目次
- 自己PRで行動力を重視している面接官は多い! 効果的なアピール法を理解しよう
- まず理解しておくべき「面接官が評価する行動力」の定義
- アピールしたい強み別! 行動力を題材にした自己PRの例文6選
- OK例文①目標達成に向けて行動できる
- OK例文②停滞していた物事を前に進められる
- OK例文③周囲を巻き込んで行動できる
- OK例文④困難なことに果敢にチャレンジできる
- OK例文⑤周囲の人を喜ばせるために行動できる
- OK例文⑥やるべきことを見つけてスピーディーに行動できる
- 行動力を題材にした自己PRの作成法4ステップ
- ステップ①経験を振り返り意欲的に行動した瞬間をピックアップする
- ステップ②行動を振り返り行動力の源泉を明確にする
- ステップ③志望企業に合わせて伝えたいエピソードを選ぶ
- ステップ④自分の行動による具体的な成果を整理する
- 行動力が題材の自己PRを伝える際に意識したい3段構成
- ①結論|「自分の強みは行動力」と初めに伝える
- ②根拠|根拠となる具体的なエピソードを伝える
- ③意欲|仕事での活かし方を伝えて締める
- 例文つきで解説! 行動力を題材に自己PRを作成する際避けるべき4つのこと
- ①むしろマイナスに感じられるような内容になっている
- ②どのように行動したのか具体的な解説ができていない
- ③行動の動機に自分の意思が感じられない内容になっている
- ④目的のない突発的な行動になっている
- 行動力を自己PRする場合は具体的な「行動」に焦点を当て面接官に好印象を残そう!
自己PRで行動力を重視している面接官は多い! 効果的なアピール法を理解しよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。自己PRで行動力をアピールしようとしている学生から、よくこのような相談をもらいます。
「行動力での自己PRはほかの人と被りそう」
「行動力は誰にでもあるのでは?」
行動力は経済産業省が「多様な人々と仕事をしていくために必要な力」として提唱する社会人基礎力のなかでも、「前に踏み出す力」として掲げられているほど重要なスキルです。面接で重視する面接官も多いので、自己PRにおすすめの強みといえます。
ただし、面接官に行動力を評価してもらうには伝え方が重要です。そこでこの記事では、自己PRで行動力をアピールする際のポイントと例文を紹介していきます。
こちらの記事では、面接でアピールできる長所一覧を紹介しています。社会人基礎力についても詳しく説明しているので、ぜひチェックしてみてください。
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まず理解しておくべき「面接官が評価する行動力」の定義
面接で評価されるには「面接官が求めている行動力」を持っていることをアピールする必要があります。考える際のポイントとしては「チームで発揮できるか」「仕事で活かせるか」を重視すると良いでしょう。具体的には、以下のような行動力が挙げられます。
- 自発的に物事に取り組むことができる
- 課題を解決するために行動することができる
- 周囲を巻き込んで目標を成し遂げる
- 困難なことに果敢にチャレンジする
- 停滞していた物事を前に進めることができる
- やるべきことを見つけてスピーディーに行動できる
このような行動力をアピールすることで「チームのなかで力を発揮してくれそう」というイメージを残すことができますよ。

キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーが読み解く!行動力をアピールすべき企業とは?
行動力はどの企業にも歓迎されるスキル!
新卒採用における「行動力」のアピールに関しては、特定の企業タイプや業界によってアピール方法を大きく変える必要はあまりない、というのが私の考えです。なぜなら新卒採用では、中途採用のように即戦力となるスキルや実績が必ずしも最優先で求められているわけではないからです。むしろ入社後にどれだけ早く成長し、戦力となってくれるかという「伸びしろ」に期待が寄せられています。
その点において「行動力」は「未経験の分野でも、自ら進んで学び、キャッチアップしようとする姿勢」「入社までに必要な知識やスキルを一定レベルまで主体的に高めてくるであろうという期待」「多くの経験を積むことで成長速度が速く、早期にPDCAサイクルを回して戦力化してくれるだろうという予測」これらを企業側に抱かせる力があります。
アピールしたい強み別! 行動力を題材にした自己PRの例文6選
行動力を題材とした自己PRを作成するうえで「どのように作成すれば良いかわからない」「作成のイメージがわかない」という人もいると思います。そのようなときは、まず例文を参考にしてイメージを固めましょう。
ここからは、行動力をアピールする自己PRの例文を紹介します。あなたの場合はどのようなアピールができるかを考えながら見てみてくださいね。
OK例文①目標達成に向けて行動できる
私は、自分で立てた目標を達成するために行動することができます。
大学2年生の時、授業がきっかけでプログラミングに興味を持ちました。Web業界で活躍するためにも資格を持っておいたほうが良いと感じ、C言語プログラミング能力認定試験の資格取得を目指すことにしました。
3級を取得するために参考書を買って勉強し、プログラミング関連の書籍も読むようにしました。その結果試験に合格することができ、プログラミングに対してさらに関心が深まりました。
この経験を活かして、御社でも新たなスキルの習得に励み、事業に貢献していきたいと考えております。
※この例文は、志望動機例文集より抜粋しています
高評価な志望動機を厳選!「志望動機例文集」

キャリアアドバイザー
最初の「自分で立てた目標を達成するために行動できる」という強みに対し、「資格取得」というエピソードを伝えている点で一貫性があります。魅力の伝わる行動力の自己PRにできていますね。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!学業を題材にするうえで欠かせないのはこれ!
勉強していたときの定量的な情報を入れよう
学業を題材にして行動力をアピールするなら、資格取得で勉強した際に「毎日何時間勉強した」 などの定量的な情報を盛り込むことも大切です。加えて、勉強した際に自分なりにおこなった工夫を伝えるのも効果的でしょう。
たとえば「1日2時間、5ページずつ勉強をしました。間違ったところはノートにまとめて自分なりの対策本を作成しました」というように伝えると、企業に対してより詳細に自分の努力度合いがアピールできると思います。
※自己PRが思いつかない人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
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OK例文②停滞していた物事を前に進められる
私は物事が円滑に進まないときに、自分の力で前に進むことができます。
ゼミの研究発表の準備に取り組んでいた時、同じチームのメンバー全員で校内アンケートを実施して集めたデータが手違いですべて消えてしまい、メンバーの士気が下がってしまったことがありました。アンケートをやり直すにも時間がなく、全員の手が止まってしまった時、このままではこれまでの皆の頑張りが無駄になってしまうと感じ、私は「教授に協力してもらい、授業前の5分間をもらって学生にアンケート回答をしてもらうこと」を提案しました。
実際にアンケートをとるまでの手順や誰がどの教授に声かけをするかなどをオーナーシップを持ってまとめていった結果、やるべきことが明確になったおかげでメンバーの士気も上がり、1週間で多くのデータを集めてゼミの研究発表を成功させることができました。
この経験と私の持つ行動力という強みを活かし、御社においても円滑な物事の進行のために自ら行動してまいります。

キャリアアドバイザー
行動力だけでなく、真面目で責任感のある人柄も垣間見えますね。理由やその結果についても示されており、話全体としてもわかりやすいです。
OK例文③周囲を巻き込んで行動できる
私は、周囲を巻き込んで行動の輪を広げることができます。
大学時代は、個人経営のカフェでアルバイトをしていました。しかし、近隣に全国チェーンのカフェが新しくオープンしたことで、客足が遠のき売り上げが落ちたことがありました。
この状況を受けて何か行動しなければと感じた私は、新しいメニューを増やすことを店長に提案しました。許可を受けた後は、ほかのアルバイト生からアイデアを募集しました。最初は面倒臭そうだった子も、次第にSNSで情報収集をしたり友達にアンケートを取ったりしてくれて、活発に動いてくれました。
これは、新しいメニュー開発がうまくいき売り上げアップした場合は、時給を上げてほしいと店長に直訴したためだと思います。私は御社に入社後、この強みを活かしてチーム力の向上に貢献したいです。

