目次
- 心理学を学んだ人だからこそ活躍できる仕事は多数ある!
- 専門知識が活かせる! 国家資格が必要な心理学の仕事4選
- ①公認心理師
- ②精神科医
- ③精神保健福祉士
- ④社会福祉士
- 仕事内容も紹介! 国家資格がなくても働ける心理学の仕事5選
- ①臨床心理士
- ②心理カウンセラー
- ③メンタルトレーナー
- ④生活相談員
- ⑤児童指導員
- アプローチの仕方はさまざま! キャリアに関する心理学が活かせる仕事3選
- ①スクールカウンセラー
- ②産業カウンセラー
- ③キャリアコンサルタント
- 民間企業だけじゃない! 心理学が活かせる公務員の仕事5選
- ①地方公務員の心理職
- ②家庭裁判所調査官
- ③児童相談所職員
- ④心理学者
- ⑤法務技官(心理)
- 魅力満載! 心理学の仕事だからこそのやりがい
- 人の力になれる
- 自分と向き合うことができる
- さまざまな領域でスキルが活かせる
- 取得を考える際の参考にしよう! 心理学の仕事で活かせる資格15選
- 国家資格
- 民間資格
- 教育機関の資格
- さまざまな場面で役立つ! 心理学で学んだことを活かせる6つの仕事
- ①営業
- ②接客・販売
- ③マーケティング
- ④人事・労務
- ⑤キャリアアドバイザー
- ⑥教師
- 5ステップで完了! 自分にマッチする心理学に関連する仕事を見つける方法
- ①自己分析をする
- ②資格の勉強をする
- ③インターンシップに参加する
- ④OB・OG訪問をする
- ⑤就職エージェントに相談する
- 自分にあった心理学を活かせる仕事を見つけよう
心理学を学んだ人だからこそ活躍できる仕事は多数ある!
こんにちは。キャリアアドバイザー北原です。
「心理学を学んだらどのような仕事に就職できるのでしょうか。」
「心理学部卒は専門職にしか就職できないのでしょうか。」
このような質問を学生からされることがあります。たしかに、心理学は専門的なスキルなので、専門職以外では活かせないのではないかと不安になりますよね。
結論からお伝えすると、心理学を学んだ学生は専門職はもちろん、専門職以外でも学んだことを活かすことは十分できますよ。ただし、自分にはどのような仕事があっているか把握しなければ、ミスマッチになってしまう可能性があり注意が必要です。
この記事では、心理学を学んだ人が就職できる専門職と専門職以外の職種の紹介、就職活動をするときのポイントについて解説します。希望の仕事を見つけ就職するためにも、しっかりとチェックしておきましょう。
専門知識が活かせる! 国家資格が必要な心理学の仕事4選
心理学の専門職へ就職するための条件として資格が必要となる場合もあり、その資格の中にもいくつか種類がありますが、心理学の専門職は国家資格が必要な仕事も多くあります。
進路先として考えていたけど資格がなかった……といった事態を避けるためにも、まずここで国家資格が必要な心理関係の仕事をチェックしておきましょう。
①公認心理師
公認心理士は、保健医療や福祉、教育などの分野で、心理に関する相談や助言、指導、援助をおこなう仕事です。他にも相談者の心理状態の観察や分析、相談者の関係者の相談に乗ったり助言や指導、援助をしたりすることも仕事です。
また、心理に関する支援や指導だけでなく、心の健康に関する教育や情報提供をすることで普及を図ることも仕事内容に含まれます。
公認心理士の活躍の場はさまざまで、以下のような就職先でも活躍しています。
- 医療・保健:病院やクリニックなど
- 教育:学生相談室など
- 産業・労働:企業内のカウンセリングなど
- 福祉:児童相談所や障がい者福祉施設など
- 司法・犯罪:家庭裁判所や少年院など
キャリアアドバイザー
②精神科医
精神疾患の診断と治療をおこなう仕事が精神科医です。治療方法は症状によって薬物を用いた方法や心理療法などさまざまです。また、患者の家族や看護師、カウンセラー、精神保健福祉士、地域の社会福祉関係者などと連携して患者の治療をおこなうこともあります。
- 医療・保健:病院やクリニックなど
- 教育:児童養護施設
- 産業:セミナー・研修担当など
- 福祉:保健所、精神保健福祉センター、福祉事務所など
③精神保健福祉士
精神障がいがある人や、その家族の相談を受けて、社会参加のためのアドバイスや援助をする仕事が精神保健福祉士です。人権擁護や社会復帰を目的としているため、生活全般の支援をします。
たとえば、公的支援制度をリサーチして案内したり、仕事や住居の相談に乗り案内をしたりすることも精神保健福祉士の仕事の1つです。そういった職務特性から精神保健福祉士は「精神科ソーシャルワーカー(Psychiatric Social Worker)」とも言われており、略してPSWと表現されることもあります。
主な就職先は精神病院や総合病院の精神科ですが、病院以外にもニーズが高まっている職種です。
- 医療・保健:病院など
- 教育:児童養護施設
