目次
- 行動力の自己PRは「行動量」だけでは弱い! 企業が評価する要素を知ろう
- 【独自調査】キャリアアドバイザー87人に聞いた「行動力」の印象
- 行動力は広く評価される強み
- 「計画性がない」と思われると逆効果
- 「行動力」をアピールするなら絶対に必要な3要素
- 根拠となる「行動量・行動の速さ」
- 納得感のある「行動理由」
- 意味ある行動を証明する「工夫」
- 穴埋め形式! 「行動力」の自己PR作成3ステップ
- ステップ①行動力を表すエピソードを見つける
- ステップ②エピソードを深掘りして強みに変換する
- ステップ③仕事でどう生かすかを考える
- 職種・題材別! 行動力の自己PR例文15選
- ①営業職
- ②販売職
- ③事務職
- ④企画・マーケティング職
- ⑤技術・専門職
- ⑥医療・福祉職
- ⑦公務員
- ⑧部活動(運動部)
- ⑨部活動(文化部)
- ⑩サークル
- ⑪インターン
- ⑫ゼミ
- ⑬アルバイト
- ⑭ボランティア
- ⑮留学
- NG例文を添削! 行動力の自己PRの注意点
- ①どのように行動したのか具体的な解説ができていない
- ②行動の動機に自分の意思が感じられない内容になっている
- ③目的のない突発的な行動になっている
- 【Q&A】行動力の自己PRに関してよくある質問に回答!
- Q.「行動力」ってありきたりではない?
- Q.どれくらいなら「行動力がある」といえる?
- Q.営業以外でも行動力って強みになる?
- Q.ブラックな部署に配属されない?
- 行動力の自己PRは具体的な「行動」に焦点を当て差別化しよう!
行動力の自己PRは「行動量」だけでは弱い! 企業が評価する要素を知ろう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
自己PRについて悩んでいる就活生から、このような質問をもらうことがありました。

就活生

就活生
自己PRで「行動力」をアピールしようと思っているのですが、どのように伝えたら良いでしょうか?
大前提、「行動力」は企業に評価されやすい強みの一つです。その一方で、「行動量」ばかりに焦点を当ててアピールしてしまうと、かえってマイナスの印象を残してしまう場合も。
「量」も大切な要素の一つ。しかし、企業が評価しているのはそこだけではありません。
この記事では魅力的な行動力の自己PRを作成する方法を、盛り込むべき要素や例文も交えて詳しく解説していきます。
【独自調査】キャリアアドバイザー87人に聞いた「行動力」の印象

就活生
そもそも「行動力」って採用担当者にどんな印象を抱かれるの?
このような疑問を抱いている人も多いと思います。
そこで普段から就活生の支援をしている、キャリアパーク! 就職エージェントのキャリアアドバイザー87人を対象に、「企業から評価されやすい強み」について独自のアンケート調査を実施しました。
「行動力」の自己PRに対する採用担当者の心理を、一緒に紐解いていきましょう。
行動力は広く評価される強み

アンケート調査の結果、自ら動き出して状況を変える力、つまり「行動力」と解釈できる強みを選んだアドバイザーが一番多く、もっとも企業から評価されやすい強みだとわかりました。
具体的にどう評価されるのか、実際にキャリアアドバイザーから寄せられた意見を紹介します。
企業は新入社員に実務的なスキルをいち早く身に付けてほしいと考えています。
そのため、考えてばかりで行動しない人よりも、まず行動できる人材が評価される傾向にあります。
受け身ではなく、自ら考え、動き、状況を変えていける人材は、変化の激しいビジネス環境への適応や新入社員への教育コスト削減の観点から重宝されます。
新卒学生は知識や経験がまだ不足しているため、率先的に行動を起こして主体的に学ぶ姿勢が評価につながりやすいという意見が多く集まりました。
キャリアアドバイザーの体験談「行動力」をアピールする学生はそこまで多くない
「大きな実績が必要」と勝手にハードルを上げてしまっている
行動力をアピールする学生は一定数存在しますが、数としてはそれほど多くないという印象です。割合としては全体の20%から30%程度にとどまるのではないでしょうか。
その理由としては、行動力を自己PRにするためには、「起業」「留学」といった大きなことを成し遂げていないといけないと考える学生が多いためだと思われます。
しかし、実際にはそこまで大きな実績がなくても「自ら考え行動した」経験があれば、十分行動力を自己PRに用いることは可能です。ハードルを上げすぎる必要はありませんよ。
「計画性がない」と思われると逆効果
「行動力」をアピールする際は、必ず「計画性」もセットで伝えましょう。行動力という強みは伝え方次第では「無計画に動く人」という印象につながりかねないからです。

「選考で伝えるのは避けたほうが良い弱み」に関するアンケートでは、全体の20%近い票が「計画性がない」に集まりました。
実際にキャリアアドバイザーから寄せられた意見を紹介します。
計画性がないという短所は、どんな仕事においても必ずマイナスに働いてしまいます。ポジティブに言い換えることも難しく、可能な限り避けたほうが良い弱みです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「とにかく量をこなした」という行動力のアピールは微妙
「課題・施策・結果」といったプロセスに言及しよう
