目次
- 倍率の高い金融業界は志望動機で印象に残ることが大切!
- 金融業界は複雑! まずはどんな業種があるのか理解しておこう
- 銀行
- 証券
- 保険
- クレジットカード
- これだけは知っておきたい金融業界の代表的な職種は?
- 営業
- 事務
- その他の専門的な職種
- 志望動機を作るためには金融業界の特徴を理解することが必要
- 就活生からは人気の業界のため高倍率
- 顧客との信頼関係が特に重要視される
- 専門的な知識やノルマの達成が求められることもある
- 金融業界の志望動機でアピールできる資格
- ファイナンシャルプランナー
- 簿記
- 証券外務員
- 金融業界の動向を確認して志望動機に役立てよう!
- 海外進出が進んでいる
- IT化が急速に進んでいる
- 金融業界で求められている人物像とは?
- 新しいことにも挑戦できる人
- 数字を扱うことに苦手意識がない人
- ここだけは押さたい金融業界の志望動機の4つのポイント
- ①なぜ金融業界を志望したのか
- ②なぜその企業を志望したのか
- ③企業の募集要項との共通点
- ④企業にどうやって貢献していきたいのか
- OK例文:金融業界の企業に好評価な業種別の志望動機
- ①都市銀行(メガバンク)
- ②地方銀行
- ③信託銀行
- ④信用金庫
- ⑤証券会社
- ⑥生命保険会社
- ⑦損害保険会社
- ⑧クレジットカード会社
- NG例文:書類選考で落ちてしまう金融業界の志望動機
- ①数字に強いことだけをアピールしている
- ②経済にかかわりたいことだけをアピールしている
- ③待遇についてばかり言及している
- 魅力的な志望動機を作るには添削も必要
- 金融業界の志望動機最終チェックリスト
- 魅力的な志望動機を作って憧れの金融業界で働こう!
倍率の高い金融業界は志望動機で印象に残ることが大切!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「金融業界の志望動機はなにをアピールすればいいのでしょうか」
「金融業界の志望動機を作るときにやってはいけないことはありますか」
金融業界を志望している学生からこのような相談を受けることがあります。金融業界の志望動機で押さえておくべきポイントを知ることは、書類選考突破の確率をあげる効果的な手段です。また、金融業界で求められている人物像なども理解しておけば、さらに魅力的な志望動機を作ることができます。
志望動機を作るためのコツを理解しないままでは、書類選考に落ち続けて就活のモチベーションすら失ってしまう可能性もあります。
この記事では、金融業界の志望動機を作るうえでここだけは押さえておきたいポイントや、金融業界そのものについてを業種別・職種別に解説。OK例文やNG例文も併せて解説していますので、記事を参考にしながら魅力的な志望動機を作ってみましょう!
金融業界は複雑! まずはどんな業種があるのか理解しておこう
金融業界にはさまざまな業種があり、主に銀行、証券、保険、クレジットカードといった業種にわけることができます。金融という1つのくくりではあるものの、取り扱うサービスもその特徴もそれぞれまったく異なるため、志望企業を探すためにはそれぞれの業種についてしっかりと理解を深めておくことが必要となります。
ここからは業種別の特徴を解説していくので、ここでしっかりと理解しておくことができれば、志望企業の選択にも、またその先の志望動機の作成にも活用することができますよ。
銀行
- 都市銀行(メガバンク)
- 地方銀行
- 信託銀行
- 信用金庫
預金、融資、為替といった銀行が提供する主なサービスは、個人から企業まで、社会全体の経済活動と生活を支えています。銀行は個人や企業からの預金を貸し出して、その金利から利益を得るビジネスモデルにしています。その規模は大きな銀行になればなるほど莫大になっていきます。
銀行の中にもさまざまな種類があり、主として都市銀行(メガバンク)、地方銀行、信託銀行、信用金庫といったものが挙げられます。銀行へのエントリーを考えているのであれば、どういった業種の銀行で働きたいのかまで考えておきましょう。
都市銀行(メガバンク)
営業範囲が全国から世界にわたって展開されるほど銀行の規模が非常に大きく、それに伴って資金力も桁違いに大きいことが都市銀行(メガバンク)の特徴です。そのため、一般的な金額の取引から、上場企業や大企業への融資といった極めて高額な取引も可能としています。
このメガバンクは企業としても安定しており給与水準も高いため、金融業界の中でも人気があります。規模が大きく影響力のある企業は選考で求められるレベルも非常に高いため、エントリーを考えているのであれば入念な対策が必要になりますよ。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
地方銀行
都市銀行に比べ規模は小さいものの、地方銀行は地域に根ざした営業活動をしていることが特徴です。また、地域の発展に貢献をしている中小企業や地域産業の経済面を支え、地域経済の活性化に寄与しています。
地方創生や町おこしといった、昨今熱心に取り組まれている分野においても地方銀行は非常に大切な役割を果たしています。地方銀行は都市銀行に比べれば選考の難易度は下がりますが、それでも人気の業種となるため、対策は欠かせません。
- 横浜銀行
- 千葉銀行
信託銀行
信託銀行の特徴は、預金、融資、為替といった銀行の主な業務に加えて、信託業務と併営業務をおこなっていることが挙げられます。
信託業務とは個人や企業などが持つ財産を、信託の規定に基づいて運用することを指します。それに対し併営業務とは、財産の管理や処分に関するさまざまな業務のことで、遺言の管理や不動産売買の仲介も含まれています。
