目次
- Web-CABを突破するには科目ごとの対策が必須! 練習問題で演習してみよう
- はじめに押さえよう! Web-CABに関する7つの基本情報
- ①CABとは?
- ②Web-CABの出題形式
- ③Web-CABの特徴
- ④合格ラインの目安
- ⑤Web-CABの対策をすべき人の特徴
- ⑥Web-CABの対策にかかる時間
- ⑦検査内容がWeb-CABかどうかの見分け方
- 練習問題と解答も紹介! Web-CABで出題される5つの科目
- ①暗算
- ②法則性
- ③命令表
- ④暗号
- ⑤性格検査
- 完全攻略! Web-CABの対策方法6選
- ①市販の問題集を購入して解く
- ②出題傾向を把握する
- ③時間配分を意識して演習する
- ④問題を繰り返し解いてスピードアップを目指す
- ⑤苦手な問題の対策を徹底する
- ⑥電卓や手計算に慣れておく
- 受験時に意識しよう! Web-CABで高得点を取る3つのコツ
- ①常に時間を意識して素早く解く
- ②解けない問題は潔くあきらめる
- ③性格審査は一貫性のある解答を心掛ける
- Web-CABは科目ごとにしっかり対策して選考を突破しよう!
Web-CABを突破するには科目ごとの対策が必須! 練習問題で演習してみよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活対策の一環としてWeb-CABについて調べている学生から、
「Web-CABとはどのような試験ですか?」
「Web-CABの対策方法が知りたいです」
といった質問をよく受けます。Web-CABは適性検査のなかでも、特に難易度が高いと言われています。そのため、Web-CABを突破するには試験の特徴を理解したうえで、科目ごとにしっかりと対策することが重要です。
この記事では、Web-CABの基本情報や対策方法などについて解説していきます。科目別の練習問題も紹介していくので、Web-CABを受験予定の人やWeb-CABの理解を深めたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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はじめに押さえよう! Web-CABに関する7つの基本情報

就活生

キャリアアドバイザー
Web-CABは適性検査であるCABの一種で、おもにIT職の適性を判断するための適性検査となっています。まずはCABとWeb-CABの違いなどの基礎知識から解説するので、対策をする前に事前におさらいしておきましょう。
Web-CABの対策をするまえに、どういったテストなのか、どのようなことを聞かれるのかという概要を理解しておくことが重要です。ここからはWeb-CABの基本情報について解説していくので、しっかりと理解しておきましょう。
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①CABとは?
CAB(キャブ)は「Computer Aptitude Battery」の略で、玉手箱やGABなどの開発で有名な日本SHL社が運営する適性検査の一つです。玉手箱やGABは一般的な総合職向けの適性検査であるのに対し、CABはIT職向けに特化した適性検査です。
具体的には、「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」「性格検査」の5項目で構成されており、システムエンジニアやプログラマーなどのIT職に求められる、論理的思考力や情報処理能力を測ることを目的としています。
そのため、CABでは一問にじっくりと時間をかけて解くことよりも、限られた時間内でより多くの問題を解答していくための「情報処理の正確性とスピード」が重視されます。
②Web-CABの出題形式
CABのなかにはWeb上で解答する「Web形式」と、紙のマークシートで解答する「ペーパー形式」の2種類があり、Web上で解答するものを「Web-CAB」と言いますよ。検査項目は同じですが、それぞれ問題数や制限時間が異なります。
近年はWeb-CABが主流となっていますが、どちらの形式にも対応できるよう、それぞれの概要を把握しておきましょう。
Web-CAB

Web-CABは、自宅や大学などのパソコンから受験するWeb形式の受験方法です。
Web-CABは場所やタイミングを問わず受験でき、自分のタイミングで一時中断して次の科目に備えることができるため、ペーパー形式より集中して受験できる点がメリットです。
ただ、Web-CABはペーパー形式と比べて制限時間が短く、難易度も高い傾向にあります。パソコンの操作も含めて、しっかりと対策しておく必要があります。
ペーパー形式

