「5年後の自分」は企業理解を深めて見つける! 作成法5ステップ

この記事のアドバイザー

7例文つきで解説! 「5年後の自分」発見の カギは〇〇にあった!

目次

  1. 5年後の自分を知るには企業理解が不可欠! まずは情報収集法を知ろう
  2. 「5年後の自分」はどうとらえる? 手掛かりとなる2つの前提
  3. 10年先のキャリアの実現に向けた折り返し地点
  4. 入社から経験を積んでキャリアアップするタイミング
  5. そもそもなぜ聞かれる? 「5年後の自分」を問う企業の4つの本音
  6. ①自社とマッチ度が高い人材か知りたい
  7. ②長期的に働く意思があるか知りたい
  8. ③入社後に活躍する意欲があるか知りたい
  9. ④志望度の高さを知りたい
  10. 5年後の自分なんてわからない! そんなときは企業理解を深めることが最重要
  11. 5年後の自分を想定するのに必須! 企業への理解を深める4つの方法
  12. ①ホームページ|企業が中長期的に目指している方向を知る
  13. ②企業説明会|入社5年目の社員のキャリアについて質問する
  14. ③OB・OG訪問|5年間でどのようなキャリアを積んでいるか聞く
  15. ④公式SNS|入社5年目の社員がどのように活躍しているか知る
  16. ゴールイメージを明確にしよう! 「5年後の自分」を考える5ステップ
  17. ステップ①企業について徹底的に分析する
  18. ステップ②自己分析をして希望を明確にする
  19. ステップ③プライベートも含めた人生設計をする
  20. ステップ④5年後をゴールとした理想の姿を想像する
  21. ステップ⑤ゴールに向けた行動指針を立てる
  22. 4段構成で整理しよう! 面接で5年後の自分を聞かれたときの答え方
  23. 結論:5年後の自分を具体的に伝える
  24. 理由:5年後の自分を定めた理由を伝える
  25. 過程:5年後の達成に向けた行動目標を伝える
  26. 意欲:目標を実現した結果どう企業に貢献できるか伝える
  27. 業界別に紹介! 5年後の自分を魅力的に伝える7つの例文
  28. ①メーカー
  29. ②商社
  30. ③小売
  31. ④金融
  32. ⑤サービス
  33. ⑥出版・マスコミ
  34. ⑦IT
  35. 最後にチェック! 5年後の自分を伝えるときに意識したい4つのポイント
  36. ①志望企業で実現できる内容になっているか
  37. ②志望動機や自己PRと矛盾していないか
  38. ③志望企業の業務内容と無関係の内容でないか
  39. ④退職が前提のキャリアプランになっていないか
  40. 「5年後の自分」に関するよくある質問に回答!
  41. 5年後の自分はどうやって考えれば良いですか?
  42. 5年後の自分はどのように伝えれば良いですか?
  43. 「5年後の自分」は企業理解を深めて攻略! まずは5つの方法でリサーチしよう

5年後の自分を知るには企業理解が不可欠! まずは情報収集法を知ろう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。今後の面接に備え「5年後の自分」について考えている学生から、よくこんな相談をもらいます。

「5年後の自分はどのように考えれば良いですか?」
「5年後の自分について答える時、どのように回答すれば良いですか?」

5年後の自分と言われても、なかなか想像ができず回答内容が思いつかないこともありますよね。そのようなときに大切なのが、志望企業への理解を深め、どのようにキャリアを積めるのかを理解することです。

この記事では、5年後の自分について考えるための企業理解の方法や、5年後の自分の回答方法を例文をふまえて解説します。面接で明確なビジョンを伝えて熱意のアピールにつなげるためにも、ここで5年後の自分としっかり向き合ってみましょう。

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「5年後の自分」はどうとらえる? 手掛かりとなる2つの前提

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就活生

面接対策をするなかで、頻出質問のなかに「5年後の自分」についての質問があったのですが、正直5年後の自分なんて想像ができません……。

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キャリアアドバイザー

確かに未来を想像して答えるのはなかなか難しいですよね。5年後の自分について考えるうえでは、まずなぜ5年後なのか、5年後という時期がキャリアのなかでどのように位置づけられているのかを知る必要があります。

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就活生

位置づけですか……?

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キャリアアドバイザー

少し難しいですよね。ここから詳しく解説していきます。

面接で5年後の自分について聞かれた時、重要なのは志望企業で活躍している5年後の自分の姿について回答する必要があるというのが大前提です。それをふまえ、「5年後」という期間の意味合いを理解した回答ができると、印象アップにつながりますよ。

ここからは、「5年後の自分」のとらえ方について解説していきます。まずは企業からどのような回答を求められているのか、それを理解するための第一歩としてこの先の内容を確認してみましょう。

10年先のキャリアの実現に向けた折り返し地点

社会人としてキャリアを積んでいくうえでは、10年後が大きな節目になります。ここに向けて大きな希望や目標を掲げてキャリアビジョンを描く人も多いですよ。それをふまえると、「5年後」とは10年先のキャリアの実現に向けた折り返し地点ととらえることができます。

折り返し地点では現時点の自分の立ち位置を見つめ、目標達成に向けて問題なく前進できているかを確認する必要があります。「5年後」はそういった自分のキャリアを振り返るタイミングであり、今後について今一度考えるタイミングでもあるのです

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キャリアアドバイザー

企業についての理解がある程度深まり、最終的な目標達成に向けてどのように歩んでいきたいかがより具体的になってくる時期でもあります。それをふまえた回答を意識してみましょう。

入社から経験を積んでキャリアアップするタイミング

入社してから5年後というと、ある程度経験を積んでいる状態です。一通りの業務を覚え、大きなプロジェクトを受け持つ経験をし、なかには役職に就いている人もいるでしょう。そのような経験を経て、さらにキャリアアップしていくタイミングでもあります。

