課外活動例を紹介! 好印象な活動9選を例文付きで解説

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コラムの目次

  1. 課外活動でアピールして高評価を勝ち取ろう!
  2. ES・履歴書でアピールできる課外活動とは
  3. 課外活動とは
  4. 人事が課外活動で見ているポイント
  5. 学生の興味・関心
  6. 得られた経験・スキル
  7. 仕事に対する価値観
  8. 4ステップで完結! ESや履歴書の課外活動の書き方
  9. ステップ1:課外活動の内容を記載する
  10. ステップ2:課題に対するアプローチを記載する
  11. ステップ3:課題解決から学んだことを記載する
  12. ステップ4:仕事へどう活かすかを記載する
  13. ESや履歴書で課外活動をアピールするコツ
  14. 突出した経験でなくても良い
  15. 経験をどう活かすかをアピールする
  16. 考え方と行動力を伝える
  17. ESや履歴書で課外活動をアピールするときの注意点
  18. その活動特有の言葉を使わない
  19. 「体験談」や「恋愛」「就活」の話題は避ける
  20. 「特になし」と記入しない
  21. ESや履歴書の課外活動欄の例文9選
  22. ①サークル
  23. ②委員会
  24. ③部活動
  25. ④留学
  26. ⑤アルバイト
  27. ⑥ボランティア
  28. ⑦インターン
  29. ⑧習い事
  30. ⑨資格の勉強
  31. 面接での課外活動の質問例
  32. 課外活動ではどんな活動をしていましたか?
  33. 課外活動の中での役割を教えてください
  34. 課外活動で学んだことは何ですか?
  35. なぜその課外活動に熱中したのですか?
  36. 課外活動を上手くアピールしてライバルに差をつけよう!

課外活動でアピールして高評価を勝ち取ろう!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「ESで好印象をアピールできる課外活動とは何でしょうか?」
「履歴書に課外活動を書く際に何を意識すればいいのでしょうか?」

といった質問を受けます。就活において課外活動を効果的にアピールしたいと考えている人は多いと思います。課外活動をアピールして高評価を得るには、アピールのポイントや注意点をしっかり把握したうえで書く必要があります。

今回は就活でよく質問される課外活動の書き方について徹底解説します。エントリーシート(ES)や履歴書における課外活動欄の例文や面接での質問に対する回答例も紹介しますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

記事を読めば、ESをはじめ履歴書や面接において課外活動を効果的にアピールすることで高評価を獲得できるようになるでしょう。

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ES・履歴書でアピールできる課外活動とは

ES・履歴書でアピールできる課外活動

ESや履歴書において課外活動をアピールするには、課外活動とは何かを理解しておく必要があります。そもそも課外活動には何が含まれていて、具体的に何を指しているのかが明確になっていなければアピールのしようがありません。

以下の説明を参考にすることでESや履歴書においてアピールできる課外活動について把握しておきましょう。

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課外活動とは

課外活動とは「大学において学業以外でおこなうすべての活動」のことです。大学では部活動やアルバイトをはじめ、学業以外にもさまざまな活動をすると思いますが、それらの活動範囲が学内と学外のどちらであっても、これらの行動はすべて課外活動に含まれます。

具体的な課外活動の種類は以下の通りです。

【学内】
  • サークル
  • 委員会
  • 部活動
  • 留学
【学外】
  • アルバイト
  • ボランティア
  • インターン
  • 習い事
  • 資格の勉強

これらを1つずつ見ていくことで、それぞれの活動内容やアピールポイントを詳しく確認していきましょう。

【学内】サークル

サークルは学生が自分たちで立ち上げた課外活動をおこなう団体のことを指し、多くの学生が所属していることから課外活動としてよく選ばれるテーマです。

サークル活動は趣味として始めることが多いと思うので、課外活動として述べる際は自分の趣味と関連付けて伝えるようにしましょう。趣味からはその人の人柄や価値観を見出せるので、うまく書けば自分の人間性をより理解してもらうことができます。

サークルは他者との交流の場であるので、協調性やコミュニケーション能力をアピールするのに向いている活動と言えるでしょう。

協調性が評価される企業の特徴はこちらで解説しています。

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【学内】委員会

委員会も課外活動の1つで、大学の運営に関わる常任委員や学園祭の実行委員会などがこれに当たります。そこでは会場設営や広告宣伝、協賛獲得など、社会人になってから役に立つスキルを身に付けることができます。

なんとなく委員会に入るといったことはあまりなく、活動内容も非常に多岐にわたるので、所属した動機やそこで得た経験などをアピールしやすい活動と言えるでしょう。

委員会のアピールポイントとしては企画力や計画性、柔軟性などが挙げられます。

計画性のアピール方法はこちらも参考にしてみてください。

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【学内】部活動

部活動はサークルと近いですが、大学の認可が必要であることや顧問を付ける必要があるといった点で異なります。

大学の部活動は遠征や大会出場などを通して、サークルよりも本格的に活動している傾向にあるので、熱心な取り組みを伝えやすくなります。

高校で入っていた部活動を続ける場合は継続力、新しい分野の部活動に所属する場合はチャレンジ精神などをアピールすると良いでしょう。

チャレンジ精神をアピールする際のポイントはこちらで解説しています。

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【学内】留学

留学は課外活動のアピールとして非常に有効な活動の1つです。というのも、留学での経験は国内では得られないものも多く、アピールポイントが豊富にあるからです。

数日の短期留学であっても、見知らぬ土地へ行ってみるという行為自体が主体性や行動力があることを示しています。

1年間などの長期留学の場合は、環境への適応力や外国の友人との会話で培ったコミュニケーション能力や語学力をアピールできるでしょう。

留学経験をアピールする際のポイントはこちらで解説しています。

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【学外】アルバイト

アルバイトは大学生の代表的な課外活動です。自分が頑張ってきたこととして表現しやすいので、多くの学生がアルバイトを課外活動としてアピールしています。

アルバイトでアピールできることはアルバイトの数だけ多くあります。たとえば多くの顧客と接する店員であればコミュニケーション能力やストレスコントロール力、マネジメントを任されるバイトリーダーであれば統率力や柔軟性などが身に付くでしょう。