通常の銀行業務以外に、信託業務と併営業務にも興味があれば、信託銀行へのエントリーも視野に入れておきましょう。
- 信託業務:個人や企業などが持つ財産を信託の規定に基づいて運用する業務
- 併営業務:遺言の管理や不動産売買の仲介などの財産の管理や処分をおこなう業務
- みずほ信託銀行
- 三井住友信託銀行
信用金庫
信用金庫とは、特定の地域に住む人たちが、地域の発展を図るための助け合いを目的として作る協同組織です。
銀行は株式会社となり、経営方針の決定は株主の利益が優先されますが、信用金庫は協同組織の非営利法人となるため、地域の発展に寄与できるか、利用者の利益になっているかを優先しています。集まった資金などはそのまま地域の発展に活かされているため、地方の中小企業や個人の経済活動、ひいては地域の経済を支える大切な存在です。
- 京都中央信用金庫
- 城南信用金庫
金融業界の志望動機は、ツールを使えば自動で作成できます
「志望動機に時間がかかる......」と悩む就活生は多いでしょう。
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証券
概要として、企業は資金を獲得するために株式を発行し、投資家などがその株式を売買することで証券取引は動いています。そうした証券取引における株式の発行とそれに伴う売買は、企業の成長、ひいては経済の発展において非常に大切な役割を担っており、証券会社はその株式売買の仲介として市場を支えています。
そういった株式売買の仲介に立つことで手数料を得ることが証券会社の主なビジネスモデルとなり、金融業界を志望している就活生からも非常に人気の業種です。
証券は世界情勢ともリンクをしており、環境問題や政治の動向などに伴って業務にも変動があります。ゆえに、流動的な環境にも適応していけるような人が活躍しやすい業種ともいえるでしょう。
- 野村證券
- 大和証券
証券会社の志望動機のポイントはこちらの記事で詳細に解説されています。気になった人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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保険
- 生命保険会社
- 損害保険会社
保険の特徴はその適用範囲によって大きく2つに分けられており、生命保険と損害保険の2つの分野があります。生命保険は人の生存または死亡による損失への保険を提供しており、損害保険は物品を壊したり壊された際の損失への保険を提供しています。
どちらの分野においても、保険加入者から得られる保険料などから収益を得るビジネスモデルの特徴に大きな差はありません。しかし選考となれば「なぜ生命保険なのか」「なぜ損害保険なのか」といった質問は頻出です。金融業界の中でも保険の業種を志しているのであれば、それぞれの特徴についてしっかりと把握しておく必要があります。
保険会社への就職を考えている人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。仕事内容や就職の成功のポイントについて詳しく解説しています。
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生命保険会社
生命保険は人の生存または死亡による損失への保険を提供しており、名の通り「生命」にかかわる仕事となります。
基本的には法人向けではなく個人向けの提案がメインであり、顧客の一人ひとりに最適なプランは何かを考えて提案することが求められるでしょう。生命保険会社は基本的に保有資産が高く事業規模も大きいため経営基盤も安定しており、金融業界を志す就活生にも人気の分野となります。
- 株式会社かんぽ生命保険
- 第一生命保険株式会社
生命保険会社に興味のある学生はこちらの記事も参考にしてくださいね。
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損害保険会社
損害保険は物品を壊したり壊された際の損失への保険を提供しており、火災保険や地震保険、自動車保険などが代表的です。
マイカーを持つ人が減ったことから自動車保険の需要が減少傾向にあったり、災害による損失への懸念から地震保険の需要の高まっているなど、損害保険の需要は流動的です。その時代、世相に合わせた保険商材を企画し提案することが求められる分野といえるでしょう。
- 東京海上日動火災保険
- 損保ジャパン日本興亜
損害保険会社についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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クレジットカード
世界経済のトレンドとしてキャッシュレス化が急速に進んでいます。その中で日本も国をあげてキャッシュレス決済の普及を推進していることから、クレジットカード業界はここ数年で急速に成長を遂げています。
クレジットカード会社のビジネスモデルは、決済手数料や年会費、それに加えてカードローンの金利などが挙げられます。クレジット会社の拡大はキャッシュレス決済の普及とリンクしており、現状のオンラインショッピング需要の高まりや、店舗に電子決済のシステムが導入され始めています。今後もシェアの拡大が予想される、まさに成長期にある業種といえるでしょう。
- JCB
- 三井住友カード
カード会社についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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これだけは知っておきたい金融業界の代表的な職種は?