- 産業:セミナー・研修担当など
- 福祉:保健センターなど
④社会福祉士
社会福祉士は生活が困難な方からの相談を受けて、福祉サービスを案内する仕事で、いわゆる「ソーシャルワーカー」と言われています。
精神保健福祉士は精神に障がいを持つ人の相談や援助に特化していますが、社会福祉士は福祉の全分野を扱う点が大きな違いです。連携する福祉サービスには、自治体の専門部署や保健医療サービスなどが挙げられます。
主な就職先には介護施設がありますが、その他には医療関係なども就職先として挙げられますよ。
- 医療・保健:病院など
- 産業:社会福祉協議会 など
- 福祉:介護施設、障害者支援施設、児童福祉施設など
仕事内容も紹介! 国家資格がなくても働ける心理学の仕事5選
心理学を活かす仕事の中には、国家資格がなくとも就職できる仕事もあります。資格取得を考えていない学生は、これから紹介する5つの仕事への就職を検討することがおすすめですよ。ここからはそれぞれの仕事の内容を解説していくので、ぜひ参考にしてください。
①臨床心理士
臨床心理士は、臨床心理学にもとづく専門的な知識やカウンセリング技法を使って、心の問題を解決できるように支援する専門家です。
国家資格ではないですが、大学院で心理学を学んだ後、臨床心理資格認定協会が実施している資格試験に合格する必要があります。
臨床心理士の就職先は医療分野がもっとも多いですが、医療分野以外にもこのような職場で活躍しています。
- 医療・保健:病院や診療所、保健所、保健センターなど
- 教育:小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校
- 産業・労働:企業の健康管理室、労務部門など
- 福祉:児童相談所など
- 司法・犯罪:刑務所
②心理カウンセラー
心理カウンセラーは「カウンセラー」という名前のとおり、相談者の話に寄り添いながら悩みを解決する仕事です。解決をする方法は、精神分析や行動療法などの心理療法を使っておこなわれることが多いです。
資格がなくても心理カウンセラーと名乗ることはでき、心理学の仕事の中でも活躍の幅が広い仕事です。ただし、心理学の知識とカウンセリング技術は臨床心理士と同じように必要なため、大学や大学院で専攻し学ぶことが必要です。
心理カウンセラーは、このような職場で活躍していますよ。
- 医療・保健:総合病院や心療内科、メンタルクリニックなど
- 教育:小学校、中学校、高等学校など
- 産業・労働:企業の心理相談室など
- 福祉:老人保健施設や児童相談所、精神保健福祉センターなど
- 司法・犯罪:家庭裁判所、刑務所、少年鑑別所、少年院など
③メンタルトレーナー
緊張や不安を取り除き、クライアントが思い通りのパフォーマンスができるよう支援する仕事がメンタルトレーナーです。支援する対象はスポーツ分野を想像する就活生が多いですが、企業や教育などさまざまな分野でも活躍していますよ。
メンタルトレーナーになるには、資格や学歴は問われません。しかし、心理学が必要な仕事の1つなので、大学・短大や通信講座などで心理学を学ぶことがおすすめです。
スポーツ分野に特化するのであれば、スポーツ心理学科やスポーツ心理コースが専攻できる大学・専門学校で学ぶと就職しやすいですね。
- 産業・労働:企業の心理相談室や業務委託契約など
- その他:スポーツトレーナーなど
④生活相談員
生活相談員はソーシャルワーカーとも呼ばれており、介護福祉施設で高齢者の自立支援や介護サービスの向上を図ることなどが主な仕事として挙げられます。利用者や家族からの相談に乗ったり、相談に応じて施設との調整、地域やコミュニティとの連携もおこないます。
利用者や家族の相談を受けたり援助をしたりするときに、安心してもらえるよう心理学の知識を使うことができることから、この職種もまた心理学が活かせる仕事といえるでしょう。
- 福祉:通所介護施設、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設など
⑤児童指導員
児童指導員は、児童や障がい児の心身の健やかな成長や自立を支援する仕事です。児童を個別に支援したり、日常生活の指導、関係機関との連携、集団生活への適応支援などをおこないます。
メンタルケアやコミュニケーションによる関係性の構築が大切になることから、心理学の知識は大いに活かせる仕事といえます。
支援する内容によっては、保護者だけでなく祖父母や兄弟姉妹へ支援の幅を広げることもありますよ。就職先にはこのような施設があります。
- 児童福祉施設
- 放課後等デイサービス
- 障害児入所施設
- 乳児院・児童養護施設
- 障害児通所支援
注意点として、児童指導員として働くためには「児童指導員任用資格」が必要です。「任用資格」とは資格があるのではなく、必要な資格や学歴、実務経験があることを証明するものです。下記いずれかが当てはまると児童指導員として働くことができます。
