目次
- 自己紹介は第一印象を左右する! 必ず盛り込みたい項目を押さえよう
- 自己紹介に盛り込むべき3つの項目
- ①基本情報
- ②大学で取り組んでいることや経験が伝わる情報
- ③面接への意気込み
- 自己紹介で個性をアピール! プラスアルファで取り入れられる5つの項目
- ①趣味や特技に関する情報
- ②企業への関心・意欲に関する情報
- ③強み・スキルに関する情報
- ④自分の価値観や性格・人間性に関する情報
- ⑤学業以外の活動経験
- 例文付き|必要項目を盛り込みながら自己紹介を差別化するコツ
- 企業の「求める人物像」にかかわる話題を選ぶ
- キャッチコピーを交えながら話す
- 実績があれば数字を用いてアピールする
- 当てはまったら改善を! 自己紹介をするときの注意点とNGな例
- まとまりがなく長い
- 内容が自己PRになっている
- ネガティブな印象につながりかねない内容になっている
- 自己紹介はあなたをイメージづける重要な要素! 話す項目を押さえて好印象を狙おう
自己紹介は第一印象を左右する! 必ず盛り込みたい項目を押さえよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から
「自己紹介では何を話せば良いですか?」
「どんな内容を選ぶと面接官からの印象が良いのでしょうか?」
といった質問や相談をよく受けます。自己紹介は、面接の冒頭で最初に話す内容であり、第一印象を大きく左右する重要なパートです。
心理学には「ハロー効果」と呼ばれるものがあり、最初の印象がその後の評価にまで影響を及ぼすと言われています。つまり、自己紹介でポジティブな印象を残すことができれば、面接全体がスムーズに進みやすくなるのです。
だからこそ、自己紹介では何を伝えるか、どんな順番で話すかがとても大切になります。この記事では、就活の面接において好印象を残すための自己紹介の項目と、効果的な伝え方について詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。
自己紹介に盛り込むべき項目|最初の出だしで面接力アップ
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自己紹介に盛り込むべき3つの項目

就活生

キャリア
アドバイザー
必須の内容をチェックして文章を考えておけば、当日の不安が軽くなりますよ。
基本的な面接での自己紹介は10秒程度です。10秒程度なら大学名や氏名を言うだけで充分ですが、30秒以上の自己紹介では何を言えば良いかわかりませんよね。
自己紹介は、単なる挨拶にとどまらず、自分という人物をコンパクトに伝えるチャンスです。限られた時間のなかで「誰なのか」「何に取り組んできたのか」「どんな姿勢で面接に臨んでいるのか」を明確に伝えることで、相手に強い印象を残すことができます。
ここからは、自己紹介に盛り込むべき基本的な3つの項目について、それぞれポイントを解説していきます。
①基本情報
自己紹介をする際はまず、基本情報から伝えましょう。
基本情報とは、大学名・学部・学科名、氏名です。明確に「〇分以内で」と時間を指定されない場合は、基本情報と「本日はよろしくお願いいたします」というあいさつで簡潔に締めましょう。専攻コースや専門的に勉強していることがあるなら、それらを伝えるのもおすすめです。
すべての企業にあてはまるわけではありませんが、なかには大学名を伏せての自己紹介を求める企業もあります。こういった例外を除いて、大学名・学部・学科名、氏名は必ず入れて自己紹介をしましょう。
- 大学名
- 学部
- 学科名
- 氏名
②大学で取り組んでいることや経験が伝わる情報
基本情報の後には、大学生活で力を入れてきたことや印象的な経験について簡単に触れましょう。ここでの内容が、あなたの人となりや価値観、強みを伝えるきっかけになります。
たとえば、「ゼミで地域活性化のプロジェクトに参加し、現地の方々と協力してイベントを企画しました」といったように、具体的な活動やエピソードがあると、印象に残りやすくなります。
- 専攻している学業
- 研究のテーマ
- 部活動/サークル活動
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ガクチカの例文15選! ガクチカがないときの見つけ方と書き方
例文16選|ガクチカにて学んだことを伝えよう! 作成のコツも解説
例文21選|「ガクチカがない…」を必ず解決できる探し方を解説
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!好印象な自己紹介とは?
企業への熱意を語るフックを作ろう
自己紹介は自分の基本的な情報を相手に開示する時間です。たいていは短い時間で簡潔にまとめる必要があるので、そこで相手の印象に残る自己紹介をするのに、やや難易度が高く感じる人もいるでしょう。しかし、キャリアドバイザーとして「こんな自己紹介は好印象だな、記憶に残りやすいな」と感じる自己紹介にはとある特徴があります。
それは、「簡潔だけれど志望する企業への熱意が伝わるもの」です。たとえば、名前と大学名といった基本的な情報を述べたうえで、その企業とのつながりをシンプルに述べる自己紹介は印象に残ります。
以前、設計職を志望する学生が「設計」という仕事の魅力や、自身が「設計やその企業にどうして関心を持っているか」という接点について軽く触れていました。単に自分の経験を話すだけでなく、このように企業への関心を示すことで、志望度の高さを効果的にアピールできている、良い自己紹介ですよね。
③面接への意気込み
最後は面接への意気込みで締めましょう。面接の意気込みは、そのときの正直な気持ちを伝えるだけで構いません。以下のような、わかりやすいストレートな表現でも大丈夫です。
- 「力を出し切れるよう精一杯取り組みます」
- 「緊張していますが、精一杯頑張ります」
意気込みがなく「〇〇をしていました。よろしくお願いします」で終わるのと、「〇〇をしていました。本日は緊張していますが精一杯頑張ります。よろしくお願いします」とでは、印象に違いが出ますよね。