金融業界の業種を理解したら、次は金融業界における代表的な職種を確認しましょう。ここでどんな職種があるのかを理解し、自分に向いている職種は何かを考えておくことができれば、実際の業務内容を踏まえた具体的な志望動機を作ることができますよ。一般的な職種から専門性の高い職種まで解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
営業
自社で取り扱う商品を顧客へ提案し、契約に結びつけるのが営業の仕事です。金融業界の営業は「個人営業」「法人営業」の2種類のタイプがありますが、どちらも商品を理解し伝えるための専門的な知識とコミュニケーション能力が求められます。
個人営業はリテールとも呼ばれ、個人の顧客に対し金融商品を提案します。個人向けの金融商品はさまざまで、教育ローンから生命保険なども個人向けの金融商品として取り扱われています。
それに対し法人営業はホールセールとも呼ばれ、企業や団体といった法人の顧客に対し金融商品を提案します。個人営業とは違い、規模の大きな資金の調達や運用など、企業の成長を促すようなサービスが主な商品となります。
- 個人営業:リテールとも呼ばれ、個人の顧客に対し金融商品を提案する
- 法人営業:ホールセールとも呼ばれ、企業や団体といった法人の顧客に対し金融商品を提案する
下の記事では営業職に向いているかどうかについての判断基準について解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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事務
金融事務の仕事は顧客対応や資料の作成といった一般的な事務職に加えて、金融業界特有の専門的な業務もおこないます。銀行事務であれば口座開設から入出金の処理、証券会社の事務であればトレーダーなどのアシスタント業務、保険会社であれば各種保険の説明から契約手続きなどが挙げられます。
どの業種においても専門的な知識が求められることに変わりはなく、自社の商品やサービスから、金融の知識について常に学び続けることが求められるでしょう。
事務の仕事内容についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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その他の専門的な職種
金融業界は専門性の高い商品やサービスを取り扱うため、営業や事務といった職種の他に、より専門性に特化したスペシャリストが多くいます。専門的な職種を目指すためには、事前に専門的な知識を学んでおく必要があり、場合によっては資格の取得が必須の場合もあります。
営業や事務の仕事を経験した後にキャリアアップ先として専門的な職種に就く人もいるため、まずは営業や事務からスタートして、自分の適性や資質と照らし合わせながらその後の進路を選択していくのも良いでしょう。
- ファイナンシャルプランナー
- 証券アナリスト
- プライベートバンカー
- ファンドマネージャー
- エコノミスト
- アクチュアリー
こちらの記事では金融アナリストについて詳しく解説をしています。興味のある人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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志望動機を作るためには金融業界の特徴を理解することが必要
魅力的な志望動機を作るためには、まずは金融業界の特徴を掴んでおくことが必要不可欠です。この後では把握しておきたい金融業界の特徴を3つにわけて解説していますので、ここでしっかり確認しておきましょう。
就活生からは人気の業界のため高倍率
金融業界は給与水準も高く業界自体も安定しているため、志望する就活生が毎年絶えない人気の業界となります。
そのため、志望動機が「大学でサークルの代表を務めており、そのときの経験を活かせると思い志望しました」という他の業界においても当てはまるような内容では「この就活生は単に人気の業界だから志望したのではないか」と判断されてしまう可能性が高く、採用側の印象にも残りづらいです。
魅力的な志望動機を作るためには、金融業界でなければならない理由を考えることが非常に大切です。
顧客との信頼関係が特に重要視される
金融業界に含まれる銀行・証券・保険のどの業種においても、そのビジネスモデルは信頼によって成り立っている部分があるため、他の業界と比較しても特に顧客との信頼関係とその関係構築が重要視されています。
そういった背景もあり、金融業界で働く人には「約束を守る」「秘密を漏らさない」といった誠実な行動が求められます。「決まり事や約束をしっかり守ってきた」といった自身の誠実さを表すようなエピソードを志望動機の中でアピールできれば、採用側にも好印象です。
キャリア
アドバイザー
専門的な知識やノルマの達成が求められることもある
金融業界は専門性の高い業務が多いため、営業職や事務職といった一般職であっても、自社の商品についての専門的な知識を求められる場合があります。そのため、入社した後は自社の商品やサービス、金融知識や法律について勉強しなければなりません。
加えて、企業によっては契約数にノルマを課し、毎月の達成が求められることもあります。変化の激しい環境の中で学び続け、結果を出すことが求められる場合もあると考えると、ストレス耐性に強いことや、タフな労働にも適応できることをアピールすると良いでしょう。
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
この他にも、当たり前に感じるかもしれませんが金融は経済を回す原点である、という特徴を忘れないようにしましょう。貨幣経済のもとに成り立つ資本主義経済の中では、金融商品によって人々の暮らしが豊かになったり貧しくなったりします。その意味では生活の「インフラ」であるとも言えるでしょう。
エンタメなどの業界を目指す学生は、「人々を笑顔にしたい」という志望動機を打ち出すことが多いですが、金融業界も大きく見ると生活を豊かにすることで人々を笑顔にすることができます。エンタメなどはそのコンテンツがすきな人にしかアプローチをすることが難しいですが、金融は「インフラ」と考えるとすべての人々に行き渡らせることができるサービスです。
こうした点も踏まえて志望動機を作ることができるといいですね。
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金融業界の志望動機でアピールできる資格
- ファイナンシャルプランナー
- 簿記
- 証券外務員