アルバイトで学んだことをアピールする際のポイントはこちらで解説しています。

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【学外】ボランティア

ボランティアは非営利活動であるためアルバイトなどよりも活動に対する信念や熱意を述べやすい特徴があります。

ボランティアの例としては被災地復興のお手伝いをする災害ボランティアや高齢者のお世話を手伝う介護ボランティアなどがあり、いずれのボランティアでも社会問題と実際に対面することで新たな価値観や視野の広さを獲得することができるでしょう。

ボランティアからは活動に取り組む積極性や主体性、行動力などをアピールできます。活動内容によっては協調性やチームワークなどにも触れることができます。

ボランティア経験をアピールする際のポイントはこちらで解説しています。

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【学外】インターン

インターンシップ(インターン)とは興味のある企業で実際におこなわれている業務を体験できる、いわゆる職場体験のことです。インターンには数日間おこなわれる短期間のものや、数カ月単位でおこなわれる長期インターンなどがあります。

志望先のインターンに参加しておくと志望度が高いと判断され、別の企業のインターン参加であっても業務への取り組み姿勢が評価されます。

社会人経験を通して得たことは実際の業務に通じるものばかりなので、アピールにも説得力が増すでしょう。

インターン経験の就活への活かし方はこちらで解説しています。

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【学外】習い事

習い事も課外活動の1つとして挙げられます。

習い事は昔から通っているものでも大学から始めたものでも種類は問われません。大学で特に何の課外活動にも取り組まなかったといった場合は、昔から続けていることについて言及するのも良いでしょう。

長年続けている習い事を挙げられれば物事を継続できる力をアピールできます。

【学外】資格の勉強

最後に挙げられる課外活動は資格の勉強です。

課外活動としては資格の種類は問われないので趣味でおこなっているものでも構いません。必ずしも必要ではありませんが、志望先の仕事に関係する資格であれば、志望度の高さが伝わるでしょう。

資格の勉強からは継続性はもちろん、努力の姿勢や粘り強さもアピールすることができます。
就活で有利になる資格はこちらで解説しています。

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高橋 宙

高橋 宙プロフィール

取り組んだ期間が短かったり実績がなかったりしても課外活動は書こう

何が課外活動かわかったものの、ESや履歴書に書けるような課外活動をしていないと感じている人がいるかもしれません。そのように感じている人も、取り組んだ活動があれば必ず課外活動の記入欄は書くようにしましょう。

履歴書やESに少しでも多くの情報を書くことで、自分の興味や価値観をアピールすることにつながりますよ。さらに、企業が履歴書やESのどの項目をチェックして合否の判断をしているのか厳密にはわからないです。つまり自分では思いもよらないところで評価される可能性も十分あるということです。課外活動が選考通過の評価につながる可能性もあるため、期間が短く実績がなかったとしても記載するようにしましょう。

人事が課外活動で見ているポイント

企業は採用活動を通して優秀な人材を探していますが、優秀とは学歴のみを指しているわけではありません。仕事では勉強ができること以外にもさまざまな能力、とりわけ人間性が重要となってきます。

今後ともに働く人材を見極めるうえで人事が重点的に見ているポイントは以下の3点です。

人事が課外活動で見ているポイント
  1. 学生の興味・関心
  2. 得られた経験・スキル
  3. 仕事に対する価値観

課外活動で的外れなアピールをしないようにするためにも、人事の見ているポイントはしっかり押さえておきましょう。

学生の興味・関心

課外活動の種類は非常に多岐にわたり、どの活動を選ぶのかは個人によってかなり差が出てきます。部活動に力を入れる学生もいれば、ボランティアに熱心な学生もいるでしょう。

これらの課外活動からはその人の興味関心を見て取ることができます。興味関心はその人の原動力とも言え、そこからある程度の志向性も見えてきます

入社後に配属する部署を決めるうえでの参考情報にもなるので、企業としては志望者の興味関心を把握しておきたいのです。

得られた経験・スキル

課外活動を通してどのような経験を積み、その結果どんなスキルを得たのかも人事が見ている重要なポイントです。

なぜならそれを聞くことで、入社後にスキルアップしていけるか、どのように企業に貢献してくれるのかについてのイメージがつきやすくなるからです

たとえば、海外に長期留学していた学生からは「チャレンジ精神があるから入社後も成長できる」「高い英語力を持ちコミュニケーション能力もあるから海外との取引に貢献してくれる」などのことを読み取ることができます。

経験やスキルは企業にとって有用な人材かどうかを測る大きな指標となるので、経験・スキルは重点的に述べる必要があるでしょう。

仕事に対する価値観

企業が採用の際に意識していることは企業と学生がマッチしているかどうかです。

チェックすべきマッチング要素は数多くありますが、仕事に対する価値観が合っているかは特に大切になります。というのも、企業との仕事への取り組み姿勢が一致していないと志望者の能力が発揮されることはなく、生産性が低くなってしまうからです。

企業を志望している学生の中には仕事一筋で働きたい人や給料重視の人、プライベートを大事にしたい人など、仕事の捉え方は人それぞれです。企業はそれらを選考の時点で見抜く必要があるため、課外活動を通して仕事に対する価値観に着目しているのです