キャリア
アドバイザー
自分の素直な気持ちを話すことで、緊張もほぐれやすくなりますよ。
こちらの記事では意気込みの考え方を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
関連記事
就活で聞かれる「意気込み」とは? 受かる回答のコツを例文付きで解説
差別化が選考通過のポイント!人事に刺さる意気込みを作りこもう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、 「意気込みとして何を書けば良いのかわかりません」「意気込みの正しい伝え方が知りたいです」 という質 […]
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自己紹介で個性をアピール! プラスアルファで取り入れられる5つの項目
- 趣味や特技に関する情報
- 企業への関心・意欲に関する情報
- 強み・スキルに関する情報
- 自分の価値観や性格・人間性に関する情報
- 学業以外の活動経験

就活生
自己紹介って基本情報だけじゃ足りない気がして……。でも、何を加えれば良いのかわからないので、何かアドバイスをもらえますか?

キャリア
アドバイザー
実は、ちょっとした情報をプラスアルファで加えるだけで、ぐっと個性が伝わる自己紹介になりますよ。
面接での自己紹介では、名前や大学名といった基本情報だけで終わらせず、プラスアルファの情報を盛り込むことで、あなたの人柄や関心、強みがより伝わりやすくなります。
ここからは、自己紹介に加えると効果的な5つの項目を紹介します。それぞれの例文とポイントを参考に、自分らしい自己紹介を考えてみましょう。
①趣味や特技に関する情報
趣味や特技は、その人らしさを伝えるための強力な材料です。
たとえばスポーツであればチームワークや努力を重視するタイプかもしれませんし、創作系の趣味であれば発想力や没頭力があることを示唆できます。
緊張感のある面接の冒頭では、就活生と面接官がお互いに打ち解けるためのウォーミングアップとしても効果的です。たとえば、面接官が同じ趣味を持っていれば、会話が自然に広がることがありますよ。
採用選考でアピールできる趣味・特技についてはこちらの記事が参考になります。
趣味・特技を一覧でチェック! 就活でアピールするときの例文24選
自己紹介で面接官から好感を得る趣味の話し方|NGな趣味や例文あり
ESで面接官の印象に残る「趣味・特技」の書き方|見つけ方も解説
例文
趣味は山登りで、登頂に成功した山について、Webサイトで記事を書いています。
特技は暗算で、日常生活で必要な計算はほかの人よりも早くできます。
すごい特技である必要はありません。大切なのは、ありのままの内容に加えて、「どんな工夫をしているか」や「どのように取り組んでいるか」といったエピソードを盛り込むことです。
面接官に「この人は熱中できるものがあるんだな」「行動力があるな」と思わせることができれば、短い自己紹介のなかでも確かな印象を残すことができます。
②企業への関心・意欲に関する情報
自己紹介に「なぜこの企業に興味を持ったのか」を簡単に盛り込むことで、面接官の関心を引くことができます。
多くの面接官は「この人は他社でも同じようなことを言っているのではないか?」と考えるものですが、自己紹介の段階で企業との接点がある情報(OB・OG訪問やインターン参加など)を伝えられれば、企業研究をしっかりしていると印象付けられます。