「気合いで1000件テレアポしました!」といった根性論を前面に押し出す自己PRは、逆効果になるとまでは言いませんが、アピールとしては不十分です。
大切なのは、「どのような課題があり、どのように向き合い、どう行動して、結果どうなったのか」というプロセスを明確に伝えることです。ここまで具体的に言語化できて初めて、採用担当者に評価される「行動力」の自己PRと言えます。
「行動力」をアピールするなら絶対に必要な3要素
アンケート結果から、「行動力」は高く評価されやすい強みであることがわかりました。とはいえ、実際の採用では「行動力」をアピールしたにもかかわらず落ちてしまう人がいるのも事実。
同じ行動力を題材にした自己PRでも、「受かる」人と「落ちる」人にはどのような違いがあるのでしょうか。
そこでここからは「受かる」自己PR文を作成するうえで欠かせない、絶対に盛り込むべき3つの要素について詳しく解説していきます。
これらの要素を押さえられているかが合否の分かれ目になるので、しっかり最後まで確認してくださいね。
根拠となる「行動量・行動の速さ」
まったく行動量が見えてこない自己PRは、そもそも「行動力」という強みの信ぴょう性に欠けてしまいます。
どれくらい動いたのか、どれくらい素早く動き出したのか。自己PRの大前提として、裏付けとなる「行動量・行動の速さ」の言及は必須です。
- アルバイト:勤務先のSNSアカウントを開設し毎日欠かさず投稿した
- ゼミ:論文作成のために1000人以上からアンケートを回収した
- 部活動(運動):試合に負けた日は必ずその日のうちに反省会を開いた
行動量を伝える際は定量的な数値を用いると、より効果的に伝わりやすくなるのでおすすめですよ。
納得感のある「行動理由」
人が行動を起こす際には必ず「なぜその行動をしようと思ったのか」という理由・動機が存在します。
あなたが行動を起こした際の背景や思いをあわせて伝えることで、採用側の視点でも納得感のある自己PRを作成することができます。
- アルバイト:もっと多くの人に勤務先の魅力を知ってほしいと思ったため
- ゼミ:地元の課題解決に寄与するために正確なデータを集めたかったため
- 部活動(運動):昨年負けた悔しさを晴らすために絶対に優勝をしたかったため
企業は入社後の再現性を非常に気にします。明確な行動の理由が見えてこないと「たまたま頑張れただけで再現性がないのでは」と思われてしまいます。
意味ある行動を証明する「工夫」
企業にとって社員の時間はコストそのもの。戦略や工夫もなく、ただ闇雲に行動して時間を浪費する姿勢は、「企業の利益につながらない」と判断されてしまいます。
重要なのは、「なぜその行動をとったのか」という仮説と工夫です。
「とにかくたくさん頑張りました」ではなく、「効率を上げるために〇〇という工夫をして頑張りました」と伝えることで、初めて強みとして評価されます。
- アルバイト:投稿時間ごとのインプレッション数を比較し効果的な時間に投稿した
- ゼミ:論文に関係する地域の商店街にQRコードを設置しアンケートを回収した
- 部活動(運動):試合映像の録画をもとに議論することで、感情論での言い合いを防いだ
企業は学生を「入社後に利益を生んでくれるか」という視点で見ています。成果をあげるために試行錯誤した経験は大きなアピールになりますよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!「行動力」が内定につながりやすい業界・職種は?
PDCAを回した経験を伝えることができればどの業界でも高評価!
不動産や保険の営業など、行動力が強く求められる業界では内定につながりやすいと言えます。やはり志望先が求める強みと、自己PRのアピールがしっかりとマッチしていると、採用担当者には高く評価されます。
ただ、これらの業界以外でも、自ら高い目標値を設定して、そこに向かってPDCAサイクルを回した具体的な経験などを伝えることができれば、好印象を残せる可能性が高いです。
穴埋め形式! 「行動力」の自己PR作成3ステップ
自己PRに盛り込むべき要素がわかっても、それらをどのように過去の経験から見つけ出せば良いのか、どのように文章に落とし込んでいけば良いのかわからないという人も多いと思います。
そこでここからは、企業に評価される「行動力」の自己PRの作り方をステップ形式で解説していきます。
以下に見本となる自己PR文のテンプレも用意しています。ステップに沿って空欄部分を埋めていき、魅力的な「行動力」の自己PRを完成させましょう。
私の強みは「ステップ②」です。
大学時代には「ステップ①」に取り組んでおりましたが、そこで「ステップ①」という課題がありました。
そこで私は、「ステップ①」が必要であると考えました。それからは「ステップ①」を徹底し、「ステップ①」を改善しました。その結果「ステップ①」することができ、結果として「ステップ①」につなげることができました。
貴社に入社後もこの強みを活かし、「ステップ③」に貢献していきたいと考えています。
自己PRの書き方については以下の記事でも詳しく解説しています。
自己PRの書き方:
面接官の心をつかむ自己PRの3つの伝え方|例文や注意点も解説
インターンの自己PRの書き方:
インターンシップの自己PRの書き方|例文&評価される強みも紹介
自由形式の自己PRの書き方:
実例8選! 自由形式の自己PRでほかの就活生から一歩リードするコツ
書式自由の自己PRの書き方:
書式自由の自己PRを魅力的に作成するコツを実例10選で解説!