自分の価値観を明確にする方法はこちらで解説しています。

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北浦 ひより

北浦 ひよりプロフィール

仕事に対する価値観は特に人事が見ている重要なポイント

新卒採用は転職と異なり、仕事ができるのかどうか実績をもとに判断することができないですよね。そのためスキルや経験が重視されることは、ほとんどの企業ではありません。

一方で仕事に対する価値観だけは、働いたことがない学生でも語ることができますよね。今まで部活やサークルなど課外活動に取り組む姿勢や価値観は仕事に対しても大きく変わることはなく、入社後にも再現性が高いので重視されていますよ。

価値観をアピールする際のポイントは「具体性」

この価値観をアピールするためには、課外活動で「何に取り組んだのか」だけでなく「何を考えたのか」「なぜ取り組んだのか」など深く自己分析しておくことが大切ですね。深く分析するためには、「なぜを5回繰り返す」ことがおすすめです。これを実践することで、自分では無意識になっている価値観をあらためて知るきっかけにもなります。

ただ、自己分析は自分1人で実践することはハードルが高いこともあるので、就活エージェントなど就職活動の専門家を利用することもおすすめですよ。

4ステップで完結! ESや履歴書の課外活動の書き方

 課外活動の書き方4ステップ

課外活動を書くテーマは決まっているけど書き方に悩んでしまうということはよくあると思います。書き方は非常に大切です。課外活動の経験が素晴らしい内容のものでも、書き方が悪ければその魅力が十分に伝わらないこともあります。

それでは1つずつ見ていきましょう。

ステップ1:課外活動の内容を記載する

まずは課外活動の概要、つまりどんな課外活動をしたのかを書くのが大事です。唐突に活動内容から話してしまうと何の話をしているのかが理解しづらくなってしまいます。「いつ」「何を」「どれくらいの期間」などの情報を加えるとわかりやすくなるでしょう

ただし課外活動でのメインのアピールは活動の内容ではないので、その後の話がわかりづらくならないための説明程度にとどめ、冗長的にならないように注意する必要があります。

「私は大学2年次から3年次までの1年間〇〇に留学しました」のように課外活動の内容がわかれば十分でしょう。

ステップ2:課題に対するアプローチを記載する

課題に対するアプローチとは、その課外活動を始めたきっかけや動機のことです。活動を始めた理由は企業にとっては非常に興味深く、取り組み姿勢などが評価されるポイントでもありますので必ず書くようにしましょう

そして理由としては、できる限りポジティブなものが良いでしょう。「なんとなく始めました」というような目的意識のない理由だとかえってマイナス評価になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

ステップ3:課題解決から学んだことを記載する

3つ目のステップは課外活動を通して学んだことですが、このステップに特に力を入れましょう。課外活動をおこなっている人はそこら中にいるので、差別化を図るためには実際に得たことを述べる必要があります。何かを学んではじめて課外活動はアピールする価値のあるものになるのです

学んだことを書く際には、「経緯」と「結果」を論理的に述べることを意識しましょう。

以下の2文を見比べてみてください。

「飲食店のアルバイトをしてコミュニケーション能力が身に付いた」

「私はもともと口下手でしたが居酒屋のアルバイトにおいて、顧客が話好きそうであれば会話をする機会を積極的に作っていった結果、1年後には年代問わず誰とでも話せるようになっていた」

おそらく経緯と結果を詳しく述べた後者の方がコミュニケーションという言葉を使っていないにも関わらず、コミュニケーション能力が身に付いたことが伝わると思います。

ステップ4:仕事へどう活かすかを記載する

課外活動のアピールで抜けがちなのが仕事への活かし方です。文章の最後には課外活動で得た経験や能力・スキルを企業の仕事にどうやって活かせるのかを必ず盛り込むようにしましょう。

企業はより自社に貢献してくれる人材を求めています。課外活動で学んだことに加え、仕事にどう活かすのかまで言及することができれば、入社後活躍している姿を想像させやすくなり、他の学生より自分に興味を持ってくれる可能性は高くなるでしょう

語学力のようなスキルは実際に使えるイメージを持たせやすいですが、柔軟性や行動力といった能力は抽象的で信憑性に欠けるので、必ずエピソードなどをはさんで説得力のある補足の説明を入れると効果的です。

なぜ熱中できたのかまで考えておくと良い

採用担当者は毎年ESや面接において膨大な数の課外活動に目を通しているので、いろいろなテーマに触れてきた採用担当者を真新しさでうならせるのは至難の業です。

しかし企業は真新しさよりも「なぜ熱中できたのか」「どうして長く続けられたのか」といったところに興味を持ちます。なぜなら何かに熱中できる、継続できるという能力はどんな仕事をしていくにも必要な能力だからです。

熱中するに至った経緯について考えておくと採用担当者に興味を持たせることができます。課外活動においてインパクトはあまり求められていないので、アピールの方向性を間違わないようにしましょう。

ESや履歴書で課外活動をアピールするコツ

ESや履歴書で課外活動をアピールする際に企業が聞きたいポイントから少しズレたところをアピールしてしまうことがあります。企業の知りたいことでなければ、せっかく熱を入れて語っても大したアピールにはならないので注意が必要です。

課外活動をアピールする際は、ここから解説する3つのコツを押さえたうえで書くようにしましょう。

突出した経験でなくても良い

課外活動に関して悩んでいる人の中で「他の人のように立派な活動をしていない」といった理由で悩むこともあると思います。しかし課外活動で評価されるのは課外活動の優劣ではありません。「ボランティアをしている方が社会貢献しているから有利」といったことはないのです。