- 社会福祉士あるいは精神保健福祉士の資格を保有
- 大学・大学院の専門課程の終了
- 教員免許状の保有
- 児童福祉施設で2年以上の実務経験
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資格がなくても就職できる仕事がいくつかあるため、知識なしでも問題ないと感じた学生がいるかもしれません。たしかに面接を受けるために資格の勉強をする必要はありません。しかし資格が必要なくても、専門的なスキルや知識がもとめられることに変わりはありません。
心理学の仕事は人の人生に大きな影響を与えるため、就職後は専門的な知識が必要不可欠です。ほかの候補者には、すでに心理学の勉強をしている学生もいるため、知識なしでエントリーする場合はほかのところでアピールをする必要があります。
たとえば、同じくらいの経験をしている学生から応募があった場合を考えてみましょう。一方の学生が知識なしで、もう一方の学生がすでに勉強をしている学生であれば、後者に内定を出しますよね。このように知識があるかないかで差がついてしまう可能性もあるため、たとえ資格が必要なくとも、心理学の仕事を志望する学生は入念に就活の準備をしましょう。
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アプローチの仕方はさまざま! キャリアに関する心理学が活かせる仕事3選
- スクールカウンセラー
- 産業カウンセラー
- キャリアコンサルタント
ここまで紹介した心理学に関連する仕事は、精神や心理にまつわる相談や援助をするものでした。このような仕事以外にも、心理学はキャリア形成の支援をするときにも活かすことができます。
ここからは、キャリアに関する心理学が活かせる仕事を紹介していくので、一つずつチェックしていきましょう。
①スクールカウンセラー
カウンセラーの中でも、特に学校勤務でカウンセリングをする仕事はスクールカウンセラーと言われます。
スクールカウンセラーは相談者の話を聴き、悩みや問題を自覚してもらうことがポイントです。そのためには、傾聴技法が必要になるため専門的なスキルが必要です。
昨今は学校でもキャリア教育に力を入れているところは増えており、スクールカウンセラーを進路相談員として配置する学校も少なくありません。
スクールカウンセラーになるために資格の取得は必須ではありません。しかし専門的な知識・技法を使ってカウンセリングをすることが求められているため、資格があればその分選考でも有利になるのは事実です。スクールカウンセラーに関連する資格にはこのような物がありますよ。
- メンタル心理カウンセラー資格
- チャイルドカウンセラー資格
- 不登校訪問支援カウンセラー資格
②産業カウンセラー
スクールカウンセラーは学校現場でのカウンセリングでしたが、職場で活躍をするのは産業カウンセラーの仕事です。産業カウンセラーはカウンセリングだけでなく、職場のメンタルヘルス対策や人間関係の開発、職場環境の改善などもおこないます。
職場には、パワハラやセクハラなどのハラスメント問題の防止が必要になります。防止施策として、社内研修を実施したり、職場改善の指導をしたりします。また、ハラスメントで悩んだりメンタル不調を抱えたりしている人には、傾聴技法や心理手法を活用して、カウンセリングもおこないます。
「産業カウンセラー」として名乗り活動するためには日本産業カウンセラー協会の資格試験に合格する必要がありますが、心理カウンセラーとして産業・労働分野で仕事をすることはできます。
③キャリアコンサルタント
産業カウンセラーはすでに働いている人や職場が主なターゲットでしたが、キャリアコンサルタントは働いている人だけでなく、これから働きたい人に向けた支援もおこないます。たとえば、学生や求職者などですね。
キャリアコンサルタントがおこなう支援には、職業能力の開発や職業選択、キャリアの支援・助言などがあります。支援をするときにも心理学を用いた傾聴能力を活用して悩みを引き出し、相談者がキャリアが自立できるようにかかわります。キャリアコンサルタントが活躍する場にはこのような就職先がありますよ。
- ハローワークの相談員
- 大学の就職か
- 人材紹介会社
- 企業の人事部
キャリアアドバイザー
キャリアコンサルタントは国家資格なので、名乗るためには国が指定する条件を満たし、試験に合格して有資格者になる必要がありますよ。
民間企業だけじゃない! 心理学が活かせる公務員の仕事5選
心理学の知識や資格が活かせる仕事は民間だけではありません。実は公務員として働く方法もありますよ。ただ、就くためには試験に合格する必要もあるため、下調べは必須です。
ここからは、公務員として心理学を活かせる仕事を具体的に5つ解説するので、確認必須の情報としてしっかりチェックしておきましょう。
①地方公務員の心理職
