「3年後の自分は?」の回答例文8選|魅力的に伝わる回答法も解説

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  • 津田 祥矢

    津田 祥矢

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コラムの目次

  1. 3年後の自分を聞かれたら理想の未来から逆算して伝えよう
  2. 「3年後の自分」を面接官が聞く理由
  3. 自社でその理想が叶えられるか確かめるため
  4. 自社の志望度を把握するため
  5. 企業と学生のベクトルの一致を確認するため
  6. 新卒3年後の学生に企業が期待していること
  7. 離職をしていないこと
  8. 担当部門の主力となっていること
  9. 教育担当になること
  10. 「3年後の自分」の理想像の作り方3ステップ
  11. ①3年以上先の長期的な自分の理想像を固める
  12. ②その理想像に至るためのプロセスを計画する
  13. ③②で計画したプロセスから3年後の自分を考える
  14. 「3年後の自分」を魅力的にする伝え方3ステップ
  15. ①結論を伝える
  16. ②結論の背景となる理由を伝える
  17. ③理想の状態になるために1~3年目でおこなうアクションを伝える
  18. 「3年後の自分」を伝える際のコツ
  19. 面接官からのマイナス評価を防ぐコツ
  20. 面接官によりプラス評価を与えるコツ
  21. 志望職種別「3年後の自分」の例文
  22. 例文①法人営業職を志望する学生
  23. 例文②マーケティング職を志望する学生
  24. 例文③販売職を志望する学生
  25. 例文④研究職を志望する学生
  26. 例文⑤エンジニア職を志望する学生
  27. 例文⑥編集職を志望する学生
  28. 例文⑦人事職を志望する学生
  29. 例文⑧経理職を志望する学生
  30. 「3年後の自分」を聞かれたら長期的な視点からさかのぼって考えよう

3年後の自分を聞かれたら理想の未来から逆算して伝えよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。よく学生から

「3年後のキャリアプランを聞かれましたが答えられません」
「3年後の自分なんてわかりません」

という声をよく聞きます。まだ、実務を経験していない学生からするとかなり回答に困る質問の一つであることは間違いないですね。ただ、多くの学生が回答に困るからこそ、自分が回答できたら、他の学生に大きく差を付けることもできますよね。

この記事では3年後の自分について質問された際に考えるためのヒントや面接官が理解しやすい伝え方を解説していきます。

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「3年後の自分」を面接官が聞く理由

「3年後の自分」を面接官が聞く理由
  • 自社でその理想が叶えられるか確かめるため
  • 自社の志望度を把握するため
  • 企業と学生のベクトルの一致を確認するため

「3年後の自分」だけでなく、就活でおこなわれる質問は企業によって聞く意図は異なります。そのため、どの企業にも絶対に好印象になる質問への回答は存在しません。まず大前提、ここを把握しているだけでも、かなり心が軽くなるかと思います。

とはいえ、なぜ企業は面接の場で「3年後の自分」を聞いてくるのでしょうか。ここでは、企業が面接で「3年後の自分」を聞く理由を3つ説明します。面接官が質問してくる意図を知り、意図に沿った回答作りができると、より企業側の印象に残る回答ができますよ。

自社でその理想が叶えられるか確かめるため

企業はできる限り学生が理想とする未来を叶えてあげたいという思いはあります。社員が描く理想に向かうことで、社員のモチベーションが上がり、より高い業績を築いてくれたら会社的にも社員的にも好影響になりますね

ただ、学生が3年後の理想像を伝えた際、その理想が本当に自社で叶えられるのかどうかは企業も入念に見ています。たとえば、エンジニアとしてコードを書いてシステムの開発をできるようになりたい人が、営業会社に入社したら双方にとって不利益になりますよね。その理想が自社で実現できるのかどうかは企業はちゃんと見ていますよ。

自社の志望度を把握するため

自社の志望度の高さを確認するためにこの質問をする企業も少なくないです

学生からすると、志望度が高ければ高いほど、その企業を詳細に調べますよね。そのため、「3年後の自分」の回答が具体的かつ企業での実現可能性が高いほど企業側は志望度の高さを感じるようです。

企業と学生のベクトルの一致を確認するため

企業が目指す方向性と学生の理想の方向性が合っているか確認するために「3年後の自分」を質問することもあります

たとえば、企業が

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企業

既存の飲食事業を縮小し、通信事業を伸ばしていこう

という計画があるにもかかわらず、学生が

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就活生

3年後は飲食事業を主力にして売上を2倍にしたい!

