目次
- 自己PRのエピソードがないときは見つからない理由別の対処法を実践しよう!
- 自己PRのエピソードに関する基礎知識
- 企業が自己PRのエピソードに注目している理由
- 自己PRのエピソードから企業が知ろうとしていること
- 自己PRに活かせる! 魅力的なエピソードの見つけ方3ステップ
- ステップ①経験の棚卸しをしてエピソードの種を見つける
- ステップ②「なぜ?」を繰り返しエピソードを深掘りする
- ステップ③自分の強みを最も表現できるエピソードをピックアップする
- 見つからない理由別! 自己PRのエピソードがない人の対処法
- 理由①実績のあるエピソードがない
- 理由②ガクチカと被っている
- 理由③強みは認識しているがエピソードと関連付けられていない
- 自己PRのエピソードを選定するときの3つの注意点
- ①抽象的すぎる表現は避ける
- ②一つのエピソードに複数の強みを入れない
- ③絶対にウソはつかない
- 自己PRの題材別! エピソードが活きている例文10選
- 例文①アルバイト
- 例文②サークル
- 例文③部活動
- 例文④ゼミ
- 例文⑤研究
- 例文⑥委員会活動
- 例文⑦留学
- 例文⑧ボランティア
- 例文⑨インターンシップ
- 例文⑩大学受験
- 自己PRのエピソードで魅力をアピールして内定獲得につなげよう!
自己PRのエピソードがないときは見つからない理由別の対処法を実践しよう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、
「自己PRのエピソードは、どのように選べば良いのでしょうか?」
「自己PRで使えるようなエピソードが見つかりません」
といった質問をよく受けます。自己PRを魅力的なものにするには、エピソード選びが非常に重要です。もし自己PRで使えるエピソードがないと悩んでいるのであれば、見つからない理由を明確にしたうえで、その理由に沿った対処法を実践する必要がありますよ。
この記事では、自己PRのエピソードの見つけ方や、エピソードがない場合の対処法などについて解説していきます。題材別の例文も紹介していくので、自己PRのエピソード選びで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
そもそも自己PRすることがないという人は、以下の記事を参考にしてみてください。
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自己PRがない人の作成ガイド! 簡単に題材を見つける方法12選
就活を進めていくなかで、自己PRがないと感じる人もいるのではないでしょうか。しかし、アピールできるものは探せば必ず見つかります。 この記事では、自己PRの見つけ方や書き方、例文などをキャリアアドバイザーが解説していきます。 解説動画も参考に、説得力のある自己PRでアピールできるようになりましょう!
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自己PRのエピソードに関する基礎知識
自己PRに最適なエピソードを見つけるには、企業が自己PRのエピソードに注目している理由や、自己PRのエピソードから知ろうとしていることを理解しておく必要があります。
そこでまずは、自己PRのエピソードに関する基礎知識について解説します。最適なエピソードを選ぶうえでは欠かせない知識となるため、ここでしっかりと押さえておきましょう。
企業が自己PRのエピソードに注目している理由
企業が自己PRのエピソードに注目する理由として、入社後の働いているイメージをつかみたいというものが挙げられます。自己PRのエピソードは、その人の価値観や行動原理を知る手掛かりになるためです。
- 仲間と協力して物事に取り組んだエピソード → 協調性やチーム志向がある
- 粘り強く物事に取り組んだエピソード → 責任感や継続力がある
上記のように、エピソードによって読み取れる価値観や行動原理は大きく異なります。そのため、学生が自社の一員になった場合、組織に対してどのような貢献をしてくれるのかを把握するために、企業は自己PRのエピソードに注目しているのです。
自己PRのエピソードから企業が知ろうとしていること
企業が自己PRのエピソードに注目している理由は、学生の入社後の働いているイメージをつかみたいからですが、具体的には以下のポイントを知ろうとしています。
- 人柄(性格)が会社の文化と合いそうか
- 論理的に説明する力があるか
- 自分を客観視できているか
- 企業にその強みをどう活かしてくれるのか
- 思いを言語化する力があるか
上記のポイントを意識すれば、どのようなエピソードが望ましいのかが見えてくるようになります。それぞれのポイントについて見ていきましょう。
人柄(性格)が会社の文化と合いそうか
多くの企業はスキルよりも、自社とのマッチ度を重視しています。そのため、企業は自己PRのエピソードを通じて、自社の文化と学生の人柄や性格がマッチするかどうかを見ています。
たとえば、静かな空間に居心地の良さを感じていて性格もおっとりしている学生が、行動力やスピード感を重視する企業を志望している場合、いくら志望度が高くても文化的にマッチしない可能性が高いでしょう。