地方公務員の心理職は心理判定や心理検査をおこなうことがメインの仕事です。「心理判定」とは、障がいを有している子供や成人に対して行動観察や知能検査、適性検査をおこなったり、家族や関係者への聞き取りやデータ収集をおこなったりすることです。
対して「心理検査」は虐待などを受けて児童相談所に入所した子どもに対して、知能や発達の水準、パーソナリティを評価する検査のことを一般的には指します。
具体的には以下のような職種が該当しますが、応募する地方自治体によって採用する職種名や採用有無が異なるため、事前にリサーチしておきましょう。
- 心理判定員
- 児童心理司(児童相談所、障害児施設の職員)
- 心理技官
- 相談専門員
- 少年警察補導員
また、地方公務員の心理職になると活躍の場はさまざまで、このような勤務先も考えられますよ。
- 公立病院
- 児童相談所
- 発達障害者支援センター
- 児童自立支援施設
- 精神保健福祉センター
こちらの記事では地方公務員の志望動機について詳しく解説しています。例文も紹介していますので、地方公務員を志望している人はあわせて参考にしてみてくださいね。
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②家庭裁判所調査官
家庭裁判所において、家事事件や少年事件などの家庭内の身近に起きるトラブルの解決や非行少年の立ち直りに向けて、調査活動をする仕事が家庭裁判所調査官です。家事事件とは、離婚や養育費、相続などの家庭に関する事件全般のことを一般的には指します。
調査をするときには、家庭の様子を観察したり話を聞いたりするため、心理学などの行動科学の専門的な知識や技法が必要です。この調査の結果は、裁判の訴訟結果にもかかわるため重大な仕事です。
キャリアアドバイザー
家庭裁判所調査官は、全国にある家庭裁判所が勤務地で、数年おきに人事異動がおこなわれることが一般的です。また、研修制度で海外へ長期滞在をすることもありますよ。
③児童相談所職員
児童相談所は、家庭や置かれている環境のトラブルや問題から児童を守るための施設で、児童福祉施設の1つです。児童相談職員はこの施設で働いている職員のことで、心理学を活かす仕事は児童福祉司と児童心理司に分かれています。
児童福祉司は、相談を受けて相談内容に関する調査をおこない、援助をするまでが仕事です。子どもや保護者の悩みを聞いて、子どもが置かれている環境に対して働きかけをおこないます。
児童心理司は相談にきた児童の発達検査や心理診断をおこなうことが主な仕事です。診断をした後に施設利用の可否を判断したり、支援計画の作成をしたりすることも担当します。診断時はもちろん支援をするときにも、カウンセリング技法が必要になるため、心理学的な専門知識は欠かせません。
④心理学者
心理学者は言葉のとおりで、研究者として人間心理の研究や分析をおこなう仕事です。民間の研究所や医療機関で働くこともありますが、大学や各省庁に属する国立研究所の研究員として働く選択肢もあります。
一般的に多くの心理学者は、自分自身がカウンセラーとして立つ臨床現場を研究拠点にして、相談者の支援や研究活動に取り組んでいます。
そして、自身のカウンセリングや研究活動を通じて、人間心理に関する新しい理論の提唱したり、新たなカウンセリング技法を考案したりするなどして、心理学の発展に寄与しているのが心理学者の仕事内容です。
キャリアアドバイザー
心理学者になるためには心理学が学べる大学院まで進み、博士課程を取得する必要がある点は覚えておきましょう。
⑤法務技官(心理)
法務技官(心理)は、受刑者や非行のあった少年・受刑者の社会復帰支援をおこなう仕事です。法務技官(心理)は矯正心理専門職とも言われていますよ。
面談や心理検査を通じて犯罪の背景・原因や「どのような性格なのか」などの資質を分析し、更生に導くプランやプログラムを提供します。また、診断結果は家庭裁判所に「鑑別結果通知書」として送付され、審判や指導、援助にも活用されます。
キャリアアドバイザー
個別の支援だけでなく、地域や学校と連携して、非行・犯罪防止をするために防止活動をおこなうことも法務技官(心理)の仕事です。
魅力満載! 心理学の仕事だからこそのやりがい
- 人の力になれる
- 自分と向き合うことができる
- さまざまな領域でスキルが活かせる
「非行少年を更生に導く」や「精神障がい者のカウンセリングをする」など、心理学に関係する仕事の内容はどれも責任が重く、就職するか悩むという就活生もいるのではないでしょうか。
たしかに心理学を活かす仕事は、相談に乗った人の人生にかかわるため責任が大きい仕事ですが、魅力ややりがいも非常に多い仕事であることは間違いありません。
ここからは、心理学の仕事に就職する魅力とやりがいについて解説しますね。
人の力になれる
心理学を活かして支援をする対象は紹介したとおり、人生やキャリアに悩んでいる人や家庭内の暴力や虐待に悩んでいる人、いじめに悩んでいる子どもなどさまざまです。さらに悩んでいる本人だけでなく、家族など周囲の人を助けることにもなります。