と思っていた場合、企業が目指したい方向と学生が目指す理想に大きなギャップが生まれていますよね。入社後にこういったギャップがないか確かめるためにも「3年後の自分」やキャリアプランなどを質問する企業はかなり多いです。

キャリアアドバイザーコメント

清水 沙也香

清水 沙也香プロフィール

企業は特に自社の志望度を把握するために「3年後の自分」を聞く

「3年後の自分」を聞く企業の意図として「自社の志望度を把握するため」といった理由が特に多い印象です。受ける企業に合わせた「3年後の自分」を想像するには、企業についてしっかりと調べなければなりません。具体的には、入社後はどのような部署に配属されるか、業務内容はどのようなものか、実際に働いている社員はどんなキャリアパスを歩んでいるのか、といった観点から調べる必要があります。その情報に照らし合わせ、3年後どうなっていたいか企業が納得できるレベルで言語化することが重要です。

特に志望度が低い学生は、上記のような事前調査を怠りやすい傾向にあり、どの企業でも通じる当たり障りのない回答になってしまいがちです。リサーチ不足により「3年後の自分」についてあいまいな回答になってしまうと、企業からは「志望度が低いため十分に調べておらず、将来像がイメージできていないのだ」と思われてしまい、非常にもったいないです。

もし、明確にやりたいことがなかったとしてもビジネスパーソンとしてどんな人材になっていきたいかなどがあるとより説得力、納得感がでますよ。また、成し遂げたいことは多くの学生がお話しますが、なりたい姿もセットでお話すると自分だけのビジョンになり、面接官からも印象に残りやすい傾向にありますね。

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新卒3年後の学生に企業が期待していること

新卒3年後の学生に企業が期待していること

企業側は学生に入社3年後にどんな状態になっていることを求めているのか気になりますよね。3年後に求められている人物像を理解しておいた方が、理想を考えやすいこともあるでしょう。ここでは、企業が入社3年後の社員に期待していることを説明していきます。

離職をしていないこと

転職ありきの就活が主流となってきている現代、新卒入社後3年以内に離職をする割合は 3割を超えています。しかし、企業からすると基本的には一緒に長く働いてくれる学生を求めています。だからこそ早期でやめる懸念がないかどうかはほとんどの企業が気にしている点だと言えるでしょう

担当部門の主力となっていること

3年間、同じ会社で仕事をしていると、もう周りのサポートを常には必要とせず、ある程度一人でも業務が遂行できるようになっていることを期待されます。会社の規模や年齢層などにもよりますが、3年目で何十名もの部下を率いてマネジメントする方もでてきます。そうなるためにも、入社後3年間でわからないものは聞き、積極的に自分から動き、成果を出して、組織の主力になることができれば、会社も採用をしたメリットを感じられるでしょう。

教育担当になること

先ほど、3年目には「ある程度一人でも業務が遂行できるようになっていること」を企業に期待されると説明しました。つまり3年後には、後輩の育成もできる状態を期待されるケースが多いということです

中には、自分が学んできたことを教えることで、さらに自分の実力が高まるため、自ら教育担当に手を挙げる方もいますね。

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「3年後の自分」の理想像の作り方3ステップ

「3年後の自分」の理想像の作り方3ステップ
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就活生

「3年後の自分」について考えてみましたが、やはり思いつきません。

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キャリアアドバイザー

気持ちよくわかります。ただ、「3年後の自分」を考えることは面接対策になるだけでなく、自分の進路を見つめ直すとても良い機会になるんですよ。

未来の自分について「聞かれなければいいや」と思考することから逃げてしまう学生がたまにいますが、非常にもったいないです。目の前の質問の回答を考えることで、自分が応募する企業や進路さえも変えてしまうこともあります。未来についての質問から目を背けず、じっくり考えてみましょう。

