目次
- Web-CABで突破するには科目ごとの対策が大切
- まずはWeb-CABの概要について理解しよう
- CABは論理的思考力を検査する試験
- 検査項目ごとに分割して受験が可能
- 制限時間が短い
- 難易度は高いため正答率は6割以上を目指そう
- 違いを理解しよう! 2つの形式のCAB
- ①Web-CAB
- ②ペーパー形式
- Web-CABとペーパー形式の違い
- しっかり押さえる! Web-CABを構成する5つの検査
- ①暗算
- ②法則性
- ③命令表
- ④暗号
- ⑤性格検査
- 完全攻略! Web-CABの対策方法5選
- ①市販の問題集を購入して解く
- ②出題傾向を把握する
- ③時間を意識して問題を解く
- ④問題を繰り返し解いてスピードアップを目指す
- ⑤苦手な問題の対策を工夫する
- Web-CABの問題と解答例
- 暗算の問題例
- 法則性の問題例
- 命令表の問題例
- 暗号の問題例
- Web-CABの対策をした方が良い人の特徴
- ①業界を絞らず広く受ける人
- ②IT企業を志望している人
- ③理系の学生
- これで判別! 検査内容がWeb-CABとわかる方法
- ステップ①企業から送付されるURLを見る
- ステップ②開始画面をチェック
- Web-CABのおすすめ勉強本
- 【玉手箱・C-GAB編】 これが本当のWebテストだ! (1) 2024年度版 (本当の就職テスト)
- CAB・GAB完全対策 2024年度 (就活ネットワークの就職試験完全対策4)
- 最新最強のCAB・GAB超速解法 '23年版
- Web-CABの対策をしっかりして就活を有利に進めよう
Web-CABで突破するには科目ごとの対策が大切
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「Web-CABとはどのような特徴がある試験ですか?」
「Web-CABの対策方法が知りたいです」
といった声を聞きます。Web-CABはSPIや玉手箱と同じように適性検査の一種ですが、その特徴からIT関連の職種で多く採用されている適性検査です。このWeb-CABを突破するには科目ごとに対策することが大切です。
この記事ではWeb-CABの科目別の対策方法を紹介していきますので、Web-CABの問題例、勉強方法を知って対策につなげましょう。
これからWeb-CABを受ける予定がある方や、Web-CABの理解を深めたい人はぜひ最後まで読んでWeb-CAB対策の参考にしてみてくださいね。
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まずはWeb-CABの概要について理解しよう
CABはSPIと並んで多くの企業で採用されている適正テストの玉手箱を運営する日本SHL社が開発したコンピューター職の適性を判断するための適正検査です。
CABを採用している職種はSEやプログラマーなどIT関連の職種が多くなっており、論理的思考を試験するための問題が出題されます。
CABはペーパー形式の「CAB」とWeb形式の「Web-CAB」の2種類に分類されています。
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CABは論理的思考力を検査する試験
SPIや玉手箱は一般教養と性格診断を検査する試験である一方で、CABは論理的思考力を測るための適性テストです。CABの内容は論理的思考力を検査するために「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」「性格検査」の5項目で構成されています。
SPIや玉手箱より難易度が高いだけでなく、回答時間も短いので次々と問題を解いていけるかが、合格の鍵となるでしょう。
SPIの勉強法はこちらを参考にしてみてください。
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主にコンピュータ職の適性を診断できる
CABを解くためには「情報処理能力」が必要となるため、SEやプログラマーなどのコンピューター職の適性を診断することができます。
CABの問題はじっくりと時間をかければ回答できる問題となっていますが、CABで重視されるのはじっくり解くことよりも、限られた時間内で多くの問題を回答していける「情報処理の早さ」「情報処理の正確さ」が求められます。
