紹介してますよ。
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性格適性検査で落ちてしまう人には6つの理由があります。 今回は性格適性検査を突破するために押さえておきたいポイントや、落ちてしまう理由、対策などをキャリアアドバイザーが紹介していきます。性格適性検査の理解を深め、就活を有利に進めていきましょう。
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キャリアアドバイザーコメント成瀬 遼プロフィールをみる
性格検査は正解はないものの、解答ミスや未回答で落ちてしまうこともあるので、回答方法は必ず確認するようにしましょう。たとえば、2つ以上の回答を選択しないといけないのに、1つしか選ばなかったとすると、正確な結果を出すことができません。そのようなミスが続いてしまうと「結果不明」となり落とされてしまう可能性があります。
また、AかBのどちらかを選択する場合、「どちらも当てはまる」もしくは「どちらも当てはまらない」と悩んでしまい、未回答にしてしまう人もいますが、非常にもったいないです。この場合は「どちらかといえば」という感覚だったり、「仕事や組織」での自分をイメージするなど、必ずどちらかを選ぶようにしてくださいね。
単純に見落としていて未回答にしてしまったというのも、すごくもったいないですよね。回答方法の指示に従って、確実に点数を取るようにしましょう。
Webテストの見分け方に関してよくある質問に回答!
Webテストの見分け方や対策方法がわからず悩んでいる学生は多くいます。ここでは、そのような疑問に対してキャリアアドバイザーが回答します。
自信を持ってWebテストに臨むために、見分け方のポイントや具体的な対策方法を知っておきましょう。
-
Webテストの種類の見分け方を教えてください。
Webテストの種類は、口コミサイトやOB・OGからの情報で見分けることができます。早いうちから対策を進めたい場合は、口コミサイトの書き込みをチェックするか、OB・OGに確認してみましょう。
ただし、企業が毎年同じWebテストを実施しているとは限らず、これまでとはまったく異なる問題が出題される可能性もあります。確実に種類を見分けるには、企業から送られてくる受検用URLを確認しましょう。1週間程度の猶予期間が設けられていることが多いため、その間に種類に応じた対策を進めるようにしてくださいね。
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見分け方のほかに、Webテストを通過するためにはどのような対策が必要ですか?
Webテストの通過率を上げるためには、種類を見分けるだけでなく問題を解く練習を重ねることが大切です。対策本やアプリを繰り返し解いて、問題の傾向や解き方のコツをつかみましょう。
また、Webテストは時間との戦いでもあるため、解答スピードも重要です。時間を測ったり模擬試験を受けるなど、限られた時間でたくさんの問題を解く練習をしておきましょう。可能であれば、ほかの企業のWebテストを受けてみることもおすすめです。
Webテストは見分け方以外も重要! 効率的な対策で選考突破を目指そう
Webテストにはいくつかの種類があり、口コミサイトや受検用URLなどで見分けることができます。種類によって出題傾向が異なるため、少しでも選考通過率を上げたいのであれば事前に調べておきましょう。
ただし、いくら種類を見分けても対策をしなければ良い結果は残せません。何よりも大切なのは練習を重ねることであるため、種類を見分けると同時に、この記事で紹介した方法で効率的にWebテスト対策を進めておきましょう。
先日エントリーした企業でWebテストの案内があったのですが、そもそもなぜ企業はWebテストを実施するのですか?