英語の面接で必ず聞かれる10個の質問|回答例から対策まで解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. 英語での面接も流れを理解して準備をしておけば突破できる
  2. 押さえておこう! 企業が英語で面接をおこなうときの評価ポイント
  3. 英語を母国語とする人とも関係性を構築できそうか
  4. 会議などで自身の考えや意見を英語で伝えることができるか
  5. 英語の面接をおこなう企業の3つの特徴
  6. 海外に事業展開をしている企業
  7. 英語を日常的に使っている企業
  8. 英語自体を商品やサービスとして提供している企業
  9. 英語での面接の形式は企業によって異なる
  10. 英語での面接の前に必ずやっておきたい4つの準備
  11. ①回答を第三者にチェックしてもらう
  12. ②録音して英語の発音をチェックする
  13. ③英語面接の対策本を活用してフレーズを確認する
  14. ④オンライン英会話などを活用する
  15. 流れとポイントを理解しておこう! 英語の面接の4つの場面
  16. ①スモールトーク
  17. ②自己紹介
  18. ③志望動機
  19. ④自己PR
  20. 例文で確認! 英語での面接で頻出の質問と好印象な回答例
  21. 自己紹介をしてください(Tell me about yourself.)
  22. なぜ自社を志望したのですか?(Why are you interested in working for us?)
  23. 長所や短所はどこですか?(What is your greatest strength/ weakness?)
  24. 自社に対しどういった貢献ができますか?(What can you bring to the company?)
  25. あなたは仕事に何を求めますか?(What do you expect from this job?)
  26. 将来はどんな人物になりたいですか?(What are your goals for the future?)
  27. 夢中になれることはありますか?(What are you passionate about?)
  28. あなたの最大の挫折体験はなんですか?(What was your biggest failure?)
  29. あなたの尊敬する人は誰ですか?(Who do you respect?)
  30. なにか質問はありますか?(Do you have any questions to ask?)
  31. 押さえておきたい! 英語の面接を突破するための6つのポイント
  32. ①質問の意図がわからなかった場合は素直に聞き返す
  33. ②言葉が詰まってしまっても焦らず落ち着いて言い直す
  34. ③フレーズの引き出しを増やしておく
  35. ④時制を正確に使えているか意識する
  36. ⑤ジェスチャーを交えながら回答をする
  37. ⑥相手の目を見て話す
  38. 英語での面接におけるポイントと対策方法を理解して選考を突破しよう!

英語での面接も流れを理解して準備をしておけば突破できる

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「英語での面接に不安があります」
「英語での面接はどんな対策をすればいいですか?」

面接で英語を使う可能性がある就活生からこのような相談を受けることがあります。結論からいえば、英語での面接を突破するためには、事前に面接の流れとポイントを理解したうえで、頻出の質問を理解しておくことが大切です。

さらにいえば、事前にやっておくべき準備や、企業が面接で英語を求める際の評価のポイントなどもあらかじめ理解しておけば、効果的に対策が進められます。たとえ英語に不安があったとしても、しっかりと準備をしておけば自信を持って挑むことができますよ。

この記事では、英語の面接の流れからそれぞれのポイント、頻出の質問とその回答例、さらには事前にやっておきたい準備などを解説します。少しでも英語の面接を突破する確率を上げたい人はぜひ参考にしてくださいね。

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押さえておこう! 企業が英語で面接をおこなうときの評価ポイント

企業が英語で面接をおこなうときの評価ポイント

英語での面接の準備を進めていく前に、企業がどんなところを評価ポイントとしているのかを把握しておけば、重点的に対策ができるため効率的に準備を進められます。

ここでは企業が英語で面接をおこなう際に見ているポイントを2つ紹介していますので、まずは最初の準備として内容を確認しておきましょう。

英語を母国語とする人とも関係性を構築できそうか

英語で面接をする企業の場合、海外の企業と取引をしたり、そもそも社内に外国の人がいることが多いことから、日常的に英語を使用しているケースが多いです。そのため、そういった英語を母国語とする人と社内外でかかわることが多い環境の中でも、良好な関係性を築いていけるかという点が一つの評価ポイントとして見られています。

そういった部分が評価されていることをふまえると、ただ「英語が話せる」だけでは高い評価は得られません。「英語が話せる」ことに加えて、コミュニケーションを通じて良好な関係性を築こうとする姿勢をアピールすることも大切ですよ

会議などで自身の考えや意見を英語で伝えることができるか

母国語が英語の人を雇用していたり、海外の企業と取引をしているような企業であれば、英語で進行する会議もあるでしょう。

会議は今後の方向性を左右する意思決定や、新たな企画を話し合うなど、非常に大切な場となるため、そこで自身の考えや意見を英語で伝えることができるかという点も評価ポイントとしてチェックされています

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キャリア
アドバイザー

このポイントを押さえるためには、日常会話とはまた違った、自身の考えを理論立てて英語で説明できる能力が求められます。回答を丸暗記するのではなく、普段から英語で説明する練習しておきましょう。