そのため、5年後の自分について考える際には今後どのようにキャリアアップしていきたいか、どのような経験を積んでどのようなスキルを身に付けたいかを明確にすることも大切ですよ

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キャリアアドバイザー

5年後の自分に関する回答を考えるうえでは、その企業でどのような経験を積んでいる予定かをできるだけ明確に思い描いておく必要があります。

川﨑 瑛久

キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる

「5年後」は将来的なキャリアの方向性を模索する時期

どうしてもキャリアにおける「5年目の自分」を想像するのが難しく、自分の立ち位置についてイメージできない人もいると思います。特に学生の場合、そもそも社会人経験がないため、社会人としてのキャリアが全然想像できないのも仕方のないことです。

企業や職種、個人の努力などによって違いはありますが、社会人5年目となると役職がつく人もいたり、小規模なプロジェクトチームのリーダーを任されるケースも増えるため、後輩の指導や育成などのマネジメント面にかかわることも多くなります。

また、一定水準の専門知識やスキルが身に付き、新しい仕事や責任ある仕事を任される機会も増えるでしょう。できる仕事の幅が広がることで、10年後やその先の未来に向け、自分自身のキャリアの方向性を考え始め、将来的な目標を模索する時期にもなります。

自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう

就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。

そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけあなたの強み・弱みが簡単にわかります

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そもそもなぜ聞かれる? 「5年後の自分」を問う企業の4つの本音

「5年後の自分」を問う企業の4つの本音
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就活生

「5年後の自分」には、思っていたよりもいろいろな意味があるのですね。ただ5年後を考えるだけではダメということでしょうか。

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キャリアアドバイザー

そのとおりです。志望企業でどのように働いていくのか、ビジョンを明確にして考える必要がありますよ。

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就活生

でも、結局のところ働いてみなければわかりませんよね。どうして面接で聞かれるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

確かに、実際に働かないとわからないことも多いでしょう。しかし、企業側にも5年後の自分に関する質問をする意図はあります。ここから解説していきますね。

5年後の自分に関する質問には、企業側の「学生の考えや熱意を知りたい」という意図があります。具体的に企業が何を知ろうとしているのかを理解することで、企業に刺さる回答を用意しやすくなりますよ。

ここからは、5年後の自分を問う企業の本音について解説します。しっかりと確認し、それらをふまえた回答を心掛けましょう。

①自社とマッチ度が高い人材か知りたい

5年後の自分について問う企業の意図として、自社とマッチする人材かどうかを確認するというものが挙げられます。企業とのマッチ度を確認するうえでは、企業のビジョンと学生のビジョンが一致しているかは重要なポイントの一つとなるからです

学生のビジョンが企業の目指すところと一致している、もしくはそれに貢献してくれるようなものであれば、マッチ度が高いと考えることができますよね。

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キャリアアドバイザー

企業と同じところを目指し、ともに成長していける人材を見つけるためにも、「5年後の自分」に関する質問をする企業が多いですよ。

②長期的に働く意思があるか知りたい

企業が「5年後の自分」を問うのは、長期的に働く意思があるか確かめる意図もありますよ。

入社してもらう以上は、長く働き続けてほしいというのが企業の本音です。特に新卒から働いている社員であれば、企業の未来を担う人材として長期的な教育をしていくことができますよね。

そういった企業の期待に応えてくれる人材かどうかを、ここで見極めているのです。

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キャリアアドバイザー

5年後の自分について具体的なビジョンを持っていれば、それだけ長く働いていく意思があることがわかります。そういった観点でも学生の熱意を知ろうとしていますよ。

③入社後に活躍する意欲があるか知りたい

企業が5年後の自分について問うのには、入社後にしっかりと活躍していく意欲があるのかを確認する意図があります

入社5年後というと、ある程度スキルや知識が身に付き活躍の幅が広がるタイミングです。そのようなときに向けたビジョンがあるかどうかを確認することで、活躍意欲を見極めようとしていますよ。

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キャリアアドバイザー

入社してから5年後にいたるまでどのように経験を積んでいきたいかをしっかりと考え、それをふまえた回答をすることで活躍の意欲をアピールできます。

④志望度の高さを知りたい

5年後の自分を問うことで、企業は学生の志望度の高さを知ろうとしています。5年後のビジョンまで明確に考えているということは、それだけ企業への入社意欲が高いと考えることができるからです

志望度がそこまで高くない企業であれば、5年後の未来のことまで考えませんよね。ここで明確な答えを用意することができると、いかに志望度が高く、入社への熱意を持っているかがアピールできますよ。

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キャリアアドバイザー

5年後の自分を考えるうえでは、志望企業のことを深く理解している必要があります。理解度の高さをアピールするためにも、明確に5年後の自分を思い描いておくことが重要です。

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5年後の自分なんてわからない! そんなときは企業理解を深めることが最重要

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就活生

企業は「5年後の自分」という質問をとおして、学生の熱意や長く働く意思があるかを確かめようとしているのですね。

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キャリアアドバイザー

そのとおりです。具体的に答えるほど、志望度の高さが伝わりやすくなりますよ。

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就活生

とは言っても、5年後の自分のことなんて想像できません……。どのように考えていけば良いのでしょうか。

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キャリアアドバイザー

5年後の自分を想定するための大きなヒントとなるのが、志望企業に関する情報です。特にどのようなキャリアを積めるのかを理解することで、5年後の自分を考えやすくなりますよ。

5年後の自分について考えてみても、なかなか具体的にはイメージができないことも多いと思います。その原因として、志望企業でどのような業務をしているのか、どのようなキャリアの積み方ができるのかといったことを理解していないことが挙げられるでしょう。