このようにさまざまな人の力になることで、悩んでいる人の人生が好転したり、社会復帰したりすることができるのです。心理学を活かすことで、相談者や家族などが自分だけでは解決することができない問題を支援できることは、社会的にも大きな意義のある仕事といえますね。
自分と向き合うことができる
心理学を学ぶことで活用できるシーンは、第三者の支援だけではありません。自分の心理変化をキャッチすることで、現状を打破する方法を自分で模索することができるようになります。
自分が今感じていることはどんな原因がもとなのか、そもそもなぜこう感じているのかなどを俯瞰的に考えられるようになれば、どんなときでも落ち着いて対処できる冷静さなども獲得できるでしょう。
さまざまな領域でスキルが活かせる
心理学の知識は幅広い分野で活かすことができます。後に具体的な職種を紹介しますが、一見すると関係がない職種であっても、成果を上げるために心理学の知識・技術が活かせることもあります。
たとえば、営業職や接客・販売職は人とかかわる仕事ですよね。心理学のカウンセリング技法を応用することで、お客さんのニーズに寄り添うことができます。一度手に入れた心理学の知識やスキルは、さまざまな場で活かすことができるのです。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
心理学の技法は支援をするときだけでなく、職場の人間関係でも活かすことができます。相手の意見を引き出すために耳を傾けたり、自分の意見の伝え方を工夫したりすることができますよね。そうすると良好な関係が築けるだけでなく、チームとしてのパフォーマンス向上にも役立ちますよ。
もちろん、仕事だけでなくプライベートの人間関係でも応用することができます。相手の話を聞くときだけでなく、自分自身の感情をコントロールする力も身につけられますよ。良好な人間関係を築くために必要なスキルが身につくことは魅力的ですね。
また心理学の仕事で支援をする人の中には、ストレスを抱えている人も含まれます。科学的にストレスに対処する方法を学ぶだけでなく、さまざまなストレスを抱えている人を支援しストレスの解消を目指しますよね。ストレスを自分で解消する方法をノウハウとして蓄積できるため、ストレスを溜め込まずに生活をする助けになります。
取得を考える際の参考にしよう! 心理学の仕事で活かせる資格15選
- 公認心理師:国内で初めて誕生した心理職の国家資格
- 精神科医:医師免許を取得した後に取得できる資格
- 精神保健福祉士:精神保健福祉士の国家試験に合格すると取得できる資格
- キャリアコンサルタント:国が指定する条件を満たし、試験に合格して取得できる資格
- 臨床心理士:内閣府が認定する民間資格
- メンタルケア心理士®:カウンセリング技術や臨床心理を学んだことを証明する初級資格
- カウンセリング心理士:心理カウンセラーとして必要な基礎的な知識・技能を証明する資格
- JADP認定メンタル心理カウンセラー®:心理カウンセラーに必要な知識を有することを証明する資格
- メンタルケアカウンセラー(R):心の病気やカウンセリング技術を証明する資格
- チャイルドカウンセラー:子どもの心のケアができる証明をする資格
- CDA(Career Development Adviser):個人のキャリアをサポートできる証明をする資格
- 産業カウンセラー:企業で働く社員のメンタルケアやキャリア支援ができる証明をする資格
- 学校心理士:教育現場で子どもや保護者、教員に学校心理に基づいた支援ができる証明する資格
- 認定心理士:4年制大学で心理学の基礎知識・技術を習得していることを認定する資格
- 不登校訪問支援カウンセラー:不登校の児童・生徒、その保護者をサポートできる能力を証明する資格
心理学で活かせる資格には「国家資格」「民間資格」「教育機関の資格」主に3つの種類があります。資格を取得することで就活では有利に働くこともあるので、ここでそれぞれの種類にどんな資格があるのか、チェックしておきましょう。
国家資格
国家資格とは、厚生労働省によると「国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の業務に従事すると証明されるもの」と定義されています。特に心理学のような、生命や健康にかかわる分野では資格が重要視されていますね。
ここでは、心理学が活かせる仕事に必要な4つの国家資格を紹介します。
公認心理師
2017年に国内で初めて誕生した心理職の国家資格です。公認心理師は、一度資格を取得すると更新は不要なので、長く活用することができます。
公認心理師は「名称独占資格」のため、類似する職種の名称や資格名称は使用できないように法律で定められています。公認心理師と臨床心理士は混同しないように、「師」と「士」が使い分けられていますよ。