金融業界では事前に取得しておくと選考に有利になる資格がいくつかあります。自身の志望動機の中でその資格を取るに至った経緯も併せてアピールすることができれば、採用側も「この学生は意欲的に就活に取り組んでいる」「この業界についてよく学んでいる」と判断する可能性も高く、選考突破の確率も上がります。
この後では選考でアピールできる3つの資格について解説をしていますので、もし志望動機でアピールすることが特にないのであれば、時間を見つけ資格の取得を検討しておきしましょう。
就職に有利な資格をさらに知りたい場合は、こちらに記事を参考にしてください。
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就職に有利な資格を取得し、その過程や姿勢をアピールすると高評価が得られますよ。 この記事では業界・職種別おすすめ資格、好評価を得るアピール方法、例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考に魅力的な自己PRにしてくださいね。
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ファイナンシャルプランナー
- ファイナンシャルプランナー:顧客のライフプランに合わせた資産運用などのアドバイスをおこなえる資格
ファイナンシャルプランナーは、相談をしてきた顧客の資産情報などをもとに、将来のライフプランに応じた資産の運用などのアドバイスをおこなう人を指します。FPと略されることも多いです。
金融業界では幅広く求められている資格であり、また少子高齢化の煽りを受け老後の心配をする人も増えたことから、世間的な需要も高まっています。取得をしておけば選考でも有利になるでしょう。
簿記
- 簿記:企業の経営活動を記録、計算し、決算書を作成して企業の財政状態を確認する技能資格
簿記の資格を取得することでできるようになる業務は、金銭や物の出入りを記録する家計簿をイメージするとわかりやすいでしょう。この簿記の技能は金融事務の業務において必要とされる場面が多いため、事務職に興味がある人は取得をしておくと選考で有利になります。
また簿記の基礎知識が理解できるようになると、企業の決算書などが読めるようになるためより深く企業研究を進めることができます。そうなれば企業選びの段階においても役立てることができますよ。
証券外務員
- 証券外務員:証券や株式などの勧誘活動がおこなえる資格
金融業界のなかでも、証券会社で働きたいと考えている人がぜひ取得しておきたい資格が証券外務員です。この資格は証券や株式などの勧誘活動をするうえで必須となるため、証券会社への入社後に取得が求められることもあります。
金融商品の売買やそれに伴う取引について熟知し、加えて法律についての理解が必要な難易度の高い資格となりますが、選考対策におけるアドバンテージが得られるため、可能であればぜひ挑戦してみましょう。
金融業界の動向を確認して志望動機に役立てよう!
就活生
最近の金融業界は大きな変化を迎えているってよく聞くけど、本当にそうなんですか?
キャリア
アドバイザー
金融業界が大きな変化を迎えているのは間違いありません。主には海外進出とIT化が挙げられ、どちらも金融業界の志望動機を考えていくうえではぜひ押さえておきたいトレンドです。
この後では近年の金融業界に起きている「海外進出」「IT化」といった大きな2つの動向を解説していますので、ここでしっかりとその内容を確認して、自身の志望動機に活かせるようにしましょう。
海外進出が進んでいる
国内の少子高齢化が進むにつれて利用者が減少することを懸念し、特に保険業界は海外への進出を進めています。日本は保険大国とも称され多くの人が保険を利用している一方、海外ではまだ保険のシステムが浸透しきっていない国もあるため、そういった国におけるシェアの獲得を目的としていることが背景としてあります。
また銀行に関してはメガバンクを筆頭に、海外の企業などを買収しグローバルな事業展開を進めており、世界規模での事業拡大を目的としていることが考えられます。外国語が得意であったり、海外で活躍したい思いがあるのであれば、そういった海外進出の動向をふまえてアピールできると効果的です。
IT化が急速に進んでいる
- オートメーション化:今まで人が行っていた事務作業をAIが負担することで効率化を図る
- Fintech:金融とIT技術を組み合わせて経済活動がより便利なるような決済サービスなどを開発する
- Insurtech:保険とIT技術を組み合わせて利用者の健康面を支えるサービスを開発する
金融業界全体の動向としてIT化が急速に進んでいます。IT技術を活用して業務効率を改善したり、今まで人がおこなっていた事務作業をAIが負担するオートメーション化など、IT技術を駆使した新たなサービスを開発して、これまでになかったニーズの獲得に向けて動き始めているのです。
特に注目を浴びているのが金融(Finance)と技術(Technology)組み合わせた「FinTech」と呼ばれる金融サービスや保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた「InsurTech」と呼ばれる保険サービスです。スマートフォンやタブレット端末でクレジットカード決済をおこなうモバイル決済から、クレジットカードの決済履歴から家計簿を作成してくれるサービスなど、そのサービスは時代のニーズに合わせて次々と開発されています。
面接選考ではそういった業界の今後の動向について問われることも。このIT化の動きは今後も続くと予想されるため、常に情報をキャッチしておくようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
ところで、なぜ志望動機を作成するときに動向をチェックする必要があるのでしょうか。それは、先にも述べた通り金融はある意味で「インフラ」業界と捉えられるからです。
たとえばインフラである電車やバスの路線が明日から変更されます、と言われたら自分の生活に影響が出ると想像できるのではないでしょうか。その結果、自転車を使う人が出てきてレンタルサイクルが流行ったり、路線変更がされたエリアに新たな住宅地ができて不動産事業が盛り上がるかもしれません。
金融業界も同様で、時代の変化に適したサービスを提供することで他の付随する業界や事業にも変化が生じる可能性があります。ほかの業界や事業に大きな影響を与えるからこそ、金融業界では動向のチェックが欠かせないのです。
志望動機に役立てるためには、金融業界の動向が変わったときに人々の生活はどのようなものになるのか、新たなサービスを提供するために求められる金融業界の役割や人材とは何かを考えるといいのではないでしょうか。
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・志望動機を上手く文章にできない人
金融業界で求められている人物像とは?