5年後の自分を想定するうえで大切なのは、志望企業への理解を深めてどのような働き方ができるのかを把握することです。徹底的な情報収集をして、5年後の自分を思い描く際の材料を用意しておくことが欠かせません。

具体的な情報収集の方法についてはこの先でより詳しく解説していきます。参考にしながら、5年後の自分に対するビジョンを明確にしていきましょう。

5年後の自分を想定するのに必須! 企業への理解を深める4つの方法

企業への理解を深める4つの方法
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就活生

5年後の自分についてイメージするには、志望企業を深く理解することが大切なのですね。

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キャリアアドバイザー

そのとおりです。しっかりと情報収集をして、どのように働いていけるのかを確認しましょう。

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就活生

でも、情報収集といっても手段は限られていますよね。どうすれば欲しい情報が手に入るのかわかりません……。

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キャリアアドバイザー

では、ここから情報収集の手段を紹介していきます。どうすれば5年後の自分を考えるために必要な情報を手に入れられるのかを理解しましょう。

5年後の自分を想定するためには、志望企業で5年後にどのような働き方ができるのか、どのようなキャリアを積める可能性があるのかを知ることが重要です。

ここからは志望企業に関する情報を集めるための4つの方法について解説します。どのような手段があるのかを理解して、まずは情報収集へ向けた行動を起こしましょう。

企業研究の方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、あわせて参考にしながら企業理解を深めましょう。

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①ホームページ|企業が中長期的に目指している方向を知る

5年後の自分を考えるための情報収集をする際、第一に企業のホームページをくまなく見ることから始めましょう。ここで大切なのは、企業が中長期的に目指している方向を知ることです。

ホームページ内でチェックしたいこと
  • 今後の展望
  • 展開している事業
  • 実現したいビジョン
  • 経営者のコメント
  • 社員インタビュー

ホームページでは抽象的な表現が多い場合がありますが、経営者のコメントや社員インタビューなどでは企業が掲げるビジョンについてより詳しく、具体的に解説している可能性がありますよ

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キャリアアドバイザー

具体的な表記がなくとも、自分なりに企業の展望を噛み砕いて解釈しておくことは大切です。企業説明会などに参加したときに質問をし、解釈が一致するか確認しましょう。

②企業説明会|入社5年目の社員のキャリアについて質問する

5年後の自分について考えるための情報収集をする際には、企業説明会にも積極的に参加しましょう。

企業説明会に参加するメリット
  • 「入社5年目の社員のキャリア」といったピンポイントの質問ができる
  • キャリアの積み方について社員から詳しく聞くことができる

企業説明会に参加することで、そこで働いている社員から直接話を聞くことができます。場合によっては本人の実体験をもとにしたリアルな話を聞ける可能性もあり、5年後の自分がより明確にイメージしやすくなりますよ

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キャリアアドバイザー

入社5年後の社員がどのような仕事を担っているのか、社内ではどのような立ち位置で活躍をしているのかなど、入社してから5年後にフォーカスした質問をするのがおすすめです。

説明会への参加を考えている人は、以下の記事にも目をとおし説明会のマナーを確認しておきましょう。

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③OB・OG訪問|5年間でどのようなキャリアを積んでいるか聞く

OB・OG訪問も、5年後の自分を想定するための情報収集としておすすめです。特に入社してから5年前後経っている人に話を聞くことができれば、今まさにどのようなキャリアを歩んでいるのか、これまでどのような経験を積んできたのかをリサーチできます。

OB・OG訪問のメリット
  • 入社してから5年以上経っている相手であればOB・OGの実体験を聞くことができる
  • 入社後のキャリアについて具体的なアドバイスや情報を得られる

OB・OGは、企業が掲げるビジョンや事業展開の方向性についても詳しく知っている可能性があります。5年後にはどのような人材が活躍できるのかを考えるうえでも、話を聞いておくのがおすすめですよ。

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キャリアアドバイザー

OB・OGからしか聞けないことは数多くあります。ざっくばらんに質問がしやすく、具体的な情報が得られる場として、ぜひ積極的に活用しましょう。

なかにはOB・OG訪問の経験がなく、わからないことが多くて不安な人もいますよね。そのようなときは、事前にこちらの記事を読み込んでからOB・OG訪問にチャレンジすると良いですよ。

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④公式SNS|入社5年目の社員がどのように活躍しているか知る

5年後の自分を想定するための情報は、企業の公式SNSからも得ることができます。特に入社してから5年以上経っている社員の発信は、志望企業でどのように働いていけるのかを考える際に役立ちますよ。

公式SNSから得られる情報の例
  • 入社してから5年以上経っている社員の働き方
  • 長期的に企業で働いている社員の特徴や考え方
  • 社員が抱いている今後の展望

公式SNSからは、実際にその企業で働いている社員のリアルな様子を知ることができます。社員がどのような考え方を持っているのか、何を思って働いているのかを知る際にはおすすめです。

上村 京久

キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる

情報を鵜呑みにせず自分なりのビジョンを見つけることが大切

5年後の自分を具体的にイメージするためには、上記の方法を実践し、企業理解を深めることが重要ですが、ここで得た情報を鵜呑みにして、そのまま自分自身の理想のキャリア像に当てはめた場合、入社後に大きなギャップを感じるリスクがあります。

なぜなら、事業や組織の成長だけでなく、社会情勢の変化によって企業の状況も刻一刻と変化しているため、これまでと同じキャリアを歩める保証はどこにもないからです。

そのときどきの状況で描けるキャリアは変わる

また、人によって能力や適性は大きく異なるほか、人員配置やポストなども組織の状況で変わるため、同じ会社の先輩が入社5年目で実現しているからといって、自分も入社5年目でまったく同じキャリアを実現できるわけではありません。