解答時間が限られているCABでは早く正確に解く論理的な思考力が試されるでしょう。
検査項目ごとに分割して受験が可能
CABは「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」「性格検査」の5項目ありますが、検査項目ごとに分割して受験することができます。
従来の適性テストでは、1つ目の項目を受験し終われば次の項目を受験と1日ですべての項目を受験する必要がありますが、Web-CABでは1つの項目が終われば、次の項目を受験するのは自分のタイミングで受験することが可能です。
期限内であれば、いつでも中断・再開が可能ですので、集中力が切れないように自分で調整しながら受験するようにしましょう。
キャリアアドバイザー
制限時間が短い
これはCABの全項目に共通して言えることですが、1問ごとに使える時間があまりにも短いため、全問題を解き終えることが難しいのです。1問に長く時間を取ってしまうとすべての問題を解くことができず不合格になってしまう可能性が高まります。
1つの問題に悩みすぎず問題を次々解いていく判断力が必要になるので、どれだけ早く問題を解いていけるかがCAB対策では重要です。
難易度は高いため正答率は6割以上を目指そう
CABは制限時間が短いだけでなく、難易度も高いのが特徴です。難易度が高い問題に時間をかけてしまうとすべての問題を解ききれないため、解ける問題と捨てる問題を取捨選択することもときには必要です。
全問正解を目指すというより、6割以上の正答率を目指してください。
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WEBテストは多くの企業が採用する選考フローの一つ。しかし、対策不足で通過できない人も少なくありません。
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ぜひ活用してWebテストを突破しましょう。
違いを理解しよう! 2つの形式のCAB
就活生
CABにはペーパー形式とWeb形式があると聞いたのですがそれぞれどういった点が異なるのでしょうか?
キャリアアドバイザー
検査項目は変わりませんが実施形式によって問題数や制限時間が異なります。どちらの形式にも対応できるようにそれぞれを理解しておきましょう。
近年はWeb-CABが主流となっていますが、ペーパー形式とWeb形式の違いを理解しておくと、どちらの形式でも対応することができますね。
これから異なる2つの形式のCABについて、確認していきます。
①Web-CAB
Web-CABは自宅のパソコンから受験するWeb形式の受験方法で、Web-CABはペーパー形式と比べて、制限時間が短く、難易度も高いのが特徴となります。
ただ、場所やタイミングを問わず受験でき、自分のタイミングで一時中断して次の試験項目に備えることができるため、Web-CABはペーパー形式より集中して受験することができるでしょう。
②ペーパー形式
ペーパー形式のCABは指定された試験会場で筆記試験を受験します。検査項目は5項目とWeb-CABと変わりありませんが、問題数や制限時間が少し多く長いのが特徴です。
一方で、試験会場に行く手間が発生してしまうことに加え、解答訂正時に消しゴムによる修正をするなど筆記特有のタイムロスが発生してしまう点は気をつけておきたいですね。
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志望企業の選考を突破するために、今からしっかり準備をしておきましょう。
Web-CABとペーパー形式の違い
Web-CABとペーパー形式を比較してみるとWeb-CABの方が問題数が少なく、制限時間も短いです。
ちなみに、Web-CABの場合は「暗算」のことを「四則演算」と呼ぶように使う用語が違うこともありますが、内容はペーパー形式と変わりありません。
比較的難易度が高いことに加えて、応募者の論理的思考力を確認できるという点に加え、試験会場の用意をしなくても適性検査を受けさせることができることから企業側としては、Web-CABを選択するケースが多くなっています。
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Web-CABとペーパー形式の違いとして注意が必要なのは、一度進んだら戻れないという点です。通常のテストであれば、一通り問題を解いた後、戻って見直しをするということができますが、Web-CABでは先に進んだ後、戻ることはできません。ある程度悩んで見てもわからない問題は、潔く飛ばして先にすすめるという決断力も大切です。この決断力も「慣れ」がないとなかなかできませんよね。