キャリア
アドバイザー
企業への理解や熱意が伝われば、「この学生はちゃんと調べてきたな」と、信頼感も生まれますよ。
例文
御社のOBである佐藤さんとの面談をとおして、社内の雰囲気や働き方に興味を持ったため参加しました。
御社のインターンで新規サービスの企画にかかわった経験がきっかけで、御社を志望しております。
ただの「説明会に参加しました」ではなく、そこから何を感じ取ったか、どんな行動を起こしたかまで話すとより良いです。

キャリア
アドバイザー
自己紹介のなかに志望理由の「前フリ」を入れておくことで、後のやり取りもスムーズになりますよ。
企業への熱意を伝えるためには、話し方も重要です。こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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面接で熱意を伝えるために必要なものは何か知っていますか? 面接で熱意を伝えるためには、事前の準備と話し方がとても重要なんです! そこで今回は、面接で熱意を伝える5つの準備と4つの話し方について、キャリアアドバイザーが紹介していきます。
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③強み・スキルに関する情報
自己紹介のなかで自分の強みやスキルに触れることは、面接官に「この人は何ができるのか」という評価の軸を伝えるうえでとても有効です。印象に残れば、面接官からの質問がそこに集中し、自分の得意分野で話を進めやすくなるというメリットもあります。
とはいえ、長々と自己PRを語る必要はありません。あくまで「強みの要素を簡潔に伝える」ことが大切です。その際、「どのようにしてそのスキルを身に付けたのか」「どんな場面で発揮したのか」といったエピソードを一つ加えると、説得力が増します。
自分の強みがわからないという場合は、こちらの記事を参考にしながら自己分析をしてみましょう。
自分の強みがわからない…見つける3つの方法と面接でのアピール方法
強み・弱みが必ず見つかる10の自己分析法|OK・NG例文付き
例文
大学3年生の頃からプログラミングに興味があり、独学で基本情報技術者の資格を取りました。
飲食店のアルバイト経験を通して、接客対応力というスキルを会得しました。
スキルは資格など明確な証明があるものだけでなく、「接客経験を通じて培った対応力」「イベント運営で身に付いた計画力」などでも問題ありません。

