「チームでの役割」を聞かれたら? 答え方のポイントと例文を紹介

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目次

  1. 「チームでの役割は?」の質問に答えて自分の強みをアピールしよう
  2. 企業が「チームでの役割は?」と質問をする意図
  3. 自己分析ができているかどうかを確かめたい
  4. チームの中での立ち回り方や性格を知りたい
  5. 自社で活躍できる人材かどうかを確かめたい
  6. チームでの役割は応募先の企業がもとめる人物像に合わせよう
  7. あなたはどのタイプ? チームでの役割一覧
  8. 3ステップで簡単! チームでの役割の答え方
  9. ①ポジションではなく役割を答える
  10. ②具体的なエピソードを盛り込む
  11. ③仕事への活かし方も述べる
  12. チームでの役割を答えるときの注意点
  13. 「オールラウンダー」は避ける
  14. 仕事に結びつかない内容はNG
  15. 自己PRの内容と乖離しないようにする
  16. 「チームでの役割は? 」と聞かれたときの回答例
  17. OK例文①リーダー
  18. OK例文②サポート役
  19. OK例文③ムードメーカー
  20. OK例文④モチベーター
  21. OK例文⑤調整役
  22. OK例文⑥相談役
  23. OK例文⑦提案役
  24. NG例文①オールラウンダー
  25. NG例文②仕事に結びつかない
  26. NG例文③要点がわからない
  27. チームでの役割がないときはどうすればいい? 2つの見つけ方を紹介
  28. 伝えたいエピソードから絞り込む
  29. 第三者に聞いてみる
  30. チームでの役割から自分らしさや長所をアピールしよう

「チームでの役割は?」の質問に答えて自分の強みをアピールしよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、

「面接でチームでの役割を聞かれたらどう答えれば良いですか? 」
「リーダーと答えた方が有利になりますか? 」

といった相談を受けることがあります。

実は「チームでの役割」は就活の面接でよく聞かれる質問のひとつであり、企業が採用を判断する重要なポイントでもあります。しかし、企業は役職やリーダー経験の有無を知りたいわけではありません。集団の中での立ち位置を聞くことで、就活生の性格や強みを知ろうとしているのです。

そこで今回は、面接でチームでの役割を聞かれたときの答え方についてポイントや例文を紹介していきます。役割一覧や役割の見つけ方も併せて紹介するので、「自分には役割がない」と悩んでいる人もぜひ参考にしてください。

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企業が「チームでの役割は?」と質問をする意図

企業が「チームでの役割は?」と質問をする意図

面接ではチームでの役割について聞かれることが多々ありますが、なぜ企業はそれを知りたがっているのでしょうか。ここを理解しておかないと企業がもとめる回答はできないので、まずは企業側の意図を確認しておきましょう。

自己分析ができているかどうかを確かめたい

企業がチームでの役割を聞く1つ目の意図は、自己分析ができているかを確認するためです。社会人になると、企業という集団の中で自分の立ち位置を理解しその場にふさわしい行動をとらなければなりません。そのためには自分自身の強みや弱みを理解することが必要です。したがって企業はこの質問を通して、就活生が自分自身を俯瞰できているかということを確かめているのです

また、企業は回答が自己PRの内容と一貫しているかどうかも見ています。一貫性があれば自己分析ができているという評価につながり、他の質問も含め発言の信ぴょう性が高まるでしょう。

自己分析について詳しく知りたい人はこちらも読んでくださいね。

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チームの中での立ち回り方や性格を知りたい

多くの仕事はチームでおこなうもので、1人で完結する仕事はほとんどありません。たとえばSE(システムエンジニア)や研究職といった仕事は黙々と作業をするというイメージを持たれがちですが、実際はチームで連携を取りながら仕事に取り組みます。同じチームのメンバーや他部署、ときには社外の人とも協力し、円滑に仕事を進めることがもとめられます。

つまり、社会人に必要なのは個人の能力や専門スキルだけではないということ。そのため、集団の中でどう立ち回れるか、どう貢献できるかも採用時のポイントになります。チームでの役割とはまさに「チームで協力して仕事に取り組めるか」という点につながるので、この質問により企業はチーム内での立ち回り方や性格を知ろうとしているのです。

自社で活躍できる人材かどうかを確かめたい

3つ目の意図は、自社で活躍できる人材かどうかを確かめることです。たとえばムードメーカーの役割を果たしてきた人であれば、社内でも雰囲気や士気を上げる存在として活躍してくれる姿が浮かびますよね。