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キャリアアドバイザー

他の学生よりも立派で突出した経験を書く必要はないので、学生時代に自分が一生懸命に取り組んだ活動について書くようにしましょう。

経験をどう活かすかをアピールする

課外活動のアピールで重要なのは経験したという事実ではなく、経験を今後どう活かすかです。課外活動から学ぶことは人により違い、志望先も人それぞれですので、企業研究をすることで実際に合った経験から志望先の業務にどう活かせるのか調べておきましょう。

たとえば留学をした学生は、「誰も経験してない留学したことがアピールになる」と考えがちですが、課外活動で評価されるのは「留学から何を学んだのか」「学びをどう役立てるのか」です。

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キャリアアドバイザー

人事が見ているポイントは経験の活かし方なので、志望先の業務にどう活かすのかを必ずアピールするようにしましょう。

考え方と行動力を伝える

課外活動を書く際のコツ3つ目は、考え方や行動力を重点的にアピールすることです。

企業は課外活動を通して志望者が何を思い、どう行動したのかを見ることで自社で活躍できる能力を有しているのかを確認しています。ですのでアピールのメインは活動内容ではなく自分の考え方や行動力であることを意識しましょう。

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キャリアアドバイザー

エピソードにおいて自分が感じたことや迷ったことを具体的に述べることで自分の考え方を示し、それを解決するためにおこなったことを行動力として述べると効果的に両者をアピールできます。

キャリアアドバイザーコメント

吉川 智也

吉川 智也プロフィール

結果や成果ではなく取り組んだプロセスを重視して書こう

「突出した経験でなくても良い」と説明したものの、実績や優れた結果がなく悩んでいる人がいるかもしれません。ですが採用担当者は、みなさんが思っているほど結果や成果を重視していないです。

どんなに素晴らしい成果があったとしても、入社した後に同じ成果を挙げられるとは限りませんよね。物事に取り組む姿勢は課外活動だけでなく仕事でも活かせるため、入社後に活躍できるか判断しやすいのです。そのため企業が重視しているのは、成果ではなく「どのように取り組んだか」になりますよ。

プロセスをアピールするためには、先ほど説明した価値観を盛り込むことに加えて、具体的に何に取り組んだかを書くことが重要です。たとえば数字を使って「テニスサークルで新入学生の勧誘のために、2ヶ月間平日毎日5時間ビラ配りと声かけをおこなった」と書くと、具体的に何に取り組んだか伝わりますよね。さらに2ヶ月毎日取り組んだという経験を通じて、継続力がある学生と感じてもらうこともできます。

成果や結果にとらわれてしまいがちですが、入社後の活躍を想像してもらうためにはプロセスに着目してエントリーシートと履歴書を作成しましょう。

ESや履歴書で課外活動をアピールするときの注意点

課外活動をアピールするときの注意点

課外活動をアピールする際には注意点もあります。

注意点を理解していないとアピールが台無しになったり、マイナス評価を受けたりすることもあるので、ここから説明するポイントは必ず守るようにしましょう。

その活動特有の言葉を使わない

活動に本格的に取り組んでいることを表現したいばっかりに、その活動特有の専門用語を多用する学生は少なくありません。しかし、それはあまりおすすめできません。というのも、ESや履歴書を見る採用担当者がその活動に関して詳しいとは限らず、最悪の場合、理解できない文章としてスルーされてしまう可能性もあるからです

アピールしたつもりが、読みやすい文章を書けない学生というマイナスイメージがついてしまいかねないので、できるだけ誰にでもわかるような言葉に置き換えて説明するよう心がけると良いでしょう。

専門用語を使わないと内容が伝わらないといった場合は補足説明を付けたうえで使用するようにしましょう。

「体験談」や「恋愛」「就活」の話題は避ける

課外活動のテーマは多岐にわたり、どのテーマを扱っても問題ありませんが、「体験談」や「恋愛」「就活」の話題と関連させるのは控えるべきです。なぜならこれらのテーマはアピールを台無しにしてしまう要因となるからです。

ここで言う「体験談」とは、課外活動を体験した中の「ここがすごかった」「魅力的だった」というように活動内容をひたすら話す行為のことを言います。前述の通り採用担当者が聞きたいのは活動内容そのものではなく、その経験から得たことです

NGアピール文とその理由

「留学で経験した〇〇がすごかった」→活動内容の説明になっている
「部活動をやりながら恋愛にも力を入れた」→課外活動がついでだと思われる
「就活を機にいろいろな活動に取り組み始めた」→就活に向けたエピソードづくりのためと思われる

このように誤った認識でアピールしていると採用担当者からはマイナスイメージがついてしまうので注意するようにしましょう。

「特になし」と記入しない

課外活動欄に「特になし」と記載する、あるいは空欄にするのは避けましょう。

課外活動とは学業以外に取り組んだ内容のことなので、それを述べるというのは特段難しいことではありません。それだけに無回答というのは「手を抜いている」「めんどくさがっている」など、志望度が低いと受け取られてしまいます

人に自信を持って言えないまでも、これまでの人生で何かに取り組んだことは必ずあるはず。充実していたことや楽しかったことでも伝え方によっては十分にアピールになるので、過去の記憶を辿ることで自分の経験を洗い出してみましょう。

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キャリアアドバイザー

「大それたことは何もやっていないから」と謙遜したくなる気持ちは理解できますが、マイナス評価になってしまうのは非常にもったいないことですよ。

ESや履歴書の課外活動欄の例文9選

課外活動を書くポイントや注意点を理解していても、いざESや履歴書に書くとなると、手が止まってしまうことはよくあると思います。書きたくてもなんとなくどういった文章にすればいいのかイメージがなければ書き出すのは難しいでしょう。