上記の点から、企業研究で得た情報はそのまま鵜呑みにせず、あくまで参考程度に留めるようにしてください。だれかのキャリアを真似するのではなく、必要な情報を集めたうえで、自分なりのキャリアビジョンを見つけることが大切ですよ。

ゴールイメージを明確にしよう! 「5年後の自分」を考える5ステップ

「5年後の自分」を考える5ステップ
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就活生

情報収集の方法って、こんなにたくさんあるのですね。

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キャリアアドバイザー

そうですね。あらゆる手段を駆使して、志望企業を深く理解しようとする姿勢が大切です。それによってより明確に5年後の自分を想定できるようになりますよ。

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就活生

確かに、自分が将来どのような働き方をしているのかが想定しやすくなった気がします。ただ、それをどのように5年後の自分の様子に落とし込んでいくのかが難しくて……。

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キャリアアドバイザー

では、ここからは5年後の自分について具体的に考えていくための方法を解説します。

徹底的な情報収集ができたら、次は実際に5年後の自分について考えてみましょう。その際にはただ漠然と5年後の自分について考えるのではなく、これまで得た情報をふまえ順序立てて考えていくことが大切です。

ここからは、5年後の自分について考える方法を5ステップで解説していきます。ここで一緒に5年後の自分について考えていきましょう。

キャリアビジョンを考える方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。キャリアビジョンの例もあるので、参考になりますよ。

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ステップ①企業について徹底的に分析する

5年後の自分について考えるときは、まず企業について徹底的に分析しましょう。インターネット上の情報だけでなく店舗や企業に足を運んだり、実際に働いている社員と接して情報収集をするのがおすすめです

企業について分析する際に注目するポイント
  • 社員のキャリアの積み方
  • 企業が掲げる中長期的な目標
  • 事業展開している分野

企業について詳しく知らなければ、そこで働く自分の姿を想像するのは難しくなります。実際にその企業でどのような人が働いていて、どのようなキャリアを歩んでいるのかを確認し、理解を深めることから始めましょう。

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キャリアアドバイザー

企業について分析する方法は、「5年後の自分を想定するのに必須! 企業への理解を深める4つの方法」で解説しているので、参考にして情報収集をしてくださいね。

加藤 大智

キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる

キャリアに関する社内制度にも注目して具体的なイメージをしよう

企業を分析する際、キャリアに関する社内制度にも注目しておくことで、より5年後の自分をイメージしやすくなったり、キャリアの築き方について考えやすくなります。

たとえば、一定期間でさまざまな部署に異動する「ジョブローテーション制度」を導入している企業であれば、幅広いスキルや知識を持ったゼネラリストになれるため、より多くの選択肢のなかから自分自身のキャリアをイメージすることができますよね。

また、ほかの部署への異動や新プロジェクトへの参加を自ら申告できる「社内公募制度」が導入されていれば、主体的なキャリアを実現しやすくなります。より具体的な5年後の自分をイメージするためにも、キャリアに関する社内制度も入念にチェックしておきましょう。

企業研究をする際には、企業研究ノートを使うのがおすすめです。こちらの記事で作成法や上手な活用法を解説しているので、参考にしてください。

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ステップ②自己分析をして希望を明確にする

企業に対する理解が深まったら、次に自己分析をして希望を明確にしましょう。志望企業に入社できたとして、将来どのようになっているのが理想かを明確にしてください。

5年後の自分を想定するための自己分析の際考えたいことの例
  • これから身に付けたい知識やスキル
  • 伸ばしていきたいスキル
  • 働くうえでの理想の環境
  • 好きなことや得意なこと

理想とする姿はその人が持つ価値観によって変わるので、まずは自分が仕事に対してどのように向き合っていきたいのかを考えてみるのも良いでしょう

実力を発揮する場としたいのか、人とのつながりを得る場としたいのか、お金を稼ぐ場としたいのかなど、どのような気持ちで仕事に取り組んでいくのかを明確にすることで、最終的な自分の希望が明確になります。

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キャリアアドバイザー

理想とする姿を想定するうえでは、マインドマップを活用した自己分析がおすすめです。自分の得意なことや好きなことについて掘り下げて考えていくことができ、希望が明確になりますよ。

マインドマップを使った自己分析をしたことがない人は、まずこちらの記事を確認して手順を理解しましょう。

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ステップ③プライベートも含めた人生設計をする

希望を明確にできたら、次はその希望をふまえて人生設計をしましょう。このときはプライベートも含めて考え、5年後にこだわらずその先の人生も見すえて考えてみてください。

プライベートも含めた人生設計の例
  • 10年後には部長職に就任し、収入を増やして家を建てる
  • 5年後には大きなプロジェクトを成功させ、実績を積み昇給を狙う

大きなライフイベントは、仕事にも影響します。仕事へのモチベーションにも直結するので、人生設計を立てるとしたらライフイベントも含めて考えておきましょう

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キャリアアドバイザー

最終的には5年後の自分を想定するのが目的ですが、中長期的な人生設計をしておくことで5年後の時点でどのような姿でいるのが理想かを明確にしやすくなりますよ。

ステップ④5年後をゴールとした理想の姿を想像する

人生設計が立てられたら、今から5年後の自分に注目してみましょう。人生設計のなかで見たときに5年後とはどのような立ち位置なのか、この時点でどのような姿になっているのが理想なのかを考えてみてください

5年後をゴールとした理想の姿の例
  • 大きなプロジェクトを成功させ実績を積み、裁量権を与えられている
  • 後輩のマネジメントに尽力し、教育に携わりながら新たな社内ルールを確立している
  • 自分が携わりたい分野に特化した部署を設立し、得意分野に企業に貢献する