就活生
金融業界ではどんな人物が求められているかを知っておく必要はありますか?
キャリア
アドバイザー
金融業界で求められている人物像を理解することができれば、志望動機の中で伝えるべきポイントが理解でき、魅力的な志望動機を作ることに役立てることができますよ。
上述の通り金融業界で求められている人物像を3つに分けて解説しているので、ここでしっかりと把握しておきましょう。
新しいことにも挑戦できる人
金融業界は歴史ある企業が多くありますが、近年は急速にIT化が進んでいるという背景もあり、新しい業務やシステムにも柔軟に対応できる人材が求められています。
いままで経験したことないような業務に挑戦できたり、新しいスキルを学ぶことに抵抗感がない人は、金融業界で求められている人物像にマッチしているといえるでしょう。
チャレンジ精神についてはこちらの記事が参考になりますよ。
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チャレンジ精神を上手に自己PRするには|言い換え表現や例文を紹介
チャレンジ精神を自己PRにするときは、3つのポイントを押さえたアピールが重要です。 この記事では、チャレンジ精神をアピールする際のポイントや自己PRの例文、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、魅力的な自己PRで差をつけましょう!
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数字を扱うことに苦手意識がない人
金融業界を志望するうえで欠かせない要素が、「数字を扱うことに苦手意識がない」という点です。IT化が進んだりと業界自体が大きく変化をしていますが、業種によっては数字を扱う業務はいまだに多くあり、企業の決算書を作成したり、資産運用の商品やサービスを提案するために数値を分析するといった業務が日常的に任されることもあります。
そういったなかでも、数字に苦手意識がなければ苦痛を感じることなく業務をおこなうとができるでしょう。入社後のミスマッチを避けるためにも、自身の適性と金融業界で求められている人物の共通点をしっかり確認しておきましょう。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
新しいことに挑戦することと、金融業界ならではの堅実な姿勢を見せられることは、一見すると相反する素質のように感じられるかもしれません。その意味では、その両方を兼ね備えたバランス力というのは非常に大切になってきます。
もしどちらか一方が弱いなと思う場合には、補完し合うスキルがあることを伝えられるといいでしょう。仕事はチームでおこなうので、能力を補完し合うことが重要だからです。たとえば好奇心旺盛で情報収集がすきだけれども、時々うっかりミスをしてしまう学生の場合には、そのことを自覚しているからこそ、確認作業を完璧におこなえる知り合いを見つけてその人と信頼関係を築くことを大事にしているとアピールしてみましょう。
もし自分に間違いがあったら指摘してもらい、自分も言い訳せずにその指摘を受け入れるようにしている、という伝え方をすると、協調性もあり素直でもあるという印象を残せますよ。
ここだけは押さたい金融業界の志望動機の4つのポイント
志望動機は採用側が評価を決める際の非常に大切にしている部分になるため、ここで押さえておくべきポイントを理解しておかなければ、金融業界の選考に通る魅力的な志望動機を作ることは難しいです。
この後では「なぜその業界を志望したのか」といった、志望動機で押さえておくべきポイントを4つに分けて解説していますので、ここでしっかり確認しておきましょう。
なお、なぜ志望したのかがうまく言語化できないときは自己分析がオススメです。自己分析のやり方についてはこちらの記事で詳しく解説されていますよ。
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自己分析の質を上げる4つの方法|オススメの本・サイトも紹介
こんにちは!キャリアアドバイザーの北原です。この記事では、自己分析の目的や具体的な方法についてご紹介していきます。自己分析とは、自分の過去の経験を整理して、長所や短所などの性格や物事に対する価値観について理解を深めること […]
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①なぜ金融業界を志望したのか
志望動機でまず見られるのが、「なぜ金融業界を志望したのか」といった点です。ここで具体的な理由を述べることができず、「なんとなく気になった」「お金に興味があるから」といった抽象的な内容では、採用側の印象にも残らないため書類選考を突破することは難しいでしょう。
大切なのは、「他の業界でなくなぜ金融業界でなければならないのか」といった理由を、根拠となる具体的なエピソードと共に伝えることです。どういったきっかけで金融業界を知り、どういった過程を経て志望するに至ったのか、思いつく限りの理由を箇条書きで書き出すところから始めてみましょう。
②なぜその企業を志望したのか
金融業界といえどもその範囲は非常に大きく、金融業界に含まれる企業の数は膨大です。そのため、「数ある企業の中からなぜ弊社を選んだのか」といった部分は、どんな企業であっても確認しておきたい情報になります。
「その企業でないといけない理由」を見つけるためには、まずは企業の情報を集めるところから始めましょう。取り扱う商品やサービス、企業の描いているビジョン、企業理念などの情報を集めて、自分はその企業のどこに魅力を感じているのかを分析することができれば、「その企業でないといけない理由」を探しやすくなります。
企業理念を志望理由に盛り込みたいときのコツについては、こちらの記事で詳細に解説されています。
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志望動機に企業理念を盛り込む場合に気をつけたいのは、しっかりと事業内容や会社の沿革を調べることです。今回は企業理念を志望動機にする際の志望動機の作り方を、例文とともにキャリアアドバイザーが解説します。面接官が評価するポイントも紹介するので、参考にしてみてください。
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企業の事業内容を志望動機に盛り込みたいときはこちらが参考になります。