ここからはESや履歴書の課外活動欄の例文をテーマ別に9つ紹介します。

例文を見れば文章のイメージがつきやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。

①サークル

サークルは課外活動として頻繁に選ばれるテーマなので、周囲の学生と内容がかぶらないよう注意する必要があります。

差別化を図るためには、サークルで学んだことの中でも企業に貢献できる能力・スキルについて具体的に述べましょう。たとえば自分でサークルを立ち上げたといった経験は行動力や計画性など仕事に通じる能力をアピールしやすくなります。

なんとなく趣味でサークル活動をおこなっていた場合でも、日頃の活動を例に挙げながらメンバーとの協調性や社交性をアピールすると良いでしょう。

例文

例文

私は外国語サークルに所属していました。外国語サークルでは留学生と触れ合うことを目的にパーティーを催したり、食事会を開いたりして交流を深めています。外国語サークルに入った理由は、語学力を身につけて外国からきた留学生と知り合ってみたいと考えたからです。

はじめは正しい外国語が話せないことで口に出して話すことに抵抗を感じ、なかなか留学生と会話ができませんでした。しかし、私に話しかけてきた留学生のつたない日本語を理解できたとき、大切なのは積極性なのだと気づきました。その後、下手な外国語でも勇気を出して留学生とコミュニケーションを取るようになった結果、友人が増えただけでなく、他のことにも自信を持って積極的に取り組むことができるようになりました。

今ではサークルで馴染みづらそうにしている留学生に自分から話しかけることで手助けまでできるようになりました。私はこの活動を通して積極性や協調性を身につけることができたと考えております。

貴社では個人プレーよりもチームで協力して物事に取り組む働き方なので、サークルで身につけた協調性が役に立つと考えております。周囲と連携を取りながら、どんな仕事にも積極的に取り組んでいく所存です。

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キャリアアドバイザー

サークルで得た協調性を企業の勤務スタイルと結び付けてアピールすることができています。留学生に積極的に話しかけることで周囲に対する気遣いもできることがわかるので、社内の雰囲気作りにも一役買ってくれるイメージを与えることができるでしょう。

②委員会

大学での委員会活動は「〇〇委員会で活動していました」と聞いてもどんな活動をしているのかイメージがつきにくいことがあります。採用担当者が活動内容を知っている前提で話を進めると内容がわかりづらくなってしまうので、委員会の活動がわかりづらい場合は特に丁寧な説明を心がけましょう

委員会では担当した役割があると思うので、担当した業務への取り組みやそこから学んだことに力を入れて言及することができれば、採用担当者の目を引くESにすることができます。

例文

例文

私は学祭委員会の広報係に所属していました。広報係を選んだ理由は、自分の力で人を集めることで学園祭をより盛り上げたいと考えたからです。

私が広報係を担当するまでは学内に掲示するポスターや学区内に配布するチラシによる集客が主な方法でした。私は学園祭を盛り上げるためにはより多くの客を集める必要があると考え、新しい集客方法としてネットの活用を提案しました。

具体的には、学園祭の魅力を載せたサイトを設計作成し、SNSで拡散することによって紙媒体よりも広範囲の集客を図りました。

その結果前年度よりも〇%多くの人を集客することに成功しました。広報活動を通して私は発想力や企画力、計画性を身につけることができました。

入社後も委員会活動で培った発想力で新しいアイデアを生み出し、企画によって企業に利益となる提案をしていきたいと考えております。

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新たな集客方法を提案しており、それによって結果が出ていることが明確に記載されているので、学んだ能力にも信憑性が感じられます。数字を使用して結果を具体的に明示できているのも良い点です。

③部活動

部活動は熱中していることをアピールしやすい課外活動です。部長など何か役職を担っているのであれば、取り組んだ内容や学んだことも書きやすくなるでしょう。

役職を担っていない部員でも、諦めないことの大切さや協力することの重要性、工夫して取り組むことで得た臨機応変な対応力などをアピールすることも可能です

部活経験をアピールするコツはこちらを参考にしてみてください。

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自己PRで部活経験を魅力的にアピールするコツ|例文あり

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私は大学時代バレーボール部に所属していました。バレーボールはしたことがありませんでしたが、新しいスポーツに挑戦したいと考え入部しました。

私が未経験であるのに対し、他の部員は高校でバレーボール部に所属していた経験者ばかりだったので、練習についていくことも非常に大変でした。そこで私は他のメンバーの実力に少しでも追いつけるよう、基礎固めを徹底するとともに質の高い練習を意識しました。

具体的には、経験者だからこそ知っているつまずいた点や効率的な練習方法を教えてもらい、先輩のアドバイスを日々の練習に反映させることで、密度の高い練習を実現することができました。

そして入部してから2年後には、試合のメンバーとして初出場し活躍することができました。私はこの経験から自分を成長させるには人の意見を素直に取り入れる柔軟性を持つことが大切だということを学びました。

社会に出てからも、バレーボール部に飛び込んだチャレンジ精神と練習で培った柔軟性で、積極的かつ効率的に業務を遂行していきます。

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未経験ながら新しいことに挑戦することでチャレンジ精神が感じられます。未経験ならではの視点を書くことで、工夫した練習をおこなえる柔軟性にうまく結び付けています。

④留学

留学は他の課外活動よりも貴重ですが、だからといって活動内容の話に終始しないよう注意が必要です。留学にいった目的や学んだことの記載がないとアピールの効果が半減してしまいます。

