好奇心旺盛の意味と特徴|評価される自己PRのポイントと例文を解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. 好奇心旺盛の意味は「さまざまなことに興味関心を持つこと」
  2. 就活でアピールしたい好奇心旺盛の5つの特徴
  3. ①チャレンジ精神がある
  4. ②柔軟性が高い
  5. ③自分から行動できる
  6. ④ポジティブ
  7. ⑤コミュニケーション力が高い
  8. 好奇心旺盛を上手にアピールするポイント3つ
  9. ①どのように好奇心旺盛なのかを明確に提示する
  10. ②具体的なエピソードを伝える
  11. ③仕事に活かせることを伝える
  12. 評価を下げないための注意点2つ
  13. ①飽き性に思われないようにする
  14. ②ただやっているだけでは評価されない
  15. 好奇心旺盛さをアピールする例文
  16. OK例文:具体的かつ企業への活かし方もGOOD
  17. NG例文:明確な理由がない
  18. 好奇心旺盛の意味を押さえてを上手にアピールしよう

好奇心旺盛の意味は「さまざまなことに興味関心を持つこと」

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。好奇心旺盛には、さまざまなことに興味関心を持つという意味があります。就活生の中には、好奇心旺盛なところを自己PRしたいという人も多いのではないでしょうか。その場合、好奇心旺盛ってそもそも自己PRに向いているのかどうかも気になりますよね。

好奇心旺盛なことだけをアピールしても、働く上で活躍するイメージができません。そのため、好奇心旺盛なこと以外にも別のアピールを添えるのがおすすめです。この記事では、好奇心旺盛の意味や自己PRする際のポイントなどをご紹介していきます。

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就活でアピールしたい好奇心旺盛の5つの特徴

就活生

好奇心旺盛だとは思うけど、これって自己PRになるのかなぁ?

キャリア
アドバイザー

就活でアピールするには、好奇心旺盛なところをさらに深掘りして、仕事にも活かせそうなアピールポイントを見つけましょう!

好奇心旺盛な性格は、自己PRとしてアピールしても問題ありません。企業は新卒の採用において就活生のポテンシャルを重視する傾向にあり、就活生に成長力に求めます。好奇心旺盛にはただ単に興味関心が高いということだけでなく、他にも特徴があります。ここでは、就活でアピールしたい好奇心旺盛の意味についてご紹介します。企業の中には好奇心旺盛な人材を求めるところもあるので、どのようにアピールすれば企業に響くのかを把握しておきましょう。

①チャレンジ精神がある

1つ目に企業にアピールしたいのは、チャレンジ精神があるところです。単に物事への興味が強いだけでなく、実際にチャレンジするということをアピールしましょう。何事にも挑戦する姿勢は仕事において非常に重要で、特に新卒においてはポテンシャルの有無を判断する意味でも重要視されます。

チャレンジ精神があることを中心に効果的にアピールする方法についてはこちらの記事でも例文付きで紹介しています。

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チャレンジ精神があって難しいことにも取り組めるということは、それだけ成長できる可能性を秘めているということです。ポテンシャルが高いと評価されるため、選考でも有利になりやすいでしょう。過去にこれまでチャレンジした経験があれば、それを深掘りしてみるのがおすすめです。

②柔軟性が高い

新しい物事にも積極的に取り組めるという人は、新しい環境でもすぐに順応できます。好奇心旺盛な人においては、柔軟性が高いところも魅力になります。柔軟性の高さは単に新しい環境に慣れるだけではなく、問題が起きた場合の対処力にも関係します

トラブルがあっても柔軟に対応して解決に向かえるという印象も与えられるため、問題解決能力の高さや機転が利くといったアピールにも繋がるでしょう。もちろん「柔軟性が高い=問題解決能力が高い」と直結するわけではなく、どのような能力が伝わるのかは、あくまでアピールの内容次第です。「自分は臨機応変に行動できる方だな」という人は、柔軟性が高いと言えます。

臨機応変さを効果的にアピールするコツと例文はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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③自分から行動できる