津田 祥矢

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「英語力」だけでなく「対応力」も企業は見ている

英語での面接の際に言葉に詰まってしまう瞬間もあるかもしれません。そのようなときに、日本人は一般的に笑ってごまかそうとするなど、逃げの姿勢を取ってしまいがちと言われています。

しかしそれでは、「臨機応変に対応することができない」という判断をされてしまう可能性があります。企業は英語力だけでなく、「困ったときどう対処するのか」といった対応力も評価しているため、単語だけでもいいので、あきらめずに自分の意見を伝えようとしている姿勢をアピールしましょう。困難な状況でも臨機応変に対応できることや、あきらめずに物事を前に進めようとする姿勢が評価されますよ。

英語での面接の場では「流暢に英語を話せるか」だけではなく、「うまくいかなかったときにそれをどのようにカバーできるか」も意識しておくようにしましょう。

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英語の面接をおこなう企業の3つの特徴

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就活生

英語での面接がおこなわれる企業の特徴はありますか?

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企業にもよりますが、その企業が英語自体を商品として提供していたり、または海外にも事業展開をしているといった特徴をもつ企業においては、英語での面接がおこなわれている傾向にありますよ。

ここでは、英語での面接をおこなう傾向にある企業の特徴を3つにわけて解説していますので、自身の志望企業の特徴と照らし合わせながら確認してみましょう。

海外に事業展開をしている企業

海外にも事業を展開している企業は、母国語が英語の人を雇用していたり、海外の企業と取引をしているケースが多いため、英語でのコミュニケーションを取れるかどうかというのは重要な判断基準となります

そういった事情があることから、海外にも事業展開をしている企業では面接で英語を話すことを求められる可能性が高いです。

海外にも事業展開をしている企業は以下のリストにまとめましたので、参考にしてみてください。

  • ソニーグループ
  • アサヒビール
  • 資生堂

英語を日常的に使っている企業

特に外資系の企業は英語を日常的に使っているケースが多いです。そういった英語を日常的に使っている企業において、英語でコミュニケーションを取れることは必須の能力となるため、前提としてその能力を持ち合わせているかを確認するため英語での面接をおこなうケースがあります。

また、そういった企業である場合、社内の公用語自体が英語である可能性があります。そうなればより英語でのコミュニケーション能力が重視されるため、入念な英語の対策が必要です。

英語を日常的に使用している企業は以下のリストにまとめましたので、企業選びの参考にしてください。

  • ファーストリテイリング
  • 楽天
  • デル

英語自体を商品やサービスとして提供している企業

英会話のスクールや通訳など、英語自体を商品やサービスとして提供している企業では、職種によってはそもそも英語が話せなければ業務にかかわることができないため、英語での面接を実施して就活生の英語力をチェックすることがあります。

こういった企業では、英語を正確に扱うことが求められるため、英語で日常会話が可能かといった点のほかに、正しい文法を使えているかなどもチェックされるでしょう。事前に正しい文法や文脈で英語を話すことができているかなども確認しておく必要がありますよ。

英語自体を商品やサービスとして提供している企業例は以下のリストの通りです。

  • NOVAホールディングス
  • ベルリッツ
  • ECC外語学院

英語での面接の形式は企業によって異なる

英語での面接が実施されるかどうかは企業によりますが、その実施形式についても企業によって異なります。入室の段階から英語で対応しなければならないのか、または途中から「ここからは英語で回答をお願いします」と促されるのか、その実施形式はさまざまです。

とはいえ、事前にどういった形式で英語の面接が実施されるのかは、本番までわからないことが多いです。そのため、どんな形式の英語の面接にも対応できるよう「入室の段階から英語を使う」という意識で準備を進めておくと安心ですよ。

根岸 佑莉子

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企業情報を確認して英語の面接の実施形式を予測しよう

残念ながら、「この業界は必ず面接の全部が英語」といった決まりはありません。

ただし外資系などのグローバル企業で、日本支社にも海外国籍の従業員が多い場合や、面接案内に面接官が日本人ではない旨の記載がある場合には、面接の全部が英語である可能性が高いと考えておきましょう。この場合には、上司がネイティブスピーカーであるなど、入社後の基本業務の大半が英語でおこなわれることも想定されるため、高い英語力が求められます。

一方、海外の企業と取引をしていたり、海外への事業展開を進めている企業の場合は面接の一部が英語である傾向にあります。面接の一部が英語である場合には、どの程度の英語を扱うことができるのかといった、ポテンシャルの部分を見られていると考えましょう。企業内に海外事業部がある場合には配属の検討要素になるかもしれません。

また、社内公用語が英語でも、実際に取引をする企業が日系企業の場合は特に英語力だけで合否が決まるわけではありません。そのため、日本語で話す内容にも抜かりがないように準備をしておく必要がありますよ。