①3年以上先の長期的な自分の理想像を固める

「3年後の自分」の理想を固める前に、自分が理想とする人生の目的や10年後の自分など3年より長いスパンで見たときの理想像を考えます。具体的であればあるほど、良いですが、理想を明確にする手段をこれから2つ説明します。

自己分析をする

就活において最も大事な自己分析。

ここで将来像を明確にイメージできたら、そこから逆算して、今自分が得たい経験を洗い出すことができますね。

自己分析を深めるためのオススメが以下3つです。

オススメの自己分析方法
  • 他己分析をおこなう
  • 自分史を使う
  • エージェントに相談する

自己分析についてはこちらで詳細に解説しています。

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他己分析についてより深く知りたい方は、こちらの記事で解説しています。

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現場社員の働き方からイメージを深める

現場社員の声を聞くことで、実際に自分が数年後やっていく仕事のイメージの解像度が一気に上がります。より具体的な仕事内容や将来自分が携わる可能性がある業務を知ることで、長期的なキャリアビジョンを固めることができます。

現場社員のリアルな声を聞くための優れた手段として以下の2つがあります。

現場社員の声を聞く手段
  • OB・OG訪問をおこなう
  • ホームページの社員紹介の記事を読む

キャリアビジョンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。意識すべきポイントについても紹介していますので、作るときの参考にしてみてくださいね。
キャリアビジョンとは? 10例文付きで解説する作成の極意!

OB・OG訪問については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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②その理想像に至るためのプロセスを計画する

①で長期的な自分の理想像を固めることができたら、その理想に至るために必要な経験や知識、能力を洗い出し、理想と現実のギャップを埋めていきます。たとえば、「10年後に営業部長になりたい」という長期的な理想がある場合、「誰よりも高い営業成績をあげること」「マネジメント経験」「社内での顔の広さ」など長期目標を叶えるために必要な経験や知識が洗い出されます。洗い出した要素を10年間のどこで経験するべきなのか具体的に計画します。

③②で計画したプロセスから3年後の自分を考える

②で具体的なプロセスが決まったら、そのプロセスの途中である3年後の自分はどんな経験をして、どんな知識、能力を身に着けている必要があるのかが少しずつ見えてくるはずです。そこで出てきた自分が「3年後の自分」の理想像になります。

長期的な自分の理想像から逆算して、3年後の理想像を固めていきましょう。

3年後の理想像の作り方

10年後に営業部長になる

8年後:マネジメント経験をする

7年後:他部署とも交流を積極的におこなう

5年後:年間営業成績1位を取る

3年後:まずは月間営業成績1位を取る

キャリアアドバイザーコメント

長尾 美慧

長尾 美慧プロフィール

自分の理想像は3年以上の長いスパンで考えよう

まだ社会人経験がないにもかかわらず、いきなり仕事における将来像を考えようとしても思いつかない人も多いと思います。その場合、まずは仕事に限らずプライベートも含めて将来像を考えてみましょう。その際、3年後に限らず、10年後、20年後、と長いスパンで考えましょう。

仕事が第一という人もいますが、多くの人はプライベートが充実してこそ仕事に意欲的に取り組むことができるのではないでしょうか。仕事だけでなくプライベートも包括的に考慮することで、より良い選択肢が思い浮かぶかもしれません。

まずは「○年後にこういう生活をしていたい」と大まかに考え、それを叶えるためには、どれくらいお金が必要で、そのお金を稼ぐためにはどういったスキルを身につけておくことが必要か想定してみましょう。必要なお金やスキルがある程度定まったら、それを叶えられる業務や仕事内容を逆算して考えましょう。
そもそも、自分の将来像を想像するには、自己分析が必要です。どのような環境であれば自分が生き生きと過ごせるか把握しておかないと、将来像も明確に思い浮かびません。どうしても将来の理想像がわからないという場合は、まずは自己分析から始めてみましょう。

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面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。

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「3年後の自分」を魅力的にする伝え方3ステップ

①結論を伝える

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就活生

私は3年後月間営業成績1位を取りたいです! 