ペーパー形式のCABは、指定された試験会場に出向いてマークシート形式で受験します。ペーパー形式はWeb-CABに比べて問題数が多く、制限時間も少し長めに設定されている点が特徴です。
ただ、ペーパー形式の場合は解答訂正時に消しゴムで修正をする必要があり、筆記特有のタイムロスが発生してしまうため、Web-CABよりもさらにスピードが求められます。
また、ペーパー形式はWeb-CABとは違い、すべての科目を連続して受験する必要があるため、集中力の高さも求められますよ。
③Web-CABの特徴
Web-CABはIT職向けに特化した適性検査ということもあり、一般的な適性検査とは特徴が大きく異なります。
Web-CABの対策を講じるにあたっては、その特徴をしっかりと理解しておくことが大切です。それぞれの特徴について見ていきましょう。
ほかの適性検査よりも難易度が高い
Web-CABの最大の特徴は、ほかの適性検査よりも難易度が高い傾向にあることです。
難易度が高い要因としては、Web-CABでは中学や高校の数学では扱わない法則性や命令、暗号などの問題が出題されることが挙げられます。これらの問題は初見で対応するのは難しく、事前にしっかりと対策しておく必要があります。
- SPI:中学〜高校レベルの語彙力や文法を問う問題、計算問題が出題される
- GAB:国語と英語の長文読解、計算問題が出題される
- Web-CAB:基本的な計算問題に加えて、法則性・命令・暗号の問題が出題される
検査項目ごとに分割して受験が可能
Web-CABは「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」「性格検査」の5つの検査項目がありますが、項目ごとに分割して受験することができます。
通常の適性検査は1日ですべての項目を受験する必要がありますが、Web-CABでは一つの項目が終われば、次の項目は自分のタイミングで受験することが可能です。
期限内であればいつでも中断・再開が可能なため、集中力が切れないようにうまく調整しながら受験するようにしましょう。

キャリアアドバイザー
ただし、中断ができるのは一つの科目が終わってからです。科目の受験中に中断できるわけではないので、その点は注意してくださいね。
問題数に対して制限時間が短い
Web-CABは、問題数に対して制限時間が短いという特徴もあります。1問ごとに使える時間は数十秒しかないため、1問に長く時間を取ってしまうとすべての問題を解くことができず、不合格になってしまう可能性が高くなります。
そのため、Web-CABでは一つの問題に悩みすぎず、問題を次々と解いていく判断力が重要です。また、問題によっては非常に難易度が高いものもあるため、解ける問題と捨てる問題を取捨選択する判断力も求められます。

キャリアアドバイザー
Web-CABで満点を狙うことはほぼ不可能であり、そもそも狙う必要もないため、その点はしっかりと認識しておきましょう。
④合格ラインの目安
Web-CABの合格ラインは企業によって異なりますが、一般的な企業は6割以上、応募者が多く集まる人気企業は7割以上が目安となります。
Web-CABは企業ごとの合格ラインが公表されておらず、「○点以上取れれば、確実に合格できる」といった明確な基準はありません。
ただ、「満点を取れなければ不合格」という企業は存在しないため、6割以上を目標にしつつ、できる限り高得点を取れるように対策するのがベストと言えます。