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事業内容とは|企業研究や選考対策への活用方法を事例付きで解説
事業内容とは「その企業がおこなっている仕事内容」です。これを正しく理解をすることで就活を有利に進めることができますよ。 この記事では事業・業務・職務内容の違い、就活への活かし方などをキャリアアドバイザーが解説します。 図解や動画も参考にしてくださいね。
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③企業の募集要項との共通点
魅力的な志望動機を作るうえで忘れてはならないのが、企業の募集要項と志望動機の内容がずれていないかという点です。募集要項に「誠実な行動ができる人」と書かれているのに対し「経済に興味があって志望しました」と志望動機に書いていては、求められている人物像とのミスマッチが起きてしまい、評価が低くなる可能性があります。
まずは企業の募集要項をしっかりと確認して、その企業が求めている要素と自分の持ち合わせている資質や適性の共通点がどこかを確認しておきましょう。
④企業にどうやって貢献していきたいのか
金融業界は専門的な知識が必要とされる場面が多くあるため、企業も学生に即戦力となることは基本的には求めません。とはいえ多大なコストを払って採用活動をする以上、志望動機が「興味があるから働きたい」止まりでは、採用するメリットを見出せずに不採用としてしまう場合があります。
まだ学生の身であるため具体的な貢献の仕方が想像できない人もいるでしょうが、その場合は「経済学を学んだ知識を活かして市場調査に貢献したい」「留学経験を活かして海外への事業拡大に貢献していきたい」など、今の自分が持ち合わせている強みを活かすことで、志望企業にどのような貢献ができるのかといったところから考えてみましょう。
志望動機の締め方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
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熱意が伝わる志望動機の締め方|作り方・伝え方を例文付きで解説
志望動機のしめの文では、入社してやりたいことをしっかりと伝えることで面接官に熱意を伝えることができます! 今回は熱意の伝わる志望動機のしめ方をOK例文とNG例文とともに紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、魅力的なしめを作るポイントも紹介するので参考にしてみてください。
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キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
学生の日常生活において、金融業界の人達と直接接する機会の多くは銀行の窓口でしょう。そのイメージが強すぎるせいなのか、時々志望動機を書く際に「アルバイトでの接客経験を活かしてお客様一人ひとりに丁寧に対応していきたい」のようにホスピタリティをアピールする学生がいます。
もちろん金融業界は信頼関係が大切なのでこうした記載は間違いではありません。しかし、このような書き方ですと「個人営業にしか焦点を当てていないのかな」と思われてしまう危険性があることを忘れないようにしましょう。というのも、法人営業やその他の職種の場合、もう少し大きな視点で物事を捉えなければいけない案件も抱える可能性があるからです。
もしもこうした記載をしたい場合には、さらに将来的にはもっと大きなことにも挑戦したい、といった規模を感じることができる向上心の高さも付け加えてアピールできるように意識してみましょう。
OK例文:金融業界の企業に好評価な業種別の志望動機
ここまで紹介をしてきた、金融業界の志望動機で押さえておきたいポイントをふまえた例文を業種毎に解説しますので、ここで魅力的な志望動機の作り方の感覚を掴んでおきましょう。
志望動機の作り方についてはこちらでまとめてあります。
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①都市銀行(メガバンク)
私は世界の金融市場の発展を支えて人々の生活を豊かにしたいと思い、最近ではアメリカにもオフィスを立ち上げるなど国内外問わず事業を展開し続けている貴行を志望いたしました。
私は父が銀行員だったこともあり、将来は日本の経済を支えて人々の生活を豊かにするような人物になりたいと幼いころから考えておりました。そのため大学は経済学を専攻しましたが、学びを進めていくうちに、経済とは世界の情勢とリンクしており、国内だけで完結しているものではないことを深く理解いたしました。
それからは世界の金融市場を支えることが、結果的に日本の人々の生活も豊かにするという考えを抱くようになり、その考えを実現するために、日本の銀行の中でももっとも海外支店を抱え、いち早く海外進出を始めた貴行で働きたいと思うようになりました。
貴行が海外への市場拡大を進めていることから、貴行で活躍する銀行員になるためには語学力も必要だと感じ、大学2年生のときにはイギリスに留学をし語学を学びました。目標の実現のためなら地道に努力できる自身の性格と、これまで培ってきた語学力を活かし、貴行の海外市場拡大に貢献したいと考えております。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
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メガバンクは海外に進出を推し進めている傾向にあるため、そういったトレンドもふまえて志望動機を作成できると好評価ですよ。
②地方銀行
私は生まれ育ったこの土地の発展を経済面から支えたいと思い、地域に根差した経営を通じて町の発展を支えている貴行を志望をしました。
将来は地元の発展に貢献をしたいと幼い頃から漠然と考えていましたが、大学で経済を学んでいく中で、地方銀行がその地域に住む人々の生活と、街の発展を経済面からを支えていることを知りました。地元の人々から愛され、地域に根差した経営をされている貴行でこそ、地元の人々の生活を経済面から支えるという自身の目標を実現できると確信しております。