留学を効果的にアピールするには、現地で苦労したエピソードを入れると良いでしょう。苦労した経験を解決した話ができれば、そこから能力・スキルを学べたという話に説得力が加わります。

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私は大学2年次から3年次にかけてアメリカに1年間の留学をしました。

留学をした理由はビジネスでも通用する英語を獲得したかったからです。国内でオンライン講座等を利用してレベルアップを図ることもできましたが、ビジネスで確実に通用するハイレベルな英語を習得するためには英語に囲まれた環境でネイティブと実戦経験を積む必要があると考え、現地に留学することを決意しました。

私は留学当初、片言しか話せない自分に絶望したり諦めそうになったりすることは何度もありましたが、私はめげずにルームメイトやクラスメイトとの会話を試みることで英語スキルの向上に努めました。そして数カ月後には日常会話が可能になり、さらに現地の学生用の授業に出たり、アルバイトを経験したりすることによって、社会でも通用する英語を習得することができました。

英語を習得する過程では多くのネイティブと接したことからコミュニケーション能力も向上できました。貴社では外国人と接する機会が多いので、留学で得た語学力とコミュニケーション能力を駆使して貴社に貢献していく所存です。

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留学目的が明確になっており、主体性と積極性が見てとれます。英語とコミュニケーション能力の他、環境への適応性などについても言及するとさらにアピールの幅が広がるでしょう。

⑤アルバイト

アルバイトは得られる経験や能力・スキルが非常に多いのでアピール文を非常に作りやすいですが、その分内容が周囲の学生と重複しやすくなります。

しかし、得られる能力は同じであったとしても、得るに至った経緯は人によって異なるはず。自分がアルバイトをしていて特に頑張ったことや工夫したこと、結果が伴ったことなどをエピソードで伝えることで、ありきたりな文章にならないよう注意しましょう

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私は大学1年生から居酒屋のスタッフとしてアルバイトを始め、現在も続けています。

私はもともと口下手で人とコミュニケーションを取るのが苦手だったので、アルバイトを機に自分の苦手を克服したいと考え、顧客と多く関わる居酒屋のアルバイトを選びました。

勤務当初は席への誘導や注文のオーダー、会計などで手一杯で、内気な性格もあってなかなかコミュニケーションを取ることができませんでした。しかし私は自分を変えるために、話しかけてくる顧客に対して積極的に会話を試みたり、顧客に合わせた接客を心がけたりするよう少しずつ努力を重ねました。その結果現在ではどんな年代の顧客相手にも満足いただけるような対応が可能になり、会話を通して席を盛り上げることすらできるようになりました。

顧客に寄り添った接客を意識した日々の小さな努力は、コミュニケーション能力だけでなく、状況により臨機応変に対応できる柔軟性も与えてくれました。

貴社は取引の数のみを追い求めることなく一人一人の顧客と真摯に向き合うことで信頼関係を構築しております。そしてそれを可能にするにはマニュアル通りの型にはまった対応ではおぼつかないと考えております。アルバイトで得た柔軟なコミュニケーション能力を活かすことで貴社の顧客とのかかわりに貢献したいと考えております。

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アルバイト活動の源が自分の変革というポジティブなものですので、能力だけでなく自分から積極的に行動できる人材であることをアピールできています。

業務で活かしたい点にもしっかり言及できているので、企業で役に立つ人材であるという好印象を持ってもらえるでしょう。アルバイトで達成した事柄などを数値などを用いて表わせればよりインパクトがあるでしょう。

⑥ボランティア

ボランティアは行動自体が社会貢献になるので、ボランティアに参加している事実だけで満足してしまいがちですが、選考においてはそこはあまり重要ではありません。ボランティアに取り組んだきっかけや活動から学んだこと、今後に活かせることについてが評価の対象であることを意識するのが大切です

目立たなくとも人を裏から支えるボランティア活動は企業での活動と通ずるところがあるので、関連付けてアピールしてみるのも良いでしょう。

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私は大学3年次にボランティアとして留学生のチューター業務をおこないました。

自分が留学をした際、留学先の学生から学業や生活面でたくさんの手助けをしてもらったことから、私も同様に留学生を助けたいと考えボランティアに応募しました。

チューターの具体的な活動としては受講科目の選定や、日本語能力向上のための指導など学業に関する補助の他、外国人コミュニティやアルバイト探しなど留学生の学外活動の手助けもおこないました。このチューター業務を通して私は人助けのやりがいや素晴らしさを感じることができました。

企業での活動は表立って評価されるものばかりではなく、裏から人知れずに支えるボランティアの精神と同じような業務もあるので、ボランティアで培った人の役に立ちたいという思いは社会に出ても必ず役に立つと考えております。

貴社は介護業界にも進出していて、介護施設の運営や介護用品の販売にも力を入れております。私はボランティアで得た経験を活かし、介護など直接的に人を助けられる職種に取り組んでいきたいと考えております。

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ボランティアと企業の仕事を結び付けて述べているのが良い点です。介護など献身的な精神が必要な業界を志望している場合はボランティアの活動経験は非常にアピールしやすいでしょう。エピソードや学んだことをより詳しくするとより良いESになります。

⑦インターン

インターンに参加すると企業で働くことを実感でき、働くうえで必要な社会人スキルを早い段階から獲得することが可能です。インターン先での取り組み結果と得たスキルを関連付けながらアピールするとわかりやすい文になります

ただし他の課外活動同様、インターンに参加していること自体は評価対象ではありません。インターンに参加した目的が「周囲が参加しているから」「なんとなく」といったものでは印象が悪くなるので注意が必要です。

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私は〇〇会社のインターンに参加しました。私は〇〇の仕事に興味があり、志望するうえで業務内容の把握は必要不可欠であると考え、〇〇インターンに参加することにしました。