キャリアアドバイザー
「3~4割は間違えても合格ラインに届く」と考えるようにすれば、少し心にも余裕が生まれてくるかと思います。
⑤Web-CABの対策をすべき人の特徴
- IT企業を志望している人
- 業界を絞らず幅広く受ける人
- 理系学生
Web-CABはIT職に特化した適性検査ということもあり、IT業界で広く採用されています。そのため、IT企業を志望している人であれば対策は必須となります。
また、業界を絞らずに広く選考を受けていく人も、Web-CABの対策をしておきましょう。
IT企業以外でもWeb-CABを採用しているケースがあるため、さまざまな業界を受ける場合には、Web-CABを導入している企業にあたる可能性も高くなります。
さらに、理系の学生もWeb-CABの対策をしておいたほうが良いでしょう。論理的思考力を求められる場面の多い理系学生は、Web-CABの対策をしておくことで論理的思考力が鍛えられ、就活で役立つことが多くなります。
キャリアアドバイザーが読み解く!Web-CAB対策は就職後も役立つ
特にITの専門職で必須のスキルを習得できる!
特にシステムエンジニアやプログラマーを目指している人は、Web-CABの対策を徹底しておくべきです。Web-CABでは、この記事で前述していたように、命令表・暗算・法則性・暗号など、論理的思考力を測る問題が出題されます。一般的に就活生が受けるSPIでは、ここまで論理性を問われる問題は少ないです。
Web-CABのスコアを必要とする企業は、この問題が解ける就活生を採用したいと考えています。つまり、Web-CABで問われる知識が備わっていることを前提に学生を受け入れているのです。
システムエンジニアやプログラマーを目指す人は、Web-CABの対策を「今だけ」の取り組みと考えず、今後も必ず必要となるスキルの習得の機会だと前向きにとらえ、モチベーション高く対策をしていきましょう。
⑥Web-CABの対策にかかる時間
Web-CABの対策に必要な時間は、基礎学力や得意・不得意によって個人差がありますが、一般的に10〜20時間程度と言われています。
大学受験のように長期間の対策は必要ありませんが、受験日の数日前に短期集中で対策するのではなく、1カ月ほどの期間を設けてしっかりと対策することが必要です。
具体的には、1日あたりに費やせる対策時間を考慮したうえで、Web-CABの受験日から逆算して対策のスタート時期を決めるようにしましょう。
- 1日あたり30分の対策時間が取れる場合:受験日の1カ月前
- 1日あたり1時間の対策時間が取れる場合:受験日の2週間前
⑦検査内容がWeb-CABかどうかの見分け方
適性検査の種類は受験案内に明記されているケースもありますが、明記されていない場合であっても、Web-CABかどうかは以下の手順によって見分けることができます。
- 企業から送付されるURLを見る
- 開始画面をチェックする
まずは、企業から送付されるURLを確認してみましょう。URLのなかに「e-exams」と入っていれば、玉手箱かWeb-CABかに絞ることができます。
次に、検査の開始画面をチェックしてみましょう。説明画面に「計数」「言語」「パーソナリティ」などが記載されていれば玉手箱、「法則性」「命令表」「暗号」などが記載されていればWeb-CABと判断することができますよ。
キャリアアドバイザーからあなたにメッセージWeb-CABの対策で最も大切な心構え
徹底的な事前準備と例題確認が重要!
Web-CABを含むWebテスト全般に共通しますが、適性検査の対策の第一歩は例題にしっかり目を通すことです。さらに、対策問題集などで事前に予習しておけば、本番での安心感に大きくつながるでしょう。
このように、Web-CABなどの適性検査では、まさに「事前準備」が合否のカギをにぎります。志望企業で適性検査を課されるとわかったら、迷わず徹底的な準備を始める心構えを持ちましょう。
練習問題と解答も紹介! Web-CABで出題される5つの科目
Web-CABは「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」「性格検査」の5科目で構成されていますが、各科目によって特徴や必要な対策は異なります。
ここからは、Web-CABの各科目の概要について、練習問題と解答例も紹介しながら解説していくので、一つずつチェックしていきましょう。
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①暗算
- 問題数:全50問
- 制限時間:9分
- 1問にかけられる時間:10.8秒
暗算の科目では、四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)の問題が出題されます。暗算の科目は問題が進むにつれ難易度が高くなっていく傾向があるため、序盤の問題をいかに取りこぼさないようにするかがポイントとなります。
なお、Web-CABでは電卓が使用できますが、小数点や大きな数字が扱われることが多いため、計算ミスや打ち間違いには十分に注意しましょう。
問題例
38,760 ÷ 510 = ?
A.44 B.59 C.61 D.76 E.84
解答例
答え:D.76
この手の問題は正確に計算すれば確実に答えにたどり着きますが、数字に苦手意識がある人は、大きな数字に惑わされずに小さな数字に変換して考えてみましょう。
たとえば、この問題例の場合は「38,760 ÷ 510 =」だと数字が大きく複雑に見えてしまいますが、これを「387 ÷ 5 =」に置き換えてみるとどうでしょうか。
「387 ÷ 5 =」の答えは「77.4」であるため、「77に近い数字」である「D.76」が答えとなります。
②法則性
- 問題数:全30問
- 制限時間:12分
- 1問にかけられる時間:24秒
法則性の科目は、5つの図形から変化していく法則を導き出し、空欄に当てはまる図形を解答していく問題です。
それぞれ異なった図形が表示されるため、法則性を導き出す思考力や発想力が必要となります。Web-CABの出題では以下の4パターンの法則に該当することが多いため、できるだけ早く法則を見つけ出すことがポイントです。
- 回転:図形が一定の角度で回転する法則
- 移動:図形がマスのなかで移動する法則
- 交互移動:図形が上下左右斜めに移動する法則
- 増減:図形の個数が増減する法則
法則性テストの攻略法については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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【例題付き】CABの法則性テスト攻略のカギは「止まらない」こと!
「法則性テスト」とは、IT業界の選考で用いられることの多いWebテスト「Web-CAB」の問題の一つです。解くためには慣れが最も重要になりますよ。この記事ではキャリアアドバイザーが例題とセットで解き方のコツを解説します。
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問題例