ステップ①行動力を表すエピソードを見つける
ただ「行動力があります!」と話すだけの自己PRは説得力に欠けます。
採用では、必ずあなたの行動力を証明する具体的なエピソードを過去の経験から見つけ出し伝える必要があります。
行動力を証明するエピソードとして効果的なのが「課題を解決した経験」です。
たとえ、日常のなかの小さな課題だったとしても、あなたが能動的に解決に導いた経験であれば十分行動力のアピールに使うことができます。
以下に学生時代の経験別に、よくある「行動力」を示すエピソードの例をまとめました。なかなか思いつかないという人は、ぜひ参考にしてください。
部活動(運動部)
- 伸び悩むチームのために、他校の練習法を調べて導入した
- レギュラー争いに勝つため、全体練習後に毎日〇本の自主練を課した
- 後輩の指導係として、個別の育成ノートを作成して指導した
部活動(文化部)
- 演奏会(展示会)の集客不足を解消するため、地域の店舗へポスター掲示を交渉した
- 部費不足を解決するため、OB・OGへの寄付金集めのフローを構築した
- 発表のクオリティを上げるため、プロの講師に自らアポイントを取って指導を仰いだ
サークル
- 新歓活動で、例年の待ちの姿勢をやめ、ターゲットを絞ったSNS運用を開始した
- メンバーの参加率低下に対し、イベントの企画内容をアンケートをとって刷新した
- 飲み会サークル化していた現状を変えるため、定期的な活動ルールを策定した
インターン
- 指示された業務だけでなく、社員が手つかずだった資料整理を自ら提案しておこなった
- テレアポ業務で、トークスクリプトの改善案を作成し、チームのアポ率を向上させた
- 営業同行の際、議事録係を買って出て、次回提案のネタをまとめた
ゼミ・研究
- 既存の文献だけでなく、現場へ足を運び〇〇人にインタビュー(実地調査)をおこなった
- チームの議論が停滞した際、ホワイトボードを使って論点を整理し、進行役を務めた
- 教授からの厳しいフィードバックに対し、翌日には修正案を3パターン提出した
留学
- 日本人コミュニティに依存しないよう、現地のサークルに単身で飛び込み、ネイティブの友人を増やした
- 語学力不足で授業についていけない状況を打破するため、現地の学生に交渉して勉強会を主催した
- 住居や契約のトラブルに対し、拙い語学力でも泣き寝入りせず、オーナーと粘り強く交渉して解決した
アルバイト
- 廃棄ロスを減らすため、客層に合わせた発注調整を店長に提案した
- 新人教育のマニュアルが存在しなかったため、自作して教育時間を短縮した
- オペレーションの無駄を見つけ、配置換えを提案して回転率を上げた
ボランティア
- メンバー間の意見対立に対し、双方の話を聞いて妥協案を提示し、プロジェクトを進めた
- 資金不足の課題に対し、クラウドファンディングを起案して資金を集めた
「大会で優勝」「売上全国1位」といった華やかな実績は必ずしも必要ではありません。それよりも、自分が課題解決に向けてどのように動いたかをしっかり伝えるようにしましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!就活のプロの印象に残る「行動力」の自己PR
圧倒的な行動量が見えるものは印象的
過去に支援した学生のなかで非常に記憶に残っているのは、インターンを受け付けていない有名な企業に「興味があるのでインターンをさせてください」と自ら何度もアプローチをして、その結果実際に1年間のインターンにこぎつけた学生の事例です。
そのほかにも、「1,000件のテレアポしました」といったような、目標設定そのものが非常に高い圧倒的な行動量が見えるエピソードは、インパクトが大きく印象に残りやすい傾向にありますね。
ただ、注意点として「ひたすら量をこなした」ではなく、必ず「そのなかでの工夫」をあわせて伝えるようにしましょう。ただ数だけこなすような取り組み方は採用担当者には評価されないので気を付けてくださいね。
ステップ②エピソードを深掘りして強みに変換する
行動力を示すエピソードが見つかったら、今度はそのエピソードを深掘りしてあなたの強みを見つけていきましょう。

就活生
強みって「行動力」じゃないの?
このように思う人もいるかと思います。
しかし、同じ「行動力」のなかでも「失敗しても何度でも立ち上がるタフさ」や「課題解決に向けて素早くアプローチするスピード感」など特筆すべき強みは人それぞれ。
ここの言語化が不十分だとあなたの魅力が十分に伝わる自己PRは作成できません。
「何に苦労したのか」「その苦労をどのように乗り越えたのか」など、以下の4つの視点からエピソードを徹底的に深掘りしてあなたの強みを洗い出しましょう。
- Q. なぜ、あえてその行動を起こそうと思ったのか?
- A.「放っておくとチームが崩壊すると感じたから」「現状は効率性に欠けていると感じていたから」
- Q. その行動を起こすにあたって、何が一番大変だったか?
- A.「前例がないため周囲が反対した」「とにかく時間が足りなかった」「知識がゼロだった」
- Q. その壁を乗り越えるために、自分なりにこだわった工夫は?
- A.「ただ頼むのではなく、メリットを数字で提示した」「質より量を重視して、まずは100件当たった」
- Q. うまくいかないときも、なぜ諦めずに続けられたのか?