キャリアアドバイザー
アルバイト先での課題を把握し、解決に向けた動きが具体的に伝えられていますね。新メニューの提案だけでなく、周りのアルバイトにも呼びかけながら行動している点が素晴らしいです。
上記の例文のように「周囲を巻き込む力」をアピールしたいと考えている場合は、あわせてこちらの記事も参考にしてください。
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OK例文④困難なことに果敢にチャレンジできる
私は、困難なことにも果敢にチャレンジする行動力が強みです。
学生時代に一輪車を習っていたのですが、チームでの演舞の際、舞台構成的に私がある大技を見せたほうが良いと考えました。かなりの大技だったため、これまで一度もチャレンジしたことがありませんでしたが、お世話になった先輩と一緒に舞台に上がれるラストチャンスだったため挑戦を決めました。
練習は困難で何度も転倒を繰り返しました。しかし、周りのサポートや頑張りたいという強い思いで練習に励んだ結果コツがつかめ、本番までに猶予を持たせて自分のものにすることができました。自分からチャレンジして成功をつかみ取ったこの経験は自分の自信にもつながっています。
この経験で培った強みを活かし、御社においても困難なことにたくさんチャレンジしていきたいです。それが御社の成長にも自身の成長にもつながると思っております。

キャリアアドバイザー
前向きにチャレンジする姿勢が感じられ非常に好印象が持てます。経験の内容が具体的で説得力があるので、入社後も同じように自ら行動し成長してくれそうだと期待ができますね。
行動力のなかでも、特にチャレンジ精神があることをアピールしたいと考えている場合は、こちらの記事もあわせて参考にしてください。
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OK例文⑤周囲の人を喜ばせるために行動できる
私は、周囲の人を喜ばせるために行動することができます。
大学時代、ボランティアで老人ホームを訪問した際に、ギターを弾くのが得意な男性がいらっしゃいました。その男性が「自分しかギターを弾く人がいなくて寂しい」とおっしゃっていたのを聞き、自分も一緒に演奏しようと考えました。
私はギターを弾いたことがなかったのですが、YouTubeを見てコードを覚え、1曲弾けるようになりました。後日、老人ホームのレクリエーションで男性と一緒にギターを演奏することができ、男性や職員の方にも喜んでいただきました。
この経験を活かして、人に喜んでもらえるサービスを生み出すために行動し続けていきたいと考えています。

キャリアアドバイザー
ストーリー性が明確にあり、何をモチベーションにしてどうアクションしたのかがわかりやすく記載されています。情景が浮かびやすい、良い自己PRですね。
OK例文⑥やるべきことを見つけてスピーディーに行動できる
私はそのときにやるべきことを見つけ、自分からスピーディーに行動ができます。
学生時代はゼミ活動が盛んで、教授を交えてさまざまな議論をすることが多くありました。積極的に発言する人が多く、非常に参考になる意見が多かったのですが、あるとき体調不良で休んだ際に、その日の有意義な議論の記録が残っていないことに残念な気持ちを覚えました。
そこで私は次のゼミの日から自ら記録係や書記を務めました。その結果、議論の結果が残り後から見返せるようになったのはもちろん、その日の記憶を残しやすく、また話をわかりやすくまとめる力が鍛えられると感じました。この話はゼミメンバーに共有し、今では交代制で書記と記録係を回しています。
こういった身近なところにも、工夫次第で状況を良くしたり自分の成長につなげられることがあると学びました。今後は御社においても小さなところから自分にできることを見つけ、微力ながらも組織の向上に貢献できればと思っております。