「3年後の自分」に限った話ではありませんが、質問への回答の基本中の基本は、結論から回答することです。聞き手に今から「何について話すのか」を伝えるだけで非常に聞き手は内容が頭に入ってきやすくなります。

②結論の背景となる理由を伝える

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就活生

理由は10年後の目標として御社の営業部長として活躍したいと考えたためです。

私はこれまでのアルバイトや部活動での経験から裁量と責任をいただき、一つの組織を動かし、組織で高い目標を達成することに非常にやりがいを感じます。

そのため、10年後には御社の営業部長として大きな予算を預かり、大きな成果をチームメンバー全員で達成したいと考えています。まず業務にも慣れ、組織の中核として数字にこだわっているであろう3年後には月間営業成績1位を取れる営業マンになります。

自身の原体験と長期的な目標から逆算して、「3年後の自分」を考えた理由を述べます。また、面接で深堀をされたときのために、10年後、5年後などの目標もセットで用意しておくと、面接でも安心して回答できるのでオススメです。

③理想の状態になるために1~3年目でおこなうアクションを伝える

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就活生

3年後に月間営業成績1位を取るために、1〜3年目で社会人の基礎を習得します。

また誰よりもトップセールスの先輩営業マンへの同行をお願いすることで、売れる営業のノウハウを間近で学ばせていただく機会を自分で作っていく予定です。

理想の「3年後の自分」になるために、これから3年間のアクションプランを伝えることで企業側もどのようなステップを会社側で用意すべきなのか考えるきっかけになります。この入社後3年間の歩みを具体的に伝えることで、その通りにキャリアを歩むことになったという話はよくありますからね。できる限り、伝えるようにしましょう。

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「3年後の自分」を伝える際のコツ

面接でいざ自分の言葉で伝えようとすると、伝えることに必死で聞き手に伝わらない回答になったり、好ましくないワードを使ってしまうこともありますよね。反対に、伝え方次第では、志望度の高さや入社後の熱量を企業に感じてもらえるなど高評価につながることもあります。ここでは、マイナス評価にならないコツとプラス評価を与えるコツについて解説していきます。

面接官からのマイナス評価を防ぐコツ

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キャリアアドバイザー

誰しも面接でマイナス評価は避けたいですよね。マイナス評価を与えないためのヒントを教えるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「3年後の自分」を聞かれた際につい低評価につながる言葉選びをしてしまう学生も少なくないです。せっかく考えた3年後の自分に答えるときに注意すべき点を説明します。

抽象的な表現は避ける

企業は採用面接で「入社後に活躍するイメージができるか」を観点に複数の質問をします。そこで、抽象的な言葉ばかりを使っていると、具体性に欠け、企業は活躍イメージが湧かず、3年後どうなりたいのかも見えてこないため、「志望度が低そう」「あまり自己分析をしていないのかも」といった低評価につながります。

起業というワードは基本的に使わない

会社のカルチャーや教育体制などにもよりますが、「起業したい」というワードは基本的にはマイナス評価になることが多いです。起業がゴールの学生の場合、せっかく時間や労力をかけて育てた社員を手放すことをわかってて採用することになります。本音では思っていても、面接の場では口に出さないのが無難でしょう。

面接官によりプラス評価を与えるコツ

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キャリアアドバイザー

人気企業であればあるほど、他の学生にはない+αの評価を与えたいところです。次はプラス評価を与えるコツを教えるので、ぜひ参考にしてみてください。

マイナス評価を防ぐことだけ考えていても、他の学生よりも高い評価を与えなければ、内定にはなりづらいです。他の学生との差別化をするためにもぜひプラス評価を与えることにもこだわっていきましょう