英語での面接の前に必ずやっておきたい4つの準備

英語での面接の前に必ずやっておきたい4つの準備

英語での面接を突破するためには、闇雲に準備に取り掛かるよりも、押さえるべきポイントを理解し効率的に準備を進めることが効果的です。ここでは、必ずやっておきたい英語での面接の準備を4つ解説していますので、なるべく早くから取り掛かるようにしましょう。

準備に取り掛かるのが早ければ早いほどその分時間をかけて取り組むことができるため、結果的に選考突破の確率も上がりますよ。

面接前にやっておくべき準備に関してはこちらの記事も参考になります。

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①回答を第三者にチェックしてもらう

英語での面接の対策として、話そうと考えている自己紹介や志望動機の内容をあらかじめ考えておく人は多いでしょう。しかし、どんなに内容を練ったとしても、文法が間違っていたり、伝えるべきポイントがズレていたりといった、細かなミスや改善点が残っているものです。

第三者に内容をチェックしてもらうことで、そういった自分だけのチェックでは気づくことのできなかったミスや改善点を発見することができ、内容のクオリティーを上げることができますよ

客観的な視点で内容をチェックしブラッシュアップしていけば、選考突破の確率は飛躍的に上がります。ぜひ実践しておきましょう。

内容のチェックを頼める依頼先
  • 就職エージェント
  • 大学のキャリアセンター

②録音して英語の発音をチェックする

自分では正しい発音ができていると思っていても、録音して聞いてみたらミスや改善点が見つかった、というケースは多くあります。発音をチェックしてよりスピーキングのレベルを上げていけば、「この就活生は英語力が高い」と判断され、プラスの評価となるでしょう。

スピーキングでやりがちなミス
  1. LとRの発音の使い分けができていない
  2. 単語のイントネーション間違っている
  3. 疑問文のイントネーションが間違っている
  4. 早口になっている
  5. 声が小さすぎる

また、話す際の声量が小さすぎないか、話すテンポが早すぎていないかなど、内容以外の部分においてもチェックができるため、録音して発音などをチェックすることは非常に効果的な面接対策となります

面接における好印象な話し方についてはこちらの記事も参考になりますよ。

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③英語面接の対策本を活用してフレーズを確認する

英語面接の対策本などを活用して事前に単語やフレーズを確認し、自身の中にある単語やフレーズの引き出しを増やしておきましょう。引き出しが多ければ多いほどバリエーションに富んだ回答ができ、採用側も「英語で話す能力が高い」と判断します。

また想定していなかった質問をされたとしても、自身が把握している単語やフレーズが豊富であれば、焦らず対処できる可能性が高くなります。事前にフレーズや単語を確認しておくことは、英語での面接の際に必ず役に立ちますよ。

④オンライン英会話などを活用する

英語での面接を突破する確率を上げる効果的な手段として、事前にオンライン英会話などを活用して英語を話すことに慣れておくという対策が挙げられます。話せば話すほど英語の喋り方のコツも掴めてくるうえに、英語を聞き取り理解する力も養われるため、本番に向けてコツコツと活用していくのが良いでしょう

また、面接の頻出質問を相手に尋ねてもらい、それに対する回答を英語で伝えてみるなど、より本番に近い環境を再現しながら練習をすれば、より効果的に対策を進めることができますよ。

根岸 佑莉子

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オンライン英会話を活用すれば実践的な英語力が身につく

英会話力を高めるには実践あるのみです。最近では、少ない回数で修了ができたり、目的に沿って個別にカスタマイズができたりする英会話サービスも増えてきているため、上手に活用すれば効果的に英語力を高めることができるでしょう。

オンライン英会話などで実際に英語を話してみると、「I think」から話し始める以外の表現が身についたり、「Maybe」と「Probably」のニュアンスの違いを学ぶことで齟齬のない会話ができるようになったりと、格段に進歩を感じられるようになるはずです。

英語の面接で好印象を残すためのカギは「相槌」

また、コミュニケーションで意外と大切になるのが相槌です。「Yes」だけではなくて、「You’re right」や「I see」など、相手とのコミュニケーションを取っていくためには様々な表現方法があります。

面接の場なのでフランクになりすぎる必要はありませんが、英語の面接は日本語の面接よりもテンポよく、かつ相槌のようなちょっとした反応が必要になるシーンが多いです。これらはアプリや書籍でも自主学習できますので、隙間時間などを使って調べておきましょう。

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流れとポイントを理解しておこう! 英語の面接の4つの場面

英語の面接の4つの場面

英語の面接に挑む前に、本番の英語の面接では実際にどういった流れで進んでいくのかを把握しておけば、「次は何をするんだろう」といった不安を取り除くことができ、また時間配分を意識しながら回答をすることもできます。

ここでは押さえておきたい英語の面接の流れに加えて、それぞれ段階におけるポイントも解説していますので、流れとポイントをしっかりと理解しておいてくださいね。

①スモールトーク

英語での面接に欠かせないのがこのスモールトークの段階です。面接に入る前のアイスブレイクとして、面接にはあまり関係のない質問などをされるのが一般的で、話を広げるために逆にこちらから質問をすることもあります。