キャリアアドバイザー
自らの気づきに対しすぐに行動する、そしてそこから得た学びなどを自ら人に伝える点から、行動力の強さが実証されていますね。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!ライバルとの差別化に必須な心掛けとは?
行動量とインパクトの有無がカギ!
ライバルと差別化するには、「行動の『量』と『内容』を、客観的な指標や第三者の視点から見て『すごい』と評価されるレベルで具体的に示すこと」を意識しましょう。
たとえば、ゼミのアンケート調査に関し「アンケート調査を実施しました」という学生と、「目標回答数を達成するために、1日に200人に声をかけ、結果として1週間で1,000件の回答を得ました」という学生とでは、説得力がまったく異なります。後者のように具体的な数値で行動量を示すことで、その熱意や目標達成への執着心、そして行動の規模が明確に伝わります。
客観的に見て「すごい」かどうかは重要な指標になる
そのエピソードを初めて聞いた人が「それはすごいね!」と素直に感心するような内容になっているか、という視点を持ち「客観的に見てインパクトのある具体的な行動量」という観点で自己PRの内容を考えてみてください。
自分の行動が周囲を巻き込んだり、困難な状況を打破したり、あるいは並外れた努力をともなったりした結果、どのような「量」と「質」の行動に至ったのかを明確にすることで、あなたの行動力はほかの学生とは一線を画すものとして評価されるでしょう。
そのとき自分がやるべきことを見つける力は、課題発見力とも言います。課題発見力があることを自己PRの内容に取り入れたい場合は、こちらの記事も参考にしましょう。
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行動力を題材にした自己PRの作成法4ステップ
行動力を題材にした自己PRを作成するうえでは、具体的にどのように題材を見つけ、それらの要素をどのように強みとしてアピールするのかを理解しておくことが大切です。
ここからは行動力を題材にした自己PRの作成法を4ステップで解説します。一緒に実践していきながら、あなたの魅力が十分に伝えられる自己PRを作成しましょう。
ステップ①経験を振り返り意欲的に行動した瞬間をピックアップする
行動力を題材とした自己PRを作成するうえでまず初めにやるべきは、これまでの行動を丁寧に振り返ることです。学生時代の経験を棚卸しし、そのなかでも自ら意欲的に行動したと思える瞬間をピックアップしてみましょう。
- ゼミの研究発表の際にチームメンバーをまとめる役割を担った
- サークルで揉め事が発生した際にメンバーの仲裁に一役買った
- 自分の知識欲を満たし見聞を広めるために留学を経験した
誰しも自発的に動いた経験はあるはずなので、小さなことでも自分の意思で決めて動いたことや中心となって行動したこと、積極的に動いたことがなかったかを振り返ってみましょう。

キャリアアドバイザー
なかなか見つからないときは、周囲の人に「自分が特に行動的だった瞬間はなかったか」と聞いてみるのもおすすめです。客観的な意見を取り入れることで、アピールポイントが見つかりやすくなります。
ステップ②行動を振り返り行動力の源泉を明確にする
意欲的に行動した瞬間がピックアップできたら、次はその行動力が発揮されるまでの思考や目的、そして自分が常日頃心掛けているこだわりなどもあわせて振り返ってみましょう。
- エピソード:自らすすんで資格取得に励んだ
- 理由①:何かの経験から悔しさを感じたから
- 理由②:物事への強い興味関心から
同じエピソードでも、行動理由から感じられる印象は大きく違います。こういったプロセスの部分こそ差別化を図るチャンスとなるので、積極的に盛り込むようにしましょう。

キャリアアドバイザー
行動理由も含めて「志望企業の価値観に合っている」という印象を残すことができれば、内定にも大きく近づくはずです。
これまでの経験から行動力の源泉を見つけるには、入念な自己分析が必要です。詳しい自己分析の方法はこちらの記事で解説しているので、あわせて参考にしてください。
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ステップ③志望企業に合わせて伝えたいエピソードを選ぶ
行動力の源泉まで振り返ることができたら、志望企業が求める人物像に最も合致しているエピソードは何かを考えてみてください。
- 志望企業が求める人材:好奇心が旺盛な人材
- アピールすべきエピソード:好奇心をもとに研究を突き詰めて研究発表のコンペで最優秀賞を獲得したこと
どんなに魅力的なエピソードがあったとしても、それが志望企業の求める人物像と噛み合っていなければ効果的なアピールにはなりません。あなたの魅力をしっかりと伝えるためにも、企業によって伝えるべきエピソードは厳選するようにしてくださいね。

キャリアアドバイザー
志望企業が求める人物像と照らし合わせ、「この点が共通している」といえるようなポイントがみつかるエピソードを選びましょう。
自己PRのエピソードの見つけ方や選び方がわからない人は、こちらの記事が参考になりますよ。
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ステップ④自分の行動による具体的な成果を整理する
最後に、自分の行動力がどう結果に結びつき、周囲にどのような影響をもたらしたのかを整理しましょう。自己PRのなかには、行動を起こした結果やそれによってどのような良い変化がもたらされたのかを盛り込むことが大切です。
- アルバイト先で積極的に行動した結果自身の行動力で売上を上げた
- サークル活動で副会長を担った結果組織の雰囲気を良くすることに貢献した
ここでは、入社後にも活かせそうな成果を伝えられると良いですね。自己PR全体としてもその後の締めにつなげやすくなるほか、企業も「学生のうちにこの成果を出せたなら、自社でも同様に活躍してくれるかも」と好印象を持てるでしょう。