つまり、企業はチームでの役割を聞くことで入社後どのように働いてくれるかをイメージしているのです。そのイメージが採用方針と合えば内定はぐっと近づくでしょう。チームでの役割を聞かれたときは単に役職を答えるのではなく、チームの中でどう行動しどう貢献したかをアピールすることが大切です。

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チームでの役割は応募先の企業がもとめる人物像に合わせよう

企業は「チームでの役割」を通して就活生が自社で活躍できる人材かどうかを見極めようとしています。そのため、この質問に答えるときは応募先の企業がもとめる人物像に合わせることを意識しましょう。もしあなたの回答が応募先企業のもとめる人物像と乖離していると、「自社には合わない」と判断されてしまうかもしれません。

たとえば、もとめる人物像に「積極的に行動でき好奇心旺盛な人」と書かれている場合、「リーダーというよりはサポートタイプです」と答えるとマイナス評価になってしまう可能性があります。サポート役が悪いというわけではありまあせんが、消極的な性格と捉えられないように表現を工夫しましょう。

あなたはどのタイプ? チームでの役割一覧

チームでの役割を答える際は、まず自分がどのタイプなのかを把握することが大切です。しかし1人で考えるのは案外難しいですよね。そこで次に、チームでの役割として挙げられるものを一覧で紹介します。「そもそも自分の役割が分からない」と感じている人は、以下の役割から自分に近いものを探してみましょう。

  • リーダー
  • サポート役
  • ムードメーカー
  • モチベーター
  • 調整役
  • 相談役
  • 提案役
  • まとめ役
  • 分析役
  • 情報収集役
  • 縁の下の力持ち

これらはあくまで例なので、この中にない役割でも大丈夫です。もし自分に近いものがあればそれを裏付けるエピソードを探してみましょう。それでも役割が分からない、見つからないという場合は、後で紹介する対処法を実践してくださいね。

清水 沙也香

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役割よりもエピソードの内容が重視される

面接で有利になる役割について知りたいという学生もいますが、チームでの役職経験の有無によって評価が決まる訳ではありません。それより集団の中でどんな役割を受け持ち、仲間とどう協力し、チームのためにどのような貢献をしたのかが大事なのです。

おそらくサークルやアルバイトなどの活動の中で自分が担った役割を考えると思いますが、各集団の活動にはそれぞれ目的と目標があります。例えばサークル活動なら、「〇〇大会で入賞を目指す」や「同じ趣味を持つ者同士が楽しむ」など、それらの目的を達成するためにメンバーが各々役割を分担し、一丸となって協力し合って活動を支えているのではないでしょうか。

企業も同様です。社員になれば、配属先の組織内で連携しつつ、自らが担う役割をしっかり果たし、企業の掲げる目的や目標の達成に向けて貢献することがもとめられます。そこで、この質問では、自社でもどのような貢献が期待できる人物なのかを見極めようとしているのです。そのため、チームの中でどんな立場で動いたか、自分らしさ・自分だけしかできなかったことは何かを考えて、しっかりと伝えることが重要ですよ。

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3ステップで簡単! チームでの役割の答え方

チームでの役割の答え方

面接でチームでの役割を答えるときは、企業の意図に合った答え方をすることが大切です。では、そのためにはどのように答えれば良いのでしょうか。ここではここではチームでの役割を答えるときに意識したいポイントを3つ解説していきます。

①ポジションではなく役割を答える

1つ目のポイントはポジションではなく役割を答えることです。面接でチームでの役割を聞かれたときに、部活動のキャプテンやゼミ長の経験をアピールする就活生が多くいます。しかし、企業が聞きたいのは集団の中での行動や考え方であり、ポジションではありません

そのため、「リーダー経験があります」「副キャプテンをしていました」などポジションを言うだけの回答にならないように注意してください。リーダーやサブリーダーの経験がある人はそれを伝えても良いですが、どんな姿勢で何を取り組んだのか、その結果どうなったのかというエピソードをメインに答えましょう。

明確な役職名がなくても問題ない

リーダーやサブリーダー、〇〇役といった役職経験がなく答え方に困っている人もいるでしょう。しかし、企業が聞きたいのは就活生の性格や考え方、普段の立ち振る舞いであるため、明確な役職名がなくても問題ありません。