このスモールトークにおける雰囲気作りがその後の面接の雰囲気を決定づけるため、スモールトークの段階から面接は始まっているという意識をもって取り組みましょう

スモールトークにおけるポイントはこの後で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

共感性の高い話題が好印象

スモールトークではなるべく共感性の高い話題を選びましょう。自身と面接官の二者の間で広げやすそうな話題を選ぶことで、会話も盛り上がり、良い雰囲気で面接をスタートさせることができます

ここで会話が続かないような話題を選んでしまえばスモールトークも盛り上がらず、その後の面接にも影響を及ぼす可能性があります。以下のリストを参考にして、あらかじめ話す話題をいくつか用意しておくと良いでしょう。

天気について
  • We have lovely weather today.(今日はいい天気ですね)
  • It’s rainy and cold today.(今日は雨なので寒いですね)
食べ物について
  • What did you eat this morning?(今朝は何を食べましたか?)
  • What is your favorite food?(好きな食べ物は何ですか?)
週末の過ごし方について
  • What are you planning to do this weekend?(今週末は何をする予定ですか?)
  • Is there a place you would like to go on your vacation?(休みの日に行きたい場所はありますか?)

長くなりすぎないように注意

スモールトークがその後の面接の雰囲気を決定づけるとはいえ、スモールトークはあくまで面接の導入です。いくら会話が盛り上がったとしても、ここに時間をかけすぎてしまった結果面接時間が押してしまい、本当に伝えたかったことを伝えられないまま終了の時間を迎えてしまうといった事態になれば本末転倒です。

面接の雰囲気にもよりますが、スモールトークは5~10分程度に収められるのがベストです。とはいえこちらからスモールトークを切り上げることは難しいため、無理に質問を重ねるのを避けたり、こちらからの質問自体は2個程度にとどめておくなど、長引かないための工夫を意識しておきましょう。

②自己紹介

通常の面接と同じように、英語の面接においても最初は自己紹介から始まります。自己紹介では自身のこれまでの主な経歴から、志望企業で生かせるような資格を取得しているのであればそれも併せて伝えるようにしましょう。

自己紹介は面接の導入といった面があるため、簡潔に済ませることが望ましいです。この後で解説しているポイントを意識しながら、自己紹介で何を伝えるのか事前に考えておきましょう。

自己紹介で伝えるべき要素
  • 名前
  • 大学名、学部名、学科名
  • 所属している部活やサークル
  • 所持している資格
  • 趣味

好印象な自己紹介のコツについてはこちらの記事が参考になりますよ。

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面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう

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自己PRと混同せず簡潔に要点だけ伝える

自己紹介の際は自身の経歴や資格などを伝えるため、そのまま自身の長所や得意なことを話してしまうなど、自己PRと混同した内容になってしまう人が多いです。自己紹介の基本は要点を簡潔に伝えることですので、あらかじめ何を伝えるべきなのか、情報を取捨選択しておく必要があります。

なお情報を取捨選択する際は「募集要項にマッチしているか」という視点で選ぶと、採用側に魅力的に映る自己紹介になるでしょう。また、後の自己PRで話したい事のさわりだけを自己紹介で話すようにすると、よりスムーズに自己PRにつなげることができますよ

募集要項にマッチした経歴や資格をアピールする

自己紹介は要点を絞って簡潔に伝えることが基本ですが、伝えるべき内容を取捨選択する際の基準となるのが、「志望企業の募集要項にマッチしているか」という点です

募集要項に「粘り強く頑張れる人」とあることに対し、「さまざまな部活を転々としていた」といった経歴を伝えてもプラスにはなりませんし、「販売職の募集」に対し「建築士」の資格をアピールしたとしても効果は低いです。

自身の経歴と募集要項の内容を照らし合わせながら、何を伝えるべきなのか事前に考えておくようにしましょう。

③志望動機

企業にとって志望動機は「なぜ自社で働きたいのか」という就活生の入社意欲を確認することができるポイントです。

入社意欲が高い就活生は内定辞退の可能性も低く、入社後も意欲的に働いてくれることが期待できるため、企業はなるべく入社意欲の高い就活生を採用したいと考えています。故に、企業は入社意欲を確認することができる志望動機を重要視しています。

ここでは説得力のある魅力的な志望動機を作るうえでぜひ押さえておきたいポイントを2つ解説していますので、好印象な志動機を作るために確認しておきましょう。

面接で好印象な志望動機を作るにはこちらの記事も参考になりますよ。

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その企業でなければならない理由を具体的に伝える

志望動機でまず押さえるべきなのは、「その企業なければならない理由」です。他の企業ではなく、その企業でなくてはならない理由を具体的に伝えることができれば、入社意欲の高さがアピールできるでしょう。

独自のサービスや商品の特徴、企業理念など、その企業ならではの特徴をふまえたうえで、その特徴になぜ興味や共感を覚えたのか、順序立てて具体的に説明するようにしましょう