いざテストとなると、緊張感から実力が発揮できないということもあります。ましてや、慣れていなければ、普段通りできずに躓くなんてことも。もったいないですよね。テスト形式に慣れることも立派な対策になりますので、意識して対策を進めましょう。
しっかり押さえる! Web-CABを構成する5つの検査
Web-CABを攻略していくには5つの検査の特徴を押さえる必要があります。各検査の特徴を知っておけば、それに応じた対策が可能になりますよ。
まずは、5つの検査項目を確認して、Web-CAB対策をおこないましょう。
①暗算
暗算は足し算・引き算・掛け算・割り算といった四則演算が問題なく解けるかを確認します。50問の問題に対して制限時間は9分と、1問にかけられる時間は約10秒です。
また、問題が進めば進むほど、難易度が高くなっていく傾向があるので、序盤の問題は取りこぼさないように気をつけましょう。基礎的な問題であっても小数点や大きな数字が扱われることが多いため計算間違いのないように注意しましょう。
②法則性
法則性の検査項目は、5つの図形から変化していく法則を導き出し、空欄に当てはまる図形を解答していく問題です。30問の問題に対して制限時間は12分と、1問につき24秒で解答していく必要があります。
それぞれ異なった図形が表示されますので、法則性を導き出す思考力・発想力が必要となりますね。その法則としては次の4つの変化が多くなっています。
- 回転 :図形が一定の角度で回転する法則
- 移動 :図形がマスの中で移動する法則
- 交互移動 :図形が上下左右斜めに移動する法則
- 増減 :図形の個数が増減する法則
ほとんどの問題がこの4つの法則に該当するため、できるだけ早く法則を見つけ出すことで、法則性の項目を突破していきましょう。
Web-CABの対策に時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう
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そんな人は「WEBテスト対策問題集」を活用しましょう。頻出問題に特化しているので、時間がなくても効率的にWEBテスト対策を進めることができます。
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③命令表
命令表の検査項目では、命令表の指示に従って、図形を変形させていく必要があります。問題数は全15問に対して制限時間は36分と、1問にかけられる時間は25秒です。
また、命令表の指示内容は10通りあり、「上下反転」や「左右反転」、「上の命令を消す」など、細かい指示に対して注意しなければ正答することができません。
ポイントとしては、簡単な問題はすぐに解答することができますが、複雑な問題では時間がかかってしまう可能性がありますので、時間を取られすぎないように気を付けてください。
④暗号
暗号の検査項目では、暗号が意味する指示内容を推測して解答していきます。問題数が全30問に対して制限時間は16分と、1問につき32秒で解答していく必要があります。具体的には、1つの図形に対して3つの変化があり、それぞれ変化させるために必要となった指示はどれか暗号を解読していくのです。
ちなみに、暗号の変化内容としては、次の内容が多いです。
- 回転 :図形が回転する暗号
- 色 :色が反転する暗号
- 大きさ :図形が小さくなる、または大きくなる暗号
- 図形の変化:三角が丸になる、四角が丸になる等の暗号
- 文字 :数字が増減する、並びが逆になる等の暗号
- 増減 :図形や文字の個数が変化する暗号
隠された暗号指示を推測して、上記の変化のどれに当てはまるか迅速に導き出せるかが、暗号の検査項目を突破できる鍵となるでしょう。
⑤性格検査
性格検査では、あなたの行動基準や趣味嗜好、判断基準など人間性を検査されます。
ちなみに、性格検査はWeb-CABとペーパー形式のどちらも同じ問題数、制限時間となっています。問題数が全68問に対して制限時間は30分と、1問にかけられる時間は26.5秒です。