指示を待つのではなく、自分から行動する人材を求める企業にとっては、好奇心旺盛な長所は魅力的に映るでしょう。好奇心旺盛な人であれば、仕事においてもいろいろな事に興味を持ち、自主的に動いてくれそうとイメージされやすいです。自分から行動できる=前向きで成長力がありそうというイメージもできます。

好奇心旺盛な人はアグレッシブな印象を与えやすいので、ただ行動力があるだけでなく「周囲のために」「仕事のために」行動できることをアピールできるといいですね。自分から動ける人は、一緒に仕事をする上司としても仕事を任せやすいですし、問題が起きても指示待ちではなく自分で解決してくれそうというイメージを持ってもらいやすいでしょう。

行動力は面接官も重視することが多いアピールポイントです。ぜひ効果的に伝えられるよう意識してみましょう。

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④ポジティブ

好奇心旺盛な人は、基本的にポジティブと言えます。嫌なことがあっても引きずらず、次の新しいことや興味があることに向かいがちです。ひとつの場所や物事にとらわれず、色々な道を自分の中に作り出しているからだとも言えます。視野が広いので、悩んでいる暇があったら次のやりたいことをやった方がいいと考える人も多いでしょう。

ポジティブなのはいいことですが、きちんと反省することが大切です。失敗をしても開き直るだけでは成長しません。気持ち的にずっと落ち込む必要はありませんが、また同じ失敗をしないように自分なりに反省と改善をする必要があります。ポジティブなことをアピールする際は、失敗をそのままにする訳ではないことをきちんと伝えましょう

⑤コミュニケーション力が高い

好奇心旺盛な人の中には、コミュニケーション力が高い人が多いです。例えば初対面の人に自分から話しかけたり、知らない人達の輪の中に入っても楽しく話せるという人は、コミュニケーション力が高いと言えます。フットワークが軽いので、色々な所に顔を出すのが好きという人もいるでしょう。

社会人になってもコミュニケーション力は大切になりますが、仕事では仲良く話すこと以外にも「報告・連絡・相談」や相手の話をよく聞く傾聴力なども大切になります。これらも含めてコミュニケーション力です。仕事では人との関わりが大切になってくるので、これらをきちんと理解しておくことで「入社後うまくやっていけそう」と思われるでしょう。

コミュニケーション能力をアピールしたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。

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戸田 開

キャリアアドバイザーコメント戸田 開

興味を持って始めたことを極めると好奇心旺盛な姿勢に好感が持てる

色々な学生さんのお話を聞く中でも特に好奇心旺盛だと感じるのは、ただ色々なことに手を出してみただけではなく、かなりのレベルまで極めたような経験がある時です。例えば、某マンガがきっかけで競技かるたに興味を持ち、今では道場に通ったり大会に出たりしているという学生さんがいました。

地域の大会で表彰されるくらい強くなったとのことで、それだけでも驚きだったのですが、よくよく話を聞いてみると別のマンガがきっかけで自転車競技にも関心を持っていたようで、こちらも日々トレーニングをしながらヒルクライムなどの大会に出場するレベルまで自分を鍛えていたということでした。

一瞬興味をもって手を出してみただけではこのレベルには届かず、中身が浅く中途半端な印象を持たれるかもしれません。しかし、この学生のように手を出しつつとことん極めようとする姿勢があると非常に好感が持たれると思います。

好奇心旺盛を上手にアピールするポイント3つ

好奇心旺盛を上手にアピールするポイント3つ

好奇心旺盛さは評価されやすい題材ですが、高評価を獲得するにはどのように伝えるかを考えなければなりません。アピールの方法を間違えると、「ただ何にでも興味を示す人」「気移りしやすい人」という風に思われてしまいます。上手にアピールする3つのポイントを把握して、好奇心旺盛さをさらに魅力的に伝えていきましょう。

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①どのように好奇心旺盛なのかを明確に提示する

好奇心旺盛といっても、人によって何をイメージするかは異なります。そのため、最初にアピールしたい内容を明確にすることが大切です。ただ「自分は好奇心旺盛だ」と伝えるのと「新しいことにも恐れずチャレンジできる好奇心旺盛さがある」とアピールした場合、後者の方がより具体的に人物像をイメージできます。