ここで挙げるゴールが面接などで「5年後の自分は?」と問われた際の回答となるので、志望企業で働いた場合に落とし込んで考えることが大切です。仕事にフォーカスして考えてくださいね。

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企業研究で得た情報をもとに、5年後の自分の理想の姿を想像してみましょう。具体的に思い描くことができれば、それだけ面接時にも入社への熱意が伝わりやすくなります。

ステップ⑤ゴールに向けた行動指針を立てる

最後に、ゴールに向けて達成するべき小さな目標を立てましょう。5年後の自分になるために今から何をすれば良いのか、いつの時点で何が達成できていれば良いのかを考えてみてくださいね。

ゴールに向けた行動指針の例
  • 毎月1冊本を読んで知識を身に付ける
  • 1年後までに業務に必要な資格を取得する
  • 入社3年目にはプロジェクトリーダーになりマネジメント経験を積む

行動指針を立てる際には、1年単位、1カ月単位と少しずつ細かく期限を設けて目標設定をしていくのがおすすめです。毎日やるべきことを意識した行動を重ねることで、目標達成に近づいていくことができますよ。

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キャリアアドバイザー

面接で答える際にも、どのように理想とする5年後の自分を実現するかが明確に伝えられると、将来をしっかりと見すえているアピールになり好印象につながりやすくなります。

4段構成で整理しよう! 面接で5年後の自分を聞かれたときの答え方

面接で5年後の自分を聞かれたときの答え方
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就活生

5ステップで考えてみたのですが、5年後の自分像がかなり明確になりました!

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キャリアアドバイザー

それは良かったです。面接ではそれを具体的に答えれば良いので、対策もばっちりですね。

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就活生

ただ、面接でどのように伝えるかというのが悩みどころで……理想像はできているのですが、それをどう伝えれば良いのかわかりません。

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キャリアアドバイザー

では、ここからは実際に面接で5年後の自分について答えるときにはどのようにすれば良いのかを解説していきます。

面接で5年後の自分について回答することを前提としているなら、全体の文章の組み立て方も重要なポイントになります。大切なのは、結論、理由、過程、意欲の4段構成を意識することです。

ここからは面接時に「5年後の自分」を伝える場合の文章構成について解説していくので、あなたが伝えたいと思っている5年後の自分像をもとに一緒に文章を組み立てていきましょう。

結論:5年後の自分を具体的に伝える

面接で5年後の自分について回答するときは、まず結論から伝えることを意識しましょう。そうすることで自分の伝えたいと思っていることが明確になり、聞き手も理解しやすくなります。

結論の例

5年後にはベストセラー商品を生み出す開発担当者となっていることが目標です。

結論を伝える際には、できるだけ具体的な内容にするのがベストです。志望企業にどのような部署があり、どのような仕事ができるのかをリサーチしておきましょう。それをふまえてビジョンを伝えられると、より入社意欲の高さに説得力が出ます。

理由:5年後の自分を定めた理由を伝える

結論の次に、なぜその結論にいたったのか、理由を伝えましょう。ここでは5年後の自分に対する希望を抱くきっかけとなったエピソードなどを交えることができると、オリジナリティが出て自分にしかいえない内容にすることができますよ。

理由の例

肌トラブルに悩み始めた中学2年生の頃から御社のスキンケア商品を使い始めました。その際自分のような悩みを持つ人に、もっと御社の商品のすばらしさを知ってほしいと思ったのがきっかけです。

具体的な理由を伝えることで、「志望企業でなければならない」という熱意の強さをアピールできます。自分のこれまでの経験を丁寧に振り返り、目標を掲げた理由を明確にしましょう

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キャリアアドバイザー

「理想とする5年後の自分の姿を実現するには、御社でなければならない」という強い思いを伝えるためにも、理由は重要な要素になりますよ。

過程:5年後の達成に向けた行動目標を伝える

次に、理想とする5年後の自分の姿を達成するまでの行動目標を伝えましょう。企業分析で得た情報をもとに、どのような経験を積み、どのような実績を上げてステップアップしていきたいのかを明確にしてくださいね。

過程の例

希望の実現に向けて、まず入社1年目の段階で御社のスキンケア商品について幅広く学び、商品知識ナンバー1を目指します。そのうえで御社の商品の課題となる点も見つけ、3年後には商品開発部に異動して課題解決の方法を積極的に提案してまいります。

ここでは志望企業でスキルアップしていく過程について、できるだけ具体的に伝えましょう。企業研究で得た情報をもとに、学びたいことや経験したい仕事について言及するのがポイントです。

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キャリアアドバイザー

目標に対し具体的な行動目標を持って行動していくことは、入社後にも求められるスキルです。自分が掲げた目標に対して意識を高く持ち、着実に行動を重ねていく姿勢は評価されやすいですよ。

意欲:目標を実現した結果どう企業に貢献できるか伝える

最後に理想とする5年後の自分を実現した結果、どのように企業に貢献できるかを伝えましょう。自分の活躍が企業にどのような利益となるのかを考えてみてください

意欲の例

商品開発部に配属となった際には、ユーザーの悩みに応えるのはもちろん、+αの付加価値を与えられるスキンケア商品を提案し、競合他社と比べても圧倒的にコストパフォーマンスの高い、かつ効果を得られる商品を生み出して御社に貢献いたします。

面接で伝えるうえでは、最終的にはどのように企業に貢献していきたいか、自分を採用することで企業にどのようなメリットがあるかを伝えることが大切です。採用担当者に「ぜひ自社で働いてほしい」と思ってもらえるような内容にしましょう。

面接や書類選考では「将来の展望」を聞かれることもあります。伝え方に迷う人はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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業界別に紹介! 5年後の自分を魅力的に伝える7つの例文

