身振り手振りを面接で正しく使う方法|好印象を与えるテクニック

この記事のアドバイザー

塩田 健斗

大学卒業後、ポート株式会社に新卒として入社。メディア広告の営業とマーケティングを兼任。2年目からキャリアアドバイザーへジョブチェンジし、異動後1年で就活シェアハウス事業の責任者として事業運営。入社後、ご自身の選択を正解にしたいと思えるようなキャリア選択のサポートをします。

桑原 翔

大学卒業後、アミューズメント業界にて接客と店舗管理、人材教育を行いました。その後、不動産業界に入社し半年で2億円を売り上げる。人の教育や悩みの相談に乗ることでその人の人生のきっかけになりたいと思い人材業界に転身。1人で抱え込まずに気軽にまずはご相談をしてください。

コラムの目次

  1. 身振り手振りを使って意思疎通を図ろう
  2. 身振り手振りを使って話すメリット3つ
  3. 身振り手振りを使って話すデメリット2つ
  4. 身振り手振りのやり過ぎはNG
  5. 身振り手振りを使いたいシーン2つ
  6. 身振り手振り以外の面接で好印象を与えるテクニック
  7. 身振り手振りは正しいタイミングで使うことが大切

身振り手振りを使って意思疎通を図ろう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「身振り手振りをしながら話すくせがあるのですが、大丈夫でしょうか?」
「面接では身振り手振りを使って話すべきですか?」

という声を多く聞きます。私がこれまで会ってきた就活生の中にも、身振り手振りを交えて話す学生は多くいました。身振り手振りを交えて一生懸命話す就活生には、熱意ややる気を感じるものです。

そもそも身振り手振りとは何でしょうか?Weblio辞書によると「意思の疎通を図るために、言葉ではなく体全体や手の動作で意志や感情を表現することを意味する語。「ジェスチャー」や「ボディーランゲージ」とほぼ同義である。」とあります。

「面接では身振り手振りを控えるべき」という人もいますが、上手に使えばアピールに役立つことがわかりますね。この記事では、身振り手振りが相手に与える印象やメリットなどをご紹介していきます。身振り手振りを上手に使って面接官とのコミュニケーションを円滑にしましょう。

身振り手振りを使って話すメリット3つ

上記で身振り手振りは意思疎通を図るためにおこなうと紹介しましたが、コミュニケーションにおいて具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。身振り手振りをしながら話すメリットを知っておくことで、どのような場面で使うのが効果的か考えてみましょう。

①注目してもらいやすい

身振り手振りを使うことで面接官の注目を集めやすいです。ただ発言するだけでは声しか印象に残りませんが、身振り手振りをつけると声と体の動きの両方が印象に残ります。選考を突破するには、まずは面接官に覚えてもらうことが大切です。身振り手振りを使うことで、覚えてもらいやすくなるでしょう。

特にグループ面接だと、他の就活生との差別化になります。グループ面接は一次面接など初期の段階でおこなわれることが多いので、面接官からすると見分けがつかないことがほとんどです。そんな中、身振り手振りを使って話すことは面接官に対するアピールになります。

②感情を伝えやすい

身振り手振りは、自身の言葉や感情を表現する方法のひとつです。全く同じ情報でも、身振り手振りの有無で伝えられる情報量は違います。手や体の動きで感情を伝えられるのは大きなメリットでしょう。よりインパクトのあるアピールをしたい時には、身振り手振りがプラスに働きます

例えば過去の経験を語る場合、淡々と語るよりも、身振り手振りを付けて述べたほうがその時の感情や興奮を再現しやすいです。ただ、気持ちを身振り手振りで表現するとなるとオーバーになりやすいので注意しましょう。

③緊張がほぐれやすい

身振り手振りを使って話すと、自身の緊張がほぐれやすいこともメリットのひとつです。椅子に座って固まったままだと、息苦しく感じてリラックスできない状態が続きます。そこで、身振り手振りを使いながら手や体を動かすと、こわばっていた身体がほぐれて何もしないよりも落ち着くことがあります。

体がリラックスすると心もリラックスしてきて、結果的に緊張をほぐしやすくなるでしょう。面接特有の雰囲気に飲まれていつも緊張してしまうという人は、意識的に身振り手振りを使ってみるのがおすすめです。緊張をほぐして落ち着いて話すことができれば、面接官とのコミュニケーションも円滑になりますよ