インターンでは模擬演習で営業職の業務を実際に体験しました。顧客にアポを取ったり売り込みをかけたりしましたが、私は緊張してしまい、全くうまく話せずに終わってしまいました。しかし社員さんは私の話し方の改善点を丁寧に指摘し、「次に活かせば問題ない」と勇気づけてくれました。そして社員さんの指摘を参考に自分でも悪かった点を見直して再度臨んだところ、前回よりもうまく話すことができました。

私はインターンの体験から、働くうえでは失敗を糧にすることが大切であることを学びました。他にも模擬演習からはチームでの協調性も身につけることができました。

入社後はインターンでの経験を活かし、どんな仕事に対しても準備を念入りにおこなったうえで、失敗を恐れず積極的に取り組んでいく所存です。

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インターンに参加した理由が自分発信のポジティブなものなので目的意識を持ってインターンに臨んでいることがわかります。活動内容と学んだことがわかりやすく述べられているので内容が入ってきやすいでしょう。

⑧習い事

課外活動として習い事を取り上げる場合は、継続している理由が消極的にならないように注意が必要です。

継続性が評価できるのは自分の意志で積極的に取り組んでいる場合に限ります。「なんとなく止めるのがもったいないから」「親に言われているから」といった理由では積極性も継続性もアピールできないことを頭に入れておく必要があるでしょう。

始めるきっかけは好奇心といった抽象的なものでも問題ありませんが、現時点で継続しているのは自分の意志ということを明確に伝えるようにしましょう

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私は中学生から現在まで10年間剣道の道場に通っています。剣道を始めたのはなんとなくでしたが、剣道からは得るものが非常に多く、日々新しい発見もあることから今では自分の意思で継続しています。

道場には週に1回ほど通っており、子どもたちへの指導もおこなっています。道場のメンバーとして試合に出ることもあるため、日々熱心に練習に取り組んでいます。

剣道を続けることで私は剣道の実力だけでなく社会人として働くうえで必要になる集中力や判断力、協調性などを養ってきました。また10年間1つのことを継続しておこなえたことで、つらいことがあってもそれを乗り越える強い意思を培ってきたので、業務において何か支障があっても諦めることはありません。

貴社では若手の企画であっても良ければ評価され、ダメだったとしても何度でも挑戦できる雰囲気づくりをしております。入社後は剣道で培った継続力と粘り強さを活かしてチャレンジを繰り返し、良い企画を生み出すことで貴社に貢献したいと考えております。

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習い事を続ける理由がポジティブなものであることから主体的に取り組んでいる姿勢が評価されやすくなります。剣道で培ってきた能力・スキルについても詳しく書いてあり、仕事を諦めずに取り組むことができることが伝わります。

⑨資格の勉強

資格の勉強をアピールする際は勉強で工夫したことに触れると良いでしょう。自ら勉強に取り組んでいることから主体性や行動力が見て取れますが、自分なりの勉強法などにも言及すれば、柔軟性もさらにアピールできます。

志望先の仕事に活かすための資格を取得しているのであれば志望度の高さが伝わるので、必ずアピールするようにしましょう

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私は大学時代、IT関連の資格の勉強に力を入れました。

文系出身の私がITの資格を勉強し始めた理由は、ITが普及している現代においてITスキルは生き方の選択肢を増やしてくれると考えたからです。

私はもともとITの知識が全くなく、苦手意識すら覚えていたので基礎知識を覚えることにも苦労しました。しかし、私は毎日決まった時間に勉強する習慣をつけ、わからなくても勉強を諦めないことを目標として取り組みました。また、友人に疑問点を聞いてみたり、IT分野の教授に直接指導を仰いだりと工夫をすることによって徐々にですがITの見識を深めていくことができました。

このように勉強を進めた結果、勉強をはじめて半年ほどでITパスポート、さらに1年後には基本情報技術者試験の資格を取得することができました。資格を取得することでITの知識・スキルのみならず、工夫して取り組んだことで柔軟性、諦めずに取り組んだことで継続性、習慣付けたことで自己管理能力を得ることができたと考えております。

貴社は研修後に在宅勤務のスタイルをとっており、監視のない環境で仕事をするには継続力や自己管理能力が必須であると考えております。仕事を工夫しておこなっていくことで作業を効率化させ、貴社に貢献していく所存です。

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予備知識のないIT分野の資格取得に取り組み結果を出せていることで、努力ができる人材であることをアピールできています。継続性だけでなく柔軟性と自己管理能力を同時にアピールできていることも良いポイントです。

面接での課外活動の質問例

面接での課外活動の質問例

課外活動はESや履歴書で書いて終わりではなく、書いた内容に沿って面接で深掘りされることもあります。

面接での課外活動のアピールは非常に重要です。なぜなら活動内容や学んだことを深掘りすることで、さらに自分を売り込むことが可能だからです。逆にうまく受け答えできなければ、ESや履歴書に書いてある内容を疑われてしまったり、説得力がなくなってしまったりもします。

あらかじめ質問内容を想定することで、効果的なアピールができるよう準備しておきましょう。

課外活動ではどんな活動をしていましたか?