5年後の自分を魅力的に伝える7つの例文
  1. メーカー
  2. 商社
  3. 小売
  4. 金融
  5. サービス
  6. 出版・マスコミ
  7. IT
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就活生

企業に「5年後の自分」を伝える際には、4段構成を意識して文章を組み立てると良いのですね。

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キャリアアドバイザー

そのとおりです。誰が聞いてもわかりやすく、あなたの魅力が伝わるような内容にすることが大切ですよ。

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就活生

ただ、文章を組み立てるのには苦手意識があって……なかなかイメージがわきません。

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キャリアアドバイザー

では、実際に「5年後の自分」を伝える例文を見てみましょう。ここからは業界別に7つの例文を紹介します。

「5年後の自分」の回答方法がわかったとしても、文章として組み立てるのは難しいと感じる場合もあると思います。そのようなときは、まず例文を参考にして完成イメージを膨らませてみましょう。

ここからは業界別に7つの例文を紹介するので、あなたの場合はどのような内容にできるかを考えながら見てみてくださいね。

①メーカー

メーカーを志望している場合は、どのような分野で、どのような仕事に携わりたいのかを明確にすることが大切です。一言にメーカーといっても業務内容は非常に幅広いため、何がしたいのか、どのように活躍していきたいのかを明確に伝えましょう

メーカー志望者の「5年後の自分」伝え方例文

私の5年後の目標は、顧客から愛される商品を開発し、多くのユーザーの生活を豊かにする商品開発担当者として活躍することです。

現在所属しているマーケティングゼミの活動で、地元企業と連携して商品企画と販売に携わりました。そこで長い時間を費やして話し合ったアイデアが目に見える形となり、その商品が購入される瞬間に立ち会えたことで、この目標を抱くようになりました。

御社に入社後は、日々成長することを意識しながら目標実現に向けて市場調査から企画、デザイン、プロモーションにいたるまでの一連のプロセスを学びながら、実務的なスキル向上にも取り組んでまいります。

そして目標を達成しながら、さらに多くの人から支持されるようなブランド価値向上に貢献してまいります。

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キャリアアドバイザー

理由となる過去の経験から冒頭の結論部分へとしっかりとした流れがあり、納得感ある例文ですね。

②商社

商社の場合は、やはりグローバル化や海外進出がキーワードになりやすいですよ。その分野で活躍ができたり、役に立つスキルがあれば積極的に押し出すのがおすすめです。

商社志望者の「5年後の自分」伝え方例文

私の5年後の目標は、グローバル市場の営業担当として御社の商品を世界に展開する仕事に携わり、日々充実感を感じながら仕事に全力で取り組んでいることです。

これまでの大学生活で国際ビジネスを中心に学びながら、異文化交流の機会を積極的に活用してきました。また、長期休暇には語学留学をし、短期間ながらも海外で生活するなかで日本とは異なる価値観や文化に触れ、グローバルな視点でビジネスをおこなう商社の仕事に興味を持ったのがきっかけです。

御社に入社後は、まずは国内営業の分野で基礎を徹底的に学びながら、課された仕事や課題の解決に尽力してまいります。

そして、5年後にはグローバル市場の営業担当となり、自身で掲げた目標を達成しながら、世界の多くの人に御社の商品を届けて社会貢献していきたいと考えております。

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キャリアアドバイザー

5年後の目標に向けての過程の部分が具体的で、しっかりと考えられていますね。ビジョンに対する意識の高さが伝わります。

③小売

小売の場合は、スキルアップの方法やキャリアビジョンについてはどの企業でも大きな変化はない場合が多くあります。そのため、より実務内容やこれまでの経験にフォーカスして「5年後の自分」への回答を用意するのが良いでしょう

小売志望者の「5年後の自分」伝え方例文

私の5年後の目標は、店舗の責任者となり店舗スタッフの育成に力を尽くしながら、店舗をマネジメントする立場として顧客満足度の向上と売上目標の達成に貢献していくことです。

大学に入学してからアパレルショップでのアルバイトを始め、接客の楽しさを感じながら店長の働き方や考え方に触れるなかで、店舗運営のやりがいと難しさも同時に知りました。また、店舗に課せられる売上目標をどうやって達成するかを議論しながら創意工夫する過程もとても楽しく感じたことがきっかけとなりました。

残りの学生生活でのアルバイトをとおして、接客の質を高めながら在庫管理や売上分析などの基本的なスキルを学んでおき、御社に入社した際にはマネジメントするうえで必要なことを学びながら、日々の接客に臨んでいきたいと考えています。

そして5年後には、ともに働くスタッフだけでなく、多くのお客様から愛されるお店づくりを実現することで御社に貢献してまいります。

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キャリアアドバイザー

5年後の目標を考えるうえで、アルバイト経験から考えるのはとてもおすすめの考え方です。なかなか考えつかない際は、ぜひ試してみてください。

④金融

金融は社会と密接に関係する業界なので、現在の社会の流れに注目した内容にできると好印象を残しやすいですよ

志望者の「5年後の自分」伝え方例文

私の5年後の目標は、個人営業のエキスパートとしてお客様一人ひとりの人生設計に合わせた資産運用や保険、ローンなどのご提案をとおしてお客様の人生を豊かにするサポーターとして、長期的な信頼関係を築いていける営業となることです。

私は現在、ファイナンシャルプランナーの資格取得にむけて日々勉強をするなかで、人生100年時代といわれる現代においての資産形成の重要性をより深く知りました。また、金融企業のインターンシップに参加した際に営業の仕事を体験し、お客様と信頼関係を構築していく過程に強く惹かれました。