そのため、役職についた経験がないからといって「役割は特にありません」と答えるのは避けましょう。このように答えると「質問の意図を理解していない」「自己分析が不十分」「就活への意欲がない」と捉えられる可能性があります。

大切なのは自分の役割を客観視できていること、それを仕事に活かしたいという意欲です。集団のトップに立った経験がないと評価されないわけではないので、自信を失わないようにしてくださいね。

②具体的なエピソードを盛り込む

2つ目のポイントは具体的なエピソードを盛り込むことです。エピソードを加えることで、あなたがその役割で活躍している姿をより鮮明にイメージさせることができます。そしてそのイメージは入社後に働く姿のイメージにもつながります。そのため、チームでの役割を伝える際はそれを裏付ける具体的なエピソードを加えましょう。

エピソードはアルバイトや部活動、ゼミなど身近な経験でかまいません。どんなチームで、何の活動をしたのか、そこで自分はどう行動したのかをなるべく具体的かつ簡潔に述べましょう。長くなりすぎると聞き手は疲れてしまうので、あらかじめ話す内容を短くまとめておくのがおすすめです。

エピソードの選び方について詳しく知りたい人はこちらも読んでくださいね。

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③仕事への活かし方も述べる

ポイントの3つ目は、仕事への活かし方を述べて締めくくることです。企業側はあなたのことをまったく知らない状態で選考をおこなうため、役割やエピソードだけを伝えても入社後の姿までイメージしてくれるとは限りません。場合によっては「自慢しているだけ」「質問の意図を理解していない」と捉えられる可能性もあります。

そのため、役割をエピソードに加えてその経験や強みを仕事でどう活かしていきたいのかまで伝えましょう。仕事への活かし方は具体的な業務内容に絡めなくてもかまいません。入社までどこに配属されるかわからないケースも多いので、仕事に取り組む姿勢や職種への熱意に触れる程度で良いでしょう。

川﨑 瑛久

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内容はもちろん、話し方でも熱意を伝えよう

これまで記事内でお話ししてきたように、学生時代に担った役割を通じて、志望企業のチーム内で活かすことができる人柄や長所を発揮した具体的エピソードを伝えることで、企業と仕事への熱意を伝えることができます。また、同じ状況下で同じ役割を担ったとしても、個人の思いや価値観の違いによって行動も異なります。あなたの行動にはどんな思い、価値観が根底にあったのかも加え、それが企業の社風と価値観にマッチしていればより効果的です。
また、最後に入社後にチームの一員として、これまで述べてきた力を発揮して貢献していく旨を添えて締めくくると熱意をさらにプラスできるでしょう。これらは企業研究をしっかりとおこなっている証でもあるのです。
上記に加えて、内容以外で熱意を表す方法があります。たとえば、話す時の声の大きさやテンポ、トーンなど、相手にどう聞こえているか、そして表情や視線・しぐさなどの見た目の印象によっても、熱意を相手に伝えることができます。そのため、姿勢良くハキハキと明るい表情と声で、面接官とアイコンタクトを取りつつ話すことを意識するとより良くなると思いますよ。

チームでの役割を答えるときの注意点

チームでの役割を答えるときの注意点

面接で企業側の意図を理解せずに的外れな回答をしてしまうと、思わぬところでマイナス評価を受ける可能性があります。では、チームでの役割を答える際はどんなことに注意すれば良いのでしょうか。ここでは最低限押さえておきたい3つの注意点を紹介します。

「オールラウンダー」は避ける

「チームでの役割は? 」という質問に対して、「オールラウンダーです」「どの役割でもできます」という回答は避けた方が無難です。確かに何でも器用にこなせることは長所のひとつですし、さまざまな場面で活躍できるでしょう。

しかしこの答え方では、企業はあなたの強みや適性を評価できません。「自己分析ができていない」「社会人になる自覚がない」と熱意を疑われる可能性もあるでしょう。

そのため、なるべくオールラウンダーという答えは避け、具体的な役割を答えるようにしてください。どうしてもオールラウンダーと答えたい場合は、「基本的には〇〇役ですが、状況に応じて〇〇役や〇〇役もやります」と具体的な役割を挙げながら説明しましょう。

仕事に結びつかない内容はNG

チームでの役割を答えるときは、自分を良く見せようと嘘をつく必要はありません。基本的には正直に答えても大丈夫です。しかし、企業は仕事への適性を評価したいと思っているので仕事に結びつかない内容は避けましょう