キャリア
アドバイザー
企業が求める人物像と自分のスキルがマッチしていると感じる部分があれば、自己紹介でぜひアピールしておきましょう。
④自分の価値観や性格・人間性に関する情報
企業はスキルや学歴だけでなく、「どんな価値観を持った人物か」「チームのなかでどんなかかわり方をするのか」も重視しています。そのため、自己紹介で自分の性格や価値観を簡潔に伝えることは、人間的な魅力や親しみやすさを感じてもらうチャンスになります。
性格や価値観に関する話は、正解がない分、自己理解の深さや表現力が試される領域でもあります。単に「真面目です」「責任感があります」といった抽象的な言葉だけでなく、「なぜそう思うようになったのか」「誰にどう言われたのか」といった具体的な根拠を添えると、ぐっとリアリティが増します。
例文
気になることがあれば調べずにはいられない性格です。
留学中に現地の学生と地域活動をした経験から、人とのつながりを大切にしています。
友人からは『話をじっくり聞いてくれる人』と言われることが多いです。
自己紹介での短い一言であっても、人とのつながりを大切にしている、人に寄り添うことを意識している、といった内容であれば、企業が求める協調性や共感力に通じる場合もあります。自分らしい表現で、素直に伝えることを心掛けましょう。
また、自分の性格を客観的に理解できていることは、社会人としても必要な要素です。深掘りされやすい話題なので、「このエピソードなら自信を持って話せる」というネタを選ぶのがコツですよ。
自分の価値観がわからないという場合はこちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
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価値観の例30選×4例文|3段階の絞り込みで価値観は言語化できる
就活では価値観を問われることがあるため、事前に価値観を例をチェックして、自分だけの価値観を話せるようにしておくことが大切です。この記事ではキャリアアドバイザーが就活での価値観の聞かれ方と、それに対しての答え方を例文で解説します。
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⑤学業以外の活動経験
自己紹介で学業以外の経験を盛り込むことは、日常の行動力や人とのかかわり、責任感を伝える絶好の機会です。企業によっては、主体性やスキルを見るため、「学業以外の時間をどう過ごしてきたか」を重要視しているケースもあります。
アルバイトや部活動、サークル、地域活動、留学などで、どんなことに取り組み、どんな役割を担ってきたかを簡潔に述べることで、「この人は仕事においても自発的に動いてくれそうだ」という印象につながります。
学業以外の活動経験については以下の記事も参考になります。
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例文
学外のフットサルチームでキャプテンを務め、メンバーの練習参加率向上に取り組みました。
カフェでのアルバイトでは、新人教育を任されるようになり、伝え方を工夫するよう意識していました。
地域の清掃ボランティアに月1回参加しており、地元の方との交流も大切にしています。
大きな実績がなくても問題ありません。取り組み方や、自分なりの成長を語れるかがポイントです。「人と協力する力」「継続力」「主体性」など、仕事にもつながる力を表現できるエピソードを選びましょう。

キャリア
アドバイザー
特にリーダー経験や継続性などはさまざまな業界や職種で求められます。当てはまる経験がある場合は、それをアピールするのがおすすめです。
リーダーシップ経験を面接でアピールしたい場合は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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リーダーシップを発揮した経験の作り方4ステップ|回答例文付き
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例文付き|必要項目を盛り込みながら自己紹介を差別化するコツ

就活生
自己紹介の時間って、数十秒から1分程度のことが多いですよね。短い時間で印象に残るようにするには、どう工夫すれば良いのですか?

キャリア
アドバイザー
限られた時間のなかで印象に残る自己紹介をするためには、企業の求める人物像に沿った話題を選んだり、キャッチコピーを交えたりすることが大切です。
ここからは、必要項目を盛り込みながら自己紹介を差別化するコツを3つ紹介します。30秒〜1分程度に収まる文字数の例文もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!自己紹介の差別化は2つの要素から
「企業とのつながり」と「志望度の高さ」がカギ
自己紹介でほかの学生と差をつけるのは難しいですよね。ですが、2つの要素に絞れば差別化することができますよ。
1つ目は、先述の通り「自分自身と企業とのつながり」を示すことです。自分の経験を話すだけでなく、なぜその企業に関心を持ったのかを簡潔に添えることで、ほかの就活生との差をつけることができますよ。
2つ目は、「志望度の高さ」を伝えることです。特に第一志望の企業であれば、「第一志望として受けております。もしご縁がありましたら入社したいです」という熱意をはっきりと伝えることが非常に重要なアピールになります。
企業の「求める人物像」にかかわる話題を選ぶ
面接官は「この人は、うちの会社で活躍できる人だろうか?」という視点で話を聞いています。そのため、自己紹介では、企業が「求める人物像」に合った話題を意識して選ぶことが重要です。
たとえば、主体性や協調性など、企業の重視する資質に合うエピソードを盛り込むと、印象に残りやすくなります。
- 企業の採用ページにある募集要項や求人票を確認する
- 企業説明会やインターンに参加する
- 社員インタビュー記事・動画を見る
- OB・OG訪問で社員に聞く
- 口コミサイトや就活支援サイトを活用する