キャリアアドバイザー
論理的に説明する力があるか
社会人になると、相手にしっかりと伝わる話し方が求められます。そのため、企業は自己PRのエピソードを通じて、論理的に説明する力があるかどうかも見ています。
論理的に説明するには、「結論→理由→結論」の順番に話の構成を組んでいくのが基本です。
- 結論:私の強みは、○○です
- 理由:その理由としては、○○という経験があるからです
- 結論:よって、私は○○の強みがあります
結論の根拠となるエピソードが明確で、なおかつ具体的に説明できていれば、論理的に説明する力があると判断されやすくなります。
自分を客観視できているか
自分を客観視できているかどうかは、就活のみならず働くうえでも非常に重要です。自分の行動や思考を客観視できないと、視野が狭くなるだけでなく感情のコントロールもしづらくなり、仕事や人間関係を円滑に進めることが難しくなるからです。
そのため、企業は自己PRのエピソードを通じて、学生が自分を客観視できているかどうかという点も見ています。
- 自分の強みや弱みを正しく把握しているか?
- 客観的な視点でエピソードを捉えているか?
企業にその強みをどう活かしてくれるのか
企業は自己PRのエピソードから、その強みを自社でどう活かしてくれるのかという点も知ろうとしています。
どんなに優れた能力を有していたとしても、実務で活かすことができなければ意味がありません。そのため、企業は「どのような場面でどのような強みを発揮したか」という点に着目して、仕事への再現性を判断しようとしているのです。
- 強みの活かし方や方向性が自社とマッチするか?
- 自社の業務内容や文化を正しく理解しているか?
思いを言語化する力があるか
仕事をするうえでは、思いを言語化する力も非常に重要です。自分の考えを適切な言葉で表現できなければ、意図が正しく伝わらなかったり誤解が生じたりして、円滑なコミュニケーションを図ることが難しくなるからです。
そのため、企業は自己PRのエピソードを通じて、思いを言語化する力があるかという点も知ろうとしています。
- 自分の思考を適切な言葉で表現できているか?
- 具体的な事例やイメージを交えてわかりやすく伝えられているか?
キャリアアドバイザーの体験談自己PRを効果的に伝えるポイント
その企業で活躍する具体的なイメージを持たせることが大切
企業は就活生の自己PRを通して、「入社後の働く姿」を具体的に想像しながら聞いています。自己PRでは、就活生一人ひとりの物事の受け止め方や、特徴的な行動プロセスなどが浮き彫りになりますが、そのエピソードを通して「きっとこの学生は、うちの会社でこんな風に活躍してくれるだろう」とう期待感を抱けるかどうかを、企業側は判断しているのです。
私が支援した就活生のなかには、通信業界を志望するにあたって、自己PRとして学習塾のアルバイトで子ども達や保護者の方々と信頼関係を築くために、どんな工夫をしたのかを具体的に伝えた学生がいます。彼は、採用担当者から高評価を得て内定を獲得しました。一見、通信業界と学習塾は直接関係がないように思えるかもしれません。しかし、後日採用担当者からは「人当たりが良く、社内や関連会社の人達とうまくやっていけそうなイメージを持ったよ」といった言葉をもらったそうです。
企業の求める人物像と一致した自己PRは、「入社後も活躍してくれそうだ」といった強い期待感を生み出すことができ、結果として好印象につながるのです。
自己PRに活かせる! 魅力的なエピソードの見つけ方3ステップ

就活生
自己PRではやはりエピソード選びが重要なのですね。魅力的なエピソードを見つけるには、どうすれば良いのでしょうか?