また、そのためには入念に企業研究をする必要があります。企業研究で押さえておきたい情報については以下のリストを参考にしてください。

押さえておきたい企業の情報
  • 企業の代表の氏名
  • 企業理念
  • 事業内容
  • 事業方針
  • 主な商品やサービス
  • 求められている人物像
  • 業界内での立ち位置

企業研究に活用できる就活ノート作りについてはこちらの記事を参考にしてください。

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根拠となる具体的なエピソードがあると説得力アップ

志望動機を作るうえでもう一つ押さえておきたいポイントが「根拠となる具体的なエピソードを入れる」という点です。「御社の仕事に興味があり志望しました」と伝えるにしても、その内容に納得できるような根拠を提示できていなければ、説得力の低い内容となってしまいます。

企業理念への共感を志望動機の軸とするならば、「なぜ共感を覚えたのか」「どこに共感を覚えたのか」についてを、具体的な自身の体験などと絡めながら説明できるようにしておきましょう

④自己PR

自己PRは自身の魅力を存分にアピールできるチャンスです。ここでポイントを押さえながら自身の能力や資質をアピールできれば、選考突破の確率は飛躍的に上がるでしょう

自己PRで押さえておきたいポイントについてはこの後で解説していますので、自身の自己PR作成の参考にしてください。

自己PRについてはこちらの記事も参考になりますよ。

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事業内容と親和性の高い資質や適性をアピールする

自己PRは自身の魅力を存分にアピールできるチャンスではあるものの、自分のアピールしたいことだけをアピールしていてはただの押し付けとなってしまいます

面接官が魅力的に感じるよう、自己PRの内容を考えるときは、志望企業の事業内容と親和性の高い資質や適性をアピールするようにしましょう。

  • 営業職:人に何かを勧めることが得意
  • 事務職:地道に黙々と作業することにストレスを感じない
  • 販売職:相手の立場に立って考えることができる
  • 介護職:人を支えることに喜びを感じる
  • 編集ライター職:文章を書くことが好きで、個人的に小説なども書いている

どうやって企業に貢献するかを明確に伝えると好印象

企業も多くのコストを払って採用活動をおこなっているため、入社後は自社に貢献してほしいと考えています。そのため、自身の能力や資質を活かしてどうやって貢献するのかを自己PRではっきり説明できる就活生は、企業も魅力的に感じます。

企業にどうやって貢献するかうまく想像できない場合は、企業の採用サイトなどから入社後の仕事内容などを確認し、その仕事に取り組んでいくうえで役立てられそうな資質や能力はなにかを分析してみましょう

なお、自身の長所などがわからないといった場合は、こちらの記事を参考にしながら自己分析を進めてください。

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辻 華菜子

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英語の面接をおこなう企業は能力や資質を重視する傾向にある

どのように企業に貢献できるかは、念入りに考えてアピールしましょう。日系企業と言えども、英語で面接をおこなう場合には欧米企業のような考え方をしている社風も多いことが想定されます。

どういうことかと言うと、欧米企業は基本的には能力や資質を重要視した「職種採用」をおこなっているため、「ポテンシャルを活かしていかに自社に貢献をしてくれるか」といった観点を評価をする傾向にあり、英語で面接をおこなう企業もこのような評価軸を持っている可能性が高いということです。

意気込みだけでなくどのような貢献ができるのかを具体的に説明しよう

また、即戦力としての活躍を期待しているため、学業の成果やインターンでの経験などを聞かれる場合が多いです。その場合は、たとえばマーケティングのゼミに入っている学生は、ゼミでおこなったケーススタディを取り上げて自身の思考のプロセスも話すようにしてみましょう。

人柄だけではなく「論理的に考えられるスキル」を持っていることをアピールでき、入社後の企業に貢献するイメージも残すことができますよ。

英語での面接をおこなうような企業では、単に「がんばります」という意気込みや人柄だけで採用にはなりにくいため、自身の能力や資質を活かしどうやって貢献ができるのかをアピールすることが大切であると覚えておきましょう。

39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!

やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。

そこで無料の「面接力診断」を活用しましょう。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけあなたの面接力と弱点がわかります

今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。

例文で確認! 英語での面接で頻出の質問と好印象な回答例

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英語での面接における頻出の質問はありますか?

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通常の面接と同じように英語での面接にも頻出の質問はあります。頻出の質問をあらかじめ把握し、その回答を事前にある程度想像しておけば、選考突破の確率は大きく上がりますよ。

ここでは英語での面接における10個の頻出質問とその回答例を解説していますので、回答を準備する際の参考にしてください。

自己紹介をしてください(Tell me about yourself.)

例文

My name is △△. I’m from 〇〇 University. I am majoring in English Literature.
I am a member of the photography club at university, and my hobby is taking pictures. Also, I am a certified English teacher. I think I can use that knowledge in your company. Thank you for taking the time to speak with me today.