身振り手振りを使って話すデメリット2つ

身振り手振りにはデメリットもあります。使い方次第ではマイナスの印象を与えてしまうこともあるため、注意しなければなりません。せっかく素晴らしい内容でアピールできていても、伝え方によっては高い評価を得られなくなる可能性があります。身振り手振りでマイナスの印象を与えないためにも、デメリットを把握しておきましょう。

①落ち着きがないと思われる

身振り手振りを交えると感情を表現しながら話せますが、多すぎると落ち着きがない印象を与えてしまいます。せっかちな印象を与えてしまうことも多く、不快感を示す面接官もいるでしょう。特に冷静な判断力や落ち着きが求められる業界では、大きくマイナスなイメージを与える可能性が高いです。

お堅い業界である金融系や、ラグジュアリー向けのサービスの場合は、マイナスに働きやすいため注意が必要です。感受性の豊かさが裏目に出ることもあるため、過剰な身振り手振りは控えましょう。自分がどのくらい身振り手振りをしているかわからないという人は、カメラで撮影してみるのがおすすめです。

②大雑把な人と思われる

大雑把な人と思われやすいことも、身振り手振りのデメリットです。体の動きが多い、あるいは大きすぎると細かい作業や気配りが苦手な印象を与えかねません。集団面接の際にも身振り手振りは有効ですが、隣の人に腕や手が当たると配慮が足りない印象を与えてしまいます

身振り手振りが多いと注目されやすく、面接以外での振る舞いも見られます。入室から退室までの動きや面接中の振る舞いも見られるため、荒削りなところがあると何もしないよりも見つかりやすくなるかもしれません。マナーを守って礼儀正しく振る舞うようにしましょう。

身振り手振りのやり過ぎはNG

このように、身振り手振りにはメリットがありますが、やり過ぎはNGです。身振り手振りのやり過ぎには、以下のようなものがあげられます。

やり過ぎな印象を与える身振り手振り
  • ひとつひとつの動作が大きく手の動きが早い
  • 面接中ずっと身振り手振りをする

これらは、相手に落ち着きのなさを感じさせます。特に、動作が大きく手の動きが早いと大げさな印象を与え、あまりいい印象をもたれません。内容が充実していないとなおさらです。身振り手振りをする時は、手を動かす範囲を広げすぎないようにしましょう

また、面接中ずっと身振り手振りをするのも控えましょう。相手にずっと身振り手振り話されて、話に集中できなかった経験はありませんか?「身振り手振りはメリットがあるからたくさん使おう」と思う就活生もいるかもしれませんが、それでは効果が半減します。

キャリアアドバイザーコメント

大げさすぎると落ち着きのない印象を与えてしまう

面接で身振り手振りを使って話す学生さんもいますが、大げさ過ぎると落ち着きのない印象を与えやすいです。嬉しい気持ちを表す時に身振り手振りが入るのは自然な印象が持てるのでいいですが、時系列を説明する時に手が動きやすい、面接の半分で手が動いてしまうなどは、聴き手も気になって仕方ありません。

オーバーリアクションではなく、癖になっています。正しいマナーは、男性は拳を膝のにのせる、女性は手を重ねるです。落ち着きがないと心当たりのある方は、拳や重ねた手に力を入れて姿勢をキープしてください。軽減できます。身振り手振りは、嬉しかったことや楽しかったエピソードの時がいいと思います。

身振り手振りを使いたいシーン2つ

上記で紹介したように、身振り手振りはシーンを限定して使うのがコツです。常に身振り手振りを使って話すと大げさな印象を与え、演技っぽくなってしまいます。面接官の目に演技っぽく映ると、志望動機や自己PRなどの重要な内容も「本当かな?」と思われてしまうかもしれません。特定のシーンに限定して身振り手振り使うことで効果的にアピールしましょう。

数や規模を表現したいとき

身振り手振りを使って伝えるメリットは、言葉だけでは伝えられない情報を提示できることです。数や規模を表現したい時に使えば、より明確なイメージを持たせやすくなります。例えば「大量だったこと」を伝えたい場合、手を使って規模の大きさを示したほうが、言葉だけで伝えるよりも相手にイメージしてもらいやすいです

基本的に、何かをアピールするときは数字を使うと相手に伝わりやすくなります。「アルバイトで売上を1.5倍にしました」のように具体的な数字を使うと、面接官がイメージしやすくなるのです。この時、両手を胸の前で小さく広げるような身振り手振りをすると印象に残りやすくなります。

アピール内容を強調したいとき

面接は面接官の質問に答えるという流れで構成されるので、どうしても声や話し方が平坦になりがちです。しかし「ここは強調したい」と思っても、いきなり大きな声を出したり声を高くしても驚かれてしまいますよね。そこで、面接を通してこれだけは絶対に伝えておきたい、覚えておいてほしいと思うことは、身振り手振りを使ってアピールしましょう。