上の図形群はある論理的な順序で配置されています。そのうちの1つが空欄になっています。空欄に入る、図形群の論理的な配列を満たす図形をA〜Dから1つ選びなさい。
解答例
答え:B
法則としては赤の丸と青の丸はそれぞれ独立して交互に、対角線に移動していっています。
赤:左上 → 右下 → 左上
青:右上 → 左下 → 右上
このように変化していく法則性があるため、答えはBです。よく出題される法則性の「交互移動:図形が上下左右斜めに移動する法則」に当てはまる問題ですね。
③命令表
- 問題数:全15問
- 制限時間:36分
- 1問にかけられる時間:144秒
命令表の科目は、命令表の指示に従って、どのような表が完成するかを解答する問題です。
命令表の指示内容は10通りあり、「上下反転」や「左右反転」、「上の命令を消す」など、細かい指示に対して注意しなければ正答することができません。
簡単な問題はすぐに解答できますが、なかには非常に複雑な問題もあり、そういった問題には時間をかけすぎないよう注意しましょう。
命令表テストの攻略法については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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適性検査CABの命令表テストについて例題を交えて解説します。短時間で解くコツやキャリアアドバイザーからのアドバイスも紹介しているので、この記事で命令表テストの対策を一緒にしていきましょう。
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問題例

この問題は縦に並べられた1つ以上の図形からなっています。上から順に命令を実行し、すべての命令を実行した結果得られる図形群をA〜Eから選びなさい。なお、各命令の意味は命令表を参照してください。
解答例
答え:C
1つ目の命令で2段目の十字四角形が消される
2つ目の命令で次の命令である、左右反転が消される
禁止マークを左右反転する命令だが、2つ目の命令で左右反転が消されている
4段目の左上角の図形が上下反転される
命令表の指示内容を確認して、落ち着いて指示内容を当てはめていきましょう。ミスを防ぐためにも、実際にメモで図形を書いていくことをおすすめします。
④暗号
- 問題数:全30問
- 制限時間:16分
- 1問にかけられる時間:32秒
暗号の科目は、暗号が意味する指示内容を推測していく問題です。具体的には、1つの図形に対して3つの変化があり、そこから暗号の指示内容を解読していきます。
- 回転:図形が回転する暗号
- 色:色が反転する暗号
- 大きさ:図形が小さくなる、または大きくなる暗号
- 図形の変化:三角が丸になる、四角が丸になるなどの暗号
- 文字:数字が増減する、並びが逆になるなどの暗号
- 増減:図形や文字の個数が変化する暗号
隠された暗号指示を推測して、上記の変化のどれに当てはまるかをいかに迅速に導き出せるかが、攻略のカギとなります。
問題例

上記の正方形の間にある円形の記号は、左の図形に対してなされる暗号命令です。この暗号により、左の図形は矢印の方向へ記号に従い変化します。
暗号図から暗号の意味を解読し、下の「?」の正方形に入る図形を選択肢A〜Eを1つ選びなさい。