私の名前は△△です。〇〇大学に所属をしており、英文学を専攻しています。大学では写真部に所属をしていて、写真を撮ることが趣味です。また私は英語教員の資格を持っており、その知識は御社で働くうえで活かせるかと思います。本日はお話しの時間をいただきましてありがとうございます。

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アドバイザー

自己紹介に必要な氏名や経歴をしっかりと伝えたうえで、自身の所持している資格をアピールすることもできていますね。

なぜ自社を志望したのですか?(Why are you interested in working for us?)

例文

The reason why I applied to this position is because I sympathize with your company’s philosophy of “customer-first”.
Since a long time ago, I have always been aware of the importance of “being thoughtful”and I want to keep this idea in my mind when I work. And I am convinced that your company, which continues to manufacture products with the customer in mind, can make this idea a reality.
I have always been a fan of your home appliances, and I feel that their ease of use is a true reflection of your philosophy of putting the customer first.
I would like to deliver my favorite products from your company to the world, this time as a creator.

私が御社を志望した理由は、御社の企業理念である「お客様のことを第一に考える」に共感をしたからです。昔から「相手のことを思いやる」ということを常に意識しており、働くうえでもその考えを大切にしたいと考えています。お客様のことを第一に考えた商品づくりを続けている御社であれば、その考えを実現できると確信しております。

私はもともと御社の家電用品を愛用しており、その使いやすさはまさにお客様のことを第一に考えるという理念が表れていると感じています。大好きな御社の商品を、今度は作る側として世界に届けていきたいと思っています。

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なぜ共感をしたのかということを順序立てて説明できているので、説得力がありますね。

長所や短所はどこですか?(What is your greatest strength/ weakness?)

例文

One of my strong points is that I am a man of action because I believe that you can’t know anything until you actually try it. So when I have an idea, I try to act on it first and then decide how to develop it.
When I was a sophomore in college, I took advantage of this strength and went to talk to the presidents of 20 different companies. As a result, I gained a lot more growth than I could have learned by reading books.

My weakness is that I am too much on my own and cannot rely on others.
I am planning to improve this in the future so that I can achieve greater goals with the help of those around me.

私の長所は行動力があるところです。何事も実際にやってみなければ分からないと考えており、何かアイデアを思いついたときはまず行動して、それからどうやってそのアイデアを発展させるかを判断するようにしています。

大学2年生のときはこの長所を活かして、20人の企業の社長に連絡を取りお話を聞きに行きました。結果的に、本を読んで学ぶよりもたくさんの成長を得ることができました。

短所は、1人で抱え込みすぎて、周りを頼ることができないところです。周囲の人を頼り、より大きな目標を達成できるよう、今後は改善していこうと考えています。

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長所と短所に矛盾がなく、短所は今後改善していきたいという意思を示せているため、好印象です。

自社に対しどういった貢献ができますか?(What can you bring to the company?)

例文

I studied interior design at university, and I think I can contribute to the design of furniture, which is your company’s product, by utilizing my knowledge.
Also, since I am majoring in interior design, especially for infants, I would like to contribute to the expansion of the market by planning furniture for infants, which your company has never handled before.

私は大学でインテリアデザインを学んでおり、その知識を活かすことで、御社の主要商品である家具の設計に貢献できるかと思います。

また、特に幼児向けのインテリアデザインを専攻していたため、御社がこれまで取り扱ってこなかった幼児向けの家具を企画することで、市場拡大にも貢献したいと考えています。

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志望企業の主要な商品に触れつつ、自身の価値を示せているため、採用側も「この人なら貢献してくれそうだ」と納得しやすいでしょう。

あなたは仕事に何を求めますか?(What do you expect from this job?)

例文

What I look for in a job is “the feeling that I am helping someone else”.
I believe that if I can get the feeling that my work is helping someone, I can take pride in my work.
I also believe that being able to do a job you are proud of will enrich your life.

私が仕事に求めるものは「誰かの役に立てているという実感」です。自分の仕事が誰かの役に立っているという実感を得ることができれば、仕事に誇りを持つことができると考えています。そして、誇りのある仕事ができることは、人生を充実させてくれるとか思っています。

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なぜ「誰かの役に立っているという実感」を求めているのか、理由をきちんと説明できていますね。

将来はどんな人物になりたいですか?(What are your goals for the future?)

例文

In the future, I would like to become a person who can take charge of interior design from the architectural phases.
To achieve this goal, I plan to learn not only about interior design, but also about architecture.

将来は内装設計を建築の段階から担当できる人物になりたいと考えています。そのために、インテリアの知識だけでなく、建築知識も学んでいこうと考えております。

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建築の段階から担当できるようになるために、その勉強をしていく意思を示せているので、ただの夢ではなく目標としてアピールできていますね。

夢中になれることはありますか?(What are you passionate about?)

例文

What I am passionate about is working hard and cooperating with the people around me.
In high school, I was a member of the soccer team, and we won many tournaments.
However, I now feel that I was more fascinated by the process of working together as a team toward a big goal than by the fact that we won.