仕事に結びつかないNG例

・ムードメーカーとしてその場を明るくするギャグを言えます。
・集団の先頭に立つタイプではないので、周囲の人に合わせて行動することが多いです。

上記のような回答では、「質問の意図を分かっていない」「コミュニケーション能力に問題がある」という印象を与える可能性があります。企業側の意図に応えられるよう、仕事にどう活きるのかイメージしやすい内容を心がけましょう。

自己PRの内容と乖離しないようにする

3つ目の注意点として、自己PRなど他の質問と内容が乖離しないようにしてください。たとえば、自己PRで「リーダーシップが強みです」と言っているのに、「チームでの役割は調整役です」と答えると面接官は違和感を持ちます。「結局どういう人なの? 」「嘘をついているのではないか」と思われてしまう場合もあるでしょう

就活では限られた時間で適性を判断しなければならないので、違和感や不信感を持たれるのは致命的と言えます。そのため、チームでの役割を答えるときは他の質問やエピソードとの一貫性も意識しましょう。

自己PRの書き方について知りたい人はこちらも読んでくださいね。

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吉田 実遊

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選考全体で回答に矛盾がないように、自己分析は徹底しよう

内定獲得までには、書類選考や複数の面接を突破せねばなりません。志望者が多く集まる人気企業ほど、面接回数も多くなり、その都度面接官の年齢も役職も上がっていきます。面接ではESに書かれた志望動機や自己PRなどの内容と、質問に対する回答に一貫性があり矛盾がないかが、しっかりとチェックされます。

基本的に各面接では同じ質問がされますが、二次面接では、一次面接の内容を踏まえて「それはなぜ? 」「その根拠は? 」などとより深掘りした質問がされることがあります。答えに矛盾があれば、さらに突っ込んだ質問につながってしまいます。また、最終面接では経営者層が面接をするため、自社の戦力として貢献できるか、成長の可能性がある人物か、より厳しい目で見極められることでしょう。

面接が進むごとに深掘りされる質問に動揺せずに答えるためには、自己分析と企業研究をしっかりおこなうことが欠かせません。自分自身がどういう人物であるのか把握していれば、どんな相手が面接官であろうと、どんな質問をされようとも、落ち着いて答えられるはずですよ。

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「チームでの役割は? 」と聞かれたときの回答例

ここまでチームでの役割を答えるときのポイントや注意点について説明してきました。しかし、いざ回答を準備しようと思ってもイメージが湧かない人も多いでしょう。そこで次に、「チームでの役割は?」と聞かれたときの回答例を紹介します。NG例も併せて紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。

OK例文①リーダー

例文

私はチームの中でリーダー役を担うことが多いです。たとえば、大学ではバレーボールサークルの会長を務めてきました。

サークル活動を続けるためには、体育館の予約やイベントの企画、大会出場の手続き、サークル費の集金などさまざまな調整をしなければなりません。そこで私は、会長としてメンバーにそれぞれの役割を割り振り、その統括をして快適な活動ができるようにしました。時には役割を忘れてしまうメンバーもいましたが、早めに確認することによりフォローすることができました。

このように私は、積極的に行動し人をまとめたりフォローしたりできる性格です。御社に入社後もこの強みを活かし、周囲の人と連携しながら仕事に取り組みたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

リーダーシップは社会人としても重要なスキルになります。実際の経験をもとにアピールできている点は好印象を与えられるでしょう。

リーダーシップを発揮した経験の回答の仕方についてはこちらの記事でも詳しく解説していますよ。

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OK例文②サポート役

例文

私は陰ながら人を支えるサポート役タイプです。

私は居酒屋でアルバイトをしているのですが、新人が入ったときに教育係に任命されました。新人を教育するのが初めてだったので最初は戸惑いましたが、それ以上に新人は不安を抱えていると考え徹底的にサポートをすると決意しました。やり方がわからなくて困っているときに声をかけるのはもちろん、ミスをしたときのフォローや悩み相談といった精神面のサポートも欠かさないようにしました。

この経験を通して、新人をしっかりと教育できたことに加え、自分自身も観察力や判断力が向上したと感じています。仕事をするうえでも周囲の人を気遣ったりサポートしたりすることは大切だと思うので、入社後もこの経験を活かして尽力したいです。

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キャリアアドバイザー

サポートした経験を伝える際は、相手が理解しやすいように端的にエピソードの背景を伝えることが大切になります!