キャリア
アドバイザー
企業視点で自己紹介を構成すると、採用担当者も「この学生、求めている人材かも」と感じやすくなり、好印象を残せますよ。
OK例文①
○○大学経済学部の○○と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
私はこれまで、相手の意見を尊重しながら周囲と協力して物事を進めることを大切にしてきました。大学ではゼミのディスカッションを通じて、異なる意見を調整しながら議論を深める役割を担ってきました。
御社が大切にされている「チームワークを重視する姿勢」に通じる部分だと感じており、本日も誠実にやりとりをさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

キャリア
アドバイザー
採用側が求める資質と自分の強みをうまく結びつけた好例で、面接官の印象に残りやすくなります。
キャッチコピーを交えながら話す
短い時間で自分を印象づけるには、キャッチコピーを用いるのも有効です。自己紹介の冒頭で一言添えるだけで、面接官の印象に残りやすくなります。特に多くの学生が応募する人気企業では、どの学生も似たように見えてしまいがちですが、キャッチコピーがあると一気に差別化できます。
たとえば、「周囲を巻き込む推進力が強みの『巻き込み型リーダー』です」といった具合に、特徴を端的に表現してから具体的なエピソードに触れると、話にまとまりが生まれます。もちろん、キャッチコピーは自分を誇張するものではなく、経験に裏打ちされた表現であることが前提です。

キャリア
アドバイザー
面接の最初の30秒〜1分で「この人は何者か」がパッと伝わるようにするためにも、印象に残るワードを仕込む工夫は非常に効果的です。
OK例文②
○○大学人文科学部心理学科から参りました、○○と申します。
私は小学校1年生から水泳を始め、大学4年生までしっかり泳ぎ切りました。体力に自信があり、ノンストップで泳ぎ続けることができ、部員からは「カジキマグロ」という異名で呼ばれていました。
長年の水泳で培った体力と、我慢強さが私の強みです。面接でも元気の良さを活かし、ハキハキと発言して、私のことを少しでも多く知ってもらいたいと考えています。本日はよろしくお願い致します。

キャリア
アドバイザー
インパクトのあるニックネームが自己紹介のフックになり、親しみやすさや個性を印象づけられています。
キャリアアドバイザーが読み解く!記憶に残ったもん勝ち!
自分の性格を体現するエピソードで印象を強めよう
自己紹介で意識するポイントは、「記憶に残るか」と「性格が体現できているか」です。この文章の良い点は「印象に残りやすい点」と「パーソナリティが見えやすい点」です。たとえば「カジキマグロ」というキーワードはなかなか面接で出てくるキーワードではないため、面接官はそのキーワードに必ず反応します。
面接終了後も「あのカジキマグロの子ね!」と記憶に残りやすいため、非常に良い自己紹介といえます。また、エピソードから我慢強さを感じ取ることができるため、そのイメージを持ったまま学生時代に頑張ったことなどの話につなぐことができますよね。
何を伝えたいかによりますが、エピソードが2つあるとより強みも表現できると思うので、水泳以外に性格を表すことのできるエピソードを盛り込むのも良いかもしれません。
面接で使えるキャッチコピーはこちらの記事でも紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
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合格率が上がる自己PR〜キャッチフレーズ編〜作成手順や例文20選
キャッチフレーズは自分の強みを把握してわかりやすい言葉で表現すると魅力的なPRになりますよ! この記事ではキャッチフレーズ例文20選、作り方、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 企業が質問する意図も理解し、魅力的なフレーズを作りましょう。
記事を読む