- A.「負けたくないという意地があった」「チームで勝つ喜びを知りたかった」
あなたの「行動力」の強みは、行動を起こした結果ではなくその過程に色濃く表れます。表面的なエピソードだけではなく、その裏にある感情、動機にも目を向けてみましょう。
強みを見つけ出すのには自己分析も非常に効果的です。具体的な自己分析の方法については以下の記事で詳しく解説しています。
自己分析ノートの活用術を伝授! 基本の作り方から徹底解説
強み・弱みが必ず見つかる10の自己分析法|OK・NG例文付き
実例付き|マインドマップで自己分析を進めるための3ステップ
また行動力と似た言葉に、「積極性」や「主体性」があります。それぞれをアピールする方法は以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。
例文18選! 自己PRで「積極性」を上手に伝える秘訣
主体性の自己PRで評価される方法|就活のプロの本音も大公開!
ステップ③仕事でどう生かすかを考える
自分の強みが見えてきたら、今度はその強みが志望する企業でどのように活かせるかについて考えてみましょう。
- 営業職→粘り強さやスピード感を持った行動力
- 事務職→改善や効率化へ迅速に取り組む行動力
- 企画・マーケティング職→一次情報をつかむリサーチを積極的におこなう行動力
このように採用担当者が評価する行動力の中身は職種によってまったく異なります。
せっかく素晴らしい強みを持っているのに、アピールの方向を間違えたことで評価を下げられてしまうケースも珍しくありません。
ここからは人気の職種別に「採用担当者の求める行動力」を解説します。効果的にアピールするための結びの一文もあわせて紹介しているので、ぜひ確認してみてください。
営業職
断られても足を止めないタフさと、顧客のもとへ即座に駆けつけるフットワークが最大の武器になります。
販売職
顧客のニーズを察知して声をかける、より売れる売り場に変更するなど、現場での「気づき」からの行動が評価されます。
事務職
ただ作業をこなすのではなく、「もっと早く正確にやるには?」と考え、マニュアル作成やフロー改善に動く姿勢が喜ばれます。
企画・マーケティング職
机上の空論で終わらせず、現場の声を聞きに行ったり、小さなテストマーケティングを即実行したりする「軽やかさ」が重要です。
技術・専門職
エラーの原因を突き止めるまで粘る、新しい技術や言語を自ら学びに行って習得する、といった「知的な行動力」が武器です。
医療・福祉職
事故やトラブルを未然に防ぐために動く、利用者の些細な変化に気付いてすぐ報告・対応するといった「守りの行動」が重要です。
公務員
独断専行せず、周囲と足並みをそろえながら、住民のためにフットワーク軽く現場へ向かう姿勢が評価されます。
過去の深堀りで浮かび上がった強みを企業のニーズとすり合わせることで、採用担当者の脳内でもあなたの入社後の活躍イメージが湧きやすくなりますよ。
職種・題材別! 行動力の自己PR例文15選
ステップに沿って自己PR文を作成できたら、今度はお手本となる自己PR例文と作成した自己PR文を見比べてみましょう。
比較することによって、あなたの自己PR文に足りない要素やより適した表現が見つかり、さらに魅力的な自己PRにブラッシュアップすることができますよ。
ここからは志望職種・学生時代の経験別に15個の自己PR例文を紹介します。自分に当てはまるテーマの例文を確認して、自己PR文の最後の仕上げをしていきましょう。
①営業職
私の最大の強みは、目標達成に向けて泥臭く足を動かす「徹底的な行動力」です。
学生時代、訪問販売のアルバイトに従事しましたが、当初は門前払いが続き、成約ゼロの日々でした。そこで、待っているだけでは状況は変わらないと考え、担当エリア100軒への訪問を毎日継続。さらに、ただ回るだけでなく、不在宅への再訪問時間を記録し、在宅率の高い時間帯を狙って再アタックをおこないました。 この「量と質」を両立させた行動の結果、エリア内でトップの月間契約数15件を獲得しました。
貴社の営業職においても、机上の空論で終わらせず、現場に足を運び顧客との接点を増やし続けることで、確実に成果を上げます。
営業職の選考では、「断られても挫けないメンタル」と「行動量」が重要視されます。
足で稼ぐ姿勢とそのうえでの工夫をあわせて伝えることで、採用担当者に「この子なら数字を作ってくれそうだ」という安心感を抱かせます。
こちらは営業職の志望動機についての記事ですが、営業職でアピールすべきポイントがわかりやすくまとめられているので、ぜひチェックしておきましょう。
営業職の志望動機の書き方|適性をアピールできるスキルと例文も紹介
②販売職
私の強みは、現場の課題に気付き、即座に改善へ動く「即断即決の行動力」です。
ドラッグストアでのアルバイト中、特定の商品棚が乱雑になりやすく、顧客が商品を手に取りにくい状況に気付きました。店長の指示を待つのではなく、自ら陳列レイアウトの変更案を作成し、「関連商品を隣に置くことでついで買いを誘う配置」を提案・実行しました。 その結果、対象エリアの売上が前月比で120%に向上し、店舗全体の客単価アップにも貢献しました。
入社後も、顧客の反応や店舗の状況を敏感に察知し、自ら率先して売り場環境を改善し続けることで、顧客満足と売上の最大化に貢献します。
販売・サービス業では、マニュアル通りに動くだけの人材よりも、「現場の変化に気づける人材」が重宝されます。
小さな改善が数字につながったというエピソードは、ビジネス感度が高い人材として評価されます。
販売職のなかでもアパレルを志望している人は以下の記事もあわせて参考にしてください。
例文8選! アパレル業界の自己PRで高評価を得るための3つのコツ
③事務職
私の強みは、周囲が働きやすい環境を作るために一歩先回りして動く「サポート型の行動力」です。
所属するサークルの会計係として、集金管理が手書きでおこなわれ、計算ミスや未納者の確認に時間がかかっていることに問題意識を持ちました。そこで、独自の管理フォーマットをExcelで作成し、関数を用いて計算を自動化しました。 これにより、会計作業の時間が月10時間から3時間に短縮され、運営全体の効率化に成功しました。
貴社の事務職においても、いわれた業務をこなすだけでなく、業務フローの改善点を自ら見つけ出し、組織全体の生産性向上に貢献します。
事務職における行動力とは、「業務改善」を指します。
単に作業が早いだけでなく、「今のやり方は非効率ではないか?」と疑い、現状を変える視点を持っていることをアピールできると良いですね。
事務職の採用に向けた自己PRの作り方については以下の記事で詳しく解説しています。
例文13選|事務職に採用される自己PRは3ステップで作れる!
