目次
- 圧迫面接は対策できる! 有効な対処法を理解して備えよう
- 企業の意図を理解しよう! 圧迫面接をする3つの理由
- ①ストレス耐性を見極めるため
- ②対応力があるかどうかを確かめるため
- ③本音を引き出すため
- 圧迫面接のストレスを最低限にする事前対策
- 圧迫面接を受けたシーンを想定して練習する
- 「なぜ?」と何度も深掘りされた場合に回答できるようにする
- その場でできる! 圧迫面接を受けたときの4つの対応法
- ①イエスバット法で話す
- ②返答に困ったときは意図を確認する質問で返す
- ③不必要な質問には回答しない意思を示す
- ④どうしてもつらい場合は途中退室する
- 事前に傾向を知っておこう! 圧迫面接の5つの特徴
- ①面接官が退屈そうな態度をする
- ②面接官が高圧的な態度をとる
- ③面接官が否定的なことを言う
- ④必要以上に大きな声を出す
- ⑤面接とは関係のない回答しにくい質問をされる
- 圧迫面接の際にされがちな質問と3つの回答例文
- 例文①うちの会社向いてないんじゃないですか?
- 例文②誰でもできるんじゃないですか?
- 例文③不採用になったらどうしますか?
- 圧迫面接への適切な対処法を理解し堂々と面接に臨む心構えをしよう!
圧迫面接は対策できる! 有効な対処法を理解して備えよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、
「圧迫面接をされたら、どのように対応すれば良いのでしょうか?」
「圧迫面接は何のためにおこなわれるのですか?」
といった質問を受けることがあります。圧迫面接とは面接官があえて威圧的な態度を取ったり、答えづらいような質問をしたりする面接手法のことです。近年は減少傾向にあるものの、圧迫面接をおこなう企業は現在も一定数存在します。
「応募先企業が圧迫面接だったらどうしよう……」といった不安もあるでしょうが、圧迫面接は事前に対策しておけば十分に乗り越えられます。万が一圧迫面接に遭遇した場合でも冷静に対応できるよう、この記事を通じて有効な対策や対処法を理解しておきましょう。
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企業の意図を理解しよう! 圧迫面接をする3つの理由

就活生
そもそもですが、なぜ圧迫面接をおこなう企業があるのでしょうか? コンプライアンスが重視される昨今においては、リスクしかないような気がするのですが。

キャリア
アドバイザー
良い着眼点ですね。圧迫面接をおこなう企業には、さまざまな意図があります。
圧迫面接の対策を考えるためには、企業側の意図を把握しておくことが大切です。まずは、企業が圧迫面接をする理由について解説していくので、ここでしっかりと理解しておきましょう。
①ストレス耐性を見極めるため
圧迫面接をあえておこなう企業には、就活生のストレス耐性を見極めたいという意図があります。
ストレス耐性とは、ストレスを適切に対処する能力のことです。ストレス耐性が高い人はストレスを抱えにくく、ストレス耐性が低い人はストレスの影響を受けやすい傾向にあります。
社会に出れば業務の責任や納期、職場内外の人間関係やクレーム対応など、さまざまなストレスがかかります。ストレス耐性が低いと休職や退職につながる可能性も高くなるため、面接中にあえて威圧的な態度を取ったり厳しい質問をしたりすることで、就活生のストレス耐性を見極めようとしているのです。
- 厳しい質問に対して、前向きな回答ができるか
- 高圧的な態度に対して、萎縮せずに対応できるか

キャリア
アドバイザー
圧迫面接は特に営業職や販売職といった、クレーム対応の多い職種の採用面接でおこなわれる傾向にありますよ。
面接でストレス耐性を聞かれた際の答え方や回答例については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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面接でストレス耐性を問われることは多い こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「面接でストレス耐性はありますかと聞かれるのはなぜですか?」「何を根拠に、ストレス耐性の高さを答えればいいんでしょうか?」 企業は採用 […]
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②対応力があるかどうかを確かめるため
圧迫面接をあえておこなう企業には、就活生に対応力があるかどうかを確かめたいという意図もあります。
仕事をしていれば想定外の事態が発生したり、理不尽な状況に直面したりすることは少なくありません。そのため、企業は面接中にあえて想定外の質問や否定的な発言を投げかけ、それに対しどのように反応をするかを見ることで、就活生の対応力の有無を確かめようとしているのです。
- 想定外の質問に対して、沈黙せずに適切な回答ができるか
- 否定的な発言に対して、感情的にならずに冷静に対応できるか
③本音を引き出すため
あらかじめ用意された回答や表面的な回答だけでは、企業側も就活生の本音を把握するのは困難です。そのため、企業によっては就活生の本音を引き出すために、圧迫面接をおこなうこともあります。
人はプレッシャーがかかると本音を言いやすくなる傾向があるため、企業はあえて圧迫的な質問を投げかけることで、就活生の本音や深層の価値観を探ろうとしているのです。
- 想定外の質問に対して、一貫性のある回答ができるか
- 価値観や動機に矛盾がないか
圧迫面接のストレスを最低限にする事前対策