企業が求める人材像まで把握して伝える

企業によって求める人物像は異なります。そのため企業ごとに回答時、少々それぞれの企業に沿う伝え方に変えるだけで「採用方針に合っている人」とプラスに評価される可能性が高まります。

企業の採用情報のページや企業理念に求める人物像の記載があることが多いので、事前に調べておくといざ回答するときに心の余裕にもつながりますよ。もしくは、面接や説明会時に採用担当者に直接「御社が求める人物はどんな人ですか?」と聞いてみるのも一つの手ですね。

志望する企業だからこそ叶えられる理由を添える

その企業だからこそ叶えられる理由を伝えられると+αの評価がつくでしょう。「現状業界シェア2位の商品を3年後には1位にする組織を作りたい」などが良い例ですね。忙しい就活時期に一社一社で異なるキャリアプランを立てるのは大変なことなので、まずは自分の志望度の高い企業だけでも志望企業だからこその理由を盛り込んだ「3年後の自分」を考えてみましょう。

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津田 祥矢

津田 祥矢プロフィール

志望する企業のキャリアパスを把握しておこう

「3年後の自分」を伝える際のコツとして、企業にプラス評価を与えるためには、実際の入社3年目までの流れを把握しておくことも効果的です。

昇格などのタイミングやキャリアパスは、企業によって頻度や時期が異なるものです。その企業の一般的な流れを確認せずに「3年目には役員になってマネジメントを経験したい」と一方的に伝えても、実際のキャリアパスと大きなズレがあれば非現実的だとマイナス評価を下されてしまいます。高い理想を掲げることは悪いことではありませんが、あまりにも的外れであると「うちではその希望を叶えてあげられない」と企業から思われてしまいます。重要なのは、実現可能な範囲内におさまる、現実的な目標を立てることです。

そのために、説明会やOB・OG訪問、面接にて実際の社員のキャリアパスを聞いておくことをおすすめします。もしくは企業の採用ページの社員インタビューに記載されていることもあるため、要チェックです。また、実際のキャリアパスをベースにしたうえで、自分の理想や目標を追加して述べるようにしましょう。そうすれば「現実的かつオリジナリティもある」と、企業にプラスの印象を与えられますよ。

志望職種別「3年後の自分」の例文

志望する職種ごとに踏んでいくステップは異なります。

ここでは、志望する職種別の「3年後の自分」を例文を交えて解説していきます。自分が志望する職種に近い例文を参考にぜひ、自分の回答に役立ててくださいね。

例文①法人営業職を志望する学生

例文

私は3年後法人営業職として月間1位の成績を取れる営業マンになりたいと考えています。

理由としては10年後の目標として御社の営業部長として活躍したいと考えたためです。私はこれまでのアルバイトや部活動での経験から裁量と責任をいただき、一つの組織を動かし、組織で高い目標を達成することに非常にやりがいを感じます。

そのため、10年後には御社の営業部長として大きな予算を預かり、大きな成果をチームメンバー全員で達成したいと考えています。そのためには、まず業務にも慣れ、組織の中核として数字にこだわっているであろう3年後には月間営業成績1位を取れる営業マンになりたいと考えました。

3年後に月間営業成績1位を取るために、1〜2年目で社会人の基礎を叩き込みます。また誰よりもトップセールスの先輩営業マンへの同行をお願いすることで、売れる営業のノウハウを間近で学ばせていただき、トップセールスに近づいていく努力をしていく予定です。

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結論から答えられており、また未来の理想に至るまでのステップが非常に詳細に書かれていますね。