キャリアアドバイザー
行動による結果だけでなく、その経験を企業でどう活かせるかまで伝えることが大切です。
行動力が題材の自己PRを伝える際に意識したい3段構成

自己PRを面接官に評価してもらうには「行動力がある」だけでなく、より明確に「どのような強みなのか」をアピールする必要があります。
ここからは、自己PRをする際に盛り込むべき3つの要素を解説します。あなたの自己PRによって明確に魅力が伝わるかどうかを確認してみてください。
①結論|「自分の強みは行動力」と初めに伝える
自己PRではまず初めに「私の強みは行動力です」と明確に伝えるようにしましょう。これは、自己PRに限らず就活で回答する際の基本です。
自己PRは強みをアピールするものですが、最初に自分の強みを伝えておくことで主旨をブラさずに話を進めることができます。また面接官も話を整理しながら聞くことができ、あなたの魅力がよりはっきりと伝わりますよ。

キャリアアドバイザー
理路整然とした、相手が理解しやすい伝え方ができているかどうかは、どの企業であっても確認される必須項目です。これができていないだけで、印象ダウンにつながる可能性がありますよ。
より強く印象を残したいと思ったときは、キャッチフレーズを考えてみるのも効果的です。キャッチフレーズの考え方や例をこちらの記事で解説しているので、ほかの学生と差別化をしたいときに参考にしてください。
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「行動力」をアピールしたい内容に合わせて言い換える
「行動力」は比較的抽象的な言葉であり、多くの学生が選びやすいワードの一つです。行動力をあなたならではの強みにしたり、具体性を持たせたりするには、言葉を言い換えることがおすすめですよ。
そもそも「行動力」と聞いてイメージするスキルは面接官によって違うので、自分の強みを的確に表現する必要があります。「行動力」のままが良いか、それとも言い換え表現を使ったほうが良いかを考え、より的確に自分の強みをアピールできる言葉を選びましょう。
- チャレンジ精神がある
- 物事に進んで取り組む
- 目標達成に向けて行動する
- 有言実行
- 前向きに行動する
- 周囲を巻き込んで取り組む
- 新しい環境に飛び込める
「前向き」という言葉で自分の強みをアピールをしたい人は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。
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②根拠|根拠となる具体的なエピソードを伝える
強みを提示した後は、その行動力を発揮した具体的なエピソードを伝えます。エピソードがあることで、アピールに説得力を持たせることができますよ。
- 学業
- アルバイト
- ゼミ
- サークル
- ボランティア
特に行動力を発揮してチームに貢献したエピソードだと「入社後も行動力を発揮して活躍してくれそう」という期待を面接官に持ってもらいやすいです。職場というチームのなかでの振る舞いを面接官にイメージしてもらいましょう。
具体的なエピソードがうまく見つけられない人はこちらの記事も参考にしてくださいね。
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アルバイトでの経験を効果的に伝える方法はこちらの記事を参考にしてみてください。
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③意欲|仕事での活かし方を伝えて締める
自己PRでは強みそのもののアピールだけでなく、強みを活かし企業で働く人材としていかに活躍していけるかも伝える必要があります。企業に入社後、その強みをどのように活かすかを伝えましょう。
企業は採用活動において、求める人物像を掲げていることが多くあります。その人物像と共通している部分があることをわかりやすく伝えるためにも、「実際に仕事で行動力をどう活かすか」は重要なポイントになりますよ。