④企画・マーケティング職
私の強みは、仮説を検証するために素早くアクションを起こす「試行錯誤の行動力」です。
長期インターンでSNS運用を担当した際、フォロワーの伸び悩みという課題に直面しました。私は「ターゲット層の関心と投稿内容にズレがある」と仮説を立て、競合他社のアカウント分析と、フォロワーへのアンケート調査を即座に実施しました。得られたデータをもとに、画像中心から動画解説中心のコンテンツへと方針を転換しました。 この迅速なPDCAサイクルの結果、3カ月でフォロワー数を2,000人から5,000人へと倍増させることができました。
貴社においても、変化の激しい市場のなかで恐れずに仮説を立て、スピード感を持って施策を実行・検証します。
企画職はアイデア出しだけでなく、「データに基づいた実行力」が求められます。
調査から実行、そして結果までの一連の流れを示すことで、論理的思考力と推進力の両方をアピールするようにしましょう。
こちらの記事ではマーケティング職の特徴や、アピールすべきポイントを解説しています。
例文8選|マーケティング職の志望動機は企業研究がカギを握る!
⑤技術・専門職
私の強みは、技術的な課題解決のために自ら学び、手を動かす「探究型の行動力」です。
研究室で実験装置のデータ解析をおこなう際、既存のソフトウェアでは処理に膨大な時間がかかるという壁に当たりました。そこで、未経験だったプログラミング言語Pythonを独学で習得し、専用の自動解析スクリプトを自作することを決意しました。2週間で基礎を固め、試作とデバッグを繰り返してツールを完成させました。 結果、解析時間を従来の5分の1に短縮し、研究室全体の研究スピードを加速させました。
技術革新の速い貴社においても、新しい技術を恐れずに習得し、自らの手で課題を解決するエンジニアとして活躍します。
エンジニアや研究職には、「自走力」が不可欠です。
「必要だから勉強した」「ツールを自作した」というエピソードは、困難を技術で解決する姿勢を証明し高評価につながります。
技術職の解説についてはこちらの記事が詳しいです。
研究内容だけでは危険! 技術職の志望動機の刺さる書き方と例文5選
⑥医療・福祉職
私の強みは、相手の求めていることを察知し、寄り添うために動く「献身的な行動力」です。
病院実習の際、ある高齢の患者様がナースコールを押すのを遠慮されている様子に気付きました。私は定時巡回以外にも、その患者様の病室を意識的に訪れ、「何かお困りではありませんか」と声かけをおこないました。その結果、患者様から「あなたのおかげで安心して入院生活が送れた」と感謝の言葉をいただきました。
貴院においても、患者様の小さなサインを見逃さず、安心と安全を提供するために自ら考え、一歩踏み込んだケアを実践します。
医療・福祉の現場での行動力とは、「気配りの具体化」です。リスクマネジメントの観点からも、「様子がおかしい」と気づいてすぐに動ける能力は重要です。
技術や知識だけでなく、「患者視点」で自発的に動く姿勢は、評価に直結します。
医療関連の仕事についてや、アピールポイントについてはこちらの記事の解説がわかりやすいですよ。
医療業界への内定に導く志望動機の書き方|文系でも高評価を得るコツ
⑦公務員
私の強みは、地域や組織の課題に対し、関係者を巻き込みながら解決を図る「協働型の行動力」です。
地元の清掃ボランティア活動に参加した際、若者の参加率が低いことが課題でした。私は「活動の存在が知られていない」と考え、大学の友人や近隣のサークルに直接声をかけ、SNSでの発信を担当しました。また、活動後に交流会を設ける企画を立案し、参加するメリットを作りました。 この働きかけにより、前回比で倍以上の30名の学生を集めることができました。
公務の仕事においても、住民の方々の声を聞くために自ら現場へおもむき、多くの人と協力関係を築くことで、住み良いまちづくりを実現します。
公務員試験では、「調整能力」と「地域への貢献意欲」が見られます。
一人で突っ走るのではなく、周囲を巻き込んで大きな力にする行動力をアピールすることが大切です。
公務員試験に合格するための自己PRの作り方は以下の記事で詳しく解説しています。
例文8選! 公務員試験の自己PRは合否判定の大きなウエイトを占める
⑧部活動(運動部)
私の強みは、チームの士気を高めるために、まず自分が動く「率先した行動力」です。
所属するサッカー部がリーグ戦で連敗し、雰囲気が沈んでいた際、言葉だけで励ますのではなく、行動で示そうと考えました。全体練習の1時間前にグラウンドに行き、自主練習を開始しました。最初は一人でしたが、私の姿勢を見た後輩や同期が徐々に参加し始め、最終的には部員全員での朝練が定着しました。 この取り組みでチームの一体感が生まれ、最終戦での勝利につながりました。