例文②マーケティング職を志望する学生

例文

私は3年後には御社のプロダクトにおいて川上から川下まで実務をこなせるマーケターになりたいです。

理由としては、将来的に一つの商品のプロダクトオーナーになりたいと考えているからです。あるベンチャー企業で広告運用職としてインターンをさせていただいていたとき、主には集客を担当していましたが、商品は「商品を作って販売するまで」のすべての工程をわかったうえで集客することと集客という部分的なところだけを分業的に担当するのとでは、かなり成果に差がでるということを学びました。

そのため、将来的に商品を作り、販売までの戦略をしっかりと考えられるプロダクトオーナーになるためのステップとして、3年後には「川上〜川下」までの実務をすべて経験したマーケターになりたいです。

1〜2年目では集客の手段として広告運用を、2~3年目では集客した方を販売するまでの導線作りにかかわり、目標に近づいていければと思います。

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インターンでの気づきから夢を描き、その夢に対して逆算してステップを考えられており、マーケターに必要な論理的思考力もアピールできている良い例ですね。

例文③販売職を志望する学生

例文

3年後には、御社の店舗責任者になりたいです。理由としては、将来的に関東エリアを統括するエリアマネージャーとして、広い視点で御社の売上向上に貢献したいからです。

私は50名が所属するアルバイトのバイトリーダーをしていました。そのときから当時の店長とともに店舗の数字を細かく見させていただき、研修制度の修正やキャンペーン企画の立案など店舗の売上を最大化するための施策を一緒に考えていました。自分にとっては、数字目標を向上させ、自分が所属する店舗の実績が向上し、皆で喜びを分かち合える瞬間が何よりの幸せでした。これらの経験から、将来的には店舗にとどまらず、関東エリアを管轄し、より広い領域の数字向上に貢献できる仕事がしたいと考えています。

この理想の仕事をするために、1〜3年目はできるだけ早く1店舗を多面的にみれるよう上司の仕事を巻き取り、3年目には1店舗を任せてもらえるような責任者になりたいです。

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過去のアルバイトの経験から生まれた将来の目標は、かなり信頼度も高く、それにともない志望度の高さもアピールできますね。

例文④研究職を志望する学生

例文

3年後には後輩の教育担当になっていたいです。理由としては、私は研究職としてマネージャーとしてキャリアを築いていきたいと考えているからです。

御社の高品質の素材を世の中に展開していく際、材料費や人件費の管理など経営的視点をもって商品を開発することで、より高品質な素材が作れると感じています。そのため、将来的に研究部門のマネジメントをするために、その目標へのステップとして後輩の育成を経験しておきたいと考えています。

1〜3年目である程度の業務も一通りこなせるようになり、3年後には自分が教えていただく側から教える側として後輩の教育担当をやっていきたいです。

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キャリアアドバイザー

応募先企業の特徴を捉えたうえで、キャリアプランを形成しており、企業側からも志望度の高さを感じることができる「3年後の自分」の例文ですね。

研究職への就職を考えている方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみましょう。

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例文⑤エンジニア職を志望する学生

例文

3年後には、御社の中でもフルスタックエンジニアになりたいです。理由としては、将来的に経営の観点と開発の観点を両方もったうえで、会社の新規Webサービスの立ち上げをしたいからです。

私は昔から0から一つのモノを作り出すことにやりがいを感じます。高校時代には生徒会の一員として先生たちの協力のもと、新しい学校ルールを作り、大学時代には、フットサルサークルを新しく立ち上げました。これらの経験から世の中のためになる新サービスをつくりたいと強く思うようになりました。

大学時代にWebプログラミングスクールでWebサイトの開発について学んでおり、そこで開発の楽しさも感じていたため、まずは3年間でエンジニアとして広く開発プロセスを経験したいです。その業務の傍らで、経営についても学び、将来的には御社のさまざまな業界で活躍されたビジネスサイドの方々と協力し、会社の新規Webサービスの立ち上げにかかわり、世の中のためになるサービスを生み出したいです。

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長期的な目標が生まれた理由が大学高校時代の自分のモチベーションと関連して説明できている点がとても納得度が高いですね。