私が夢中になれることは「周囲の人と協力して努力すること」です。高校ではサッカー部に所属しており、何度も大会で優勝をしていました。

しかし、優勝したことよりも、チームで一丸となって大きな目標に向かって努力をしていくその工程に、自分は夢中になっていたと今では感じています。

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自身のエピソードと共に説明できているため、なぜ「チームで協力して努力すること」に夢中になれるのかがわかりやすいですね。

あなたの最大の挫折体験はなんですか?(What was your biggest failure?)

例文

My frustrating experience was failing the university entrance exam.
I wanted to study architecture. So I applied to a university where there were professors who were authorities on the subject, but I couldn’t pass the exam and experienced a major setback there.
However, since I was able to study architecture at my current university and I learned that even if things don’t go as planned, you can always start over depending on your actions afterwards.

私の挫折体験は、大学受験に失敗したことです。建築の勉強がしたかったためその権威の教授がいる大学を志望していましたが、試験に合格できず、そこで大きな挫折を味わいました。

しかし、今の大学でも建築について学ぶことができたので、たとえ思い通りにいかなくても、その後の行動次第でいくらでもやり直せるということを学びました。

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大学受験に失敗した経験からどういった学びを得たのかまで説明できているため、挫折を経て成長したことがアピールできていますね。

あなたの尊敬する人は誰ですか?(Who do you respect?)

例文

The person I look up to is my mother.
I was raised in a fatherless home, but thanks to my mother, I never felt lonely.
I still remember that she would buy me sweets and clothes for my children even when the family was struggling to make ends meet.
I would like to become a person like my mother, who cares for others even when she is in a difficult situation.

私の尊敬する人は母親です。私は父のいない家庭で育てられましたが、母のおかげで寂しさを感じることはありませんでした。家計が苦しい状況であっても、お菓子や子どもの服などは買ってくれたことを今でも覚えています。

たとえ自分が苦しい状況であったとしても周りの人を気遣える、私の母のような人物になりたいと考えています。

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なぜ母を尊敬しているのか、その理由をエピソードと共に具体的に説明できていますね。

なにか質問はありますか?(Do you have any questions to ask?)

例文

Could you tell me about the team I’ll be working with?
入社後配属される予定の部署を教えていただけますか?

What is the most important skill you are looking for in working at this company?
この会社で働くうえで、一番求められる能力はなんですか?

What are the things that I have to do before I enter the company?
入社前にやっておくべきことはありますか?

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逆質問は「その会社に興味をもってこの面接に臨んでいる」ことをアピールするチャンスです。入社を想定した質問や○○な質問がよいでしょう。

押さえておきたい! 英語の面接を突破するための6つのポイント

英語の面接を突破するための6つのポイント

英語の面接を突破するためには、通常の面接との違いをしっかりと理解したうえで、英語での聞き返し方や注意すべき文法など、英語の面接ならではの対策をしておく必要があります。通常の面接と同じ対策だけをしていては高い評価は得ずらいため、ここで解説している、英語の面接を突破するための6つのポイントを確認して、対策の参考にしましょう。

①質問の意図がわからなかった場合は素直に聞き返す

一度聞き返した程度でマイナスの評価になることはありませんので、質問の意図がわからなかった場合はそのまま流さず聞き返すようにしてください。失礼がないように聞き返したいときに役立つフレーズは以下のリストの通りです。

面接で聞き返したいときに使えるフレーズ
  • Pardon?
  • Would you say that again, please?
  • Could you say that again?

質問の意図がわからないまま流してしまい、的外れな回答をしてしまえば評価は低くなってしまいます。例え聞き返しづらかったとしても、わからないまま流してしまうことの方が圧倒的にリスクが高いため、必ず聞き返すようにしましょう。

②言葉が詰まってしまっても焦らず落ち着いて言い直す

面接官は就活生が緊張していることは当然理解しています。ですので、言葉が詰まってしまうようなことがあったとしても、マイナスに評価することはありません。言葉が詰まってしまったとしても、焦らず落ち着いて言い直すようにしましょう。

なお何度も言葉が詰まってしまったり、無言のまままったく会話が続かないといった場合は、緊張ではなく準備不足であると判断されてしまう場合があります。そうなれば選考では大きくマイナスとなるため、事前に模擬面接などをして面接の雰囲気に慣れておくようにしましょう。

模擬面接についてはこちらの記事が参考になりますよ。

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③フレーズの引き出しを増やしておく

英語には敬語がないため、どんな表現を使えば失礼にならないのかと悩む人もいるでしょう。確かに英語に敬語はありませんが、フレーズの選び方次第で丁寧な話し方をすることができます

逆に言えば、フレーズの選択次第では面接にはそぐわないフランクな話し方になってしまう可能性もあるため、注意が必要です。面接でおすすめのOKフレーズから、避けておきたいNGフレーズについてはこの後で解説していますのdで、それぞれ内容を把握しておきましょう。