キャリアアドバイザー
自己PRのエピソードを見つけるには、これから紹介する手順に沿って探すのが良いですよ。
ここからは、自己PRのエピソードの見つけ方を3ステップで解説していきます。この手順に沿って探していけば、魅力的なエピソードが見つかるようになりますよ。
ステップ①経験の棚卸しをしてエピソードの種を見つける
まずは経験の棚卸しをして、エピソードの種を見つけるところから始めましょう。
- これまでに経験してきたことをリストアップする
- リストアップした項目をテーマごとに整理する
- 整理した項目からエピソードに使えそうなものを抽出する
具体的には、幼少期から現在までを振り返り、印象に残っている出来事を思いつく限りリストアップしていきます。一通りリストアップしたら、それらを「がんばったこと」「工夫したこと」「成功(失敗)したこと」などのテーマごとに整理していきましょう。
そうすることで、徐々に自分だけの強みや長所などが見えてくるようになり、それがエピソードの種となります。
ステップ②「なぜ?」を繰り返しエピソードを深掘りする
エピソードの種が見つかったら、続いてそれらを深掘りしていき、自分の強みを明確にしていきましょう。その際は、過去の行動に対して「なぜ?」を繰り返して、自分の価値観を深掘りしていく手法が効果的です。
- 大学時代にゼミ長を務めたのはなぜか? → チームをまとめるのが好きだったから
- なぜ好きなのか? → チームをまとめるのは割と得意だから
- なぜそう感じるのか? → 意見が対立したときに、双方が納得できる妥協点を見つけられるから
上記のように分析していけば、「異なる意見をうまくまとめて物事を推進できる協調性」という独自の強みが見えてくるようになります。
ステップ③自分の強みを最も表現できるエピソードをピックアップする
自分の強みが明確になったら、最後に自分の強みを最も表現できるエピソードをピックアップしていきましょう。
自己PRに盛り込むエピソードは、一つに絞るのが原則です。そのため、自分の強みや企業にアピールしたい点が最も伝わるエピソードを選んでおく必要があります。
具体的には、以下の観点からエピソードをピックアップしていきましょう。
- 自分らしさが出ているか?
- 具体性があるか?
- 志望先企業の求める人物像とずれていないか?

キャリアアドバイザー
なお、準備段階ではエピソードを一つに絞り込む必要はありません。複数のエピソードがある場合には、志望先企業に合わせて適宜最適なエピソードを選ぶのが良いですよ。
キャリアアドバイザーの体験談どんな自己PRのエピソードが企業に刺さる?
成果だけでなく挑戦意欲や主体性などさまざまな強みを示そう
これまで支援してきた学生のなかで、特に印象に残っている自己PRのエピソードがあります。それは、海外で起業する日本人のもとでインターンに参加し、大きな成果を上げた学生のエピソードです。
このエピソードが魅力的だと感じた理由は、単に素晴らしい成果を出したからだけではありません。そこには、「挑戦意欲」や「主体性」、そして挫折経験を乗り越えた「粘り強さ」といった、多くの企業が求める強みや素質が詰まっていたからです。
ただし、どんなに素晴らしいエピソードを持っていても、笑顔がなかったり、表情が硬かったりすると、面接官に良い印象を持ってもらうのは難しいでしょう。エピソードの力強さはもちろん大切ですが、最終的に合否を分けるのは、笑顔などや自信に満ちた振る舞いなのです。
見つからない理由別! 自己PRのエピソードがない人の対処法


就活生
いろいろ探してみましたが、自己PRに使えるようなエピソードがなかなか見つかりません……。

キャリアアドバイザー
自己PRのエピソードが見つからないのには、いくつかの理由があります。順に見ていきましょう。
ここからは、自己PRのエピソードが見つからない理由と、それぞれの対処法について解説していきます。理由によって必要な対処法も変わってくるため、まずは自分の当てはまる理由を明確にしたうえで、適切な対処をしていきましょう。
理由①実績のあるエピソードがない
自己PRのエピソードが見つからないのは、「実績のあるエピソードがない」と思い込んでいるからかもしれません。
しかし、自己PRで企業側が着目しているのは、実績ではなく過程です。企業は自己PRを通じて就活生の物事への取り組み方を知り、仕事への適性を判断しようとしています。
そのため、「どのような成果を残したのか」は実はあまり重要ではなく、「どのような行動を起こしたのか」が注目されているのです。