例えば選挙演説をする政治家は、身振り手振りを使って必死に何かを訴えますよね。強調したいところで人差し指を立てたりガッツポーズをしたり。これはオーバー過ぎるので面接には向きませんが、アピール内容を強調するために身振り手振りを効果的に使うことは共通しています。

キャリアアドバイザーコメント

桑原 翔

身振り手振りは数字の強調にピンポイントで使おう

最初に覚えていて頂きたいのは、身振り手振りをしすぎることは「落ち着きがない学生」と評価されてしまい、決していい評価は得られません。しかし、ピンポイントで身振り手振りを付けることはスマートに見られることでしょう。

では、どのくらいが丁度いいのか言葉で伝えるのはなかなか難しいですが、「数字に対してピンポイントに使う」これを意識してください。例えば「私の強みは3つあります。」この時の「3」に使います。数字を発言した際に、手を数字の指に変えて強調させること。これを行うだけでも非常にスマートに見えると思います。

身振り手振り以外の面接で好印象を与えるテクニック

メラビアン

皆さんはメラビアンの法則を知っていますか?メラビアンの法則とは、話し手が聞き手に与える影響は「言語情報:7%」「聴覚情報:38%」「視覚情報:55%」の3つで構成されるという概念です。ここでいう視覚情報とは見た目の印象や表情、態度や仕草のことです。

つまり、態度や仕草を工夫することで効果的にいい印象を与えることができます。ここまで身振り手振りについてご紹介してきましたが、他にも面接で好印象を与える態度や仕草があるので見ていきましょう。

口角を上げる

無愛想な人と笑顔な人がいたとしたら、笑顔な人にいい印象を持ちますよね。面接官も同じで、笑顔な就活生には好印象を持ちます。しかし、緊張する中ずっと笑顔を作るのは難しいですよね。そこでおすすめなのが、口角を上げておくことです。口角を上げておくと自然に表情を明るく見せることができます

鏡を見るとわかるのですが、この瞬間も口角が下がってしまっていませんか?口角が下がるとむすっとしているように見え、マイナスの印象を与えてしまいます。口角を少し上げるだけでもにっこりした表情になり、明るく見えます。普段から常に口角を上げるようにしておくと、面接中も自然にできるようになりますよ。

相づちを打つ

面接は就活生だけが話すものと思われがちですが、面接官も企業や自分の仕事について話すことがあります。その時に心がけたいのが、相づちを打つことです。話している時に無反応で聞かれるのと「うん、うん」とうなずきながら聞かれるのでは、どちらが話しやすいですか?

ほとんどの人が、うなずきながら聞かれる方が話やすくなるのではないでしょうか?好かれる聞き上手の「相づち」テクニックはこれだによると、相手の話すスピードに合わせてうなずくことが相づちのポイントだそうです。これだけで相手は「息が合っている」「相性が良い」と感じるようです。ただし、相づちし過ぎるのはNGなので気をつけましょう。オーバーすぎると「ばかにされている」「ちゃんと話を聞いていない」と思われてしまいます。

キャリアアドバイザーコメント

塩田 健斗

相づちを打ち過ぎると面接官が話しづらくなる

相づちを打ち過ぎることは避けましょう。相手の話を聞いていることをアピールするために頷いたり相づちを打つのはOKですが、極端にやりすぎると「内容が頭に入っているのか」と疑問に思われたり、面接官が話しづらくなります。適度に相づちを打つことが好印象を与えるコツです。

こちらの記事では、視覚情報に含まれる身だしなみやマナーをイラストで詳しく紹介しています。一次面接対策の内容になっていますが、二次や最終前のチェックにも役立つので、ぜひ参考にしてみてください。

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身振り手振りは正しいタイミングで使うことが大切

身振り手振りは意思疎通を図るものであり、上手に使うことで面接官とのコミュニケーションを円滑にします。注目されやすくなったり緊張がほぐれたりするメリットがあるので、上手に取り入れて使いましょう。効果的に使うには、面接中ずっと身振り手振りをして話すのはNGです。

常に身振り手振りを使って話すと、落ち着きのない印象や嘘っぽい印象を与えてしまいます。「数や規模を表現したいとき」「アピール内容を強調したいとき」などのシーンに絞って身振り手振りを使いましょう。また、身振り手振り以外にも「口角を上げて話す」「相づちを打つ」などのテクニックも使えばさらに好印象を与えることができます。

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