性格検査は自社の社風に合った人柄かを確認するだけでなく、入社後の配属先を決めるための参考情報として扱われます。そのため、自分をよく見せようと回答するのではなく素直に回答するようにしましょうね。
完全攻略! Web-CABの対策方法5選
ここからはWeb-CABを攻略するための対策方法を解説します。制限時間が短いうえに、図形問題が多いWeb-CABではあらかじめ解くコツを理解しておけなければ高得点は狙えません。
より早く正確に解答していくためには対策方法を理解し、繰り返し問題を解くことでWeb-CABに慣れていくことが大切ですので、ぜひ対策方法を参考にしてみてください。
適性検査全般の対策はこちらでも解説しています。
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①市販の問題集を購入して解く
問題集は書店やネットショッピングでも、販売されており、毎年新しくCAB対策の問題集が出版されています。先輩から譲り受けた過去のCAB対策問題集で対策勉強をするのは出題傾向が変わる可能性があるのでおすすめしません。
できるだけ最新版のCAB問題集を購入し、問題に慣れていきましょう。
②出題傾向を把握する
法則性、命令表、暗号といったCABならではの検査項目は問題に慣れている人ほど解答スピードが早くなります。特に、図形問題は日常生活では触れる機会は限られてしまうため、問題集を参考に出題傾向を把握しておくことで、試験当日に時間をかけずに解答していくことができます。
また、毎年同じような内容が出題されることもあり、代表的な問題の解き方は暗記するくらい何度も解き、すぐに解答できるように対策しておくと高得点を狙えるでしょう。
③時間を意識して問題を解く
Web-CABの対策で最も重要なのが時間配分です。1問にかけられる時間は約10秒〜約30秒と、かなり短いため1つの問題に悩んでいる暇はありません。そのため、問題集を解くときは時間を意識して解くようにしましょう。
実際の試験時間と同じ時間を測って、試験時間の感覚を覚えておくと試験当日のペース配分がわかります。
キャリアアドバイザー
自分の得意不得意を把握しておくことで、問題ごとにかけてよい時間上限を決めておきましょう。
④問題を繰り返し解いてスピードアップを目指す
1問にかけられる時間が短いWeb-CABにおいて解答時間をいかに短縮できるかが、結果を大きく左右するポイントとなります。解答時間をスピードアップさせるには、問題を繰り返し解いていく方法が最も効果的でしょう。
CAB問題は繰り返し問題を解くことで、出題傾向、法則性や暗号の傾向を覚えていき、スピードアップができるため、繰り返し何度も問題集を解いていくことが、Web-CAB対策で効果を発揮する方法と言えます。
⑤苦手な問題の対策を工夫する
試験対策をおこなううえで大切なのが「自分の苦手を知っておく」ことです。
たとえば、問題集を繰り返し解いていると、自分がこの問題が苦手だと痛感することがありますが、苦手な問題を敬遠し、自分がすんなり解ける問題ばかり、練習していても点数を上げることはできません。
つまり、得点アップを狙うにはいかに苦手問題の対策ができるかが重要な要素となるため、
まずは、自分がどの問題が苦手なのか、つまずいてしまう問題はどれかを把握することから、始めましょう。
暗算が苦手な場合
暗算が苦手な場合は、繰り返し問題を解いていくしかありません。なぜなら、暗算のスキルは一夜漬けで精度があがることはなく、精度とスピードを意識しながら解いていくことが確実な対策につながります。
まずは、ケアレスミスや時間の掛けすぎを防ぐために繰り返し何度も問題を解いて慣れていきましょう。
また、何度対策をしても解くのに時間がかかりすぎる問題はときには諦めて次に進むことも大切です。Web-CABでは満点を取る必要はなく、6割以上の正答率を目指しましょう。
法則性が苦手な場合
法則性が苦手な場合、問題を一目見ただけではなかなか法則性に気付くことは難しいでしょう。もし、一目見て法則性に気付けないのであれば、出題される問題の法則性を暗記しましょう。
その法則性で出題される法則は次の4つがほとんどです。
- 回転 :図形が一定の角度で回転する法則
- 移動 :図形がマスの中で移動する法則
- 交互移動:図形が上下左右斜めに移動する法則
- 増減 :図形の個数が増減する法則
どの法則に当てはまるのか、確認していくためにもまずは法則を覚えておくといいでしょう。
命令表が苦手な場合