キャリアアドバイザー
誰の目にも留まるような華々しい実績を持つ学生はそれほど多くありません。「自分には実績がない」と悩んでいるのであれば、まずはその認識を改めたうえで、具体的な対処法を見ていきましょう。
実績の大きさにこだわらずPDCAを回した経験を棚卸しする
企業側が見ているのは実績ではなく過程であることから、実績の大きさにこだわる必要はありません。
とにかくどんな些細なことでも良いので、自分がやってきた経験をブラッシュアップしましょう。そのなかで困難に直面し、工夫して乗り越えた経験があるはずです。
その工夫の仕方や乗り越えたときに使っていたエネルギーが、自分の強みである可能性が高いと言えます。そのエピソードとともに、結果に至るまでの過程を具体的に話すことができれば、採用担当者に刺さる魅力的な自己PRになるはずです。
第三者に自分の強みが活かされたエピソードを聞いてみる
自分では当たり前と思っていたことであっても、周りの人からしたら誰もができることではない、ということは往々にしてあります。
そのため、自分だけではどうしても誇れるエピソードが思い浮かばないという人は、周囲にエピソード探しを協力してもらいましょう。第三者の意見を聞くことで、自分では気付かなかった強みが見つかる可能性は十分にありますよ。
- 大学の友人
- 家族
- アルバイト先の先輩や後輩
長所が思い浮かばない場合は短所から考える
どうしても自分の長所が活かされたエピソードが思い浮かばない場合は、自分の短所が出たエピソードから考えてみるのも一つの手です。
長所と短所は表裏一体の関係にあるため、短所を長所に言い換えてみることで、思わぬ長所や強みが見つかることがあります。
- 心配性である → 熟考して判断できる
- 人の目が気になる → 相手目線で考えることができる
- プライドが高い → 向上心がある
また、自分の弱みを克服したり補填しようとしたりする際に、自分の隠された強みが発揮されることもあります。強みのエピソードがなかなか見つからない人は、自分の弱みが出たシーンを振り返ってみましょう。
短所を長所に置き換える際のポイントや例文については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーの体験談自己PRのエピソードが思いつかないときはどうする?
日常の些細な出来事にこそあなたの個性が隠れている
「実績のあるエピソードが思いつかない」と悩んでいる人は、大学生活を多面的に見直してみることをおすすめします。私が担当した就活生は、当初「エピソードが何もない」と悩んでいましたが、再度自己分析したところ、「自分らしい」魅力的な自己PRのエピソードにたどり着くことができました。
通常、大学時代の自己分析というと、アルバイトやサークル、ボランティア、留学といった大きな経験に目がいきがちです。しかし、その就活生とは、もっと視野を広げて「授業で好きな科目」や「趣味」「飼っているペット」「今気になっているニュース」など、日常の些細な出来事やそのときの気持ちを丁寧に思い返してみることにしました。
そうすることで、「社会保障論」の授業でSDGsの取り組みに深く関心を持ったことや、ペットと人間が幸せに暮らせる保険に興味を抱いたことに気付きました。そして、それらについて自身の考えをまとめ、説得力のある自己PRのエピソードを完成させることができたのです。
自己PRは「人とは違うところ」より「自分らしさ」が大事
同じ授業を受けても、100人の学生がいれば、感じ方や得られるものも100通りあるはずです。自己PRにおいて大切なのは、「人とは違う特別な何か」を見つけることではなく、自分自身の意思や価値観、興味、そして行動パターンなど、「自分らしさ」を伝えることなのです。
だからこそ、あらゆる視点から自身の行動や体験を振り返ることで、きっと「自分なりの何か」が見えてくるはずです。自己PRのネタが見つからないと悩んでいるなら、あらためて自己分析をして、「自分らしさ」を丁寧に掘り下げてみてくださいね。
理由②ガクチカと被っている
自己PRのエピソードが見つからない理由としては、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)と内容が被ってしまうことも挙げられます。
自己PRとガクチカはどちらも過去の経験をもとに組み立てていくため、両者は内容が被りやすくなります。
ただ、ガクチカと自己PRが被っていると、採用担当者から「他に頑張ったことがないのでは?」「手を抜いているのでは?」と疑われる可能性があるため、結果としてエピソードのレパートリーに困ってしまうこともあるのです。
では、自己PRとガクチカの内容が被っている場合はどうすれば良いのか、具体的な対処法を見ていきましょう。
ガクチカの書き方や例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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ガクチカと同じエピソードで自己PRを作る
自己PRとガクチカのエピソードが被っている場合には、そのままガクチカと同じエピソードで自己PRを作るのも一つの手です。
たとえテーマが被っていても、そのなかのアピールポイントが異なっていれば、まったく問題ありません。むしろ一つのテーマから2つの魅力を伝えることができるため、高評価につながる可能性もあります。
- ガクチカ:部活動で記録向上させたこと
- 自己PR:部活動で新入部員が発言しやすい環境作りに取り組んだこと
今やっている取り組みをアピールする
自己PRとガクチカのエピソードが被っている場合には、現在取り組んでいることを自己PRのエピソードにするのもおすすめです。
- TOEICスコアの向上
- プログラミングスキルの習得
- ビジネス書の読書とアウトプット
現在取り組んでいることであれば、具体的で新鮮な情報を届けやすく、説得力のある自己PRにすることができますよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!ガクチカと自己PRの内容が被ってしまうときの対処法
同じエピソードでも問題ない! アピールする視点を変えよう
ガクチカと自己PRで、話すエピソードが同じになっても問題ありません。重要なのは、話す内容、つまりアピールする側面を変えることです。
たとえば、同じ部活動のエピソードでも、ガクチカでは「目標達成のために練習メニューを変えた」という課題解決能力をアピールし、自己PRでは「ミーティングを開いてチームの結束力を高めた」という協調性やリーダーシップをアピールするなど、言及する経験や強みを変えることで、多角的な魅力を企業に伝えることができますよ。
理由③強みは認識しているがエピソードと関連付けられていない
自己PRのエピソードが見つからないのは、自分の強みは認識しているものの、エピソードを関連付けられていない可能性も考えられます。
自分の強みを認識できていても、それを裏付けるエピソードがなければ自己PRに説得力を持たせることができません。
その場合はどうすれば良いのか、具体的な対処法を見ていきましょう。
自分史を作る