サポート役は縁の下の力持ちとも言い換えられます。縁の下の力持ちをアピールしたい人はこちらも読んでおきましょう。

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OK例文③ムードメーカー

例文

私の役割はムードメーカーとして誰よりも明るく振る舞い、その場の雰囲気を盛り上げることです。

私は大学1~2年生のとき大学祭実行委員に所属していたのですが、イベント企画やスケジュール調整をする際にミーティングがうまく進まずメンバーが滅入ってしまうことがありました。そのとき「暗くなると何もかもダメになる」と思ったので、まずはチームの雰囲気を盛り上げることを意識しました。具体的には困っているメンバーに声をかけたり励ましたりしました。その結果、委員会の雰囲気はぐっと良くなり皆が意欲的に取り組めるようになりました。

仕事においても持ち前の明るさを発揮して、チームの雰囲気を盛り上げつつ活力を与えられる存在になりたいです。

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キャリアアドバイザー

人柄がよくわかる内容ですね! 一緒に働きたいと企業に感じてもらいやすいエピソードでしょう。

OK例文④モチベーター

例文

私は、周囲の人のやる気を引き出すモチベーターとして行動することを心がけています。大学ではバスケットボール部に所属しているのですが、入部当初は部員によってやる気がまちまちという状況でした。そのため部員間で意見が食い違い、試合中の雰囲気が悪くなることも少なくありませんでした。

このままではチームとして強くなれないと感じたので、まずは自分が努力する姿を部員に見せようと思いました。そして積極的に声を出したり自主練習をしたりした結果、それに触発された部員たちから「あなたのおかげでやる気が出た」と言われました。

このように私は、自分の行動によってメンバーのやる気を引き出すことができます。入社後も、自分が努力する姿勢によって周囲の人のモチベーションを上げられる存在になりたいです。

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モチベーターは精神面で他者のサポートをする役割を指します。人柄も良く伝わりますし、入社後の具体的な活躍の展望も示されている点が良いですね。

OK例文⑤調整役

例文

私はチームの中で調整役を担うことが多いです。チームで意見が対立したときには、両方の意見を汲み取りながらまとめることを意識しています。

たとえば、大学のゼミでは「月1回のゼミ発表を2回に増やすかどうか」という議題でメンバー間の意見が割れたことがあります。そのときはお互いの意見やその理由を聞き出しメリット・デメリットを明確化することで、解決に向かいました。

結果としては月2回にする方向で決まったのですが、この経験を通してお互いの言い分を言語化することの重要性を学びました。仕事においても議論をする際には双方の意見をきちんとまとめることを意識していきたいです。

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キャリアアドバイザー

具体的な提案を記載することで、自分がなぜその思考に至ったのかが相手に伝わりやすいでしょう。

OK例文⑥相談役

例文

私はチームメンバーの相談役として行動することが多いです。

大学時代はファストフード店でアルバイトをしていたのですが、アルバイトを始めた頃は業務スピードについていけず苦労したことがありました。そのため、同じように悩む新人に対して積極的に声をかけ、良き相談役になれるように意識してきました。相談に乗るときは、業務のアドバイスをするだけでなく相手の悩みに共感することも心がけています。

このように私は相談役として悩んでいる人を支えることが得意です。この強みを活かし、お客様の悩みに寄り添える営業職として活躍したいです。

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相談役も好印象を得ることができる、立派なエピソードです! ただし、相手が共感できる具体的なエピソードを提示する必要があるので、作成する際は注意しましょう。

OK例文⑦提案役

例文

チームの中で新しいアイディアを提案することが私の役割です。誰よりも多くのアイディアを出し、より良い結果を出すことを心がけています。

私は大学1年生の頃から2カ月に一度のペースで障害児支援のボランティアに参加しています。絵本の読み聞かせや手遊びなどをして子どもたちと遊ぶことが主な活動内容なのですが、いつも同じような内容でマンネリ化しているという問題がありました。

そこで私はマジックや工作、タブレットを使ったゲームなど新しい遊びの提案を積極的に行いました。障害の程度は子どもによって異なるので実現が難しいものもありましたが、目新しい活動ができて子どもたちはとても喜んでいました。

御社に入社後はこの強みを活かして、企画職として新しい提案ができるよう情報収集に努めていきたいです。

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提案力は社会人として必要なスキルの1つです。入社後の活躍の期待してもらうために、今後の目標をアピールできている点も良いですね。