解答例
答え:A
「+」が白黒の色が反転する暗号
「−」が縦線が入る暗号
「÷」が図形拡大の暗号
「+」の暗号が使われたことによって、黒のひし形が大きさを変えずに、白のひし形に変化した「A」が答えになりますね。
暗号の問題は法則性をメモしておき、選択肢から最もあり得る変化を選ぶことで、思考時間を短縮することができます。慣れも必要なため、しっかりと問題演習をおこなっておきましょう。
⑤性格検査
- 問題数:全68問
- 制限時間:30分
- 1問にかけられる時間:26.5秒
性格検査では、あなたの行動基準や趣味嗜好、判断基準などの人間性が検査されます。
性格検査は自社の社風に合った人柄かを確認するだけでなく、入社後の配属先を決めるための参考情報としても扱われます。自分をよく見せようと解答すると、入社後にミスマッチが発生する可能性もあるため、変に偽ることはせず、素直に解答することを心掛けましょう。
性格適性検査のポイントや注意点については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーが読み解く!Web-CABに苦戦したときの対処法
志望企業や業界の見直しも視野に入れよう
これは私一個人の見解ですが、多くの学生がWeb-CABに苦戦するなか、一定以上の学歴を持つ学生が難なく解く傾向があるのは事実です。
企業は、入社後に業務に適応できる「地頭の良さ」を判断するために、あえてWeb-CABのような難易度の高いテストを課している側面があります。
もちろん対策は重要ですが、もしWeb-CABにあまりにも苦戦するようであれば、その企業や志望業界が本当に自分自身に合っているか、一度立ち止まって考え直すことも大切です。より幅広い業界や職種に目を向け、自分が活躍できるフィールドを探し直すのも、効率的な就活の進め方と言えるでしょう。長期的な視点で、自分に合った環境で働くことは、あなたの人生の充実感にもつながります。
完全攻略! Web-CABの対策方法6選


就活生
Web-CABの特徴や各科目の概要は理解できましたが、具体的にどのような対策をしていけば良いのでしょうか?

キャリアアドバイザー
Web-CABの攻略に必要な対策方法は、全部で6つあります。順に見ていきましょう。
Web-CABは制限時間が短いうえに、図形問題なども多く出題されるため、正しい対策をしておかなければ合格点に達することは難しくなります。
ここからは、Web-CABの対策方法を解説していくので、これらを参考にしながらしっかりと準備を進めていきましょう。
適性検査全般の対策については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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WEBテストを対策なしで臨むのは危険!
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WEBテストは「対策しなくても点数がとれるだろう」と油断していると、慣れない問題形式にとまどってしまう場合も。
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①市販の問題集を購入して解く
Web-CABの対策をするうえで、問題演習は欠かせません。Web-CABの問題集は書店やネットショッピングでも販売されているため、それらを購入して実際に問題を解いていきましょう。
なお、Web-CAB対策の問題集は、毎年新しいものが出版されています。古い問題集では最新の出題傾向に対応できないため、問題集を購入する際は最新版のものを選ぶことをおすすめします。

キャリアアドバイザー
なお、ほとんどの問題集は一冊で対策できるように内容が網羅されているため、一冊購入すれば十分ですよ。
②出題傾向を把握する
Web-CABでは、出題傾向を把握することも大切です。法則性や命令表、暗号といったWeb-CABならではの検査項目は日常生活では触れる機会が少ないため、問題集を参考に出題傾向を把握しておくことで、試験当日に時間をかけずに解答できるようになります。
また、Web-CABでは、数字が変わっただけで解法は同じという問題が多く出題されるため、代表的な問題の解き方は暗記するくらい解いておくことで、高得点を狙いやすくなりますよ。
③時間配分を意識して演習する
Web-CABの対策で最も重要なのが、時間配分です。1問にかけられる時間は数十秒とかなり短いため、一つの問題に悩んでいる暇はありません。そのため、問題集を解くときは常に時間配分を意識するようにしましょう。
実際の試験時間と同じように時間を計りながら解くことで、徐々にペース配分の感覚をつかめるようになります。

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また、問題演習を通じて自分の得意不得意を把握しておけば、適切な時間配分ができるようになりますよ。
④問題を繰り返し解いてスピードアップを目指す
Web-CABではスピードと正確性が求められますが、解答時間を短縮するには同じ問題を繰り返し解くのがおすすめです。
Web-CABは出題形式がある程度パターン化されているため、問題演習を繰り返して出題形式に慣れることで、徐々に解答に要する時間を短縮できるようになります。