自分の強みを裏付けるエピソードが見つからない場合には、自分史の作成が効果的です。自分史とは上の図のように、自分の過去から現在までを振り返った記録のことです。
自分史を作成することで、「自分は過去からどんな経験をして、どのような意思決定をして今に至るのか」を可視化することができます。
また、「自分の強みがどのような場面で活かされたのか」もグラフや表で見えるため、エピソードと自分の強みを紐づける際に非常に役立ちます。
自分史の作り方については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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自分史の書き方3ステップ|記入例や就活に役立つ自己分析方法を解説
自分史を作成することは、就職活動を効率的に進めるのに役立ちます。 この記事では、自分史の作成方法と自己分析の仕方をキャリアアドバイザーが解説します。 自分史を活かせる質問例や回答例も紹介しているので、自己分析の際の参考にしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーに相談する
自分の強みを裏付けるエピソードが見つからない場合には、キャリアアドバイザーに相談するのもおすすめです。
あなたの話を聞きながら自然と「これが得意なのでは?」「こういうところが強みかもしれないですね」といったように強みやアピールポイントを掘り下げていってくれるので、自己PRとして活かせるエピソードも見つけやすいですよ。
キャリアアドバイザーから就活に悩むあなたへキャリアアドバイザーとは
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ただし、キャリアアドバイザーにすべて丸投げするのではなく、過去の経験の棚卸しや企業研究といった、自分でできることはやったうえで相談するようにしましょう。そうすることで、より精度の高い自己PRを作成できるようになりますよ。
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自己PRのエピソードを選定するときの3つの注意点