貴行の業務に活かせると思い取得したファイナンシャルプランナーの資格を活かし、一人ひとりに寄り添うような銀行員として貴行に貢献したいと考えております。
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アドバイザー
銀行業務にも活かせる資格を持っているときは、自身の思いとともにアピールしておきましょう。採用側も「入社意欲が高い」と評価しますよ。
③信託銀行
私は銀行員としてお客様の人生に寄り添うような仕事をしたいと考え、貴行を志望しました。
私が信託銀行の仕事に、ひいては貴行に興味を持ち始めたのは、自身の祖母が亡くなった際その遺産相続の手続きをするにあたっての、貴行の営業の方の親身な対応が印象に残ったことがきっかけでした。画一的な対応ではなく、一人ひとりの人生に寄り添うようなサポートしていたその仕事ぶりは今でも私の目標であり、人々の生活を経済面からサポートしている貴行で働くことでその目標に近づけると確信しております。
大学で学んだ金融の知識と、貴行の営業の業務に役立つと思い大学3年生の夏に参加した訪問販売のインターン経験を活かし、貴行の業績向上に貢献したいと思っております。
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他の銀行にはない信託銀行ならではの併営業務に触れながらアピールできているため、採用側も「だからうちの銀行を選んだのか」と納得できますね。
④信用金庫
私はこの地域に住む人々の夢の実現と町の発展を経済面から支えたく、貴庫を志望しました。
私は両親がこの町で自営業を営んでおり、貴庫の会員でもあります。両親は貴庫の融資なくしては開業はできなかったと常々言っており、両親のように貴庫に支えられて夢を叶えた人がこの地域にはたくさんいるのだろうと思います。
私はこの町の人やお店がとても好きで、いつかは生まれ育ったこの町に貢献できるような仕事がしたいと思っておりました。そして、この町の発展と人々の生活を金融面から支えている貴庫であれば、その目標は実現できると確信しております。
大学では経済学を学び、またいずれは貴庫での業務に活かせると思い簿記2級の資格も取得いたしました。そういった自身の知識とスキルを活かし、貴庫の業績向上に貢献したいと思っております。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
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信用金庫の特徴である地域と密接に結びついている点を押さえたアピールポイントでまとめられているため、採用側からも好印象な志望動機となっています。
⑤証券会社
資産運用の知識を日本により普及させることで、個人資産を増大させ日本経済を活性化させたいと思い貴社を志望いたしました。
私は両親が資産運用をしていることもあり、幼い頃からお金の用途は貯金以外にもあることを理解していました。しかし、成長するにつれて資産運用をしていない人の多さに気づき、このままでは日本の経済は世界に遅れをとってしまうのではと危機感を抱くようになりました。
「資産運用を始めたいがよくわからないという」人は非常に多くいると考えられ、そういった層のシェアを獲得し、資産運用の考えの普及を進めていくためには、もっとも多くの初心者向けの商材を提供している貴社の強みが必要不可欠であると確信しております。
自身が大学で学んだ金融の知識と、そして初心者向けの商材を多く提供している貴社の強みを活かし、貴社の市場拡大と日本の経済の発展に寄与したいと考えております。
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アドバイザー
志望動機で押さえるべきポイントである「なぜ証券会社が働きたいのか」という理由を明確に述べることができていますね。
⑥生命保険会社
人生は何が起きるかわからないからこそ備えておくことが大切という考えから、貴社の生命保険のさらなる普及に貢献したいと思い、志望しました。
私は幼い頃に父を亡くしており、父が突然亡くなってしまったことで母は当初は苦労したそうですが、生前父がいざという時のために貴社の生命保険に加入をしていたおかげで、生活を立て直す事ができたそうです。
私はその話を聞いた時、家族を支えてくれた貴社の生命保険に強く感謝をするとともに、どの同業他社よりも一人一人に合わせたプランを提供し、人々の生活を支えている貴社で働きたいと考えるようになりました。自身の体験を活かし、備えておくことの大切さと、私の家族を助けてくれた貴社の生命保険をより多くの人に広めるべく、貴社を志望します。
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自身のエピソードを取り入れることで、説得力のある志望動機となっていますね。
⑦損害保険会社
私は生活の不安を和らげてくれる損害保険をより多くの人に届けたいと思い、この度貴社を志望しました。
貴社はどの損害保険会社よりも保険加入料や保険料も低く設定しており、企業として収入面を追いつつも、利用者のことを第一に考えているその企業方針は、まさしく利用する人々の不安を和らげたいという〇〇社長の理念が反映されていると感じております。
私はその企業方針に強く共感をしたことと、実際に貴社の損害保険を両親が利用していることから、貴社を志望するに至りました。自身のこの体験と思いを営業の仕事を通じて多くの人に伝え、貴社の損害保険の更なる普及に貢献したいと考えております。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
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アドバイザー
企業理念が事業方針にどう活かされているのかという、企業研究をしておかなければ言及できない情報も加えられているため、入社意欲の高さが評価されるでしょう。
⑧クレジットカード会社
多くの人の生活を快適で豊かにしている、貴社のクレジットカードサービスのさらなる事業拡大に貢献したいと思い、志望いたしました。
貴社の提供するクレジットカードサービスは、審査もオンラインで完結し、年会費や入会金が無料で、さらにはアプリとの連携も簡単にできるなど、利用者目線に立ったサービス内容であることが特徴であると認識しております。