社会人になっても、困難な状況こそ自らが先頭に立って行動し、周囲にポジティブな影響を与えることで組織を牽引します。
体育会系エピソードで評価されるのは、「実績」よりも「組織を変えた経験」です。
口だけでなく背中で語るリーダーシップは、どの企業でも汎用性が高く評価されます。
自己PRで部活経験を魅力的に伝える方法は以下の記事で詳しく解説しています。
自己PRで部活動を魅力的に伝えるコツ| 強み早見表・例文付き
⑨部活動(文化部)
私の強みは、目標実現のために必要なリソースを自ら獲得しにいく「交渉型の行動力」です。
美術部の部長として展覧会を企画しましたが、開催費用が不足するという問題が発生しました。部費だけでは賄えないため、私は近隣の商店街へ足を運び、展覧会のポスターを掲示させてもらう代わりに協賛金を募る交渉をおこないました。20店舗を一軒一軒回り、活動の意義を熱心に説明しました。 その結果、5店舗から協賛をいただき、無事に展覧会を開催、過去最高の来場者数を記録しました。
貴社においても、与えられた環境で諦めるのではなく、社内外の関係者に積極的に働きかけることで、プロジェクトを成功に導きます。
文化部での経験を題材にするなら、「外部との交渉」や「資金調達」といったビジネスに近い経験を盛り込めると評価されやすいです。
自ら社会と接点を持った行動は、採用担当者に「度胸がある」「実務能力が高い」という印象を与えます。
⑩サークル
私の強みは、組織のほころびに気づき、対話を通じて解決する「調整型の行動力」です。
テニスサークルの副代表を務めた際、新入生の定着率が50%と低いことが課題でした。原因は「既存メンバーの輪に入りづらい」ことだと考え、私は新入生全員と1対1でランチに行く「メンター制度」を企画・実行しました。個々の不満や要望を吸い上げ、練習メニューやイベント内容に反映させました。 この取り組みにより、翌年の定着率は90%まで改善し、活気ある組織を取り戻しました。
入社後も、チーム内のコミュニケーション不足や課題を放置せず、自ら働きかけて環境を改善することで、組織力の最大化に貢献します。
サークル経験を用いる際は、組織の維持・管理能力を示せるエピソードを選びましょう。
その際、「課題→施策→結果」という課題解決までの流れを明確にすると採用担当者からは評価されやすいです。
自己PRでサークル経験を題材にしようと考えている人は以下の記事も参考にしてください。
【例文付き】自己PRではサークル活動をアピール|作成のコツも解説
⑪インターン
私の強みは、求められる役割以上に貢献しようとする「プラスアルファの行動力」です。
IT企業の長期インターンにて、当初はデータ入力作業のみを任されていました。しかし、単純作業のなかにも「顧客傾向のヒント」があることに気づき、頼まれていないものの、入力データから「業界別の受注傾向」を分析したレポートを作成し、社員に提出しました。 この資料は実際の営業会議で使用され、新たなターゲット選定の根拠として採用されました。
貴社においても、指示された業務を遂行するだけでなく、常に「自分にできる付加価値は何か」を考え、自発的に提案・行動できる社員を目指します。
インターン経験で最も評価されるのは、「社員と同じ目線で働いたか」です。
指示待ちの作業者ではなく、考えて動くことができる人材であることを伝えられると、主体性の高い人材として評価されます。
⑫ゼミ
私の強みは、納得いく答えが出るまで徹底的に情報を足で稼ぐ「フィールドワーク型の行動力」です。
ゼミの研究で「若者のテレビ離れ」をテーマに選びましたが、ネット上の既存データだけでは表面的な分析しかできないと考えました。そこで、街頭に立ち、同世代100人への対面インタビューを敢行しました。生の声を聞くことで、「テレビを見ないのではなく、視聴スタイルが変化しているだけ」という新たな仮説を導き出すことができました。 この独自データを用いた論文は、教授から学部内で最高評価をいただきました。
仕事においても、二次情報に頼らず、現場の一次情報を取りに行く姿勢を貫き、確度の高い分析と提案をおこないます。
ゼミでの研究・調査能力をテーマにする際は、足を使った「泥臭い調査」の経験を伝えることがおすすめです。
こういった経験は、ビジネスにおけるマーケティングや営業でも、「リアルな顧客の本音」をつかめる人材として期待されます。
自己PRでゼミの経験をテーマにしようと考えている人は以下の記事も参考にしてください。
【13例文】ゼミ題材の自己PRは行動×学びでマッチ度をアピール!