自己PRのエピソードは、伝え方や内容によってはマイナス評価につながる可能性があります。
そこでここからは、自己PRのエピソードを選定するときの注意点を3つ紹介します。自分のエピソードがこれらの点をクリアしているか、事前にチェックしておきましょう。
①抽象的すぎる表現は避ける
自己PRのエピソードでは、抽象的すぎる表現は避けるようにしましょう。具体的に説明しなければ、採用担当者にあなたの魅力が正確に伝わらないことが考えられます。
- A:所属する部活でコミュニケーション能力を発揮しました
- B:所属するサッカー部で先輩後輩関係なく意見を出しやすくするように、会議中では内向的な人にも話を積極的に振るようなコミュニケーションを心掛けました
AとBを見比べた時、Bのほうが活躍イメージがわきやすく、「入社後ろも同様に力を発揮してくれそう」という印象がありますよね。
採用担当者がイメージしやすいよう、自己PRのエピソードでは抽象的すぎる表現は避け、なるべく具体的に伝えることを心掛けましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!自己PRをまとめる際の注意点
「活動内容」ではなく「個性」を具体的に伝えよう
先ほど伝えた通り、自己PRを選定するときのポイントとして「抽象的すぎる表現は避ける」という点が挙げられます。しかし、就活生のなかには活動内容の細部まで伝えようとして、結果的に自己PRとは程遠い文章になってしまうことがよくあります。
たとえば、演劇部での活動をアピールしたく「私の所属する演劇部では、毎年夏と冬に2回定期公演が開催され部員は50名います。毎年10名位新入部員が入り、演者と裏方は半々に分かれ、役員は部長を中心に5名いて……」といったように、自分の個性や強みはそっちのけで、延々と演劇部だけの説明をしてしまう人がいます。これだと、演劇部の規模や活動内容は伝わりますが、自分の魅力は採用担当者に伝わりません。
自己PRの目的は、「自分の良さを相手に理解してもらう」ことです。そのためには、活動内容など状況説明は簡潔にまとめ、自分の具体的な取り組みや考えに焦点を当ててまとめましょう。採用担当者に自分の人となりがしっかり伝わるよう、バランスを考えて書くことをおすすめします。
②一つのエピソードに複数の強みを入れない
自己PRでは一つのエピソードに複数の強みを入れないよう、注意しましょう。なるべく自分をアピールしようと複数の強みを加えたくなる気持ちもわかりますが、一つのエピソードに複数の強みを入れてしまうと、伝えたいことがかえってわかりづらくなります。
「伝える」と「伝わる」は異なります。採用担当者にしっかりと伝わる自己PRにするには、自分が最も伝えたい強みを一つに絞ったうえで、その理由付けとなるエピソードを伝えるようにしましょう。
③絶対にウソはつかない
当然と言えば当然かもしれませんが、自己PRのエピソードでウソをついてはいけません。
誇れるエピソードがないという理由で、自己PRに完全にウソのエピソードを盛り込む学生が稀にいますが、そういったウソは深掘り質問などを通じて高確率でバレてしまいます。ウソが発覚すれば信用を失ってしまい、印象が大きく下がることは避けられません。
内定を得るためにウソをつきたくなる気持ちはわかりますが、ウソはバレる可能性が高いうえにバレたときのリスクが大きすぎるため、ウソのエピソードを伝えるのは絶対にやめましょう。

キャリアアドバイザー
仮にその場は凌げたとしても、その後の選考や入社後にバレる可能性は十分にあります。
就活でウソをつくことのリスクについては、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう!
自己PRの題材別! エピソードが活きている例文10選
自己PRのエピソードを考えるにあたって、例文を参考にしてイメージをつかんでおきたいという人もいるかと思います。
そこでここからは、自己PRのエピソード例文を題材別に10個紹介します。「アピールしたい強みとエピソードをどう結び付けているか」といった点に着目しながら、チェックしてみてくださいね。
例文①アルバイト
私の強みは、周囲のコミュニケーションを促進するリーダーシップです。
私は大学時代に、レストランで3年間アルバイトをしていましたが、キッチンとホールの連携不足により、顧客に注文と異なる料理を提供してしまうことが多々ありました。
顧客からクレームを受けることも多かったため、この状況を打破するために、ホールとキッチンのスタッフの合同食事会を1カ月に1回のペースで開催しました。この食事会はお互いの顔や名前を知る良い機会となり、仕事中のコミュニケーションも活発になりました。結果的に、前よりもクレームを受けることが減り、今は合同食事会を楽しみにしているスタッフも多くいます。
御社でもこのリーダーシップを活かし、全員で支えあえるような職場作りに貢献したいと考えています。

キャリアアドバイザー
アルバイト中に直面した困難と、その困難を克服するためのアクションが明確に伝えられており、とてもわかりやすい内容になっていますね。
自己PRでアルバイトの経験を伝える際のポイントや例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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アルバイト経験は自己PRのテーマにおすすめです。「どのように考え行動したのか」を押さえれば効果的なアピールが可能になります。 この記事では、アルバイト経験を伝えるメリットや伝え方、例文をキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考にして魅力的な自己PRにしましょう!
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例文②サークル
私の強みは、相手目線で考えて行動を起こせる点です。
私は学生時代、フットサルサークルに入っており、新入生の教育担当として新入部員の勧誘も任されておりました。なるべく多くの人に体験入部してもらおうとしましたが、なかなか人を集めることができませんでした。そこで私は、自分が新入生だった頃を思い出し、体験で参加しやすかったサークルの特徴を棚卸ししました。
そこで、ヨット部の公式ラインを使った一人ひとりとのメッセージに親近感を覚えた経験を思い出し、さっそく自分たちのサークルでも導入しました。公式ライン導入後は、一人ひとりの不安に寄り添ったメッセージのやり取りをすることで、結果的に昨年よりも倍以上の数の体験入部者を募ることができました。
この強みを活かし、顧客視点に立った資料作りや商談ができる営業職として、御社の売上アップに貢献したいと考えています。