ただし、公認心理師の国家資格を取ると就職が保証されているということではありません。紹介したとおり、公認心理師を募集している施設や企業へ応募をし、選考通過して内定獲得をし就職ができます。
精神科医
精神科医は心理学を活かす仕事であるものの医師に当たります。そのため、心理学部ではなく医学部で6年間のカリキュラムを受け、国家試験へ合格し医師免許を取得した後に就職できる仕事です。
- 5年以上診断または治療に従事した経験を有すること。
- 3年以上精神障害の診断または治療に従事した経験を有すること。
- 厚生労働大臣が定める精神障害につき厚生労働大臣が定める程度の診断または治療に従事した経験を有すること。
- 厚生労働大臣の登録を受けた者が厚生労働省令で定めるところにより行う研修(申請前1年以内に行われたものに限る)の課程を修了していること。
精神保健福祉士
福祉系の4年制大学で学び精神保健福祉士の国家試験に合格すると、国家資格を取得することができます。他にも、3年制の福祉系短期大学へ通い、卒業後1年以上の実務経験を積むと、国家試験の受験資格が得られます。
また、福祉系の大学・短期大学ではなくても、卒業後に一般養成施設や実務経験など学歴に応じた必要な経験を積むことで、精神保健福祉士国家試験を受けられるようになりますよ。
- 4年制大学:一般養成施設などで1年以上
- 3年制短大:相談援助の実務経験1年・一般養成施設など1年以上
- 2年制短大:相談援助の実務経験2年・一般養成施設など1年以上
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントは、大学に通学する必要はなく取得できる国家資格です。国家試験に合格することで、国家資格キャリアコンサルタントを取得できます。なお、国家試験の受験資格はいずれかに該当する人です。
- 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者
- 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する者
- 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者
また、キャリアコンサルタントには上級資格として「キャリアコンサルティング技能士」があります。実務経験が受験要件に加わっており、熟練であるレベル2級と指導レベルである1級に分かれています。
民間資格
心理学の仕事に関連する資格は民間のものも多数あります。国家資格は国が認定している資格ですが、民間資格は民間団体や企業が審査基準を設けて認定している資格です。
- 臨床心理士:内閣府が認定する民間資格
- メンタルケア心理士®:カウンセリング技術や臨床心理を学んだことを証明する初級資格
- カウンセリング心理士:心理カウンセラーとして必要な基礎的な知識・技能を証明する資格
- JADP認定メンタル心理カウンセラー®:心理カウンセラーに必要な知識を有することを証明する資格
- メンタルケアカウンセラー(R):心の病気やカウンセリング技術を証明する資格
- チャイルドカウンセラー:子どもの心のケアができる証明をする資格
- CDA(Career Development Adviser):個人のキャリアをサポートできる証明をする資格
- 産業カウンセラー:企業で働く社員のメンタルケアやキャリア支援ができる証明をする資格
民間資格であっても国家資格や公的資格と同じように知識や経験が求められる資格もあり、取得するだけでも就活で有利になることもあります。
ただ、たとえば臨床心理士は国家資格よりも難度が高いと言われることもあります。国家・民間問わず、資格取得を狙ううえでは入念な対策が必要になることは覚えておきましょう。
教育機関の資格
ここから紹介する資格は、民間資格の中でも特に教育機関で活かせる資格に絞って紹介します。
- 学校心理士:教育現場で子どもや保護者、教員に学校心理に基づいた支援ができる証明する資格
- 認定心理士:4年制大学で心理学の基礎知識・技術を習得していることを認定する資格
- 不登校訪問支援カウンセラー:不登校の児童・生徒、その保護者をサポートできる能力を証明する資格
認定心理士は一般企業でも活用することができる資格ですが、相談業務の経験を積むと、学校現場でスクールカウンセラーとして活躍することもできます。
さまざまな場面で役立つ! 心理学で学んだことを活かせる6つの仕事
心理学の専門的な仕事以外に「心理学が活かせる仕事がないか」と気になる就活生も多いですよね。実は心理学の知識や技術はさまざまな業界・職種で必要とされており、すでに学んだことを使って活躍している人も多いですよ。
ここからは、専門職以外で心理学が活かせる仕事を紹介します。
①営業
実は営業職の仕事にも心理学を活かすことができます。たとえば心理学のカウンセリング技法を活用することで、企業や個人の本質的なニーズを把握することができます。