⑬アルバイト
私の強みは、組織の効率化のために仕組みを変える「業務改善の行動力」です。
カフェのアルバイトで新人教育を担当しましたが、口頭説明のみだったため、人によって教え方にバラつきがあり、新人のミスが減らない状況でした。そこで、私は自らスマホで作業手順を撮影・編集し、誰でも同じ手順で学べる「動画マニュアル」を作成・導入しました。 これにより、新人の研修期間が1カ月から2週間に短縮され、店舗全体のオペレーションレベルが均一化されました。
貴社に入社後も、慣習にとらわれず、「もっと効率的な方法はないか」を常に考え、新しい仕組みを提案・実行していきます。
アルバイト経験を通して伝えるべきは、「効率化」のスキルです。
属人的な仕事を誰でもできるように仕組み化した経験は、企業組織において非常に価値が高いものとして評価されます。
アルバイトの経験をもとに自己PRを作成する方法は以下の記事でも解説しています。
例文10選|アルバイト経験の自己PRは4ステップの振り返りが必須
⑭ボランティア
私の強みは、未知の環境でも物怖じせず、相手の懐に飛び込む「突破型の行動力」です。
海外の孤児院でのボランティア活動に参加した際、現地の子どもたちと言葉が通じず、距離を縮めるのに苦労しました。そこで言葉に頼るのをやめ、身振り手振りと「折り紙」を使ったコミュニケーションを自ら提案し、積極的に子どもたちの輪に入っていきました。 その結果、言葉の壁を越えて信頼関係を築くことができ、最後には子どもたちから手紙をもらうほどの関係になれました。
グローバルに展開する貴社においても、文化や言語の壁を言いわけにせず、自ら行動して信頼関係を構築し、ビジネスを前に進めます。
ボランティア、特に海外や異なるバックグラウンドを持つ人々との活動では、「適応力」と「非言語コミュニケーション能力」をアピールできます。
困難な状況でも、自分からアクションを起こして壁を壊せる力は、新規開拓営業や海外駐在など、タフな環境での活躍を予感させます。
ボランティア経験を通して自己PRを効果的におこなう方法は以下の記事で解説しています。
自己PRでボランティア経験を魅力的に伝えるコツ! 強み早見表付き
⑮留学
私の強みは、逆境においてこそ挑戦心を燃やし、現状を打破する「開拓型の行動力」です。
1年間のアメリカ留学当初、語学力不足で現地の学生の輪に入れず、孤立してしまいました。このままでは終われないと思い、日本人が一人もいない現地の演劇サークルのオーディションに飛び込みました。下手な英語でも必死に役を演じ、裏方の仕事も率先して引き受けることで、徐々に仲間に認められました。 結果、帰国時には英語力だけでなく、多国籍なチームで協働する度胸と自信を身に付けました。
仕事においても、アウェーな環境を恐れずに飛び込み、自らの行動で居場所と信頼を勝ち取っていきます。
留学経験の自己PRでやりがちな「英語力が伸びました」は、企業にはあまり響きません。評価されるのは「異文化のなかでのサバイバル能力」です。
「日本人のコミュニティに逃げず、あえて厳しい環境に飛び込んだ」というリスクテイクの姿勢を示せると、採用担当者に好印象を残せます。
留学経験を魅力的に伝える自己PRの作成方法は以下の記事で詳しく解説しています。
体験談ではNG! 自己PRで留学をアピールする方法と強み別例文6選
NG例文を添削! 行動力の自己PRの注意点
最後に、「行動力の自己PRによくあるNG例」を例文とともに解説します。
渾身の自己PRも、些細な表現ミスひとつで台無しになりかねません。
せっかくの努力を無駄にしないよう、ここから紹介する失敗例と照らし合わせて最終チェックをおこなってください。
①どのように行動したのか具体的な解説ができていない

具体的なエピソードがなく、どのように行動していたのか、誰よりも早く行動した結果どうなったのかなどがまったくわかりません。
行動力の自己PRには必ず具体的な行動の中身とその結果を盛り込みましょう。
私の強みは、状況を見て即座に動く行動力です。
スーパーのアルバイトでは、ただ漫然と作業するのではなく、「お客様をお待たせしないこと」を最優先に行動しました。具体的には、レジが混み始める予兆を感じたら、迅速にレジの応援に入り、カゴの整理を先回りしておこないました。 その結果、店舗のレジ回転率向上に貢献でき、店長からも「君がいると店が回る」と評価をいただきました。
貴社でも、この経験で培った「スピード感のある行動力」を活かして活躍したいと考えています
NG例文での「誰よりも早く行動」の具体的な中身に言及できていて、良い自己PR文に改善されましたね。客観的な視点での評価にも触れられていてグッドです。
②行動の動機に自分の意思が感じられない内容になっている

「誰かの指示がなければ動けない人」という印象を抱かれかねません。行動力をアピールする以上は、自分で判断して行動に移した経験をピックアップしましょう。
私の強みは、相手の意図を汲み取り、先回りして動く行動力です。
事務のアルバイトでは指示通りの業務遂行を心がけていましたが、より貢献するために「指示される前に行動すること」を意識しました。社員の方の業務が立て込んでいる際は、必要な資料を予測して事前に準備したり、過去のデータを整理して提出したりしました。 その結果、「言おうと思った時には準備ができている」と信頼をいただけるようになりました。
貴社でも、サポート役にとどまらない能動的な行動力を発揮して仕事をしていきたいです。
元々は受け身な姿勢だったものの、そこから能動的な姿勢に変わったことを伝えられています。
この自己PR文であれば「指示待ち」という印象にはつながりませんね。
③目的のない突発的な行動になっている

行動に一貫性がなく、勢いのまま行動しているような印象を受けます。
ただ闇雲に行動するのではなく、背景に明確な意図・目的があることを示すようにしましょう。
私の強みは、未知の環境に飛び込み、短期間で適応する行動力です。
学生時代は視野を広げるため、あえて馴染みのない業界を含めた5社のインターンに参加しました。グループワークでは業界ごとの違いに苦戦しましたが、現場の社員の方に積極的に業界理解を深める質問をして回った結果、最終的には5社中3社でMVPを獲得することができました。
貴社でもこの柔軟な行動力を活かし、即戦力として貢献したいです。
考えなしに行動していたわけではなく、「視野を広げるため」という具体的な目的を持って行動したことが伝わる良い自己PR文になりました。
キャリアアドバイザーが読み解く!「落ちる」行動力の自己PRの特徴とは?