アピール内容を冒頭で提示するのは大切であり、最初に明確な定義付けができるかどうかが、評価されるための第一ステップと言えるでしょう。最初で何を伝えたいのかをきちんと提示できていないと、その後のアピールも印象が薄れてしまうため、冒頭で「自分はこんな人です」というのを伝えることが大切です。

②具体的なエピソードを伝える

好奇心旺盛であることはアピールするためには、説得力のある話をするための具体的なエピソードが必須です。ただ「私は好奇心旺盛です」と言うだけでは、初対面の面接官に本当だと信じてもらえません。どのような場面のどのような行動から、自分が好奇心旺盛と言えるのかを話す必要があります。

エピソードを伝える際は「問題が生じた出来事」→「解決するためにとった行動(好奇心旺盛な強みを発揮)」→「行動したことで得た結果」の流れで構成しましょう。好奇心旺盛という強みを課題解決や目標達成のために発揮したと伝えることで、面接官に「入社後も同じように行動してくれるだろう」と期待を持ってもらうことができます。

具体的なエピソードをうまく見つけられない人はこちらの記事も参考にしてみてください。

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③仕事に活かせることを伝える

最後に、好奇心旺盛という強みを企業でどのように活かすのかを伝えましょう。強みがあっても、企業で活かすことができないと適性がないと判断されてしまいます。強みの活かし方が企業が大切にしている価値観や求める人物像にマッチしていれば、採用される可能性が高まります。

自分がイメージする強みの活かし方が、企業で実現できるものであることが大切です。強みを活かせない企業の場合は、入社後思うように成長できずにミスマッチを感じてしまうでしょう。「自分はこうやって働いていきたい」という入社後のイメージ像と、面接官が求める働き方がマッチしているのが一番です。

仕事に活かす例
  • 何事にも興味を持って取り組む
  • 幅広い知識を身につける
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塩田 健斗

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好奇心旺盛さをどう活かして活躍するのかを伝えよう

「好奇心旺盛なことを仕事でも活かしたい」をアピールする場合、選考を受ける会社の働き方(職種)を照らし合わせて伝えることが前提となります。それぞれの仕事の中で与えられる目標の達成に向けて、好奇心旺盛という強みをどう活かして活躍するのかを明確にする必要があります。

働き方をイメージしながら強みを伝えることで、人事側が共通のイメージを持って評価してくれるため、人事の納得感を醸成をすることが出来ます。そのため選考を通過しやすくなります。また、「好奇心旺盛」というキーワードをどのような言葉として解釈して伝えるかも必ず意識するようにしましょう。

こちらの記事では、自己PRの答え方のポイントを解説しています。例文とNG例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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評価を下げないための注意点2つ

好奇心旺盛な強みは、アピール次第ではマイナス評価にもなりかねないため注意が必要です。評価されるには好印象を与えるポイントを守るだけではなく、注意点も把握しておきましょう。

①飽き性に思われないようにする

好奇心旺盛といっても具体的な特徴は人によって違いますが、幅広い物事に興味や関心がある点は共通しています。新しいものに興味を持って関わろうとする点は評価されますが、見方を変えると飽き性にも思われかねないため注意が必要です。興味や関心の移り変わりが激しく、ひとつのことが長続きしないと思われるとマイナスのイメージを与えます

仕事では継続することが重要視される場合も多く、飽き性は致命的な短所にもなりかねません。飽き性に思われないためには、新しいことに挑戦しつつも、最後までしっかりやり遂げた経験をアピールする必要があります。提示する根拠次第で解消できるポイントであるため、エピソード選びは念入りにおこないましょう。

②ただやっているだけでは評価されない

何事にも興味を持ってまずやってみるという姿勢を持っているなら、チャレンジ精神があると判断されるでしょう。しかし、ただやっているだけで評価の対象になるわけではなく、そこには意図や考えがなければなりません。何も考えずにただやるのではなく、目的意識や意図があり、それを達成するために挑戦していることが大切です