就活生
圧迫面接では、ストレス耐性や対応力などが見られているのですね。

キャリア
アドバイザー
はい。圧迫面接はいわば企業側の演出なので、嫌なことや厳しいことを言われても、真に受ける必要はありませんよ。

就活生
なるほど。ただ、演出とわかっていても、面と向かって厳しいことを言われるのは精神的な負担が大きそうですね……。

キャリア
アドバイザー
その点については、多くの就活生が不安を抱えています。圧迫面接のストレスを抑えるには、事前の対策が必要ですよ。
圧迫面接は通常の面接よりも、精神的な負担が大きくなりがちです。ここからは、圧迫面接のストレスを最低限にする事前対策について解説していくので、順にチェックしていきましょう。
圧迫面接を受けたシーンを想定して練習する
圧迫面接のストレスを抑えるためには、圧迫面接を受けたシーンを想定した練習、いわゆる「予行演習」をおこなっておきましょう。
予行演習を通じて事前に圧迫的な質問や雰囲気に慣れておくことで、精神的な耐性がつき、当日のストレスを軽減できる効果に期待できます。
- 鏡の前で自分の表情をチェックしながら、圧迫的な質問への受け答えの練習をする
- イメージトレーニングで圧迫面接の一連の流れを思い描く
- 模擬面接を実施して、あえて厳しい質問をしてもらう
上記のなかで特におすすめなのが、模擬面接です。模擬面接は本番に近い雰囲気を体験でき、面接官役の人からフィードバックももらえるため、不安が大きい人は積極的におこなってみましょう。
模擬面接のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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「なぜ?」と何度も深掘りされた場合に回答できるようにする
圧迫面接のストレスを最小限に抑えたいのであれば、「なぜ?」と何度も深掘りされた場合にも落ち着いて回答できるようにしておきましょう。
圧迫面接ではこちらの回答に対して、「なぜ?」と何度も深掘りされる傾向にありますが、それには「就活生の人柄や価値観を正しく見極めたい」という意図があります。その点を理解したうえで、面接官からの深掘りに対応できるようにしておけば、本番でも圧迫と感じにくくなります。
深掘り質問に回答できるようにするには、徹底した自己分析が欠かせません。自問自答も繰り返しつつ、本番までにしっかりと自己理解を深めておきましょう。
- 今までを振り返り時系列で書き出す
- 自分の思考を具現化する
- 自己分析ツールを用いる
自己分析のやり方については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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その場でできる! 圧迫面接を受けたときの4つの対応法
圧迫面接ではおもにストレス耐性や対応力がチェックされるため、圧迫面接に遭遇したときは冷静に対応することが大切です。
ここからは、圧迫面接を受けたときの4つの対応法について解説していくので、これらをうまく活用しながら臨機応変に対応していきましょう。
①イエスバット法で話す
圧迫面接で何を言っても否定される場合には、「イエスバット法」というトークスキルを使うのがおすすめです。イエスバット法とは、相手の意見をいったん「yes」と肯定してから、「but」と自分の意見を伝える話し方のことです。
面接官)あなたはうちの会社では活躍できないんじゃない?
就活生)確かに、今はそうかもしれません。しかし、目の前のことに一生懸命向き合えるのが私の強みなので、5年後にはチームを引っ張る人材として活躍できる自信があります。
イエスバット法を用いることで、面接官との対立を避けつつ自己主張ができるため、冷静かつ論理的に話せる人材として評価されやすくなります。
感情的になるのは避けよう
面接官から否定的なことばかり言われると、イラっとしてしまう人もいるかと思いますが、そこで感情的になるのは避けましょう。
- 強い口調で反論してしまう
- むっとした表情になってしまう
- 眉間にしわが寄ってしまう
企業が圧迫面接をおこなう意図は、就活生のストレス耐性や対応力を測ることです。面接中に苛立ちや反発心を露わにしてしまっては、「ストレス耐性や対応力に欠けている」と判断され、大きなマイナス評価につながります。
「圧迫面接は感情的になったら終わり」と言っても、過言ではありません。頭に血が上りそうになったときは一呼吸おくなどして、常に冷静さを保つようにしましょう。
②返答に困ったときは意図を確認する質問で返す