具体的に取り入れた例としては、商品販売をするときに「ダブルバインド」などの技法を営業で活用することが挙げられます。2つの選択肢を提示することで、「買う・買わない」の選択肢ではなく、「Aを買う・Bを買う」の選択肢を提案し購買につなげやすくする心理技法です。
このような技法を知っているだけで、商品の提案をしやすくなりますね。
キャリアアドバイザー
対人コミュニケーションの多い仕事だからこそ心理学の知識が活かしやすいともいえますね。
②接客・販売
店舗に訪問する顧客は、何が欲しいかが明確になっていないことも多いです。このような顧客に対して、接客や販売も営業職と同様にカウンセリング技法を活用して話を詳しく聞くことで、欲しい商品を一緒に見つけることができるのです。
また、顧客との信頼関係の構築がスムーズにできると、リピーターになる可能性も高いですよね。結果的に、顧客のニーズに沿った商品を販売して感謝されるだけでなく、店舗の売上にも貢献することができます。
③マーケティング
マーケティングと聞くと、営業や接客・販売のように人と対面する仕事ではないため活かせないと感じるかもしれません。しかし、心理学で学んだ人間の行動心理の考えは、マーケティングに活かすことができます。商品のコンセプトはもちろん、販売戦略を考えるときにも活かせますよ。
たとえば、接触回数が多いと評価が高まるザイオンス効果という心理があります。この心理を活用して広告戦略を打ち出すことで、商品の知名度や購買につなげることができますよね。このように人間心理を把握していると、マーケティングのような対面しない仕事でも活かせるのです。
④人事・労務
企業の人事担当は、採用や育成、評価にまつわる仕事をおこないます。これらの仕事では、いずれも心理学を活かすことができますよ。採用であれば、応募者とコミュニケーションを取る中で転職に求めていることを引き出し、自社の強みをアピールできます。
育成をするときにも、メンバーの特徴にあわせて声をかけたり、メンバーを観察することで異変を察知したりするときに活用できます。そうすることで、人事担当者として良い組織づくりをすることができますね。
⑤キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーとは、人材会社で求職者のキャリア相談を受けたり、仕事紹介をしたりする仕事です。
求職者の中には、自分がどのような仕事に向いているか分からないという人もいます。このような求職者に対して、傾聴技法を活用して話を引き出すことで、仕事探しで重視している条件を見つける支援ができます。
⑥教師
学校でスクールカウンセラーとして働く以外にも、教師として心理学を活かすこともできます。学級運営をする中では、生徒の抱える悩みを解決することも教師の仕事です。そのときに生徒からの相談でカウンセリング技法を活かしたり、保護者からの相談に心理学を活用することもできます。
ただし、教師になるためには教員免許を取得し、教員採用試験に合格する必要があります。教員免許を取得するためには必要科目を履修する必要があるため、将来の進路として考えるのであれば学校ごとの履修の規定を確認しましょう。
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
心理学を活かせる仕事をみて、「心理学を少しでも学んだからには冒頭に紹介されている専門職に就職したい」という学生もいますよね。
このように感じている学生は、心理学で学んだことは対人コミュニケーションをするうえでの手段であることを再認識しましょう。たしかに、心理学の専門職の方が高度な知識を使うかもしれません。しかし、人事や営業なども対人コミュニケーションをおこなう仕事なので、知識を活用することは十分できますよね。さらに、他の人事担当者や営業パーソンでは解決することができないような顧客の課題を解決することができるかもしれません。
はじめから自分でキャリアの選択肢を狭めてしまうと、自分が活躍できる幅も狭めることになってしまいます。まずはオープンマインドで、さまざまな仕事や企業ついて研究することがおすすめですよ。
5ステップで完了! 自分にマッチする心理学に関連する仕事を見つける方法
- 自己分析をする
- 資格の勉強をする
- インターンシップに参加する
- OB・OG訪問をする
- 就職エージェントに相談する
ここまで心理学の専門的な仕事だけでなく、専門職以外でも心理学が活かせる17職種を紹介しました。さまざまな活躍の場があることがわかったと同時に、どの職種が自分に向いているか選ぶことのハードルの高さを感じているのではないでしょうか。
このように自分が向いてる仕事に悩む就活生であっても、これから紹介する5つのことを実践すれば自分に向いてる職種を見つけることができますよ。それでは、就職ですべきことを詳しく紹介しますね。
①自己分析をする