キャリアアドバイザー
自分の強みを入社後にどう活かすかについて、具体的に説明できている点が良いですね。入社後の活躍イメージが湧いてきます。
自己PRでサークル活動を伝える際のコツや例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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例文③部活動
私の強みは、目標達成のために粘り強く努力を継続できることです。
大学時代は、バスケットボール部に所属していました。私の大学のバスケットボール部は、毎年全国大会の出場を目指している強豪校ということもあり、日々の練習は非常に厳しいものでした。しかし私は、「必ずレギュラーになる」という目標を掲げ、毎日の練習に加えて自主練習も欠かさずおこないました。また、自分のプレーを録画して客観的に分析し、コーチや先輩からアドバイスを受けて改善に努めました。
その結果、3年生の秋にはレギュラーメンバーに選出され、チームの地区大会優勝に貢献することができました。
御社でもこの強みを活かし、困難に直面しても決してあきらめず、粘り強く成果を追い求めていきたいと考えています。

キャリアアドバイザー
努力したことを具体的に示している点が良いですね。粘り強さや継続力をアピールする際は、努力したことをなるべく明確に示すことが重要ですよ。
自己PRで部活動を伝える際のポイントや例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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例文④ゼミ
私の強みは、物事を論理的に整理できることです。
大学時代は、経営学のゼミに所属していました。私の所属していたゼミは、おもに企業のマーケティング戦略についてケーススタディをおこない、最後は学内発表会でプレゼンテーションをおこなうという流れでした。
私はチームリーダーとして、情報が錯綜しがちな状況でも複雑なデータを整理・要約し、全員が理解しやすいように論点を明確にすることに注力しました。その成果もあり、学内発表会でのプレゼンテーションは高く評価され、最優秀賞を受賞することができました。
このような物事を論理的に整理できる力は、御社の企画職として実現可能なアイデアを導き出す際に活かせると考えています。

キャリアアドバイザー
論理的思考力は、ビジネスにおいても非常に重要なスキルです。どのようにデータを整理・要約したのか、より具体的に述べれば説得力がさらに高まりますよ。
自己PRでゼミ活動を伝える際のポイントや例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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ゼミを題材にして自己PRを作成する際、どのようなポイントを意識すれば良いのか、どうすれば魅力的な内容になるのかが気になる学生も多いですよね。この記事では、魅力的な自己PRを作成するための下準備や効果的にアピールができる伝え方を解説します。
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例文⑤研究
私の強みは、最後までやり抜く力です。
この強みは、大学における新素材の熱伝導性についての卒業研究を通じて培われました。研究の初期段階では、仮説通りの結果が出ず、なかなかデータの再現性を得られない状況が続きました。
そこで私は、原因を突き止めるために文献を徹底的に調査し、実験条件や測定手順を細かく見直すことにしました。ときには担当教員だけでなく、他分野の研究室の学生にも相談するなどして、突破口を見つけることに尽力しました。その結果、データのばらつきを抑えることに成功し、卒業論文では最高評価である「S」の評価をいただきました。
入社後も試行錯誤を繰り返しながら成果に結び付けられる人材として、御社の業績に貢献したいと思います。

キャリアアドバイザー
エピソードの具体性が高く、非常に説得力がありますね。入社後の抱負を志望先企業の具体的な業務に絡めて伝えれば、さらに良くなりますよ。
例文⑥委員会活動
私の強みは、周囲の意見をまとめて物事を円滑に進められることです。
私は大学の学園祭実行委員会で、副代表を務めた経験があります。学園祭の準備では、広報や企画、運営などの複数の班がかかわり、それぞれに異なる意見や優先事項がありました。私は副代表として、各班と定期的なミーティングを設けるとともに、意見が対立した際は双方の主張を丁寧に聞き取り、共通の目的に立ち返って落としどころを見つけるよう努めました。
その成果もあり、全体スケジュールはスムーズに進み、学園祭当日も大きなトラブルが発生することなく進行することができました。
御社においても、多様な立場の人と円滑にコミュニケーションを取りながら、目標を達成していきたいと思います。