だからこそ、御社に入社後は御社の金融商品だけでなく税制に関する知識を深めることからはじめ、お客様の立場に立った提案ができる営業を目指してまいります。そして5年後には、自身で掲げた目標を達成しながら、お客様からもともに働くスタッフからも頼られる存在となってまいります。

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キャリアアドバイザー

この事例のように、資格や授業で学ぶなかで知ったことから派生させて、目標を設定するのもおすすめの方法です。

⑤サービス

サービス業は非常に幅広い職種を指すので、そのなかでも志望職種、志望企業にしか言えない要素をピックアップして伝えるのが良いでしょう

志望者の「5年後の自分」伝え方例文

私の5年後の目標は、塾講師、および教育カウンセラーとして、生徒一人ひとりとの対話を大切にしながら、生徒ごとに学習計画の作成や学習環境を整え、目標達成に向けて全力でサポートする日々を過ごすことです。

これまでの学生生活のなかで人に教えることにやりがいを感じることが多く、大学入学後は塾講師と家庭教師のアルバイトを始めました。このアルバイトをとおして、生徒の成長を実感したり喜んでいる姿を見ることが多くあったことから、これからも学びや育成に携わっていきたいと思うようになりました。

掲げた目標を達成するためにも、生徒や保護者の方とのコミュニケーション技術やカウンセラー技術、最新の教育カリキュラム、教育ツールなどを自ら学び続けてまいります。

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キャリアアドバイザー

大学よりも前の経験の話を前提として盛り込むことで、より目標として掲げている内容に強い意欲があることを示せていますね。熱意が伝わってきます。

⑥出版・マスコミ

出版・マスコミ業界は人気業界の一つで競争率が高いため、これまで希望を実現するためにどのような勉強をしてきたか、入社後にどのような努力をしていきたいかを明確に伝えましょう

志望者の「5年後の自分」伝え方例文

私の5年後の目標は、多くの人々の心に残ったり、行動を促す広告を創り出せるコピーライターになることです。

マーケティングを中心に学ぶ大学に入学し、日々マーケティングについて勉強するなかで、消費者心理や行動経済学に出会い、人の心を動かす表現方法の奥深さに強い関心と興味を抱いたことから、コピーライターを志望するようになりました。

御社に入社後は、まずはターゲット層のニーズに響くキャッチコピーやコンセプトの創出方法を学びながら、自身でも絶えず情報収集をすることで、表現力を磨いてまいります。

そして、5年後には商品やサービスの価値を言葉として、目に見える文字として生み出し、顧客と企業とをつなげる橋渡しのような存在となって、世の中に貢献してまいります。

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キャリアアドバイザー

この事例のように、目標の置き方を「○○ができるコピーライター」と自分自身がどうなっていたいかで考えるのもおすすめです。

⑦IT

IT系は専門知識を必要とされる業界なので、それらをどのように学んでいくのかが具体的に示されていると好印象につながりやすいですよ。また今の時点で持っているスキルを伝えるのも良いアピールになります。

志望者の「5年後の自分」伝え方例文

私の5年後の目標は、ITコンサルタントとして顧客の業務効率化や課題解決のサポートをおこない、多くの企業様の成長や発展に貢献することです。

昨年からIT企業の長期インターンシップとして週に2日働き始めました。ITコンサルタントの部署に配属され、社員の方のアシスタントとして勤務した際には常に担当の方に同行し、営業、打ち合わせ、会議とさまざまな経験をさせていただきました。そのなかでITコンサルタントとしての大変さよりも大きな責任とやりがいの部分に惹かれ、挑戦したいと思ったことがきっかけです。

御社に入社後は、御社の商品やサービス、プロジェクトの管理方法などを学びながら、幅広い提案力を身に付けられるようにコンサルティングに必要なスキル向上にも取り組んでまいります。

そして5年後には、ビジネスにおける課題をITで解決し、お客様から絶大な信頼を得られるコンサルタントを目指してまいります。

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キャリアアドバイザー

業務における大変な部分も理解したうえで、それでも挑戦したいという表現が意欲の高さを裏付けています。向上心の高さや覚悟も伝えることができていますね。

最後にチェック! 5年後の自分を伝えるときに意識したい4つのポイント

5年後の自分を伝えるときに意識したい4つのポイント
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就活生

例文を確認したら、イメージがわいてすぐに作成することができました! これで面接対策は完璧です!

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キャリアアドバイザー

待ってください! 面接で5年後の自分について回答する時、いくつか確認しておきたいポイントがあるのを知っていますか?

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就活生

それは知らなかったです。どのようなことでしょうか?

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キャリアアドバイザー

ここから詳しく解説していくので、あなたが作成した内容と照らし合わせながら確認してみてください。

面接の際に「5年後の自分」について回答するときは、志望企業で実現できるか、志望動機と矛盾しないかなど、いくつかの注意しておきたいポイントがあります。

ここからは確実に確認しておきたい4項目を解説するので、自分が作った回答内容と照らし合わせて一緒にチェックしていきましょう。

①志望企業で実現できる内容になっているか

「5年後の自分」に関する回答内容ができたら、まずはそれが志望企業で実現できる内容かどうかを確認してみましょう。そもそも志望企業で実現できる見込みがなければ、企業とのマッチ度が低いと判断されてしまう場合がありますよ

志望企業で実現できるか確認する方法
  • 希望する部署が社内にあるか確認する
  • 希望する職種が社内に存在するか確認する
  • 希望のキャリアを積んだ事例があるか確認する

もしその企業では前例のないキャリアを希望している場合は、どうすれば実現できる見込みがあるのかまで考えて企業側に伝えてみましょう。本人の努力次第で実現可能な場合もあるほか、意欲の高さとして評価につながる可能性もありますよ。