命令表が苦手な場合は、メモを駆使して自分の考えていることを可視化してください。命令表が苦手な人の特徴として、指定された変化を頭の中だけで考えていってしまい、自分が導き出さなければいけない答えを見失うという傾向があります。
考えを整理するためにも、メモを駆使して問題を解くように癖づけていくのがおすすめですよ。
暗号が苦手な場合
暗号が苦手な場合も、法則性と同じく出題傾向を覚えていおくことで対策できます。なぜなら、暗号も法則性と同じように、暗号の変化内容はほとんど法則性があるためです。
- 回転 :図形が回転する暗号
- 色 :色が反転する暗号
- 大きさ :図形が小さくなる、または大きくなる暗号
- 図形の変化:三角が丸になる、四角が丸になる等の暗号
- 文字 :数字が増減する、並びが逆になる等の暗号
- 増減 :図形や文字の個数が変化する暗号
この6つの法則さえ押さえておけば、問題に出題された暗号が、どのパターンに当てはまるのかを当てはめていくだけで多くの問題は解くことができます。
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Web-CABは出題問題、傾向も明確です。つまりどんな問題ができるのかを知っていて、傾向から対策できているかどうかで高得点は決まるといっても過言ではありません。言い方を変えれば、どんな人でも対策次第で高得点は狙えるということです。
苦手な問題がすでにわかっている人はそこを集中的に対策することで、満遍なく点数が取れるようになります。まだわからないという人もまずは一通り解いてから、対策をすすめましょう。
もちろん、しっかり対策をしたからと言って本番も気を抜いてはいけません。対策したことに自信をもって本番に挑めるように、事前対策を徹底しましょう。
Web-CABの問題と解答例
Web-CABの対策には、問題集を購入して解いていくことが一番効果的ですが、この記事でも問題例と解答例を紹介していきます。
問題例を知っておけば、Web-CABをイメージしやすくなり、対策も立てることができるため、実際に出題される問題例と解答例を見ていきましょう。
暗算の問題例
38,760 ÷ 510 = ?
A.44 B.59 C.61 D.76 E.84
解答例
答え:D.76
この手の問題は正確に計算すれば確実に答えにたどり着きますが、暗算問題が苦手という人は、大きな数字に惑わされずに小さな数字に変換して考えてみましょう。
たとえば、この問題例の場合「38,760 ÷ 510 =」だと数字が大きく複雑に見えるでしょうが、これを「387 ÷ 5 =」にするとどうでしょうか。
「387 ÷ 5 =」の答えは「77.4」ですので、「77に近い数字」である「D.76」が答えとなります。
法則性の問題例
上の図形群はある論理的な順序で配置されています。そのうちの1つが空欄になっています。空欄に入る、図形群の論理的な配列を満たす図形をA〜Dから1つ選びなさい。
※この問題はこちらの問題集から抜粋しました。
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解答例
答え:B
法則としては赤の丸と青の丸はそれぞれ独立して交互に、対角線に移動していっています。
赤:左上 → 右下 → 左上
青:右上 → 左下 → 右上
このように変化していく法則性があるため、答えはBです。よく出題される法則性の「交互移動:図形が上下左右斜めに移動する法則」に当てはまる問題ですね。
命令表の問題例
この問題は縦に並べられた1つ以上の図形からなっています。上から順に命令を実行し、すべての命令を実行した結果得られる図形群をA〜Eから選びなさい。なお、各命令の意味は命令表を参照してください。
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解答例
答え:C
1つ目の命令で2段目の十字四角形が消される
2つ目の命令で次の命令である、左右反転が消される
禁止マークを左右反転する命令だが、2つ目の命令で左右反転が消されている
4段目の左上角の図形が上下反転される
命令表の指示内容を確認して、落ち着いて指示内容を当てはめていきましょう。間違えないようにメモで実際に図形を書いていくことを、おすすめします。
暗号の問題例
上記の正方形の間にある円形の記号は、左の図形に対してなされる暗号命令です。この暗号により、左の図形は矢印の方向へ記号に従い変化します。