課外活動の概要に関しての質問は改めてされる可能性が高いので、確実に言えるようにしておきましょう。意識する点は、要点をできるだけわかりやすく述べることです。

活動内容の説明は、課外活動に熱中しているほど、自分のこだわりや好みの部分まで言及してしまい、全体的に冗長的でわかりづらいものになってしまいがちです。関係がある内容でも説明が長すぎると「要点を絞って話す能力がない」と思われ印象が良くありません

面接での発言には論理的思考力も問われているので面接官にわかりやすい説明を心がけましょう。

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私は登山部に所属しておりました。登山部の活動内容は週1回のミーティングと週4回のトレーニング、月に1回のペースでの登山です。ミーティングでは登山に関する勉強会、トレーニングでは主に体力作りとしてランニングをおこないました。

また、登山は山中で一泊をすることもあったので、キャンプに必要なテント張りや自炊の仕方、ラジオから天気図を作成する方法など、山中でも使える技術も学びました。

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大まかな活動内容を聞かれているので、体験談などは控え、要点だけをわかりやすく述べられています。活動内容の中にわかりづらい単語や専門用語を使用しないのもポイントです。

課外活動の中での役割を教えてください

周囲と協力しておこなう課外活動では役割が付されていることも多くあります。たとえば、部活動の部長、委員会の広報係などを指します。

課外活動における自分の役割を聞かれたときは、概要ではなく自分が取り組んだ具体的な活動内容に関して述べましょう

自分がどんな経緯で役割を担うことになり、その役割をどのように遂行し、役割を果たした結果どんな影響を与えたのかを明確にするよう意識するのが大切です。

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私はサッカー部において部長を務めました。次期部長の決定は立候補制で、大会で良い成績を残すために部を導いていきたいと考え立候補しました。

部長としては、部全体を統括するだけでなく、部員一人一人の心身のコンディション管理も意識的におこないました。部内の問題として特に目立ったのは部員同士の戦術の食い違いによる口論です。それを仲介するのは非常に苦労しましたが、それぞれの部員に意見を促し、折衷案を提示することでうまくまとめることができました。

統率力を発揮できたことで、部内の雰囲気を悪くすることなく、部員の大会へのモチベーションを保ち、部を大会入賞に導くことができました。

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部長として努めた内容を具体的に述べています。役割を述べるときはその役割の一般的な仕事内容ではなく、あくまでも自分が取り組んだ活動内容について述べるようにしましょう。

課外活動で学んだことは何ですか?

課外活動で学んだことは課外活動のアピールの中で最重要とも言える質問です。

この質問に答えるうえで勘違いしてはいけないのは、面接官が単に興味本位で課外活動で学んだことを知りたいわけではないということ。

面接官が意図しているのは、志望者が課外活動で得た経験やスキルが企業に役に立つのかどうかです。実際に学んだことでも、それが企業にとってメリットとならなければアピールとしては弱くなってしまいます。

学んだことに関する質問は「学んだことを企業のどこに活かせるのか」を想定して答えるようにしましょう。

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私は介護ボランティアを通して相手の立場に立つことの大切さを学びました。私は介護ボランティアで、要介護者の話し相手として高齢者の皆さんとたくさんの会話をしましたが、高齢者の方々が不安そうにしていることに気づきました。

高齢者の方々とはあまり話が弾みませんでしたが、それは私が真剣に聞くあまり顔が強張っているせいで、高齢者の方々が心を許していないからではないかと考えました。

そこで私は別日のボランティアでは表情を意識して笑顔で接したり、お話に対してのリアクションを大きく取るよう意識してみました。すると高齢者の方々が活き活きと話してくれるようになりました。そのとき私は、人が話をする際には聞き手の対応次第で相手の不安を取り除くことができ、よりコミュニケーションが円滑になることを学びました。

どんな仕事をするにも人と関わっていく以上、相手側の視点に立つことは非常に重要なことだと考えております。

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介護ボランティアの体験における自分の考えや行動をわかりやすく明示しています。相手の視点に立つことは相手がいる仕事であれば必要不可欠な能力なので、仕事に活かせることも考慮したうえで学んだことを提示できています。

なぜその課外活動に熱中したのですか?

課外活動に熱中した理由が質問されるのは志望者の志向や考え方を見極めるためです。

志望者の価値観は自社にマッチするかどうかを見極めるうえで非常に重要な要素ですので、企業としては聞いておきたい質問となります。

この質問に対しては熱中するに至った契機について具体的に述べましょう。課外活動に踏み込んだきっかけや自分を惹き付けたものについてエピソードを交えて述べることで、より自分の価値観を面接官に伝えることができます

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私が塾講師のアルバイトに熱中した理由は、成績を上げたり受験を成功させたりすることで生徒の人生に貢献できていることを実感できたからです。

私は塾講師をしているときに、成績が低く、志望校への合格が危ぶまれる生徒を担当しました。受験までは3ヶ月しかなく、できることは非常に限られていましたが、私はまず生徒と話し合いながら弱点を分析し、優先順位を決めることで勉強の効率化を図りました。そして授業以外にも補講を組むことで勉強量を確保し、生徒からの疑問点にも答えていき、万全の状態で受験に送り出すことができました。

生徒が志望校に合格したときには何にも変え難い充実感や達成感、やりがいを得ることができました。こういった理由で生徒の人生にも貢献でき自分も成長させてくれる塾講師のアルバイトに熱中できました。

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結論を先出ししてエピソードを述べることで内容が入ってきやすくなっています。塾講師に熱中したきっかけや惹きつけられた理由も明確になっているので、アルバイトに熱意を持って取り組んでいたことが伝わってきます。

課外活動を上手くアピールしてライバルに差をつけよう!

課外活動は何気ない質問に見えますが、選考において差がつくところです。志望者の価値観を測る重要なポイントですので、手を抜いたり注意点を無視したりして書いてしまうとマイナス評価を受けるきっかけになってしまいます。

当記事で紹介した書き方のコツや注意点を意識することによって課外活動を上手くアピールし、周囲との差別化を図れるようにしましょう。

記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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