キャリアアドバイザー
周囲の意見をまとめるための取り組みについて、具体的に説明できていますね。華々しい実績がなくても、過程をしっかりと伝えていけば十分高評価につながります。
例文⑦留学
私の強みは、異なる価値観を受け入れられる柔軟性です。
私は大学2年生のときに、カナダへ半年間留学していました。留学当初は、言葉の壁だけでなく、授業スタイルや生活習慣の違いに戸惑うことが多くありました。
そこで私は、単に自分の考えややり方を押し通すのではなく、現地の文化や価値観を理解しようと意識を改めることにしました。すると、徐々に現地の学生や教授と信頼関係を築けるようになりました。
この経験を通じて得られた柔軟性は、積極的に多国籍経営を進めている御社においても活かせると考えています。

キャリアアドバイザー
留学経験を通じてどのような柔軟性を身に付けたのかが、しっかりと説明できていますね。意識を改めるためにどのような取り組みをしたのかまで述べれば、さらに説得力が高まりますよ。
自己PRで留学経験を伝える際のポイントや例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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例文⑧ボランティア
私の強みは、相手の立場に立って行動できることです。
大学時代は、地域の児童支援ボランティア活動に参加していました。私は週に一度、生活に困難を抱える家庭の子どもたちを対象とした学習支援をおこなっていましたが、なかには集中力が続かない子や、なかなか心を開いてくれない子もおり、思うような成果を上げられませんでした。
そこで私は、まずは勉強を教えるのではなく、相手を知ることに徹しました。一緒に遊んだり日常の話を聞いたりするなかで徐々に信頼関係が生まれ、少しずつ子どもたちも勉強に対する意欲を見せてくれるようになったことから、相手の立場に立って行動することが小さな変化につながっていくことを実感しました。
御社においてもこの強みを活かして、顧客のニーズをくみ取り、それに応じた提案ができる営業職を目指したいと思います。

キャリアアドバイザー
課題に向けて取り組んだことについて、具体的に述べている点が良いですね。ボランティアを始めた動機も説明できれば、さらに自分の人柄が伝わりますよ。
自己PRでボランティア経験を伝える際のポイントや例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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例文⑨インターンシップ
私の強みは、自ら課題を発見し、主体的に行動できることです。
私は大学3年時に、広告代理店のインターンシップに参加しました。私はおもに営業部門の業務に同行していましたが、社員の方々が提案書の作成に多くの時間を要していたことから、フォーマットや資料の整理に非効率な部分があるのではないかと考えました。
そこで私は、過去の提案書を分類・整理し、業種別にすぐに再利用できるフォーマット集を作成することを提案しました。結果的にこの提案は受け入れられ、実際に社内でも活用していただけるようになりました。
入社後もこの強みを活かし、自ら課題を発見して自ら行動を起こせる人材として、御社に貢献していきたいと思います。

キャリアアドバイザー
主体性を発揮したことがしっかりと伝わるエピソードですね。自ら解決策を考えられる人材は、多くの企業から重宝されますよ。
例文⑩大学受験
私の強みは、目標をぶらさず愚直にやり抜く力です。
私は高校3年生の春から、第一志望の大学に合格することを目標に勉強を継続してきました。センター試験の判定はE判定でしたが、合格の可能性は20%あるということから、二次試験にはこの大学に出願をしました。
センター試験から二次試験までの1カ月間、周りが少し気が緩みがちになっているなか、私はセンター試験前以上に図書館にこもり、センター試験の総復習と二次試験対策10年分をやり抜きました。自分のなかで「これ以上できることはない」という意気込みで二次試験に挑み、結果的に上位10%での合格を果たすことができました。
このような目標を曲げずにひたすらに努力をできる力は、御社の営業職として売上目標数字を追いかける際にも活かせると考えています。

キャリアアドバイザー
数字を用いて自らの努力を定量的に説明している点が良いですね。自分の強みを最も活かせたエピソードであれば、高校時代のものを用いても問題ありませんよ。
自己PRのエピソードで魅力をアピールして内定獲得につなげよう!
自己PRで重要なのは、結果に至るまでの過程でどういう考えを持ち、どのような強みを活かしたのかを伝えることです。その観点を持ってこれまでの経験を振り返れば、自己PRで使えるエピソードは必ず見つかるはずです。
今回解説した内容を参考にしながら、自分の魅力が伝わるエピソードを選び出して、内定獲得につなげていきましょう。
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学生の人柄や性格と会社の文化が合わなければ、早期離職につながりやすくなるため、企業は自己PRのエピソードを通じて自社とのマッチ度を判断しようとしているのです。