「要因分析ができていない」自己PRは落とされる!
よくある落ちる自己PRの特徴として多いのが、「要因分析ができていない」というものです。
「具体的な課題」や「行動した結果」に言及できていないと、「ガムシャラなだけで課題発見能力が低い」という印象や「たしかに行動力はすごいけれど、成果はどうだったんだろう」といった疑問につながってしまいます。
特にコンサルティングや人材業界など、課題解決の視点が求められる業界では、「戦略性のない行動力」はむしろ敬遠され、落とされる傾向にあります。
行動力の自己PRを作る際は、必ず課題と結果に触れるようにしてくださいね。
【Q&A】行動力の自己PRに関してよくある質問に回答!
ここまで「行動力」をテーマに魅力的な自己PR文を作る方法について詳しく解説してきました。しかし、抱えている悩みはなにも「自己PRの作り方」だけに限りませんよね。
そこで、ここからは就活のプロであるキャリアアドバイザーが、「行動力」の自己PRについてのよくある質問に回答していきます。
ぜひ最後まで確認して、あなたの抱える悩みを解決する手助けにしてくださいね。
Q.「行動力」ってありきたりではない?
A.よくあるテーマではあるが、それだけで評価が下がることはない。
採用担当者は何百何千という学生の選考をしているので、行動力に限らず、ほとんどのエピソードは聞き飽きているのが実態です。
経験と強み、入社後の再現性を盛り込んだ自分だけの自己PRが作れていれば問題なく高評価を得ることができますよ。
Q.どれくらいなら「行動力がある」といえる?
A.「実績」よりも「動機や工夫」が大切。
たしかに華やかな実績はあるに越したことはありませんが、それ以上に重要なのが「なぜ行動できたのか」「どのような工夫をしたのか」といった背景の部分。
それは「効率化のためにアルバイト先の厨房の掃除の仕方を変えた」といった一見些細に思えるものでも大丈夫です。
あまり実績に関しては気にしすぎず、「動機・工夫」を掘り下げて伝えるようにしましょう。
Q.営業以外でも行動力って強みになる?
A.業種・職種問わず企業からは高く評価される。
新卒のうちは知識や経験が先輩社員と比較して不足しているので、まずは行動を起こして学びを得ていく姿勢が重要になります。
これは何も営業に限らずすべての職種に共通する部分です。営業以外でも「行動力」は十分評価されるので、安心してアピールしてください。
Q.ブラックな部署に配属されない?
A.自分のなかでのブラックの定義をはっきりさせよう。
「行動力」をアピールしたことで、「言われたことを何でもやる」と思われ激務の部署に配属される可能性はゼロではないと思います。
ただ覚えておいておきたいのが、激務だからと言って、必ずしもブラックとは限らないということ。やりがいを感じられて楽しく仕事ができるなら多少残業が多くてもストレスはたまらないですよね。
逆に毎日定時退社でもスキルがまったく身に付かず、退屈な業務しかない環境は人によってはブラックといえるかもしれません。
ブラックを避けるために意識すべきなのは自己PRの題材ではありません。
まず自分のなかのブラックの定義を明確にすること。そして志望する職種や部署がそれに当てはまっていないかをしっかり事前に確認することです。
たとえ自己PRの題材を行動力から変えたとしても、これらが徹底できていなければ、ブラックな部署に配属される可能性は消せませんよ。
行動力の自己PRは具体的な「行動」に焦点を当て差別化しよう!
ここまで、行動力を題材として自己PRをする際のポイントや伝え方、例文を紹介してきました。
自己PRのテーマを「行動力」とする場合には、具体的にどのような行動をし、その行動から何を学び、入社後にどう活かしていきたいと思っているのかを明確に伝えることが大切です。
ここで解説した例文や自己PRの作成法にしたがって、一緒にあなたの価値観や考え方、仕事に対する熱意までが効果的に伝わる自己PRを作成し、志望企業の内定を勝ち取りましょう。
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行動力は自己PRできるのでしょうか。ありきたりではないでしょうか。