面接中に圧迫的な質問をされて返答に困ったときは、意図を確認する質問で返すのも一つの方法です。
面接官)あなたみたいな人が、うちの会社で活躍できると本気で思っているの?
就活生)申し訳ございません、私みたいな人というのは、具体的にどのような点を指しておっしゃっているのでしょうか?
返答が難しい質問に対して無理に回答しようとすると、失言につながるリスクがあります。それよりも意図の確認という形で質問を返したほうが、意図を理解しようとする前向きな姿勢を示しつつ、適切な回答のヒントを得ることができます。
萎縮するあまり無言になるのは避けよう
面接官から圧迫的な質問をされれば、誰しも動揺するものです。とはいえ、萎縮するあまり無言になるのは避けましょう。
面接官は就活生の対応力の有無を見るために、あえて回答が難しい質問を投げかけてきます。そのため、ここで萎縮して無言になってしまうと、「対応力がない」と判断されてしまいます。
圧迫的な質問に対しては、前述の意図を確認する質問で返す方法も活用しながら、自分の言葉で回答しようとする誠実な姿勢を示すことが大切です。
③不必要な質問には回答しない意思を示す
圧迫面接では面接とは関係のない質問をされるケースもありますが、その場合は回答しない意思を示すようにしましょう。
プライバシーの侵害やハラスメントにあたるような質問については、適切に線を引くことが重要です。礼儀正しく拒否することで、社会人として適切な対応力と境界線を持っていることを示すことができます。
面接官)今付き合っている人はいますか?
就活生)申し訳ございませんが、業務に直接関係のない私的なご質問については、回答を控えさせていただきます。
④どうしてもつらい場合は途中退室する
人格を否定されたり差別的発言を受けたりするなど、あまりに精神的苦痛が大きい場合は、最終手段として途中退室するのも一つの手です。
残念ながら、なかには「圧迫面接はいわば演出なのだから、どのような振る舞いをしても問題ない」といった、誤った解釈をしている企業も存在します。そのような企業の圧迫面接を無理に最後まで受けようとすると、強いトラウマが残り、後々の就活に悪影響を及ぼす可能性があります。
面接の途中退室は極力避けるべきですが、自分のメンタルを守ることが最優先です。どうしてもつらい場合は事情と謝罪を述べたうえで、途中退室の許可を得るようにしましょう。
大変恐縮ですが、御社の面接の進め方に違和感を覚えたため、本日はここで退席させていただきます。貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!圧迫面接にうまく対処できない人へのアドバイス
好印象を残すことだけ考えよう
雰囲気に圧倒されてうまく対処できないと感じたら、意識すべきは「最後まで良い印象を保つこと」です。たとえ質問に対して言葉が詰まったり、思うように回答できなかったりしても、最後まで笑顔を忘れず、前向きな姿勢でいることを心がけてください。
プレッシャーのなかでも投げやりにならず、コミュニケーションを取ろうと努力する姿勢を見せることができれば、たとえ回答が要領を得ないものだったとしても悪い評価にはならない可能性もあります。
事前に傾向を知っておこう! 圧迫面接の5つの特徴
圧迫面接にはいくつかの特徴があります。事前に特徴を知っておけば、本番でも圧迫面接かどうかの判断がしやすくなり、落ち着いて対応できるようになるはずです。
ここからは、圧迫面接の5つの特徴について解説していくので、事前に傾向を把握しておきましょう。
①面接官が退屈そうな態度をする
圧迫面接で多いのが、面接官がわざと退屈そうな態度をとることです。具体的には、以下のような態度が挙げられます。
- ほおづえをつきながら話を聞く
- 激しく貧乏ゆすりをする
- ため息をつく
- あくびをする
- 無視する
- スマートフォンをいじる
- 下を向いたまま反応しない
一見するとどれも非常識な態度に見えますが、圧迫面接ではあえて興味のなさそうな表情や姿勢を取ることで、就活生の反応を見ています。空気が悪いと感じるなかでも、冷静に自己表現を続けることが重要です。
②面接官が高圧的な態度をとる
面接官が高圧的な態度をとることも、圧迫面接でよく見られる特徴の一つです。具体的には、以下のような態度が挙げられます。
- ふんぞり返った姿勢で座っている
- 腕組みをしてこちらをにらんでくる
- 舌打ちをする
- 怒ったような口調で話す
圧迫面接ではあえて高圧的な態度でプレッシャーをかけることで、「冷静さを保てるか」「毅然と対応できるか」といった点を見ています。面接官の反応に萎縮せず、自信を持って話すことが重要です。