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NG例文①オールラウンダー

例文

私はチームの中で決まった役割をすることはなく、比較的何でもこなせるオールラウンダータイプだと思います。たとえばリーダーを任されたら責任を持ってやりますし、サポート役として細かい作業もできます。コミュニケーション能力にも自信があるので、サークルでは盛り上げ役としても活躍しました。社会人になったら、どんな役割でも抵抗なく取り組めると思います。

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自分の役割を何でもできるオールラウンダーとしていますが、この答え方では何が強みなのかわかりません。物事を幅広くこなせることは素晴らしいですが、就活で大切なのは自分の強みや性格をわかりやすくアピールすることです。そのため、何か1つ役割を絞ってそこに補足していく形で答えましょう。

NG例文②仕事に結びつかない

例文

私はたくさん食べることができるので、チームの中でいつも残飯処理役として活躍しています。
私は幼い頃から給食などを残したことがなく、今では3人前くらいは普通に食べられます。

そのため、友人やアルバイト仲間と食事や飲み会に行ったときには残ったものをきれいに食べきります。食べ物を残さないことは良いことだと思うので、これは私の長所だと考えています。社会人になってもたくさん食べて健康づくりに努めたいです。

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こちらはたくさん食べられることをアピールしていますが、仕事に結びつかない内容なのでNGです。最後は健康づくりという形で締めくくっていますが、ここもエピソードと結びつきません。就活で「チームでの役割は? 」と聞かれたら仕事に活かせる強みをアピールするのが基本なので、この回答では「こちらの意図を理解していない」と捉えられてしまうでしょう。

NG例文③要点がわからない

例文

私はチームの中で、細かい作業をたくさんこなすことが多いです。たとえばアルバイト先では他の人が気付かないような部分を掃除したり他の人のサポートをしたりしています。また、サークルではリーダーとしてメンバーをまとめた経験もあります。指示されたことは確実にこなせるところも長所だと思います。そのため、御社に入社後は接客業としてお客様に細やかな気遣いをしたいです。

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この回答は要点がまとまっておらず、何を伝えたいのかわかりにくいでしょう。就活では質問に対してわかりやすい回答ができるかという点も評価対象になるので、このような回答ではマイナスな印象になってしまいます。最も伝えたいことを1つに絞り、結論ファーストで答えるようにしましょう。

チームでの役割がないときはどうすればいい? 2つの見つけ方を紹介

チームの役割がないときのエピソードの見つけ方
  • 伝えたいエピソードから絞り込む
  • 第三者に聞いてみる

チームでの役割を聞かれても、そもそも自分がどの役割なのか分からない人やこれといった役割がないと悩んでいる人もいるでしょう。では、そんなときはどうすれば良いのでしょうか。ここではチームでの役割がないときの対処法について紹介します。

伝えたいエピソードから絞り込む

チームでの役割がない場合は、面接でアピールしたいエピソードを先に決め、そこから役割を言語化するのがおすすめです。

たとえば、サークル活動でメンバー同士が衝突したときに仲介した経験をアピールしたい場合は、その経験から「相談役」「調整役」といった役割につながりますよね。アルバイトで新人を教育した経験から「モチベーター」「サポート役」という役割をアピールするのも良いでしょう。

この質問で大切なのは役割そのものではなく行動や考え方なので、エピソードを軸にして考えると説得力のある回答になりますよ

第三者に聞いてみる

チームでの役割がわからない場合は、第三者に自分がどのタイプなのかを聞いてみましょう。友人や家族、アルバイト先の先輩など身近な人に聞くことで、自分では気づかなかった強みを発見できる可能性もあります

また、就活は他人(面接官)が自分を客観的に評価する機会でもあるため、自分が他人からどう見られているかという視点は非常に重要です。自己評価と他己評価が一致していれば面接官はあなたの適性を的確に評価できるので、その意味でも第三者に聞く方法はおすすめです。

第三者に自分のことを聞く他己分析についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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チームでの役割から自分らしさや長所をアピールしよう

今回は、チームでの役割を答えるときのポイントや注意点、例文を紹介してきました。「チームでの役割は? 」と質問されると、リーダーやサブリーダーなどの大きな経験を答えなければならないと思うかもしれませんが、企業が知りたいのは役職そのものではなく就活生の性格や就活への意欲、入社後のイメージであることをまずはしっかりと理解しておきましょう。

そのため、ただポジションを答えるだけではなく自分の強みや物事の考え方、それを仕事でどう活かしたいかまでを明確に伝えましょう。チームでの役割がない人はいないので、自信を持って答えてくださいね。

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