仮に結果は失敗に終わっていたとしても、目的を持って取り組み、失敗から学べているなら問題はありません。学びや気づきがある場合は、マイナスになるどころかプラスの評価にもなりやすいでしょう。なぜやるのか、何のためにやるのかという理由を持つことが大切で、考えなしにやったことは、どれだけ数が多くても評価されづらいことは理解しておかなければなりません。

好奇心旺盛さをアピールする例文

好奇心旺盛さを上手にアピールするには、例文を参考に全体のイメージを膨らませることも大切です。ポイントは理解できたものの、肝心のアピール内容が思い浮かばないという人は少なくありません。要点が理解できているのに作成できないのは、単にイメージが掴めていないだけの可能性が高いです。例文からよい点悪い点への理解をさらに深めて、魅力的なアピールを目指しましょう。

OK例文:具体的かつ企業への活かし方もGOOD

私は好奇心旺盛で、難しいことでも楽しみながらチャレンジ出来ます。大学時代はバックパッカーとして世界中を旅しました。世界中を旅する中で特に違いの大きさを感じたのが食文化で、いわゆるゲテモノと呼ばれるものも数多く目にしました。
しかし、私は日本ではなかなか目にすることがない貴重なものと考え、何でも完食しました。完食すると現地の人とも仲良くなれましたし、何より実際何でもやってみるまでが大変で、挑戦してしまえば何とかなるという教訓も得られました。御社でも、まずはやってみる精神を持ち、難しいことでもどんどん挑戦し、さらなる活躍を目指したいと思います。

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戸田 開

キャリアアドバイザーコメント戸田 開

具体的なエピソード・学び・企業での活かし方が盛り込まれている

好奇心旺盛なことがとてもよく伝わるエピソードと、その中で学んだこと、そしてそれを企業でどのように活かせるかという全てのポイントがよく伝わるいい文章だと思います。ボリュームも丁度よく、端的にまとまっています。

改善するとよくなる点については、強いて言うならというレベルですが最後の1文です。非常に意欲は伝わるのですが、会社への貢献という点で若干弱いように感じます。「さらなる活躍を目指したい」の部分を例えば「結果を残し続けることで貴社のさらなる成長にも貢献していきたい」のようにするとさらによくなるのではないでしょうか。

NG例文:明確な理由がない

NG例文

私の強みは好奇心旺盛なことです。大学時代は好奇心の向くまま色々なことを経験しました。大学1回生ではボルダリングを始め、その年には他のアウトドアにも挑戦しました。2回生では読書に興味を抱き、気になるものをどんどん読み進め、インドアな経験もしました。
3回生では仲間内でキャンプにはまり、年間を通して様々なロケーションを楽しみました。現在4回生では、幅広い業界や企業を見て世界を広げているところです。好奇心が刺激され、満たされる業界、企業で仕事をして、ワークライフバランスの充実を目指したいと考えています。

好奇心旺盛であることは示されているものの、それが具体的にどのような能力、個性なのか示されていません。また、過去の経験を提示していますが、興味の移り変わりが激しく、飽き性と思われる可能性が高いです。幅広く挑戦すること自体はよいですが、やろうと思った明確な理由が述べられていない点がNGポイントです。

また、最終的な締めくくりが仕事での再現性になっていません。理想の働き方を述べているだけで、企業を志望する理由に結びついていない点もNGポイントでしょう。

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好奇心旺盛の意味を押さえてを上手にアピールしよう

自己PRの題材に好奇心旺盛さを使うなら、まずは就活における意味、企業が考える意味を考えなければなりません。辞書的な意味だけで好奇心旺盛を解釈していると、上手くアピールできず失敗する可能性があります。辞書的な意味に加えて、就活や仕事での意味も追加されるため、そちらに目を向けてアピール内容を考えることが大切です。

好奇心旺盛は評価されやすい題材ですが、高評価を得るにはどのように伝えるかが重要です。伝え方次第では、評価されるどころかマイナス評価にもなりかねないため、注意しなければなりません。就活における意味や評価されるポイントを正しく知り、どのように伝えるべきなのか把握して、自己PRで好奇心旺盛を上手にアピールしましょう。

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