面接官に好印象なおすすめのOKフレーズ

英語に敬語はありませんが、面接の場にふさわしい丁寧な表現になるフレーズを理解しておくことで、「TPOに合わせて英語を使うことができる」と面接官に実践的な英語力があることをアピールできます

面接での受け答えで好印象を残せるフレーズは以下のリストにまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

  • It’s pleasure to meet you.(お会いできて嬉しいです)
  • I have known about your company for a long time and it has been my dream to work for your company .(昔から御社のことは存じており、御社で働くことが昔からの夢でした)
  • If I could get into your company, I would do my best to do any job.(もし御社に入社したら、どんな仕事にも全力で取り組みます)
  • What characteristics do you see in the people who are active in your company?(御社で活躍している人にはどういった特徴がありますか?)
  • Regardless of the result, I am honored to have participated in the selection process.(結果にかかわらず、選考に参加できたことを光栄に思います。)
  • Thank you for giving time today. (本日はお時間をいただきありがとうございました)

面接での使用は避けておきたいNGフレーズ

初対面の相手には距離感が近すぎる表現や、省略しているフレーズ、スラングなどは、親しい間柄の人に使うのであれば問題はありませんが、面接という場にはそぐわない表現になるため、使用は控えましょう

面接での使用は避けておきたい、適切な距離感ではないフレーズは以下のリストを参考にしてください。

例文

・Give me one second. (少し時間をちょうだい)
・Say again?(もう一回言って?)
・I don’t know.(知らない)

例文

・Could you give me one second?(少し時間を頂けないでしょうか?)
・Could you say that again(もう一度言っていただけますか?)
・I’m sorry I don’t know.(すみませんが、わかりません。)

使ってしまいがちな省略フレーズは以下のリストの通りです。

NG例:使用は避けておきたい省略しているフレーズ
  • 「wanna」(「want to」…~したい)
  • 「gonna」(「going to」…~するつもり)
  • 「gotta」(「got to」…~しなければならない)

よく使われるスラングは以下を参考にしてください。

例文

What’s up?(調子はどう?)

例文

Hello, I’m 〇〇. It’s a pleasure to meet you.(こんにちは、〇〇と申します。お会いできてとても嬉しいです)

④時制を正確に使えているか意識する

英語での面接で魅力的に回答するために意識しておくとよいのが「時制」です。動詞には過去形・現在形・未来形といった時制があり、それらを正確に使いわけることができれば、聞き手も内容を理解しやすいため、正確に自身の意図を伝えることができます

なお、面接で間違えやすい時制としては、現在進行形は今の状況にまで言及してしまうことに注意しましょう。「現在」は面接をしている以外の状況にはあたりません。また、現在完了形は特定の過去を示す単語を原則使用できないため、last weekやyesterdayなどを使いたいときは過去形の形にすると安心です。

いつも美術雑誌を読んでいます
  • OK例:I always read an Art magazine.(現在形)
  • NG例:I am always reading an Art magazine.(現在進行形)
先週、留学から帰ってきたばかりです
  • OK例:I just got back from studying abroad last week.(過去形)
  • NG例:I’ve got back from studying abroad last week.(現在完了形)

英語を話す際は、今自分が話している内容は過去、現在、未来のどの場面を指しているのか、常に意識するようにしましょう。

⑤ジェスチャーを交えながら回答をする

英語での面接で受け答えをする際は、ジェスチャーを交えてみましょう。身動きせずただ答えるよりも、ジェスチャーを交えることでより相手に自身の意図が伝わりやすくなります。

質問に回答することに精一杯でなかなかジェスチャーにまで気を配ることは難しいと感じるかもしれませんが、だからこそジェスチャーを交えるだけで他の就活生に差を付けることができます。

自己PRの中で自分が特に強調したい部分や、志望理由といった感情を込めて伝えたい部分でジェスチャーを活用するとより効果的です。ぜひ実践してくださいね。

面接におけるジェスチャーに関してはこちらの記事が参考になりますよ。

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⑥相手の目を見て話す

相手の目を見て話すことは面接の基本のマナーとなるため、面接の際は必ず相手の目を見ては話すようにしましょう。欧米文化では相手から目を逸らすのは特に失礼な印象を相手に与えるため、面接官が欧米出身の人である場合はより意識しておく必要があります。

また、目を見て話せていない場合自信がないと分析されてしまい、「入社意欲が低いのでは」「英語力はあまり高くないのかもしれない」と判断されてしまう可能性があります

そうなれば高い評価は得にくいため、しっかりと目を見て話すようにしましょう。

英語での面接におけるポイントと対策方法を理解して選考を突破しよう!

英語での面接に不安を感じていたとしても、事前に英語の面接の流れや、面接を突破するためのポイントなどを理解しておけば、自信をもって挑めるようになるはずです。

また、ここでしっかりとビジネスの場面にも通用する英語の勉強をしておけば、入社後にも必ず役に立ちますよ。押さえるべきポイントを理解し、効率的に対策を進めて選考を突破しましょう!

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