インフラエンジニアとして就職を考えている方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみましょう。

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例文⑥編集職を志望する学生

例文

3年後は御社の金融メディアの編集長になりたいです。こう思うようになったのは、私が大学で経済、経営学を専攻し、財務関連の論文を作成したことがきっかけです。

論文が作られる過程で信頼性の高い情報を作りあげるうえで、一つのコンテンツが作られるまでに自分が想像する10倍くらいの工数がかかっていることを知ると同時に、一つの論文が完成したときは、これまで感じたことのない達成感を味わうことができました。こういった背景から自分がこれまで学んできたかつ、どの業界にも必要とされる金融に関して価値ある情報を提供する側に立ちたいと思うようになりました。また、メディアの編集長になることで、記事完成の一連の流れを俯瞰的に見ることができ、より多くの方に信頼される情報を提供することができると思っています。

3年後に金融メディアの編集長になるために、1年目で記事作成の業務を一通りできるようになり、2~3年目では、本業でメディアを運営する傍ら、自分でもブログ等情報発信をすることで、本業とのシナジーを生み出せると思います。それらの多様な視点を身に着けたうえで御社の金融メディアの編集長になりたいです。

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3年後に高い目標を設定している良い例ですね。本業をやる傍ら自分でメディアを運営するなど成長意欲を感じさせるキャリアプランです。

出版社への就職を考えている方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみましょう。

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例文⑦人事職を志望する学生

例文

3年後は新卒採用を一人で戦略から立案できる人事になっていたいです。理由としては、将来的に採用だけでなく、研修や労働時間管理など幅広く人事領域をカバーできる人間になりたいからです。

3年後に採用計画から内定者フォローまでの採用業務の一連の流れを実行できるようになることで、採用に紐づいた新卒者研修などを任せていただきやすいのではないかと考えます。そういった形で採用を起点とした人事回りの業務を巻き取っていき、「会社の人事といったら私」と言われるような頼られる存在になります。

3年後の理想の自分になるために、まずは先輩方がおこなう説明会の資料つくりや外部人材会社との打合せなど採用の周辺業務を早めにキャッチアップし、私が御社に魅力を感じたように次は伝える側として学生に最も近い距離で魅力を伝えることから自分のバリューを発揮していきたいです。

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キャリアアドバイザー

入社後の具体的な仕事内容までもやってみたいと説明できており、どんなステップアップをしていきたいか企業側もイメージしやすいでしょう。

例文⑧経理職を志望する学生

例文

3年後、英語に強い経理担当になりたいです。理由としては、御社は海外とのコミュニケーションも活発におこなわれ、経理の業務をするうえでも英語を使うことが多いとOB訪問でお伺いしました。

また、市場価値の高い経理になるために、経理+αで自分の価値を付けたいと考え、グローバル展開が進む御社で働くうえでも、英語力があることで貢献できる幅が広がるのではないかと考えています。

これから3年間で月次決算や社内報告書作成など経理業務の一連の流れをすべてできるようになり、就業時間外の時間を使って、英会話やTOIECの学習をして、ビジネスレベルの英語力を3年後には身に着けている予定です。現在も就活と並行して、TOIECの勉強をしており、今年度中には700点を取れるよう継続して学習を進める予定です。

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キャリアアドバイザー

企業の特徴と自分の理想、双方にメリットがあるような「3年後の自分」を伝えています。さらに、現状でもう目標に向けて動いていることをアピールできているのはかなり高評価につながるでしょう。

面接でTOIECの実績をアピールしたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみましょう。

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「3年後の自分」を聞かれたら長期的な視点からさかのぼって考えよう

「3年後の自分」は自分がどんな人生にしたいのかという長期的な理想からの逆算して考えるとより説得力のあるものになります。未来のことはわからないと目を背けず、自分を見つめ直すチャンスと捉えて、真剣に回答を作ってみましょう。一時の面接の回答にとどまらず、あなた自身の後悔のない就活につながります。

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記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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