暗号図から暗号の意味を解読し、下の「?」の正方形に入る図形を選択肢A〜Eを1つ選びなさい。
※この問題はこちらの問題集から抜粋しました。
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解答例
答え:A
「+」が白黒の色が反転する暗号
「−」が縦線が入る暗号
「÷」が図形拡大の暗号
よって「+」の暗号が使われたことによって、黒のひし形が大きさを変えずに、白のひし形に変化した「A」が答えになりますね。
暗号問題は、法則性をメモしておき、選択肢から最もあり得る変化を選ぶことで、思考時間を短縮することができます。
選択肢の中から、まずありえない選択肢は省いていき、細かな変化に気付ける観察力を身に付けましょう。
Web-CABの対策をした方が良い人の特徴
すべての学生がWeb-CABを受験するとは限らず、Web-CABの対策をした方が良い人の特徴はある程度絞ることができます。つまり、自分が受ける業界や企業がWeb-CABを導入しているかどうかがポイントですので、Web-CABを取り入れているかどうかはしっかりと把握しておきましょう。
まずは自分が志望する業界、専攻科目によって、自分はWeb-CABを対策するべきか確認していってくださいね。
①業界を絞らず広く受ける人
まず業界を絞らずに広く選考を受けていく人はWeb-CABの対策をした方が良いでしょう。特に、応募する企業がIT企業、コンピューター関連の職業の場合はWeb-CABが選考に採用されている可能性が高いです。
また、業界を絞らずに広く受けていくと、IT企業以外でもWeb-CABを採用している企業がある可能性がありますので、Web-CABを対策しておくと安心ですね。
業界を絞らないメリット・デメリットはこちらで解説しています。
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②IT企業を志望している人
IT企業のほとんどがWeb-CABを採用活動に取り入れているので、IT企業を志望している人はWeb-CABの対策をしておいた方が良いでしょう。
また企業自体はIT業界でなくとも、コンピューターをメインに扱うようなSE、プログラマー職を志望する場合も同様にWeb-CABの対策をしておく方がよいと言えるでしょう。
IT企業に就職するために必要なことはこちらを参考にしてみてください。
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③理系の学生
Web-CABは他の適性検査と違い、国語のような言語問題はなくすべて暗算や図形問題から適性を判断される検査のため、理系向けの検査とも言えます。
そのため、理系の学生はWeb-CABの対策をしておいた方がよいでしょう。IT企業を志望しない理系学生であっても論理的思考力を求められる場面の多い理系学生は、Web-CABの対策をしておくことで論理的思考力が鍛えられて就活で役立つことが多いでしょう。
理系就活の対策はこちらを参考にしてみてください。
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キャリアアドバイザーコメント石川 愛プロフィールをみる
特にシステムエンジニアやプログラマーを目指している人は、Web‐CABの対策を徹底しておくことをおすすめします。Web‐CABはこの記事で前述していたように、命令表・暗算・法則性・暗号などの就活生の論理的思考力を測る問題が出題されます。よく就活生が受けるSPIではここまで論理的な問題はありません。
このスコアを必要とする企業は、Web‐CABの問題が解ける就活生を採用したいと考えています。つまり、Web‐CABの知識が備わっていることを前提として就活生を受け入れるのです。システムエンジニアやプログラマーを目指す人は、Web‐CABの対策をする際に「今だけ」と考えずに、今後も必ず必要となるスキルであることを理解して、モチベーション高く対策をしていきましょう。
これで判別! 検査内容がWeb-CABとわかる方法
就活生
志望企業がどの適性検査を採用しているかって、なかなか知ることは難しいと思うのですが、情報がない場合どうすればよいでしょうか。
キャリアアドバイザー
確かに情報開示していない企業であれば口コミ程度しか情報はありませんよね。ただ、Web-CABに関しては受験前に把握できる方法があるんですよ!