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キャリアアドバイザー

志を高く持っているのは、企業側としても望ましいことです。実現が難しいように思えても「どうしても御社でかなえたい」という意思が伝われば、むしろアピールになる場合がありますよ。

②志望動機や自己PRと矛盾していないか

「5年後の自分」について記載できたら、志望動機や自己PRと矛盾のある内容になっていないかも確認しましょう。

志望動機や自己PRと矛盾していないか確認する方法
  • 入社した理由と矛盾が生じていないか確認する
  • 自己PRで押し出している強みとスキル・貢献の仕方について矛盾がないか確認する

5年後の自分、志望動機、自己PRのそれぞれに矛盾があると、どんなに魅力的な内容に仕上がっていたとしても説得力がないと判断される場合があります。あなたの魅力が伝わらなくなってしまう可能性があるので、しっかり確認しましょう。

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キャリアアドバイザー

不安に感じる場合は、第三者に読んでもらい不自然な部分や矛盾と感じる箇所がないかを確認してもらうのがおすすめです。

③志望企業の業務内容と無関係の内容でないか

5年後の自分について考えているうちに、気づけば志望企業の業務内容とまったく関係のない内容になっていた、という事態もないとは言えません。志望企業と関係のある内容にできているかは事前にしっかり確認をしておきましょう。

志望企業の業務内容と無関係の内容でないか確認する方法
  • 言及している業務内容と同様な仕事が志望企業で発生しているか確認する
  • 企業説明会などで希望の業務内容を伝え該当する仕事ができるか確認する

志望企業での業務内容に関しては、調べるだけでは100%理解することはできません。不安なときは実際に企業説明会などに足を運び、社内で働いている人に直接聞いてみるのがおすすめですよ

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キャリアアドバイザー

社員に確認することで、仮に該当の業務がなかったとしても近い業務を紹介してもらえる可能性もあります。

④退職が前提のキャリアプランになっていないか

「5年後の自分」の理想像が、退職が前提となっているように受け取られないかどうかもしっかりと確認しておいてくださいね。

退職が前提のキャリアプランになっていないか確認する方法
  • 「独立したい」といった文言が含まれていないか確認する
  • 「御社で学んだ後は他社で~」といったような転職の予定があると受け取れる文言が含まれていないか確認する

入社時点では5年後もその企業にいるかわからない、転職を前提としたキャリアを考えているという人もいるでしょう。しかし面接でアピールとして伝える以上は、5年後も志望企業で働いていることを前提としたキャリアを伝えることがベストです

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キャリアアドバイザー

転職をするつもりだとしても、回答内容を練る際には「仮に5年後も同じ企業で働いていたら」を前提として考えてみましょう。

長尾 美慧

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想定問答に何度も「なぜ」を問いかけで深掘り質問への対策をしよう

「5年後の自分」についての回答をアピールにつなげるためには、面接官からの深掘り質問にも備えておくことが重要です。どれだけ具体的で説得力のある回答ができたとしても、深掘り質問への回答があいまいだった場合、すべて台なしになってしまう可能性もあります。

深掘り質問への具体的な対策として、想定問答に何度も「なぜ」を問いかける方法を実践してみてください。たとえば、「5年後は後輩の育成にも携わりたい」と回答した場合、なぜ後輩の育成にも携わりたいのかという質問への回答も考えます。

「なぜ」を問うほど深掘り質問の対策を徹底できる

さらに「組織としてより大きな成果を残すために後輩育成にも注力したい」としたのであれば、なぜ組織としてより大きな成果を残したいのか、という形で、回答に対し、自分で何度も「なぜ」をぶつけることによって、深掘り質問への対策を深めることができます。

そもそも大半の面接官が上記と同じ流れで深掘り質問を考えているため、事前に同じ流れで想定問答を繰り返しておけば、本番でも焦ることなく、回答できるようになるでしょう。

「5年後の自分」に関するよくある質問に回答!

選考対策の一環として「5年後の自分」について考えた時、未来についてイメージができなかったり伝え方に悩んでしまうこともありますよね。そのような疑問にキャリアアドバイザーが回答します。

5年後の自分はどうやって考えれば良いですか?

5年後の自分を想定するうえで重要なのは、志望企業についての理解を深めることです。

面接で「5年後の自分」を回答するとしたら、志望企業で5年後にどのように働いているかを答える必要があり、そのイメージをするために業務内容や職場の雰囲気、キャリアの積み方など幅広く企業について理解している必要があります

まずは志望企業に関する情報を徹底的に集め、理解を深めることから始めましょう。

5年後の自分はどのように伝えれば良いですか?

「5年後の自分」を面接で回答する際には、結論、理由、過程、意欲の4段構成を意識してください。

まずは結論で簡潔に自分の意思を伝え、次にその意思を持った説得力ある理由を伝えましょう。そのうえで、どうやって理想とする「5年後の自分」を実現するか、その過程を具体的に伝え、その結果企業にどのように貢献していきたいかを伝えてください

これらの段階をふんで伝えることで、企業側にあなたの魅力がしっかりと伝わる内容にできます。

「5年後の自分」は企業理解を深めて攻略! まずは5つの方法でリサーチしよう

ここまで、「5年後の自分」の考え方や伝え方、回答を組み立てる際の注意事項について解説してきました。

面接でのアピールとして「5年後の自分」を伝える際には、志望企業で働いている5年後の自分の姿を具体的に伝えることが大切ですよ。そのためにまず重要なのが、志望企業への理解を深めることです。

志望企業ではどのような働き方ができるのか、どのような経験を積めるのかを理解し、5年後の自分を想像してみましょう。

そのうえで企業にどのように貢献するのかを伝えることができれば、面接での印象アップを狙えます。一緒に企業研究の方法から確認し、魅力的な回答内容を用意して選考を突破しましょう。

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就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。

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