キャリアアドバイザー
「採用後も活躍してくれそう」と思ってもらうためにも、入社後のビジョンを伝えるのは欠かせません。
例文つきで解説! 行動力を題材に自己PRを作成する際避けるべき4つのこと
行動力を題材とした自己PRでより魅力的に自分の強みを伝えるためには、いくつか注意しておきたいポイントがあります。それらが意識できていないとむしろマイナスな印象になる可能性がありますよ。
ここから4つのNGポイントを解説していくので、しっかりと確認して自己PR作成時に意識してみてくださいね。
①むしろマイナスに感じられるような内容になっている
自己PRとして行動力をアピールする際には、エピソードがマイナスに感じられるようなものでないかを確認しましょう。
社員として迎えられるかどうかを冷静に考えたときに、「リスクがある」と感じられてしまうような内容は避けるべきです。
私の強みは行動力です。欲しい洋服や小物があったら、発売日にすぐに買いに行きます。期間限定で今しか手に入らないものもあるので、購入できたときは達成感を味わうことができます。

キャリアアドバイザー
上記の例文は「散財しやすい人なのでは」「金銭感覚に不安がある」と思われる可能性があります。また実際の仕事に当てはめたときに再現性が感じられないため、自己PRとして不向きといえますね。
※自己PRが思いつかない人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
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②どのように行動したのか具体的な解説ができていない
自己PRを作成するうえでは、具体的に伝えることも意識しましょう。自分の行動の概要を説明しただけにとどまってしまうと、あなたの魅力がうまく伝わらなくなってしまいます。
行動力を発揮してどう動いたのか、その結果どのような結果を得られたのかまで伝えてくださいね。
私の強みは行動力です。スーパーでアルバイトをしていたときに、誰よりも早く行動することを心掛けていました。御社でも、この経験で培った行動力を活かして活躍したいと考えております。

キャリアアドバイザー
具体的なエピソードがなく、どのように行動していたのか、誰よりも早く行動した結果どうなったのかなどの説明がないので、信ぴょう性に欠けています。
③行動の動機に自分の意思が感じられない内容になっている
目的もなくただなんとなく行動しても、行動力があるとは言えません。また、自分の意思なく行動した経験は、面接官にも「自分の意思がないな」と思われてしまう可能性がありますよ。
仕事では、自分の意思で物事を選択して実行することも大切です。周囲に流されて過ごしているような印象にならないように注意しましょう。
私は、先輩の指示に従って動くことが得意です。指示さえいただければ、完璧に業務をこなすことができます。この強みを活かし、御社でも行動力を発揮して仕事をしていきたいです。

キャリアアドバイザー
上記のような自己PRでは、誰かの指示がなければ動けない人というような印象を抱かれ兼ねません。行動力をアピールする以上は、自分で判断して行動に移した経験をピックアップしましょう。
④目的のない突発的な行動になっている
目的もなく突発的に行動しても、それは行動力があるとは言えません。これは仕事においても避けたいことであり、大きな失敗に結びつくことも考えられるので、採用するにあたっては逆に不安要素となってしまう可能性がありますよ。
目的を持って行動するのと、目的もなくただ行動するのとでは、達成率や身に付く力にも差があります。企業は自ら主体的に動き、成長していける人材を求めていることを意識しましょう。
私の強みは、思い立ったらすぐに行動できることです。学生時代は、興味を持ったインターンシップに分野を問わず参加し、多くの社会人の方と接点を持つように努めました。御社でもこの行動力を活かしたいです。

キャリアアドバイザー
上記の例文は行動に一貫性がなく、勢いのまま行動しているような印象を受けます。行動の裏にはどのような意図があり、何を目的として行動しているのか明確にすることが大切です。
行動力を自己PRする場合は具体的な「行動」に焦点を当て面接官に好印象を残そう!
ここまで、行動力を題材として自己PRをする際のポイントや伝え方、例文を紹介してきました。
自己PRのテーマを「行動力」とする場合には、具体的にどのような行動をし、その行動から何を学び、入社後にどう活かしていきたいと思っているのかを明確に伝えることが大切です。
ここで解説した例文や自己PRの作成法にしたがって、一緒にあなたの価値観や考え方、仕事に対する熱意までが効果的に伝わる自己PRを作成し、志望企業の内定を勝ち取りましょう。
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ただ「行動力がある」というだけでなく、具体的にどういった行動ができるのか、どのような力があるのかを明確にすることが大切です。