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また、問題演習を繰り返すことで、「どれが解ける問題で、どれが捨てる問題か」の判断力も身に付いてくるため、全体の得点力アップにもつながりますよ。
⑤苦手な問題の対策を徹底する
試験対策をおこなううえで大切なのが、「自分の苦手分野を知っておく」ことです。
基本的にWeb-CABは、得意分野を伸ばして得点の上乗せを狙うよりも、苦手分野を潰して失点を防いだほうが高得点を取りやすい試験となっています。
そのため、Web-CABで得点アップを狙うには、いかに苦手問題の対策ができるかが重要な要素となります。まずは自分の苦手科目を把握したうえで、その科目にあった対策を講じていきましょう。
暗算が苦手な場合
暗算が苦手な場合は、問題を繰り返し解いていくしかありません。なぜなら、暗算のスキルは一夜漬けで精度があがることはなく、精度とスピードを意識しながら解いていくことが最も効果的であるからです。
まずは、ケアレスミスや時間の掛けすぎを防ぐために、何度も問題を解いて慣れていきましょう。
なお、暗算の科目は問題が進むにつれ難易度が高くなっていく傾向があるため、どうしても時間がかかってしまう人は、後半の複雑な問題は見送って序盤の問題でしっかりと得点を取るという戦法をとるのも有効です。
法則性が苦手な場合
法則性が苦手な人は、問題を一目見ただけでは、なかなか法則性に気付くのは難しいかと思います。その場合には、出題される問題の法則性を暗記しましょう。
Web-CABで出題される法則は以下の4つがほとんどであるため、パターンを暗記しておけば法則も見つけ出しやすくなります。
- 回転:図形が一定の角度で回転する法則
- 移動:図形がマスのなかで移動する法則
- 交互移動:図形が上下左右斜めに移動する法則
- 増減:図形の個数が増減する法則
命令表が苦手な場合
命令表が苦手な人は、指定された変化を頭のなかだけで考えてしまい、自分が導き出さなければいけない答えを見失いがちな傾向があります。
そのため、命令表が苦手な場合は、メモを駆使して問題を解く癖を付けるようにしましょう。メモによって自分の考えていることを可視化することで、情報を整理でき、正しい解答にたどり着きやすくなります。
暗号が苦手な場合
暗号は法則性と同じく、出題パターンを覚えてしまうのが効果的です。Web-CABでよく出題される暗号のパターンは、以下の通りです。これらを押さえておくことで、ほとんどの問題に対応できるようになりますよ。
- 回転:図形が回転する暗号
- 色:色が反転する暗号
- 大きさ:図形が小さくなる、または大きくなる暗号
- 図形の変化:三角が丸になる、四角が丸になるなどの暗号
- 文字:数字が増減する、並びが逆になるなどの暗号
- 増減:図形や文字の個数が変化する暗号
⑥電卓や手計算に慣れておく
Web-CABを受験するにあたっては、電卓の操作や手計算に慣れておきましょう。
Web-CABでは電卓を使用できますが、短い制限時間のなかで大きな数字を扱うことになるため、操作に慣れていないと打ち間違いによる計算ミスが発生しやすくなります。
また、近年はWeb-CABが主流となっていますが、ペーパー形式の場合は電卓の使用ができないため、念のため手計算の練習もしておくことをおすすめします。
キャリアアドバイザーからあなたにメッセージWeb-CABは対策が8割!
本番に向けて入念に対策を進めよう
Web-CABは出題問題や傾向が明確に決まっています。つまり、どんな問題が出題されるのかを知り、その傾向に合わせた対策ができているかが、高得点を左右すると言っても過言ではありません。
すでに苦手な問題がわかっている人は、そこを集中的に対策することで全体的な得点力を上げられます。まだ苦手分野がわからない人も、まずは一通り解いてみてから対策を進めましょう。
もちろん、しっかり対策をしても本番で油断は禁物です。対策したことに自信を持ち、万全の状態で本番に挑めるように事前対策を徹底しましょう。
電卓の選び方や手計算のコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
関連記事
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テストセンターでは電卓の使用は禁止されているので、解き方の工夫が必要です。 この記事では、テストセンターの試験内容、計算方法、対策など、例題を交えながらキャリアアドバイザーが解説します。 この記事を読んで、自信を持ってテストに臨めるようにしましょう。
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そのほかの適性検査の対策については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。
SPI:
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玉手箱の言語問題を解くコツ|特徴を掴めば攻略は可能
SCOA:
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CUBIC:
CUBIC適性検査は4つの対策で万全! 役立つ模擬例題と解答付き
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適性検査「TAL」の攻略ガイド|検査内容と回答ポイントを徹底解説
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Web-GAB受験者は必読!スコアアップの3つのコツと問題例
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例題あり|eF-1Gは発想力と思考力を鍛えることで高得点を狙える
受験時に意識しよう! Web-CABで高得点を取る3つのコツ