キャリア
アドバイザー
ただし、なかには無意識に高圧的な態度を取る面接官もいるため、あくまでサインの一つとして捉えるようにしましょう。
③面接官が否定的なことを言う
面接官が否定的な発言を繰り返す場合も、圧迫面接である可能性が高いと言えます。否定的な発言としては、たとえば以下のようなものが挙げられます。
- うちの会社に向いてないんじゃない?
- それ意味ある?
- 違うでしょ
- 入社してもすぐ辞めるんじゃない?
- 君みたいな性格の人は活躍できないよ
- どこも内定くれないんじゃない?
- 良いところないね
- もう帰っていいよ
もちろん根拠のある批判であれば、真摯に受け止める必要がありますが、圧迫面接は就活生の反応を見るために、ただ頭ごなしに否定してくるだけです。決して感情的にならず、建設的な対話を心掛けましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!圧迫面接してくる企業に対して持つべき心がまえ
動じない心や度胸を示そう
圧迫面接をする企業はもちろん存在します。しかし、圧迫面接=社風が悪い、冷たいというわけではありません。
なぜなら、社会人になって仕事をしていくなかで上司や取引先から問いただされることや、圧迫感のある接し方をされる可能性もあるのです。それを想定したうえでの、適性や覚悟感を見られている場合もあります。
圧迫面接と感じた場合は、それに対してまったく動じないことを態度で示すと良いと思います。働く上ではストレスも多くあることをしっかりと認識できていれば、企業からの印象が逆によくなることもあります。問い詰められても絶対に動じない! という強い意志を持って対応できるようにしっかりと準備をしておきましょう。
④必要以上に大きな声を出す
圧迫面接の特徴としては、面接官が必要以上に大きな声を出すことも挙げられます。もちろん声量には個人差があるため、判断が難しいところではありますが、「突然声を荒げる」「大声で詰問してくる」といったケースは圧迫面接の可能性があります。
このようなケースでは、「不測の事態にどう対応するか」といった点を見られていることが多いです。相手の言葉をしっかりと聞き、質問の意図に沿った回答をするようにしましょう。
⑤面接とは関係のない回答しにくい質問をされる
面接とは関係のない質問をされる場合も、圧迫面接の可能性があります。圧迫面接では面接官があえて業務や選考に直接関係のない質問をして、こちらの動揺を誘ってくることがあります。
- 今付き合っている人はいる?
- 何かおもしろいことできる?
- 家族の年収は?
回答しにくい質問をあえて投げかけることで、面接官は就活生の対応力を見ています。不快に感じた場合であっても感情的にならず、冷静かつ丁寧に回答をかわすようにしましょう。
40点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。
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今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。
圧迫面接の際にされがちな質問と3つの回答例文
ここからは、圧迫面接の際にされがちな質問とその回答例を3つ紹介します。
圧迫面接では意図的にいじわるな質問がされるので、面接官の意見に流されないよう注意してください。また、反論する際は面接官を言い負かそうとするのではなく、自分の意見を聞いてもらうことを大切にしましょう。
他の圧迫面接の質問例も参考にしたい場合は、以下の記事をチェックしてみてください。
関連記事
圧迫面接の質問例6選|乗り越える対策方法も解説
圧迫面接は対策をすることで乗り越えることが可能です。今回は圧迫面接の質問例6選を紹介していきます。企業が圧迫面接をする目的や、圧迫面接の特徴なども、キャリアアドバイザーが解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
記事を読む