実績があれば数字を用いてアピールする
限られた時間内で説得力を持たせるには、実績を「数字」で示すのが有効です。具体的な成果を数値で表すことで、話に信ぴょう性とインパクトをもたせることができます。
数字は聞き手にとってイメージしやすく、「この人は行動力がある」「結果を出す力がある」といった印象になります。また、面接官の記憶にも残りやすいため、ほかの応募者との差別化にもつながります。
ただし、盛りすぎは禁物です。事実に基づいた数字で、適切な背景説明を添えることが大切です。信頼性がある数字の使い方をすれば、自己紹介の短い時間でも「できる人」としての印象を残すことができますよ。
OK例文③
○○大学文学部英米語学科から参りました、○○と申します。
私は幼い頃からアメリカ文化に関心があり、大学ではアメリカ文学を中心に60冊以上の書籍を読破しました。また、大学3年次にはアメリカへ3カ月間の短期留学を経験し、TOEICスコアを留学前の720点から860点へと伸ばすことができました。
言葉だけでなく文化の背景を理解することの大切さを実感し、現地では40名以上の学生と交流を深めながら、積極的に発信する力を磨きました。本日はとても緊張していますが、自分の言葉でしっかり思いのたけをお伝えできるよう頑張ります。よろしくお願いいたします。

キャリア
アドバイザー
数字を活用することで説得力が増し、「何を・どれだけ・どう成長したか」が明確に伝わります。TOEICのスコアや読破数などの実績は、努力の裏付けとして好印象ですよ。
40点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。
そこで無料の「面接力診断」を活用しましょう。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけであなたの面接力と弱点がわかります。
今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。
当てはまったら改善を! 自己紹介をするときの注意点とNGな例

就活生
自己紹介って、どこまで話せば良いのですか? 気付くと話が長くなってしまって……。

キャリア
アドバイザー
それ、よくある悩みです。自己紹介はあくまで「入り口」なので、簡潔に印象を残すことが大切です。基本的には30秒〜1分程度で、聞き手が理解しやすい構成になっているかがポイントですね。
就職活動の面接における自己紹介は、第一印象を左右する大切な場面です。とはいえ、自己PRや志望動機と混同してしまい、うまく伝えられないということもあるのではないでしょうか。
ここからは、ありがちな自己紹介の失敗例を例文とともに3つ紹介します。自分に当てはまっていないか、チェックしてみましょう。
まとまりがなく長い
自己紹介でついやってしまいがちなのが、話が長くなりすぎてしまうことです。緊張していたり、伝えたいことが多すぎたりすると、ついついあれもこれもと盛り込みたくなってしまいますが、自己紹介はあくまでも会話のきっかけづくりです。
特に、学歴や経験などを時系列に並べるだけだと、情報過多になり、聞き手が何を印象として残せばよいのかわかりにくくなります。「自分が伝えたい内容の軸を決める」「要点だけを簡潔にまとめる」ことを意識しましょう。

キャリア
アドバイザー
30秒〜1分という限られた時間のなかで、自然な流れで話せるよう練習しておくと安心ですよ。
NG例文
○○大学文学部から参りました。○○と申します。
私はカフェのアルバイトをしており、主に接客を担当しています。また趣味は映画鑑賞で、最近見た映画は〇〇です。また大学生になってから始めたピアノを2年間続けています。御社に入社したら……