就活生
そうなんですね!ぜひ教えてください。
検査内容がWeb-CABとわかる方法を知っておけば、実際に試験を受験する前に対策することができます。受験案内に検査内容が記載されている可能性もありますが、そうでない場合も企業から送られてくる検査URLを確認することで検査内容を判断しましょう。
ステップ①企業から送付されるURLを見る
まず企業から送付されるURLを確認してみましょう。URLのなかに「e-exams」と入っていると玉手箱かWeb-CABに絞ることができます。
実際にログインする前に、URLを確認して自分がどの検査を受けるのか判断することで対策する検査内容をある程度絞ることができるでしょう。
ステップ②開始画面をチェック
URLに「e-exams」と入っていることを確認できれば玉手箱かWeb-CABに絞ることができますが、そこからWeb-CABかどうかを判断するには開始画面をチェックする必要があります。
開始画面まで進むと説明画面に「計数」「言語」「パーソナリティ」などが記載されていれば玉手箱だと判断できますし、「四則演算」や「法則性」「暗号」などが記載されていればWeb-CABと判断することが可能です。
Web-CABのおすすめ勉強本
「CABの勉強本がたくさんありますが、どの勉強本を購入すればいいですか?」と勉強本選びで迷ってしまう人がいますよね。
おすすめのWeb-CAB勉強本を3種類紹介していきますのでWeb-CABの対策に向けて参考にしてみてくださいね。
【玉手箱・C-GAB編】 これが本当のWebテストだ! (1) 2024年度版 (本当の就職テスト)
玉手箱・CAB・GAB対策の勉強本です。本書は、毎年販売されているシリーズであり、SPIをはじめ、Web-CABなど適性テスト対策本を幅広く掲載しています。
適性テスト対策シリーズの中でも、玉手箱・CAB・GABを専門に扱っている対策本で、問題集はもちろん、各項目の解説から、問題形式の概要まで丁寧に解説されているのが特徴です。
CAB・GAB完全対策 2024年度 (就活ネットワークの就職試験完全対策4)
CAB・GAB対策を専門としている対策本です。本書の最大の魅力は、実際の試験に出題される問題難易度と同程度の、擬似問題を掲載していることでしょう。
繰り返し問題を解き、時間間隔を養うために最適な対策本と言えます。難解問題の解き方など解説もしっかり載っているので、試験当日までに難解問題も解答できるように対策しておきましょう。
最新最強のCAB・GAB超速解法 ’23年版
CAB・GABに対応した対策本で、実際の試験難易度に近い擬似問題、各項目の対策・解説が載っている本書は、いちからCABを勉強する人におすすめです。
実際の試験のスピード感を意識しながら問題を解いていくことでWeb-CAB対策ができます。本書の魅力は赤シートによって解答やポイントを隠しながら、勉強ができるので通学中など目視でしか勉強できない環境でも、しっかり対策することができますね。
Web-CABの対策をしっかりして就活を有利に進めよう
Web-CABは理系の学生、IT関連企業やコンピューター職を志望する学生などが受ける可能性がある適性検査ですので、あてはまる人はしっかりと対策しておきましょう。
特に今回解説した通り、Web-CABを突破するには検査項目ごとの対策をしていくことが大切です。この記事を何度も読んで、対策ポイントを掴み、対策本を何度も繰り返し解くことで準備することができます。就職活動で志望企業の内定を勝ち取るためにも、しっかりWeb-CABの対策をおこなっていきましょう。
「WEBテストの対策をする時間がない…」そんな人におすすめの対策方法
多忙な就活中、WEBテストを対策する時間がないと悩む人は多くいます。
そこで活用したいのが「WEBテスト対策問題集」です。頻出問題に絞って対策できるので、時間をかけずにWEBテスト対策ができます。
WEBテスト対策に時間が取れない人は、ぜひ活用することをおすすめします。
中断ができると言っても1つの検査項目が終わってからです。1つの検査項目の受験中に中断できるわけではないので注意してくださいね。