Web-CABでは事前の対策が非常に重要ですが、高得点を狙うには受験時に意識しておくべきこともいくつかあります。
最後に、Web-CABで高得点を取るコツを3つ紹介するので、ぜひ受験前にチェックしておきましょう。
明日が受検本番でも大丈夫!
WEBテスト模試ならスマホで対策が完結
WEBテスト本番が近づくと、今のままで対策が十分か不安になりますよね。 問題集で勉強はしたものの、ちゃんと点数がとれるのか自身がない人も多いはず。
今すぐ手軽に対策したい人におすすめなのが、「WEBテスト模試」です。言語と非言語の問題を網羅的に収録しているので、間違えたところを解説をもとに対策すれば、自信を持って本番に望めますよ。
スマホやパソコンで、本番を想定した問題を今すぐ解いてみましょう!
①常に時間を意識して素早く解く
Web-CABで高得点を目指すには、常に時間を意識しながら素早く解くことを心掛けましょう。
Web-CABは制限時間が短く、1問あたりに多くの時間はかけられません。1問に長く時間を取られずに次々と問題を解いていくためには、常に時間を意識することが大切です。自分の得意不得意を考慮したうえで、あらかじめ1問あたりの解答時間を設定しておくようにしましょう。
②解けない問題は潔くあきらめる
Web-CABで高得点を取るには、解けない問題は潔くあきらめることも大切です。
Web-CABはそもそも全問正解を目指す必要はなく、6~7割の得点を取れれば十分合格ラインに達することができます。解けない問題に時間を使いすぎて、ほかの問題を解く時間がなくなってしまっては、合格ラインに届かなくなる可能性があります。
そういった事態を避けるためにも、「○秒考えてもわからない問題は、適当にマークをして次の問題に進む」といったように、自分なりのルールを決めておきましょう。

キャリアアドバイザー
なお、満点を狙う必要がないのは、ほかの適性検査も同様ですよ。
③性格審査は一貫性のある解答を心掛ける
Web-CABで高得点を取りたいのであれば、性格検査は一貫性のある解答を心掛けるようにしましょう。
性格検査の解答に整合性がないと、虚偽の解答をしていると判断されるリスクがあるため、性格審査では一貫性を意識することが大切です。
一貫性と聞くと難しく感じるかもしれませんが、変に偽ることはせず素直に解答していけば、矛盾が生じることは基本的にありません。事前に自己分析を通じて自分についての理解を深めておき、正直に解答していくようにしましょう。
キャリアアドバイザーからあなたにメッセージWeb-CABで高得点を取るコツ
「慣れ」がカギをにぎる!
Web-CABとペーパー形式の大きな違いは、一度進むと前の問題に戻れない点です。通常のテストのように、問題を解いた後に見直しをするということができません。そのため、ある程度考えてもわからない問題は、潔く飛ばして先に進む「決断力」が非常に大切です。この決断力も、やはり「慣れ」がなければなかなか身に付きません。
いざテスト本番となると、緊張から本来の実力が発揮できないことはよくあります。ましてや、テスト形式に慣れていないと、普段通りできずに戸惑ってしまうことも。これは、かなりもったいないですよね。テスト形式に慣れること自体が立派な対策になるため、これを意識して対策を進めましょう。
Web-CABは科目ごとにしっかり対策して選考を突破しよう!
Web-CABはIT職向けに特化した適性検査ではありますが、IT企業以外やコンピューター職以外の選考でも実施されることがあります。ほかの適性検査よりも難易度が高い傾向にあるものの、科目ごとにしっかりと対策をしておけば、合格ラインに達することは十分に可能です。
今回解説した内容を参考にしながら、Web-CABの正しい対策方法を理解して、ぜひ就活を有利に進めてくださいね。
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Web-CABの対策をしないといけないのですが、どういった試験なのかがよくわかりません……。