キャリア
アドバイザー
この自己紹介はまとまりがなく、頭に浮かんだことをそのまま話している印象です。ただただ長いだけで、肝心の性格や何に力をいれたのかがわかりません。事前に話す内容を整理して、簡潔にまとめることが大切です。
短い時間のなかで話を簡潔にまとめるコツについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
1分の自己紹介で面接官に伝えるべき3つの内容|OK・NG例文付き
【例文あり】3分の自己紹介の作り方・好印象を与えるコツを解説!
内容が自己PRになっている
「私の強みは〇〇です」「この経験を通して△△を学びました」というような内容は自己PRに適しており、自己紹介の段階では少し重く聞こえる場合があります。
自己紹介はあくまで「軽いアイスブレイク」のようなものであり、面接官に「この人の話をもう少し聞いてみたい」と思ってもらうことが目的です。もちろん、自己PRにつながる要素が含まれていても問題はありませんが、自己PRになりすぎないよう注意しましょう。

キャリア
アドバイザー
「高校からバスケを続けています」「本が好きで年間50冊ほど読みます」など、自分の人柄や興味関心が伝わるような内容にとどめておくと、自然な自己紹介になりますよ。
NG例文
私はコミュニケーション能力が高いことが強みです。
学生時代にカスタマーサポートのアルバイトをしていたため、幅広い年代の方と話すことができます。アルバイトではノルマ達成という課題があり、それを乗り越えるためにトーク内容やコミュニケーションの取り方を見直しました。
御社に入社後もいろいろな人とのコミュニケーションを楽しみ、貢献できるように努力します。

キャリア
アドバイザー
この例文は、自己紹介ではなく自己PRになっています。基本的な情報を話せていないので、もう一度やり直すように言われてしまうかもしれません。緊張しているかもしれませんが、落ち着いて話すようにすれば大丈夫です。
ネガティブな印象につながりかねない内容になっている
「人前で話すのが苦手ですが……」「目立つタイプではありませんが……」といった自己開示のつもりで、弱みから話してしまう人もいます。しかし、自己紹介では第一印象がとても重要です。いきなりネガティブな言葉から入ると、「自信がなさそう」「暗い印象」と捉えられる可能性もあります。
また、「アルバイトはしていません」「サークル活動は積極的ではありませんでした」といったやっていないことに触れるよりも、少しでも取り組んだことや自分らしさを表せる話題を選ぶことをおすすめします。

キャリア
アドバイザー
面接の良いスタートを切れるよう、自己紹介は前向きな内容でまとめましょう。
NG例文
○○大学経済学部から参りました、○○と申します。
私は多趣味で、新しいことにどんどん興味を持ち、挑戦しています。中学、高校でもたくさんの趣味を持ちましたが、大学時代ではさらに幅広い物事に挑戦しています。例を挙げると、華道や茶道、釣り、海外旅行、山登り、フェンシングなどがあります。
どれも今では辞めてしまいましたが、ほかでは得られない貴重な経験ができたと思います。豊富な経験を活かして、社会人になっても活躍したいと考えています。

キャリア
アドバイザー
多趣味や好奇心旺盛という自身の特徴を提示できているものの、次から次に挑戦して、すべて辞めてしまっているため「飽き性」というネガティブな印象を抱かれかねません。仕事を始めてもすぐに辞めるのではないかと思われてしまう可能性があります。
自己紹介はあなたをイメージづける重要な要素! 話す項目を押さえて好印象を狙おう
自己紹介は、面接のなかであなたの人柄や魅力を最初に伝える大切なチャンスです。話す内容のポイントをしっかり押さえることで、面接官に好印象を残し、あなたのイメージを効果的に築くことができます。短い時間のなかで、自分の強みや意欲を簡潔に伝えられるよう準備をしましょう。
また、話し方や表情、声のトーンにも気を配ることが重要です。ハキハキとした話し方と適度な笑顔で、面接官に安心感と信頼感を残せます。緊張しても、正直に「緊張していますが頑張ります」と伝えれば、誠実さが伝わりますよ。
自己紹介は単なるあいさつではなく、あなたの第一印象を決める大切な自己アピールの場です。必須項目を押さえ、明るく前向きな印象を残して、面接のスタートを成功させましょう。
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自己紹介って何を言えば良いかわからなくて不安です……。