そうした利用者目線に立った企業としての事業方針に強く感動し、また以前からカード会社に興味にあったこともあり、いつしか貴社で働きたいと思うようになっておりました。
より人々の暮らしを快適で豊かにしたいという思いと、自身が大学で学んだ金融についての知識を活かし、貴社のクレジットカードサービスの事業拡大に貢献したいと思っております。
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数あるクレジットカード会社の中でもなぜその会社で働きたいのか、根拠となるエピソードともに理由を述べることができているため、採用側にも好印象でしょう。
NG例文:書類選考で落ちてしまう金融業界の志望動機
選考に通りやすい志望動機の特徴があるように、逆に選考に通りにくい志望動機の特徴もある程度パターン化することができます。書類選考を突破するためにも、この後で解説しているNG例文で通りにくい志望動機の特徴を掴んでおきましょう。
①数字に強いことだけをアピールしている
私が貴社を志望した理由は、自身の数字に強いという特技を活かせると思ったからです。
私は昔から数学が好きで、将来は数字を扱うような仕事に就きたいと考えておりました。貴社のサービスの主軸は金融商品を紹介することであり、それに伴った数字を扱う業務が多くあるかと推察いたします。
そういった業務に関しましても、自身の数字に強いという長所を活かし、貢献できると確信しております。
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数字に強いことだけしかアピールできておらず、就活生の人となりも、なぜこの企業に入りたいのかといった理由も弱いため、これでは書類選考には通りにくいでしょう。
②経済にかかわりたいことだけをアピールしている
私はが貴社を志望した理由は、経済に深くかかわるような仕事がしたいと思ったからです。
将来はどんな仕事をしたいかと考えたときに、個人で完結するような仕事よりも、大きな規模の仕事がしたいと思っておりました。そして、それならば世界中の情勢とリンクしている経済にかかわるような仕事が自分に向いているだろうと考えた事が志望するに至ったきっかけです。
大学では経済学を学んだため、その知識を活かして貴社に貢献したいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
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金融業界の仕事は経済にかかわっていることに間違いはありませんが、全ての仕事が経済にかかわっているわけではありません。志望動機がただ経済にかかわりたいだけでは内容も抽象的で、評価も上がらないでしょう。
③待遇についてばかり言及している
貴行を志望した理由は、他の銀行と比べても貴行は高水準の給与を社員に支払っており、充実した私生活が送れそうだと思ったためです。
私は昔から働く事が好きで、高校生の時からさまざまなアルバイトを経験してきました。アルバイトを選ぶ時の基準はいかに時給が高いかで選んでおり、効率的に多くの収入を得ていたおかげで私生活も充実していました。そういった過去の経験を踏まえて、今回の就活においても待遇面を判断基準としており、貴行は自身の求めている待遇にマッチしております。
これまでのアルバイト経験で培われたコミュニケーション能力で貴行の業績向上に貢献したいと考えています。
キャリア
アドバイザー
企業選びにおいて待遇面を確認することは非常に大切ですが、志望動機で待遇についてばかりで確認していては入社意欲が低いと判断されてしまい、まず書類選考は通らないでしょう。
魅力的な志望動機を作るには添削も必要
なんども内容を推敲して完成度の高い志望動機が作れたとしても、見逃してしまっているミスが残っているものです。そういった小さなミスを見逃さず、内容をより良くするためには、添削が効果的です。就活エージェントや大学のキャリアセンターで添削をしてもらうことができますが、ポイントを押さえればセルフ添削をおこなうこともできます。
この後ではセルフ添削で押さえておきたいポイントをチェックリストとともに解説していますので、ぜひ参考にしてください。
金融業界の志望動機最終チェックリスト
- 誤字脱字はないか
- まず結論から伝えているか
- 根拠となる具体的なエピソードはあるか
- 具体的なキャリアプランに言及しているか
志望動機をセルフ添削する際は、上記のチェックリストを参照しながら内容の確認を進めましょう。ここを押さえるだけでミスの見逃しを一気に減らすことができます。
さらに効果的なセルフ添削をおこないたいのであれば、一晩寝かせて翌日に内容を確認してみたり、紙に印刷して声に出して読んでみたりしましょう。書いているときには気づくことのできなかったミスに気づくことができるでしょう。
なお、もし提出後に誤字脱字が見つかってしまったときはこちらの記事で解説されている対処法が効果的です。
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履歴書の誤字・脱字はその後の対策が最重要|予防策も紹介
履歴書の誤字によって選考が不利になる場合があるのは知っていますか?今回は履歴書の誤字が与える企業からの評価の影響や、提出後に誤字に気が付いた場合の対処法をキャリアアドバイザーが詳しく解説します。履歴書の誤字脱字を防止する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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魅力的な志望動機を作って憧れの金融業界で働こう!
金融業界は志望する就活生が毎年絶えない人気の業界のため、倍率も高く求められる志望動機のレベルも高くなります。しかし、魅力的な志望動機を作るためのポイントを押さえて作成することができれば、書類選考突破の確率は飛躍的に上がるでしょう。
「なぜ金融業界なのか」「なぜその企業なのか」といった部分を、自分なりの視点で根拠を示して説明できるようになっておけば、書類選考のみならず、その後につづく選考の全てにおいて役に立ちますよ。独自性のある魅力的な志望動機で他の就活生に差を付けて選考を突破しましょう。
約束を守るということは法律の遵守といった側面も持つため、金融や経済の法律を学んできた人はその経験もアピールポイントになりますよ。