例文①うちの会社向いてないんじゃないですか?
面接官に「向いてない」と言われた場合は、同調せずに反論する姿勢を見せましょう。ここで面接官に合わせて「そうですね」と認めてしまうと、それが本音だと思われてしまいます。
「その程度の志望意欲か」と思われてしまってはもったいないので、「自分は向いていると思う」とアピールしましょう。その際は、理由もしっかりと伝えることが大切です。
面接官:あなたはうちの会社に向いてないんじゃないですか?
就活生:私は向いていると思っています。なぜなら、御社が掲げる「時代をつくる企業に」を叶えるために、誰よりも貢献できる自信があるからです。私は学生時代にフリーペーパーを自主制作しており、世の中の出来事に常にアンテナを張り巡らせていました。持ち前の企画力と発信力を活かして、御社で活躍したいと考えております。
キャリアアドバイザーが読み解く!「向いていないのでは」という質問の意図とは?
志望理由を深掘りするためである場合も
「うちの会社向いてないんじゃない?」と言われてしまう要因の一つとして、志望度や志望企業である理由が伝わっていないことがあります。
その場合、企業としては本人が入社後に後悔しないよう聞いている場合があります。この質問をされた場合は「否定されているのではなく、伝えきれていない」という可能性を考えてみてください。
企業の求めている人物像(活躍している人の特徴)や、なぜ他社ではなくその企業がいいのか、「他社と比較しての魅力」を伝えてみましょう!
例文②誰でもできるんじゃないですか?
自分がやってきたことに対して「誰でもできるのでは?」言われた場合は、イエスバット法で切り抜けましょう。具体的には、面接官の主張を一度認めたうえで、どんなことを大切にし、どのように行動してきたのかを伝え、自分ならではの経験談を話しましょう。
自分が一生懸命やってきたことを否定されるのは不快かもしれませんが、顔や態度に出さないよう気を付けてくださいね。
面接官:バイトリーダーは誰でもできるんじゃないですか?
就活生:確かに、誰でもできることかもしれません。しかし、私はバイトリーダーとして全員が働きやすい職場を目指し、アルバイト一人ひとりと向き合うことを大事にしてきました。私自身もバイトリーダーの経験を通して成長できたので、誰がやるかよりもどうやるかが重要だと考えています。
例文③不採用になったらどうしますか?
この質問は本当に不採用にしようとしているのではなく、入社意欲を確かめたいという意図があります。そのため、入社意欲が高くやる気があることを伝えましょう。「諦めます」「違う企業を受けます」といった、ネガティブな回答はNGです。
面接官:不採用になったらどうしますか?
就活生:不採用になることは考えたくありません。私は御社が第一志望であり、絶対に入社したいと思っております。もし不採用になった場合には、理由をお伺いしたうえで改善に向けて努力し、再度チャレンジさせていただきたいです。
圧迫面接への適切な対処法を理解し堂々と面接に臨む心構えをしよう!
圧迫面接は就活生のストレス耐性や対応力を測るために、あえて感情を揺るがすような言動をしているに過ぎず、決してあなたの存在を否定しているわけではありません。
その点を理解しておけば、万が一圧迫面接に遭遇した際も取り乱さずに対応できるようになります。今回解説した内容を参考にしながら、圧迫面接への適切な対処法を理解し、自信を持って面接に臨むようにしてくださいね。

キャリア
アドバイザー
いろいろ解説しましたが、何よりも大切なのはあなたの心です。強いストレスを受けたときは無理をしないこと。本当につらいときは退室をしても大丈夫です。それほどのダメージを与えてくる企業は入社してからも苦労する可能性もあります。

就活生
そうですよね。でもつらいからといって辞めてしまったら後で何か言われそうです。

キャリア
アドバイザー
どうしてもつらくて退室したり、辞退したとしましょう。それによって何か選考先からひどいことを言われるようなことがあれば、迷わずキャリアセンター、エージェント、親や友人に相談してください。必ず味方になります。
あなたに非はありません。そう捉えたうえで、ストレスを抱えたときはすぐに相談をすること。これだけは覚えておいてくださいね。

就活生
わかりました! 少し心が軽くなりました。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!圧迫面接に不安を抱えている人へのアドバイス
キャリアアドバイザー
川﨑 瑛久
プロフィールをみる圧迫面接をする背景を理解し落ち着いて臨もう
圧迫面接に遭遇してしまったらどうしよう、と心配な人に知っておいてほしいのは、企業はあなたに意地悪をするために圧迫面接をしているわけではないということです。
企業はあくまでもあなたのストレス耐性を確認するために、業務の一環として圧迫面接をしています。「意地悪されている」ととらえるのではなく、「覚悟を見られているのだ」ととらえ、自信を持って本番に臨みましょう。