まずは自分がどのような価値観を持っているか把握するために自己分析が欠かせません。自分が働くうえで大切にする価値観を明確にせず就活をすると、就職後にミスマッチに気づいてしまい、結果的に早期離職につながってしまう可能性があります。
価値観を明確にしておくことで、どのような職場に就職すべきか明確になり、どの職種に応募するかスムーズに決めることができますよ。
ただし、自己分析をするときには「自分にあった自己分析法」を活用することが、自己分析の精度を大きく左右します。こちらの記事で10種類の分析方法を紹介しています。自己分析法に自信がない人は必ずチェックしましょう。
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②資格の勉強をする
特に心理学の専門職に就職したいと考えている人は、自分が向いてる職種を見つけるために資格の勉強をすることがおすすめです。資格の勉強を通じて自分の興味の方向性が見つかる可能性もありますし、資格を取得しておけば選択肢の幅も広がります。
悩んだままスタートするよりもスムーズに就活を進めやすくなるので、資格の勉強を通じて興味ある分野を見つけておくこともぜひ選択肢の1つとして覚えておきましょう。
③インターンシップに参加する
職種について調べたり資格の勉強をしたりして働くイメージを持つこともできますが、「興味ある仕事が自分に合っているかどうか」を判断するためには、インターンへ参加するのもおすすめです。インターンでは、仕事を体験したり職場見学をしたりできるため、より働くイメージを詳細につかむことができます。
またインターンに参加することで、採用選考で選考免除や特別選考ルートの案内をされることがあります。興味のある企業がインターン募集をおこなっていたら積極的に応募しましょう。
ただし、インターンは参加するために選考を設けている企業が多いです。インターンの選考通過するポイントはこちらで紹介しているので、あわせてチェックしてくださいね。
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④OB・OG訪問をする
インターンシップを実施していない企業や行政、医療施設、教育機関もあります。そのときには、興味ある仕事で活躍しているOB・OGを訪問し直接話を聞くことがおすすめです。
実際に働いている人から話を聞くことで、自分の価値観に合っているかや、実際に心理学を活かせるシーンがどれくらいあるかなどが確認できますよ。
しかし、今までOB・OG訪問をしたことがない人にとっては訪問先を見つける方法がわからないですよね。そのような人に向けて、こちらの記事でOB・OG訪問の訪問先の見つけ方や注意点を解説しています。
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⑤就職エージェントに相談する
心理学を活かせる仕事を進路として考えている就活生の中には、企業の探し方や就活の進め方に悩んでいる人もいるでしょう。そういったときは、就活を総合的にサポートしてくれる就職エージェントに相談するのがおすすめです。
就職エージェントは仕事の紹介だけでなく、豊富な知識を活かした就活のアドバイスをしてくれるので、自分だけでは見つけられなかった興味ある仕事が見つかることもあります。
ひとりで就活の悩みが解決できないときには、就活エージェントサービスの利用を検討しましょう。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
心理学の仕事は大学教授のコネクションが就職につながることも多いです。そのため、大学教授やキャリアセンターへの相談は必ず実践しましょう。
ただし、教授やキャリアセンターから紹介された求人であっても、自己分析や企業研究をきちんと実践することが重要です。大学で学んでいるので、一般的な就活よりか内定獲得しやすい可能性もありますが、入社後のミスマッチとなってしまったら早期離職にもつながりかねません。早期離職してしまうと、翌年から後輩の採用がなくなってしまうなど、自分以外にも影響が出てしまう可能性もあります。
求人の探し方は一般的な就活とは異なる方法がありますが、就活の準備は一般的な就活と同じ方法で実践しましょう。
自分にあった心理学を活かせる仕事を見つけよう
心理学の仕事はさまざまありますが、一つとして同じ仕事はありません。そのため、職種について詳しく調べるだけでなく、自分にはどの仕事が合っているのか自己分析をすることが重要です。
自分に合う仕事を見極めることで、就活もスムーズに進められるようになります。望むキャリアを歩んでいけるよう。まずは自己分析と企業研究を入念に進めるところからスタートしていきましょう。
公認心理士の仕事内容を見るとカウンセラーの仕事に近いと思うかもしれませんね。心理的な問題に対して支援などをおこなう点では同じですが、公認心理士はより専門的な治療や診断という形でかかわることができますよ。